三原色@北池袋 ~ 塩そば
池袋の北、首都高の高架をくぐってさらに先の住宅地の中に商店が点在するようなエリアに立地。先客、後客ともゼロ。
店内の券売機ボタンを見て基本と思しき「塩そば(880円)」を注文。ランチサービスなし。「塩そば」は、麺を低加水ストレート麺と中細平打ち麺から選択できるので前者を選択。
メニューは他に豚そば、まぜそば、赤まぜそばなど。また往訪時には夏季限定商品として「青唐辛子と花山椒の冷し白湯ラーメン」を売り出していましたが、逆に「豚そば」は販売停止になっていました。
店内はL字型カウンター5席のみ。卓上にはブラックペッパーとかえし(?)。小さい店なので店主一人で切り盛り。
店の案内によるとスープは「根昆布と徳島産地鶏『神山鶏』の出汁に宗太鰹・鯖・帆立・烏賊を加えた塩だれを合わせました」とのこと。塩だれがいたずらに出しゃばらないどころか、出汁の旨味を巧みに引き出していてぐいぐいと惹き込まれます。
麺は中細ストレートタイプ。口当たりは柔らかいものの、コシはしっかり保たれていて、スープとの相性&絡み具合は悪くありません。ただ丼が急激に窄まった円錐状な上にスープがやや少ないせいか、麺があまり泳がず少々食べにくい嫌いも。
2枚のチャーシューはそれぞれ厚みと調理法が異なるものの、共に淡白な味わい。他に刻みネギ、味玉半個。
およそ近所の方しか来そうにない立地ですが、面白い一杯でした。
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