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2022.07.08

宮崎冷汁ととり南蛮の定食@やよい軒

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 「やよい軒」が2022年7月5日から期間限定発売中の「宮崎冷汁ととり南蛮の定食(920円)」を試食。

 やよい軒の「冷汁」は日本各地の郷土料理を定食に仕立てたシリーズの一つで、2009年の発売以来今年で14年目の夏の人気商品だそうですが、昨年は「冷汁ととり天の定食(890円)」という形で発売されており、毎年同じものを出している訳ではなさそう。
  
 「冷汁は、豆腐ときゅうり、氷の入った冷たい味噌仕立ての汁ものです。ごはんを入れたり、脂がのった焼きサバをほぐして入れたりすると、夏の食欲がない時でも冷たくさっぱりと食べられる、南国宮崎の知恵がつまった郷土料理です。味噌は、熟成期間の異なる2種をブレンドし、風味豊かで旨味の強い味わいに仕立てました。ふわりと香るごまの香りが、どこか懐かしさを感じさせる一品です。」「宮崎県を色濃く感じさせるのが“とり南蛮”です。鶏もも肉をサクッと揚げて甘酢とタルタルソースをかけた、ボリューム感がありつつさっぱりとした宮崎名物をお楽しみください」というのがやよい軒のウリ文句。昨年より宮崎色を強く打ち出しています。

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 まずは「とり南蛮」でご飯を一杯&おかわりをちょっとだけ片付け。「とり南蛮」はやよい軒のレギュラーメニューの「チキン南蛮」とはどうも違うみたいで、鶏もも肉の唐揚げに甘酸交じりのタルタルソースをかけだだけのようで、鶏肉にしっとり感がなく軽い味わいに仕上がっています。個人的にはフツーの「チキン南蛮」ってちょっと胃に重くて、冬ならともかく夏にはあまり食べる気が起らないのですが、この出来なら何の問題もありません。でもどちらかといえば「とり天」のほうが一段と好み。
 
 またこの定食がユニークなのは「冷汁の作り方」が付いてくること。まずは一緒に付いてくる焼き鯖をほぐし、そのサバとご飯を味噌汁にぶちこんで食べる。すなわち冷汁は単なる味噌汁代わりではなく、ご飯を入れてねこまんまにするのが前提みたい。確かにこの説明書がなかったら、焼き鯖もご飯のおかずの一つとしてそのまま醤油でもかけて食べてしまうでしょうなぁ。サバに添えられた白ごまと小口ネギを不審に思いながら(苦笑)。

 キュウリは青臭くて個人的には味噌汁にもご飯にも合わないと思うのですが、不満はそれくらい。九州らしい甘目の味噌味をじっくりと堪能しながらフィニッシュ。

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