湧@蕨 ~ 家系ブラック
国道17号線沿い。旧中仙道と交わる錦町3丁目交差点の北。蕨駅と北戸田駅のほぼ中間にあり、いずれの駅からもかなり距離があります。11時半の開店5分前に到着したところ先客2、開店までに後客1。開店してほどなく満席になり、退店時には外待ち6と相変わらずの人気。このエリアは長らくこれといったラーメン屋がなかったのでこの店の一人勝ちでしたが、近所に「魁力屋」が出来ても何の影響もなく早い時間帯から賑わっていました。
この店は木曜日限定で「家系ブラック(800円)」を出していることに気づいてほぼ2年半ぶりの再訪。早い時間帯から来ている客は全員それ狙い。また常連客だらけのようで悉くスタンプカードやTwitterフォロワー限定のサービスを受けたりしていました。麺硬めとか味濃いめとか家系にありがちなオプションは特に聞かれず。
もともとは屋号に冠せられた「佐野ラーメン」がウリの店でしたが、今ややたらメニューは増えて「中華そば」「味噌ラーメン」「濃厚つけ麺」「まぜそば」「味噌麻辣麺」等。毎月26日は二郎系のラーメンを出している他、各種限定メニューも頻繁に出していて、その内容について積極的にTwitterで発信しています。さらにご飯ものにも力を入れているだけでなく、どういうわけか「唐揚げ弁当」も作っています。
店内は厨房に向かって横長カウンター4席、右奥に4人卓×1、2人卓×1。卓上にはビネガー、胡椒、醤油、チリオイル、ゆかり。前回往訪時は店店主一人で切り盛りしていて大変そうでしたが、いつの間にか若い女性アシスタントが付いてかなり楽チンに。
とろみ強めのスープはわざわざ「ブラック」を付けるだけのことはあってかなりしょっぱめ。しかし、そのしょっぱさを押してスープを飲み進みたくなるくらい豚骨の旨味が目一杯スープに詰まっています。さすがに身体に悪そうなので途中で止めましたが(苦笑)。
麺は平たい感じの並太ごく緩い縮れ入りで、一般的な家系の麺とはまるで違いますが、やや硬めの仕上がりでスープには全く負けていません。
チャーシューはこれまた家系らしくないしっとり柔らか仕上げ。他に海苔、ほうれん草、刻み青ネギ。
もともと「佐野ラーメン」がウリだった店が出しているとは信じがたい完成度の高さ。これは常連さんが皆注文しているのも納得。また他のメニューを試してみます。
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