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2022.08.11

【観戦記】22年ル杯準々決勝第2戦:浦和 3-0(計4-1) 名古屋 ~ とにかく汚い相手をホームで完膚なきまでに粉砕

 マテウスとラフプレーしか取り柄がなく、ロクにボールを前に進められないチームにホーム埼スタ(しかも声援付き)で負ける訳がなかろう!!

《スタメン》

・浦和はリーグ戦から岩波以外のスタメン全員を入れ替え。

・名古屋との3連戦は明らかにルヴァン杯重視のローテーションで、この試合は第1戦のメンバーが主体となることは予想できましたし、川崎戦で小破した酒井が3連戦で最重要のこの試合に合わせて戻ってくるのも予想できました。しかし、第1戦で稲垣のラフプレーで故障し、「下手すると重傷かも?」と案じられたショルツがこんなに早く復帰してくるとはビッグサプライズでした。

・柴戸&平野の故障に伴い安居がベンチ入り。

・名古屋はリーグ戦から丸山→河面、森下→宮原、稲垣→永木とスタメン3人入れ替え。こちらはリーグ戦でしっかり勝ち点3を確保した上で、あわよくばルヴァン杯も獲りに行くというスタンス。

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《試合展開》

・第1戦のアウェーゲームをを1-1で終えた浦和は、第2戦で勝てばもちろん、0-0の引き分けでもアウェーゴール差で準決勝に進出できるという若干有利な状況。

・名古屋はとにかく1点を取らないという立場のためか、リトリート主体で臨んだリーグ戦とは一転して強めに前からプレスをかけてきました。もっとも酷暑下の3連戦ということで体力的な問題もあってか、第1戦ほど遮二無二プレスをかけてくる訳ではなく、ある程度メリハリを付けてきたように見受けられました。

・これに対して浦和は第1戦よりはビルドアップに苦しんで序盤のチャンスらしいチャンスは4分大久保が小泉との壁パスでボックス内に突入した場面だけ。大久保はボックス内で転倒しましたがPKは取ってもらえず。

・リカは試合後序盤の苦戦について「理由の一つとしては、我々が狙っていた、フリーになるところの選手をうまく見つけることができなかったと思います。そこでフリーになっている場面もあったのですが、そこまでうまくたどり着けなかったのが一つです。前線に入ったときも収まらない場面があり、それが一つ理由としても挙げられると思います。」と解説していましたが、マンマーク気味の相手にビルドアップがスムーズにいった第1戦とこんなに様相が変わってしまうとは・・・

・また守っては浦和の前ハメが全然ハマらず、元来ビルドアップが上手くない名古屋の前進を許してしまう場面も。

・とはいえ、名古屋も名古屋でマテウス頼みの単調な攻撃を仕掛けるだけ。5分左サイドで酒井を振り切ってのシュートはサイドネット、13分ボックス手前右角辺りから意表を突いたミドルシュートは枠内を襲うものの彩艶がパンチングで逃れて大過なし。

・浦和にとって幸いだったのは西村主審が早い時間帯にきっちりファウルを取るスタンスを示したこと。明らかに間に合わないタイミングで突っ込んでくるどころか、ボールとは関係のないところでも平気で身体をぶつけてくる等、とにかく汚いプレーしか能がない永井がまともな主審の登場で早々に消えてくれたのは浦和にとって大助かりでした。しかもたまにボールに触れたと思ったら大抵オフサイド。お前は永ツァかよw

・この試合だけを取って見ればシュートを撃っている分名古屋が若干優勢なものの浦和守備陣を崩せている訳でもなく、点が入る感じもしない塩試合。2試合トータルで見ればスコアレスドローでも構わない浦和が有利というカップ戦らしい展開で給水タイム入り。

・そして先制したのはそこまでシュートゼロだった浦和。31分相手のクリアボールを高い位置で大畑が回収→左サイドに流れた松尾クロス→地面に叩きつけるような伊藤ヘッドは緩かったものの、ワンバウンドしたことでGKランゲラックはタイミングが合わなかったのかボールはネットの中へ。

・このゴールはもともとは岩尾の縦パスで松尾を名古屋最終ライン裏へ走らせようとしたところから始まっており、この辺はリカが試合後「相手が前掛かりに出てきている中、途中からより相手の背後を狙うところを出してから、流れは変わったと思います」と語った点なのかも。

・34分岩尾CK→岩波ヘッドは相手DFに当たってディフレクトして枠を襲ったものの、ここはランゲラックが好セーブ。しかし、41分岩尾CK→ファーのアーク付近でどフリーだった伊藤の左足ダイレクトボレーが炸裂して浦和が追加点。久しぶりに予め仕込んだくさいセットプレーが決まりました。6月の中断明けのリーグ戦・ホーム名古屋戦でも予め仕込んだくさいセットプレー炸裂でしたが、名古屋がセットプレーに弱いという噂は本当でした(苦笑)。

・名古屋は立て続けの失点で動揺したのか、もともと下手なビルドアップが早くも壊滅して、マテウスが下がってボールを受けに来ざるを得ない「最初から最後までマテウス」「後ろから前からマテウス」状態に。こうなると浦和はとにかくマテウスだけ潰しておけば良いので対応も楽チンに。

・驚いたことに長谷川監督は後半頭から河面→丸山、宮原→森下、重廣→仙頭、レオ シルバ→稲垣と一挙に4人も交代して面子は完全にリーグ戦仕様に。この交代について長谷川監督は試合後「延長戦がなくなったので、残り45分で持っている全てを出す、ということでした。1点取れば流れは変わりますので、そういう期待も込めて、4名同時に代えました」と説明。

・まぁそれはそれで間違ってはいませんが、マテウスとラフプレーを封じられている名古屋に攻め手がないのは相変わらず。右サイド深い位置でFKを取るのが精一杯。

・一方浦和はカウンター主体に反撃。60分左サイドでのスローインから大久保スルーパス→松尾がボックス内に突入してシュートを放つも角度が厳しくてGKセーブ。67分はカウンターで大久保が左サイドからカットイン→横パスを受けたモーベルグがアーク付近で得意の左足を振り抜くもわずかに枠外。

・リカは67分酒井→馬渡、モーベルグ→明本と交代。酒井は文字通り故障明けですし、モーベルグもあまりコンディションが良くないのか、トラップミスが相次いだり、シュートに力がない状態だったので、中2日で続くリーグ戦を考えて早めに代えたのでしょう。

・そして70分松尾浮き球の縦パスで明本が裏抜けに成功する決定機を作りましたが、明本のシュートはタイミング良く前に飛び出してきたランゲラックがバレーボールのように両手でブロック!!

・さらにリカは72分大久保→江坂(明本が左SH、江坂右SH)、伊藤→安居と交代。後者は伊藤が前半にイエロー(浦和CK後にカウンターを食らいそうになってやむなく)をもらったことへの対応と、平野&柴戸の故障を受けて安居に場数を踏ませる狙いを兼ねたものでしょう。

・そしてその直後に安居がタメを作り、後方から激走した馬渡に展開→馬渡クロス→江坂ヘッドがバーを直撃!!

・79分には馬渡のバックパスを彩艶がキャッチしてしまってボックス内で間接FKを取られる一幕がありましたが大過なし。彩艶は「馬渡に当たっただけでパスではない」と思ったのかな???

・リカは83分小泉→ユンカーと代え、松尾左SH、明本を左WBへ下げた守備時5-4-1へシフト。もっとも名古屋の攻撃がしょぼすぎて浦和が守っている時間帯がほとんどなく、明本がやたら高い位置にいるのであまり5-4-1には見えませんでしたが(苦笑)。

・そして86分ハーフライン付近でパスカットした明本がそのままユンカーとのパス交換でアーク付近まで乱入。その傍らでどフリーだった江坂が丸山&稲垣をぶち抜いて、泥臭い形ながらも試合を決定づける3点目を取ってそのまま試合終了。

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《総評》

・終わってみれば拍子抜けするくらい歯応えも何もなく、とにかくマテウス頼みでしかない名古屋相手を3-0と実力差そのまんまのスコアで完膚なきまでに粉砕しましたが、如何せん名古屋にアウェーゴールを与えてしまうと試合は一気にややこしくなるので、3点目が入るまでは気が抜けない試合でした。

・浦和が先制してもそれほど意味はなく、2点リードしても名古屋が1点返すとその後の試合運びが難しくなってしまう(=1点リードを守り切るか追加点を取りに行くのか迷いがち)。マテウスは何もないところから理不尽に点を取る選手ですし、浦和はアウェーゴール差でカップ戦を失った苦い経験がありまくりなので、最後の最後まで緊張の連続でした。

・まぁ名古屋の得点パターンは基本的に得点は相手のミスに乗じるか、マテウスの理不尽さしかないので、第1戦でアウェーゴールを許して「とにかく1点は取らないといけない」状態に追い込まれた時点で相当不利だったのかもしれません。でも、それも終わってみればの話。

・結果が全てのカップ戦ですが、この試合は序盤こそ苦しんだものの、先制後は全く危なげない試合内容で、ランゲラックの奮戦で3点しか入らなかったと言っても差し支えないくらい。

・また名古屋との3連戦で明らかにルヴァン杯重視のローテーションを組んだ結果、リーグ戦で久しぶりの敗戦を喫してACL圏入りは一段と難しい形に。さらにルヴァン杯まで取れないとなると9月以降の選手達のモチベーションはだだ下がりになりかねないと案じていましたが、これで少なくとも9月一杯はしっかり闘えます。

・準決勝の相手はC大阪。奇しくもC大阪とも「ほぼ3連戦」に。リーグ戦のアウェーゲームで負けているので是非ともリベンジを果たしたいものです。

・なおこの試合は浦和がホームゲームとして初めて迎える「声出し応援運営検証対象試合」。といっても、声出しが認められたのはゴール裏の7000人だけで、しかも座席の前後左右を一席ずつ空ける「市松模様」状態でしたが、赤者は北ゴール裏全席に赤いシートを被せて満席に見せる心憎い演出付き。

・久しぶりの声出し試合は思わぬ効果があったようで、試合後の長谷川監督の弁によると「なかなか声が通らない部分もあって、久々にそういう中でやった選手もいますので、その辺の難しさはあったのではないかと思います」とのこと。名古屋はこれまで声出し試合の経験が無かったのかな???

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《選手評等》

・ヒーローインタビューは2得点の敦樹。敦樹のパーマにツッコめるのって猛獣使いの朝井さんしかおらんかもw

・ゴール裏はキックオフ直前まで声を溜めるひと昔前のパターンでした。そしてこの試合の勝因は第一声が「おー、うらわれー」じゃなかったことだと思いまーーす!!

・生粋の浦和育ちで浦和の声援を子守唄代わりに育った選手もいる一方、埼スタで初めて声援を受ける選手が大半なのが今の浦和の実情。各選手ともそれぞれ感無量のようですが、本当の浦和、本当の埼スタはこんなもんやないんやで・・・退役軍人ら5万人の大声援が屋根に反響する凄まじさを体感してからやな・・・

・そして次の声出し試合は「頭がおかしい方しか来ない」と言われる平日のACL・・・リーグ戦の4万人よりACLの2万人のほうが狂乱ぶりが凄まじいんや、あらゆる意味において・・・

・スタジアム周回後に「We are Diamonds」を選手達がセンターサークルでサポと一緒に歌うというのは誰が仕込んだんだろう?と訝しく思っていたところ、どうやらその風習を知っている岩波が声をかけた模様。

・但しその風習は昔からあった訳ではなく、槙野が浦和に来てから始まったもの。しかも昔は毎試合歌う訳でもなかったので、「選手達は早々に引き上げて休んでもいいんですよ」「凱歌はサポのただの自己満足ですよ」という意味合いであの風習を快く思わない古参サポが少なくないのも確か。

・でも埼スタで「We are Diamonds」を歌うのを楽しみにしている選手を見てしまうと、もはやこれはこれで良いんじゃないかと。

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-----松尾-----
大久保--小泉--モーベルグ
---岩尾--伊藤---
大畑-ショルツ--岩波-酒井
-----彩艶-----

(得点)
31分 伊藤
41分 伊藤
86分 江坂

(交代)
68分 モーベルグ→明本
68分 酒井→馬渡
73分 大久保→江坂
73分 伊藤→安居
83分 小泉→ユンカー

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-----永井-----
--重廣----マテウス--
相馬-レオシルバ-永木-宮原
-河面--藤井--中谷-
-----ランゲラック----

(交代)
HT 河面→丸山
HT 宮原→森下
HT 重廣→仙頭
HT レオ シルバ→稲垣
77分 永井→石田

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