魯肉飯@松屋
松屋から2022年9月13日より発売中の「魯肉飯(ルーローハン:680円)」を試食。ひと頃シュクメルリやカチャトーラなど、世界の味を日本のごはんに合うようアレンジ開発に挑戦し続けていた松屋が、忘れた頃に繰り出してきた台湾編という位置づけのようです。
「ダイス状にカットした豚バラ肉を甘辛の特製ダレでとろとろになるまで煮込んだ松屋の『魯肉飯』は、煮汁とごはんの相性は抜群。自社製(沖縄除く)の味付け玉子でまろやかに、山椒でピリっと風味をプラスしながらお召し上がりいただけます。」というのが松屋のウリ文句。
「とろとろになるまで」というのはあながち誇張ではないものの、保存方法が良くないのか肉バラ肉は若干パサつき気味。でも特製ダレの出来及び煮込み加減が絶妙なのか、煮汁共々重くしつこくならない範囲で甘辛に仕上がっています。
一方味付け玉子はイマイチ。ちょっと薄味すぎて肉バラ肉や煮汁の力を借りないとご飯のおかずにはならず、単に見た目を派手にしただけみたいな。
なお台湾料理だと香草だとか八角みたいな癖の強い香辛料が多用されていると難儀と思いましたが、その辺は現地風には全然拘らない松屋の「世界の味」シリーズらしく、全然変な癖は感じませんでした。
「シュクメルリ」ほどのインパクトはありませんが、世界の味シリーズとしては十分合格圏内でしょう。
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