« 超ごってり麺 ごっつ@秋葉原 ~ しょうゆラーメン | トップページ | 仙台っ子 仙台駅前店 ~ 仙台っ子ラーメン »

2022.09.22

【TV観戦記】22年ル杯準決勝第1戦:C大阪 1-1 浦和 ~ 奇策関根右SBで貴重なアウェーゴールを掴む

 試合開始早々まさかやーなスーペルゴラッソを食らって、その後は前回対戦同様の苦戦に陥りかかりましたが、後半の修正が実ってアウェーゴールをゲット。勝ち越しこそなりませんでしたが、第2戦に大きな期待が持てるドローでした。

《スタメン》

・共にリーグ戦から中3日。浦和は酒井がA代表、彩艶&大畑がU-21代表に招集されて不在なのを踏まえて、ユンカー→松尾、江坂→小泉、シャルク→大久保、柴戸→伊藤、馬渡→明本、酒井→関根とスタメン6名入れ替え。

・前節湘南戦前半の出来が酷かったことを踏まえて、ACLベースのスタメンに戻すことは容易に想像できましたが、酒井不在&馬渡コンディション不良、さらに宮本がリーグ戦でC大阪相手にメンタル的に大きなダメージが残りそうなやらかしをしたばかりという事態を踏まえて関根を右SBに配したのが目を惹きました。

・ユンカーはいきなりベンチ外になりましたが、第1戦は無理に勝ちにゆく必要がなく、ロースコアで終えれば良いと考えれば前からの守備が出来ないユンカーは使い道がないと判断されてのことでしょう。

・C大阪は前節磐田戦から、清水・松田・奥埜・為田以外のスタメン7名を入れ替え。C大阪は浦和以上に過密日程だったため、前節磐田戦ではその前の浦和戦から為田・奥埜・松田を除くスタメン8名を入れ替える大胆なターンオーバーを敢行していたので、ここでリーグ戦浦和戦の面子に戻してくるのは想定の範囲内。

・GKキム・ジンヒョンがコンディション不良の他、他にも怪我やコンディション不良で出られない選手がいるという話もありましたが、リーグ戦浦和戦のスタメンと比べるとGKがジンヒョンから清水、FW山田が上門に代わっただけで、先の話はややアジジ気味。清武が磐田戦で相手選手との接触で左ひざを負傷するアクシデントもあったそうですが、フツーにベンチ入りしていましたし。

・なおC大阪もタガードが豪州A代表、西尾がU-21代表に招集されて不在。

Osaka004_20220922094401

《試合内容》

・試合開始早々いきなりC大阪が先制。2分、浦和のロングボールをヨニッチが弾き返したところからのC大阪の反撃で、奥埜の縦パスを上門が受けて前を向き、後方から追いすがる岩尾を振り切ってかなり距離のある、無理目と思われるミドルシュートを放ったところ、これが無回転気味に曲がり落ちて西川の頭上をぶち抜いてゴール!!

・リカは上門の岡山時代のプレーぶり=豪快なミドル一発があるを知っていたようですが、西川を筆頭に浦和の選手達は誰も知らなかったかも。浦和最終ラインと岩尾の間で上門にフリーで受けさせ、かつ簡単に前を向かせたのがそもそもの間違いなのですが、全ては後の祭り。

・ところが、その直後5分に今後は浦和に決定機。小泉の前プレがハマって高い位置でヨニッチからボール奪取。小泉はそのまま独走してGK清水と一対一になりましたが、小泉のシュートを清水が右足でセーブ。続くCKからの流れでショルツのヘッドは枠を捉えきれず。

・C大阪に早々と先制されたため、失点の仕方は全く違うとはいえ、試合展開は先のリーグ戦と非常に似たような形に。浦和の前プレがハマったのは先の小泉の決定機だけで、後は相手のパス回しで交わされてしまう場面が目立ち、良い形ではなかなかボールを奪えず。GK清水はジンヒョンのように高精度のロングボールを蹴って浦和のプレスを空回りに終わらせる技こそないものの、足元不如意でもなさげで、怪しかったのは前半松尾に絡まれてCKに逃げた場面だけでしょうか。

・また浦和がそれなりにボールを握っていたとして、C大阪の守備ブロックを前に攻め倦みがちなのは前回対戦と同じ。C大阪のコンパクトでタイトな守備ブロックを前に浮いた選手に縦パスが上手く刺さる訳でもなく、両SHがドリブルでパニックを起こすわけでもない。たまに松尾などが見せる「裏に抜ける動き」にはタイミング良くボールが出てきませんでした。

・頼みのセットプレーによる浦和の決定機は25分CKを密集から引いた位置にいたどフリーで松尾がダイレクトボレーを撃った場面。ただボールを地面に叩きつけ過ぎてシュートは枠外。全く変わったことは何もしなかったリーク戦と違って、CKで事前に仕込んだっぽいプレーを初めて繰り出しましたが、それも終わってみればこの場面だけだったかな?

・どちらかと言えばカウンターを狙うC大阪のほうが曲がりなりにもシュートで終わる場面が目立ち、前半は完全にC大阪ペースで終了。試合後小菊監督が「小菊「前半は早い時間帯に先制して、リーグ戦の2試合と同様、意図的に守備から入ってゲームをコントロールする。そういった前半だったと思います。」と総括した通りでしょう。

・このままでは先のリーグ戦同様、試合を塩漬けにされかねない浦和は後半岩波や岩尾を基点に高い位置にいるSHへのロングフィード、さらにはそこからのサイドチェンジを多用してC大阪の守備ブロックを左右に振り回すスタイルに変更。

・50分左サイドから小泉サイドチェンジ→右サイドで関根折り返し→中で敦樹がシュートを放った場面は枠を捉えきれませんでしたが、53分ボックス内左で明本がマイナスの折り返し→中で小泉スルー→敦樹が放ったシュートのこぼれ玉に小泉が詰めて同点に。見事な崩しでしたが、この場面はGKがジンヒョンだったらポロリはなかったかもしれません。

・一気に押せ押せムードになった浦和はさらに58分岩尾が高い位置でボールを奪取→大久保がシュートを放つもこれはGKがセーブ。

・もっとC大阪もやられっぱなしではなく、59分カウンターから右サイドで毎熊クロス→ファーで上門が合わせるもシュートは岩波がブロック。この場面、関根が完全に戻り遅れていてかなりヤバかったかと・・・ ・さらにC大阪は60分早々と上門に代えて清武を投入。早速66分右サイドから清武クロス→加藤に決定機が生じるもシュートは幸いにもバーの上。

・C大阪は70分加藤に代えてメンデスを投入し、浦和は72分小泉に代えて江坂を投入しましたが、選手交代が効果的だったのは浦和。74分ボックス周りで浦和がルーズボールを拾いに拾っての猛攻から敦樹サイドチェンジ→明本→江坂がボックス内左角度のないところから強烈なシュートが枠内を襲うもGKがセーブ。

・その後も浦和がセカンドボールを拾いまくって両サイドから攻めに攻め、C大阪を自陣深くに釘付けに。89分には球際で競り勝ちまくってそのまま突進した関根が右からサイドチェンジ→左から明本シュート、90+3分には江坂クロス→松尾ヘッドの決定機がありましたがいずれも決まらず試合終了。

・浦和は交代枠を2つしか使わずじまいでしたが、そもそも攻撃的な選手は江坂と松崎の2枚しかベンチにおらず、ユンカーベンチ外=「無理に勝ちにはいかない」というスタンスと思しき状況だったのでやむを得ないでしょう。

Osaka001_20220922094401

《総評》

・後半の修正が見事にハマって貴重なアウェーゴールをゲットしたのみならず、終盤はC大阪を自陣深い位置に釘付けにし、守備ブロックを右往左往させて疲弊させ、浦和がセカンドボールで圧倒的に優位に立って2点目目前のところまで迫りました。

・しかし、5分の小泉が典型ですが、この日の浦和は決定機でフィニッシュの精度がいかにも「J2オールスターズ」を感じさせる残念さ。この面子だと間違いなく「良い試合」は出来るが「良い試合」止まりで勝ち切れない場合がままある。かといって湘南戦のように決定力のありそうな選手をずらずらスタメンに並べると「良い試合」すら出来ない。シーズンも残りわずかになりましたが、リカは結局最適解を1セット、しかも限界も見えている1セットしか作れないまま終わりそう。

・関根の右SB起用は大博打でしょう。先にリカはこの試合「無理に勝ちにはいかない」スタンスで臨んで、実際選手選考&起用もそんな感じでしたが、右SBにフツーに馬渡や宮本を起用したら、それこそ何もないまま終わってしまいかねない。唯一、かつかなり大きなリスクを取ったのが関根の右SB起用でしょう。

・関根は今年のホーム京都戦で左SBに入ったことがあり、過去も右WB/SHで起用されてからの流れで右SB的なポジションに入ったことはままありましたが、頭から右SBに入るのはおそらく初めて。関根も試合の2日前にSB起用を告げられ、ほぼぶっつけ本番だったことを明かしています。

・ほぼぶっつけ本番だけあって前半はモーベルグとの連携やポジショニングに怪しい部分がままあってリスキーな割には有効とは言い難い、ひたすら右サイドの狭い局面での打開に明け暮れる場面が目立ちましたが、後半は躍動。関根はやたら中央に絞った位置にいて、しかもひと頃流行った「偽SB」みたいな静的なポジションではなく、ほとんどIHではないのか??と思われるくらい盛んに前線に乱入。

・C大阪のような秩序だった守備をする相手には混乱を巻き起こす何かが必要のでしょう。それはフツー高さのある物理攻撃だったり、ドリブラーのぶち抜きだったりするのですが、この試合では訳の分からんところに顔を出してくる右SBという、ポジション取りの妙が波乱要因でした。

・一方、関根右SBは守備時のポジショニングがかなり怪しく、後半C大阪右サイドからファーへのクロス=大槻時代に良く見た「浦和殺し」のパターンで2回決定機を作られていますし、前半40分には山中を誰も見ておらずに、サイドチェンジ一発でどフリーの山中に展開される一幕にはクラクラしました。よって、関根右SBは副作用もデカく、常用不可。酒井不在&馬渡が使えない際の窮余の一策の域を出ないかと。

・とはいえ、C大阪戦&湘南戦と低調な試合が続いた後に、アウェーゴールを一つ得てのドローゲームは悪くないどころか個人的には期待を少し上回る結果だと思います。

・C大阪はこの2試合対浦和では「守ってカウンター作戦」で臨んで来たことで判るように、自分でボールを動かして主体的に点が取れるチームではないので、アウェーゴールはわずか1とはいえC大阪を点を取らないといけない立ち位置に追い込んだのは結構大きいかと。スコアレスのまま、あるいは浦和リードで後半に突入すれば前がかりにならざるを得ないC大阪相手にユンカーを使いやすくなるでしょうし。

・リカと小菊監督は修正の掛け合いみたいな側面があるので、浦和がこの試合の後半で見せた一手に対して小菊監督がどう出るかが見もの。試合後小菊監督は「もう少し前線からのプレスをハメて、高い位置で奪えるように、効果的に攻撃につなげられるように。」と語っていましたが、リーグ戦札幌戦や天皇杯広島戦を見ると、C大阪は対浦和のような引いた闘い方が基本という訳ではなく、むしろかなり前に出てくる、ボールホルダーに集団で強くプレスをかけてくる感じでしたし。

・ただC大阪は浦和以上に過密日程を強いられているので、その闘い方は90分持たない疑惑もあって(ゆえに札幌戦も広島戦も終盤逆転負け)、最後まで予断を許さない試合になりそうです。

Osaka002_20220922094401

《選手評等》

・小泉は江坂との交代を告げられた際にリカにもはっきりと判るレベルで不満げな表情をしていたのか!! 本人も試合後「僕が勝手にテンションが上がりすぎていた。気持ちが熱いままベンチに戻ってしまった。個人的に未熟だなと思う」と反省しているようですが、まもなく26歳になるとは思えない若さ(苦笑)。対監督ならまだしも対審判でも割と瞬間湯沸かし器系なんだよなぁ・・・

・上門を「うえじょう」って読むのは難易度高杉晋作やで!! まさかやーな沖縄出身の選手で、琉球時代には小泉と被っているそうで。

・高さがなくて、しかも専用スタジアムなのにピッチまで結構距離があるヨドコウ。浦和のゴール裏はそこに大旗乱立、乱舞なんで「ここは試合見る場所じゃねぇ!!」ってアホでも判りやすくて実に良かった。小泉のゴールは最前列の方しか判らんかったかも。でも各位お疲れさまでした。午後に新幹線で人身事故があったので、キックオフまでにヨドコウに辿り着けなかった方もいらっしゃったでしょうし。

Cosaka002_20220922094401
-----松尾-----
大久保--小泉--モーベルグ
---岩尾--伊藤---
明本-ショルツ--岩波-関根
-----西川-----

(得点)
53分 小泉

(交代)
72分 小泉→江坂
88分 モーベルグ→松崎

Cosaka001_20220922094401

---加藤--上門---
為田--------毎熊
---鈴木--奥埜---
山中-鳥海--ヨニッチ-松田
-----清水-----

(得点)
2分 上門

(交代)
60分 上門→清武
70分 加藤→メンデス
82分 為田→北野

※写真は試合とは全く関係がありません。

|

« 超ごってり麺 ごっつ@秋葉原 ~ しょうゆラーメン | トップページ | 仙台っ子 仙台駅前店 ~ 仙台っ子ラーメン »