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2022.10.31

親子丼@松屋

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 松屋から2022年10月25日より発売中の「親子丼(500円)」を試食。松屋の親子丼は2017年より一部店舗にて限定で販売していたそうですが、全国店舗展開は初めてなんだとか。

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 「松屋の親子丼は、ふんわり玉子でとじただけでなく、落とし玉子もついてさらにまろやかな味わいが特徴です。」というのが松屋のウリ文句。でも作り手の問題なのか、落とし玉子もほぼ固まってしまって半熟っぽい感じはせず、とじ玉子とほぼ一体になっていました。
 
 松屋らしい濃い目の味なのはともかく、「ごろごろの鶏もも肉」はどういう訳か味わいに酷くばらつきがあり、しっかり下味がついたものもあるかと思えばえらく淡白なものも。「松屋の鶏肉系定食は概してハズレ」という先入観があるせいかもしれませんが、親子丼もその例に漏れなかったようで・・・
 
 丼もの外食チェーン店の親子丼といえば「なか卯」が圧倒的に先行していて、吉野家が10年の歳月をかけて完成させた親子丼を2022年4月に売り出したものの、たった2ヶ月で販売終了に追い込まれる悲劇があったばかりですが、松屋のはどうなることやら? 少なくとも鶏肉の出来だけはなか卯に遠く及ばないと思いましたが・・・

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【短感】22-23年第2節:東京NB 3-5 浦和L ~ 今年の浦女のコンセプトは「鋼鉄のザル」かよ!!

・計8ゴールも生まれる壮絶な撃ち合いになりましたが、試合自体は終始浦和が優勢。公式記録ではシュート数ベレーザ13,浦和12と互角ですが決定機は浦和のほうが遥かに多かった印象を受けました。ただ浦和の失点があまりにもアレすぎて無駄に失点を重ねた結果、派手なスコアになってしまいました。

・試合後の両チームの監督が「来年の女子ワールドカップに向けてお互いにディフェンスの練習をもっとしなければいけないな」「試合としては荒れた、点数として3-5という大味なゲームになってしまいました」とあまり良い顔をしないのも当然と言えば当然でしょう。興行的には非常に面白い(=昨季のWEリーグに往々にして欠けていたもの)のは間違いないのですが、強いチーム、確実に勝ち点を積み上げられるチームの試合内容ではないのは確か。

・とはいえ、ほぼ1カ月前にカップ戦決勝で0-3のビハインドから後半一挙に3点を叩きこんでPK戦勝ちを呼びこんだのに続いてベレーザから大量得点で完勝。ベレーザは体調不良でFW植木、DF石川を欠き、メニーナの選手を起用せざるを得ない苦しい布陣だったことを割り引いたとしても、ベレーザに浦和への苦手意識を植え付けるには十分な圧勝劇だったとは思います。

・この試合で浦和は怒涛のハイプレスでベレーザに対抗しつづけました。早くも3分には岩清水のパスミスに乗じて島田の決定機がありましたし、その後も浦和がベレーザのパスを中盤で寸断してショートカウンターを仕掛ける場面が続出。53分塩越のパスカットに始まって右サイドから清家グラウンダーの横パス→菅澤ゴールは浦和の狙いが見事にハマったものでした。

・また浦和はボールを奪ったらあまり手数をかけずに直線的にゴールへ向かう姿勢が顕著でした。37分センターサークル付近からハナエスタ柴田スルーパス→猶本裏抜けしてゴールがその典型ですし、83分ロングボールをはながヘッドで跳ね返し、こぼれ玉を清家が浮き球で前方へ展開→菅澤ループシュートも同様。昨年までの浦和はボールを圧倒的に支配するも攻めきれずにカウンターを食らいまくる試合展開が目立っただけにシンプルにゴールを目指す姿は新鮮でした。

・小柄な選手がやたら多いベレーザ戦で体格に勝る浦和がセットプレーでの得点を狙うのは常套手段。24分猶本FK→菅澤ヘッドでのゴールは生まれるべくして生まれたもの。69分CKの跳ね返りをファーで拾った塩越が倒れ込みながらゴールに捻じ込んだのはちょっと出来過ぎでしょうけど。

・このように得点は狙い通りのものだらけだったのに対し、失点は半ば構造的なものが半分、マヌケなものが半分といった印象。

・半ば構造的というのは浦和の前ハメを突破された時の脆さはハンパなく、いきなり最終ライン前がガラ空きになりがちな点。7分の失点は最終的には非常に狭いシュートコースをこじ開けた岩崎を褒めるしかないのですが、その前にバイタルエリアでどフリーで木下から岩崎への展開を許しているのが気になりました。30分には石川の縦パスを村松にカットされてカウンターを食らい、そのまま村松→藤野→村松のワンツーで決定的なシュートを撃たれる惨事も。ゆずほどこ行ったんや・・・

・マヌケなのは42分PKでの失点に至る前の混乱。左サイド深い位置で何度も大きくクリアする機会があったにも関わらず、ボールロストを繰り返して最後はボックス内で倒れながらも手が上がっていた遠藤がハンドを取られたようですが、責められるのはどう見ても遠藤ではなく、その前の一連のボールロストの連続なんだよなぁ・・・特にゆずほ・・・・

・79分の失点は極めつけのマヌケ。縦パスを受けた藤野に対して石川とはなの二人が付いていて、3人とももつれ合って転倒。遅れて遠藤が駆けつけたもののなぜかボールを蹴り出せず、こぼれたボールにいち早く反応した藤野がゴールってどんだけマヌケやねん・・・

・マヌケな失点は個人の能力不足ではなく連携の拙さに起因するものだらけのようにも伺え、時間が解決するのかもしれませんが、現状の浦和は「鋼鉄のザル」と評するのがピッタリ。そんな試合でした。でもベレーザに全然勝てなかった頃の浦和は前プレが効いている時間帯は良い試合が出来るのに電池切れと共に逆転負けするのが通例だったことを思えば、今や中盤で終始ベレーザを圧倒し続けて最後まで顕著な電池切れもしないんだから感慨もひとしお。

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---菅澤--島田---
清家--------猶本
---塩越--柴田---
長嶋-はな--石川-遠藤
-----福田-----

(得点)
7分 岩﨑(東京NB)
24分 菅澤
37分 猶本
42分 木下(東京NB)
53分 菅澤
69分 塩越
79分 藤野(東京NB)
83分 菅澤

(交代)
HT 長嶋→水谷
63分 島田→安藤
80分 猶本→栗島(栗島が左SB、水谷がCHへ)
90+1分 遠藤→西村
90+1分 清家→植村

・前節から上野→長嶋、安藤→島田とスタメン2名入れ替え。島田は前節のゴラッソを評価されたのか、いきなりスタメンに抜擢されましたが、その期待に応えるべく3分の決定機は決めないとな!でも53分の菅澤ゴールの前に島田が「俺が!俺が!」とばかりにシュートを撃たずにスルーして相手DFを惹き付ける地味な仕事に徹していたのは若いFWらしくないGJでした。

・左SB佐々木の故障は案外重いのかな?前節は上野、今節は長嶋が起用されましたが、共に前半限りで水谷に交代。

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2022.10.30

カキフライ定食@松のや

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 「松のや」が2022年10月26日より1週間限定で展開中の「カキフライ増量キャンペーン」に釣られて「カキフライ定食(850円)」を試食。秋も深まってきますと外食チェーン店各社で「カキ」をメインに据えた定食類が続々と発売されますが、松のやもそのトレンドにしっかり乗ってきます。

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 松のやのカキフライ定食は通常5個のところを6個に増量したとの話ですが、配膳されたものを見るとどう見ても7個乗っています!!やよい軒のカキフライ定食はカキ4個で1190円なので、ボリューム&値段で松のやはやよい軒を圧倒しています。
 
 ただボリューム&値段の差はカキ単体の質の差にはっきり出ていて、やよい軒のカキよりは明らかに小ぶりですし、ジューシーさでもだいぶ差があるかと。松のやは「広島県産の牡蠣を使用したカキフライは、サクッとジューシーで食べた瞬間にとろりとミルキーな牡蠣の旨味が味わえる逸品。」と謳っていますが、さすがにそれは誇大表示かと・・・

 でも外食チェーン店のカキフライなんてそもそもその質にたいして期待を抱いていませんし、自然体で食べているとご飯ではなくカキフライが余ってしまうくらいの圧倒的なボリュームで、しかも1000円以下に収めた松のやのカキフライ定食は高く評価できます。

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【DAZN観戦記】22年第33節:横浜M 4-1 浦和 ~ この2年間とは何だったのか・・・

 監督、強化本部、医療スタッフ等のサポート体制、そして選手の個人能力、あらゆるものが横浜Mに遠く及ばないことを実感させられた惨敗でした。そしてこの2年間に積み上げたものが非常に薄いものでしかないと思えたのが辛すぎました。

《スタメン》

・浦和は前節札幌戦からリンセン→江坂、小泉→松尾とスタメン2名入れ替え。

・リンセンについてはリカが試合前の会見で「リンセン選手の現在のコンディションはあまりよくはありません。」「怪我からは復帰したもののフィジカル的に状態が整っていないと思います。ですので、攻守にわたるプレーの連続性をまだ取り戻せていないと思います。」と語っており、スタメンどころかいきなりベンチ外に。

・札幌戦で最後にちょっとだけ出場したモーベルグは再びベンチ外に。代わって馬渡&松崎が久しぶりにベンチ入り。

・なお関根が10/17に右足関節遊離体に伴う手術を行って全治6週間と公表されたので、当然ながら今季残りは全休。また長期離脱中の犬飼が大原に戻ってきているものの、リカは「今シーズン、彼が出場することはありません。」と明言されました。

・横浜Mは前節磐田戦から仲川→エウベル、レオセアラ→ロペス、藤田→喜田とスタメン3名入れ替え。

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《試合展開》

・戦前予想通り立ち上がりは横浜Mが一方的にボールを支配。浦和は大久保を最終ラインに下げて5-4-1の守備ブロックで防戦して横浜Mに決定機らしい決定機を与えず。また浦和の守備は徹底して5-4-1のリトリートという訳でもなく、ある程度マンツーマン気味に前からハメに行く志向も見せていて、序盤は前ハメもそこそこ機能してそんなに悪いゲームの入りではなかったと思います。

・16分には江坂が右サイドから上げたクロスが相手に当たってこぼれ、そのボールにどフリーで大畑が反応するもシュートは枠外。序盤からオープン気味な展開になる中でいきなりカウンターを食らい、渡辺縦パス→水沼右サイドからのクロスがショルツに当たってコースが変わったのが災いして、ファーに飛び込んだエウベルが押し込んで横浜M先制。

・この場面、横浜Mの攻撃はゴールキックから始まっているので浦和の攻→守の切り替えが緩慢過ぎたとも言えますし、浦和の中途半端な前ハメ志向が完全に破綻したとも言える、なんともマヌケな失点でした。

・その後はほぼ一方的な横浜Mペース。浦和は深い位置でボールを奪ってなんとか縦に早い攻撃を仕掛けたいようでしたが、横浜Mの素早い攻守の切り替え&プレッシングのためか、浦和の縦パスは雑になりがち。35分ようやく深い位置からの大久保縦パスを基点に松尾→ユンカーと縦に早い攻撃の形が出来たものの、ユンカーは独力でシュートまで持ってゆけずにディレイを強いられ、最後は伊藤が攻撃参加するもミドルシュートはバーの上。

・前回対戦でユンカーが立て続けに3点を取った時の横浜Mの最終ラインは畠中&松原とは守備の波乱要員がいましたが、畠中に代わってエドゥアルドが入るとさすがにユンカーも「一人で出来た!!」連発とはいかない模様。ピッチ状態が良くなくてふんばりが効かない風にも見えましたが、いずれにせよ頼みのユンカーが独力打開できないなら、守備の残念さを押してまでスタメンで使う意味はないんだよなぁ・・・

・浦和が好機を逸した一方、横浜Mは37分永戸CKがファーへ流れてエウベルがカットイン。エウベルに対峙したユンカー&江坂の守備がなんとも軽くてエウベルはいとも簡単にボックス内に突入&シュート。シュートはいったん西川が防いだものの、ロペスがこぼれ玉に詰めて追加点。

・リカは後半頭から松尾&ユンカーの2トップ+江坂トップ下の3-4-1-2に布陣を変更して反撃を試みるも、横浜Mのきついプレッシングの前にビルドアップが全く体をなさず。攻撃が出来ないならまだしも57分自陣深い位置で江坂が渡辺に絡まれてボールを失ったことを契機にショートカウンターを食らい、エウベルがショルツと岩波の間を綺麗に割って3点目を取られる始末。解説戸田さんは「江坂へのサポートがない」と江坂を庇っていましたが・・・

・この大失態を受けたのかどうか、江坂は即座に小泉へ交代を命ぜられ、同時に大畑に代えて明本を投入。しかし、流れはすぐに変わることなく、65分水沼CK→西村ヘッドの決定機こそ西川が辛うじて防いだものの、その次の水沼CK→ニアでエドゥアルドが逸らしてロペスヘッドで致命的な4点目を取られてしまいました。

・67分にはようやく西川のロングキックを基点に縦に早い攻撃=右サイドで大久保スルーパス→ユンカーがGKの股を抜いてゴールという当初の狙いっぽい形で1点を返したものの時すでに遅し。その後は79分に大久保のシュートがわずかに枠を逸れたのが惜しかったくらい。思い出したようにユンカーにボールが渡っても横浜守備陣にディレイさせられればたちまち浦和の攻撃は行き詰まってしまい、横浜Mの守備ブロックが整った状態でも点が取れるだけの力は今の浦和にはありませんでした。

・というか4点目を取られた時点でこの試合への興味は完全に失われ、自動降格圏に再突入したチームの阿鼻叫喚を見ながらニヤニヤしていたのが正直なところですが(^-^;

・首位横浜Mは浦和に快勝したものの、同時刻の試合で2位川崎も勝ったので勝ち点2のまま優勝決定は最終節まで持ち越しに。浦和は目の前で胴上げが繰り広げられる惨事こそ免れましたが、監督や選手達にはゴール裏から容赦ないブーイングが。そしてそれも当然と思われる酷い内容での敗戦でした。

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《総評》

・この試合だけを取り上げてみれば、リカの作戦負け。ユンカー&江坂をスタメンで起用した時点で、大敗したC大阪&広島同様前からのプレスがきつい横浜M相手にボールを握る志向のプランAで臨むのは諦めたのは明々白々。相手にボールを持たれることを前提に徹底して相手の最終ライン裏を狙うプランBで臨むものと思ったのですが、どうもそうでもなかったようで・・・

・リカが選択したのはいったん5-4-1に構えてからのマンツーマン気味前ハメというプランCみたいな何か。しかし2週間の準備期間があったにも関わらず、これがほとんど機能せず、最初の失点では笑ってしまうレベルで簡単に剥がされてしまいました。試合後には酒井が「奪いにいく守備はなかったという感覚」と吐き捨てているところを見ると、もうリカの指導に対する選手の信頼感が完全に損なわれていて、いくら準備期間があっても意味がないのかも。

・またマンツーマン気味の守備なら当然ながら球際での強さが求められますが、残念ながら今の浦和は横浜Mに球際で惨敗。この点については試合後厳しい質問が飛んでいましたが、リカの答え「一つある部分としては、プロファイルの部分もあると思います。局面のところでF・マリノスの強度の高さは、そうした構成でできています。我々はよりテクニカルなところが秀でている部分があると思いますが、一方でそこの強さに欠ける部分もあると思います。」は「そもそも浦和は巧い選手は揃えたが、強度の高い選手を揃えてないやん!!」と言いたいのかなぁ・・・

・試合後岩尾が「攻守の切り替えやボールが止まっているスローインやFKの際の相手のトランジションの速さは非常に目立っていました」「なかなか出し手と受け手のタイミングが合わなかったり、もう少しつなげられるかなというところで狙い過ぎてしまったり、起きている現象や判断がチグハグになってしまいました」と語るように、攻守の切り替えの早さやパス精度、球際の強度などリカの作戦云々以前のところで浦和は横浜Mに大きく差を付けられていてどうにもならず。

・とにかく、リカの2年間の積み上げの乏しさを実感させられた大敗でした。そしてこの大敗を受けて翌朝には当然ながら監督人事がスポーツ各紙を飾ることに。

・そもそもビルドアップなんて概念がなかった大槻さんの2年を経た後のリカの仕事は困難を極めたことでしょう。従って最初の3カ月で横浜M相手に虐殺されたことに象徴されるように浦和がビルドアップに苦しんだのは見ていて非常に辛いものがありました。しかし、それでも試合を重ねる毎に浦和の選手達が上手くなっているのが判り、結果はなかなか出ませんでしたがそれなりに嬉しかったことを思い出します。

・しかし浦和の成長曲線は案外頭打ちが早く、リカ監督就任から2年経ってもたいして進歩せず、前プレのきつい相手に粉砕されてしまう試合が続きました。残念ながらリカの2年間の成長速度は期待を下回ったと言わざるを得ません。ACL準決勝後に苦しい試合が続いた後に漏れ出てくるコメントからも主力選手の何人かからは信頼を失っているようにも伺え、こうなってしまうとリカが今季限りになってしまうのは致し方ないでしょう。重要なのはコンセプトの継続であって監督の継続ではありません。

・ただショルツ以外の外国人選手の稼働率が低い、補強選手がイマイチ等監督ばかり責めても仕方ない点があるのは確かで、それがリカの評価をややこしくしています。西野TDが「フロントの力不足でした」とACLがあるのにリーグ優勝なんて狙わせた割には戦力面でのサポートが弱かったのがリーグ戦不振の主因と認めてリカ続投ならそれはそれでアリと思いましたが、フロントはリカに責任を押し付ける道を選んだようです。

・横浜MはCFG傘下で「コンセプトの継続」という点では浦和より遥かに先を行っています。浦和もそこだけはブレてはいかんでしょう。監督候補として名前が挙がっている方の中にはもうコンセプトの継続もへったくれもなく、何のための監督交代なのかさっぱり判らんないただのガス抜き=浦和の過去の過ちの繰り返しとしか思えないのが気になりますが・・・

・一応安易にJ1監督経験者から選ばずにそれなりに真面目に監督候補を探しているようで、欧州→OB→欧州→OBの輪廻に陥った鹿島よりは少しはマシかもしれませんが、監督人事関連の噂話を聞く限り横浜Mに追いつく目は残念ながら遠のいたかなあ・・・CFGというはっきりした評価軸、ロールモデルを持っているところとそれがないところの差はでかすぎかと。

・監督人事、そして今季の反省共々最終節終了後の土田SD,西野TDの説明責任は重大です。そこんところよろしくお願いします。

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《選手評等》

・リンセンはともかく、モーベルグがベンチ外だったのには驚きました。横浜Mの外国人選手がコンスタントに複数人稼働しているのと比べると、浦和は通年で稼働しているのがショルツだけで、外国人選手の稼働率の差がそのまんま今季の戦績の差になって顕われていると言われても仕方ないでしょう。

・ユンカーはグロインペインに苦しだまま。リンセンもモーベルグもコンディションが上がらずと浦和は医療スタッフやトレーニングコーチはどうなってんねん??と訝しいことだらけ。おまけにシャルクに至ってはもう何のために獲得したのかさっぱり判らない有り様で、こんなところまでリカに責任を負わせて強化部は知らぬ顔はないわなぁ・・・

・リカが試合後選手の強度不足を嘆いていましたが、これは浦和がこの2年間で「J2オールスターズ」的な補強に甘んじたためでしょう。それはコロナ禍→入場料収入激減が主因でしょうからやむを得ないと思いますが、その割にACLだとかリーグ優勝だとか目標が高すぎました。ゆえに入場料収入が少しは回復した今オフの補強はJ1.5的な選手からJ1の選手への入れ替えがあるでしょう。特に今季出番が少なかったJ1.5的な選手には厳しいオフになると思います、世知辛い話ですが。

・今季序盤は全く代えの効かない存在だった江坂がそうこうしているうちにコンディションを崩してしまい、終盤には別にいなくても良い選手になってしまうとはなあ。しかも江坂が外れたことでチームのパフォーマンスが上がった訳でもないという不可解さ。

・最終節終了後、社長だけはあんまりブーイングされる謂れはないでしょうなあ。コロナ禍にも関わらず、法人営業が頑張って黒字を確保している以上。

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-----ユンカー-----
--松尾----江坂--
大畑-岩尾-伊藤-大久保
-ショルツ--岩波--酒井-
-----西川-----

(得点)
67分 ユンカー

(交代)
61分 江坂→小泉
61分 大畑→明本
80分 伊藤→柴戸


エウベル---ロペス---水沼
-----西村-----
---渡辺--喜田---
永戸-エドゥ-岩田-小池龍
-----高丘-----

(得点)
17分 エウベル
37分 ロペス
57分 エウベル
65分 ロペス

(交代)
74分 水沼→仲川
74分 エウベル→マテウス
80分 喜田→藤田


※写真は試合とは全く関係ありません。

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2022.10.29

吟風@赤羽 ~ (家系)らーめん・中盛

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 赤羽駅東口の先にあるアーケード商店街「LaLaガーデン」の中ほど。ダイエーの手前。先客6、後客4。予定していた店がまさかの「UbersEats専業化」といういかにも令和っぽう形で振られてしまったのでこちらへ転進した次第。
 
 屋号からは判りづらいのですが横浜家系をウリにした店で、店内の券売機ボタンを見て「らーめん・中盛(750円)」を「麺硬め」で注文。ライス終日サービスあり(しかも食べ放題)。普通盛だと650円で今時かなり安めの価格設定です。
 
 家系の店では珍しく券売機ボタンがやたらゴテゴテしていて、味玉やネギといったオプション入りのボタンやつけ麺類のボタンが上のほうにずらずらっと並んでいて、プレーンな「らーめん」のボタンが判り辛いのなんの。
 
 店は意外にキャパがあって、手前に縦長カウンター8+4と店奥に4人卓×3。卓上にはラー油、醤油、酢、ブラックペッパー、きゅうり漬物、おろしニンニク、豆板醤、おろし生姜。

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 とろみがかったスープはライトタイプどころかマイルドタイプですらなく、どちらかと言えば脳天にガツンと来るハードパンチャー寄り。食べ初めはともかく終盤はかなりしょっぱく感じられるほど。もちろん単にしょっぱいだけではなく、豚骨出汁もそれなりにしっかりしています。デフォルトで十分すぎるくらい味が濃いので、味変アイテムは途中でニンニクを少々のみ。
 
 麺は家系らしい短い中太ストレートタイプで、わずかにざらつきがある口当たり。
 
 豚ロースのチャーシューは値段相応に小さめ。他にほうれん草、海苔三枚、刻みネギ。

 ご飯はちょっとパサつき加減で残念。
 
 値段や外観から期待値はかなり低めでしたが、その低いバーを軽く超えた標準以上の出来で恐れ入りました。そこそこのクォリティーを確保していることに加えてコスパが良いせいか、ラーメン店の数こそ多いもののクォリティーがイマイチな「LaLaガーデン」内で早い時間帯から結構繁盛しているのも納得。

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2022.10.28

庄司屋@山形 ~ 板そば

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 山形駅東口から線路沿いに南へ歩いて10分ほど。2年半ぶりの再訪。山形駅周辺の蕎麦屋の中では老舗で、客は近在のワイシャツ姿のサラリーマンだらけ。時節柄相席を避けていることもあって入口に近いテーブル席はすぐに埋まってしまい、座敷の方へ案内される方が続出。

 今回も定番の「板そば(1550円)」を注文。客の大半も板そばを注文していました。店では更科そばとの合い盛りを勧めていますが、それを注文している方は見かけませんでしたし、天ぷらを付けている方も見かけず。

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 心持ち太目で若干硬めの田舎蕎麦をカツオ節と昆布を効かせたやや甘目のつゆでひたすら食いまくる!!これぞ、板そばの醍醐味。薬味(大根おろし、刻みネギ、ワサビ)で味わいを変えながらひたすら蕎麦と格闘また格闘。なお蕎麦つゆは量が多くはないので、蕎麦湯を楽しむならペース配分に注意。

 食べ終わりを見計らって蕎麦湯が出てきます。流行っている店だけあって早い時間帯から蕎麦湯はトロトロ。大満足の一杯でした。

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2022.10.27

アナタゼッタイセアブラタリテナイ@巣鴨 ~ 塩セアブラ

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 山手線巣鴨駅南口を出て、やよい軒の先の交差点を南へ。店の真ん前がラブホ。「○惠中華そば」の定休日=水曜日に間借り営業しているもの。11時半の開店10分前に到着したところ先客2、開店までに2人。開店後ほどなく満席になり、退店時中待ち1と結構な人気店になっている模様。
 
 店内の券売機で基本と思しき「塩セアブラ(900円)」を注文。セアブラの量を多め、普通、少なめから選べるので「普通」で。ランチサービスなし。

 メニューは他に「超塩っぱい塩セアブラ」「塩肉セアブラ」「月見セアブラ」「最後の晩餐(限定5食)」「つけセアブラ」など。往訪時は「まぜセアブラ」に×印が点灯していました。
 
 店内はL字型カウンター8席。卓上にはホワイトペッパーとブラックペッパー。

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 「なりたけ」や「ごっつ」のような「背脂チャッチャ系」を連想させる屋号ですが、出てきたのはそれらとは全く似ても似つかない上品なビジュアル。背脂を混ぜる前のスープを飲んでみると、豚骨ベースとしては珍しいくらいビジュアルそのまんまに穏やかな味わい。塩気も控えめ。そこに背脂が混じるとぐっと甘みが増すもののギトギトにはほど遠くて依然お上品なまま。従って「アブラ多め」を頼む客が多かったり、「超塩っぱい」というメニューがあったりするのも判る気がしますが、個人的にはデフォルトで大満足。。
 
 一方麺はまるで二郎系で出てきそうな強いねじれ入りの太麺。当然ながらワシワシという形容がぴったりのしっかりした噛み応えですが、少々スープに対して強すぎる気がしないでもなく。
 
 ばら肉チャーシューは案外厚みがあり、しかも角煮っぽく甘目にしっかり煮込まれている上に脂がとろっと実に良い感じに。細目のメンマもこれまた甘目の煮込む加減。他に大ぶりに刻まれたネギ。

 水曜日しか営業していないのが非常に勿体ない気がする極上の一杯でした。

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2022.10.26

かきフライミックス定食@やよい軒

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 「やよい軒」が2022年10月18日から期間限定発売中の「かきフライミックス定食(990円)」を試食。
 
 秋も深まってきますと外食チェーン店各社で「カキ」をメインに据えた定食類が続々と発売されますが、やよい軒のカキフライもその一つ。但し、2つのかきフライが乗った「かきフライ定食」だと1190円と「やよい軒」でのランチとしてはかなり目に痛いお値段になってしまいました。そこでエビフライ・アジフライとの合い盛り「かきフライミックス定食」で妥協した次第。
 
 でも先日試食した「かつや」の「秋の海鮮フライ定食(690円+税=759円)」と比べてもだいぶ高いんだよあ・・・

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 「やよい軒」のかきフライは、「瀬戸内で獲れたジューシーでクリーミーな味わいが魅力です。大粒の牡蠣を薄い衣でさっくりと揚げることで、より牡蠣の旨みを引き立てます。」というのがやよい軒のウリ文句。そしてかつやよりかなり高いだけあって、牡蠣は確かに大粒かつジューシーな味わいでこれには大満足。
 
 またアジフライは一見小さめに見えますが案外肉厚で食べ応え十分。またエビフライもこれまた小さく見えますが「プリップリ」という形容がしっくり来るくらいしっかり身が締まった海老でした。

 調味料にはタルタルソースと中濃ソースが付いてきます。かつやではタルタルソースが少ないという印象を受けましたが、やよい軒はそこをケチらずにたっぷりと添付。また個人的にはアジフライには醤油が一番合うと思っていて、やよい軒には卓上に醤油があるのも嬉しいところ。

 海鮮もののフライが得手とは言い難いかつやとやよい軒とでははっきりとクォリテイーに差があり、値段に差がつくのも納得。ちょっと差がつきすぎな気はしますが。

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2022.10.25

六感堂@要町 ~ 豚そば

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 有楽町線要町駅から池袋駅方面へ。光文社のさらに先。近くにある「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか」の黄色い看板が非常に目立ちます。メニュー等をリニューアルしたと聞いてほぼ3年半ぶりに再訪。11時半の開店5分前に到着したところ先客2、開店までに2人。開店後4人と相変わらずの繁盛ぶり。


 店内の券売機ボタン先頭の「豚そば(900円)」を注文。ランチサービスなし。リニューアル前に「中華そば」を試食した際には麺は細麺/手もみ麺を選べたのですが、そのようなオプションはなくなったようです。

 メニューは他に、煮干そば、背脂煮干そば950円、煮干油そば。さらに往訪時は限定メニューとして「復刻 担々麺」を出しており、それを注文する客が非常に目立ちました。
 
 店内はL字型カウンター6席のみ。卓上にはブラックペッパー2種とサンショウパウダー。こじんまりした店ですが、オッサンとオバハンの二人で切り盛り。

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 スープは豚ガラベースの清湯醤油味。すっきりとした外観からは想像しがたいのですが、豚の旨味がしっかり伝わってきます。表面の脂のてかりが目立ちますが、味わいはその見た目に反してあっさり目。ちば醤油の白醤油を使っているそうですが無意味に出しゃばることなく、むしろやや甘めに感じるくらい。
 
 麺は中細ストレートタイプ。全粒粉を配合したような黒い粒々が散見されますが、口当たりにざらつきを感じるほどではなく、どちらかと言えば啜り心地滑らかという形容がしっくりくるかと。ただスープに合わせてかやや柔らかめの仕上がりなのはともかく、どういう訳かスープの絡みがちょっと弱い面がままあったかと。
 
 具は国産豚バラローストのチャーシュー、細メンマ、刻み青ネギといたってシンプル。
 
 クォリティー的には悪くはないのですが、諸物価高騰の折りやむを得ない面は多々あるとは言え、内容からしればやや割高感は免れないかと。

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2022.10.24

かつおのたたき丼@なか卯

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 「なか卯」で2022年10月20日から期間限定で発売中の「かつおのたたき丼・並盛(690円)」を試食。

 「かつおのたたき丼」は、「気仙沼で水揚げされたかつおを使った“かつおのたたき”をたっぷりとご飯にのせた商品です。表面を炙り、肉厚にカットしたかつおを特製たれに漬け込み、ご飯が進む味わいに仕上げました。炙られた皮目の香ばしい風味や、肉厚で濃厚な赤身の旨みをお楽しみいただけます。別添えのおろししょうがでさっぱりとお召し上がり下さい。」というのがなか卯のウリ文句。

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 なか卯は親子丼を大得意としている他に、丼もの全国チェーン店の中では海鮮もので抜群の実績を誇ってます。昨年はなか卯で初めて“かつお”を使用した新商品として「漬けかつお丼」を売り出しましたが、そこで自信を付けたのか、今年は難易度を上げて「かつおのたたき」で勝負に出たようです。
 
 でもさすがにぱらぱらっと塩を振っただけでも美味しくいただけるかつおのたたきを出すのはなか卯には無理があるのか、結局特製たれに漬け込んでいるので、実質的には「漬けかつお丼」とそんなに差はないかもしれません。意地悪く言えば昨年の「漬けかつお丼」には卵が付いていたのに、「かつおのたたき丼」はそれがオプションになって実質値上げみたいな気も。

 「炙られた皮目の香ばしい風味」は微かにあるかないかといったところ。また「肉厚」といっても100円回転寿司やスーパーの寿司で出てくるかつおよりは厚みがあるのがはっきりと判るといった程度。まぁ丼もの全国チェーン店の中では海鮮もので実績十分といっても値段が値段なのでもともと期待値はさほど高くはありませんからこれで十分。その低い期待値すら超えられない、甚だがっかりさせられるような品は絶対に出して来ないという安心感がある辺りはさすがなか卯です。

 なお「かつおのたたき丼」は11月末に販売終了予定とのこと。

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【観戦記】22-23年第1節:浦和L 3-2 長野L ~ 勝てば良かろうに近いかなぁ・・・

 序盤の2得点で今日は楽勝かと思いきや、大失態の連続で無駄にややこしい試合に。でも勝つには勝ったので中下位チームに勝ち点を落としまくった昨季よりはマシかなぁ・・・

《スタメン》

・カップ戦決勝から水谷→遠藤、佐々木→上野と両SBを入れ替え。左SB佐々木は小破が伝えられていたので入れ替えは想定内でしたし、右SBはカップ戦では遠藤がスタメンで出た試合のほうが多かったくらいので、ここの入れ替えも違和感なし。

・昨季長期離脱を余儀なくされた栗島がベンチ入り。なおレギュラークラスでは依然GK池田とCB長船が長期離脱中。

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《試合展開》

・浦和の基本フォーメーションは4-2-3-1で、ボール保持時には塩越ないし柴田が前に出て4-1-4-1っぽくなる感じでしょうか。

・序盤の浦和の出来は圧巻!早いパス回し&ボールを失ったら素早く攻守を切り替えて怒涛のプレッシングの連続で長野に全く何もさせず、早々と長野を自陣に押し込んで猛攻を仕掛けると、5分右サイドで細かくダイレクトパスを繋いだ後に塩越が突如カットイン。ボックス内に入った塩越は狭いシュートコースを見事に突いていきなり先制!! 普段はお世辞にもシュート意識は高いとは言い難いのに決める時はだいたいゴラッソという塩越らしいゴールでした。

・さらに11分猶本シュートがDFに当たってのこぼれ玉にボックス内でいち早く反応した清家が追加点。前には3人もDFがいましたが、清家はシュート意識の塊みたいな選手。普段シュートがあまり枠に飛ばないのが難ですが、ここは見事にシュートがゴール右上隅に突き刺さりました。

・これで今日は楽勝と思いきや、16分まさかの失点。長野がゴールキックからの反撃で、ボールが最前線のFW川船のもとへ。それでも川船には石川&はなとCB2枚がしっかり付いていたので何事もなかろうと思って見ていたのですが、石川のバックパスが緩くて川船に掻っ攫われる大惨事が発生。石川の対応もさることながらはなのポジショニングが謎過ぎて石川へのサポートにも何にもなっていないのがいやはや何とも・・・

・アホすぎる失点でしたが、その後も浦和は一転して大崩れする訳ではなく安定的にボールを保持してゲームをコントロール。とはいえ、長野も1点返して落ち着きを取り戻したのか、高い位置に4-4-2のタイトな守備ブロックを形成して、「浦和が無理攻めしてきたところでショートカウンター」という本来狙いとしたであろうサッカーを披露し始めて試合は膠着状態に。

・長野が守備ブロックを整えた状態から前プレをかけ始めると浦和のビルドアップはたちまり行き詰まってしまい、SB→SHで前進を試みるも菅澤までボールが入ることはなく、また下げて作り直しの連続。正直CH塩越のパス捌きがアバウト過ぎるのがネックになってCH経由でのビルドアップが機能しないように見えたのですが・・・唯一43分にワンタッチパスの連続でゴールに迫る見せ場を作りましたが、菅澤へのラストパスがオフサイド。

・長野の高い最終ライン裏を縦ポンで狙うも、パスの出し手にプレッシャーがかかっていためか、ボールの精度が低かったり、タイミングが合わずにオフサイドの山を築いたりと散々。運よく菅澤が裏抜けしかかっても長野CBが粘り強く対応して菅澤には何もさせず。ビルドアップが上手くいかないため、残念ながらこの日の菅澤はほぼいないも同然でした。

・膠着した戦況を打開すべく、楠瀬監督は後半頭から上野に代えて水谷を投入。特に上野自身の出来は悪いようには思えませんでしたが、この交代で浦和はようやくボールが前に進むようになり、47分右サイドから清家クロス→菅澤ヘッドの良い形。そして49分から立て続けにCKから決定機があったものの、追加点ならず。

・再び戦況が膠着状態に陥ったところで浦和は61分遠藤→栗島と代え、さらに71分安藤→島田の交代ではっきりとした2トップに。それでも戦況はさして好転せず、かといって失点する気配もないというシオシオな塩梅で時間が徒過していたところ、84分右サイドからの栗島スローインをボックス内で受けた島田がいきなりCBを背負ったまま豪快に反転シュート!!これがゴール左下隅に突き刺さって浦和に待望の3点目!!

・これで誰の目にも勝負ありと思われましたが、87分自陣深い位置ではなが途中投入のFW稲村を余裕をかましにかましながら交わそうとして失敗。「いくらなんでも勝っている試合の終盤でやることかよ!!」とメンズならサポから袋叩きにされそうなあんまりな大失態で再び一点差に。

・とはいえ、長野の攻撃は基本的に相手のミス待ちで、ボールを動かして能動的に点が取れるチームではなく、またミスを誘発するだけの強度を持ったプレスが出来ている訳でもないので、何事もなくそのまま試合終了。

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《総評》

・長野の得点はいずれも浦和CBの凡ミスに乗じたもので、それ以外の決定機は皆無。そもそも長野にシュートを4本しか撃たれていないので、本来3-0で勝って然るべき試合があんまりな失態の連続で無駄に競った試合に。監督が「しっくりこない、締まりのないゲームになってしまった」と評するのも無理はないと思います。

・また浦和は3点取ったといっても、いずれも個人技による(3点目が典型)もので長野守備陣をきっちり崩した形ではありませんでした。試合後の会見では監督がビルドアップに課題山積だったこと、そして意図的な崩しはあまり出来なかったことを自認していて、3点取った割にはそんなに喜べない試合だったかなとも感じました。

・ビルドアップについては上述のように今季なぜかCHで起用されている塩越が案の定というかなんというかあまり機能していないのが主因になっている気が多々。ぬるぬる系ドリブルと意外性のある一発が持ち味の塩越を深い位置で使う意図は正直図りかね、せめて柴田をアンカー、塩越をIH気味におけば塩越が活きるのではないかと思ったのですが、そこまではっきりしている訳でもなさそうで。

・昨季は栗島故障を受けて柴田の相方を試行錯誤を重ねている間に勝ち点を落としまくったのがI神戸に勝ち点で大差をつけられた主因になってしまいました。結局安藤老師のCHコンバートという奇策でチームは持ち直しましたが、時すでに遅し。しかもさすがに今季も老師に頼るわけにはいかないので塩越がやっているのかもしれません。でもWEリーグはなにせ試合数が少ないので「高い授業料」を払っているうちに事実上シーズンが終わってしまいかねないのが悩ましいところ。

・良かったところに目を転じれば、昨季アホほどあった「押し込んでいるのに攻めきれず、カウンターをくらいまくる」とか「終始ボールを支配しているのになぜか先に電池切れになる」という、「なんかこのチームって構造的におかしくね?」と思われる場面は見られなかったことでしょうか。昨季だと先制したのになぜか終盤失速して同点に追いつかれる、あるいは逆転されてしまう試合がまま見られましたから。この感じだと中下位チームに何度も不覚をとる可能性は低いかなと思いました。

・さらにいえば、浦和はシーズンの通算成績が良い年でも概してなぜかホームゲームの戦績があまり良くありません。その点、4604人もの観客が集まったリーグ開幕戦をきっちり勝利に飾れたのはなによりでした。

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《選手評等》

・石川はモロに失点に絡んでしまいましたが、隙あらば縦パス突き刺しまくりなのはいかにも今時のCBでめっちゃ好印象。岩波はこれが出来るまで随分かかりましたし、槙野は最後まで出来なかったしたから石川のセンスには驚愕しました。監督目線からは「少しリスクマネージメントを考えると、そこじゃない」というリスキーな縦パスも目立ったのは事実ですが、そもそもあのパスを出せないCBがあまりにも多いからなあ・・・むしろこの試合で残念だったのは石川の縦パスを活かせない受け手だろうという気も少々。

・また失点場面こそ残念でしたが、その後は1対1には何の問題もないことを再三実証。むしろ新人の石川をサポートしないといけない立場のはながたびたび不安定なのには参りました。はなはカップ戦決勝でも大失態を犯しており、諸先輩方からきつーいお仕置きがありそう(つД`)

・島田はこれがリーグ戦初ゴール。昨季は何度も出場機会を与えられながらも全く良いところがなくて、正直「ピッチ上を徘徊している」という印象しかなかったのですが、今季はカップ戦でそれなりに戦力になっている姿を見せてスタメン出場で1ゴールを上げていましたから、リーグ戦でのゴールも時間の問題だったでしょう。それでもそのゴールが難易度の高い「一人でできた!」系だったのは度肝を抜かれました。

・水谷はGKとCB以外ならどこでもできる(CFは見たことないが、セカンドトップ的なFWはできる)という意味で「高学歴の明本」みたいな感じになってきたかな。ベンチにいるとありがたい存在ですがが、本人はスタメンで出たいでしょうし、監督も頭が痛かろうかと。

・ほぼ1年に及ぶ長期離脱を経てついにピッチに戻って来た栗島。最初は気丈夫に明るく振る舞っていたものの、インタビュアーがリハビリ仲間との悪戦苦闘など泣かせる話に持って行くのに釣られてついに号泣。全米が泣いた。

・この日の観客は4604人ちょっと。トップの試合がない週で、かつ入場料も500円と格安、天気は暑くも寒くもないと好条件が重なり、子供連れでの来場が目立ちました。リーグ開幕戦ということもあって事前の告知も目一杯やっており、この数字が現在の浦女の観客数MAXレベルでしょう、たぶん。

・選手紹介の動画、なんか初期のWebサイト動画みたいで洗練されてるとは言い難いものの、女子色丸出しをやめたのは評価したい。

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-----菅澤-----
安藤---猶本---清家
---塩越--柴田---
上野-はな--石川-遠藤
-----福田-----

(得点)
5分 塩越
11分 清家
16分 川船(長野)、
84分 島田、
87分 稲村(長野)

(交代)
HT 上野→水谷
61分 遠藤→栗島
70分 安藤→島田(菅澤&島田の2トップへ。猶本左SHへ)
88分 清家→植村(植村左SH、猶本右SHへ)

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2022.10.23

豚からあげと鶏からあげの合盛り定食@からやま

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 「からやま」が2022年10月21日より期間限定で販売中の「豚からあげと鶏からあげの合盛り定食(790円+税=869円」を試食。

 「たっぷりの生姜で1個50gを超える大きさの皮つき鶏もも肉を、じっくり中まで染みわたるように漬け込んだ『生姜からあげ』に加え『豚からあげ』と合盛りに仕立てました。秘伝のタレに漬け込んだ1枚40gの豚ロース肉をカラッと揚げて、刻み生姜の食感が楽しい生姜だれをたっぷりかければ、からやまオリジナルの『豚からあげ』に。からやまのオリジナルの『豚からあげ』に添えてある、おろし生姜でお好みに合わせて追い生姜も楽しめます。」というのがからやまのウリ文句。

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 ウリ文句は饒舌ですが、残念ながら「豚からあげ」は正直大ハズレ。薄い割にはえらく硬いんですなあ、これが。また鶏からあげはしっかり下味がついているのでタレがかかっていなくても十分美味しくいただけるのに対し、豚からあげは「秘伝のタレに漬け込んだ」というのは何かの冗談だろうと思えるレベルで、タレやおろし生姜で豚肉の味気なさを誤魔化しているような感じがしました。
 
 試食は残念な結果に終わりましたが、往訪した新橋店(駅前のニュー新橋ビル1F)は郊外店がほとんどのからやまには珍しい都心店で、

 ・券売機がある
 ・100円割引券が使えない
 ・塩辛サービスはない
 ・大盛無料サービス継続中

といった特色がありました。また次から次へとやってくるオッサン達に対応すべく作り置きを出しているようで、あっという間に配膳されたのにもびっくり。もっともこれが今回の試食に大きなマイナスとなった可能性は否定てきませんが・・・

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2022.10.22

ゆの華 越谷店@南越谷

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 国道4号線(日光街道)沿いに建っていて車でのアクセスは非常に便利。東武伊勢崎線新越谷駅や蒲生駅から送迎バスもあるにはありますが予約制とのこと。

 外観からも想像がつくように「古色蒼然」という言葉が非常にしっくり来るスーパー銭湯です。なんせ下駄箱の鍵は昔ながらの銭湯でよく見かける木札!! そんなスーパー銭湯ってあんまりないじゃろうに・・・

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 浴室は1Fが「やませの道」、2Fが「華街道」で男女日替り。往訪時に案内されたのは2Fでした。

 温泉を引いているのは露天風呂の一角だけ。首都圏によくある見た目が黒っぽい、いわゆる「黒湯」で泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉。お肌に優しい弱アルカリ性の、いわゆる「美人の湯」です。泉温が39.2℃となんとも微妙なため、加温なしのかけ流しを楽しめるのは夏季だけの模様。
 
 露天風呂のエリアよりも内湯のほうがずっと大きく、しかも風呂を細々と仕切ってジャグジーの類をいろいろと設けてあるのが特徴。カランも十分すぎるほど。

 食事処や休憩スペースは1Fにあるにはあるといった程度。ただ風呂に入る分には何の問題もありませんが、如何せんありとあらゆるものが古いので、ここで「半日のんびりくつろぐ」という用途には向いていないかと。

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音@南越谷 ~ 濃厚煮干そば

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 武蔵野線南越谷駅の北側。南越谷ゴールデン街を抜けて、さらに北へと延びる路地沿い。「番家」の跡地。北千住の人気店の支店で、本店には9年前に行ったきり。先客ゼロ、後客4。
 
 タッチパネル式券売機で「濃厚煮干そば(850円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に濃厚鶏塩そば、濃厚つけ麺など。生姜鶏白湯、音郎というボタンもありましたが、往訪時は「うりきれ」扱いでした。
 店内はL字型カウンター6席と2人卓×2。卓上には柚子胡椒、韓国産唐辛子、粒花山椒、一味、ラー油、酢。おしぼりサービスあり。水はレモン水。なお事前に紙エプロンの要否も聞いてくれます。

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 とろみがかって、かつ魚粉交じりで茶褐色に濁ったスープは、魚臭さこそ免れないものの見た目と違って煮干しがガツンと来るタイプではなく、鶏白湯スープと合わせて煮干しの癖を弱めて万人受けを狙った感じ。塩気もさほど強くはなく、終盤になってスープを飲むとちょっとしょっぱいかな?と感じる程度。
 
 大昔に北千住で食べた時は「煮干しを効かせるのは良いのですが、やりすぎでちょっと嫌味な感じになってしまい、食べ手を多分に選ぶ気が。しかもかなりしょっぱい」という感想を抱いたのですが、長い年月を経て個人的には好ましい方向へ変化したようです。
 
 麺は自家製で中細ストレートタイプ。この手のラーメンにありがちな水気の少なそうな麺で、細目なのにかなり噛み応え強め。店では残ったスープで雑炊を勧めていましたが、さすがに身体に悪そう。また替え玉もあるにはあるのですが、自然体で食べていると替え玉を楽しめるほどスープは残らないかと。

 丸いバラ肉チャーシューは軽い炙りが入っていますが、ちょっと旨味は抜け気味。他にメンマ、海苔、刻み玉ねぎ、刻みネギ、柚子皮。

 総じて文句なしの出来。おいおい他のメニューで再訪してみます。

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2022.10.21

秋の海鮮フライ定食@かつや

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 「かつや」が2022年10月14日から期間限定で発売中の「秋の海鮮フライ定食(690円+税=759円)」を試食。
 
 秋も深まってきますと外食チェーン店各社で「カキ」をメインに据えた定食類が続々と発売されますが、かつやが売り出したのは単なる「カキフライ定食」ではなく、広島産の牡蠣フライと海老フライの合い盛りでした。もちろんかつやのウリであるとん汁も付いてきます。

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  かつやの合い盛りといえば、なんか「頭がおかしい」と言われても仕方がない、ひたすらボリューム重視で相性の良さなんてまるで考えてないような組み合わせが少なくないのですが、今般の「秋の海鮮フライ定食」は非常に穏当なというか、滅茶苦茶常識的な組み合わせで全くかつやらしくなく、どちらかといえば「松のや」で出てきそうな組み合わせです。
 
 しかも得体が知れない、味だけがやたら濃いソースをぶっかける訳でもなく、添えてあるのはタルタルソースという、これまた極めて常識的なもの。なんか破天荒というか、もはや人知では計り知れない何かでしかないゴールドシップみたいなキャラから、優等生のダイワスカーレットみたいなキャラへ急変したような感じすらします(意味不明)。
 
 もっともこうなるとハズレようがありません。ぱっと見で判るように海老はかなり大きめ。またカキも外食チェーン店で出てくるものとしては割と大きめ、かつそれなりにジューシーで十分満足できるもの。あえて難をいえばフライ4つに合わせるにはタルタルソースの量が少ないこと。足りない分は個人的には醤油があれば何の問題もないのですが、かつやは卓上に醤油を置いてないんだよなぁ・・・ それでも諸物価高騰の折、この内容でこの値段に収めたのは高く評価できます。

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2022.10.20

白鷺の湯@下呂

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 飛騨を代表する下呂温泉。温泉街は駅から歩いて行けるところに拡がっていますが、なぜか下呂駅は温泉街に背を向ける格好で建っており、温泉街へは駅裏へ出て橋を渡ることに。

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 「白鷺の湯」は建物こそ随分奇抜というか珍妙ですが、実態はただの共同浴場です。浴室内に石鹸やシャンプー等がないせいか、値段も430円と安め。ただ脱衣室は2階なのに、風呂はまた1階へ降りるという、もうバリアフリーもへったくれもない設計に古さを感じます。

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 浴室も非常にシンプルで長方形の大きめのヒノキ風呂が一つあるだけ。泉質はアルカリ性単純温泉。若干熱めですが、優しい湯ざわりゆえのんびり浸かれます。リバーサイドの旅館群から一つ奥の通りに建っていますが、目の前の建物の背が低いのでなんとか川が見える「辛うじてリバーサイド」です(苦笑)。
 
 なお下呂温泉は12ある源泉を集中管理して各旅館や公衆浴場に配湯しているようです。

 脱衣室に隣接して休憩室もあって、共同浴場としては申し分なし。

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桔梗屋@高山 ~ 中華

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 高山駅から国分寺通りを東へ。鍛冶橋近く、ホテルα-1の裏辺りの飲み屋街の一角に立地。外観、内装とも相当年季が入った店です。先客2、後客2。予定していた店が昼飯時を外していったにも関わらず10人強の行列が出来ていたのでこちらへ転進した次第。
 
 券売機はなく、メニュー最上段の「中華 並(750円)」を注文。ランチサービスなし。後払い。

 店内は縦長カウンター6席と小上がりに4人掛けくらいのテーブルが2卓。卓上には胡椒、ラー油、酢、七味。

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 スープは鶏がらベースと思しき清湯醤油味。店内にわずかに煮干しの臭いが漂っているのでそっちの系統だと思ったのですが、煮干しはあまり自己主張せず。見た目と違って表面の脂は多めですが、その分コク深く、そして雑味がない、実にすっきりとした味わいで飽きが来ません。

 麺は縮れ入りの細麺。心持ち柔らか目ですがスープとの相性、絡み具合は文句なし。

 バラ肉チャーシューは小さめのものが2枚。細いメンマは意外にも歯ごたえが合ってなかなか。他に刻みねぎ。

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 食後はしばらく高山の古い街並みをぷらぷら。

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 高山のラーメンはどの店も量が少なめなのでコロッケで補充(苦笑)。

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2022.10.19

埼玉タンメン 山田太郎 越谷谷中町店@越谷 ~ 濃厚タンメン

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 日光街道(国道4号バイパス)沿い。宮本町交差点そば。屋号からも察しが付く通り「山田太郎」は「山田うどん」の新業態で、この店も「山田うどん食堂」のからのリニューアル。但し、「山田太郎」はまだ実験店舗的な意味合いを脱していないのか、所沢本店以下3店舗しかありません。
 
 それでも店は早い時間帯から大賑わい。夫婦や家族連れ、小グループがわらわらと車でやって来て、帰りは中待ち8、外待ち7人も。もっとも皆さんテーブルの空き待ちのようで、カウンターはいつも空いています。
 
 注文は手元のタブレットから。メニューを見て「名物」とされる「濃厚タンメン(780円)」を注文。野菜増し(+100g)無料サービスあり。
 
 メニューは非常に多彩で、他に淡麗タンメン、味噌タンメン、濃厚麻辣タンメン、味噌麻辣タンメン、煮干系醤油ラーメン、海鮮タンメン、濃厚黒マー油タンメン、魚介系濃厚つけ麺など。また往訪時には期間限定で濃厚トマトタンメン、夏の辛みそトマトタンメン、タンメン屋さんの野菜たっぷり冷やし中華といったメニューも。

 タブレットでの注文って回転寿司屋やファミレスで大抵の方はもはやお馴染みと思いますが、麺の量だとか野菜増し等のオプションをいちいち聞いてくるのが良くないのか、隣の老夫婦は長考に沈んだ挙句店員を呼ぶ始末(つД`)
 
 店内はテーブル席主体で4人掛けボックス席×3、4人卓×4、2人卓×2、島式カウンター10席。先述のように一人客はほとんどいないのでカウンターはいつもガラガラ。卓上には生姜、にんにく、ラー油、酢、ブラックペッパー、醤油。

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 うーん、野菜増しを頼んだはずなのに盛りはたいしたことない・・・でも+100gだとこんなもんか・・・
 
 わずかにとろみがかったスープは「豚骨と鶏ガラのWスープにたっぷりの国産野菜の旨み」が合わさったもののようですが、端的に言えばほぼちゃんぽん味。古典的なあっさり塩味のタンメンではなく、ひと昔前に多店舗展開していた「トナリ」のタンメンに寄せたような味でしょうか。薬味には生姜がよく合います。「淡麗タンメン」だと古典的なタンメンが出てくるのかな??
 
 麺は中太の緩い縮れ入り。若干柔らかめの仕上がりでつるつる&もっちりした食感。麺の形状はともかく、食感はあまりちゃんぽんっぽくありません。量はデフォルトで160g。大盛(+100円)だと240gとのこと。

 具はキャベツ、ニンジン、玉ねぎ、もやし、きくらげ、豚肉などの炒め物にナルト、そしてなぜか水菜が多め。水菜は青臭くてこのメニューには合っていなような・・・
 
 会計はセルフレジで。これまた今時風。店員は基本的に客席への案内、配膳、後片付けに専念。
 
 個人的にはうどん以外のメニューの方が美味いと思っている「山田うどん」ですが、そのうどんよりは「山田太郎」のタンメンはだいぶマシで、えらく流行っているのも納得。でもこの手の一杯ではなんだかんだとリンガーハットのクォリティーの高さとコスパの良さを何度も再確認させられる結果に終わっているような・・・

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2022.10.18

大浜@十条 ~ 濃い煮干しらーめん

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 埼京線十条駅南側の踏切がある大通りを東へ出てすぐ。「鶏八朗」のリニューアルで、「鶏八朗」には4年前に往訪したっきり。先客、後客ともゼロ。
  
 店内の券売機を見るとメニューはなんと「濃い煮干しらーめん(900円)」のみ!! サイドメニューもなく、替玉や和え玉は現金で対応。なおリニューアル前の名残りで、券売機からは食券代わりに黄色いプラスティック札が出てきます。
 
 店内はL字型カウンター6席のみ。前店から2席減らして狭めだった席間を広げた模様。卓上には一味とブラックペッパーのみ。

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 店の案内によるとスープは「低濃度の動物系と和風だし」がベースで「大きめ背黒いわしを主体に数種類の煮干しを使用」とのこと。しかも煮干しは不定期に種類を変えるようです。
 
 「煮干しを前面に出しつつ酸味を抑え、程よいえぐみのバランス調整」というのが店のウリ文句ですが、残念ながら滅茶苦茶しょっぱくて煮干しの旨味がかき消され気味で、全然バランスが良くありません。「濃い」は煮干しが濃いのではなく、単に味が濃いだけのようで・・・刻み玉ねぎと刻み玉ねぎが多めに添えられていますが、スープがしょっぱ過ぎて箸休めにも何にもならず。
 
 麺は自家製の並太ストレート。この手のラーメンにありがちな水気の少なそうなタイプで、しかもスープに負けないようにとの考えからかかなり硬めの仕上がりで噛み応え十分。
 
 バラ肉チャーシューはこの手のラーメンには珍しいくらい大きいのが特徴。他に穂先メンマ、

 この感じだと個人的にはリニューアル前のほうが好みですね・・・

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2022.10.17

豚と茄子の辛味噌炒め定食@松屋

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 松屋から2022年10月11日より発売中の「豚と茄子の辛味噌炒め定食(750円)」を試食。これは新商品ではなく秋の定番で、松屋には珍しく季節感のある商品です。火が通りづらい茄子を自宅で上手に焼くのは少々面倒(苦笑)なので、この手の商品は結構ありがたいもの。記録を調べたら4年前に試食済でした。

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 「豚と茄子の辛味噌炒め」は「ジューシーな茄子と旨味が詰まったたっぷりの豚肉を、コク旨の辛味噌で炒めた逸品。辛味噌がトロトロの茄子全体に絡み、ごはんやお酒のすすむ味わいとなっております。」というのが松屋のウリ文句。実際は玉ねぎも少々入っています。
 
 なんか辛味噌というか辛味噌ベースの焼肉のたれを絡めて炒めたという感じの一品で、辛さはさほどのことはなく、どちらかといえば旨味がおもっきし前に出たような味わい。良くも悪くも松屋らしい濃い目の味付けでご飯がすすみまくるので、並盛だと少々おかずが余り気味。
 
 松屋の焼肉系定食って値段の割に概してしょぼいというのが個人的評価でこれまであまり食指が伸びませんでしたが、店によって出来不出来が激しいのか、今回試食した豚肉は非常に柔らかい仕上がりで文句なし。
 
 なお、今回試食した春日店では下膳口にお盆や食器類を持ってゆくだけでなく、下膳口で器や皿、コップ、箸などを細かく仕分けして片付けるというホテルや大食堂にありがちな方式を採用していました。比較的客質が良い店から試行しているのかもしれませんが、これもおいおい広まってゆくかも。

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2022.10.16

豚と野菜の味噌うどん@丸亀製麺

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 丸亀製麺で「豚と野菜の味噌うどん・大(910円)」を試食。並だと790円。「にらバター味噌うどん」も併売されていました。
 
 丸亀製麺の商品戦略というか販売戦略って結構不思議で、近所の川口店はごく普通の路面店にも関わらず、ここ最近は期間限定商品として公式Webサイト上で大々的に売り出している商品は扱わず、公式Webサイト上ではその存在が確認できない商品を販売するようになっています。今回試食した「豚と野菜の味噌うどん」もそのパターン。
 
 ひょっとすると、川口店は全国販売に先駆けた実験販売店・パイロット販売店みたいな扱いを受けているのかも。事前に告知なんてされないので、どんな商品が、いつから販売されるのか皆目判らず、「行ってみたら売っていた!!」というのが常態化しています。
 
 「味噌うどん」であって「味噌煮込みうどん」ではない点に要注意。まぁ、丸亀製麺の性格上味噌煮込みうどんみたいなやたら提供に時間がかかるものは扱えないと思います。オペレーションは簡単で、麺を受け取った方が麺に汁をかけ、具を載せておしまい。よって厨房が狭いSC内店舗でも提供できる商品という位置づけなのでしょう。

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 味噌は結構辛め。具は豚肉・キャベツ・ニンジン・玉ねぎ・油揚げといったところで、野菜の量はぱっと見でも判る通りそんなに多くはないので、刻み青ネギを大量投入すると味噌の辛さが抑えられてぐっと食べやすくなりました。
 
 うどんは口当たりこそ柔らかめなものの、コシはしっかり残っています。でも名古屋の味噌味噌煮込みうどんといい、甲府のほうとうといい、味噌仕立ての麺類といえば硬いものに慣れ過ぎてしまったせいか、どうも口当たりが柔らかいというのはなんか物足りなさががが・・・
 
 ただの「肉うどん」と比べると少々高いことを考え合わせると、全国展開にいたるかどうかちょっと微妙かも・・・

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2022.10.15

大豆ミートの豆苗玉子炒め定食@やよい軒

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 「やよい軒」が2022年10月4日から期間限定発売中の「大豆ミートの豆苗玉子炒め定食(780円)」を試食。

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 「大豆ミートの豆苗玉子炒め定食」は「100%植物性原料で作られた次世代の肉“大豆ミート”を使用」しているのがウリで「定食に使用する大豆ミートは、100%植物性原料で作られており、柔らかく、肉と変わらない満足感のある食べ応えが特長です。具材には、豆苗・レンコン・スナップピース・赤パプリカ・玉ねぎ・もやしの6種の野菜と、ふわふわの炒り玉子を合わせました。また、歯ごたえのあるシャキシャキとしたレンコン・スナップピースが食感のアクセントになります。たれは、濃いくち醤油をベースに、牡蠣・鶏の旨みとにんにく・ねりごまのコクを加え、ごま油で風味よく仕上げ、具材の旨味を引き立てます。」とウリ文句も実に饒舌。

 でも肝心の大豆ミートがイマイチというかイマニにも達していないような・・・「灰褐色の細長い何か」が大豆ミートなのでしょうが、柔らかすぎて食感が肉から程遠い上に、味わいが淡白すぎてもはや肉でもなんでもありません。これならさつま揚げなど練り物でも混ぜて炒めたほうがはるかにマシでしょう。なんか太平洋戦争中に登場した「代用食」みたいなのを、何が悲しくて令和の世に食べないといけないのかという気が。

 また食材を見ても判るように野菜だらけなのはともかく、結構青臭いのが個人的には難儀。一番安心して食べられるのは炒り玉子だったり(苦笑)。味付けも薄目な上に量も多くはないので、ご飯のおかわりは個人的には珍しく「小盛」に留まりました。

 大豆ミートは「健康的な食事をしつつ、満足感も満たしたい」というニーズに応えて誕生したものらしいのですが、そんなニーズがある方はそもそもやよい軒に来ないと思うけどなぁ・・・そういう志向の客は大戸屋に任せて、やよい軒は基本ガッツリ系という王道を踏み外して欲しくないものです。

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2022.10.14

肉だく牛カレー@吉野家

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 吉野家が2022年10月1日から発売開始の「肉だく牛カレー(679円)」を試食。2年前にも「肉だく牛カレー」を試食済ですが、カレーをリニューアルして再投入したのかな? なお肉だくではない「牛カレー」は569円。また往訪時は「肉だく半額祭」を開催していて、「肉だく牛カレー」は92円引きでした。

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 「『牛カレー』のルーには生玉ねぎや玉ねぎソテー、玉ねぎペーストなど、アプローチを変えた素材の玉ねぎが溶け込み、玉ねぎのコク・旨味・甘味を余すことなく味わえる毎日でも食べたくなるうまいカレーとなっています。」「ルーに対する玉ねぎ量は、生玉ねぎ換算でルー全体の3分の1の量となります。これまで販売した『黒カレー』と比較すると、玉ねぎの使用量は2.5倍となります。玉ねぎをふんだんに使用したことにより、ルーの色は黒みを帯びた色となりました。『牛丼』でも牛肉と玉ねぎの相性が抜群であることを発揮していますが、今回の『牛カレー』でも牛肉と玉ねぎの好相性を再確認いただけます。」というのが吉野家のウリ文句。
 
 牛丼屋のカレーと言えばとにかく松屋が傑出していて、吉野家のカレーを食べる機会なんてまずないのですが、超久しぶりに食べてみると悪くはありません。玉ねぎをこれでもかこれでもかと溶かし込んだ甲斐あって、とろみがかったカレーは旨味たっぷり。でもひたすら旨味で押すタイプで、辛さや痺れは無きに等しいので物足りないと思う方も少なくないかも。

 また従前から吉野家は牛丼の具に合うようにカレーをチューニングしており、その伝統はしっかり引き継がれているようです。吉野家のカレーは松屋が時々売り出す癖の強いカレーよりは当たりはずれはない反面、松屋と違って手を変え品を変え新趣向のカレーを出す訳ではないのでわざわざ食べに行く気も起こらないんだよなあ・・・

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2022.10.13

てりたま合盛り定食@からやま

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 「からやま」が2022年9月22日より期間限定で販売中の「てりたま合盛り定食(790円+税=869円」を試食。
 
 「からやま一番人気の『カリッともも』と軟骨のコリコリとした歯ごたえにジューシーな肉感のつくねを合盛りにした、異なる食感が一度に楽しめる一皿です。香ばしさと甘みをテリヤキだれでまとわせ、丁寧にとろっとふんわり焼きあげたたまごで仕上げ大人も子どもも思わず笑顔になる定食が誕生しました。」というのがからやまのウリ文句。

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 ウリ文句だと単なる添え物のようにしか扱われていないのですが、「カリっともも」や「つくね」よりも「ふんわり焼きあげたたまご」のほうが圧倒的に美味かったというのが率直な感想。「からやま」って親子丼や「からたま丼」といった卵とじ系はともかく、玉子だけをおかずに取り上げた商品を出した記憶はないのですが、意外や意外出汁がそれなりに効いていて、焼きあげたまごだけで十分ご飯のおかずとして成立していました。
 
 一方、「つくね」のほうは些か微妙。「ジューシーな肉感」どころか表面はカリっと焼き上がっていて、円盤状の形状とも相まって「和風のマルシンハンバーグ」みたいな食感でした。もっとも「軟骨のコリコリとした歯ごたえ」でつくねらしさを醸し出していて悪くはありません。
 
 またこの商品で嬉しかったのはてりやきソースが必要以上にかかっていなかったこと。往々にしてソースかけすぎて、カツ等がソースの海に溺れがちな「かつや」とは大違い。「カリっともも」や「つくね」自体の旨さを損なわず、てりやきソースがしつこく、甘ったるく感じることのない程度に抑えられていて感心しました。

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【観戦記】22年第27節:浦和 1-1 札幌 ~ あれだけ決定機を外してはどうにもならん・・・

 序盤札幌に良いようにやられてしまいましたが、なんだかんだとさほど決定機は与えず、その後は浦和が決定機を量産。先制点こそ取られたものの、終盤の猛攻で一気に逆転してもなんら不思議はない試合内容でしたが、あれだけ決定機を外してはどうにもなりません!!

《スタメン》

・浦和のスタメンは前節鳥栖戦と全く同じ。故障明けで前節60分限定出場だったリンセンを中3日で再度スタメン起用したのが意外でした。リカは鳥栖戦の試合内容をよほど評価していたのか、あるいは単に消化試合であることを奇貨としてリンセンをチームに馴染ませることを優先したのか真相は不明。試合内容からすれば後者臭いのですが・・・

・小破していたモーベルグがベンチに復帰した一方、江坂がなんとベンチ外!

・札幌は福森→菅、西→荒野、 駒井→高嶺、興梠→小柏とスタメン4名入れ替え。

・小柏は前節は体調不良で欠場。高嶺は前節出場停止。さらに興梠は契約上浦和戦に出場できないと入れ替えの理由は様々ですが、札幌は相変わらず怪我人を量産していて、深井が故障で長期離脱中な上に前節駒井が故障。また試合後のミシャの弁によれば福森・宮澤・菅は怪我をおしての出場だったとか。

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《試合展開》

・浦和の基本フォーメーションは鳥栖戦同様かなりはっきりした2トップ横並びの4-4-2。

・一方札幌はいつもの3-4-2-1ではなく、高嶺を最終ラインに下げての4-1-4-1、あるいは浦和に合わせて4-4-2だったようですが、札幌は攻守ともその形でしっかりセットしていることはほとんどなくて、浦和のフォーメーションに合わせて「(ミシャ)最初は相手が2トップでしたので、岡村と高嶺が2トップについて、サイドハーフに菅と田中、そういう形になったというだけ」なので配置自体にそんなに意味はありません。

・序盤は札幌が一方的にゲームを支配。リンセン&ユンカーの2トップでは前プレは機能しないと諦めてか、浦和の守備は鳥栖戦同様リトリート主体と割り切った風でしたが、中盤のフィルターも機能せず、5バック気味に構えて大外の穴を防ぐわけでもなかったので札幌に簡単にサイドを抉られたり、鋭いクロスを何度も入れられたりして大苦戦。特に左サイドで大畑がスピードのある金子に苦戦していたのが目立ちました。

・ただ札幌も高速クロスをアホほど入れたところで中に合わせるターゲットがいる訳でもなく、シュートを撃ちまくってもブロックされてしまう場面が多くて、西川が多少なりともヒヤリとしたのは4分シャビエル→青木のシュートが枠の上だった場面と、30分青木のシュートくらい。好意的に見れば浦和守備陣は札幌のサイド攻撃なんて中央で跳ね返せばいいと割り切った風にも見えました。

・むしろ頭が痛かったのは攻撃面。ボールを奪う位置がそもそも低い上に、序盤は鳥栖戦のように素早く2トップへ蹴り飛ばしてしまう訳でもなく、多少なりともしっかり繋ごうとしていたように見受けられましたが、札幌の厳しいプレスを交わせずに結局アバウトに蹴るしかなくなり、簡単に札幌にボールを回収されてまた攻められるの繰り返し。

・さすがにこのままでは拙いと思ったのか、浦和は突如前ハメに転じて26分小泉が岡村の縦パスをカットした場面は決定機に至らなかったものの、27分ショルツが敵陣深い位置でのボール奪取からボックス内のリンセン→折り返しがわずかにユンカーに合わずと、この試合初めて良い形を作りました。

・そして先の30分のピンチを凌いだ後はついに浦和が攻勢に。36分左サイドスローインからの流れで岩尾ロングフィード→ユンカーループシュートはバーの上。その後は浦和が札幌を自陣に押し込んで攻め続ける展開になり、38分岩尾の浮き球パスがボックス内でフリーのリンセンに通るもシュートは枠外。さらに45分左サイドから小泉の浮き球パスがボックス内のリンセンに通り、リンセンは胸トラップ&反転シュートを狙うもこれまた枠を捉えきれず。

・後半も浦和が優勢。札幌は早くも運動量が落ち始めたのか浦和が球際で競り勝つ場面が目立ちだし、しかも思い出したように敢行する前ハメも機能し始めて、早々とスカスカになった札幌陣内で浦和が楽々とボールを運んで良い形を量産。しかし、52分岩尾ロングフィード→ユンカー折り返しはわずかにリンセンに合わず、53分小泉→リンセンの決定機はシュートモーションに入ったところでフェルナンデスのプレスバックが間に合って撃てず。そして57分小泉スルーパス→ユンカー→大畑→ボックス内でどフリーのリンセンという絶好機を作ったものの、リンセンのシュートはまさかの枠外!!!

・松尾を用意していたのが判った時点でてっきりリンセンを「ちょうど時間となりました」とばかりに交代するのだろうと思いましたが、63分最初の交代で下げられたのは意外にもユンカーのほうでした。

・まあスピード系FW同士の入れ替えという趣旨なのでしょうし、これで浦和の前ハメが一層効果的になり、65分には伊藤が高い位置でボールを奪ってそのままシュートという見せ場も。

・さらにリカが明本&柴戸を用意していたところで、70分まさかの失点。左サイドからフェルナンデスが巻いて放ったシュートが見事にファーサイドに突き刺さりました。これはもうフェルナンデスを褒めるしかないスーペルゴラッソ。随所で一対一が発生しやすいマンマーク主体の相手に「選手の質で上回る」ことで勝機を見出すのが浦和の基本戦略になるかな?と思いながら試合を見ていたのですが、まさかその「質の違い」がこんなところで飛び出すとは・・・そして選手交代を用意していた矢先に失点するって先日大敗した広島戦でもあったような・・・

・失点直後にリンセン→松尾、伊藤→柴戸と代えてガス欠が顕著の札幌相手に猛攻を仕掛けるも、これが笑えるレベルで決まらない。74分ロングカウンターで小泉→松尾のシュートはポスト直撃、跳ね返りを拾った酒井のシュートは菅にブロックされてゴールならず。80分にはロングボールに反応した松尾がと途中投入のCB福森からボールを掻っ攫い、明本がGKと一対一になったところまでは良かったものの、明本のシュートはなんと枠外。

・しかし、85分大久保がカットインから放ったシュートが福森のL字形に広げた腕に当たってハンド=PKに。札幌の執拗な抗議&VARとの交信で長時間試合が止まりましたが、89分 ショルツが冷静かつ豪快にPKを決めてなんとか同点に。

・リカは最後に大畑→関根、大久保→モーベルグと代えましたが、7分もあったATには特に見せ場なく試合終了。

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《総評》

・試合後の赤者の感想は概して芳しくないようですが、シュート数は互角ながらも決定機はどう見ても浦和のほうが多く、個人的にはそんなに悪い試合とは思えませんでした。「アホほどあった決定機を決めきれずに勝てる試合を引き分け、さらには負けてしまう」という展開は今年前半にそれこそアホほど見た訳で、その結果が14にも及ぶ引き分けの山。

・「シーズンも大詰めになってまたこれかよ!!」という意味合いでこの試合に不満が出るのは理解できますし、決定機をそんなに与えてはいないとはいえ序盤のあんまりなサンドバッグ状態に嫌気が差した方が多いのかもしれません。まあ上述のように序盤は守備はともかく、ボールを奪ってからの攻めが全然出来なかったのは事実で、「2年かけてこれかよ!!」という感想を持たれる方も少なくないでしょう。

・ただ試合を大局的に見れば、

 ○札幌は極端なマンツーマン守備で「相手選手と選手の間に適切なポジションを取ることで勝機を見出す」というリカのプランAが原理的に通用しない相手なので、頻繁に発生する一対一でリンセン&ユンカーという「選手の質の違い」で殴り勝つことに勝機を見出す

 ○札幌が元気な時間帯はリトリート主体の守備でとにかくやり過ごす

 ○札幌は確実に終盤電池切れになるので、選手交代で一気に勝負に打って出る

という対札幌戦スペシャルっぽい闘い方が繰り広げられていて、その結果1点こそ失いましたが、決定機の数では優に札幌を上回っており、個人的にはそんなに悪い試合でもなかったように思います。「相手の土俵で試合をしない」「相手の嫌がることをやる」というリカの基本思想に沿った試合だったと評価しても良いでしょう。試合後の小泉も内容に全く悲観的ではないどころか、やろうとしていることをチーム内で共有出来たことを評価している風ですし。まぁその辺がバラバラだった広島戦の惨敗がよほど堪えたのでしょうけど。

・ただリンセンやユンカーへ向けての御膳立てにいかにも工夫が足りず、ただ蹴りだすだけになっていたように見える場面が多かったのか確か。これもまたこの試合の評価が悪い一因でしょう。
 
・そしてなにより頭が痛かったのはあんまりな決定力不足。松尾や明本の決定機逸はもう「J2オールスターズだから仕方がない」と諦めもつきますが、リンセンが決定機を決められないとはなぁ・・・ 個人的には監督が出来るのは決定機の数を増やすことまでで、点を取るのは選手個人の質で解決するしかないと考えていて、その「質の問題」を解決してくれるはずのリンセンがなぁ・・・

・浦和も浦和で問題山積ですが、札幌はそれ以上の惨状な模様。ボールを支配して攻めに攻めている割には半ば選手の質の問題で仕方ないとしても、極端なマンツーマン守備&ハイプレスが災いして終盤電池切れになるのはともかく、年から年中故障者を量産しているのは苦笑を禁じえません。これはもうフィジコだとか医療体制だとかそんな問題ではなく、闘い方そのものに起因しているので来年もそのまんまでしょうなぁ・・・ミシャは試合後90分通して戦える選手が少ないことを嘆いていましたが、そりゃ自業自得というか因果応報というか・・・

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《選手評等》

・ユンカーやモーベルグみたいな「名刺代わりの一発」がなかったどころかまさかの決定機逸だったリンセン。やっぱあの「出オチ芸」での中破離脱がでかくて、なんとか身体は動くようになったものの試合勘がないのかも。期待感がでかかっただけに、失望もまたでかい。しかも相性が良さげに見えたユンカーとのパスが相互に乱れまくってどうにもならず。

・冒頭でも記したようにコンディションが十分ではないリンセンを中3日でスタメンに使ったのは、消化試合であることを奇貨としてリンセンをチームに馴染ませることをリカが優先した可能性が高く、まさかの決定機逸はその無理ゆえに起こるべくして起こった事態なのかも。

・柴戸のボックス内スルーはホンマ謎でした。まるで浦和の栗田艦隊。柴戸には何が見えていたのか。

・不死身の明本はすっかり出番が減って「不死身」感はなくなってしまいましたが、射撃が下手なのは相変わらずで悲しいのなんの。尾形はおらんのか、尾形は・・・

・ショルツの「モーゼ攻撃」はまたしても無駄玉に・・・

・シャビエルがおもっきし酒井を突き飛ばしているのにイエローが出ないのを見て、個人的には谷本主審=クソ確定でした。ショルツすら激怒する主審って、ガンジーも助走して殴る主審みたいなもんでしょうに。そして菅が故障してピッチ外に倒れている状況で主審が試合を止めるのはまだしも、菅がヨロヨロしながらわざわざピッチ内に入って来てそこでまた治療ってなんやねん???遅延行為そのものでしょうに!!

・笑ったのは福森へのイエロー。福森は主審に説明を求めてはいるが抗議しているようには見えず、イエローを出すなら小泉を突き飛ばしている高嶺だと思ったのですが、なんで福森がイエローなのかは謎。終始多少の交錯には流しまくりのジャッジでしたが、巧く試合をコントロールしていたとは言えず、甚だ残念な主審でした。

・平日の割にはびっくりするくらい札幌サポが埼スタに詰めかけていました。札幌目線だと「勝てた試合をPKで引き分けに終わった」という試合内容だったにも関わらず、試合後は盛大に歓声が。J1残留が決まったのかな?と思いましたが、どうもそうでもなかったようで・・・

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---ユンカー--リンセン---
小泉-------大久保
---岩尾--伊藤---
大畑-ショルツ--岩波-酒井
-----西川-----

(得点)
89分 ショルツ(PK)

(交代)
63分 ユンカー→松尾
71分 リンセン→明本
71分 伊藤→柴戸
88分 大畑→関根
88分 大久保→モーベルグ

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-----シャビエル----
フェルナ-青木--小柏-金子
-----荒野-----
菅--高嶺--岡村-田中
-----菅野-----

(得点)
71分 フェルナンデス

(交代)
71分 小柏→キムゴンヒ
77分 荒野→宮澤
77分 菅→福森(故障による交代)
88分 シャビエル→西

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2022.10.12

アタル。@十条 ~ 油そば

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 十条駅北側の踏切を東へ渡って、線路沿いの路地を南へ。「煮干そば 流。」が定休日(火曜日)に別ブランドで営業している油そば専門店です。先客ゼロ、後客1。
 
 店内の券売機で基本の「油そば・並(830円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューはこれ一本で、麺量が並200gなのに対し、大が300g(+100円)、特盛400g(+200円)という構成。またトッピングとして「ジャンク(キムチ+納豆+生玉子+ニンニク+のり)」や納豆玉子などを用意。
 
 店内は縦長L字型カウンター7席。席数も元に戻したのかな?。卓上にはラー油、酢、ブラックペッパー、ホワイトペッパー、一味。水セルフ。店は若い兄ちゃん3人で切り盛り。最初に中華スープが出てきます。

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 麺の上に細かく刻まれたチャーシュー、メンマ、ナルト、刻みネギといった構成。タレは底に溜まっているだけで、しかもその量が多くはないのでしっかりかき混ぜないと麺になかなか味が乗りません。でもこの店らしい煮干しがしっかり効いた和風の味わいが楽しめて悪くありません。
 
 こういう味は薄味であってナンボという気がしないでもないので、ここまま最後まで頂いても別に不都合はないのですが、やっぱり卓上の酢なりラー油なりで変化を加えたくなるのが人情というもの。

 麺は自家製で中太ストレートタイプ。つるつる&もっちりとした食感としい、しっかりとしたコシといい、これは大いに気に入りました。
 
 最後はどうしてもチャーシューやネギが余るのでミニ追い飯(+50円)を投入したくなりますが、絶賛減量期間中なので我慢(^-^;

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2022.10.11

威風堂道@浅草橋 ~ 中華そば・鰺

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 総武線浅草橋駅東口を出て目の前の江戸通りを渡って南へすぐ。松屋の隣。昔「わら屋」があったところ。

 神田の「海富道」と同じ会社が運営している魚介系の「炭火焼濃厚出汁」がウリの店で、「海富道」では「中華そば・鯖」を試食済なので、今回は神田にはなかった「中華そば・鰺(850円)」を試食。ランチサービスなし。

 メニューは釜揚げつけ麺、つけ麺、中華そばに対してそれぞれ鯖、鰯、烏賊、鰺、喉黒、海富と6種類のスープを合わせる趣向。但し往訪時は烏賊に×印が点いていました。また「海冨」とは日替わりのようですが、具体的に何なのか不明。
 
 なおつけ麺だと無料で麺量が選べます(ゆで後250g~400g)が、残念ながら中華そばにそのオプションはありません。
 
 店内は縦長L字型カウンター111席。卓上には一味と胡椒? 水セルフ。 なお「海富道」では店内の魚臭さが気になりましたが、こちらは換気が良いのかそんな臭いは全く感じず。

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 「海富道」同様、この店も具(チャーシュー、焼きネギ、刻み玉ねぎ、海苔)が別皿で登場。中華そばの温度を高温に保つためだそうですが、スープの温度に影響があるほどチャーシューが分厚いわけでもなく、具の量が多いわけでもなく、お気持ちはありがたいのですがそんなに効果があるとは思えず。また山椒も別添。なお提供前にチャーシューをバーナーで炙っていました。

 「炭火焼濃厚出汁」は「厳選焼あご使用の独自配合白出汁を毎日抽出し、高級備長炭で炭火焼した魚介類を合わせて濃厚出汁にしている」とのこと。とろみもざらつきも強めのスープは炭火焼を全面に掲げる通り、まるで焼き鰺を食べているような錯覚に陥るくらい鰺の味わいががっつり押し寄せてきます。また濃厚なのに辛うじてしょっぱくは感じない程度に収められていて気に入りました。
 
 麺は中細ストレートタイプで、水気の少なそうな若干ざらつきのある口当たり。でも濃厚スープに全く負けることなし。自然体で食べていてもどんどんスープがなくなってゆきます。

 最後に山椒をちょっと加えて見ましたが、これまた相性抜群。文句なしの一杯でした。

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2022.10.10

MANNISH@日暮里 ~ コッテリの塩らー麺

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 尾久橋通り沿いで日暮里と西日暮里駅のほぼ中間。隣が酒屋「カクヤス」でそのピンクの看板が遠くからでも非常に目立ちます。先客1、後客3。
 
 店内のタッチパネル式券売機で基本と思しき「コッテリの塩らー麺(850円)」を注文。ライス無料サービスあり。
 
 麺の量、背脂の量、ライスの要否も券売機で指定できるのはともかく、最後の現金投入も含めて券売機がどうにも使いづらく、あちこちに貼り紙で補足説明を入れざるを得なくなっている辺りにハード・ソフトとも工学的な敗北感が漂っています(苦笑)。
 
 また食券を店員に渡さなくてもそのまま厨房へオーダーが通るのは良いのですが、配膳時に客席の受付番号を店員がちゃんと確認しないのでたいして店は混んでないのにいきなり配膳を間違える始末。なんか仏作って魂入れずというかなんというか・・・

 メニューは他にコッテリの塩つけ麺、コッテリのネギだく醤油らー麺、あっさりの塩らー麺など。但しそれらはいずれも数量限定。 


 席は券売機横の壁に向かってカウンター3席と2人卓×6。卓上には一味、ブラックペッパー、酢。水セルフ。

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 スープは豚骨ベースでしょうか。細かい背脂がびっしり浮いていて確かに「コッテリ」ですが、背脂ギトギトというほどではありません。また食べ始めはともかく、終盤になるとしょっぱさが嫌みになってスープを飲み進む気は起らず。
 
 麺は太目の縮れ入り。やや硬めで噛み応えがしっかりしているのは悪くないのですが、このスープだともうちょっと細い麺のほうが相性が良かった気も。
 
 チャーシューはぱっと見小さめに見えますが案外厚みがある上に旨味もちゃんと保たれていてまずまず。白髪ネギからは胡麻油の香り。他にメンマ、ワカメ、ひき肉、海苔。それなりに具があるのでしょっぱいスープの力を借りなくても小ライスのおかずには困りません。
 

 「ラーメンショップ」の一杯を塩ベースで少々お上品に作ってみました!!といったところでしょうか。

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2022.10.09

チーズボロネーゼコンボ牛めし@吉野家

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 松屋から2022年10月4日より発売中の「チーズボロネーゼコンボ牛めし(630円)」を試食。

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「チーズボロネーゼコンボ牛めし」は、「松屋の定番『牛めし』と新しくなった松屋のとろ~りチーズ、ひき肉、トマト、玉ねぎなどの野菜を煮込んだ松屋オリジナルの特製ボロネーゼソースを組み合わせたイタリアンな牛めしです。」というのが松屋のウリ文句。過去にも似たような商品を出したことがあったのか、「とろ~りチーズ」をリニューアルしてよりクリーミーな味わいになったことを頻りに強調しています。

 でも併せて注文したサラダ(+100円)を先に片付けたのが良くなかったのか、そうこうしているうちに「とろ~りチーズ」はすっかり固まってしまってしまいました。こうなるとご飯のおかずとしてはあまり好きではないチーズの乳臭さ全開でちょっと難儀。
 
 また盛り付けで一目瞭然なように、牛めしとボロネーゼソース、そして固まってしまったチーズは単に合い盛りになっているだけであまり相乗効果はなさげ。ボロネーゼソースは牛めしに合わせたかのような甘目の味わいで、トマトの酸味は全然主張しません。
 
 うーん、これはハズレに近いかなぁ・・・

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【観戦記】22年第32節:浦和 2-1 鳥栖 ~ プランBはあるにはあったでよ

 C大阪戦・広島戦と相手に前からハメられ続けてボロ負けしたのがよほど堪えたのか、リカはボールを奪ったらすぐに相手最終ライン裏へ蹴る方針に大転換。リンセンのスタメン試運転と合わせて、それなりに来季に繋がりそうな何かを得た試合だったかも。

《スタメン》

・浦和はC大阪戦・広島戦とボロ負け続きでしたし、しかも所詮消化試合なのでスタメンを大きく弄ってくる可能性が高いと思いましたが、スタメンの入れ替えは江坂→リンセン、松尾→ユンカーと2名のみ。リンセンはこれがリーグ戦初スタメン&埼スタデビュー。

・広島戦で大失態を繰り返した西川に代わって鳥栖戦は彩艶がスタメンに入るとの観測というか赤者の希望が専らでしたが、リカ&ミレッGKコーチの判断は西川続投でした。これで彩艶は来季出場機会を求めてレンタル移籍を志願しても仕方ないでしょうなぁ・・・

・鳥栖は前節出場停止のファンソッコがスタメンに復帰した他、ジエゴ、垣田がスタメンに。なおCH小泉が負傷離脱中。

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《試合展開》

・浦和の基本フォーメーションはわかりやすい4-4-2で、ユンカー&リンセンはほぼ横並び、ないし若干ユンカーが下がり目といった程度。

・鳥栖はリーグ戦後半から4バックベース(4-4-2or4-2-3-1)で闘っていたので出方が判りにくかったのですが、どう見ても基本フォーメーションは3-4-2-1。攻撃時には両WBを高く押し出す3-4-3のような格好を取っていました。前回対戦では3-4-2-1で臨んで浦和に完勝したので、それを踏襲したのかも。

・浦和はリンセンがあまり動けないこともあってか、守備は前プレを早々に諦めてリトリート主体。リカの言葉を借りれば「前から行くというよりは少し真ん中で構える形」が基本になりました。しかもボールを奪ったら早めに縦パスを鳥栖最終ライン裏へ蹴るパターンを徹底し、前残り気味のリンセン&ユンカーを活かして点を取るという「浦和保守本流」で試合に臨みました。ボールを大事にする、むやみに縦に急がないリカ流とは真逆のアプローチですが。

・この浦和の出方は鳥栖にとってやや意外だったのか、立ち上がりは浦和の狙いがハマりにハマって大攻勢。4分岩波ロングフィード→左サイドで張っていた大畑のスルーパスで裏抜けに成功した小泉の折り返しがファンソッコのオウンゴールを誘発したと思いきや。小泉がオフサイド。テレ玉の録画を見てもはっきりとは判らないオフサイドで、当然VARも入りましたがやはりオフサイドは変わらず。

・その後も5分大久保→リンセンがボックス内で反転シュート、6分右サイドから大久保クロスがユンカーにも岩尾にもわずかに合わず。10分高い位置でボールを奪った伊藤がリンセンとのパス交換でボックス内に突入するも折り返しが小泉に合わず。

・さらに15分小泉スルーパス→ユンカーが裏抜けに成功しかかるも、ここはジエゴがイエロー覚悟のファウルで阻止。23分岩尾CK→リンセンヘッドは枠を捉えきれずと、浦和は序盤大攻勢を仕掛けるも得点ならず。

・浦和の手口に鳥栖も慣れてきたのか、30分くらいから浦和がボールを持たされている時間帯も目立ち始めたところで39分鳥栖が左サイドから攻勢。左WB岩崎とのスイッチでボックス内に突入したIH西川のシュートはGK西川の正面、そのこぼれ玉を拾った西川のシュートは岩尾がブロック、さらにそのこぼれ玉を拾った西川のシュートは角度も力もなくてゴールマウスをカバーしていた大畑がクリア。

・逆に40分岩尾のロングフィードを右サイドタッチ際で受けた大久保が単騎ドリブルで岩崎をいとも簡単に突破してボックス内突入。鳥栖はボックス内にアホほど人がいましたが、ほとんどが大久保に惹き付けられてしまい、おまけにCB島川がリンセンに惹き寄せられてしまってユンカーがどフリー!!こうなるとユンカーの左足はゴールを外しようがありません。

・ハーフタイムで共に先週交代は無し。

・50分、右CB原田の縦パスをカットした小泉がそのままボックス内に突入、GK朴との一対一を制してゴール!!この場面は小泉が原田の縦パスを引っかける前にユンカーが右WB長沼に珍しくがっつりプレスをかけているのが効いていました。また小泉が自分で点を取りに行ったのも、とかく得点意欲に疑問符が付く小泉にしては珍しかったかも。

・2点ビハインドになった鳥栖は56分垣田→宮代、福田→小野、岩崎→藤田の3枚替えを敢行。CF同士の入れ替えだけは判りやすかったものの、フォーメーションも原田右SB、島川CB、藤田アンカー、長沼左SH、菊地右SHの4-1-4-1っぽい形に変更。

・一方浦和は60分リンセン→松尾と交代。これはリンセンのコンディションを考えての予定通りの交代でしょう。

・62分ファンソッコの縦ポンが最前線にいた宮代にいとも簡単に通って裏抜けを許してしまう謎場面があり、宮代は岩波を交わしてゴール。現地では当然オフサイドだろうと思いましたが、VARでもオフサイドはなし。これまたテレ玉の録画で見てもオフサイドかどうか何とも微妙で、VAR担当誰だよ!!と思ったら「いいだのいいふえ」ならぬ「いいだのいいVAR」でした(>_<) 失点場面では酒井が頻りにオフサイドをアピールしていましたが、それより先にやることがあるんじゃね?という気も・・・

・楽勝ムードが漂い始めていた試合はこの不意を突かれたようなゴールで一気にややこしいことに。72分にはユンカー→明本、小泉→関根と代えて「運動量の多い選手を投入して前からハメに行く」というプランAに転じたように見受けられましたが、先の鳥栖の布陣変更に上手く対応しきれていないのか、前プレは笑えるレベルでハマらずに苦戦。

・77分には鋭い切り返しで酒井を交わした途中投入の中野の鋭いクロスがGKと浦和最終ライン裏を横切る際どい場面など、大外で高い位置にいる選手を軸とする鳥栖のクロス攻撃に終始悩まされることになって、浦和は徐々にリトリート主体の守備に再転換。

・苦戦に陥りながらもカウンターで試合を決定づける3点目が取れれば何の問題もなかったのですが、82分岩波が超アバウトに蹴ったボールに反応して卓越したスピードで藤田を振りきったところまでは良かったもののシュートをGKにぶち当て。87分には高い位置でボールを奪った大久保からのスルーパス→松尾のシュートはポストを直撃!!

・2度の決定機を逸したことで浦和はいよいよ逃げ切るしかないと腹をくくり、最初は明本の位置を下げて4-5-1気味、さらに関根を右SBに下げて5-4-1、最後は大久保→江坂、大畑→知念と代えて最終ラインの高さを補充する念の入れようでサイドを突破されるのを防ぎに防いで、ほうほうの体でなんとか逃げ切り勝ち。

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《総評》

・リトリート主体から前プレへと出方を変えてきたC大阪戦はともかく、前プレ一筋で出方が判り切っている広島相手にハメにハメられてボロ負け。今節も前プレがきつい鳥栖相手にまたしても大敗を喫するようだと、時期も時期なのでクビが涼しくなると感じたのかどうか、リカは方針を一転。守備は前プレをほぼ諦めてリトリート主体、攻撃は鳥栖の手数をかけずに最終ライン裏へボールを運ぶという、なんか古参の赤者ならお馴染みの「浦和保守本流」スタイルで鳥栖戦に臨みました。

・これ自体は悪いことでもなんでもなく、むしろユンカーを筆頭にスペースがあるほうが活きる選手が多い浦和の戦力構成に見合った手だと思います。広島戦で最悪だったのは、きっちり後方から繋ぎたい選手と、それを諦めてバンバン前に蹴ってくれと思っていた選手が混在してチームがバラバラになってしまったこと。鳥栖戦では事前に「とにかく前に蹴れ!!」でチーム内の意思統一が図られていたので、そこは良かったと思います。

・鳥栖戦を見ると今の浦和はプランAしかない訳ではなく、プランBがあるにはある。そして鳥栖戦はプランBだけで寄り切り勝ちしたようなものでしたが、今の浦和の習熟度では試合途中で相手の出方の変化に応じてプランAとプランBを切り替えられるかどうか。広島戦後の選手コメントを読む限り、岩尾なんて「そのスイッチを誰が入れるのか」「スイッチを入れたところで選手全員に伝わるのか」という迷いを口にしていましたし、リカに2年任せて依然その段階なのかと少々かっがりさせられました。

・またとにかく縦に速いプランBだとボールがせわしなく両ゴールを行き来しがちで、見ている分には面白いが「事故」が起きやすくてリスクマネジメントの観点からは大いに問題があります。鳥栖戦を見てもリカは勝ち試合のクローズがあまり巧くなく、プランBでの試合の締め方には苦労しそう。それが嫌なのでボールを大事にして、コントロールしようがない「事故」のリスクを抑えるプランAを軸にしたいのでしょうが・・・

・ボール支配率では鳥栖が7割弱で浦和を圧倒。シュート数はほぼ互角ですが、CK数は2対7とこれまた鳥栖優位と鳥栖も悪くはないスタッツが並んでいますが、決定機はなんだかよく判らない宮代の裏抜けによるゴール以外は39分の西川くらい。枠内シュート及び決定機の数では浦和が圧倒しているので結果は妥当でしょう。

・鳥栖って大外にやたら人数を割いてボールを前に進めるのは巧いものの、その副作用として大外高い位置にいる選手からのクロスに合わせる中が薄いと思いました。合わせるのは垣田or宮代ではショルツ・岩波・酒井相手ではなかなか点は入らんでしょう。全部惜しいどまり。川井監督も試合後「ゴール前に迫る回数は増えていて、シュートを撃つところまでは行っているが、枠に飛ばない」とぼやいている風でしたが。

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《選手評等》

・C大阪戦&広島戦のボロ負けを受けて、鳥栖戦は埼スタにダンマク一切無し。この反応は当然でしょう。

・この試合の大久保はMOMでも良いくらい。相手の整った守備を独力で無効にする切れ味鋭いドリブラーの本領発揮!! ただ大久保の課題は出来不出来の差をなくすことだからな・・・まあコンスタントにあれが出来た日には欧州へ行ってしまうのでしょうが。かつての関根のように。

・大畑はアウェー鳥栖戦こそ故障明けだったこともあって良いところなしでしたが、ホームでは「浦和に来た意味」を相手に感じさせるだけの秀逸な出来でした。ただ「俺の成長したところを見てくれ!!」と大畑が思ったところで、鳥栖の選手は入れ替わりが激しすぎてもはや大畑と被っている選手が少なくてなあ・・・

・リンセンはまだまだ動きがもっそりしている上に、欲しいタイミングでパスが出てこない場面も何度かあってまだまだこれからという印象を受けましたがやる気は満々。あとユンカーとの相性は確かに良さそうで、お互いに相手を巧く引き立てている感じも。1点目はその典型。

・また60分での交代は予定通りでしょうが、交代ボードが出たのに気付いた瞬間にリンセンが全力でプレスバックしてたのには笑いました。割と現金な奴w

・ユンカーのチャントは何かと同じやなと思いましたが、「ススキノへ行こう」だったか!!

・鳥栖はジエゴ、垣田、宮代と昨年まで徳島にいた選手がゾロゾロいるので、試合後はリカや岩尾としばし歓談。消化試合らしくほっこり。試合も鳥栖戦らしくなく、ラフプレー控えめでしたし。

・山下主審は並みいる「あ行主審」よりは格段に良かったかと。割とフィジカルコンタクトでの交錯、転倒は流しまくる系なのには驚きましたし、素早いリスタートでポイントがかなり違っててもあんまり気にしない系なのには驚きましたが、裏抜けしつつある選手へのファウルはちゃんとイエローを出していたので「あ行」よりは好印象でした。

・テレ玉の解説は坪井なのでめっちゃ安心!!DAZN垂れ流しでなくてホンマ良かった。

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---ユンカー--リンセン---
小泉-------大久保
---岩尾--伊藤---
大畑-ショルツ--岩波-酒井
-----西川-----

(得点)
40分 ユンカー
50分 小泉

(交代)
60分 リンセン→松尾
72分 ユンカー→明本
72分 小泉→関根(大久保が左SH、関根が右SHへ)
89分 大久保→江坂
89分 大畑→知念

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-----垣田-----
--西川----菊地--
岩崎-島川--福田-長沼
-ジエゴ--ファン---原田-
-----パク-----

(得点)
62分 宮代

(交代)
56分 垣田→宮代
56分 福田→小野
56分 岩崎→藤田
72分 島川→中野
83分 菊地→福井

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2022.10.08

タンタンタイガー@江戸川橋 ~ 汁なし担々麺

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 地下鉄有楽町線江戸川橋駅4番出口から目白通りを東へ進み、ローソンのある角を南へ。水道町交差点そば。先客ゼロ、後客5。蔵前にあった汁なし担々麺専門店が移転したもので、蔵前時代には5年前に行ったきり。

 移転後も汁なし担々麺専門店というコンセプトは変わっていないようで、店内の券売機で「汁なし担々麺(950円)」を注文。ランチサービスはなさそうなので、「小ライス(50円)」も注文。辛さや痺れは「小、中、中強め、中と大の間、大」の5段階から選べるので、辛さ・痺れとも店のスタンダードである「中」にしました。
 
 メニューは「レディース汁なし担々麺」との2本立て。「レディース」は麺量が少ない(通常の汁なし担々麺が200gのところ、レディースは150g)代わりに野菜多め&チアシード入りなので値段は通常のと同じです。

 店内は縦長L字型カウンター10席のみ。卓上には中国の黒酢と日本の酢。

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 「レンゲと箸でよく混ぜてからお召し上がり下さい」との案内に従ってひとしきり混ぜ混ぜ。肉味噌がたっぷり添えられている他に水菜、干し海老など。空腹のあまり慌ててまぜまぜしてしまったので、右下の黒ずんだ食材は結局何だったのか判らずじまい(苦笑)。

 汁なし担々麺には珍しい太麺。しかも口当たりは心持ち柔らか目なのに弾力性が強いもっちりタイプ。「汁なし」の中でも特に水気が少ないほうで、麺に肉味噌などが絡み付きまくり。「中」だと辛さ・痺れともほどほどといったところで、むしろごまだれの甘さが強めに出がち。担々麺好きの方ならもっと刺激が強いほうが良さそうで、後客がやたら「中と大の間」「大」を頼んでいたのも納得。

 干し海老が良いアクセントになっています。蔵前時代は少々味が濃すぎで野菜類をトッピングすることを前提に濃い目にしてあるのかもと思いましたが、久しぶりに食べてみるとその辺は著しく改善されていました。従ってライスがないと食べづらい感じは全くしませんでしたし、量的にもライスをつけなくても何の問題もありませんが、最後に余った肉味噌を片付けるのにはやっぱりライスが便利です。

 終盤は黒酢を少々かけ回して変化を付けながらフィニッシュ。相変わらずのクォリティーの高さには大満足しましたが、なにぶんメニューが「汁なし担々麺」しかないので再訪のきっかけ・動機付けに困るんだよなぁ・・・

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2022.10.07

いとう@蕨 ~ 濃厚鶏そば

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 蕨市役所の近くで旧中山道沿い、中山道蕨宿本陣跡交差点近く。隣に「讃岐うどん四国屋」。蕨駅からはやや距離があります。ほぼ1年半ぶりの再訪。先客ゼロ、後客4。

 店内の券売機ボタン先頭の「中華そば」は何回か試食済なので、今回はその次の「濃厚鶏そば(850円)」を注文。ランチサービスなし。

 レギュラーメニューは他につけめん、みそつけめん、油そばと相変わらず。また往訪時は季節限定メニューとして冷やし白ごま担々麺を出していました。
 
 店内はL字型カウンター8席(前回往訪時から2席増)と店奥に4人卓×1。卓上には白ゴマ、一味、ブラックペッパー、醤油、酢、ラー油。厨房との仕切りが非常に高く、こちらから厨房の様子は全く見えません。

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 とろみ強めのスープに鶏臭さはなく、それでいて鶏出汁の旨味が凝縮されいそうな判りやすい鶏白湯ですが、「そのままつけめんにも使える濃厚な」というのが良くないのか、妙に塩気が強くてせっかくの鶏出汁の旨味がかき消されがち。この店は「中華そば」も味が濃すぎるきらいがあって、店主がそういうのが好きなのかも。西川口で営業していた頃に「鶏そば(塩)」を試食した際は塩加減が絶妙と思ったのですが・・・
 
 麺は断面が丸い並太ストレートで、並堅ながらもそこそこコシが保たれていてスープに全く負けていません。量は150gとのこと。

 チャーシューは小さめながらもしっかり煮込まれていて、かつ脂が適度に差したなかなかの出来。他にメンマ、水菜、刻みネギ、海苔、柚子皮。

 次回はつけめんor油そばを試してみます。

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2022.10.06

ひがしうら@富士山駅(富士吉田) ~ 冷し肉うどん

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 富士急行富士山駅から北へ徒歩10分程度。表通りから一本奥の通りにあり、周囲はただの住宅地。いかにも民家の一室を改造して新たにうどん屋を始めました風の構えが特徴です。先客、後客ともゼロ。15年ぶりの再訪。
 
 卓上のメニューを見て「冷やし肉うどん(500円)」を「大盛(+100円)」で注文。「天ぷらは終わった」と言われましたが、往訪したのはまだ13時前と十分昼飯時なので、そもそも天ぷらはあまり用意していないのかも。

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 店内は6人掛けテーブルが3卓のみ。卓上には一味と「ずりだね」と呼ばれる辛味のみ。店はオヤジ一人で切り盛り。後払い。残暑厳しい折りでしたが店は冷房は入れず、扇風機が生ぬるい空気をひたすらかき回していました。

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 「冷し」だとつけ麺スタイルではなく、ぶっかけスタイルで出てくることに意表を突かれました。うどんの他には揚げ玉、茹でキャベツと馬肉、そして刻みネギが少々。つゆは「醤油と味噌のあわせ」だそうですが、このまま食べると味があっさりしすぎてなんだが物足りないので、早速「ずりだね」を投入。すると辛さはもちろん旨味もぐっとマシマシに。
 
 吉田のうどんの最大の特徴はとにかく麺が硬いこと。もうコシがどうこうという概念を超越して、とにかく硬い。打ち立ての麺を全く茹でずに出しているのではないかと思われるほど硬い。蕎麦だと天童の「水車生そば」が強烈に硬かった記憶がありますが、蕎麦より麺が太い分、さらに硬く感じます。でもつゆを絡めて麺を噛みしめるとこれが実に美味い。なぜか美味い。
 
 なお麺の太さは普通のうどんよりやや太い程度でしょうか。ただ量は大盛でもそれほど多くありません。

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 吉田のうどんを堪能した後は、富士急行をあれこれ乗り歩き。

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2022.10.05

有彩@西川口 ~ 醤油らぁ麺

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 西川口駅西口を出て北側にある「西川口一番街」内。大昔は風俗店が密集していた一帯にあって、この店が入っているビルも昔はそうだったんじゃないかなぁという気配が濃厚。約1年半ぶりの再訪。11時の開店5分前に到着したところ先客1、開店までに後客4。開店すると程なくほぼ満席となり、退店時には中待ち2人と、相変わらずの人気店の模様。

 店内の券売機ボタン先頭の「醤油らぁ麺(750円)」を注文。並だと140gしかないので、中盛(180g)にしました。昔は中盛無料サービスをしていましたが、いつの間にか有料(+50円)に。

 メニューは他に「塩らぁ麺」「豚骨地鶏魚介つけ麺」「昆布水つけ麺(醤油・塩)」。但し、先客・後客とも全員「醤油らぁ麺」を注文していました。

 店内のレイアウトが非常に珍妙で手前ほぼ半分がぽっかりと空いており、店奥に縦長カウンター4席+2席、4人掛けテーブル1卓。もともと飲食店向けの造りじゃないんでしょうなぁ、多分。卓上には黒胡椒、七味、いりこ酢。よく言えば仕事ぶりが丁寧なせいか、相変わらず回転はあまり良くありません。

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 店内は相変わらず飾り気もなくて素寒貧としていますが、出て来たラーメンは文句なし。スープは雑味がないあっさり味。かえしも控えめにしてじっくりと鶏出汁のまろやかな旨みを味わえるよう工夫されています。以前は中にほんのちょっととろろ昆布が入っていましたが、どうも無くなってしまった様子。昔は揚げネギも入っていたんだよなぁ・・・

 麺は自家製の平打ち中太麺で強めの縮れ入り。水気の多そうな麺で、しかも若干柔らかめの仕上がりでつるつる&もっちりした食感が楽しめ、スープとの相性、絡み具合も言うことなし。券売機に「かためはおすすめしません」とわざわざ貼ってあるのも納得。

 脂っ気少な目のチャーシューは柔らかい仕上がりなのに意外に噛み応えがあり、かつ肉の味わいもしっかり残っていてまずまず。他に笹切りネギ、三つ葉、海苔。

 来るたびにちょろちょろ値段が上がっており、しかも具も微妙になくなっていたりしているのが残念ですが、それでも今時のラーメンとしては安めな上に、突き抜けて美味いのは確か。さすが西川口の至宝、珠玉の一杯。相変わらず恐れ入りました。

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2022.10.04

ちゃん 四日市店@近鉄四日市 ~ トンテキ

 豚肉のステーキ、俗称「トンテキ」。全く地方色がなさそうな一品ながら、どういうわけか三重県の四日市がその発祥の地として「トンテキ」をガン推ししており、

・濃い味の黒っぽいソースが絡められていること
・厚切りの豚ロース肉を使用していること
・ニンニクが添えられていること
・千切りキャベツの付け合わせがあること

などを主な特徴として挙げています。

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 往訪したのは近鉄四日市駅の西側に広がる飲食店街内の「ちゃん 四日市店」。11時半の開店10分前に到着したところ先客2、開店までに後客3。その後も三々五々客がやって来て、退店時には外待ち3人という盛況ぶりでした。
 
 ランチメニューの中からトンテキ(200g)にライスと味噌汁がついた「四日市セット(1330円)」を注文。
 
 トンテキ推しの店ですが、もともとはラーメン屋だったのか、各種ラーメンとトンテキを組み合わせたメニューも。

 店内はテーブル席のみで、2人卓×5と4人卓×5。卓上には醤油、ラー油、胡椒。

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 ここのトンテキは「豚肉肩ロースをにんにくとラードで蒸し焼きにし、特製ソースでからめ、山盛りのキャベツに盛り付けたもの」とのこと。豚肉には一応切れ目が入っていますが根元はくっついているグローブ状で、ナイフ&フォークはなく、かぶりついて噛み切ることを前提としています。がぶりと行くのに抵抗がある方には「トンテキコマギレ」がお勧め。

 黒々とした特製ソースは脂っぽいものの、ウスターソースに似たサラサラ系。しかしスパイスががっつり効いた風ではなく、ニンニクが目立つ割にはあまりニンニク臭くもありません。ガーリックまみれの松屋にありがちなタレに慣れると意外なくらい薄味と言っても差し支えないレベル。しかも山盛りがキャベツ良い箸休めになるので、全く飽きが来ません。

 ご飯はおかわり自由で、当然ながらおかわりを頼む客が続出。中京圏なので味噌汁は赤だしですが、個人的にはトンテキには全く合わない気が・・・朝ご飯に赤だし味噌汁はむしろ好きなほうですが・・・

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2022.10.03

時茂@西川口 ~ 鶏白湯塩

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 西川口駅東口を出て線路沿いに北へ進んですぐ。"The Terrace"という飲食店集合施設の最奥部に店を構えており、入口に看板が出ていますが、他の店は昼間営業していないので奥で営業していること自体判りにくいかと。草加の人気店の支店で、約1年ぶりの再訪。先客1、後客1。

 店内の券売機で「鶏白湯塩(1000円)」を注文。ランチサービスなし。メニューは他に「鶏白湯醤油」「鶏白湯塩つけ麺」「鶏白湯醤油つけ麺」「鴨煮干し醤油」「家系」「担々麺」など。この店は塩と醤油でスープのタレどころか、丼も具も変えて面白いのですが、個人的には塩のほうが圧倒的に好み。

 店内は縦長L字型カウンター8席。水セルフですが券売機横に製氷機があるのは盛夏期には嬉しい配慮。厨房内には店主とアシスタントといった風。卓上には一味、おろしニンニク、ブラックペッパー、ホワイトペッパー。

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 レモン付きで登場。うーん、相変わらず丼の口が窄まり気味で少々食べづらい丼で登場。昔は若干スープが少なめで一層食べづらいという印象を受けましたがその辺は幾分改善されました。表面の半分以上をサニーレタスが覆うというラーメン離れしたビジュアルは印象的。

 鶏の旨みがぎゅっと凝縮されたスープはとろみが強くて味もやや濃い目ですが、完飲にはしんどいといった程度で麺を絡ませるには何の問題もありません。濃くて飽きが来てしまいそうなところにサニーレタスが絶好の箸休めとして機能。
 
 途中でレモンを絞ってみたところ味は激変して良くも悪くも鶏臭さが大きく後退して食べやすくなります。ただ絞りすぎると今度はレモンの個性がうるさすぎるのでほどほどに。

 麺は中細緩い縮れ入り。細めでも濃厚スープに全然負けていないのは良いのですが、今回はどういうわけか必要以上に硬めに仕上がっていてちょっとバランスが悪いかな?

 しっとりした鶏チャーシューはスープの旨味を壊さないように配慮したのか超あっさりした味わい。半熟玉子がまるまる一個入っていますが冷えているのでちょっと違和感が・・・

 この店は具が多めなので割高感はないものの、ラーメン屋で基本メニューが1000円台に突入してしまうとそう頻繁には来れそうにありません。残念。

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2022.10.02

牛すき牛盛りうどん@はなまるうどん

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 「はなまるうどん」が2022年9月1日から期間限定で発売中の「牛すき牛盛りうどん・中(790円)」を試食。「牛すき牛盛りうどん」は「肉ガッツリ!!肉肉フェア」で販売されている商品の一つで、「塩ダレ豚盛りうどん」を併売。どちらも小サイズ(1玉)中サイズ(2玉)同価格とのこと。

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 「牛すき牛盛りうどん」は、「すき焼きのように少し甘く煮た牛肉と玉ねぎをたっぷり盛り付け、さらに青ねぎと半熟たまごをトッピングしています。牛肉、ねぎ、たまごの黄金の組み合わせが食欲を刺激します。ボリュームたっぷりの具材と麺をよく絡めてお召し上がりください。」というのがはなまるうどんのウリ文句。
 
 似たような商品は丸亀製麺でも試食済で「これならハズレようがなかろう」と思ったのですが、作り手の問題なのか、もともとそういう仕様なのか、うどん中盛だと出汁との量的バランスが非常に悪くて参りました。「ひょっとしてこれはぶっかけなのか?」と思って混ぜてみたのですが、ぶっかけと解釈するには出汁が薄い・・・うーん、これはどうしたものか・・・ それでもうどんはなんとか美味しくいただけたのですが、出汁の少なさは半熟たまごの存在感をほぼ無にする方向に働いたみたいで。
 
 丸亀製麺の類似商品と比べると牛肉が必要以上に甘くはない点が数少ない長所でしょうか。

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【DAZN観戦記】22年第31節:広島 4-1 浦和 ~ リカの2年間って何だったんだろう・・・

 リカの2年間はスキッベの1年間に遠く及ばない。そう断じざるを得ないほど無残すぎる試合結果、試合内容でした。

《スタメン》

・奇しくも先週末にルヴァン杯準決勝を闘ったもの同士の一戦。もっとも結果は対照的でしたが・・・

・浦和はルヴァン杯から関根→酒井、明本→大畑、松崎→江坂とスタメン3名入れ替え。酒井と大畑は代表遠征からの復帰。

・試合前の会見でリカが出場可能性を匂わせていた通り、リンセンがついにベンチ入り。

・一方、その会見の場でモーベルグが「少しコンディションが落ちた状態でプレーしていて、負傷してしまっている」ことも明かされ、ルヴァン杯に続いてベンチ外に。また馬渡や宮本は共にベンチ外で、ベンチメンバーの構成から察するに関根はもはや「一応SBも出来るSH」という扱いになったのかも。

・広島はルヴァン杯から野上→茶島とスタメン一人入れ替えたのみ。

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《試合展開》

・広島が強烈に前からプレスをかけてくるのは判り切っているはずなのに、浦和はそれに抗しきれずに全くボールを前に進められない惨状。立ち上がりから自陣深い位置に押し込められ、立て続けにセットプレーを許した挙句、9分野津田CKのこぼれ玉を茶島シュート→GK西川が弾いたこぼれ玉にヴィエイラが詰める絶好機が生じるも、ヴィエイラのシュートはなんと枠外!!

・九死に一生を得た浦和は11分反撃に転じ、岩尾→右サイドから大久保のクロスに江坂ヘッドという良い形を作るも枠外。そして浦和序盤の見せ場はこれが最初で最後。たまにロングボールを蹴って松尾に裏抜けさせる意図も伺えましたが、タイミング良くボールが出てくることは全くありませんでした。

・そして浦和のビルドアップがダメダメなのはなんら変わらず、22分西川→岩尾→西川のパス交換で岩尾のバックパスが緩くなったところを森島に猛然と詰められてあえなく失点。

・とにかくボールの失い方が悪い浦和は25分酒井の縦パスをカットされたことを契機に、広島左サイドから野津田クロス→ファーで右WB茶島に決定機を許すも、幸いシュートは枠を捉えきれず。

・給水タイムを挟んで江坂や小泉が下がってビルドアップを助けることでようやくボールが前進。44分広島のハイプレスを見事に交わして小泉シュートも距離がある上に勢いがなくてGK大迫楽々セーブ。45+1分岩波がズバッと江坂へ縦パスを差し込んだのと契機に高い位置でボールが繋がり、最後は大久保に決定機が生まれるもシュートはGKの正面。

・ビルドアップに人数を割くとボールは回るようになるが点を取る人がいないって、まるで昨年前半(=小泉が下がるとボールは回るが点は入らない)に良く見た光景の再現。でも、そもそもボールがさっぱり前に進まないようにはマシと割り切って見ていましたが、後半になると再度浦和の攻撃は停滞。とはいえ前半ほどボールの失い方は悪くないので広島にも決定機は生まれないという塩試合になりかかったところで、浦和ベンチはユンカー・リンセン・柴戸の3人を用意。

・このベンチの様子を見て集中が切れた訳ではないのでしょうが、62分CKからの流れで失点。茶島ミドルシュートのこぼれ玉を拾った森島が右サイドからクロス→最前線に残っていた荒木が押し込む形でしたが、この場面を見るとモチベーションの差が歴然というかなんというか・・・

・その直後に浦和は松尾→ユンカー、小泉→リンセン、伊藤→柴戸と怒りの3枚替えを敢行し、江坂トップ下の4-3-1-2に変えたように見受けられましたが、広島の猛プレスの前に浦和のビルドアップが壊滅状態という根幹の問題は手つかずのまま。かといって、ロングボールを多用する方針に転換するわけでもないので、2トップは最前線で虚しく徘徊するばかり。70分には大畑に代えて関根を投入し、3-4-1-2みたいな形でさらに前がかりに出た様子でしたが、前に人数を割いてもそこまでボールが進まんでしょうに・・・

・そして案の定71分浦和のビルドアップの拙さを突かれてまたまた失点。西川からの縦パスを受けた柴戸(?)のアバウトすぎる横パスを川村にカットされ、川村→満田が豪快に西川のニアをぶち抜いて3点目。満田にあっさり交わされる岩波も哀れ、ニアをぶち抜かれる西川もまた哀れ。

・広島は終始前がかりで後方にスペースがあるので偶発的に2トップにボールが入った時の破壊力は凄まじく、75分ショルツの素早いリスタートから大久保スルーパス→ボックス内ユンカー折り返しと縦に速く、かつシンプルに繋がってボックス内でリンセンに2度決定機が生まれましたが、ここはGK大迫が好セーブ。そこで得たCKからの流れで大久保クロス→リンセンが頭で繋ぎ、最後は柴戸ヘッドでようやく1点を返すも反撃もここまで。

・試合結果を左右するほどではありませんが、御厨主審もどういう訳か浦和のファウルは結構細かく取る割には広島のファウルはなぜか流しまくりだったのが結構難儀で、浦和の反撃を寸断するのに一役買っていたような気も。82分大久保が与えたFKを満田が直接ぶち込んで勝負あり。この場面、西川が挙動不審では完全に逆を突かれており、野津田が蹴ると思い込んでいたのか、そこそこ距離があったのでそもそも直接ゴールを狙ってくるとは全く思っていなかったのか・・・

・まさか完全に消化試合になるとは夢にも思わなかったのか、広島へはびっくりするくらい多くの赤者が押し寄せていましたが、試合終了後はDAZNでもはっきりと判るレベルで大ブーイングが響き渡りました。まぁそれも当然でしょう。

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《総評》

・先週末のルヴァン杯第2戦に続き、結果・内容とも酷すぎる試合でした。しかもやられ方までそっくりで、全く修正出来ていないのには心底呆れかえりました。

・C大阪は対浦和戦ではリトリート主体=浦和にボールを持たせる方針だったチームが一転して猛然と前からプレスをかけてきたので、その方針転換に浦和が上手く対応出来なかったと無理やり納得することも出来ましょう。しかし、今年の広島はスキッベ監督就任以降一貫して猛然と前からプレスをかけてくるチームなのは明々白々。それに全く対応できずに立て続けに惨敗を喫したとなると、リカの能力にも大きな疑問符を付けざるを得ません。

・リカ1年目の序盤、同じように前からのプレスがきつい横浜Mや川崎相手に大敗を喫したことがありましたが、あの時期ならチーム再建途上における「高い授業料」として受け入れることも出来ましょう。しかし、リカの2年目も終わろうとする時期に依然として相手の前プレにハマり続けていとも易々と失点を繰り返すとなると話は別。

・過去そこそこ巧く行っていたことが出来なくなっている件について、リカはACLでの過酷な連戦やコロナ禍によって「個人とチームがコンディションを落としてしまったところがあって、今は当然、いい状態ではない」とコンディション面の問題を上げており、それ自体はあながち間違いではないと思います。

・でも、コンディション面等の影響でプランAが上手くいかない時のプランBを用意出来ているのか。用意出来ていたとしても、その切り替えを誰が発信するのか、あるいか切り替わったことがちゃんと選手達に伝わるのか、という問題がフツフツと・・・

・酒井は試合後「僕らがやりたいことは一応あるけど、やれなかった時の切り替えのスピードが遅すぎる。そこの修正力が本当に大事になる。難しいですね。特に現場でパンパンっと決めなきゃいけない時間があるけど、ベンチと現場(の考え)が合わない時がある。そこを合わせないといけない。今日は非常に困りながらみんなプレーしていた」と語っており、岩尾も同趣旨のことをさらに具体的かつ詳細に語っています。

・一方リカはリカで、「つなごうとするときにうまく突破できているのか、そしてそれがうまくできないとき、それを繰り返してしまっているときにどうするべきなのか、という判断をチームとしてより磨き上げていかないといけない」「広島に関して言えば、つなごうとはしますが、時には前線に蹴る判断もしています。我々としてはもちろんそこのところを武器にしないといけないのですが、時には簡単に前線に入れるところも選択肢の一つとして持てるようにしていきたいと思います」と語り、プランBはあるにはあったけど、上手く遂行できなかったと考えているようにも見受けられます。

・両者を突き合わせると、プランBはあるにはあったけれども、その切り替えについてリカと選手達の間に相当溝があるように伺えます。

・またここ2試合の惨敗を見るにつけ、「そもそもリカはフロントの要求水準を満たしていない」という疑惑も。西野TDは「監督のリクエストに合わせて選手を揃える訳ではない」という意味でのフロント主導の補強をしているので、短期的にはリカのやりたいサッカーと補強した選手が合わない問題(ユンカーが典型例)が生じます。

・西野TDはリカに「徳島でやっていたようなプランAに固執せずに、やり方の幅を広げてくれ!」と思っているのでしょうし、実際リカ1年目は適宜プランBを織り交ぜる柔軟さを見せていたのですが、2年目は大幅に主力が入れ替わってプランA再構築に時間がかかり、ロクにプランBを作れないまま今季を終えようとしているようにも伺えます。で、プランBの発動を待ち侘びるユンカーがひらすらストレスを溜めると・・・

・個人的には今季のリーグ戦の不振は多分にフロントに責任がある(=金がなかったという言い訳はあるにせよ、選手を入れ替え過ぎた)と考えていますが、ここ2試合の惨敗を見るとリカも相当残念と言わざるを得ません。フロントが掲げた「3年計画」でのリーグ優勝とは程遠い結果に終わりましたが、来季のリカの去就や如何に。少なくとも「リカの2年間はスキッベの1年間に遠く及ばない」のは火を見るより明らかで、その辺をフロントがどう考えるかなぁ。もちろん、先述のようにフロントの失敗が先に総括されるべきですが。

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《選手評等》

・優勝もACL圏入りもなく、降格の恐れも事実上ない純然たる消化試合モードに突入してモチベーションも集中力も失っているのか、あるいは諸般の事情でコンディションが良くないのか判りませんが、ビルドアップを担う面々=GK+最終ライン+両CHの出来の悪さは目に余るものがありました。1失点目の岩尾課長はもう殉職モノ。また数々の失点における西川の寄与度を考えれば残り4試合はもう彩艶でいいんじゃないかと。岩波にいたってはもう生ける屍も同然でした。

・残り4試合はもうACL決勝へ向けてリンセンのフィッティングに費やしても良いくらい。リンセンは「彼はまだスタートから出られるようなメディカルコンディションではないので、少しずつやっていくということで、途中から入りました」とのことで、モーベルグみたいに「名刺代わりの一発」こそなりませんでしたが、本人はやる気満々。従ってリンセンだけが消化試合を観戦する数少ないモチベーションになりそうですが、ユンカー同様リカがリンセンを使いこなせない疑惑があってなぁ・・・

Hiroshima2021

-----松尾-----
大久保--江坂---小泉
---岩尾--伊藤---
大畑-ショルツ--岩波-酒井
-----西川-----

(得点)
76分 柴戸

(交代)
62分 松尾→ユンカー
62分 伊藤→柴戸
62分 小泉→リンセン
70分 大畑→関根
87分 大久保→明本

-----ヴィエイラ----
--満田----森島--
柏--野津田-川村-茶島
-佐々木-荒木--塩谷-
-----大迫-----

(得点)
22分 森島
62分 荒木
71分 満田
83分 満田

(交代)
72分 茶島→野上
72分 森島→エゼキエウ
86分 ヴィエイラ→ベン カリファ
86分 満田→柴﨑
89分 野津田→松本

※写真は試合とは全く関係ありません

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2022.10.01

かつはな亭@川口上青木 ~ 熱つ熱つチキンかつランチ

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 川口オートレース場の北。「がってん寿司」などを展開しているRDC傘下のとんかつ屋ですが、「がってん寿司」と違って埼玉県には5店舗しかありません。ほぼ1年半ぶりの再訪。

 黄色い看板が遠くからでも目につくロードサイド店ですが主要幹線沿いではなく、しかも最寄り駅はないに等しいという立地で、近所で働いていると思しき方々が作業着で三々五々やってきます。昼間のファミレスやステーキハウスと違ってママ友や子供連れの姿はなし。それでも結構人気があるようで、退店時には店内に待ち客6。

 ランチメニューの中から、「かつや」や「松のや」では見かけないメニューをと思って「熱つ熱つチキンかつランチ(880円)」を注文。汁物・キャベツ・ご飯・漬物付き。汁物は赤出汁か豚汁かを選べるので豚汁で。なおご飯やキャベツ、漬物どころか、汁物までお替り自由。なおかつはな亭は土日もランチメニューをやっている代わりに平日限定の格安メニューはないようです。

 店は大きなボックス席主体でファミレスっぽい作り。とんかつ用のソースは甘口と辛口を用意。サラダ用のドレッシングも2種類ありました。

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 最初にキャベツと漬物が出来てます。キャベツおかわり自由サービスは「和幸」が有名ですが、和幸と違ってボウルで別に出てくるのが良いところ。メインディッシュが出てくるまでキャベツ食いまくり!! 野菜補給と称して二郎系ラーメン屋に行くよりははるかに健康的です(苦笑)。

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 「熱つ熱つ」といっても別にチキンかつをさらに鉄板で焼いているわけではなく、鉄板の上でいつまでも熱々のカツを楽しめるという趣向。付属の酸味強めな醤油ベースの和風ソースが熱せられて味わいが変わるのもまた一興といったところ。なおチキンかつの下にはキャベツが敷かれています。

 チキンかつ自体は特に可もなく不可もなしといったところですが、ソースにかなりにんにくを効かせてているみたいで、淡白なチキンかつに大根おろしを添えてある割にはがっつり感がありました。

 豚汁は「かつや」の定食に付いてくるものと比べると心持ち薄味かな?また具に玉ねぎが目立つのが気になりました。

 ご飯は最初から大き目の茶碗で出てくるので、それで十分な人も多かろうと思いますが、貧乏性を如何なく発揮してご飯と豚汁、キャベツのお替りをもらって大満足。価格帯的には「かつや」や「松のや」と「和幸」の中間くらいで、とにかくコストパフォーマンスが滅茶苦茶良い上にクォリティーも悪くはなく、中途半端という印象は全く受けませんでした。敢えて言えばついつい食いすぎてしまうのが難点かも(苦笑)

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