かきちゃんぽん@リンガーハット
リンガーハットから2022年10月28日より期間限定で発売中の「かきちゃんぽん(990円)」を試食。
本商品は秋冬限定ながら毎年発売されている人気商品ですが、今年は「グループ創業60周年記念メニュー第3弾」との位置づけ。ウリ文句を見ると「新たに赤白4種類の味噌を配合した“特製味噌スープ”に、国産牡蠣と国産野菜の旨味をたっぷりと引き出した、寒い時期にぴったりのコクのある深い味わいの一品です」とあって、以前のウリ文句「赤白2種類の味噌と練りごまを混ぜた“特製味噌スープ”が、牡蠣と国産野菜の旨味を引き出した、寒い冬にぴったりのコクのある深い味わいの一杯です」と比べると味噌の種類が増えているようです。
また「かきちゃんぽん」は「牡蠣は、注文を受けてから豆乳クリームバターで丁寧に焼き上げ、外はカリッと香ばしい食感と中は旨味がギュッと詰まった濃厚な味わいをお楽しみいただけます。」とのこと。
配膳されるや否やふわっと立ち上がってくる牡蠣の香り。この季節になると各外食チェーン店から牡蠣を使った商品が出てきますが、ほとんどがカキフライを出しているのに対して、リンガーハットの牡蠣は「焼き」の要素が入っているのがポイント。これだけで他店の牡蠣とは全然味わいが違います。
ただ昨年より10円値上げに留めたためか、牡蠣の個数が4個から3個に減ってしまいました。また昨年はなぜか広島産でも宮城産でもなく、首都圏では知名度が低い播磨灘産の牡蠣を使っていることをウリにしていましたが、今年は「国産牡蠣」とアバウトな表現に改まっています。
「特製味噌スープ」は味噌を前面に打ち出した良くも悪くも味噌臭いタイプではなく、ベースとなるちゃんぽんスープの味わいをそれなりに残しています。ただ以前は「やや甘目」という印象を受けたのですが、今年のは若干辛めにシフトした気がしました。
具は通常の「長崎ちゃんぽん」とは違って豚肉や小エビ、コーン、インゲンは見当たらず。そのためビジュアルは些か地味。青臭い水菜は正直違和感ありまくり。また味変アイテムとして柚子胡椒が付いてきましたが、管理が悪いのか辛味や風味がすっかり飛んでただしょっぱいだけになっていたのが極めて残念でした。
とはいえ、この出来なら秋冬の定番商品化するのも当然でしょう。なお販売は1月中旬までの予定。
| 固定リンク