工藤孝太選手 藤枝MYFCへ育成型期限付き移籍
・本日(12/23)、工藤孝太選手が藤枝MYFCへ育成型期限付き移籍するとの旨が公表されました。
・工藤は浦和ユース在籍中の2021年に2種登録でリーグ戦第7節から10節まで立て続けにベンチ入りした後、ついにルヴァン杯グループステージ第3戦横浜FC戦にフル出場。もともと極端にCBの層が薄かった上に新人の藤原が負傷してしまったことによる「学徒出陣」でした。
・序盤は非常に不安定で、失点にがっつり関与した後の「魔の10分」は目も当てられない惨状でしたが、いつまでも失敗をズルズル引きずらずに給水タイムを契機にスパっとメンタルを立て直すのに成功。リカもその辺を評価したのか、工藤を前半だけでお役御免とせずに我慢して90分間起用しました。
・工藤は藤原よりもフィード能力が高いことが評価されたようで、後輩に追い抜かれた格好の藤原は残念ながら同年7月に相模原へ育成型期限付き移籍に。
・一方工藤もデンの戦列復帰やショルツの加入でCBの駒が揃ってくると必然的にベンチ入りも難しくなり、先のフル出場以降は2試合(天皇杯3回戦&続くリーグ戦アウェー大分戦)ベンチ入りしたのみ。
・そして今年は晴れて浦和へ新加入の扱いになったものの、ACL出場に伴いルヴァン杯グループステージがない関係で工藤の出場は昨年以上に難しくなり、事実上の消化試合だったACLグループステージ第6戦山東泰山戦と花試合のPSG戦&フランクフルト戦に出場したのみで他はベンチ入りも出来ず。またPSG戦はリンセン故障で55分に投入され、シャルクに代わって83分に下げられてしまうという気の毒な役回りでした。
・工藤の目下の課題はコーチングにあるようで、U-19日本代表監督からも同じ指摘を受けているとのこと。
・そして工藤は11月末に宮本や安居とともにベルギープロリーグ2部に所属するKMSKデインズのトレーニングに参加。そこで何か思うところがあったのか、来季は藤枝MYFCへ武者修行に出る道、すなわち来季は一応ルヴァン杯グループステージがあるとはいえ、あるかないか判らない出場機会を待つよりも積極的に打って出る道を選んだようです。たいして出場実績がある訳でもない若手をJ3ではなく、昇格初年とはいえJ2のクラブが拾ってくれたのは少々驚きでしたが。
・そして奇しくも藤原と同一カテゴリーで争うことに。お互いに良い刺激になり、双方ともぐぐっとレベルアップ出来ればこれ以上の喜びはありません。
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