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2022.12.14

【祝】荻原拓也選手 浦和レッズへ復帰

・先日(12/13)、荻原拓也選手が京都サンガへの期限付き移籍から復帰することが公表されました。

・荻原は2020年8月に新潟へレンタル。移籍当初は左SBでスタメン出場を続けていましたが、10月に入ると急にベンチ外ないし終盤短時間の出場に留まる試合だらけになってしまいました。

・そこで2021年はレンタル先を京都に変更したところ、キジェ流がよほど荻原の気性にあっていたのか左SBを主戦場に40試合2858分出場、しかも38試合がスタメンというバリバリの主力選手にのし上がりました。荻原が左サイドをドリブルで切り裂いてからのウタカ目掛けてのクロス攻撃はこの年の京都の十八番でしたし。

・京都へのレンタルが決まった際の荻原は浦和へ帰る気マンマンのコメントを発していましたが、2021年に京都でレギュラーの座を掴んだのがよほど嬉しかったのか「自分がより成長でき、必要としてもらえるチームでプレーすることがベストな選択と決断」と自ら望んで翌年も京都へのレンタル継続を決めた模様。

・2022年荻原の出場機会は21試合1461分と昨年のほぼ半分に留まりましたが、途中ちょこちょこ小破離脱等があったようで、開幕時も、そしてプレーオフに至るシーズン終盤もスタメン起用されているところを見ると、キジェ監督の構想から外れたとか、J1では難しいと見做されたとかの理由で出番が減った訳ではないように思われます。

Ogiwara23

・荻原はドリブルに強烈なストロングポイントを持っている反面、往々にして相手に食いつきすぎる「狂犬型」の選手で、浦和在籍時には気性難で空回り気味というか、競馬で言う「かかり気味」で終わってしまう試合が目立ちました。しかし、キジェ式の「根性で走れ!!」的なサッカーだとその難が目立たないどころか良い方に転んだように思います。

・一方、しょっちゅう周りを見て考えて最適ポジションを取らないといけないリカ式とはいかにも物凄く相性が悪いように伺え、昨年末に荻原を無理に浦和へ戻さなかった理由はそれが主因かもしれません。そしてリカの退任が決まったのが荻原の浦和復帰の大きな契機になったのは間違いないでしょう。

・スコルツァ新監督との相性は何ともいえませんが、フットボール本部は荻原をどこのポジションで使うことを想定して復帰させたのか気になります。左SBとしては山中と丙丁つけ難いレベルの守備力しかないので、個人的には左SH/WGが主戦場になり、チーム事情によっては左SBでも使うくらいの想定じゃないかと思いますが・・・端的に言えば左SBでは大畑に遠く及ばず、スタイルは全然違うが立場は似たような明本と左SH/SBのポジションを争うみたいな。

・過去浦和のレンタルバック組は残念ながらほとんど結果を残せていません。今でも他クラブながらJ1で生き残っている選手も少なくないので実力はそれなりにあったのでしょうが、浦和に戻ってくると戦術とのかみ合わせの悪さが目立って活躍できずに再放出という事例だらけ。荻原が成功例となるように願うばかりです。

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