味の札幌 大西@青森 ~ 味噌カレー牛乳ラーメン
青森駅の南東。旧中三デパートからさらに南へ進んだ繁華街とはだいぶ外れたところに立地。約13年ぶりの再訪。夕方の暇そうな時間帯に訪れたにも関わらず、先客4、後客10数人と出張族やら学生やらで賑わっていました。
醤油ラーメンや塩ラーメンといったノーマルなメニューもあることはあるのですが、この店の売り物は「味噌カレー牛乳ラーメン(980円)」なのでそれを注文。実際客のほとんどが「味噌カレー牛乳」か「味噌カレー」を頼んでいます。従ってラーメン屋なのに店内にはカレー臭が充満。なお券売機はなく、後払い。
結構奥行きがある店で、入口近くに島式カウンター5席と店奥に縦長カウンター8席、小上がりに4人卓×4。卓上にはブラックペッパー、ラー油、一味、白ゴマ。
まぁ味噌とカレーと牛乳いう個性の強烈なものを組み合わせると味のほうはだいたい想像がつき、実際その通りなんですが、自己主張強いものだらけなのに意外にバランスが取れていて、どれか一つがやたら強い感じがしません。カレーはいかにも安物の駅の立ち食いカレーにありがちな昭和のカレー粉っぽい香り&味わいですが、牛乳がカレーの刺激を上手く包み込む一方で乳臭さを感じさせないあたりが気に入りました。
スープの量は非常に多いせいか、カレー風味なのにとろみはほとんどなし。上にちょこんとバターが載っており、最初はバターなしで、そして徐々にバターを溶かしながら食べてみましたが、これまたスープの量が多いせいか味わいの変化を楽しむには至らず。またベースとなる出汁がイマイチなのか、飲み進む意欲は全く沸かず。
石塚製麺所の箱が見えた麺は、黄色い中太縮れ麺。つるつるした口当たりで噛み応えは強め。麺量は200gとやや多め。
チャーシューは旨味抜けたようなパサつき加減で残念。茹でもやし多め、薄切りメンマ。個人的には先述のバターとかワカメとか味噌ラーメンの具には不要と思うものの代表格だと思っています。
量が多い上にやたら癖の強い調味料を重ねていることから察するに元々は学生向けのメニューだったと思いますが、今では老若男女幅広い客層を掴むのに成功したのが少々不思議。
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