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2023.01.16

【短感】第44回皇后杯準々決勝:浦和L 1-2 I神戸 ~ 基本的にはリーグ戦敗戦の繰り返しか・・・

・奇しくも先日のリーグ戦と同じスコア、しかもシュート数で浦和が神戸を圧倒している点まで同じという形での敗戦。リーグ戦では「決定機の質」で完敗した印象を受けましたが、この試合は決定機の質でも互角ないしやや優位という印象を受けたのでPK戦ならまだしも90分で負けたのは正直受け入れ難いのですが、誤審など不当な要素があったわけではないので負けは負け。浦和の皇后杯連覇の夢は早くも準々決勝で潰えました。

・終盤の失速が顕著だったリーグ戦よりはマシな試合内容とはいえ、試合展開も失点の仕方もリーグ戦ほぼそのまんま。特に2失点目は浦和の準備不足というか、神戸対策不足が顕著で選手よりも監督以下コーチングスタッフの責任が問われて然るべきでしょう。

・序盤相手陣内で試合を進め、4分島田の裏抜け、16分相手のビルドアップミスに乗じた猶本など何度も決定機を作りながらも点が取れず、21分神戸の最初の決定機というか最初のシュートで失点。高い位置でボールを奪いきれずに山本の浮き球パスで右WB守屋に裏を取られたのが致命傷に。またCB石川とGK福田の連携ミス、あるいは単に福田の中途半端な飛び出しが災いして守屋にループシュートを撃たれ、最後は成宮に詰められて失点してしまいました。

・2失点も右WB守屋のクロスから。ファーに飛び込んだ成宮が難なく押し込んでゴール。クロスの先では3対3になっており、神戸が仕込みに仕込んだ攻撃パターンだったことが伺われます。一方浦和は基本3-1-4-2の神戸のWBへの対応がリーグ戦に続いて極めて曖昧で、同じようなパターンで何度もやられているのが残念でなりません。

・また浦和の攻撃はどういうわけか右サイド偏重。右から攻めて、最後は左SH清家で仕上げる形を描いていたのでしょうし、実際その形を何度も作れてはいましたが、肝心の清家が不振を極めたのも敗因に上げて然るべきでしょう。清家を終始前残り気味にして右WB守屋にやられがちになるのに目を瞑ったのなら、その代わりに清家がボコボコ点を取ってくれないと収支が合いません。清家のシュートはいかにもコースが甘く、GK山下と何の駆け引きもなしに単に枠内にボールを置きにいったようなシュートだらけで、それでは山下をぶち抜くのは難しいかと。

・清家が最もゴールに近づいたのは74分遠藤の横パスがディフレクトしながらも清家に通った場面。清家はどフリーでボレーシュートを放ちましたが、ゴール左下隅に飛んだシュートを山下がスーパーセーブ。

・それでも浦和はその直後のCKからの流れで安藤がDFを背負いながら反転シュートを決めて1点差。しかし浦和はベンチスタートだった菅澤(前節千葉戦で負傷した模様)の状態が芳しくなかったようで途中投入できずに選手交代で押せ押せとはならず。ATにもセットプレーで2度ゴールに迫りましたが、もう一度山下の壁を破れずに試合終了。最後は3バックにして安藤を前に上げたようですが、時すでに遅し。監督は最後のセットプレーでGK福田を上げる度胸もなし。

・怪我人だらけでベンチに信頼しうる攻めゴマがおらず、ビハインドでユース卒新人の西尾に託するのはあまりにも気の毒。また池田の長期離脱に伴いGKの力量差が勝敗を分けたと言われても仕方ないでしょう。ただそれらは諦めがつくのですが、噛み合わせ上フリーになりがちな神戸のWBへの対策が全然出来ていないのには失望を禁じえませんでした。次回対戦時までに何とかしてほしいものです。

Kanseki002

-----島田-----
清家---猶本---水谷
---栗島--塩越---
佐々木-安藤-石川-遠藤
-----福田-----

(得点)
21分 成宮(神戸)
23分 成宮 (神戸)、
75分 安藤

(交代)
70分 佐々木→西尾(西尾CF、島田右SH、水谷左SBへ)
89分 水谷→長嶋

※写真は試合とは全く関係ありません

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