【祝】マリウス ホイブラーテン選手 完全移籍加入クラブ間合意
・先日(1/17)、マリウス ホイブラーテン選手がノルウェー1部のFKボーデ/グリムトより完全移籍で加入することをクラブ間で合意したと公表されました。
・ホイブラーテンの浦和移籍を最初に報じたのはノルウェーのメディアNettavisen(12/15)。その時点では「グリムトとの契約が残り1年」「移籍金は700万クローネ(約1.3億円)」という話が出ていました。移籍金はその後どうなったのか判りませんが、ホイブラーテンは2020年5月に3年契約を結んでいて契約が残っているのは間違いないので移籍金を払っての獲得です。
・移籍交渉は特に揉め事もなかったようで、年明け1/5には早くも「決定的」「完全移籍での交渉は大筋で合意」と報じられ、1/17に正式合意の運びとなりました。背番号は「待ってました!」とばかりに空けてあった「5」。
・ホイブラーテンはFKボーデ/グリムトの主力CBで昨季リーグ戦28試合(1得点・3アシスト)、22-23シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ予選8試合、ヨーロッパリーグのグループステージ6試合に出場。またU-21までコンスタントにノルウェーの世代別代表に選ばれ続けたようです。ただ身長184cmと長身だらけのノルウェー人にしては小さい気もします。
・浦和は12月初に「岩波拓也がカタール1部の強豪アルサドに移籍することが濃厚」と報じられたこともあって、その後釜探しに動いた結果がホイブラーテン獲得に繋がったのは間違いありません。最終ラインにショルツ&ホイブラーテンと2枚も外国人枠(共にアジア枠ですらない!)を使うのはもったいない気もしますが、JリーグはとにかくCBが枯渇気味で岩波と同レベルのCBを国内で探すのは容易ではなかったのでしょう。
・ホイブラーテンは「左利きで、スピードもあり、長短のパスでゲームメイクもできるセンターバック。」というのが浦和フロントのウリ文句。おそらく「スピードがある」というのが最大のウリで、ハイプレス&ハイライン志向と言われるスコルジャ監督のニーズにも合致していたのでしょう。ショルツは残念ながらスピードだけは少々難がありますし。
・ただノルウェーリーグは春秋制で今はオフシーズン。本人は「できるだけ早く日本へ行き、シーズン前のキャンプに合流し、チームに貢献するために最善の努力をしたいと思っています」とコメントしていますが、合流当初はコンディション不良に悩まされるかもしれません。幸い長期離脱から復帰した犬飼が沖縄キャンプで元気な姿を見せているので、開幕当初は犬飼がスタメンの座を確保しても何の不思議もありません。
・またホイブラーテンはキャリア上ノルウェーのクラブから全く出たことがないのが気になりますが、FKボーデ/グリムトでは2020年にユンカーと被っているのでユンカー経由で浦和の情報を多少なりとも掴んだ上で浦和移籍を決断したのかもしれません。
・来日先任の外国人選手から納豆の洗礼があったり、習字をやらされたりと色々面倒で風変わりなクラブですが、よろしくお願いします。
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