福島竜弥選手 高知ユナイテッドSCへ育成型期限付き移籍
・先日(1/5)、SC相模原へ育成型期限付き移籍していた福島竜弥選手が、今年度は高知ユナイテッドSCへ育成型期限付き移籍する旨が公表されました。
・福島は2021年に浦和ユースから昇格して、その年はルヴァン杯3試合に出場。プロ2試合目だったアウェー横浜C戦では45分宇賀神のサイドチェンジから福島がどフリーでクロス→杉本ヘッドが炸裂してアシストを記録!! 57分の追加点も福島→達也→杉本と左右からのクロスで相手を揺さぶったのが効いた形。ただ守っては対面のマギーニョに苦戦を強いられ、終盤足を攣ってしまって84分で交代。
・続くホーム湘南戦では横浜C戦とは対照的に良いところなし。福島は前に押し出してナンボのSBっぽいので、安定的にボールを保持し、相手を押し込めるような状態でないと良さが出てこない。この試合はビルドアップが壊滅的で、前線にボールの収まりようがなかったので福島は前に出られず、あろうことか中途半端なポジショニングでその裏を狙われ続けてしまいました。
・もともと左SBには山中・宇賀神と実績十分の選手がいて、しかも山中故障時に左SBに転用された明本が代役以上の働きを見せたため、その後の福島は夏のアウェー札幌戦でベンチ入りするに留まりました。
・翌2022年はルヴァン杯グループステージがないのが福島にとって辛いところ。宇賀神&山中が抜けた代わりに大畑がやってきて、しかも馬渡が左SBに転用可能という状況だったせいか、福島は悩んだ末に出場機会を求めてJ3相模原へ期限付き移籍の道を選びました。
・移籍先は奇しくも浦和で同期の藤原と同じでしたが、藤原がシーズン中盤までほぼレギュラー格だったのに対して、福島は序盤に2試合スタメンで計115分出場しただけで、第8節以降はベンチにも入れませんでした。福島をそれなりに評価していたかもしれない高木監督が第7節終了後に更迭されたのが福島が出場機会を失う主因だったのかもしれません。
・「特段実績がある訳ではない高校・ユース上がりの若手」を受け入れてくれるクラブはそうそうないようで、今度の行き先はなんとJFL。しかもJ3昇格にはほど遠い二けた順位を彷徨っているクラブ。プロ3年目にして福島はとうとうプロフットボーラーを続けられるのかどうかという状況に追い込まれました。厳しい環境下ですが、今年こそ何かの光明を掴んで欲しいものです。
・浦和ユースからの昇格組は近年橋岡&荻原、そして直近の彩艶を除くとおしなべて苦戦が続いていますが、大城、福島、工藤と遠隔地から浦和の下部組織に入った選手達が一際苦労している気もします。
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