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2023.02.28

鉄板 ねぎ味噌からあげ定食@からやま

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 「からやま」が2023年2月22日より期間限定で販売中の「鉄板 ねぎ味噌からあげ定食(790円+税=869円)」を試食。鉄板に乗らない「味噌からあげ定食(690円+税)」も併売していますが、せっかくなので鉄板ありにしました。

 「八丁味噌に漬け込んだコク旨からあげに、ねぎ味噌をのせて鉄板で香ばしく仕立てた『鉄板 ねぎ味噌からあげ』は、見た目と香りで白米が恋しくなる最強おかずに。」というのがからやまのウリ文句。

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 刻み青ネギや千切りキャベツがどっさり乗っているので目立ちませんが、味噌を纏った唐揚げはダークブラウン一色で見た目は甚だ冴えません。ただ多少の濃淡は避けられないものの、味噌が唐揚げにべったり付いている訳ではなく、味噌味が濃すぎて唐揚げ自体の旨さを損なってしまう弊を免れているどころか、八丁味噌らしい甘辛い味わいが唐揚げの旨さを一段と引き立てているように感じました。
 
 またどっさり乗っている刻み青ネギが良い箸休めになり、味噌まみれの単調な味に飽きてしまいそうなところを上手く救っています。鉄板に乗らない「味噌からあげ定食」だと青ネギが乗らないようで、ここは鉄板にした甲斐大あり。
 
 一方やや意味不明なのが半熟玉子。現状彩りを添える意味しかなく、あってもなくてもいい存在かと。
 
 からやまはプレーンのから揚げの出来が良いがために、それを弄れば弄るほどダメになる傾向が強かったのですが、先月販売の「鉄板 辣子鶏からあげ定食」に続いて今月も当たり。からやまもようやく変化球のコツを掴んだのかも。

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2023.02.27

牡蠣フライのクリーミードリア風@松のや

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 「松のや」が2023年2月22日より期間限定販売中の「牡蠣フライのクリーミードリア風(890円)」を試食。しかし往訪した川口店では店の内外にその商品に関するポスター類は一切なく、逆に公式サイトでは存在が確認できない「ガリバタ粒マスタードマヨささみかつ」を大々的に売り出していました。この店は松のやの実験店的な位置づけになっているのかな?
 
 「広島県産の牡蠣を使用し、一口頬張ればサクッとジューシー、とろりとミルキーな松のや人気のカキフライに新作が登場。欧州産マッシュルームを使用したホワイトソースに、オランダ産ゴーダチーズを纏ったカキフライがダイブ。バターの風味が漂うバターライスとともにお召し上がりいただける冬のご馳走。いつもとはちょっと違ったカキフライの楽しみ方で至福なひと時をお過ごしください。」というのが松のやのウリ文句。

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 配膳されてびっくり!!ご飯がない!! てっきり「お好み焼き定食」ばりに「ドリア風」をおかずにご飯を食べるものと思い込んでいて、店がご飯を乗せ忘れたのだと思ったのですが・・・でもよく見ると「ドリア風」はバターライスの量が結構多いみたいで、さすがに「ご飯をおかずにご飯を食べる」のは無理なんでしょうなぁ・・・
 
 松屋の「世界紀行シリーズ」はお馴染みですが、松のやも時々洋風寄りの一品を出してきます。本作もその一環なのでしょう。チーズって個人的には白米とは相性が良くないと思っていますが、バターライスに合わせると洋物同士のためかなんら違和感なし。
 
 カキフライはさすが松のやの本職だけあって「一口頬張ればサクッとジューシー、とろりとミルキー」という形容もさほど大げさには感じられず。「ゴーダチーズ」とは何者なのか全く判りませんが、そこそこ濃厚な味ながらもカキの旨味と喧嘩せず、旨味を引き立てるのに一役買っていました。またチーズのせいか、量の割には食後は胃にずっしり来ました。

 松のやは松屋ほど変化球を多投しないので期待値は低めでしたが、意外なくらいにポジティブサプライズでした。

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2023.02.26

高井田の黒い中華そば@大阪王将

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 大阪王将から期間限定(2023年2月8日~23年3月26日までの予定)で売り出し中の「高井田の黒い中華そば(750円)」を試食。

 「真っ黒な醤油スープ、太麺、大きなチャーシューとたっぷりのネギ。"高井田系"や"高井田ブラック"という名で戦後から東大阪市西部を中心に親しまれているご当地ラーメンを、大阪王将・国宝級お宝めし第3弾として発売いたします。真っ黒なスープに、一瞬、味が濃いのではと思いがちですが、一口食べると、口の中に広がるすっきりとした旨みがクセになる味。高井田ブラックの特徴でもある太麺とチャーシューとの相性は抜群です。未来に食べつないでいきたいという想いを込めて、大阪王将『これぞ 国宝級お宝めし』に認定し、ご紹介いたします。」というのが大阪王将のウリ文句。
 
 「高井田系」は住吉@新深江や麺屋7.5Hz@小路などで何度か試食済。出自がかなり胡散臭いこれまでの「国宝級お宝めし」と違って目指すところは非常にはっきりしています。

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 スープの見た目は黒々としていますが、「富山ブラック」と違って全然しょっぱくありません。それは大いに結構なんですが、旨味やコクも乏しくて味わいがぼんやりしているというか単に薄いというか、極めて残念な出来。「高井田系」って概して割とチープでスープには金をかけず、いかにも化調やかえしで持たせてます!!という店が少なくないのですが、そういう割り切りもしない不思議さ。

 麺は高井田系にありがちな太麺&緩い縮れ入り。しかもやや硬めの仕上がり。麺自体は良さげなのにぼんやりスープで食うのはかなり辛い。
 
 結構厚みがあるチャーシューがたっぷり入っているのは値段を考えれば感涙もの。旨味が抜け加減なのは仕方ないかなと思いましたが、その旨味はスープになるわけでもなく、いったい何処へ行ったんや・・・
 
 ざく切りのネギは青ネギにも関わらず、太い白ネギにありがちな臭みが残っているものもあって、個人的にはげんなり。他に薄切りメンマ。
 
 大阪王将全体の問題なのか、いつもお世話になっているビーンズ赤羽店の問題なのかは判りませんが、大阪王将の期間限定商品ってハズレだった時の下ブレ度合いがチェーン店とは思えないくらいデカい気がしてなりません。しかもハズレの頻度が最近増しているような・・・

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【TV観戦記】23年第2節:横浜M 2-0 浦和 ~ これでも開幕戦よりはマシか・・・

 昨年王者にがっぷり四つで挑んだものの、浦和がやりたかったであろうことを相手にやられる格好でものの見事に粉砕されました。ただ超格上の横浜Mに思ったほど ボコボコにはされなかったどころか明らかに良い時間帯もあったので開幕戦よりはマシな試合だったと前向きに捉えることもできましょう(と無理やり前を向く)。

《スタメン》

・浦和のスタメンは前節を全く同じ。サブも大畑→荻原と入れ替えたのみ。開幕戦で失態続きだった松崎もしぶとくベンチ入り。

・開幕戦の完敗を受けてスタメンはともかくサブは多少弄ってくると予想していただけに、入れ替えが一人だけだったのはやや意外でしたが、試合後スコルジャは「0-2で負けた後、同じスタメンでスタートしたのは少し変だと感じた方もいらっしゃるかもしれません。でも、選手たちに自信を持って戦ってもらうために、同じスタメンにしました。シーズンがスタートしているところで、ミスを1回犯したことによって外される、ということを避けたかったのです。」と説明。

・横浜Mもスタメンは前節と全く同じ。サブもCBエドゥアルド→實藤と入れ替えたのみ。

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《試合展開》

・浦和は目先の勝ち点に拘ることなく横浜M相手にハイライン&ハイプレスというスコルジャ流で試合に入りましたが、中盤での激しいプレスの掛け合いとなるとやはり横浜Mに一日の長というか5年くらいの長があり、3分には松原スローインから始まる一連の攻撃であっさりプレス網を突破されて永戸に決定機。浦和左サイドに相手を閉じ込めきれずに逆サイドへ展開されてしまうという、この試合の「負けパターン」の萌芽がここに。

・浦和守備陣はこれでびびったのか、あるいは相手が時折ロングボールを混ぜてくるのに混乱したのか、浦和のプレスは全然かからなくなってCKを与えまくった挙句、7分にはショートコーナーからいかにも仕込みに仕込んだっぽい松原のミドルシュートが枠内を強襲。さらに14分にはCKからの流れでエウベルのシュートがポストを直撃!!

・そして18分浦和のアバウトなクリアボールを喜田に拾われたところから始まる相手の攻撃を浦和左サイドに閉じ込められず、ロペスにポスト&ターンを許して永戸へサイドチェンジされたのを契機に永戸クロス→西村と左右に大きく振られて、西村のダイレクトの折り返しをロペスのヘッドで横浜M先制。ああ、スコルジャもこれをやりたいんだろうなぁ、と感服するしかない見事な崩しでした。

・その後も浦和は横浜Mのハイプレスを受けてビルドアップもままならず。リカの遺産はどこに行ったんや???と思ったのですが、リカ時代からハイプレスを仕掛けてくる相手は案外苦手(しかもドン引きの相手も苦手)だったので、そんな相手に対してビルドアップが急に上手くなるわけはないから仕方ないか・・・

・しかし、33分左サイドで明本のボール奪取&クロスの形が出来た辺りから浦和もようやく高い位置でのボール奪取ができるようになって遅まきながら反撃。西川のロングキックで横浜Mのハイプレスをすっ飛ばすのも有効で、36分には西川のロングキックをリンセンが収めたところからモーベルグ→右サイドを激走する酒井へ展開する良い形。ただ浦和が何度かサイドから良い形を作ってもクロスは誰にも合わず。相手の高い最終ラインの裏を狙って長い距離を酒井が何度も激走したのが悉く無駄骨に。

・浦和が多少良くなってきたところで44分横浜Mが反撃に転じ、エウベル→ロペス→エウベル→松原と左サイドから右サイドにうまく展開し、最後は右サイドでどフリーの水沼クロスが酒井のオウンゴールを誘ったように見えましたが、VAR介入でロペスがオフサイドとなり浦和は命拾い。でもこれもプレス網を掻い潜られて逆サイドへ展開されてしまうという同じやられパターンですなぁ・・・特にロペスを全然潰せてないのが辛い。

・良くも悪くも何の見せ場もないまま前半を終えたリンセンをスコルジャは早々に見切って後半頭から興梠を投入。そしてこの選手交代の効果は絶大で、興梠が引いてボールを収めて前方へ展開する形で浦和がついに決定機を作り始めました。

・しかし52分伊藤&岩尾のプレスでロペスからボール奪取→小泉スルーパスでモーベルグが裏抜けに成功し、ボックス内まで突入するも追いすがるCB角田を振り切れず、GKオビを交わすことも出来ずに最後は転倒。さらに57分には中盤に下がってボールを収めた興梠が前方へ浮き球のパス→酒井が裏抜けに成功しかかるもやはり角田を振り切れないでいるうちに複数人に囲まれ、最後は後方から走り込んだ小泉に託するも小泉のシュートはわずかに枠外。

・引いて受ける興梠が浦和の攻撃のキーなのは明々白々なためか相手の対策も早く、64分に松原に代えて本職CBの上島を投入した辺りから浦和の反撃は再び手詰まり気味に。スコルジャは不振を極めるモーベルグをとうとう諦めて66分に関根を投入するも、関根にキレも何も無くて交代の効果は全くなし。横浜Mは浦和の攻撃を遅らせ、浦和にボールを渡してしまう形にさえ持ち込めば浦和に横浜Mの守備ブロックを崩す力はないので試合は完全に膠着状態に。

・さらに横浜Mは70分エウベル→マテウス、水沼→井上、84分ロペス→マルコス、喜田→藤田と先手先手と選手を代えて早々と交代枠を使い切った一方、浦和はビハインドなのに85分になってようやく伊藤に代えて松崎を投入しただけで、まざまざと選手層の厚さの違いを見せつけられることに。スコルジャがせっかくベンチに入れた荻原を特攻起用しなかったのが謎。

・この交代で浦和の布陣は4-1-4-1(岩尾アンカー、小泉&大久保IH、関根左SH、松崎右SH)に変わったようですが、これがさして意味をなさないどころか松崎投入で傷口を広げてしまったのは開幕戦と全く同じ。一点差で耐えていればセットプレー一発かなんかで勝ち点1をもぎ取る可能性もなくはなかったのですが・・・

・そして案の定というかなんというか、89分に試合を決定づける追加点。明本の縦パスを対面の上島がカット→マルコスがフリック一発でホイブラーデンを剥がしたのが効いて西村→マテウスと完璧な形で仕上げ。マテウスがどフリーなのは酒井が戻りきれていないのが主因ですが、酒井は故障をおして無理に出場している上に、前半の激走が文字通り無駄走りに終わって体力を大きく削ってしまったのが祟ったかと。

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《総評》

・新監督がチームづくりの過程で横浜Mと対戦するという意味では、リカの初年=2021年第4節とほぼ同じ。その時は浦和は相手にビルドアップの拙さを突かれて3分でいきなり失点し、その後も全く良いところなく結局0-3の完敗を喫しました。そして2年経ってもそのチームの成長スピードは期待値を大きく下回り、翌年第33節では1-4とボロ負けを喫しました。

・再び新監督を招聘しての横浜M戦。開幕戦で相性最良のFC東京相手ですら完敗を喫した浦和ですから、近年すっかり相性が悪いどころか往々にして屈辱的な大敗を喫してしまう横浜M相手に苦戦は免れないだろうと誰もが思ったことでしょう。

・そして試合の結果は案の定負け。しかも開幕戦と同じスコアでの完封負け。でも戦前予想よりも試合結果・内容とも悪くはなく、相手との力量差を考えれば少なくとも開幕戦よりはマシと思いました。

・序盤からハイプレス一辺倒で飛ばしに飛ばして後半顕著にガス欠に陥った開幕戦と違って前から行くところ、行かずにいったん守備ブロック作るところの使い分けは30分くらいから出来ていましたし、攻撃もいたずらに相手最終ラインの裏を狙うのではなく、縦に急ぐところ、じっくりボールをキープするところの使い分けも出来ていました。

・しかし、またしても無得点。興梠投入効果は絶大でしたが、57分の決定機のように興梠が中盤にまで引いてボールを受けることで初めて浦和の攻撃が活性化するとなるとこれはもう事実上ゼロトップ。そうなると興梠に代わって最前線に飛び出す選手が点を取らないと話にならず、現時点では頼みのモーベルグが不振を極めているのが祟っています。小泉はシュート意識こそ上がっているようですが、彼に得点を期待するのは酷かと・・・よっておいおい興梠&リンセンの縦並び2トップをやり始める気がしてなりません。

・なお当然ながらモーベルグをスタメン起用している件は試合後の記者会見でも突かれ、スコルジャは酒井共々故障明けでプレシーズンキャンプの間フルで全ての練習には参加できなかったのでコンディションは良くなく、試合に出しながらコンディションを戻していると説明していました。

・またチャンスメークを大ベテランの興梠に頼ってしまうのはどう考えても長いシーズンを乗り切るのは無理がありすぎ。スコルジャも「慎三の場合は、何分プレーできるのかが分からない」と語っているので興梠の無理使いはしないでしょうが。

・さらに言えば、今の浦和の決定機は手数をかけずに相手最終ラインの裏を取れた場合に限られ、しっかりボールを握ったというか持たされた格好では点が入る気がしませんし、しかもこの点は昨年からなんら変わっていません。浦和のボール保持は現状単に休むのが主眼になっている格好。選手達も「試合後チームとしてフィニッシュまでどう行くかということが明らかに乏しい」「ボールはもってペナ付近までは行けているけれども、最後の質の所であわなかったりという所があった」と同じような感想を持っているようです。

・フィニッシャーとしてリンセンに期待していたのですが、「あとはリンセンが決めるだけ!!」という形は今のところほとんど出来ていません。というか、それ以前にリンセンに何を期待しているのか、リンセンをどう使いたいのか、今一つはっきりしないようにも伺えます。このままでは昨年シャルクが加入してリカが何試合かテストしたものの結局最適解が見つからなかったのと同じコースを辿る悪い予感も少々。リンセンは典型的なCFではなく、ギアクマキス獲得失敗がモロに響いた格好に。

・守備面では開幕戦ではSBとCBの間を突かれ、横浜M戦ではプレス網を掻い潜られて逆サイドへ展開されてしまうという、ひと試合の中で同じやられ方を繰り返したのが少々気になりました。

・スコルジャの記者会見は腑に落ちることだらけ。試合前は前の試合の問題点とそれを踏まえて今週の練習で取り組んできたこと、次の対戦相手のストロングポイントの説明等を要領良く説明し(次の対戦相手の弱点・狙い目に触れないのは仕方ないけどw)、試合後は良かった点、悪かった点をこれまた納得できる形で話し、記者の質問にも誠実に答えています。チーム作りの様子、その過程で苦しんでいるところもがよくわかるだけになんとか頑張ってほしいものです。

・期待した外国人選手が不振に陥っているだけでなく、今オフの補強は補強になっていないどころか、前目が却って薄くなってしまうテイタラク。こればかりはスコルジャは如何ともし難く、カネがないクラブでもないのに今年も駒の質的不足で成績不振に陥ってしまうとフットボール本部自体が失敗に見做されることになりかねません。

・やろうとしていることは間違っていないものの、結果があまりにもプアなので、やろうとしていることまで否定されるのはよくある話。そしてまた地獄の釜の蓋が開いて浦和は再び何の定見もなくドブに金を注ぎ込む無限地獄へ・・・

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《選手評等》

・モーベルグは故障明けで万全には程遠いのが明らかでも、途中投入された選手の出来を見るとスコルジャが騙し騙しモーベルグを使ってコンディションが上がるのを辛抱づよく待つのは仕方ないかと。松尾の流出でSHで使える選手が一枚減ったのが響いています。そしてもう松崎は諦めましょうや・・・

・同じく故障明けの酒井に至ってはそもそも代えがいない可能性が・・・馬渡の評価は非常に厳しいのかも。

・ホイブラーテンは開幕戦に出たこと自体が驚きだったので評価は甘目でしたが、2試合目ともなると攻撃面で周囲との連携不足が顕著でビルドアップにはたいして役に立っていない気が。この出来なら何かのきっかけで犬飼とスタメンが入れ替わっても不思議はないかと。

・この試合のDAZN解説は福田。浦和が苦しんでいる姿にさぞかしご満悦だったでしょうなぁ・・・ そうなるのが判り切っているのでこの試合はBSで観戦しました。

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-----リンセン-----
大久保--小泉--モーベルグ
---岩尾--伊藤---
明本-ホイブラ--ショルツ-酒井
-----西川-----


(交代)
HT リンセン→興梠
66分 モーベルグ→関根
85分 伊藤→松崎


エウベル---ロペス---水沼
-----西村-----
---渡辺--喜田---
永戸-角田--畠中-松原
-----オビ-----

(得点)
18分 ロペス
89分 マテウス

(交代)
64分 松原→上島
70分 エウベル→マテウス
70分 水沼→井上
84分 ロペス→マルコス
84分 喜田→藤田

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2023.02.25

熊田鉄男@ときわ台 ~ 札幌味噌らぁめん

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 環七通り「上の根橋北」交差点を西へ入る。近くにコモディイイダあり。一応東武東上線ときわ台が最寄り駅ですが、川越街道を越え、さらに南へ続く商店街の近くに位置しているので駅からはかなり距離があります。かなり昔に「麺Soul」があったところ。小さい店ですが先客3,後客4と早い時間帯から賑わっていました。
 
 券売機ボタンを見て「札幌味噌らぁめん(880円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 メニューは他に札幌肉みそ麺、旭川豚骨醤油らぁめん、貝だし旨塩らぁめん、朝のしょうゆらぁめんなど。但し往訪した日はなぜか「札幌肉みそ麺」が販売休止。また「朝のしょうゆらぁめん」は出せる日がかなり限られているようです。
 
 店内はL字型カウンター7席のみ。卓上には胡椒と一味。屋号とは裏腹に店は姐さん一人で切り盛り。

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 スープはラードや炒め物で脂ギトギト系ではなく、ニンニクや生姜をがっつり効かせたタイプでもなく、味噌の粒々が目立つタイプでもなく、意外なくらいサラッとしたタイプ。ただ強烈にしょっぱい!!!「味付けは濃いめに調整してあります。薄味をご希望されます場合、割りスープご用意いたします」との貼り紙があったので、2、3口食べた後にたまらず割りスープを所望。
 
 ただ新潟の「東横」みたいに最初から割りスープを入れることを前提に作っている訳ではなさそうなので、しょっぱさが抑えられる代わりにコクなり旨味なりも減衰してしまった気が・・・
 
 麺は黄色い中太縮れ麺。いかにも札幌味噌ラーメンっぽい麺で、コシもしっかりしており、しかもスープによく合います。
 
 チャーシューは割と厚め。他にメンマ、茹で玉子半個、刻み青ネギ、茹でもやし、海苔。具は全部後乗せかな?
 

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2023.02.24

彩香の湯@戸田

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 埼京線戸田公園駅西口から「中央通り」を西へ1.5kmほど。都営三田線高島平駅西口、及び戸田公園駅西口より無料送迎バスあり。大きな建物の1階部分は全部駐車場で風呂や食事処は2階、休憩室等は3階という作りになっています。入浴料金1100円は埼玉県ではチト高め。
 
 露天風呂全部と内湯の檜風呂に温泉(ナトリウム-塩化物強塩温泉)が導入されています。大半が加温・循環ろ過・塩素薬剤使用ですが、露天風呂の最奥にある「生源泉湯」だけは加水・加温を一切していないそうです。
 
 また内湯の檜風呂は「高濃度炭酸泉」が導入されたもので、どういう訳か終始この風呂だけがやたら混んでいました。湯は概してぬるめですが檜風呂は一際ぬるめ。
 
 他にリラクゼーションバス、ジェットバス、スーパージェットバス、サウナ、冷水風呂など。温泉を導入した浴槽が多いのでスーパー銭湯的な色彩は薄いです。
 
 Wi-Fiがあるのが高ポイント。建物の大きさの割に静かに寝転がれるエリアが広くはありませんが、2F、3Fともそこかしこに座れるところがあるので、湯上り後にだらだらするのに困ることもないかと。外観や風呂はやや古くなった感は否めませんが、休憩する分には特に不快な面はありませんでした。

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2023.02.23

にしき之中華ソバ@池袋 ~ 中華そば

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 池袋駅西口を出て東武百貨店の対面、駅南側にある三菱UFJ信託銀行の裏辺りの小さな飲食店街内。駅に近すぎてかえって判り辛いかも。先客3、後客3。
 
 店内の券売機ボタン最上段の中から「中華そば(880円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他につけそば、塩そばなど。
 
 店内は案外奥行きがあり、縦長L字型カウンター12席。卓上には利尻昆布酢、ミル入り粒黒胡椒、一味。

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 Googleに載っている店からの説明によると、スープは「小豆島の丸島醤油をメインに使った醤油ダレ、スープは伊吹いりこ、香川県綾川の親鳥をメインに豚や野菜、乾物等バランスよく仕上がったと思います」とのことですが、風味&味わいともいりこがやや前面に出ている感じ。好みよりもやや味が濃すぎる嫌いがありますが、しょっぱく感じるほどでもなく許容範囲内。
 
 麺はつるつるした口当たりの中太麺で「うどんにも似たコシのある三河屋さんの特注手揉み麺」とのことですが、確かに手揉みらしい細かくて強い縮れ入りで、硬くはありませんがかなり噛み応え強め。スープが濃いせいか、こんな力強過ぎる麺でも相性は悪くありません。なお麺量は150gとのこと。

 具は「東京の中華そばといえば白い長ねぎですがあえてテーマに沿って青ねぎに。広島は呉から取り寄せる宝島ねぎを使用しています。 チャーシューは低温調理してソテーした豚チャーシューと親鳥のもも肉を炭火チャーシュー釜で焼いた鶏チャーシューの2種類」とのこと。 若干スモーキーな風味の豚チャーシューはともかく、鶏チャーシューは香川名物「骨付き鶏」で出てきそうな噛んでも噛んでも噛み切れないタイプなので好き嫌い分かれそう。個人的にはこれはラーメンの具ではなくビールのアテに合いそうな気がします。そのせいか豚チャーシューのみに変更できるとのこと。他に小さい海苔も。
 
 超駅近&中休みなしで営業している上にクォリティーもまずまずなので、他のメニューで再訪する機会がありそう。

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2023.02.22

れんげ食堂Toshu@十条 ~ マー油Bセット

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 「れんげ食堂Toshu」とは「オリジン弁当」で有名なオリジン東秀が手掛ける中華料理の外食チェーン店。各外食チェーン店がコロナ禍を機にテイクアウトにやたら力を入れ出しましたが、「れんげ食堂Toshu」はその逆パターン。もっともオリジン東秀が外食チェーン店を手掛け始めたのは最近の話ではなく、もともと「中華東秀」というブランドで店舗展開していました。ただ店が陳腐化・老朽化に伴い最近「れんげ食堂Toshu」にバンバン転換しているようです。
 
 往訪したのは埼京線十条駅から近い十条銀座店。先客1、後客9。中華料理の外食チェーン店にしては外観や内装がちょっと垢ぬけているせいか、女性の一人客もチラホラ。

 注文は客席に設置してあるタッチパネルからですが、タッチパネルだけだとメニューの全容が掴みづらいせいか紙の冊子も置いてあるのは嬉しいところ。往訪時「れんげ食堂Toshu」では「東秀の〇〇炒飯シリーズ」として、人気のチャーハンにアレンジを加えた「焦がしにんにくマー油チャーハン」を推していましたが、それだけだとちょっと寂しいと思って餃子がついた「マー油Bセット(780円+税=858円)」を注文。
 
 メニューは総じていかにも「日高屋」を意識した感じですが、日高屋ほど麺類を推しておらず、定食に力を入れている感じでしょうか。
 
 店内は入口近くに縦長カウンターが2本(6+5席)と店奥に4人卓がズラズラ。残念ながら店のど真ん中にぶっとい柱があって全体は見渡せず。座席にコンセントがあるのはいかにも今時の店。

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 「焦がしにんにくマー油チャーハン」は「チャーハンに『マー油』を加えることで、コクと風味が増し、食欲がそそる逸品に仕上げました。トッピングのフライドオニオンのサクサク食感もクセになります。」というのが店のウリ文句。フライドオニオンの自己主張がどちらかというと強めで、マー油はまぁその存在は判るには判るといった程度。初往訪ですから100円以上安いプレーンなチャーハンを頼んで素の実力を確かめて置くべきだったと思い直すも時すでに遅し。
 
 なお東秀のチャーハンは「風味と香りが特徴の『カメリアラード』を使用し、お米一粒一粒に旨味を染み込ませ、しっとりふっくらに仕上げています。」とのことですが、このラードが結構きつくて、味は薄めなのに終盤はちょっとレンゲが止まり気味に。

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 餃子は薄皮。飴も「餃子の王将」や「ぎょうざの満洲」より心持ちあっさり目かな?と思う程度で、十分満足できるレベル。少なくも個人的には「日高屋」の餃子には完勝です。
 
 川口市どころか埼玉県内に「れんげ食堂Toshu」はないのが残念ですが、近所にあったら便利使い出来るレベルなのは確か。ただ店舗改装等に金がかかっているせいか、「W餃子定食」で比べると他の外食チェーン店よりやや高いのが難点でしょうか。

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2023.02.21

炭火焼き親子丼@なか卯

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 「なか卯」で2023年1月26日から期間限定で発売中の「炭火焼き親子丼(590円)」を「大盛(+70円)」で試食。「炭火焼き親子丼」って2020年4月23日からレギュラーメニューに昇格したと聞いて試食してますが、いつの間にかまた期間限定商品扱いに戻ってしまったようで。ただ3年もブランクがあるのに値段据え置きなのには感服しました。
 
 「なか卯」と言えば親子丼。「炭火焼き親子丼」は、「なか卯の看板商品である『親子丼』の鶏肉を炭火で香ばしく焼き上げることで旨みを閉じ込め、さらに味わい深くした商品です。備長炭で網焼きにした鶏もも肉は、ふっくらと弾力がある食感で食べ応え抜群に仕上げました。一口食べればとろとろの卵が絡まったジューシーな鶏の旨みが口いっぱいに広がり、鼻に抜ける炭火の香りがもう一口と食欲をかき立てます。」というのがなか卯のウリ文句。

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 確かにいかにも炭火で焼かれたっぽい黒々とした鶏肉がふわふわというか、かなり液体寄りの玉子とじの中に多数浮いています。ただこのくすんだような黒が良くないのか、通常の親子丼と比べてビジュアルに難があるのは否めません。また鶏が小さい上にネギや玉ねぎといった野菜類がほとんどないのも残念なところ。ただ以前は「割り下の味が好みよりだいぶ濃い」と感じましたが、久しぶりに試食するとその辺はぐっと良くなっていました。

 焼き鳥屋のランチメニューで出てくる「焼き鳥・鶏の串焼きを転用した親子丼」みたいなものをイメージすると少々がっかりするかもしれませんが、値段を考えれば十二分に評価に値すると思います。

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2023.02.20

羹と麺 嘉六田@御茶ノ水 ~ 光・中華麺のラーメンセット

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 中央線御茶ノ水駅から明大通りの坂を下って明大のすぐ南に立地。先客ゼロ、後客2。屋号は「あつものとめん かんだ」と読むそうです。
 
 券売機はなく、メニューを見るとスープは光or銀、麺を中華麺or蕎麦から選ぶ方式のよう。スープはいずれも鶏と野菜で作ったスープで、「光」がとっくり煮込んだ濃厚鶏白湯で醤油味、「銀」が静かに煮込み旨味を凝縮した塩味とのこと。
 
 無難そうな「光・中華麺(890円)」を注文しようとしたところ、11時から15時は「光・中華麺」に「だしごはん小」が付いた「ラーメンセット」を全く同値段で売り出していたので、そちらを注文。後払い。注文するとニンニクの要否を聞かれたので「あり」で。
 
 店内は見える範囲内では縦長カウンターが4+4席と4人卓×2、さらに店奥にも座席があるようでしたが仔細不明。卓上には熟成みそ、光かえし、コショウ。

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 スープはかなりドロドロ、かつざらつきを感じるタイプ。ルックスといい、食感&口当たりといい、「天下一品」の「こってり」の影響を強く受けた感じがしますが、あの「こってり」ほど良くも悪くも鶏臭さは感じられず。ただその割には食後は結構胃にずっしり来ます。また終盤はかえしから来ると思しき酸味がちょっとうるさいかな?
 
 麺は細麺ストレートタイプ。ドロドロスープが絡みまくりますが、麺がスープに負けている印象は受けず。

 チャーシューは極薄なのが2枚。他にメンマ、刻み青ネギ。

 「だしごはん」はごくごく薄味なのはともかく、一日中保温ジャーに入れっぱなしのような超パサパサだったのが残念。またご飯を片付けるにはラーメンの具では明らかに不足するのでスープの力を借りてフィニッシュ。

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2023.02.19

牛すき焼きとチキンカツの合い盛り定食@かつや

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 「かつや」が2023年2月10日から期間限定で発売中の「牛すき焼きとチキンカツの合い盛り定食(880円+税=968円)」を試食。これは全くの新商品ではなく5年ぶりに再販されたものだそうですが、以前試食した「チキンカツの牛すき丼」と同じ流れなのかな?
 
 「これまで販売した実績と比較して牛肉量20%増量し割り下を一新した牛すき焼きは、甘みと牛肉の旨味が相まってご飯のおかずとしてそのままはもちろん、次に合い盛りにしたサクサク衣のチキンカツと一緒に頬張り、さらに卵をからめて味わいの変化を楽しみながらお腹も満足する一品です。」というのがかつやのウリ文句。

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 うーーーん、頼んでから気づいたのですが、牛すき焼きって「焼肉」ではなく「煮物」なんですなぁ・・・完全に失念していました。メニューや広告の写真を見れば一目瞭然ですが、チキンカツは割り下の中にどっぷり浸かっており、当然ながらサクサク感皆無。チキンカツ自体は超淡白な味わいなので、汁を吸いまくって味が濃くなりすぎる弊こそ免れましたが、これならチキンカツなんて入れずにネギや焼き豆腐などを入れて、完全に「牛すき焼き定食」にしたほうが満足度が高そう。「かつや」なのでどうしてもカツを入れたいんだろうけど、本業に拘るのが裏目に出た典型かと。
 
 この感じならチキンカツが汁に浸からない「合い盛り丼」のほうが良かったかも。でも以前「チキンカツの牛すき丼」を試食した際には「牛すぎ煮の甘辛たれが中途半端にチキンカツに染み込んで、せっかくのサクサク感すら失わせてしまう辺りがいかにも残念」という感想だったので大差はないかもなあ・・・
 
 牛すき煮とチキンカツって上手く噛み合えば破壊力抜群の2トップになるはずですが、実際は連携が悪くてお互いポジションが被り勝ちというか、お互いにスペースを消し合っているというか、そんな残念な2トップでした。

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【DAZN観戦記】23年第1節:FC東京 2-0 浦和 ~ 負けたらあかん、負けたらあかんで東京に・・・

 前半こそほぼイーブンな試合でしたが、後半は攻守とも全く良いところなし。スコルジャ新監督の初陣は結果・内容とも前途多難としか言いようがない厳しいものに終わりました。

《スタメン》

・GGRで沖縄キャンプにおける練習試合の模様が何試合がダイジェストで放映されましたが、そこで1本目&2本目で出ている選手の顔ぶれから薄々想像できた通り、リカからスコルジャに監督が代わってもびっくりするぐらい選手の序列は変わっていません。よって開幕戦スタメンでサプライズと言える要素はなかったと思います。

・試合前の会見でスコルジャが「まだ2つのポジションの先発メンバーが確定していません。明日のトレーニングを見て最終的に決めたいと思っています」と語っていましたが、そのうちの一つは間違いなく左CBでしょう。

・犬飼はキャンプで十分トレーニングを積んでいるとはいえ、練習試合後の質疑応答の中で「90分出来て良かった」と言っているような段階。一方ホイブラーデンはキャンプには間に合わなかったのでコンディション・戦術理解・周囲とのコンビネーション等々不安要素だらけ。スコルジャはあまり良くない意味で選択を迫られたのでしょうが、犬飼の再度長期離脱を恐れてか、ホイブラーデンをスタメン起用しました。

・もう一カ所迷ったと思うのは右SB。酒井が小破して別メニューだった時期があったので、開幕に間に合うかどうか監督は最後まで見極めたと思います。

・サブメンバーでのサプライズは松崎。松崎はリカの下ではシーズン中盤以降ほぼ戦力外だっただけに、いきなりのベンチ入りはびっくり!! またやたら余っているCHでベンチ入り出来たのは柴戸で、平野や安居がベンチ入り出来ないのはリカ時代と変わらず。

・開幕戦でベンチ入り出来なかった選手をスコルジャがどう見ているかは5試合くらいみないと判らないので、ここでの論評は避けます。

・F東京は森重がベンチ外なのがサプライズでしたが、試合後の監督会見によるとプレシーズンの最後のトレーニングマッチで怪我をしたとのこと。W杯後「ブラボー!ブラボー!」と何かと鬱陶しい長友は哀れにもベンチスタート。

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《試合展開》

・浦和は監督が代わって実戦初戦。それゆえ昨年から何が変わったのかという期待感満点で見ていられるので退屈はしませんでしたが、前半は共に球際での攻防が激しくてどちらも決定機どころかシュートもほとんどない塩試合だったといって差し支えないでしょう。

・浦和は噂通り立ち上がりからハイライン&ハイプレスを仕掛けまくりましたが、昨日横浜Mの「ハイライン&ハイプレス」を見たばかりなためか、相手最終ラインへのプレスのかけ方がいかにも粗雑。GKスウォビィクは足元に難があるにも関わらず、ミスキックを誘ってショートカウンターを仕掛けるような場面はついぞ見られず。

・相手最終ラインへのプレスよりも中盤での競り合いで相手を囲い込んでがっつり行く場面のほうがより有効で、前半はF東京のビルドアップを阻害しつづけました。F東京が苦し紛れにオリヴェイラにロングボールを蹴っても、そこはホイブラーデンが難なく迎撃。

・しかし相手のプレスがきつくてビルドアップに苦しんだのは浦和も同様。よって最も効果的だったのはロングボール攻撃で12分西川→大久保がフリーでクロス(誰にも合わずにGKキャッチ)、32分ホイブラーデン→リンセン裏抜けはわずかにオフサイド。

・39分には小泉が左サイドでドリブルで持ち運んだのが効いて小泉→大久保→リンセンがフリーでシュートを放つもスウィビィクが片手でセーブ(しかもわずかにオフサイド)。ボールをしっかり繋いで相手ゴール場面に迫ったのは後にも先にもこれだけかな?

・この日はモーベルグの出来がさっぱりで試合開始早々の好機ではシュートに力がなく、その直後には自陣深い位置で松木と競り合った末にやらずもがなのCKを与え、25分には自分のパスミスの尻ぬぐいでイエロー。浦和の攻撃が停滞する一因になってしまいました。

・そして前半の塩加減をマシマシにしたのが笠原主審。なんでアンカーをやらされているのかさっぱりわからない東が案の定浦和のパス回しを止めきれずに5分には早くもイエロー。その後も足裏を見せて相手を蹴ったり、後ろからがっつり削ったりとイエロー相当のプレーを連発しているのになぜか笠原主審は御咎めなし。一方29分には酒井に異議であっさりとイエロー。

・でも笠原主審って、仙頭@鳥栖が岩波の頭目掛けて繰り出したライダーキックをイエローどまりにした事案に象徴されるように、とにかく判定基準が滅茶苦茶なことで悪名高い主審だからなぁ・・・それを知っていれば「こいつに文句言っても無駄!!」って酒井を止めることも出来たでしょうに。

・F東京の最初の決定機は前半終了間際。松木&オリヴェイラのパス交換で右サイドでボールキープ→オリヴェイラのスルーパスで中村が豪快に明本の裏を取ったものの、クロスは誰にも合わず。ただ終わってみればこの攻撃パターンが試合を決定づけた気も。

・ハーフタイムでアルベル監督はいつ退場するかとヒヤヒヤものだった東に代えて安部を投入して、フォーメーションを4-2-3-1(安部トップ下、小泉&松木の2ボランチ)へ変更。そして48分左SBバングーナガンデがマイナスの折り返し→ボックス内で受けた仲川のシュートがクロスパーを直撃!!

・試合後アルベル監督は「後半はスタートから選手交代をしてダブルボランチ気味に変更しました。そこを改善したのがうまくいった部分だと思います」と布陣変更を自画自賛していますが、後半浦和が劣勢に陥ったのは先にガス欠したからという非常に単純な理由ではないかと。要するにハイプレスで自分の体力を早々と削ってしまうリスクを背負った割にはリターンが乏しい(=点が入らないどころか決定機もロクに作れていない)ところをしっかり咎められただけではないかと。

・後半の浦和は球際での競り合いで負ける場面が目立ちだし、出足も遅れて競り合いにすらならない場面も出始めて、当然ながら相手に押し込まれがちに。スコルジャが試合後「後半は少し受け身になってしまい、プレスの強度を保つことができなくて、FC東京を我々の陣内でプレーさせてしまいました。その後、フレッシュなウイングを投入することによって守備の強度を上げようとしました」と語る通り、問題点もその解決策も納得行くものでしたが、56分不振のモーベルグに代わって投入されたのは関根ではなく、なんとサプライズベンチ入りの松崎。

・松崎は普段のトレーニングでスコルジャの信頼を勝ち取ったがゆえに途中投入の一番手に指名されたのでしょうが、残念ながらこの交代で浦和ははっきりと傷口を広げてしまいました。松崎はとにかく競り合いに弱くてボールを失い続け、ポジショニングが悪くて守備では何の役にも立たず、おまけに攻めてはドリブルで相手が大勢いるところにわざわざ突っ込んで案の定ボールを失うという、まぁこれでもかこれでもかと失態を繰り返し、「良かった探し」も困難を極める惨状でした。

・66分バングーナガンデのスルーパスをボックス内タッチ際で受けた安部が松崎を切り返しで交わし、安部のクロスが僅かに敦樹に当たって軌道が変わったのが災いして駆け戻って来た小泉を直撃してオウンゴール。結果は不運なものですが、タッチ際にいる相手への松崎の安直な飛び込みにはホトホト参りました。またそれ以前にスルーパスで安部の侵入を許した形は前半終了間際や48分の決定機の繰り返しのようにも思え、この失点を不運とか松崎の個人的な大失態では片付けられないでしょう。

・全く点が入る気配がない戦況で先制点を取られたので、スコルジャはリンセン→興梠、小泉→関根と交代しましたが、プレスの強度は上がらずじまい。それどころか小泉を下げたのが祟ってかボールが全く前に進まなくなり、やむなく興梠が下がってボールを受けているという大槻体制でよく見た光景が再現(つД`) 選手交代が嵌まってプレス強度を維持し続けたFC東京との差は歴然でした。

・そして74分にF東京が試合を決定づける追加点をゲット。F東京右サイドでのスローインから始まる攻撃でしたが、アダイウトンに易々と縦パスを許し、最前線でオリヴェイラがショルツを背負いながら、左サイドでどフリーだった渡邊へ展開。渡邊のシュートは酒井に当たって軌道が変わってゴール。これも最後はやや不運なものでしたが、69分に仲川に代わって左WGに投入された渡邊がどフリーなのが何とも不可解。正直松崎どこ行ったん???

・F東京の厳しいプレスは最後まで衰えず、中盤でボールを奪えなくても慌てずに守備ブロックを整えてしまえば、相手に引かれた浦和に攻め手がないのは昨年同様なので何の心配もなし。後半の浦和はシュートたった一本で、決定機どころかその一歩手前すらまで到達できずに惨敗を喫しました。

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《総評》

・ユンカー&江坂の流出は覚悟の上だったでしょうが、さらに松尾流出&ギアクマキス獲得失敗、そして岩波まさかの出戻りとあって、CHとCBがやたら余っている一方、CFを筆頭に前目が不足しているという歪な選手編成で開幕を迎えたことについてフットボール本部が責められるのは仕方ないでしょう。

・その一方、カタールW杯の影響で例年よりオフが長くて調整が難しかったにも関わらず、キャンプやその後のトレーニングで怪我人らしい怪我人は出ず(しかも「トレーニングが緩い!」という悪評は全く聞かれず)、現場でやれることはやった上で迎えた開幕戦。

・新監督がF東京相手に開幕戦を迎えた点では2021年のリカと全く同じ状況でしたが、残念ながら結果・内容ともリカのそれに遠く及ばず。

・リカの際には「ボールを保持してる割には決定機が少ないとか、運動量を要求するので夏場は無理そうとか、後半運動量ガタ落ちとか、粗を探せばキリがないのも確かですが、閉塞感がハンパなかった昨年とは対照的にとにかく選手が攻守に躍動しているだけで感涙ものでした!! またスタメン起用された新加入選手が揃いも揃って機能。惜しくも勝ち切るには至りませんでしたが、期待感に満ち溢れた試合内容でした。」と非常に前向きな感想を抱きましたが、今回は前向きになる材料を見つけるほうが難しい内容だったかと。特に攻撃面。

・やろうとしていることがはっきりしているのは救いと言えば救い。そして新監督の色=手数をかけずに相手ゴールに迫る、あるいは相手の裏を取ることを意識することに囚われすぎて、昨年の良かったところを失ってしまいがちなのは監督交代時にはよくある話で、この辺は時間が解決するでしょう。スコルジャが試合後「ボールをキープできなかったというものがあると思います。自分たちがボールをキープしながら攻撃を仕掛けられなかったことによって、走る時間が増えてしまったと思います。そのようなたくさんの要素を改善できると思います」と語っているのはその辺を差していると思います。

・試合後の記者会見で面白かったのは監督の見立てに全く違和感がなかったこと。傍目から見た感想ほぼそのまんまを監督も語ってくれて結構腑に落ちるところだらけ。リカ同様かなり率直に話すタイプで、しかもリカ以上に記者との質疑が噛み合っているように感じました。少なくとも煙に巻くタイプ、韜晦するタイプではない模様。「過去のチームでも初戦はあまりいい結果を残せていません」には参りましたが(つД`)

・この惨敗を受けて、次節強敵横浜M相手にスコルジャがどう調整してくるかが見もの。おそらくスタメンやベンチメンバーを代えるくらいのことはやるでしょう。ただ「やりたいことをやるには駒の質が伴わない」という選手編成上の問題は抱え続けることになるでしょうが。

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《選手評等》

・いきなりのJリーグデビューとなったホイブラーデンは61分のパスミスがやばかったくらいで、キャンプ無し&コンディションもそんなに良くないであろう中では上々の出来。これなら最終ラインを弄る理由はしばらくないと思います。

・なんとか開幕に間に合ってスタメン出場した酒井は案の定というかなんというか81分で傷んで交代の憂き目に。コンディションもイマイチだったようですが、昨年のように無理して出場→小破離脱の繰り返しは勘弁してな・・・そして代わって右SBに入ったのは明本!!

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-----リンセン-----
大久保--小泉--モーベルグ
---岩尾--伊藤---
明本-ホイブラ--ショルツ-酒井
-----西川-----

(交代)
56分 モーベルグ→松崎
69分 小泉→関根
69分 リンセン→興梠
81分 酒井→大畑(明本が右SB、大畑が左SBへ)


アダイウトン-オリヴェイラ--仲川
--松木----小泉--
-----東------
バング-トレヴィ--木本-中村
-----スウォビィク----

(得点)
66分 オウンゴール(小泉)
74分 渡邊

(交代)
HT 東→安部
69分 仲川→渡邊(故障?)
69分 バングーナガンデ→長友
80分 アダイウトン→塚川
88分 オリヴェイラ→ペロッチ

※写真は試合とは全く関係ありません。
 

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2023.02.18

【閉店】万世麺店@有楽町

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 有楽町駅日比谷口目の前の有楽町ビルB1F。約3年ぶりの再訪。隣の有楽町電気ビル共々、この界隈の大型ビルではかなり古いせいか地下の食堂街はちょっと新橋っぽい雰囲気を醸し出しています。先客5、後客7~8。
 
 店先のタッチパネル式券売機で基本メニューの「排骨拉麺(パーコーメン:980円)」を注文。この3年の間に130円も値上がりした上に、以前あった大盛無料サービスはなくなっていました。

 店内は多少屈曲した横長カウンター席がずらずらっと伸びていてテーブル席皆無。卓上にはラー油2種類、酢、テーブルコショー、ミル入り胡椒。

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 スープは本業の食肉業で毎日出てくる大量の豚や鶏のガラがベースの模様。いかにも伝統的というか古典的な醤油ラーメンで、よく言えばあっさりすっきりした味わい、悪く言えばなんだか物足りない感じがして、早々とコショウをぶっかけたくなります。

 麺は中太ほぼストレートタイプで、つるつるもっちりしたし食感。スープに合わせるなら中細麺で良さそうなものですが、パーコーに合わせたのかも。

 パーコーとは薄めの衣をつけて揚げた豚のスペアリブ。万世のウリだけあって、これは相変わらず傑出して美味い。ラーメンに浸かっていても衣はべちょっとしませんし、からっとした揚げ具合といい、豚の味わいといい、文句の付けようがない出来。さすが本業は肉料理屋。

 他に具は茹でもやし、薄切りメンマ、青菜、刻みネギ。

 諸般の事情でだいぶ値上がりしてしまい、この界隈でランチを1000円以下で収められる店は非常に限られてきました(´・ω・`)ショボーン

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2023.02.17

永屋@足立区加賀 ~ 醤油らぁ麺

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 花の枝橋で芝川を渡り、高速川口線をくぐってすぐ。東川口よりは明らかに川口市っぽいところですが、住所は足立区加賀。近隣に西友あり。日暮里舎人ライナー谷在家駅が最寄ですが駅から近いとはいえず。「北海豚骨麺屋 銀鈴」の跡地。先客1、後客3。なお「銀鈴」を運営していた「しおの風グループ」は彩たまや@川口、金字塔@赤羽に続いて「銀鈴」も閉店と退潮著しいようです。
 
 店内の券売機ボタンを見て「醤油らぁ麺(900円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 メニューは他に塩らぁ麺、つけ麺など。なお店外に貼り出されたメニューでは醤油らぁ麺が先頭でしたが、券売機ボタンだと塩らぁ麺が最上段でした。
 
 店内は厨房を囲むL字型カウンター8席のみ。ほぼ「銀鈴」の居ぬきですが、テーブルを撤去したせいかカウンターの背後がえらくがらんとしています。卓上には青山椒だけ。水セルフ。店はご夫婦で切り盛りしているのかな?

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 店のツイートによるとスープは「当店のスープは高性能浄水フィルターでろ過して抽出した純水に鰹本枯節、本枯鯖節、羅臼昆布、花どんこ椎茸等の乾物と島根県産のど黒を贅沢に使用し、じっくり時間をかけて旨味を最大限に引き出した芳醇な無添加スープです。」とのこと。無化調、しかも動物系出汁不使用とは信じ難いくらい出汁がしっかりしていて旨味十分、しかも醤油も無意味にでしゃばらず、両者のバランスが絶妙でれんげが止まりません!!強いて言えば表面の脂がちょっと多めかな?
 
 麺は三河屋製麺製の中細ストレートタイプ。いかにも密度が高そうな、見た目に反して噛み応えがしっかりしていますが、スープに対してはちょっと強すぎる印象。少々粉っぽさを感じるくらいの仕上がりでしたし。

 具はしっとり仕上げの豚チャーシュー&鶏チャーシュー、細メンマ、三つ葉、白髪ネギ。

 類例が多い感じがなくもないのですが、おいおい塩も試してみます。

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2023.02.16

横浜家系ラーメン侍 渋谷本店@渋谷 ~ らーめん

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 渋谷駅井の頭線高架の北側に並ぶ飲食店街内。11時の開店直後に往訪したところ先客はゼロでしたが、後客がゾロゾロやってきて退店時にはほぼ満席に。
 
 店看板に大書してある通り「横浜家系ラーメン」がウリの店で、店内の券売機ボタンを見て基本の「らーめん」を「麺硬め」で注文。ここはライスは有料(100円)なので割愛しました。なお家系の店には珍しく「特とん塩」も用意。

 店内は縦長L字型カウンター10数席と2人卓×2。席間が狭い上に換気も良くはなさそう。卓上には豆板醤、おろしニンニク、おろし生姜、ブラックペッパー、白ごま、酢、きゅうりの漬物。

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 とろみがかったスープはいかにも豚骨の旨味がぎゅっと詰まったような優れもの。但し醤油タレもきつくてかなりしょっぱいのが難。ご飯がないと食べづらいほどではありませんが、いかにもご飯と一緒に食べることを前提としたような作りで、飲み進む気にはなれず。

 麺は酒井製麺の中太緩い縮れ入り。硬さ=普通で注文する人が案外多いところを見るとデフォルトでもやや硬めなのかもしれませんが、「硬め」指定でも硬すぎる感じはせず。
 
 チャーシューは家系にしては割としっとりしたタイプ。他にほうれん草、海苔。
 
 渋谷ではこういうマニア志向のハードパンチャーな家系(個人的にはやや苦手ですが)は少ないのかな? 早い時間帯から混雑しているのも納得の出来でした。

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2023.02.15

パスタの虎@十条 ~ 昔ながらのナポリタン

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 埼京線十条駅西口から十条銀座のアーケード商店街へ入ってすぐ。マツモトキヨシと富士そばの間にあって外観は派手なものの、間口が狭いので気づかずに通り過ぎてしまうかも。先客ゼロ、後客3。
 
 店内のタッチパネル式券売機で最も無難そうな「昔ながらのナポリタン(790円)」を注文。終日大盛無料サービスとのことなので大盛にしましたが、麺量は明示されず。
 
 往年の人気ラーメン店「なんでんかんでん」の関連店のようで、「濃厚とんこつクリームパスタ」という風変わりなメニューを推している他、ボロネーゼ、トマト、バジル、ペペロンチーノ、和風きのこ、和風明太子クリームといったメニューも。また各種カレーも販売しているようです。

 間口は狭いが奥行きがある店で、手前に2人卓×6、店奥に縦長カウンター7席。卓上にはタバスコ、ブラックペッパー、岩塩。粉チーズは店員に頼んで出してもらう方式。

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 出てきた一品は「昔ながらのナポリタン」の名前通り、ウインナー、ピーマン、タマネギ、マッシュルームといった定番の具とパスタを炒めながらケチャップドバドバといったところですが、量自慢的なパスタ屋っぽい割には意外に薄味。少なくとも食べ始めは麺を炒めたというより茹でた感じがしっかり残っていましたし、脂まみれでギトギトという感じは一切せず。「パンチョ」や名古屋名物の鉄板ナポリタンよりずっと食べやすく、食後も全く胃もたれせず。

 中盤少々飽きがきたところで粉チーズを投入。最後は少しフォークが止まりがちになったもののなんとか完食。食後の腹具合で察するに麺量は一般的なつけ麺の茹で前300gよりは明らかに多く、350gくらいかな? この感じだと「和風きのこ」なら楽々完食できそう。
 
 総じて悪くはないのですが、年寄りだらけのこの商店街でこういう店にニーズがあるのかどうか・・・

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2023.02.14

~豚バラなんこつ~ 旨とろ肉豆腐とコロッケの定食@やよい軒

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 やよい軒が2023年2月2日から発売中のの「~豚バラなんこつ~ 旨とろ肉豆腐とコロッケの定食(890円)」を試食。やよい軒は同時発売の「焼魚の定食」のほうを推していましたが、990円とやよい軒ランチとしては目に痛いお値段なので安い方にしました(^-^;

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 「今回の肉豆腐には、鹿児島で親しまれている家庭料理“豚バラなんこつ煮”を使用しました。ごぼう・こんにゃくと合わせて醤油ベースで煮込んだ“豚バラなんこつ”と、衣を付けて揚げた豆腐の煮込みは、和食ならではの落ち着く味わいです。希少部位である豚バラなんこつは、トロトロに柔らかくなるまでじっくり煮込み、口の中でとろけるような食感をお楽しみいただけます。」というのがやよい軒のウリ文句。
 
 でも「和食ならではの落ち着く味わい」というのが曲者。単品としては悪くはなく、豚バラなんこつ共々お酒のアテとしてなら悪くはないのですが、ご飯のおかずとしては些か薄味かなぁ。肉豆腐やこんにゃくはもちろん、なんこつも歯応えが面白いだけで味そのものはいたって淡白ですし。ご飯のおかずに最も向いているがっつり煮込まれた豚バラ肉はなんこつにへばりつくようにちょっとあるだけで如何せん量が少ない。
 
 従ってご飯のおかずは本来オマケという位置づけでしかないコロッケが頼りという本末転倒状態に。でもジャガイモ=炭水化物をおかずにご飯を食べるとめっちゃ腹が持たれますなあ・・・これならケチらずに「焼魚」にすべきだったと後悔するも時すでに遅し。

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2023.02.13

くるまやラーメン 鹿浜店@谷在家 ~ ねぎ味噌ラーメン

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 花の枝橋で芝川を渡り、高速川口線をくぐってそのまま直進。「コナカ」の向かい。一応日暮里・舎人ライナー谷在家駅が最寄りになりますが、かなり距離があります。近所の人気店「いっき」に行く際にいつも通りかかっていましたが、往訪は初めて。先客5、後客ゾロゾロと早い時間帯から結構な客入りでした。
 
 券売機はなく、メニュー最上段の「ねぎ味噌ラーメン(920円)」を注文。終日半ライスサービスあり。
 
 メニューは味噌ラーメン類が中心ですが、一応醤油やとんこつ、塩、カレーラーメン等も用意。
 
 店内は郊外店らしくゆったりとしており、しかも車で家族や小グループでやってくることを想定したようなテーブル席主体の構成で4人卓×5と小上がりに6人卓×4。カウンターは店の左右に8+4席といったところ。卓上には酢、醤油、ラー油。コショウや一味は見当たらず。

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 ねぎ味噌ラーメンは味噌ラーメンにラー油主体と思しき辛味をまぶした「辛みねぎ」をトッピングしたもの。スープは辛めで塩分もかなり高そう。そこに辛みねぎからくると思しき油が加わる上に、ニンニクをかなり効かせているので結構なハードパンチャーに。ただチャーシューどころかひき肉も入っておらず、具は野菜だけのせいか、胃には全くもたれず。
 
 麺は中太の縮れ麺。やや柔らかめの口当たりでつるつるもっちりという形容がしっくりきます。
 
 具はトッピングの辛みねぎの他に、茹でもやし、わずかに青ネギといったところ。半ライスを片付けるには少々力不足なので、スープの力を借りてフィニッシュ。

 店構えといい、出てきた一品といい、いかにも昭和のラーメン屋の生き残りといった感じながら無難と言えば無難。食べ手を選びませんし、それ以上に店の前にでかい駐車場があるのが集客に大いに貢献しているのも。
 

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2023.02.12

台湾風まぜ牛めし@松屋

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 松屋が2023年2月7日より発売中の「台湾風まぜ牛めし(590円」を「ライス大盛(+60円)」で試食。
 
 「台湾風まぜ牛めし」は松屋が断続的に提供している"松屋で世界の味"シリーズの一環で、台湾風は魯肉飯に次ぐ2作目。「牛めしに半熟玉子、松屋自社製キムチに海苔、青ネギをあわせ、新たに開発した絶品"まぜダレ"をトッピングした新作牛めし。」「美味しさの秘密は主役の"まぜダレ"にあり、鶏白湯ベースにピリッと辛い豆板醤を効かせた鶏そぼろと薬味のタレがご飯にも他の具材にも相性抜群。」というのが松屋のウリ文句。
 
 台湾風の料理で気を付けないといけないのは、個人的な天敵=パクチー等癖が強すぎる香草が入りがちこと。でも幸いにも「台湾風まぜ牛めし」にはその手の香草は入っていません。

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 丼の一番手前側にあるとろみがかった何かが「まぜダレ」なのでしょう。このまま食べても差し支えないそうですが、わざわざ「まぜ」と謳っているので、ビビンバよろしくガンガンにかき混ぜてから試食しました。
 
 まぁ総じて悪くはないのですが、半熟玉子や青ネギが入っているがために味わいが良くも悪くもマイルドになって、「まぜダレ」には全然主役感がありません。むしろ「まぜダレ」は例によって例のごとく甘目な味わいの牛肉だとか、混ぜても混ぜても強烈な個性を主張したままのキムチとか、本来脇役だったはずのおかずの引き立て役に過ぎない気も。

 また細かい難を言えば、牛めしのアタマって細長くびよびよーーんと伸びるばかりでまぜめしには全然馴染まないので、細かく切り分けてくれると嬉しいのですが、単価の安い商品にそこまでの配慮を求めるのは酷ですなあ・・・

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2023.02.11

武蔵神山@神田 ~ らー麺

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 山手線神田駅西口を出て正面の「神田駅西口通り商店街」内。ちょうど1年ぶりの再訪。先客3、後客7と早い時間帯でも相変わらず人気があるようです。

 どう見てもつけ麺推しの店ですが「らー麺(940円)」を注文。並盛(150g)・中盛(200g)・大盛(250g)・特盛(300g)同値段なので大で。

 タッチパネル式券売機なのでメニューの全貌が判りにくいのですが、大括りとしては濃厚つけ麺、つけ麺、辛つけ麺、らー麺といった構成で、他に期間限定麺を用意しており、往訪時は「黒胡麻担々つけ麺」を出していました。

 店内はL字型カウンターが20席近く。2Fへ階段が伸びていますが、そちらは使っていない模様。席間に衝立を設けた上に各席に水ポット・割りスープ・除菌用アルコールを置いたため席はかなり手狭。そのためか卓上に調味料類はなし。また昔は厨房内では幾人もののスタッフが湯切りの度に大声を張り上げながらパフォーマンスに興じていましたが、さすがにコロナ禍を受けて止めたようです。

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 スープは鶏ガラと豚骨を主体とした「動物系スープ」と、かつお節、煮干しでとる「魚介系スープ」のWスープでやや魚介が強めに出たような感じ、かつ総じてやや甘目。とろみや魚粉のざらつきはほとんど感じず。いかにもつけ麺のつけ汁を伸ばしたような、ちょっとコクなり深みなりを欠いたような感じがなくはないのですが悪くはありません。

 麺は太目のごく緩い縮れ入り。もっちりと形容するにはちょっと噛み応えが強いかな?といった食感で気に入りました。また大盛なら食べ応えも十分。丼は小さめですがスープをけちってはおらず、大盛でも麺とスープとの量的バランスがちゃんと保たれています。

 分厚い角煮風のチャーシューがこの店のウリ。店の案内によれば「豚バラ肉を、長時間蒸して余分な油を落とし、タレに浸けこみ、サラマンダーという焼き機で、表面をカリッと焼き上げています。 新たな手法で作られたチャーシューは今までにない外はカリッと中はジューシーでトロトロな新食感です。」とのこと。意外に脂分が少なく、わずかに焦げ目のついた部分も香ばしく、ちびちび齧る分には飽きもせず。他にメンマ、刻みネギ。

 いかにも武蔵系列らしい食べ手を選ばない無難な一杯ですが、来るたびにちょろちょろ値上がりしていて、プレーンな商品でもちょっと目に痛い金額になってきたのが辛いかなぁ。

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2023.02.10

そば処富永@小出(新潟県) ~ へぎそば&天婦羅盛合わせ

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 新潟県魚沼市の中核をなす小出の中心部は魚野川を挟んだ駅の対岸にあってチト不便。もっとも中心部といっても中小地方都市にありがちなシャッター通りと化しているのが残念ですが・・・ 往訪した「そば処富永」はその商店街の中にあります。先客1、後客3。
 
 新潟で蕎麦と言えばへぎそば。早速へぎそば二人前(1,660円)と天婦羅盛合わせ(1,050円)を注文。ランチタイムに提供している「蕎麦ランチサービス(蕎麦orうどんに日替わり一品+ご飯+漬物+小鉢:1,050円)」なかなかコスパ良さげ。
 
 割とこじんまりした店で、店内はカウンター5席と4人卓×3のみ。夜は居酒屋モードに模様。ご夫婦で切り盛りしているようです。

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 へぎそばは過去新潟、長岡、十日町などで何度も試食済ですが、長岡の小嶋屋と比べると麺が全然違っていてビックリ!!へぎそばって布海苔(ふのり)をつなぎに使っているので、普通の蕎麦と比べるとやや緑がかったビジュアルなのが最大の特徴。そしてつるつるとした食感、そしてやたら弾力性がある辺りも大きな違いかなと思いますが、ここのへぎそばは普通の蕎麦と大きな違いはないように見えます。また麺が明らかに太い!
 
 後客と店主の話を聞くと、この辺で出すへぎそばは布海苔の量が少ないそうで。そういえば十日町のへぎそばもどちらかと言えばこっち寄りだったような・・・

 また普通の蕎麦、例えば山形の板そばと比べるとへぎそばは個人的には味わいが単調で飽きやすいような気がします。従って飲んだ後に大勢で取り分けながら食べるのならともかく(というか、それがへぎそばの本来の食べ方ですが・・・)、一人で食べるなら必ず天ぷらかなにかをつけるべしというのが、長年へぎそばを食べてきた個人的な結論。

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 そこで天婦羅盛合わせを付けたのですが、へぎそば2人前で量的にはいっぱいいっぱいなところにさすがにこれは付け過ぎた・・・海老天だけとか何か天婦羅単品にしておけばよかったと思うも時すでに遅し。舞茸とか春菊(?)とかやたらかさばる奴は最後は持て余し気味に。
 
 汁は出汁の美味さを殺さない薄味かつやや甘め。薬味は刻みネギとわさびのみ。食べ終わることを見計らって蕎麦湯が出てくるのはこじんまりした店のいいところ。

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2023.02.09

健美の湯@越谷

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 東武伊勢崎線越谷駅から西へ徒歩10分強。住宅地のど真ん中に立地。
 
 外観で判るように1Fは全て駐車場で、風呂等諸施設は全部2Fにまとまっています。

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 ここの特徴は階段を上がったところにはまず休憩スペースや食事処が広がっていること。すなわち入浴料を払わなくても食事が楽しめるようになっていること。スーパー銭湯なのに店先に「自家製麺」の幟が立っているのが不可解でしたが、確かに場内に製麺室がありました!!
 
 フロントのすぐ先が浴室の入口。温泉を一切引いていない純然たるスーパー銭湯のためか、入浴料は平日630円/土日祝730円と安め。
 
 スーパー銭湯らしく、内湯にはバイブラバス、ジェットバス、電気風呂、ボディーバス、サウナ等が揃っており、さらに「イベント湯」と称する3日程度で入れ替わる薬湯みたいなのも用意(往訪時は「ツルコケモモの湯」)。露天風呂には高濃度炭酸泉や、いかにも「ご当地の入浴剤を入れて見ました!!」みたいな「湯めぐりの湯」を設置(往訪時は「別府の湯」)。湯はどこも概して温めで、空いていれば心行くまでのんびり湯に浸かれます。

 食事処が充実している代わりに単に寝ころぶところがなく、Wi-Fiも使えないのが難点ですが、風呂入ってちょこっと飲み食いして帰る分には非の打ち所がないかと。

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2023.02.08

城崎温泉小旅

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 超久しぶりに城崎温泉へ。滞在は半日にも満たないものでしたが、城崎温泉の魅力を目一杯堪能してきました。

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  城崎温泉の楽しみと言えば何と言っても外湯巡り。外湯巡りには一日入浴券(1300円)がお得です。7つある外湯の中で個人的にはダントツにお勧めなのが「御所の湯」。京都御所をイメージした外観の御所の湯は2005年に現在地に移転新築したものの、2019年8月に屋根の腐食により天井の一部が崩壊してその後長らく休館に。
 
 なんで外湯の中で最も新しい御所の湯が真っ先に老朽化したのか謎すぎますが、2020年11月に無事リニューアルオープン。リニューアルにより御所の湯は全面露天風呂になったのが最大の特徴で、城崎の外湯ではダントツに開放感が味わえる趣向になっているのが推しの理由です。裏山から盛んに流れ落ちる滝を眺めながらのんびり入浴するのは格別。紅葉の時期ならなおさら!!
 
 城崎温泉は外湯巡りが楽しみといっても、全ての源泉はいったん集中配湯管理施設に集められて、そこから各外湯や旅館に送られているので、外湯毎に泉質が異なる訳ではありませんし(ナトリウム・カルシウム-塩化物泉)、外湯はかけ流しでもないので、正直御所の湯以外はもう一カ所回れば十分かな?

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 今回は城崎温泉を代表する外湯=一際デカくて派手な外観の「一の湯」に入ってきました。ここのウリは半露天の「洞窟風呂」。内湯は若干熱めな反面、洞窟風呂は外気が入ってくるせいかややぬるめで長く浸かれます。また御所の湯は休憩スペースが狭いのに対し、一の湯は2階に広めの休憩スペースがあるのが嬉しいところ。

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 城崎の味覚と言えばカニ。本来なら「カニすきで一杯!」と行きたいところですが、さすがに日帰りでそこまでどっしりと腰を据える訳にも行かず、温泉街の中にある寿司屋「すけ六」で「かにちらし(1500円)」を賞味。冷凍のカニの身は一切使用せず、漁の解禁中である9月中旬から6月中旬までの期間限定メニューだそうです。

 駅弁の「かにめし」と違ってやたら酢が自己主張せず、錦糸卵と相まって適度に甘めの味わい、そしてほぐした紅ズワイガニの身と錦糸卵でふわふわした食感な辺りが気に入りました。少々飽きが来たところで赤だしの味噌汁でリセットしたり、紅しょうがでアクセントをつけたりしながら大満足でフィニッシュ。

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 さらにその近くの「GUBIGABU」で城崎ビール4種(ピルスナー、スタウト、ヴァイツェン、カニ)を飲み比べ。最後の「カニ」はカニ料理に合わせて開発した「ちょっと甘めの口当たりの良さとホップのキレが人気。深みのある味ですが飲みやすいビールです。アルコール度数6.0%」というのがウリ文句の一杯で、別にカニの味がするわけではありません。1200円もするなら炒り豆などちょっとしたおつまみくらい付けて欲しいかったなぁ・・・

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2023.02.07

喜楽明人@ときわ台 ~ 淡麗煮干しラーメン

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 東武東上線ときわ台駅と上板橋駅のほぼ中間。東武東上線を南北に貫く「前野中央通り」沿いで、線路の南100mほどのところに立地。先客1、後客2。屋号は「きらくめいじん」と読むそうです。

 券売機はなく、卓上のメニューを見て「淡麗煮干しラーメン(900円)」を注文。ランチサービスなし。後払い。
 
 メニューは他に濃厚煮干しラーメン、煮干しつけめん、煮干しの和えそば、自家製ラー油のカラシビ和えそばなど。また往訪時は限定メニューとして「イタベジ白菜ラグー和えそば」を出していました。こじんまりした店の割にはメニューが多彩です。、
 
 店内は縦長カウンター6席と奥に2人卓×1。卓上に調味料類はなし。

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 若干濁ったスープは「動物性のものを使用せず数種類の煮干と水のみで仕上げた」のがウリのようですが、「淡麗」という割には煮干しの味わいはがっつり効いています。ただやたら味が濃かったりしょっぱかったりするわけではなく、一般ウケする範囲内に味を抑えているのが「淡麗」と称する所以なのかも。また「数種類の煮干と水のみで仕上げた」せいか、酒のつまみとしての煮干しにありがちな苦みなり香ばしさなりを感じる辺りが良くも悪くも個性的かな?
 
 麺は三河屋製麺製の中細ストレートタイプで全粒粉配合らしい黒い粒々が散見されます。見た目よりも噛み応えがしっかりしていてまずまず。量が物足りない方には和え玉を勧めていました。
 
 具は薄くてしっとりタイプのチャーシューと刻み青ネギ、海苔。スープに金をかけすぎたのか、正直値段の割に具がしょぼいのは否めないかと。

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2023.02.06

ビスク@東十条 ~ 鰺煮干しラーメン

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 京浜東北線東十条駅東口を出て北へ。環七通りを東へ進んで「ケーヨーデイツー」の向かい。駅前の商店街からは完全に外れた駅から500mほど離れたところに立地していますが結構な人気店のようで、11時半の開店15分前に往訪したところ先客ゼロでしたが、開店時には後客10、退店時外待ち8。最初に往訪した時は開店前に10人超の待ち行列が出来ていたので断念して出直した次第。

 店内の券売機ボタン先頭の「鯵煮干しラーメン(850円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 メニューは他に「オマール海老ラーメン」「あさりカルボ」の3本立て。

 店内は横長なカウンター6席。卓上にはミル入りブラックペッパーのみ。外観、内装とも東十条らしくなく小洒落ているので女性客が多いのも納得。

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 透明度が高い外観から意外なくらい、スープには鰺煮干しの旨味がぎゅぎゅっと出ています。煮干し系のラーメンと言えば黒々と濁ったスープが定番なだけに意表を突かれました。しかも外観通りにあっさりすっきりした味わい。
 
 麺は三河屋製麺の中細ストレートタイプ。いかにも麺の密度が高そうな、細目の割には歯応えしっかり。
 
 チャーシューは薄くてしっとりしたタイプ。スープがあっさり系なので刻み紫玉ねぎの刺激がちょっときつすぎるかな?他に刻み青ネギ。

 行列店なのが難儀ですが、おいおい「オマール海老ラーメン」で再訪してみます。

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2023.02.05

【閉店】海豚@蕨 ~ 煮干し脂そば

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 蕨駅西口から北へ続くぶぎん通り商店街内。蕨陸橋の手前。「豚ラーメン 蕨店」からのリニューアルですが、リニューアル前に往訪した記憶なし。先客ゼロ、後客4。
 
 店内の券売機ボタンを見て基本と思しき「煮干し脂そば(820円)」を注文。ライス無料サービスあり。もともとはご飯付きの「定食」を出していたようですが、紆余曲折の末にライス無料サービスに落ち着いたようです。
 
 メニューは他に脂そば、豚脂そば、豚煮干し脂そば、煮干しらーめんなど。
 
 店内は厨房前に縦長カウンター6席のみ。卓上には酢と醤油だけ。提供直前にニンニクの要否を聞かれます

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 まぜそばとしては珍しいことに中細のほぼストレート麺を採用。しかも若干水気が少なそうな、少々ごわついた食感という、「煮干しらーめん」にありがちな麺であることに意表を突かれました。
 
  タレの量も多くはなさそうなので何度も天地をひっくり返しながらまぜまぜ。具はほぐしたチャーシュー、刻み玉ねぎ。刻みネギ、ナルト、海苔といったところ。煮干しの効きもほどほど、しょっぱ過ぎることもなく、非常にバランスが良い味わいに感じました。わざわざ「脂」を冠するほど脂っぽく感じないのも個人的には好ましいところ。
  
 若干水気が少ないこともあって、途中で酢をちょっとかけ回すと一段と食べやすくなりました。

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2023.02.04

こな@鳥取 ~ ホルモン焼きそば

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 鳥取県東部で50年間愛されている「牛ホルモン入りの焼きそば」を試食。こちらは鳥取県公式サイトの「ご当地料理」の中でも紹介されるくらいの「由緒正しい」ご当地グルメのようで、昭和30年代鳥取市内に多くあった焼肉屋・ホルモン屋で、ホルモンと野菜を味噌ダレで炒めた中に「中華そば」を入れてみると、これが実に美味だったのが始まりなんだとか。
 
 往訪したのは鳥取駅から徒歩10分程度、飲食店街のど真ん中にある「こな」。お好み焼きが本業ですが、店先に「ホルモンそば」の幟が揺れており、早速「ホルモンそば(890円)」を「そばW(+190円)」で注文。豚焼そば(660円)やいか焼そば(660円)よりなぜかだいぶ高いんですなあ、ホルモンなのに。

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 鉄皿にのって登場。麺は意外にも細めで柔らかめの口当たりでしたが、弾力性が高くてビヨーンと伸びるタイプ。「カツオとコンブの和ダシにコチュジャンと麹味噌を使った自家製味噌ダレ」が自慢の味付けなので、多少ばらつきはあるものの全体に濃い目かつピリ辛。この感じだとそばWではなく、ご飯を付けるのが正解でした。

 野菜は玉ねぎとニラ、そしてもやしが少々。味が濃いのに野菜が少ないので少々飽きやすいかなぁ・・・ ホルモンは大腸とゼンマイが入っているようでプルプルした噛み応えが楽しいけれども、量的にはちょっと寂しいかな。また鉄皿で出てくるので最後まで温かいのは嬉しいものの、終盤は麺の水分が飛んでパサつきがちになる辺りは痛し痒し。

 あちこちの焼肉屋やホルモン屋で自然に広まった料理という性格上、タレや麺、さらに入っているホルモンには店によって多少のバリエーションがあるようなので、食べ比べも面白そう。

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2023.02.03

久兵衛屋 川口伊刈店@東浦和 ~ もつ鍋定食

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 武蔵野線東浦和駅から南へ、伊刈交差点近く。外環道が見える辺りなので駅からはかなり距離があります。ほぼ1年半ぶりの再訪。つけ汁うどんがウリのチェーン店で「すき家」や「はま寿司」などと同じゼンショーグループです。

 前回は平日ランチメニューの中から基本と思しき「つけ汁うどんランチ」を注文しましたが、この店はつけ汁うどん以外のメニューも多彩で、今回は期間限定の「もつ鍋定食(1020円+税=1122円)」を注文。タブレット端末で探すのに苦労しましたが「ランチメニュー/季節のおすすめ」のタブにありました。
 
 店は郊外店らしいゆったりとした店構えの大箱。当然でかい駐車場も併設。前回往訪時はコロナ禍対応なのか、郊外店にも関わらず朝7時から店を開けて朝食メニューを出しているのにびっくりしましたが、さすがに無理があったのかランチタイムからの営業に戻っていました。

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 もつ鍋は厨房で予め煮込んだものを出すのではなく、カセットコンロを置いて自席で煮込みます。
 
 具材はキャベツが非常に多く、他にニラ、ごぼう、白ネギ、マロニー、豆腐といったところ。もつに火が通る前にさっと火が通った野菜を順次片付けてゆきます。鷹の爪がパラパラっと巻かれていますが出汁自体もピリ辛かつニンニクが結構効いていて、おまけにもつから脂がしみだしてくるせいか、なんかスタミナ満点風。出汁の旨味と相まって箸が進みまくり。
 
 もつはどの部位だか全く判りませんがぷりぷり、くにゃくにゃした食感は楽しいものの味自体は超淡白でイマイチ。この辺はもつ鍋屋でもなんでもないので仕方ないかも。でも最後の雑炊というかねこまんまがとびきり美味かったのでトータルでは大満足。この値段でこの出来ならもうあまりいい思い出がない冬の博多へ行く必要はないかも(謎)。
 
 次は「ほうとう」を試してみます。

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2023.02.02

肉たまあんかけうどん@丸亀製麵

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 丸亀製麺が2023年1月24日から3月上旬までの期間限定で売り出し中の「肉たまあんかけうどん・大(820円)」を試食。「肉たまあんかけうどん」は「冬季限定商品として長年多くのお客さまに親しまれてきた」そうですが、過去試食した記憶なし。似たようなコンセプトの「牡蠣たまあんかけうどん」は何度も食べていますが・・・
 
 また今冬の「肉たまあんかけうどん」はマイナーチェンジしたようで「もちもちのうどん、少し甘めに味付けをした牛肉と玉子あんかけに、新たにしょうがを効かせた鶏と豚の合わせそぼろを加えました。」とのこと。 

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 「牛肉は、やさしい玉子あんかけと打ち立てうどんに合うように少し甘めの味付けにして炊き上げ、店で丁寧に仕込みをしています。仕上げにとろみをまとわせて、旨みが詰まった肉汁を閉じ込めました。」「鶏肉の旨みと豚肉のさっぱりした味わいを感じてもらえるようバランスよく合わせたそぼろは、しょうがをキリリと効かせて、お店でじっくりと火を入れながら手づくりしています。」「店で数時間おきにつくる風味豊かなかけだしをベースにした特製の玉子あんかけ。ふわりと軽やかで、舌触りを滑らかに仕上げるために、溶き卵は数回に分けて入れるというこだわり。」といつもながら丸亀製麺のウリ文句も饒舌です。
 
 丸亀製麺の牛肉って概して甘すぎるのが難ですが、今回はあんが絡まっているせいか、ほどほどの甘さに抑えられていて食べやすいのなんの。「そぼろ」を加えたのは悪く言えばその分牛肉を減らしてコストカットしたような気もしますが、味わいにアクセントをつけられるのでこれはこれで悪くありません。ただそぼろの生姜はあんが絡まってしまうとその効きなんてあまり判らないので、途中で別途生姜を投入して味変に。

 冬の定番商品になっているだけあって、食べ手を選ばない安心安定の一杯でした。

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岩波、まさかの浦和残留

 フットボールクラブには3つの坂があります。 「上り坂」「下り坂」、そして「まさか」です。

 ギアクマキスが浦和加入に向けたメディカルチェックを受けて「合格」したところまで行きながら最後の最後でアトランタに掻っ攫われた話も衝撃的でしたが、カタール1部アルサドへの移籍交渉のため沖縄キャンプにはハナから参加しなかった岩波がどういう訳か最終的には合意に至らず、浦和残留が決まったという話もこれまた衝撃的でした。これについても備忘録を残しておきます。

Masaka

 岩波の移籍話が表面化したのは今オフでも非常に早く、12/2には報知が「J1浦和のDF岩波拓也(28)がカタール1部の強豪アルサドに移籍することが1日、濃厚となった。」と報じています。報知によると「浦和で5年目のシーズンを終え、国内外の移籍を模索する中、今季から元神戸監督のリージョ氏(54)が指揮するアルサドから白羽の矢が立った。」とあって、浦和FB本部が積極的に岩波を放出したのではなく、岩波が移籍を模索した結果のようです。
 
 その後長らく続報がなく、そのまま移籍話は立ち消えと思われたのですが、年明け1/11になってスポニチから「浦和のDF岩波拓也(28)がカタール1部アルサドに移籍することが10日、濃厚となった。海外移籍を模索しており、11日からの沖縄キャンプには参加しないという。」という続報が入り、同日浦和も「岩波拓也選手は、現在海外クラブと移籍交渉を進めているため、本日1月11日から実施するトレーニングキャンプには参加いたしません。」とスポニチの報道を追認しました。

 そして岩波の移籍が確実視されたことから浦和FB本部は早々と岩波の後釜探しに動き、1/17にはノルウェー1部のFKボーデ/グリムト所属のマリウス ホイブラーテン選手を完全移籍で獲得しました。
 
 ところが岩波の移籍話は1月も終わろうとする時期になっても続報がなく不審に思っていたところ、1/30になって突如報知とスポニチが「カタール1部の強豪・アルサドへの移籍交渉のためチームを離れていた浦和のDF岩波拓也(28)が残留する見通しであることが29日、分かった。」「交渉は順調に進んだとみられたが、最終的にはまとまらず、契約合意には至らなかった。岩波は急転、近日中に浦和へ再合流する見込みとなった。」と報じ、翌1/31には浦和も「岩波拓也選手は、海外クラブと移籍交渉のためチーム活動を離れておりましたが、明日2/1(水)からチームに合流することになりました」と確報を出しました。
 
 岩波の移籍がなぜ破談になったのか確たる情報はありませんが、「アルサドが岩波を獲得する場合は外国籍枠の整理が必要だったにも関わらず、その整理が全然進まなかった」という話が流れています。破談の主因は判然としないにせよ、代理人が相当マヌケか、アルサドが結構なワルというだけの話であって岩波には特段の責任はありません。
 
 岩波を責めるのは酷ですが、浦和FB本部としてはギアクマキス&岩波の「ダブル破談」は衝撃以外の何者でもなく、結果的に「前目が薄くてCBがやたら余っている」という歪な選手構成になってしまいました。またこれまた確たる情報はありませんが、岩波は浦和との契約が残っていてアルサドから移籍金が結構もらえるという話も出ていました。もっとも「ダブル破談」により浦和への財務的なダメージは(移籍金的にも年棒的にも)ほとんどないどころか無駄に金が余ってしまう可能性のほうが高いでしょうが。
 
 問題はやたら余っているCBをどうするか。ショルツが鉄板中の鉄板なのは間違いないとして、新加入のホイブラーテンはビザの関係で来日が遅れてとうとう沖縄キャンプには間に合わず、コンディションだとか戦術理解という点では実は岩波とホイブラーデンは大差がないといか丙丁つけ難い状態のように思われます。
 
 ただホイブラーテンは「左利きで、スピードもあり、長短のパスでゲームメイクもできるセンターバック。」というのが浦和フロントのウリ文句。コンディションだとか戦術理解という点で現時点では大差がないとしても、ウリ文句を額面通りに受け取れば基本性能は岩波を上回りすぎている上にスコルジャ監督のハイライン志向にも即しているように伺えます。さらに開幕してしばらくはコンディション&戦術理解面で先行する犬飼の後塵を拝する可能性が高いでしょう。
 
 またチーム構想に全く入っていなかった岩波をスコルジャ監督がどう思うか。まぁ岩波の出来がよほど傑出しているとか、犬飼がまた長期離脱したとか、ホイブラーテンがポンコツだったとか、ポジティブであれネガティブであれ、何がしかのサプライズがない限り岩波の立場は結構辛いものになろうかと。さらに言えば辛いのは岩波一人ではなく、知念も相当辛いと思いますが・・・
 

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2023.02.01

もつ次郎@戸田公園 ~ もつ煮セット定食

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 関東地方中心に幅広く店舗展開している立ち食いそば屋チェーン店「ゆで太郎」が新業態「上州もつ次郎」をオープンしたと聞いて試食に出かけました。往訪したのは戸田新曽南店。埼京線戸田公園駅西口からオリンピック通りを西へ1.5kmほど。倉庫が多いエリアの一角にあって客層はワークマンと丸かぶりな気がしました(苦笑)。
 
 戸田新曽南店は「ゆで太郎」と併設店で、券売機の「もつ次郎」のメニューの中からもつ煮にアジフライがついた「もつ煮セット定食(800円)」を注文。アジフライの代わりに唐揚げ3個をつけることも可能。なおご飯は大盛でも同一料金です。
 
 メニューは単なる「もつ煮定食」の他、「もつ炒め定食」という見慣れないものも。
 
 こういう店なのであっという間に出てくると思いきや、アジフライが出来るのに少々時間がかかるようで食券の半券を渡されて番号で呼ばれるまでしばし待機。SCのフードコートみたいに電子ベルを渡すでもなく、松屋のように厨房上に出来上がった番号を表示するでもなく、単なる呼び出しというのはちょっと時代遅れかと。

 また各テーブルに醤油や七味がなく、無料の揚げ玉等と一緒に各調味料が一カ所のテーブルにまとめて置いてあるだけというのは、定食屋と考えればチト不便かと。

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 「もつ煮セット定食」はメインのもつ煮とアジフライだけでなく、味噌汁や小さい冷奴、そして漬物まで付いて結構お盆の上は賑やか。でも肝心のもつ煮がなぁ・・・なんか煮込み加減が浅いというか、全体に味噌臭いだけで今一つ旨味もコクも足りない気が・・・24時間営業とはいえ煮込みっぱなしではないと思いますが、時間帯による当たり外れが相当デカいのかも。これでは正直埼玉の誇る「山田うどん」の「パンチ」には遠く及びません。肝心のもつ煮よりもおまけに付けたアジフライのほうが肉厚で食べ応えがあって幾分マシでした。
 
 かきあげ・温泉玉子等々計6種類もの無料クーポン券をもらいましたが、立ち食い蕎麦屋として「ゆで太郎」をチョイスすることはまずないしなぁ・・・

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ギオルゴス・ギアクマキス顛末記

 浦和が獲得を検討していたセルティックFCのギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキスが、オランダに渡って浦和加入に向けたメディカルチェックを受けて「合格」したところまで行きながら、移籍ウィンドウクローズ直前になってMLSのアトランタ・ユナイテッドFCに掻っ攫われるという、なんとも腹立たしい案件について、今後のために備忘録を記しておきます。
 
 もっとも浦和の暗黒史を振り返ればこの案件はまだマシなほうで、最大級の屈辱は移籍交渉中だった外国籍選手がプレハブだった旧クラブハウスを見て「私にもプライドがある!!」と吐き捨てて即刻破談になってしまった件かなぁ・・・獲得したはいいがホームシックですぐに退団した選手っちゅーのもなかなかに酷いけど・・・とにかくお恥ずかしい話には事欠かないのが浦和です。

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 浦和がギアクマキス(28)の獲得に動いていることが判明したのは1/8の報知&スポニチの記事が嚆矢。この時点では「関係者によると交渉は順調に進んでいる」「すでにオファーを提示し、交渉は大詰めを迎えている」とあり、その後の大波乱を予感させるものは何もなかったのですが・・・
 
 1/17には移籍市場に詳しいファブリツィオ・ロマーノ記者から「浦和レッズはセルティックとギオルゴス・ギアクマキスの移籍で合意に達した。 総額400万ユーロ(5億6000万円)だと理解してください。個人的な条件はまだ浦和と話し合っており、その間、MLSのアトランタはまだ選手との契約を試みている」とのツイートがあって、ここでアトランタがライバルとして登場。
 
 その後ギアクマキスとアトランタはいったん個人間で移籍に合意したようですが、1/27のスコットランドのタブロイド「デイリー・レコード」によると、アトランタがセルティックに提示したオファーは「期限付き移籍+買い取りオプション」で浦和の条件をあまりに下回っていてセルティックが突き返したため、浦和の優位は動かず。
 
 1/27夜にはギリシャメディア「SDNA」、スコットランドメディア「スコティッシュ・サン」は、ギアクマキスが浦和への加入に備え、飛行機でオランダの首都アムステルダムへ向かい、メディカルチェックを受けたと報じました。

 ところが、1/28アトランタは浦和の400万ユーロ(5億6000万円)を上回る、移籍金470万ドル(約6億1000万円)&完全移籍のオファーを提示(別メディでは「アトランタが380万ユーロ(約5億3000万円)プラス、ゴール数や試合出場数に応じたボーナス90万ユーロ(約1億2000万円)での完全移籍のオファーとも)し、セルティックも容認したため浦和への移籍は夢幻に終わってしまいました。

Hansei  

 ギアクマキスは185センチの長身を武器に20-21年はオランダ1部・VVVで得点王(26点)を獲得。セルティックに加入した昨季は14得点で優勝に貢献した実績十分な選手とはいえ、今季はFW古橋にレギュラーを譲る試合が続いているという立場。セルティックはギアクマキス売却を前提に韓国代表FWオ・ヒョンギュを推定移籍金250万ポンド(約4億円)で獲得しており、何としてもギアクマキスを高値で売りたいのも道理。アトランタが最初に提示したレンタル移籍を一蹴したのは当然でしょう。ところが純然たるマネーゲームに持ち込まれると浦和はMLSのクラブに勝ち目はありません。
 
 セルティックの動きは狡猾とはいえ非常に判りやすいので個人的には気にならないのですが、どうも胡散臭いのはギアクマキス個人のほう。浦和とセルティックがクラブ間合意に達した後にサクサクと浦和とギアクマキス間で個人合意に達すれば何の問題もなかったのですが、それ以前にギアクマキスはセリエAのUCサンプドリアと個人合意に達したもののクラブ間交渉で浦和の提示する移籍金に到底及ばずに頓挫した経緯があったり、「『家族の事情』で日本行きを躊躇っている」との報があったりして、どうも浦和行きはあんまり乗り気ではなかったような気配がチラホラ・・・なんか獲得したところでモチベーションが上がらずにさっぱりワヤという気も少々(ほぼ負け惜しみですが)。
 
 得点が期待できる(=これ超重要!!)電柱型FWって浦和には久しくおらず、それどころかなんでこのタイプを取りに行かないのか不思議だったのですが、ようやく獲得できそうな目途が立った!!と思ったらまさかの破談。今オフで前目はユンカー・江坂・松尾を放出した反面、補強は髙橋と興梠に留まっており、高橋はJ2オールスターズ、興梠も通年での稼働は難しいと思われることを勘案すると全く補強になっていません。浦和フットボール本部はこの破談劇を想定して二の矢を放てるのかどうか。プランBがないと稼働できるCFが木原しかいなかった昨年同様、補強失敗と評されても仕方ありませんなぁ・・・

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