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2023.03.31

ほりうち@新橋 ~ らぁめん

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 新橋駅烏森口から新橋西口通りを南へ。ちょうど1年ぶりの再訪。先客6、後客6~7。場所柄昼は近所の勤め人だらけですが、同僚ないし部下の女性を連れてくる客もちらほら。
 
 店内の券売機ボタンを見て「らぁめん・並盛(790円)」を注文。諸物価高騰を受けて昨年より100円も値上げしていましたが、もともとが安すぎたのでやむを得ないでしょう。また「並(150g)・大盛(250g)同値段」のサービスも止めて大盛は+30円増しに。
 
 券売機ボタン先頭は「ざるらぁめん」で、「らぁめん」と2トップを構成。以前は「納豆らぁめん」ないし「納豆ざるらぁめん」をガチ推していたはずですが、今はそうでもないみたいで。。

 店内はJ字型カウンター12席と、店奥に4人掛けテーブル2卓。卓上には胡椒、一味、酢。水セルフ。換気のため入口を開けっ放しで営業しているので店内は寒いのなんの。

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 スープは「鶏ガラと豚骨をふんだんに使った、昭和時代のあっさり醤油味」とのウリ文句通りの味わい。いたずらに醤油が自己主張しないのが嬉しく、ついついぐいぐい飲み進んでしまいます。そしてなぜかこの手のスープには胡椒が良く合う!!

 麺は若干平たい中太ほぼストレートタイプでつるつるした口あたり。前回はやや柔らかめの茹で上がりでしたが、今回は心持ち硬めというかコシがしっかりした茹で上がりで、この辺は客入り等色々な事情でかなりブレがあるのかも。
 
 チャーシューは若干旨味が抜けがちなものの、案外厚みあり、しかも意外に柔らかくてこれまた悪くありません。具は他に海苔、青菜、細メンマ、刻みネギ。メンマがちょっと筋っぽいのが残念。
 
 値上げによりコスパはやや安めといった感じになってしまいましたが飽きが来ない一杯なのは確かで、新橋のオヤジ達に支持されて長続きしているのも納得。

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2023.03.30

杉戸天然温泉 雅楽の湯@東武動物公園

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 東武スカイツリーライン東武動物公園駅から北へ約2km。同駅東口からほぼ30分毎に無料送迎バスが出ており、往訪時は平日の昼間にも関わらず行きも帰りも6~7人が送迎バスを利用していました。なお送迎バス乗り場は駅前ではなく、駅近くを流れる川を渡った先にあるので要注意。なお施設名は「酒井雅楽頭」同様、「うたのゆ」と読みます。
 
 料金はタオル&館内着付きのためか平日1100円/土日祝1200円と埼玉県内ではちょっと高め。

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 もはや東京への通勤圏とは言い難いエリアの畑のど真ん中に作った日帰り温泉施設らしく、露天風呂エリアが実に広大なのがここの特徴。ただ湯舟自体はそんなに大きくはなく、しかも湯舟の間隔がかなり空いているので、露天風呂エリアの広さの割にはお風呂の総面積はそれほどでも。
 
 露天風呂の大半(生源泉つぼ風呂、源泉あつ湯、岩風呂)と内湯生源泉湯に温泉を導入しており、泉質はナトリウム-塩化物強塩温泉。茶濁した湯は当然ながら塩気強めで、しかもちょっと鉄臭さも。岩風呂が循環な以外は加水・加温なしがウリですが、早春だと露天風呂は適温ながら内湯はすでにやや熱かったので夏季はどうなるのかなぁ?

 内湯には他にジェットバス、シルク湯、水風呂、露天風呂には高濃度炭酸温泉、寝湯なども用意。カランは20数個あり。

 休憩スペースや寝ころび処もあるにはありますが、風呂の大きさと比べるといかにも狭くて休日は混みあいそう。ただここは中庭をたっぷり取ってある(なんと足湯付き!)のが特徴で天気が良ければその周りでくつろげます。Wi-Fiありなのも高く評価できます。

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【施 設 名】杉戸天然温泉 雅楽の湯
【入浴料金】平日1100円/土日祝1200円
【交通手段】東武スカイツリーライン東武動物公園駅東口から無料送迎バスあり
【泉  質】ナトリウム-塩化物強塩温泉
【源 泉 名】杉戸みやび温泉(250L/分 掘削・動力揚湯)
【泉  温】45.0℃

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2023.03.29

むてき@北赤羽 ~ 濃厚煮魚つけめん

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 埼京線北赤羽駅浮間口からすぐ。但しスーパー「ライフ」のあるバス通り沿いではなく、高架の南側に広がるしょぼい飲食店街にあるので、駅から至近距離にある割には見落としやすいかも。先客ゼロ、後客1。
 
 店内の券売機ボタン先頭で「おすすめ」とある「濃厚煮魚つけめん(830円)」を注文。ランチタイムはライスor玉子が無料サービスなので玉子にしました。
 
 券売機ボタンを見る限り明らかにつけめん推しの店で、「魚介」「辛辛魚介」「カレー魚介」など。また「魚介ラーメン」などつけめんに対応した形でラーメンも用意。
 
 店内はL字型カウンター7席と4人卓×3,2人卓×1。卓上には醤油、酢、ゆず七味、ブラックペッパー、ラー油。さらに後ででおろしニンニクが出てきました。水セルフ。スープ割りも予めポットで用意。

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 とろみがかったつけ汁は節系の魚粉大量混入型でざらつき大。「煮魚」とあるものの全然煮魚っぽい感じはせず、それどころか「またお前か」的な濃厚かつ甘目な動物魚介系と大きく変わるところはないような・・・つけ汁の中には非常に小さな材木状のチャーシューが認められるくらいで、あとは僅かに刻みネギ。メンマあったかどうか。味玉は煮込みすぎて型崩れ寸前。

 麺は中太ごく緩い縮れ入り。つるつるした口当たりでもっちりとした食感が心地よし。麺量は明示されてませんが、腹ぐらいから察するに250gくらいかな?

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2023.03.28

ハマムラ@京都 ~ からしそば

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 京都駅八条口・近鉄名店街「みやこみち」の最奥部にある中華料理屋「ハマムラ」。ランチライムをとうに過ぎた中途半端な時間帯に来たせいか、先客5、後客1と空いていました。

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 大昔は似顔絵風のこれを新聞や雑誌の広告でよく見かけた気がします。
 
 早速ここのイチ押しっぽい「からしそば(1320円)」を注文。後払い。

 店内は島式カウンター10席と4人卓×3、2人卓×1。卓上には醤油、ラー油、からし、胡椒。場所柄か、あるいは小さい店からかメニューはかなり絞り込まれていて、、中華料理屋というより麺類専門店に近い店のようです。

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 皿で出てきて意表を突かれました!! メニューでは中華そばや担々麺と並んでいるだけにてっきり丼で出てくると思ったのですが、麺に餡がたっぷりかかっているものの汁気があまりないので、中華そばよりも皿うどんに遥かに近い。

 「よく混ぜてから食べるように」の案内に従って一頻りまぜまぜ。麺がやや玉になっていてほどけ辛いこともあって、餡を絡ませるのにも一苦労。

 飴自体はプレーンな塩味で、これだけでも美味しくいただけそう。

 麺は中細のほぼストレート、そして麺に和からしが練り込まれているのが「からしそば」の最大の特徴。からしの効きは思いの外強くて、絶えず鼻奥をツンツン刺激してきます。餡を絡めてもたいしてマイルドにならないどころか、刺激が餡に乗り移るだけなのには参りました。これは好き嫌いがはっきり分かれそうで、個人的にはやや苦手。
 
 チンゲンサイ、鶏ささみ、きくらげ、にんじん、しめじ、小エビと具が多いので値段が高いのは納得しますが、それなら他店でチャンポンでも食ったほうが良かったと反省するも時すでに遅し。

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2023.03.27

からやま焼き定食@からやま

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 「からやま」は2023年3月22日にグランドメニューを一新。期間限定メニューでも好評だった「からやま焼き(869円)」がレギュラーメニュー化したようなので早速試食。「からやま焼き」は「たれ」と「ねぎ塩」があるので「ねぎ塩」で。
 
 「からやま焼き」は「鶏もも肉を特製のタレに一晩漬け込み、独自の調理法で揚げ焼きにすることで香ばしくジューシーに。仕上げは熱々の鉄板でたっぷりのキャベツと合わせ、ご飯のおかずとして楽しめる新感覚のやきとりです。」というのがからやまのウリ文句。

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 そして出てきた一品は思った以上に「やきとり」そのまんま。ジューシーと言うかどうかは微妙ですが、「特製のタレ」は必要以上に濃くなくて鶏肉の旨味を引き出し、引き立てるのに十分なだけに抑えられていますし、さらに特製スパイスやネギ油が合わさって香りも旨味も十分な仕上がりに。ベースの出来が良いので、これなら「たれ」より「ねぎ塩」が正解。
 
 また少々臭みがありがちな太ネギは個人的にはやや苦手ですが、この定食に付いてくる太ネギは臭みなんて全然ない反面、甘さたっぷりで何の問題もありませんでした。さらに多めに添えられたキャベツが良い箸休めになり、最後までなんら飽きることなく一気に完食。
 
 すき家の「炭火やきとり丼」は悪くはないものの肉だらけで飽きやすい難点を持っていましたが、「からやま焼き定食」は「炭火やきとり丼」より値段が高い分ずっとバランスが取れた一品に仕上がっています。またからやまは以前からやきとり主体の定食を期間限定で何度も出しており、ノウハウの蓄積においてすき家とは雲泥の差があるせいかもしれませんが。

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【観戦記】23年ル杯GS第2節:浦和 1-1 清水 ~ ワンサイドゲームになるんじゃなかったのか???

 最初の選手交代までほぼ一方的な浦和ペースでしたが、その間に1点しか取れなかったのが災いに。その後は選手を代えれば代えるほど悪くなるありさま。ルヴァン杯らしい試行錯誤の連続で高い授業料を払う羽目に。

《スタメン》

・浦和のスタメンは直近のリーグ戦から興梠→リンセン、明本→荻原、マリウス→岩波、西川→牲川と4名入れ替え。試合前の監督記者会見で起用が示唆されていたGK牲川以外はベンチスタートも含めてお試し色皆無。記者会見で名前が挙がっていたカンテや堀内、早川といった面々は影も形もなし。

・スコルジャは同記者会見で通常ベンチスタートの選手たちに出場機会を与える必要がある反面、リーグに通常出場している選手たちを起用しないと試合間隔が2週間空いてしまって試合感のところで不安が残ることにも触れており、今回のスタメン&ベンチメンバーが後者をかなり重く見たのでしょう。

・また同記者会見でリーグ戦5試合でメンバーを固定している理由の一つにACL決勝が迫っていることを挙げており、それに向けて固定メンバーで連携を深めることを選手層を厚くすることより優先させているようです。

・なお彩艶がU-22日本代表に選出されているため、この試合にはU-21選手の先発出場義務ルールが適用なし。

・清水は中2日でリーグ戦を控えているせいか、直近のリーグ戦からスタメン全員入れ替え。サンタナはベンチにもおらず。

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《試合展開》

・試合は立ち上がりから一方的な浦和ペース。清水はほとんど前からプレスをかけて来ず、4-4-2でリトリート主体に守っていましたが、縦パスが入って来たところでボールの受け手に対して特に厳しく対処するわけでもなく、おまけに球際で負けまくるのでほとんど守備の体をなしていなかったかと。

・さらになんとかボールを奪い返しても素早く攻守を入れ替えた浦和のプレス網に捕まってロクにビルドアップは出来ず、仕方なくコロリ目掛けてロングボールを蹴ったところでショルツに易々と迎撃されてしまい、浦和に一方的に殴り続けられる無間地獄に陥ってしまいました。

・そんな相手に浦和は5分岩尾スルーパス→関根シュート、6分右サイドから関根クロス→酒井ヘッド、29分こぼれ玉を拾った関根がミドルシュートと決定機を作りましたがいずれも決められず。この試合を通じて酒井が巧く相手最終ライン裏を取ってマイナスに折り返したり、ショルツが何度もモーゼ攻撃を仕掛けたりと見せ場はアホほどありましたが、いずれもラストパスがわずかに合わなかったり、シュートまで持ち込めなかったり・・・

・降り続く雨でピッチはかなりスリッピーだったようで、なぜか浦和に滑って転ぶ選手が続出。肝心なところで転んでしまって失点に直結することだけが怖いと思っていたら21分右SB北川のクロスをヘッドでクリアしようとした岩波が転倒!!コロリに決定機が転がり込みましたが、幸いにもシュートは枠外。

・一方的な試合内容なのに一点も入らないというもどかしい展開でしたが、ようやく38分に浦和に待望の先制点。左サイドから荻原クロス→リンセンがボールにライダーキック!!みたいな格好で飛び込み、GK大久保は弾き切れずにボールはゴールの中へ。

・先制点を取られた直後から前半終了まで清水が攻勢を仕掛ける場面もありましたが決定機らしい決定機は掴めず、後半になると試合は再度浦和ペースに。58分アーク付近からリンセンが巻いて放ったシュートはGKが辛うじてセーブ。59分CKからの流れでこぼれ玉を拾った関根がアーク付近からミドルシュートを放つも、これまたGKがセーブ。61分清水の自陣深い位置でのミスに乗じてリンセン→関根の決定機を掴むも、またまたGKがセーブ。そして62分ショルツ渾身のモーゼ攻撃から大久保に決定機が訪れるも、大久保はなんとシュートをGKにぶち当て・・・

・決定機を逃し続けたところでスコルジャは66分関根→モーベルグ、66分小泉→安居と交代。試合展開とは無関係な、リーグ戦を見据えてのコンディション調整的な意味合いが強い交代と思いましたが、モーベルグが入ったのはいつもの右SHではなく、なんと左SH!! 投入された時は清水FKだったので、たまたまセットプレーの守備の流れで左サイドにいるものと思っていたのですが、時が経ってもずっと左サイドにいるのは心底驚きました。

・そして案の定というかなんというかモーベルグは全くゲームに入れずに右往左往するばかり。71分清水のロングフィードを荻原が難なくヘッドでクリアして、前にいるモーベルグへ繋ごうとしたものの、モーベルグはボールをコントロールしきれないでいるうちに背後から迫って来た北爪にボールを奪われる大失態。北爪からボールを受けたコロリはアーク手前から豪快にミドルシュートを突き刺してまさかまさかの同点に!!

・モーベルグ投入後浦和の守備はガタガタになり、73分には北爪クロス→途中投入の北川がヘッドを放つもここは牲川が好セーブ。あまりの惨状にスコルジャも逆転負けの臭いを感じたのか、75分岩尾→明本、大久保→興梠と代えてモーベルグ左SHを早々と断念。それでも浦和の状態はグダグダのままで、66分までの一方的な試合展開は何だったのかと訝しくなるくらい。86分最後に投入された平野が自陣深い位置から右サイドでフリーのモーベルグへ展開。モーベルグ得意中の得意な展開になりましたが、モーベルグはCB井林にあっさり封じられる始末。

・ATはドタバタ劇の連続。90+1分には自陣深い位置での明本の横パスを北川に奪われる大ピンチがありましたが、牲川がビッグセーブ!! 90+3分には浦和のプレスがハマってのカウンターでリンセンスルーパス→GKが前に出ているのを見て興梠がループシュートを放つもバーの上。モーベルグがどフリーで併走しており、そちらに出したほうが可能性ははるかに高かったでしょうに・・・試合後興梠は「モーベルグは見えてなかった」と語っていますが、それは表向きモーベルグを庇っただけで、内心全然モーベルグを信用してないんじゃないかと・・・

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《総評》

・どこからどう見ても「重要な勝ち点2を失った試合」でした。J2、しかも控えメンバーだらけの相手に、ほぼフルメンバーで挑んで引き分けで終わってしまうとは誠に残念無念。試合終了後出島の方々がまるで勝ったかのように歓声を爆発させていたのも無理はありません。

・まさかまさかの引き分けに終わってしまった直接の原因は「モーベルグ左SH」という奇策にあったのは間違いないでしょう。スコルジャは試合後「デヴィッドのところで別のオプションにどういうものがあるかを、今は見ているところでもあります」と、ルヴァン杯らしい試行錯誤だったことを認めています。それ以外にも左SHは小泉→関根→モーベルグ→明本とコロコロ代わり、選手起用こそお試し色はほとんどなかったものの、選手の配置にルヴァン杯らしいお試し色を強く出した結果、勝ち点2という高い授業料を払う羽目になったのかもしれません。

・また質疑応答の最後のほうで「交代のときに、チームの構造を少し変えましたので、交代選手が機能しなかったから勝てなかった試合だとは言えないと思います」等々、「構造」をキーワードに哲学的な問答が続いているのが気になりました。この辺は双方何を言っているのかさっぱり判らないので識者の解説を待つことにします。単に終盤興梠&リンセンの2トップにしたことかもしれませんが。

・まぁこういう「お試し」で高い授業料を払うのはルヴァン杯ならではの話なのであまり気にならないのですが、明らかに問題なのはモーベルグ投入までワンサイドゲームだったにも関わらず一点しか入らなかったこと。

・試合後も「シュートの一つ前まではよくなっていると思うが、その先については、トレーニングでも質が十分でないのか、トレーニングではうまくできていても試合ではかみ合っていないのか?」と記者にがっつり喰いつかれ、スコルジャも「改善・進歩のところがあまり見られていない」と頭を抱えたままのようです。モーベルグが大不振に陥っている中で「CFらしいCFがいないのに、この2列目でどうやって点を取れっちゅーねん!!!」と言いたいかもしれませんが、とにかく浦和は2列目に得点力が無さすぎ。しょぼい、しょぼすぎる!!

・リンセンは興梠みたいに中盤に下がっては来ない反面、サイドに流れる癖がある様子。従ってCFに興梠を起用しようが、リンセンを起用しようが、CFに代わってボックス内へ誰かが入らないと点が取れません。そのCFと入れ替わって中へ飛び込む形が出来ている分リカ時代よりはマシと感じますが、飛び込む2列目が揃いも揃ってしょぼすぎ!!! はるか後方から敦樹が飛び込むのが一番マシというのは結構深刻な問題かと・・・

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《選手評等》

・前半は「牲川はほとんど守備機会のないまま終わるかも」と思っていたのですが、終盤突然見せ場の連続に。好セーブ連発もさることながら、フィードといい、ビルドアップへの寄与といい、特段怪しいところはなく、第3GKなのが勿体ないくらい。

・リンセンがついに浦和でゴール。それ以上に最後までハードワーク出来る辺りがリンセンの真骨頂なのかも。ユンカーはこれが出来ないから放出対象になったのが良く判る出来でした。もっとももうちょっと点を取って貰わないと割に合わないのですが・・・

・左SB荻原は都内の方々とはしっくりこないようなので、東武東上線にしてみたらこれもイマイチ。そしてもうやんと組ませたら大決壊して、最後に北関東連合に戻した時にはもう荻原の電池が切れていたっちゅーのがこの試合の笑いどころというか泣きどころというか。明本に代わってスタメンで出るのはちょっと難しそう。

・浦和のモーゼが日本海歩いて渡れるレベルで何度も海割れ起しているのに前目の奴らは全然決められないとなると、そりゃモーゼも最後はぶちきれるわなぁ。一緒や!!ナンボ守っても!!!ショルツがあからさまに味方に怒っているのは今年初めて見たかも。

・今日の主審は決定的な疑問符が無かった分、Jリーグでではマシなほうと思ったけどなあ。Jリーグの中では。

・ルヴァン杯&雨&J2相手&シーチケ対象外とはいえ、もはや1万ちょっとしか入らないことを考えると、駒場に価値を見出している方はかなり少なくなっているみたいで。今後は埼スタが何らかの事情で使えない事態にならない限り、天皇杯以外での駒場開催はないでしょうなぁ。残念ながらもう駒場はJ1の興行の場としてはボロすぎるわ・・・

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-----リンセン-----
小泉--大久保---関根
---岩尾--伊藤---
荻原-ショルツ--岩波-酒井
-----牲川-----

(得点)
38分 リンセン

(交代)
66分 関根→モーベルグ(モーべルグ左SH、大久保右SH)
66分 小泉→安居(安居トップ下へ)
75分 岩尾→明本(明本左SH、モーベルグ右SH、安居CHへ)
75分 大久保→興梠(リンセンとほぼ2トップ)
84分 伊藤→平野


---乾---コロリ----
カルリーニョス-------中山
---宮本--神谷---
吉田-井林--菊地-北爪
-----大久保----

(得点)
71分 コロリ

(交代)
64分 神谷→ホナウド
64分 乾→北川
84分 コロリ→岸本
84分 中山→森重

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2023.03.26

あさりとアスパラの鶏白湯ちゃんぽん@リンガーハット

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 リンガーハットから2023年3月14日より期間限定で発売中の「あさりとアスパラの鶏白湯ちゃんぽん(890円)」を試食。リンガーハットでは毎年この時期になるとあさり入りのちゃんぽんを売り出していますが、昨年は同値段で「あさりとほたての旨ダシちゃんぽん」でしたから、値段を上げない代わりに食材のグレードを落としたのが丸わかりです。また一見して判る通り、あさりの量もかなり減っているので、+200円であさり増量タイプを別途販売。
 
 「今年はあさりとアスパラを含む計8種約260gの国産野菜を、女性の意見を取り入れて開発した鶏白湯スープに絡めました。焼き上げたあさりが醸し出す磯の香りとアスパラやケールのほろ苦さが濃厚な鶏白湯スープと溶け合う、豊かな春の旨味をお楽しみいただける仕上がりです。」というのがリンガーハットのウリ文句。

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 ウリ文句通り、今春のあさりちゃんぽんは野菜が前面に押し出されていてかなりあっさりした味わいで、悪く言えばあさりをほとんど感じません。これまでのあさりちゃんぽんは海鮮系の味わいを押し出し、当然ながら少々磯臭かったのとは良くも悪くも対照的。
 
 九州産鶏ガラを使用したとされる鶏白湯スープも通常の長崎ちゃんぽんスープよりも軽い味わいで、これはこれで一興。ただ食後の渇水感は通常の長崎ちゃんぽん同様結構きつめ。またパセリの親玉みたいなケールは個人的には少々苦手。
 
 諸物価高騰の折り致し方ないのでしょうが、この出来なら7種類の国産野菜をたっぷり480g使用した「野菜たっぷりちゃんぽん(890円)」のほうが同値段で満足度が高いかと。もはや中途半端にあさりを入れる意味がないような・・・

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2023.03.25

辛うま麺@やよい軒

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 やよい軒が2023年3月14日から発売中のの「辛うま麺・ごはん付き(790円)」を試食。唐辛子を通常の3倍入れた「【辛さ3倍】辛うま麺」も併売していますが、そんなに辛さに強くないので・・・・
 
 「辛うま麺」は「モチモチな麺と旨味たっぷりの辛味スープが相性抜群の宮﨑名物の辛麺をやよい軒風にアレンジした」もので「鶏・豚のガラスープの旨味を効かせたシンプルな醤油ベースのスープに香味油を合わせ、風味豊かに仕上げた『辛うま麺』。豚ミンチ肉、ニラ、玉子の具材に、ブレンドした4種の唐辛子とガーリックを加え、麺はもっちり太麺を採用しました。」というのがやよい軒のウリ文句。

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 スープは「辛さ3倍」でなくてもそれなりに辛く、個人的にはこれで十分。また「鶏・豚のガラスープの旨味」よりもニンニクが強く出ている印象を受けましたが、旨味はそれなりにあって悪くありません。ただ飲み進むにはちょっとしょっぱいかな?
 
 麺は中太ストレートタイプでつるつるした口当たり。やや柔らかめの仕上がりで、「もっちり」という印象は受けず。そして麺の量があまり多くない代わりにご飯の量が多いのには驚きました。てっきり〆に丼に豆ご飯を投入するくらいのイメージを持っていたのですが、フツーに茶碗一杯のご飯が出てきます。しかもやよい軒なのでおかわり自由。
 
 麺量が多くない代わりに溶き卵の量が案外多いのは嬉しいところ。ご飯を丼の方に入れるとしょっぱくなりそうなので、ニラや豚ミンチ肉と共にご飯にかけていただきました。もっともそれだけだと少々味が薄すぎるのでスープも多少ご飯にかけてフィニッシュ。
  
 やよい軒が麺類主体のメニューを期間限定販売するのは珍しく、昨年「コク旨ちゃんぽんとから揚げの定食」を試食した際はやよい軒としては珍しいレベルでの失敗作という感想を抱きました。ゆえに今回のも期待値は低めでしたが、ちゃんぽんよりはだいぶマシだけどやよい軒であえて食べるほどのものではなさそう。

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2023.03.24

中華食堂 一番館@川口 ~ 鶏肉とピーマンの辛味炒め定食

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 川口駅東口のペデストリアンデッキ下に並ぶ低価格外食チェーン店群の一つ。ただこの店は松屋の上、細い階段を登った2Fにあるというロケーションが災いしてこれまで足が向きませんでしたが、予定していた店が「期間限定商品まさかの売切れ!」という憂き目にあったためにこちらへ転進した次第。
 
 外観はチェーン店っぽいのですが、店内はチェーン店らしくない感じで煮詰まっていて居酒屋にもなる中華料理屋といった風。早い時間帯から結構繁盛していて先客7~8、後客も7~8人といったところ。往訪した日は日曜だったせいか、11時の開店早々がっつり飲んでいる客も。
 
 メニューも豊富で麺類、炒飯などご飯もの、そして各種定食と充実のラインナップ。初めてなので無難そうな「鶏肉とピーマンの辛味炒め定食(680円)」を注文。
 
 店内は窓際に横長カウンター9席と4人卓×6。ホール係の接客態度はいかにも中華風ですが、まぁその辺は川口の激安中華屋はどこもそんな感じなので。

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 出てきた一品はわざわざ無難そうなものを選んだだけあって、まさしく可もなく不可もなし。強いて言えばご飯がパサつき気味なのが残念だったくらいですが、この辺も川口の激安中華屋にはありがちな難点なので特に大きなマイナスポイントにはなりません。
 
 定食で比較すると値段は日高屋よりやや安く、ラインナップは遥かに充実していることが判ったので、これは再訪の価値大です。ただ喫煙可なのが最大の難点かと。往訪した時はたまたま喫煙客はいませんでしたが。

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2023.03.23

キッチンABC 西池袋店@池袋 ~ 日替わり定食

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 池袋駅西口、東京芸術劇場の向かいのブロック。先客6、後客ゾロゾロ。11時の開店から15分くらいでほぼ満席となり、回転は頗る良いものの断続的に店内に待ち客が1、2名発生していました。典型的ながっつり系洋食店ですが、女性客がいたのにはびっくり!! 南大塚店には3年前に往訪済ですが、西池袋店はなんと9年ぶりの再訪。なおこの店の上にあったはずの「中本 西池袋店」はいつの間にか閉店していました。
 
 この店の名物「オムカレー」や「オリエンタルライス」は試食済なので、今回はより無難そうな「日替わり定食(880円)」を注文。往訪時は「デミチキンカツ+目玉焼+ポーク生姜焼」という構成でした。他の注文を見るとカレーを頼んている客は見かけない一方、チキン南蛮を頼んでいる客が目立ちました。後払い。
 
 店内は厨房前にカウンター4席、店中央に2人卓×2、4人卓×1、そして店の外周に4人掛けボックス席×4。客はほとんど一人客なので最初はカウンター、次にテーブル席、最後にボックス席に案内していました。後から来た客のほうがゆったりしたところに座れて一見不合理な気もしますが、当然ながら相席上等。しかもボックス席は間仕切りも何もない「ポストコロナ仕様」。最初はボックス席に二人で座っていた女性客にも容赦なくオッサンとの相席の洗礼!!

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 案内された2人卓は対面の客との間に間仕切りがあるせいか非常に手狭。おかずとご飯の皿、味噌汁、そしてコップを置くのが精一杯で、混みあった店内で「事故」が発生しそうな予感がムンムン・・・ 

 この日の日替わりは3点盛り合わせですが、明らかにデミチキンカツがメイン。でも「かつや」や「松のや」に慣れてしまうとチキンカツが薄いのが丸わかりで残念。その代わりポーク生姜焼がご飯が進むように濃い目に味付けされていて、その量が多くはないにも関わらずチキンカツの物足りなさを補って余りある大活躍!!
 
 目玉焼は半熟ですが卓上に醤油がないのが残念。もっとも他客の様子を見ると、店員に頼めば出してくれるようでした。写真では判り辛いのですが、目玉焼の下には昭和然としたナポリタンが隠れています。千切りキャベツの盛りも良く、ボリュームたっぷり!!
 
 この店はカツなど揚げ物には優位性はなく、なんとかライスとか焼肉系定食とかを頼むのがベターと判ったのが今回の収穫でしょうか。

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2023.03.22

千年温泉@武蔵新城

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 南武線武蔵新城駅南口から南へ徒歩7分。住宅地のど真ん中にある天然温泉を使用した銭湯ですが、。2018年9月10日に全面建て替えしたそうで、4年半経った今でも外観・内装とも真っ新といった感。天然温泉を使用したといっても銭湯は銭湯なので入浴料金は公定通り500円。なお武蔵新城駅は武蔵小杉駅からたった2駅しか離れていないので、館内は結構アウェー感が強いのが難。

 温泉を引いているのは露天風呂のみ。露天風呂といっても周りはすぐ垣根で、しかも頭上はかっつり屋根に覆われています。ただ外気が入ってくるだけで解放感は皆無。この辺はただの銭湯なので仕方ありません。湯は都内城南地区にありがちな真っ黒な湯で泉質は重曹泉。アルカリ性のせいか湯ざわりはつるつる。

 内湯はシルキーバス、炭酸泉、ジェットバス、サウナ、水風呂など。シャンプーなどは置いていません。

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 タイル絵は富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」。さらに男女の浴室から見える妻面に「スーパー銭湯純烈ジャー銭湯絵」が描かれています。

 フロント前には4.5人座れる休憩スペースあり。2階にも一応休憩スペースがありますが、そのうち半分はアコーディオンカーテンで仕切って貸しスタジオとして開放し、往訪時はダンス教室か何かになっていたので全く休めませんでした(苦笑)。

 なおフロント前では「テルマエ・ロマエ」が放映されていました。

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ぎょらん亭 魚町店@小倉・平和通 ~ 十割ラーメン

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 小倉駅から南へ伸びる「魚町銀天街」の南端。先客1、後客3。ほぼ1年半ぶりの再訪。
 
  この店は

・十割:豚骨100%
・二八:鶏20%&豚骨80%のブレンド
・どろ:クリーミー&濃厚仕様

の3種類がウリ。店外の券売機で「十割ラーメン(700円)」を注文。というか、券売機ボタンは二八と十割が同じボタンになっていて、口頭で「十割」と注文する方式。麺は中太or細麺が選べるので中太で。また硬さも聞かれたので「普通」でお願いしました。

 店内はL字型カウンター10席程度。卓上には替え玉用たれ、ホワイトペッパー、白ゴマ。以前はニンニクや紅生姜は注文すれば出す方式だったはずですが、その旨の貼り紙等は見当たらず。

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 十割ラーメンがぎょらん亭の原点だそうで、「通常の倍量の国産げんこつを長時間炊きあげてつくるド豚骨ラーメン。朝一番のフレッシュなスープを一定の濃度で濾さずに炊き続け、丼に注ぎながら濾すことで軟骨や脂身の旨味を余すことなく抽出。北九州ヤマニ醤油の吟醸薄口をベースにした『かえし』を合わせることで、旨味・濃度・塩分が調和したメリハリのある味わいを生み出します」というのが店のウリ文句。

 とろみがかったスープはクリーミーという形容がしっくりくるもので、豚骨臭は全然しないのに、豚骨の旨味がぎっしり。しかも味わいは濃厚なのにしょっぱくはないのも気に入りました。ただ食べ進むと結構胃にずっしり来ます。

 麺は「中太」といっても細麺よりは太いだけで、せいぜい並太程度のストレートタイプ。デフォルトでも歯応えが強く、「硬め」だとスープに対して強すぎるかも。「普通」で正解でした。

 以前はバラ肉チャーシューが値段の割にはしっかり煮込まれていたのが気に入っていたのですが、今回はごく普通に。他にキクラゲ、刻み青ネギ。

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2023.03.21

サンピアの湯@六丁の目(仙台)

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 仙台市地下鉄東西線・六丁の目駅から徒歩10分くらい。単なる日帰り温泉施設ではなく、スポーツジムや病院等も一体となった巨大施設です。
 
 風呂の受付は2階なのに風呂は1階と、バカでかい建物の割には最初はチト面倒。料金はタオル・バスタオル付で平日990円/土日休1210円。但し往訪した日はたまたま第3・5木曜日の「入浴ワンコインデー」に当たっていてたった500円でした!!そのせいか平日なのに館内は大盛況。
 
 これまた建物はバカでかいのに脱衣所が狭く、しかもその中にロッカーを詰め込み過ぎて着替えている人が明らかに通行の邪魔になってしまうところも。
 
 内湯で湯舟に温泉を引いているのは一つだけで、後は炭酸泉・ジェット湯各種・サウナ・水風呂とスーパー銭湯的な造り。カランが少な目なのと内湯なのに床になぜか段差があるのが気になりました。
 
 逆に露天風呂は温泉主体で岩風呂風の浴槽がいくつかある他、壺湯、寝湯。最奥が薬湯で週替わりで入浴剤を代えているようでした。露天風呂は建物の中庭みたいなところにあって当然ながら周囲は建物に囲まれているものの、頭上を蔽うものは一切ないという最近では珍しいタイプ。泉質はナトリウム・塩化物泉。

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 風呂だけなら正直そんなに高い評価は出来ないのですが、ここのウリは何といっても2階の休憩エリアがとんでもなく広いこと!!テレビ付きのリクライニングチェアーがずらずらっと並んでいる他、読書スペースがあったり、ただのソファがそこら中にあったりしてとにかく座るところには事欠きません。当然ながら無料Wi-Fi付き。
 
 車が無くても楽に行けるところにあり、仙台で時間を持て余した際には使えそう。

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北の大地@鳥取 ~ カレーちゃんぽん

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 鳥取の「ご当地グルメ」として売り出し中の「鳥取カレーちゃんぽん」を試食。往訪したのは鳥取駅から歩いて5分強のところにある「北の大地」。飲食店街から外れたところにポツンと建っています。屋号からも想像がつくように本業はジンギスカンを中心とする焼肉屋さんです。店は意外に狭くて急な階段で2階に案内され、早速「鳥取カレーちゃんぽん(980円)」を注文。 
 
 「鳥取カレーちゃんぽん」は、「鳥取市の一世帯あたりのカレールウの消費額が2012~2016年平均日本一に」なったことと、「昭和の時代から鳥取市のちゃんぽんは中華麺の上に具入りのあんがかかるスタイル」であることに着目して2014年に鳥取で誕生したという、ありがちな「町興し目的系ご当地グルメ」のようです。

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 スープは単なるカレースープではなくあんかけ。しかも餡がスープ全体に回っているようでかなり粘度高め。店では「お母さんが作る懐かしい家庭のカレーをイメージ。子供から大人まで食べれるように辛さを抑えました。 スープの旨みを引き出すために、大量の玉ねぎをあめ色になるまでフライパンで炒め、丸2日かけてカレーあんを作っています。」と謳っているように辛さはさしたることなく、専ら旨味重視の家庭的な味わいです。
 
 具に細めのもやしがたっぷり入っていて、これが良い箸休めになるのか全く飽きません。
 
 麺は中太ストレートの中華麺でちゃんぽん麺ではありませんが、スープには全く負けていません。

 具にちくわやかまぼこといった練り物が目立ちますが、肉類はない模様。他にキャベツ少々。

 量は多めですが、ちゃんぽんと言ってしまうには具のバリエーションが乏しく、ビジュアル的にもかなり地味かと。でも家庭的なカレー味だとハズレようがなく、十分満足できる一品でした。

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2023.03.20

炭火やきとり丼@すき家

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 すき家が2023年3月15日から発売中の「炭火やきとり丼(580円)」を試食。すき家は牛丼をベースにトッピングをあれこれ変えただけの安直な商品を乱発しがちですが、たまに牛丼とは無関係な商品を出してきます。今回は「なか卯」が得意とする焼鳥丼で勝負。

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 「炭火で香ばしく焼き上げたやきとりが自慢の商品です。すき家特製の醤油だれが絡んだ柔らかな『もも』と粗挽き食感の『つくね』、旨みがつまった『鶏皮』を使用することで、様々な食感と味わいをご堪能いただけます。」というのがすき家のウリ文句。

 「やきとり丼」と称していますが、太ネギなどの野菜は全くなく鶏肉一本で勝負。その代わりにももを主体につくねや鶏皮と鶏肉のほうに変化を加えて飽きが来ないように工夫しています。
 
 醤油ダレは特に濃すぎることも、しつこすぎることもなく、基本甘目な味わいながら炭火焼らしい香ばしさ&渋味がアクセントになって単調にもならずに最後まで楽しめました。
 
 牛丼ベース以外のすき家の新商品には正直あまり良いイメージはないのですが、その中ではかなり上出来なほう。すき家となか卯は同じゼンショーグループなので、多少相乗効果があるのかも。

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【DAZN短感】22-23年第11節:N相模原 1-3 浦和L ~ 中断明けでは最もマシな試合か

・スタメンは右SB遠藤の代わりに栗島が入った他、安藤が左SHとしてスタメンに復帰して島田がベンチスタート。遠藤はベンチにもおらず、前節59分と言う早い時間帯になぜか交代させられたことを考えあわせると小破したのかも。また清家を右SHに戻したのは後ろの栗島はSBとしてはそんなに攻撃に期待できないので、前で清家にスペースを与えて自由にやらせる趣旨なのかも。

・立ち上がりはプレスを激しく掛け合うもの同士が共になかなかプレス網を抜け出せずに延々と中盤で蹴り合うという女子サッカーにありがちな展開でしたが、9分右サイドから最前線の菅澤へ斜めのくさびのパスが入ったのを契機に菅澤ポスト→猶本浮き球パス→ボックス内へ飛び出した安藤に繋がり、見事に相模原最終ラインの裏を取った安藤が冷静にGKの位置を見極めてゴール!!

・さらに25分相手を押し込んだ状態から菅澤が左サイドに開いていた水谷にボールを戻し、水谷はボックスに僅かに入った辺りから豪快にミドルシュートを叩きこんで早々に追加点!!水谷は左SBとしては左足でクロスを上げられず、いったん切り返さざるを得ないというはっきりした難点がある一方、浦和加入当初はセカンドトップなんかもやっていたくらいなのでシュート力はあり、ここではそれが活きました。

・2点リードはしたものの相模原のプレスがきつくて浦和は安定的にボール保持できず、ビルドアップにも苦しんで菅澤へのロングボールに頼る場面も多々。一方相模原はスピードのあるFWやSHを活かして徹底して浦和最終ラインの裏狙いに徹しているのが目を惹きました。

・そして38分にはその狙いがハマって松本がゴール。背後からプレッシャーをかけられた菅澤のバックパスがあまりにもアバウトかつ緩かったのに加え、それに反応した安藤がなぜかスローダウンしてボールを拾い損ねて、背後から急進した松本がそのままゴールという、相模原の狙いがハマったというより浦和のミスが重なった失点と言った方が正鵠に近いかと思います。

・リードはしているものの内容はそんなに良くない状態で後半も時間が徒過する中、59分に楠瀬監督が放った一手はなんと長船を下げて島田を投入し、安藤をCBに下げるというもの。長船のコンディションの問題なのか、戦術的な交代なのかは全く判りませんが、この交代くらいから相模原のプレスが明らかに緩み、浦和が高い位置でボールを奪えるようになってようやく大攻勢に。

・67分右からのクロスがディフレクトしながらも菅澤へ通り、菅澤がヘッドで擦らせたボールを島田が反転シュートするも辛うじてGKがセーブ。72分水谷クロスが清家に通るも清家のシュートはお約束のように枠外。そして79分右サイドからの縦パスが猶本に通り、猶本はそのままドリブルで運んでボックス内で菅澤と共にDFと2対2に。猶本からパスを受けた菅澤は強引にシュートを放つと思いきや、右に開いてフリーの猶本へ出す余裕をかまして猶本が難なくゴール。

・後半の相模原は全く攻めの形が出来ていなかったのでこの3点目で勝負あり。楠瀬監督は久しぶりに若手を起用する余裕すら見せて完勝。

・結果は完勝でしたが、プレスのきつい相手に浦和が思うようにビルドアップ出来なかったことについては監督も選手も課題として感じているようで、試合後監督は「ロングキックで回避することは十分できますし、それもやらなければいけないのですが、前半のうちからしっかりビルドアップしていくために、ポジションや立ち位置を変えるなどしながらそこをかいくぐっていかないといけない、そういう道を見つけようと話しています。」と反省しきり。

・でも「個人能力差で勝ってるだけやん!!」と言われるとそれも違うような・・・少なくとも守備は結構コレクティブで、組織的に良い形でボールを奪って、そのまま攻め切ってしまえるなら、それは個の力だけで勝っているとは言わんでしょうし・・・

・この試合の最大の収穫は菅澤の復調。中断中にコンディションを崩したのが災いして中断明け2試合の出来は悲惨極まりないものでしたが、この試合では最前線でポストプレーで簡単に叩く、あるいはボールキープと言ったお仕事はこなしていましたからだいぶ復調したとみていいかと。

-----菅澤-----
安藤---猶本---清家
---柴田--塩越---
水谷-石川--長船-栗島
-----福田-----

(得点)
9分 安藤
25分 水谷
38分 松本(相模原)
79分 猶本

(交代)
59分 長船→島田(島田が左SH、安藤が右CB、石川が左CBへ)
79分 清家→西尾
85分 塩越→西村(西村が右SB、栗島がCHへ)
85分 水谷→佐々木

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2023.03.19

京都銀閣寺 ますたにラーメン 室町店 ~ (鶏ガラ醤油)ラーメン

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 総武線新日本橋駅を出て中央通りを北へ。神田駅南口からも至近距離。言うまでもなく「京都銀閣寺 ますたにラーメン 日本橋本店」の支店です。ほぼ1年ぶりの再訪。先客2、後客5。
 
 店外の券売機で基本の「ラーメン(850円)」を注文。前回往訪時より20円値上がり。食券を渡すと麺の固さ・背脂の量・辛味の量を聞かれたので「麺硬め」のみ指定。また無料サービスのご飯の要否も聞かれたので「半盛」でお願いしました。ご飯は大盛、並盛、半盛、小盛から指定できます。なお天候不順で京都産の九条ネギが出荷できないため、当面国産の青ネギを出すとの貼り紙がありました。

 メニューは他にチャーシュー麺、辛みそラーメン、つけそば、肉つけそば等。

 店内は厨房前に横長カウンター7席、壁に向かったカウンター7席。さらに店奥にもカウンター席がある模様。卓上には醤油、ラー油、ラーメンタレ、ブラックペッパー、ホワイトペッパー、酢、にんにく、特製一味。

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 店のウンチクには「当店のスープは三層のスープになっており、上層は甘味がありマイルド、中層はさっぱり醤油味、最後にピリっと辛いアクセントがあります」とあり、昔はその味の変化が楽しめたような記憶がありますが、もうすっかりその辺はアバウトというかあいまいになってしまった模様。細かい背脂が目立つ見た目と違って味わいはあまり脂っぽくありません。ただ脂がちょっと劣化しちゃったような臭いが・・・
 
 また背脂層&さっぱり目の鶏がらベース醤油味のままだと少々物足りないので、卓上にあるペースト状の特製一味を投入。昔はデフォルトでも底の辛味がそれなりに効いていたような気が・・・

 麺は中細ストレート麺。心持ち口当たりがわずかにざらざらしています。硬めで注文したはずですが、せいぜい並堅程度。でもスープとの相性を考えればこんなものでしょうか。

 具はペラペラのチャーシューが数枚と多めの刻みネギ、メンマ。具が多い訳ではなく、スープもご飯を欲するタイプではないのに無料サービスのご飯の量が案外多いのは相変わらずで、半盛でも小さめのお茶碗一杯で出てきます。

 神田駅周辺ならともかく、室町界隈は近在のサラリーマンが気軽に昼飯に使えるラーメン屋が意外に少なく、本格的なラーメン好きはさておき、「さくっと飯でも食って帰るか?」といった程度のニーズを捉えるには十分なクォリティーを維持しているこの店が早い時間帯から繁盛しているのも納得。

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【観戦記】23年第5節:浦和 2-1 新潟 ~ 帰って来た「勝ち点配給マシン」!!

 新潟にいきなり先制点を許し、その後もしばらく苦しい展開となりましたが、力攻の連続で前半のうちに逆転に成功。その後は全く危なげなく逃げ切り勝ち。新潟は好スタートを切ったがゆえに早々と研究された印象。

《スタメン》

・浦和はモーベルグに代わって関根がスタメンに。それ以外はベンチスタートも含めて全員いつもの面々。

・新潟のスタメンは右SB藤原→新井、CH高→星と2名入れ替え。共にリーグ戦初スタメン。

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《試合展開》

・この試合でも浦和は大久保をトップ下起用。しかも前節は前半の終わり辺りから小泉と大久保のポジションを入れ替えていましたが、この試合は一貫して大久保がトップ下でした。

・浦和の試合の入りは上々で何度か右サイドから攻撃の形を作り、9分右サイドから関根スルーパス→走り込んだ敦樹が折り返すも興梠にわずかに合わない場面も。

・しかし先制したのは新潟。10分舞行龍の縦パスを受けた右SB新井がクロス→右SH太田が豪快に叩き込んで、新潟が最初の決定機をいきなりモノにしました。この場面、現地ではえらくあっさりやられたと思ったのですが、どうも新井のクロスが対峙した小泉にわずかに当たったのが災いして良い位置、良いタイミングで太田へ通ってしまったみたいで・・・

・その後は完全に新潟ペース。浦和は必死に前からプレスをかけるものの、新潟は「相手を引きつけてからパスを出す」のが巧い選手が多いようで、浦和のプレスは笑えるレベルで全くハマらず、当然ながら良い形でボールは奪えず。なんとかボールを奪っても、素早く攻守を切り替えて自陣に4-4-2の守備ブロックを敷く相手に手も足も出ず。新潟は「浦和はボールを渡されたら何も出来ん!」と見切ったかのよう。

・しかし、明らかに新潟優勢だったこの時間帯に追加点どころかこれといった決定機も作れないのが今の新潟の限界なのかも。そうこうしているうちに前半半ばを過ぎると浦和が反転攻勢に。28分大久保のふんわりクロスがわずかに関根に合わなかった場面を契機に浦和が連続してCKを獲得。

・そして35分敦樹の縦パスを契機に新潟ゴール前で混戦となったものの、舞行龍もデンもクリアが小さいのが災いして、酒井がボックスにわずかに入ったところからこぼれ玉を強引に捻じ込んで同点。

・さらに46分には岩尾FKからの流れで関根クロス→ファーでショルツヘッドはGKが辛うじてセーブ。しかしこれで得た岩尾CKをファーで舞行龍がクリアできないというか中へ折り返す格好になってしまい、待ち構えていた明本の左足ボレーが炸裂!!

・前半のうちに試合をひっくり返された新潟は反撃を試みるも頼みの涼太郎まで良い形でボールが渡ることはなく、浦和は浦和で前半プレスが空回りしがちだったのが災いしてか前目が急速に消耗。66分中盤でのボール奪取から敦樹→大久保→右サイド内側を激走する酒井の降り返しが興梠に通ったものの、興梠のシュートがブロックされたのがこの時間帯の唯一の見せ場。

・そしてその直後にスコルジャは「これにて興梠&関根はお役御免!!」と言わんばかりに予め用意していたリンセン&モーベルグを投入。さらに76分には小泉→荻原、大久保→安居ともはや「勝利の方程式」と化したお馴染みの選手交代を敢行。

・リードしているのに途中投入される4選手のうち守備面に持ち味があるのが安居だけというのには苦笑を禁じえませんでしたが、そんな選手交代にも関わらず、終盤はチャンスになりかかってもわざわざスローダウンしてたところを見ると、スリッピーなピッチ状態をも考慮して下手こいでカウンターを食らわないことを念頭に安全勝ちを図ったのも?

・終盤の浦和の見せ場は87分敦樹が舞行龍の縦パスをカットしたところからモーベルグが右サイドでデンと競り合いながらクロス→ファーでリンセンが撃ち切れなかった場面くらい。北関東連合は見せ場なし。

・新潟も72分鈴木→ネスカウ、太田→ゴメス、82分三戸→小見、渡邊→堀米と4人投入しましたが、誰一人として機能せず。というか新潟は時間の経過と共に、かつ選手を代えれば代えるほど下手になる傾向が顕著で、序盤見せていた流麗なパス回しはものの見事にフェードアウト。

・この試合で難儀だったのは福島主審はえらく簡単にファウルを取ること。まぁそれで一貫しているので悪くはないのでしょうが、AT突入直前に涼太郎のドリブル突進を酒井&敦樹で人垣を作って上手く止めたようにしか見えない場面でファウルを取られたのには心底びっくりしました!そりゃ酒井は怒るわなぁ・・・ あんな好位置からのFKが決まって同点に追いつかれようものなら憤死ものでしたが涼太郎FKは枠を捉えきれず、そのまま何の紛れもなく試合終了。

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《総評》

・シュート数7対5と塩分高めの試合。特に後半は共に決定機らしい決定機はなく、リードしている浦和がボールを回して巧みに時間を使いながら危なげなく逃げ切った風で「味濃いめ、塩分マシマシ」でした。

・いきなり先制され、その後も新潟ペースで試合が進んだ時間帯はどうなることやら?と思いましたが、結局新潟の決定機はあれ一回切り。枠内シュート数やボックス内からのシュートで浦和が新潟を大きく上回ったところを見ると、結局のところスタッツ通りの結果だったのかと。

・何の慰めにもならないことで悪名高い「ゴール期待値」を見ると浦和は1.42、そして新潟はなんと0.27で「新潟はなんで一点取れたのかよく判らない」というとんでもない値を叩き出しており、あの先制点以降ノーチャンスだった(アタッキングサードにすらロクに入れていない?)ことを如実に表しています。

・新潟との対戦は2017年以来6年ぶり。新潟は久しぶりのJ1復帰にも拘らず、開幕来2勝2分、しかも広島や川崎といった昨季上位チームを破るという誰もが予想しなかったであろう好スタートを切りました。しかし、当然ながらそれがゆえに早めに相手に研究されたかな?というのがこの試合の第一印象でした。

・新潟の攻撃がほとんど体をなさなかった理由は非常に簡単で、頼みの涼太郎がほとんど消えていたから。まぁ広島戦や川崎戦の涼太郎を見たらどこのチームも真っ先に涼太郎を消しに来ると思いますが、その際この試合の浦和のやり方は参考になるでしょう。

・浦和の前プレは概して空回りに終わり勝ちで良い位置、良い形でボールを奪えた回数はあまり多くはありませんでしたが、それでも新潟のビルドアップをそれなりに阻害し、前目でフリーでいる時の涼太郎へ簡単に縦パスを入れることだけは阻止していたように感じました。そして涼太郎へ入った際には敦樹を中心にがっつりとマーク。相手に捕まった時の涼太郎は相変わらず脆弱で、ピッチに転ばされる場面が目立ちました。端的に言えばこの試合の涼太郎は浦和でポジションを掴めなかった頃の涼太郎と大差なかったかと。

・また新潟の失点は共にCBのクリアが拙いところから生じており、あれは構造的な問題としてどのチームも狙ってくるでしょう。新潟はGKが小さい上にCBは強度不足なのでいかにも「物理攻撃」「力攻」に弱そう。ダミアン抜きの川崎みたいな綺麗に勝ちに来るチームには強いけれども、「勝てば良かろう」的に強引にゴールに捻じ込んでくるチームには脆いみたいな。前半30分あたりから前半終了までの時間帯はやたらセットプレーが続きましたが、そこから浦和が2点取ったのは偶然ではなく、新潟の弱点を分析した結果だと思います。

・この辺の問題は松橋監督も認識していて、試合後「起こるべくして起きた2失点」「セットプレーの場面でここ数試合、1回ではじき返せず、2回、3回と連続して攻撃を受けてしまうところは出ていた」と反省しきり。

・さらに新潟はボールを繋ぐこと自体は巧いものの、イーブンなボールへの競り合いには概して弱いのが難点。ここも試合後松橋監督が「長いボールに対するセカンドボールもなかなか回収できることが少なかった」と率直に認めています。さらにボールを繋ぐのが巧いといっても時間の経過と共に精度はガタ落ち。明本の試合後コメントを読むと新潟の足が早めに止まることも浦和は織り込み済だったようです。

・スコルジャも塩分マシマシだったこの試合の後半の出来は不満だったようで、「我々のパフォーマンスのほぼ全ての要素を改善しないといけないと思っています」「ビルドアップのところをよりしっかりしないといけないと思います」と反省。自らのストロングポイントを出して勝ったというより、新潟の弱点を的確に突いて勝った試合という印象の試合だっただけに、監督の感想もそうなるでしょうなぁ・・・

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《選手評等》

・コンディション上げ目的でのモーベルグのスタメン無理使いは、モーベルグのコンディションがそこそこ上がったことは神戸戦で確認できたのでいったん中断。そこで攻守にバランスが取れた関根スタメンに切り替えたのかな?関根のほうが中でも大外でもプレーできるし、守備貢献もでかいのでスタメン向きでしょう。ただ対面の相手を独力でぶち抜く能力とシュートレンジではモーベルグに遠く及びませんが。

・酒井はようやく日本代表をお役御免となり、代表活動で無理したのが祟って小破離脱を繰り返す輪廻から脱出できそう。こちらも徐々にコンディションが上がって来た模様。

・昨今の西川のキック精度には少々がっかりする面も無きにしも非ずですが、「彩艶に代えるべき!!」というほど失点に関与しまくりもでもない。もうミレッコーチの目を信じるしかないなぁ、この辺は。

・83分右SHゴメスが西川へ完全に遅れてタックルをかました場面、えらく簡単にファウルを取る今日の主審の基準だと一発レッドと思ったけどなぁ。

・デンの縦パス繰り出しとか持ち運びとかはJ1離れしていると思いましたが、やっぱ外国人CBとしては守備面で少々頼りないんだよなぁ・・・特にショルツ神を見てしまうと。でも良い選手であることは間違いなく、浦和での稼働率の低さが惜しまれます。

・この試合は雨。予想より風が弱いのは助かりましたが、それでも真冬並みの寒さだったので上下ともヒートテック&ワークマンの極寒用ジャケット着用、さらにその上からポンチョを被るという重装備で観戦。駒場バック2Fは陸上競技場兼用スタジアムにしては見やすくて結構好きなのですが、最大の難点は昔も今も雨。ずぶ濡れを余儀なくされるスタジアムってもうエンタメを提供する場としてはアウトだと思いますわ・・・

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-----興梠-----
小泉--大久保---関根
---岩尾--伊藤---
明本-マリウス--ショルツ-酒井
-----西川-----

(得点)
35分 酒井
45+2分 明本

(交代)
69分 関根→モーベルグ
69分 興梠→リンセン
76分 小泉→荻原
76分 大久保→安居

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-----鈴木-----
三戸---伊藤---太田
---島田--星----
渡邊-デン-舞行龍-新井
-----小島-----

(交代)
72分 鈴木→ネスカウ
72分 太田→ゴメス
82分 三戸→小見
82分 渡邊→堀米

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2023.03.18

鶏だんごとチキンカツの合い盛り定食@かつや

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 「かつや」が2023年3月10日から期間限定で発売中の「鶏だんごとチキンカツの合い盛り定食(869円)」を試食。言うまでもなくメインのおかずを2種類盛り付ける、かつやお得意の"合い盛りシリーズ" の新作です。

 「気温も高まり身体を動かしたくなる季節の訪れと共に、トマトソースをたっぷりと纏い、粉チーズで仕上げた"なん骨入り鶏だんご"と根強いファンに愛されている"ソースチキンカツ"を合い盛りにすることで、お腹いっぱいになっていただきたいと考え誕生しました。」というのがかつやのウリ文句。

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 写真だと判り辛いのですが、鶏だんごは結構でかくて一口サイズでないどころかかぶりつくのも容易ではないくらい。しかもトマトソースの酸味がきつく、さらに粉チーズを纏った「かつや」らしくないイタリアンテイスト。「軟骨入り」なので多少コリコリした食感も楽しめます。
 
 一方チキンカツのほうは何の変哲もなく、カツ自体は非常に淡白でソースでなんとか持たせているようなもの。鶏だんごにかかっているトマトソースはペースト状なのでチキンカツのほうに流れ込まず、イタリアンテイストの鶏だんごと味わいが非常に対照的なままなせいか、ボリュームがある割には全く食べ飽きません。ご飯が進みまくるので、自然体で食べているとチキンカツなり鶏だんごなりのほうが少々余るくらいで一気に完食。

 かつやの合い盛りシリーズとしては上出来なほうでしょう。

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2023.03.17

珍来@川口 ~ 中華丼

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 埼玉県南に幅広く店舗展開している「珍来」。看板に「らーめん」と大書してありますが、ここでらーめんを食べる気なんて全く起こらず、いつもご飯ものを注文しています。1年半ぶりの再訪。先客2、後客6。激安中華店が多い川口では珍来は特に安くはないのですがいつ来ても結構繁盛しています。
 
 今回は日替わりのランチタイムサービスで格安になっている「中華丼」を注文。普段750円のところを650円で提供。
 
 店内は縦長カウンター5席と4人掛けのボックス席が4セット。2階にも客席があります。

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 出てきた一品は白菜を主体ににんじん、きくらげ、にら、豚肉、たまねぎ、そしてうずら卵と至極ありふれた具材の組み合わせで特に変わったところはありません。餡がとにかくたっぷりかかっているのでご飯が進みまくり。食べ始めは好みよりちょっとしょっぱめかな?と思いましたが、すぐに慣れました。

 珍来は何を頼んでもとにかく量が多いのが特徴。下手に大盛なんて頼もうものなら最後は悶絶します。中華丼も御多分に漏れず、サイドメニュー無しでも十分お腹一杯。でもこの店って大抵の客は餃子3個とか半チャーハンとか、何がしかサイドメニューを頼むんだよなぁ・・・

 次は川口店お勧めとある「スタミナエッグ丼」にチャレンジしたいと思います。

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2023.03.16

大陸@赤羽岩淵 ~ からし焼定食

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 京浜東北線赤羽駅東口から東京メトロ南北線赤羽岩淵駅へ抜ける道の途中に立地。赤羽1番街など赤羽の飲み屋街からはちょっと北に外れたところにあって昼間は人影もまばらですが、この店は「町中華で飲ろうぜ!」でも紹介された人気店らしく、先客3、後客4と早い時間帯から賑わっていました。
 
 「日替わり(780円)」や麺類に半チャーハンや半カレーライス等がつく「セットメニュー」が割安な感じがしましたが、今回は他店はまず見かけない&「おすすめ」とある「からし焼定食(900円)」を注文してみました。後払い。なお後客の注文は「日替わり」が目立ちました。
 
 なお「生姜焼き定食(900円)」や「レバニラ炒め定食(920円)」等の値段で見るかぎり、川口の中華料理屋や定食屋に慣れてしまうとここの定食類は割高です。
 
 店内はテーブル席主体で4人卓×2と2人卓×4、そして縦長カウンター4席。そしてこの店の最大の難点は喫煙可なこと。

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 からし焼は予想外に大きな器で登場。ちょっと麻婆豆腐に似たルックスですが、箸休めにきゅうりの千切りが乗っているのがルックス上の最大の違い。そして豚肉がひき肉ではなく小間切れなのも大きな違いといって良いでしょう。
 
 そして真っ赤な外観&輪切りの唐辛子が目立つ割にはあまり辛くありませんし、痺れに至っては皆無。よって味わいの上では麻婆豆腐よりも「蒙古タンメン」の餡に近く、しかも旨辛の「旨」に寄せたというか、甘味や酸味という麻婆豆腐とは全く違う味が主張する辺りに面白みを感じました。

 当然ながらご飯進みまくり。豚肉を先に片付けて、あとは麻婆丼状態にして一気にフィニッシュ。「日替わり」を頼んでいる客はご飯を大盛にしている客もいましたが、「からし焼定食」は個人的にはデフォルトで腹一杯。

 そして副食に納豆が付いてくるのが謎過ぎ・・・また中華スープはしょっぱくて好みにあわず。

 店の感じが判ったので、次回は「日替わり」や「セットメニュー」を試してみます。

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2023.03.15

九州じゃんがららあめん@原宿 ~ こぼんしゃん

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 新装なった原宿駅から表参道を進んですぐ。3年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客9。いつの間にか2Fの店舗はヴィーガン専門店にしたようですが、この店にインバウンド客はまだ戻っている感じはせず。このエリアはランチタイムにオッサンが安心して入れる店が非常に少ないせいか、原宿らしくない客で早い時間帯から賑わっていました。
 
 券売機はなく、入り口脇で注文&先払いなのは相変わらず。今回は「こぼんしゃん(880円)」を麺硬めで注文。3年前より100円値上がり。

 店内はカウンター席のみかな? 結構な大箱ですが、見通しが効かないので全貌はよく判らず。卓上には白コショウ、黒コショウ、酢、おろしニンニク、ピリ辛スパイス、あたりごま、替え玉用のタレ、紅生姜、辛子高菜。

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 とろみがかった&若干ざらつきを感じるスープはマー油で表面が真っ黒。豚骨出汁自体ははいたってマイルドながら十二分な出来で、マー油の渋みと相まってついつい飲み進んでしまうだけの惹きがあります。見た目と違って必要以上に味が濃くないのも良いところ。

 麺は極細ストレートで心持ちざらつきのある口当たり。「硬め」で注文で心持ち硬めといったところでしょうか。前回は湯切りが甘いせいか最初はスープの絡みがイマイチに感じましたが、今回は全く問題なし。デフォルトでは量が少な目なので「半替玉(+100円)を頼みました。なお替玉は皿で提供。

 具はキクラゲ、刻み青ネギ、海苔、そして粉々になったチャーシューの破片のようなものと具がちょっと寂しいので、卓上の辛子高菜で補強。

 多店舗展開しているこの手のラーメン屋の中では今でも無難な部類だと思いますが、一蘭や一風堂同様コスパがイマイチな部類に入ってしまったのが残念。諸物価高騰&場所柄仕方ないとは思いますが・・・

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2023.03.14

琉菊@川口元郷 ~ 店内限定定食(野菜炒め+半ライス+ラーメン)

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 ミエルかわぐちの斜向かい辺り、「フォルクス」の並びですが、バス通りからちょっと外れたところにあるので見過ごしやすいかも。先客2、後客5。
 
 外観通り典型的な「町中華」ですが、壁に貼られた「店内限定定食(全て750円)」が明らかに激安なので、その中から「野菜炒め+半ライス+ラーメン」をチョイス。後払い。
 
 「店内限定定食」というのは「X+半ライス+ラーメンor野菜炒め」という組み合わせですが、Xは餃子や酢豚、カニ玉といった中華っぽいものから、メンチカツ、ハムエッグ、チキンカツといった大衆食堂っぽいものまで実に多種多様。
 
 ただ他の客の様子を見ると単品を思い思いに頼んでいて(中にはカレーを頼んでいる客も!)、結局この店のイチ押しは判らずじまい。
 
 店内は4人卓×4とカウンター3卓でやや手狭。店は老夫婦で切り盛り。

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 最初にラーメンだけ登場。ルックスは伝統的な東京の醤油ラーメンですが、あっさりというより心持ち甘目なのが特徴。町中華のラーメンにしては出汁もしっかりしてます。麺は並太のほぼストレートタイプですがやや柔らかめの仕上がりで、しかも少し玉になっているのが残念。具はチャーシュー、細メンマ、青菜、海苔とシンプルな構成。

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 やや遅れて野菜炒めと半ライスが登場。野菜炒めはもやしとキャベツを主体にニラやニンジンが少々といった構成ですが、キャベツがざく切りではなく細切りなせいか全体に緑がかって見えます。また日高屋の野菜炒めと比べると明らかに薄味なのが気に入りました。
 
 この感じだと個人的には「X+半ライス+野菜炒め」を頼むのがベターかな。コスパの良さは「さすが川口の町中華」というべき破格のレベルなので、あれこれXを試してみます。

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【祝】ホセ カンテ選手、完全移籍加入

・昨日(3/13)、ホセ・カンテの完全移籍加入が公表されました。

・ギアクマキス獲得が夢幻と終わったのが1/28(=アトランタが浦和より好条件を提示し、セルティックも容認した日)。その前日にギアクマキスは浦和移籍を前提にメディカルチェックを受けていたくらいなので、獲得話が潰える前から予め二の矢を用意していたとは考えづらく、そうこうしているうちに欧州主要リーグの移籍ウィンドウもクローズしてしまいました。

・従って浦和のCF補強は夏の移籍ウィンドウが開くまで持ち越しになっても特に不思議はなく、当然ながら昨年に続いてCFの選手層が薄いままシーズン開幕を迎えたことについて浦和フットボール本部の大失態は大いに責められたでしょう。

・しかし、浦和フットボール本部のリカバリーショットは意外に早く、2/20には早くも機関紙スポニチやスポーツ報知からホセ・カンテの獲得話が報じられました。しかもスポニチは「メディカルチェックのために来日しており、クラブはコンディション調整のために施設の使用を許可。交渉は細部の詰めを慎重に行っている」とえらく具体的な話付きで。

・その後長らく続報がありませんでしたが、昨日スポニチ&報知から「当確」が出て、その日のうちに正式発表となりました。

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・ホセ・カンテの前所属は中国スーパーリーグの滄州雄獅ですが、クラブの公式発表で「滄州雄獅より完全移籍加入」と書いていないのは、滄州雄獅が2ヶ月以上給与未払い状態に陥っているため、ホセ・カンテはFIFAの規定上フリーになったためと推察されます。ホセ・カンテの獲得話が表面化してからしばらく音沙汰がなかったのは、現在フリーになっていることの確認に時間を要したためでしょう。前所属クラブとの契約関係を綿密に調査しておかないと磐田みたいに厳罰を食らいかねませんし。

・ホセ・カンテはスペイン出身ですがギニア代表歴があり、しかもレギア ワルシャワなどポーランドのクラブでの経験が長い(2015~21年にプレー)というややこしいキャリアを積んでいて、直近所属の滄州雄獅ではた昨季14得点・6アシストを記録しているようです。

・クラブの釣り書きでは「足下のテクニックがあり、攻撃の起点にもなれ、自らゴールを決めることも、アシストをして貢献することもできるマルチなストライカー。前線での守備的な貢献にも期待できる、経験豊かで、コンビネーションプレーも抜群の選手。」とあって、逆に「何が苦手なん???」と訝しくなるレベル。

・ただ幻のギアクマキス同様長身FW(184cm)であることを考えると、興梠やリンセンとは全く違うハイタワーCFとして獲得したことは朧気ながら想像できます(尤も長身だが全然ハイボールに強くないFWを見たばかりなので即断は出来ませんが)。いくらクラブ主導で選手を集めるようになったからとはいえ、スコルジャのニーズとは全然違う選手を連れてくることもないでしょうし・・・


・コンディションのほどは全く判りませんが、3/26ルヴァン杯清水戦あたりで顔見世興行が出来たらなぁ・・・

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2023.03.13

鉄板牛カルビ定食@吉野家

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 吉野家が2023年3月1日から発売開始の「鉄板牛カルビ定食(712円)」を試食。「鉄板牛焼肉定食」も同時発売。吉野家では2021年以降、毎春焼肉に関する新商品を季節限定で提供しているそうです。

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 「鉄板に盛り付けたお肉を火の付いた五徳で熱々の状態で提供し、コチュジャン入り特製焼肉たれをお客様ご自身で回しかけて料理の仕上げをしていただきます。商品が運ばれてくる時から芳しいお肉の香りがし、目の前で特製焼肉たれをかけるとジュージューと香ばしい音が聞こえてきます。肉を口に運び頬張れば、肉のうまみと特製焼肉たれの辛さとうまみが合わさった深みのある味わいが広がります。」というのが吉野家のウリ文句。
 
 吉野家って「鍋焼き」こそ実績十分ですが、小さなフライパン状の「鉄板」で提供するものってちょっと記憶がありません。「鉄板牛カルビ定食」はミニサラダと味噌汁付き。
 
 カルビは安モンの焼肉屋で出てくるものほど脂まみれではなく、食後の胃もたれ感もなくてまずまず。ただやはり脂が多いせいか、のんびり食べていると硬くなりやすく、さらには焦げてしまうので注意。
 
 ウリ文句では鉄板上のカルビに別添の焼肉たれを回しがけて食べることを想定しているようですが、それだとたれの味が強く、濃く出過ぎてしつこかろうと思い、通常の焼肉同様カルビを焼肉たれにちょんちょんと浸けて食べました。この方が個人的には遥かに美味いと思うのですが、この食べ方だと並盛でもご飯があまりがちなのが難。やたら味が濃くなった肉でご飯をガンガン食べてもらうのが吉野家の狙いとは逆の食べ方をしている以上仕方ありません。

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【DAZN短感】22-23年第10節:浦和L 1-0 EL埼玉 ~ 勝つには勝ったがなぁ・・・

・浦和は前節小破から復帰して後半から投入された柴田がスタメン入り。代わりに塩越がベンチスタート。

・ちふれのフォーメーションは基本3-1-4-2なのかなぁ?でも浦和にボールを回されても両WBが安易に下がって5バックになる場面はほとんどなく、4-4-2で耐えている時間帯が長くて、むしろそれが基本フォーメーションに見えるくらい。

・またちふれは前からは全くプレスをかけて来ないので、浦和はボール保持こそ楽なものの、前半はちふれが形成する守備ブロックを突破出来ずに呻吟して時間が徒過しているような試合内容。何度か裏を突こうとするも全部タイミングが合わず、縦ポンも菅澤が収めきれずと全くのシオシオモード。

・ちふれも守るのが精一杯で、見せ場といえば23分GK福田が前に出ているのを見てFW祐村が強引に放ったミドルシュート。福田は下がりながらなんとかセーブしてバーを直撃した場面くらい。

・後半さすがに楠瀬監督は策を講じて清家を前に出し、猶本を左SHに回して4-4-2に。2トップと言っても菅澤より清家が前になることが多い感じで、要するに清家に徹底的にちふれ最終ライン裏を突かせようとするもの。

・この策は見事にハマって47分左サイド深い位置から菅澤がロングフィード→清家が激走してボックス内突入&GKと一対一になるも、清家のシュートはなんと枠外。58分石川のロングフィードの跳ね返りを島田が拾い、島田→猶本スルーパス→清家の決定機は角度が無くてシュートは僅かに枠外。

・ここまでは良かったのですが、楠瀬監督は59分島田→塩越、63分遠藤→安藤と相次いで選手を代え、安藤右SH、塩越CH、栗島右SBとポジションチェンジ。しかし、この交代は完全に失敗。浦和は75分安藤クロスのこぼれ玉を塩越がアーク付近から強打!そのシュートが清家に当たって角度が変わったものの、GKが辛うじて反応してギャッチしたのが惜しかったくらいで、試合は再び膠着状態に。

・INACとの勝ち点差を詰める上で中下位チーム相手に引き分け止まりというのは負けに等しいので、非常に重苦しい雰囲気になりましたが、89分菅澤が引いた位置でポストプレー→塩越が拾ってがら空きのバイタルエリアを持ち上がってスルーパス→清家が半身でボールを受け、DFをケツで抑え込みながらボールを流し込み、これが決勝点に。DAZNで見ている限り清家はオフサイド臭いのですが・・・

・前節新潟戦は後半頭からの2枚替えが見事にハマって劇的に試合内容が良くなりましたが、この試合は選手交代が全く機能せず。正直不振の菅澤を最後まで引っ張ったのは失敗でしょう。また前半右サイドで再三攻撃に絡んでいた遠藤を早々と下げたのも謎。右SB栗島に「縦への推進力」みたいなものは期待できませんし・・・

・まぁそれ以前に清家が最初の決定機を決めていれば何の問題もなかったのですが、清家は決定機に絡む回数が多い割には得点が少ないという意味で「打率が低い選手」「決定力に乏しい選手」。でも清家が点を取る時は往々にして試合を決定づける点になりがちで、赤者の印象に強く残りやすい。メンズで言えば永井に非常に近い気がする不思議な選手です。

・菅澤は中断期間中にコンディションを崩してしまったようなので、不調はちょっと長引くかも。次節相模原戦を終えると試合がない週を1回挟むので、そこでなんとか立て直して欲しいものです。

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-----菅澤-----
清家---猶本---島田
---柴田--栗島---
水谷-石川--長船-遠藤
-----福田-----

(得点)
89分 清家

(交代)
59分 島田→塩越
63分 遠藤→安藤(安藤右SH、塩越CH、栗島右SBへ)
84分 水谷→佐々木

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2023.03.12

東京Bamバーグ@赤羽 ~ 日替わりLunch

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 赤羽駅東口のアーケード商店街「LaLaガーデン」の中ほど。イオンの手前辺り。店名は「東京」と大きく出ていますが、この赤羽店以外に店があるのかどうか不明。先客1、後客8。女性客が多いのは意外でしたが、年寄りだらけなのはLaLaガーデンの客層そのまんまという感じ。
 
 初めての往訪なので、店外に掲げられた「日替わりLunch(720円)」を注文。往訪時は「ゆずこしょうハンバーグ」でした。ライス大盛無料サービスあり。また+100円でサラダ付きにも出来るようです。
 
 店外に掲げられたメニューはテイクアウト向けだらけで他のメニューの様子が全然判りませんでしたが、店内のランチメニューを見ると1000円以下の格安メニューが他にもいくつかありました。
 
 店内は2人卓がずらずらっと並んで12セットほど。時節柄極力1席空けて客を座らせるようにしているみたい。

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  ハンバーグは鉄板で登場。でも「ゆずこしょう」はつけダレで出てきたのには意表を突かれました。そしてそのつけダレは大根おろし交じりのポン酢に近く、当然ながら酸味が強すぎて胡椒が効いているのかどうかはよく判らず。
 
 肝心のハンバーグはナイフが要らないやわやわタイプ。個人的には粗挽きで堅くてゴツゴツしたタイプが好みですが、やわやわでも肉感は値段の割りにはしっかりしているので悪くはありません。ご飯は女性客が多いことを考慮してデフォルトの盛りが少ないのか、大盛でちょうど良いくらい。

 格安のハンバーグメニューには「和風」「ねぎ塩」「てりマヨ」「チーズin」「デミグラス」などがあったので、おいおい他を試してみます。でも久しぶりにハンバーグ屋で食べてみると、松屋のハンバーグ定食の出来の良さ、コスパの良さが際立ちますなぁ・・・

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【DAZN観戦記】23年第4節:神戸 0-1 浦和 ~ 完璧だった浦和の防空システム!!

 ロングボールやハイクロスを多用しがちな神戸の攻撃を淡々と弾き返し続ける浦和最終ライン、とりわけマリウスの八面六臂の活躍ぶりが目を惹いた試合でした。

《スタメン》

・浦和はスタメン、サブとも前節C大阪戦そのまんま。ルヴァン杯のスタメンがマリウス以外10名を入替、かつ前半途中投入の小泉を後半途中で下げるくらいの気の使いようだったので、ルヴァン杯から中2日の神戸戦のスタメンは完全に予想の範囲内。またルヴァン杯の様相だとベンチスタートの面子もしばらく大きくは変わらなさそう。

・神戸は前節G大阪戦で重傷を負ったCB菊池に代わって本多を起用した以外は前節と全く同じスタメン。なおイニエスタやサンペール、トゥーレルなど山のようにいる外国人選手はほとんど稼働していない模様。

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《試合展開》

・浦和はトップ下に小泉ではなく大久保が入って小泉が左SHに回ったのには驚きましたが、布陣はどちらもいつもの形。そしてハイプレスの掛け合いで序盤はどちらもビルドアップに苦しむ試合展開に。

・ただより苦しんでいるのは神戸の方。浦和のハイプレスを受けて、結局右サイドで張っている武藤や高い位置にいる高徳へロングボールを蹴らざるを得なくなる場面が目立ちましたが、そこからは何も起こらずCKを取るのが精一杯。仕方なく大迫へ蹴ったところでショルツやマリウスに迎撃されて全くボールが収まらず、前半を通じて神戸の攻撃は全く体を成しませんでした。

・浦和もビルドアップに苦しみましたが、試合開始早々のカウンター=センターサークル付近で小泉→酒井→大外で張っているモーベルグ→酒井がインサイドを激走した場面に象徴されるようにボールを奪ったら手早く神戸最終ラインの裏を狙っていることが判るだけまだマシという印象で試合は推移しました。

・そして試合が動いたのは21分。マリウスがどフリーがロングフィード→最前線で収めたのは興梠ではなく、なんと大久保!そして大久保がヘッドで落としたところに後方から走り込んだ伊藤がズドン!! 伊藤は前節C大阪戦での決定機こそポストに阻まれたものの、後方から走り込んでシュートを撃つ形=アホほど事前に仕込んだっぽい形がついに実りました。

・またこの場面、興梠が下がって入れ替わるように大久保が最前線に飛び出しているのも面白いところ。かつての「FC興梠」時代と違って、今はビルドアップの手助けからフィニッシュまで何でもかんでも興梠にやらせるわけではない、少なくとも興梠に点を取らせる感じではなく、どちらかといえば興梠は攻撃面ではチャンスメークに専念している風味(その代わりに守備負担がでかい)で、それゆえ結構ゼロトップ臭がします。

・さらに試合後の選手達のコメントによるとマリウスのロングフィードを活かし、かつ興梠に代わって大久保が最前線に飛び出すのは予め用意された形であり、しかも神戸最終ラインの弱点も事前情報通りだった模様。試合後吉田監督は「失点に関してもロングボール1本のヘディングで落とされただけだった」と語り、汰木も「正直、失点はいらないシーンでした」と片付けていますが、マリウスを高い位置でフリーで蹴らせるところから始まる浦和の一連の予めデザインされた攻撃=システマティックにやられていることには気づいていないみたいで。

・その後も双方中盤でのせめぎ合いに終始して決定機どころかシュートすらロクにないまま前半が終了しましたが、後半の早い時間帯に決定機を掴んだのはまたしても浦和。48分高い位置で明本がボールを奪回したところから始まるショートカウンターで、小泉が深い切り返しでDF3人を交わす妙技を見せたものの、シュートはなんと枠外・・・

・そして前半かなり飛ばし気味だった浦和は後半早い時間帯からプレスがハマらなくなって神戸の攻勢を浴びる羽目に。55分右サイドで詰まった小泉が安易に岩尾に横パスを出したのが良くなかったか、岩尾が自陣深い位置で複数人に囲まれた末にボールを失って大迫に決定機が生まれましたが、ここは西川が難なくセーブ。

・その直後にもまた岩尾が自陣深い位置で複数人に囲まれそうになった上になぜか転倒してボールを失ったがために汰木に決定機。しかし汰木のシュートはショルツがブロック。さらに58分GK前川のボールキャッチから始まるロングカウンターで、前川のロングフィードを珍しく大迫がショルツに絡まれながらも最前線で収め、大外を激走した汰木に決定機が生まれるも角度がなく、汰木のシュートは西川がCKに逃れて事なきを得ました。

・スコルジャは最も早く電池切れしたモーベルグを61分に諦めて関根を投入。68分には酒井スルーパス→興梠→大久保の決定機を掴むも決められず。そこで得た岩尾CK→ファーでフリーのマリウスヘッドはGK前川がセーブしてポストをヒット。

・さらにスコルジャは73分興梠→リンセン、80分大久保→安居、小泉→荻原と代えてなんとか運動量の補充を図り、78分こぼれ玉を拾った関根スルーパス→大久保の決定機はシュートを撃ち切れず、85分には荻原&明本の北関東連合のワン・ツー・ツーの連続でで左サイドを蹂躙するも荻原のラストパスが僅かにリンセンに合わず。荻原が自分で撃たずに兄貴を立てた北関東連合らしい優しさが仇に・・・

・神戸は77分大崎→泉と代えて以降4-4-2にフォーメーションを変更し、山のようにCKを得ましたが全く決定機にならず。最後の最後で初瀬FKからの流れで、壁に跳ね返されたボールを拾った前川がロングフィード→本多→武藤→泉の決定機を作りましたが、西川がセーブして試合終了。

・最後は跳ね返ったボールを追いかけているのが酒井で、前川のハイボールを本多と競り合っているのが関根というチグハグさで、同点に追いつかれていれば悔やんでも悔やみきれない場面だったでしょうが、チームの失態を西川が救いました。

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《総評》

・シュート数、枠内シュート数、CK数、ボール支配率、全て神戸が上でしたが、そのスタッツほど試合内容で押されている印象はなく、むしろ「自分のやりたいことはある程度出来た反面、相手のやりたいことはほとんどやらせなかった」という意味においては浦和の順当勝ちだったという見方も出来ましょう。

・スコルジャが試合後「今日は全体的に、いいゲームをプレーすることができたと思います。特に前半は、我々が戦術的にやりたいことを選手たちが実行してくれたと思います。非常にいいプレーの後、ゴールが決まりました。これも狙い通りだったと思います。しかし後半に入ってからは、相手に与えるスペースが大きくなってしまったと思います。プレスも前半と比較すると、強度が少し落ちてきました。でも、試合を通じていい守備はできたと思います。」と総括していますが、全く違和感がありません。決定機を数多くは作れなかった反面、守備の良さが光った試合でした。

・沖縄キャンプでスコルジャはハイライン&ハイプレスの意識付けなど守備の再整備から着手していて、攻撃面は後回しという話を聞いていましたが、試合内容はそれをなぞっているのかも。試合後には当然ながら「惜しいチャンスがなかなか決められない」ことに突っ込まれて、監督は「ここ何週間か、そこに力を入れて練習をしているのですが、さらに行わないといけないと思います。フィニッシュのところの問題は、昨シーズンのレッズも抱えていたものです。」と問題意識を持っているようですが、リカが最後までその問題を解決できなかったのに対し、スコルジャは妙案を持っているのかどうか。

・一方守備は最後の最後で破綻しかかっただけで、後は西川がビビるような神戸の決定機は特になかったかと。フォーメーションの噛み合わせの良さも手伝って前半はプレス網が見事に機能して神戸に何もやらせず。後半はプレス強度が明らかに落ちて神戸得意のロングボール攻撃を食らいがちになりましたが、そこで大活躍したのが両CB、特にマリウス。

・マリウスは特にハイボールには無類の強さを見せて、大迫目がけて飛んでくるハイボールを悉く撃墜。背はあんまり高くないのに落下点に入るのが早かったり、ジャンプのタイミングが絶妙だったりしてハイボールにやたら強い選手(例:暢久)みたいなのがたまにいますが、マリウスはそれの背が高い版みたいで!!!

・神戸の攻撃は岩尾が2度ハメられたハイプレスもさることながら、何だかんだと最前線で大迫がボールを収め、ボールが収まることを前提にWGなりIHなりがどどっと攻撃に押し寄せてくる「飽和攻撃」が肝。58分の決定機では大迫が収めたところに汰木しか攻撃に加われませんでしたが、あれが神戸の最も得意とする形でしょう。大迫を信じてその周囲が激走!!もうイニエスタは戻ってこないことを前提としたサッカーですなぁ、どう見ても。

・でも言い換えれば大迫が封じられると神戸の攻撃はたちまち手詰まりに。問題はそれが出来るCBはJリーグにはあまりいない点ですが、浦和にはそのレベルのCBが二人もいました!!スタッツ上では明らかに押されているものの、見ている分にはあまりやられている感じがしないのは両CBをキーとする最終ラインの安定感から来ているのでしょう、たぶん。

・神戸は11本ものCKを得ながら全く決定機を作れず、なんか懐かしの浦和風味。神戸はCKを汰木が蹴ってるぐらいなのでキッカーに問題があるかもしれませんが。

・スコルジャの記者会見で面白かったのは「たとえばプレスのところでは、この試合に特化した、相手が通常プレーしている形とは違う形に持っていくというものを準備してきました」「神戸のスタイルも考えて、今日は大久保を真ん中にしました」と神戸対策を施したことを明言したこと。ただその形が何を意図しているのか、神戸のどの難点を突いたものなのかまではさすがに答えてくれないので、この辺は識者の解説に委ねます。

・相手の出方を見てこちらの出方を変えるというのはリカの最も得意とするところでしたが、スコルジャもある程度そんな色を持っているみたいで。スコルジャは「どんな相手でも俺たちのサッカー」系のミシャとはどう見ても全く違いますし、リカみたいな悪い意味で相手を見過ぎてチームをぐちゃぐちゃにしてしまう(=昨年終盤の惨状)タイプでもなさげ。当然ながら何をやりたいのかよくわからない系でもない。やりたいことはわかるが実装する能力がない系でもない。ホンマ良い意味で中庸な監督なのかも。

・一方吉田監督の記者会見は神戸伝統のテクニカルターム「アラート」を連発。あんな意味不明な会見しかできない監督でも開幕3連勝できるというのが神戸の恐ろしさ、というか大迫の恐ろしさ・・・中長期的な持続可能性はともかくとして(苦笑)

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《選手評等》

・個人的なMOMは文句なしにマリウス・ホイブラーデン。そしてC大阪戦でさっぱりだった大久保がトップ下で躍動したのにもびっくり。

・小泉の拒点力。深い切り返しで3人もDFをずっこけさせておいて、シュートは枠に飛ばないのはある意味神業ですなぁ・・・

・C大阪戦に続いて、この試合でも完全に崩してるのにラストパスがリンセンにわずかに合わない現象が続きました。あれが合いだしたらゴール量産なんでしょうが・・・リンセンはどフリーになるポジションをちゃんと取っているので点取り屋としての仕事は出来ているのですが、そこにわずかに合わないんだよなぁ・・・

・「青ユニ勝てないよ伝説」がついに終焉!! 今年のセカンドユニはなんとごく薄い青色ベースで襟が明るい青だったので悪夢にうなされた古参サポは少なくないでしょうし、クラブも「歴史を"塗り替える"勝利」とつぶやいてしまうくらい気に病んでいたようです。でもこの試合唯一の得点を上げた伊藤は「Jリーグ初期以来の水色のユニフォームで初勝利となったが?」という問いに対して、「そのころは生まれていませんでしたし、昔は勝てなかったという話を少し聞いていたくらい」とばっさり。まぁ、もうそんなことを気にしているのは年寄りだけでしたか・・・(´・ω・`)ショボーン

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-----興梠-----
小泉--大久保--モーベルグ
---岩尾--伊藤---
明本-マリウス--ショルツ-酒井
-----西川-----

(得点)

21分 伊藤

(交代)
61分 モーベルグ→関根
73分 興梠→リンセン
80分 大久保→安居
80分 小泉→荻原


汰木---大迫---武藤
--齊藤----山口--
-----大崎-----
初瀬-本多--山川-酒井
-----前川-----

(交代)
67分 汰木→佐々木
77分 大﨑→泉

※写真は試合とは全く関係ありません

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2023.03.11

ソース焼きかつ丼@松屋

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 松屋が2023年3月7日より発売中の「ソース焼きかつ丼(590円」を試食。
 
 「薄くたたいて伸ばした豚ロース肉にサラサラのパン粉をまぶし、鉄板でジューシーに焼き上げた『焼きかつ』は、イタリアで長く親しまれている『ミラノ風カツレツ』を日本のごはんに合うように松屋風にアレンジしたメニューです。甘くつぶの立ったごはんに『焼きかつ』としゃきっと生野菜、目玉焼きを乗せた逸品で、中濃ソースをかければ旨味たっぷりの『ソース焼きかつ丼』に」というのが松屋のウリ文句。でも同グループの「松のや」で販売したほうが良さそうな揚げ物系の丼を松屋で出すのが少々不思議です。

 焼きかつ+目玉焼き+千切りキャベツというシンプルな丼ものなので、栄養のバランスを考えて「生野菜セット(+100円)」にしたのですが、ソース焼きかつ丼に添えてある千切りキャベツの量が思いの他多くてやたら野菜ばかり食う羽目に。

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 「焼きかつ」を「ジューシーに焼き上げた」というのは誇大表示の極みで、汁気があまり感じられないどころかむしろパサつき加減なものの、豚ロース肉は簡単に噛み切れるくらいに柔らかく仕上がっていて悪くありません。昨年売り出した「焼きかつ定食」が松屋には珍しくはっきりとした失敗作だったことを思えば大幅に良くなっています。
 
 また別に中濃ソースの小袋が付いてきますが、ソースをどっぷりかけなくても十分ご飯のおかずになるくらい下味が付いています。というか、出来あいの中濃ソースではなく、もっと松屋らしい焼きかつに合うソースがあって然るべきかと。
 
 また個人的には目玉焼きに中濃ソースはないと思っている派なので・・・醤油か塩、ソースならウスターソース。なお広告には「サクサクの焼きかつに目玉焼きと中濃ソース。そら、うまいやろなぁ」とありますが、関西で中濃ソースはあまりポピュラーではないので胡散臭さ満点。
 
 ハズレではないが、現状では再登板はおそらくないかと。

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2023.03.10

草加健康センター@獨協大学前

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 獨協大学前駅西口から2km強。国道4号北谷町交差点を西へ進むと要所に大看板で出ています。ウチからはチャリ圏ですが、草加駅や獨協大学前駅等から無料送迎バスも利用できます。
 
 タオル&館内着なしだと平日900円/土日祝1100円ですが、3Fの休憩室を利用するには館内着(+300円)が必要なせいか、利用客の大半は館内着を着ていました。館内着なしだと1Fの大広間というか大食堂の空いているところに座れるくらい。ただフリーWi-Fiありなのは評価できます。

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 外観からも察しが付くように、施設内もかなり老朽化が進んでおり、ロッカーも大昔のサウナに多かった縦長で狭いのがずらずらっと。
 
 ここは温泉を一切引いておらず、純然たるスーパー銭湯というか健康ランド。内湯には効仙薬湯・高濃度炭酸泉・バイブラ湯・スーパージェット・超音波風呂・電子マッサージ風呂・白湯、屋外には露天草津の湯・水風呂・サウナがぎっしりと詰め込まれていて、屋内・屋外とも座って休めるところはほとんどありません。なお露天草津の湯は白濁していますが「群馬県草津温泉湯畑の源泉有効成分を濃厚にした液状の浴剤を使用」したという、まぁアレです。
 
 従って風呂だけ入りに来る分には特に面白みはないのですが、どうもここのウリはサウナの模様。健康ランドにしては非常に客層が若く、若者が小グループで三々五々やって来て、平日の昼間から風呂も大広間も大盛況。なんでも他店よりサウナが熱いらしく、サウナの空き待ち行列が浴室内まで伸びるという異様な光景が!! しかも「サウナハット」を被った猛者が何人も!!
 
 サウナーの聖地だったのか、ここは・・・

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雲林坊@川口 ~ 汁なし担々麺

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 川口駅東口コモディイイダ前、「珍来」の横。ほぼ半年ぶりの再訪。先客、後客ともゼロ。

 今回は券売機ボタン先頭の「汁なし担々麺(950円)」を「辛さ・痺れとも3」で注文。辛さ・痺れとも1~5の5段階で選べます(デフォルトが3)。
 
 相変わらず価格設定で試行錯誤が続いていて、前回往訪時から値上げはしていないものの無条件で「麺大盛/ごはん中/味付き玉子/パクチーの中から一つ無料サービス」がなくなってしまい、店頭に置いてあるサービス券を提示すれば麺大盛等を無料サービスという形に変わっていました。今回は「麺大盛」で注文。
 
 現状実質的には大きな変化はありませんが「ごはん中」の無料サービスがオプションから消えていたのが個人的には痛手。またおいおいサービス券配布を止めて実質値上げになるものと思われます。
 
 メニューは他に「汁あり担々麺」「麻婆豆腐かけタンメン」「海老ワンタンと生海苔入り葱油かけ塩タンメン」。

 店内は厨房に向かって縦長カウンター6+2席と4人掛けテーブル2卓、2人掛け2卓。席間に仕切りを設け、さらに席毎に水ポットを置いて手狭になったせいか、卓上にあったはずの酢、ラー油、醤油といった品々はなくなっていました。

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 楕円形の浅い丼を斜めにすぱっと斬ったような変わった皿で登場。麺の上にはひき肉とナッツがどっさりと青菜が少々。以前はもやしがあったはずですが・・・丼の底にタレが溜まっているので一頻りまぜまぜ。
 
 価格設定で迷走するのはともかく商品コンセプトもブレがあるようで、麺は前回往訪時は「細めのストレートでやや水気の少なそうな、若干ごわついたようなタイプ」でしたが、今回は昔出していた「太目のほぼストレート系&もっちりした食感」の麺に戻っていました。個人的には太目のほうが好みなのでこの再転向は大歓迎。
 
 またかつては「担々麺としては拍子抜けするくらいに辛さも痺れも強くなく」「正直タレは濃すぎ。味が濃すぎてライスをつけてようやく食べやすくか」という印象を受けましたが、その辺は前回往訪時からぐっと改善され、辛さも痺れもそれなり、かつナッツが絶妙のアクセントとなったごく一般的な今時の汁なし担々麺風で推移しているようです。

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2023.03.09

牛焼ジョニー@池袋 ~ ジョニーの牛焼

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 池袋東口五差路を渡って、グリーン大通りを直進。損保ジャパンのビルのある角を左に曲がってすぐ。池袋駅東口からだと徒歩5分強。隣が味噌ラーメンの人気店「花田」で、そこに行った時にこの店が気になったので往訪した次第。先客ゼロ、後客2。
 
 店内の券売機で基本と思しき「ジョニーの牛焼・並(850円)」を注文。ごはん大盛無料&野菜大盛無料&ニンニク無料とのことだったので野菜だけ大盛にしてもらいました。
 
 メニューは「牛焼」に揚げ物をトッピングしたものの他に、上ハラミステーキ、カツカレーなど。ちなみに一番人気は「牛焼カラアゲセット」とのこと。
 
 案外手狭な店で店内はL字型カウンター6席と壁沿いに2人卓×2。換気がイマイチで店内に油煙がこもりがちなのはともかく、カウンターの奥行きが狭くて、鉄板とライスの皿を置くのが精一杯なのはちょっと困りもの。さらに玉子スープが出てきます。

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 配膳時には「ペッパーランチ」等でみかける、油跳ね防止用の紙の輪を鉄板に被せた状態で出てきます。このままでは食べづらいので跳ねが収まるのを待ってから、おもむろに紙の輪を撤去。

 大盛りにしてもらった野菜はもやしだけのでようで、他は牛肉のほうにタマネギが少々混じっているくらい。ぱっと見牛肉の量も多く見えますが、その下に炒めたパスタが隠れているので並盛だと肉の量はさほど多くはなく、並盛ライスを片付けるのにちょうどいいくらい。
 
 「日本人の大好きな醤油、その中でも風味の濃い醤油をベースにしたワインソースで牛バラカルビと玉ねぎで焼く。何ともいえない懐かしいけど新しい味!?」というのが店のウリ文句ですが、デフォルトだとこの手の店にしては意外なくらい薄味なのには驚きました。卓上のタレで各自調整してくれとの趣旨なのかも。この辺の配慮は最初からやたら味が濃い「松屋」などの外食チェーン店が最も苦手とするところでしょう。

 肉の下の炒めパスタのおかげで、ご飯を大盛にしなくても結構ボリュームがあるように感じました。薄味とはいえ油ギトギトなのは否めませんが、全く胃にもたれることなく、楽々フィニッシュ。

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【TV観戦記】23年ル杯GS第1節:湘南 0-0 浦和 ~ 悪くはないが、決めきれる人がいないといういつもの光景

 共にほぼスタメン総入れ替えで臨んだ一戦。浦和は前半で怪我人が二人出るアクシデントに見舞われたものの、試合内容はまずまず。ただ何度もあった決定機を決められず、「決めきれる人がいない」という昨年来お馴染みの光景がまたしても。

《今大会のポイント》

・今季のルヴァン杯はレギュレーションにいくつか重大な変更あるので、予め整理しておきます。

○ACL組もルヴァン杯に加わって参加チームが16チームから20チームに増加したため、グループ数が5グループに増加。

○今大会ではプレーオフステージ自体が廃止され、各グループ1位と各グループ2位の成績上位3チームのみが決勝トーナメントへ進む。

○21歳以下の日本人選手が1人以上先発メンバーに名を連ねなければいけない。

○準々決勝、準決勝はこれまでどおりホーム&アウェー方式で行われるが、2戦合計スコアが同点の場合の勝敗決定方法でアウェーゴールルールが撤廃された。

《スタメン》

・浦和はなんと直近のリーグ戦からホイブラーデンを除いて全員入替!! 浦和は彩艶スタメンでU-21スタメン義務をクリアできるのは結構楽。

・ベンチ入りできた選手でリーグ戦でも出場機会が少ない選手は大畑だけで、大怪我明けの犬飼はリバウンド等でコンディションが良くないのかも。また松崎はリーグ戦のあんまりな出来でスコルジャの逆鱗に触れたっぽい・・・ 知念などここでベンチにも入れない面子は現状戦力外かも?

・スコルジャは「ただ、私はこの仕事の道のりの最初のところに立っているということも考慮しなければいけません。パフォーマンスと結果を求めながらも、公式戦で選手を見ることによって、より把握することを同時に進めなければいけないと思います。そしてこの湘南戦も私にとって何人かの新たな選手を見るいい機会だと思っています。」と語っていて、これまでのレギュラー組と相性の良し悪しを見極める意味でスタメンの入れ替えは半分くらいに留めるものと個人的には解釈したのですが、スコルジャは予想以上にルヴァン杯をテストの場と割り切ったようです。

・湘南も直近のリーグ戦からWB畑を除いて全員入替。従ってどちらもお試し色の強いスタメン選考。なお湘南は畑がU-21。またアンカー高橋は関大の学生さんで、湘南に内定しているとのこと。

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《試合展開》

・スタメンほぼ全員入替な上に3バックの相手と対峙するのが今季初めてという事情が祟ってか、立ち上がりは浦和の前プレは全くハマらず、逆に湘南の前プレに苦しんでボール保持もままならず、やや湘南ペースで推移。8分彩艶→ホイブラーデン→荻原とボールを運ぼうとしたところで、ホイブラーデン→荻原の呼吸が合わずに右WB畑にカットされ、畑クロス→中野の決定機を許してしまいましたが、幸いにも中野のシュートはバーの上。

・さらに運が悪いことに12分髙橋が相手との接触がないところで負傷して、スコルジャは15分にやむなく小泉を投入。小泉は例によってしょっちゅう下がってボールを受けるので事実上のゼロトップ状態に。中2日でリーグ戦(アウェー神戸)が控えているのでここで長時間興梠を使うのを避けた結果、小泉を起用せざるを得なかったとも言えましょう。

・しかし前半半ば辺りから場合に応じて平野が最終ラインに落ちることで浦和が安定的にボールを保持できるようになり、5-3-2で構える湘南守備ブロックの間で浮いている選手への縦パスも入りだして徐々に反撃。

・ただ良い形は何度か作るものの、決めきれる選手がいない。26分には荻原が小泉とのパス交換から長い距離を持ち上がったのを契機に関根→シャルクの決定機を作りましたが、シャルクのシュートは岡本がブロック。37分にはシャルクとのパス交換でWB畑を交わし、CB山本を振り切った荻原が左サイドを深く抉って中へ折り返すも関根はヒールで流し込めず。

・ATに入ったところで岡本と交錯した柴戸も故障してしまうアクシデント。前半終了も近かったのでスコルジャは一人少ないままやり過ごそうとしましたが、前半終了間際にショートコーナー→山下ヘッドでヒヤリ。

・故障した柴戸に代えてスコルジャは後半頭から伊藤を投入。これが効いて55分彩艶のボールキャッチから始まるカウンターで湘南の守備陣形が整う前に関根スルーパス→伊藤自ら長い距離を運んで好機を作るも最初のシュートはGK富居が左足でセーブ。その跳ね返りを拾ってシュートを放つも今度は枠外。伊藤は岡本が迫って来たのでコースをきっちり狙う余裕がなかったかなぁ・・・

・さらに58分これまた彩艶のボールキャッチから始まるカウンターで伊藤が自陣から長い距離を運んで関根に折り返すも関根のシュートはバーの上。先の決定機同様、素早い守→攻の切り替えで湘南が守備陣形を整えてしまう前に攻め切ったのは良かったのですが・・・

・湘南は65分山下→町野、阿部→鈴木、池田→平岡と前目3人を一挙に入れ替え。当初からの予定通りだった臭い交代でしたが、それでも浦和優勢の流れは変わることなく、68分には自陣深い位置でボールを奪った安居が右サイドの関根へ展開。関根が自陣から長い距離を運んで、最後は対面のCB大野を交わしてボックス内からシュートを放つもGK安居が好セーブ。

・浦和は70分に興梠&モーベルグを投入。77分にロングカウンターからモーベルグが切れ味鋭いドリブルで髙橋&大野を交わし、さらにボックス内でCB山本をも交わしてシュートを放つも、残念ながらシュートを放ったのは利き足ではない右足でGK難なくセーブ・・・

・そして浦和の攻勢はここまで。その後は運動量が落ちた浦和は再びビルドアップに苦しむようになって湘南ペースに転じ、何度も湘南にCKを与え、好位置でのFKも与えてしまいましたが、クロスボールは悉くホイブラーデンが弾き返し、彩艶も課題だったハイボールへ無難に対応するなど守備陣が踏ん張って湘南に決定機らしい決定機は与えず、スコアレスドロー。

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《総評》

・試合の入りと終盤のぐだぐだ感は否めませんでしたが、それ以外の時間帯はほぼスタメン総入れ替えだったにも関わらず、スコルジャのやりたいであろうことが朧気ながら実現できていたような気がしました。前半に怪我人が二人も出て、しかも中2日でリーグ戦があるので選手交代での活性化が難しかったことを考えればスコアレスドローという結果はやむを得ないでしょう。

・湘南は球際が激しく、厳しくて柴戸が負傷してしまいましたが、汚いとは感じませんでした(その辺は汚いだけだったFC東京とは全然違う)。またリカのチームは鳥栖なども含めて概してそういうチームが苦手でしたが、この試合ではそういう手合いに互角以上にやれたのも好印象。結果は付いてこなかったが、悪い試合ではなかったと総括していいでしょう。

・守備は終盤右サイドがやや怪しくなったくらいで、8分の大ピンチ以外は流れの中ではほとんど破綻なし。スコルジャが試合後「戦術的にもしっかりと規律を守り、特にペナルティーエリア内での守備が良かったと思います。」と語ったのも過大評価ではないでしょう。

・攻撃は前半は5-3-2で構える湘南守備ブロックの間で浮いている選手へ縦パスを通してからの良い形が何度も見受けられましたし、後半は素早い攻守の切り替えからのロングカンターで決定機を量産しました。

・しかし決定機の数では湘南を圧倒したものの、結果はスコアレスドロー。スコルジャも試合後「まだレッズのストロングポイントがフィニッシュのところだと言える状況ではありません。」「正直、攻撃のところではまだ苦しんでいると思います。アタッキングサードが、我々にとって理想的なプレーができているスペースだと言うことはできません。」と率直に課題山積なことを認めています。

・リカの2年間で課題として残ったままだった最後の崩しの部分。残念ながらこの試合も同じことの繰り返し、「リフレインが叫んでいる」状態でした。スコルジャがトレーニングでここをどう解決するのか見ものです。またそれ以上にFB本部による新外国人CFの獲得=「カネで解決する」話がなかなか前に進まないのが気がかりです。髙橋が負傷してしまったので、ただでさえ手薄なCFがさらに手薄になってしまいましたが・・・

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《選手評等》

・C大阪戦を見た直後は、後半投入された4選手の躍動を見て「スタメン選考が変だという疑念がぬぐえない」という感想を抱きましたが、ほぼスタメン総入れ替えで臨んだこの試合を見ると、C大阪戦で後半投入された4選手がレギュラーに近いだけ。それ以外はC大阪戦でベンチ入りはしたが出場機会がなかった彩艶と平野がレギュラーに近いくらいというごくごく当たり前の事実を確認しただけに終わりました。端的にいえば、スコルジャのスタメン&ベンチ入り選考はそんなに変ではないことがよく判りました。

・C大阪戦で犬飼に代わってベンチ入りし、この試合ではついにスタメン出場した岩波は終盤縦パスが全然入れられなくなった上に、守備でもかなりやられかかりました。キャンプ不参加が祟って90分出来るコンディションではないのかも。そしてベンチ外の犬飼は岩波以上にコンディションが良くないということなのかも・・・

・髙橋に代わって15分にやむなく小泉を投入し、その小泉を70分に下げて興梠を投入。試合後スコルジャは「ピッチ内でのコンタクトが多かったので、少しケガが怖くて交代しました」と説明していましたが、単に中2日で控えるアウェー神戸戦へ向けて出場時間をコントロールしただけでじゃないかと。

・平野が岩尾より圧倒的に勝っているのはダンスと外国人とのコミュニケーション能力なんで、CBが共に外国人な現在、状況に応じてやり方を変えるのは平野のほうが得意かも。

・モーベルグは叩き良化型っちゅーのはあながち嘘ではありませんでした。でも右足はやっぱオモチャやなぁ・・・

・でもモーベルグ&馬渡の縦並びって汰木&山中よりもさらに脆い「ベニヤ板2枚重ね」かも。あれはアカン。絶対アカン。混ぜるな危険。

・湘南のGK富居は浦和ジュニアユース出身だったのは知ってたけど、学校は木崎小→木崎中→武南高という「お前、絶対浦和サポだろ!!」というキャリアなのかw

・坪井は湘南も浦和も予備知識が豊富なせいか、結構いい解説だったと思いました。

・スイッチャーが相当マヌケ。セットプレー等試合が止まっている場面ではなく、試合が動いている最中なのになぜか選手のアップ画面を選択肢しがちで、どういう風にボールが動いたのか判らない場面がままあったのには参りました。

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-----髙橋-----
シャルク---安居---関根
---平尾--柴戸---
荻原-ホイブラ--岩波-馬渡
-----彩艶-----

15分 髙橋→小泉
HT 柴戸→伊藤
70分 シャルク→モーベルグ(関根が左SH、モーベルグが右SHへ)
70分 小泉→興梠
80分 関根→大畑

---阿部--山下---
--山田----池田--
中野---髙橋----畑
-大野--山本--岡本-
-----富居-----

65分 山下→町野
65分 阿部→鈴木
65分 池田→平岡
88分 山田→若月

※写真は試合とは全く関係ありません。

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2023.03.08

蓮ラーメン@川口東領家 ~ 白担々麺

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 川口市役所から鹿浜橋ICへ向かう途中、領家交差点の近くで「ラーメン青木亭」の並びで、近隣に「魚べい」や「ステーキ宮」あり。一応SR川口元郷駅が最寄りになりますが、かなり距離あります。先客、後客ともゼロ。

 券売機はなく、卓上のメニューを見て「白担々麺(900円)」を注文。辛さは1~3辛まで無料で選べるので3辛にしてもらいました。小ライス無料サービスあり。
 
 担々麺推しの店ですが、メニューは他に「黒担々麺」があるだけで汁なしは無さげ。また塩ラーメンも用意。なお担々麺推しの店にしては珍しく山椒が入っている旨を確認しにきます。
 
 店内はL字型カウンター7席と4人卓×2。卓上には酢と醤油。外観、内装ともかなり年季が入っていて何かの居抜きなのでしょう。

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 真っ赤っかなビジュアルで想像つきますが、辛さは専らラー油の量で調整しているみたいで。従って食べ始めはかなり脂っこく感じます。辛さも舌を刺すような辛さが主で、山椒から来る痺れは限定的。辛さ耐性がそんなに高くない私でも3辛なら十分美味しく頂ける範囲内で、そうこうしているうちにラー油の油層も少なくなってゴマダレが支配的に。若干とろみがかったスープは濃厚かつ旨味も十分で悪くありません。わずかにナッツでアクセントも。

 麺は並太のごく緩い縮れ入り。つるつるもっちりという形容がしっくりくる麺で、スープとの相性も文句なし。

 惜しむらくはひき肉の量が少ないかなぁ。刻み玉ねぎやネギのほうが目立つくらい。値段相応と言ってしまえばそれまでですが、せっかく穴あきレンゲがあるのに、ひき肉をサルベージしてご飯のおかずにするにはかなり力不足。

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2023.03.07

王子金麦ラーメン@王子 ~ ラーメン

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 京浜東北線王子駅中央口の西側へ出て、「えんや」のある通りを線路沿いに北へ150mくらい。先客、後客ともゼロ。
 
 店内の券売機で「ラーメン(800円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 メニューは他に激辛ラーメンとチャーシュー麺があるだけ。なお屋号とは裏腹に置いてあるビールは「アサヒビール」でした(苦笑)。

 店内はL字型カウンター7席のみ。卓上には胡椒のみ。内装はいかにも工事費を極力抑えたような素寒貧としています。

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 なんか給食みたいな銀色の安っぽい丼で登場。スープは動物系出汁がベースのようですが、出汁よりもかえしがかなり前に出た「醤油飲ませる系」で出汁の旨味はかき消され気味。しょっぱくてスープを飲み進む意欲が削がれるほどではないので個人的は許容範囲内ですが、この手にはなぜかさっさと胡椒をふりかけたくなるのも確か。

 麺は並太の緩い縮れ入り。つるつるした口当たりでコシもしっかり。
 
 ばら肉チャーシューは程よく脂が差して、グダグダに崩れてしまう寸前のところで良い感じにとろけてゆきます。スープとは対照的に必要以上に濃く煮込まれていない辺りも気に入りました。具は他に刻みネギだけと非常にシンプル。

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2023.03.06

ジンベエ@西巣鴨 ~ (煮干し系)中華蕎麦

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 都営三田線西巣鴨駅から明治通りを南へ。大正大学の先、堀割交差点角。「千石自慢ラーメン」の跡地。先客ゼロ、後客3。

 店内の券売機ボタンを見て基本と思しき「中華蕎麦(890円)」を注文。替玉1玉無料サービスあり。
 
 メニューは他に濃厚中華蕎麦と油そば。さらに往訪時は限定メニューとして「鯛×背黒」を出していました。
 
 店内は横長カウンター12席。カウンターこそ新調したもののレイアウトは前店そのまんまかな?卓上には煮干酢とブラックペッパー。

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 なぜか最初に具だけ登場。低温調理のしっとりした豚チャーシューと鶏チャーシュー、そして海苔といった構成。
 

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 スープは煮干しメインですが魚粉のざらつきはほとんど感じられず、粘度もないさらさら系。煮干しの効き具合も塩気も食べ手を選ばないレベルに抑えられた感じで気に入りました。
 
 麺は中太ストレートタイプ。この手のラーメンにありがちな、水気の少なそうなごわごわとした食感なのはともかく、デフォルトで硬めに仕上げている上に、そもそもこの手のスープに合わせる麺としては異例なくらい太いせいか、スープに対して麺が強すぎる印象を受けました。麺の方には刻み玉ねぎと刻み青ネギが少々。
 
 無料サービスの替玉は丼で登場。しかもしっかり一玉分入っているのは良いのですが、麺量に比べてスープの量が少ないのが難儀。一杯片付けるだけなら許容範囲内ですが、替玉を合わせるには明らかに少なすぎ・・・ 替玉を投入するともうタレの量が多めの「汁なしラーメン」を食べているのと大差がないというかなんというか。
 
 替玉無料サービスを止めて値段を下げるとか、豚チャーシューを一枚減らしてスープの量を増やすとか、何がしかの改善策が必要と思われます。

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【DAZN短感】22-23年第9節:新潟L 1-2 浦和L ~ ”石川闘璃音”爆誕!!

・ほぼ2ヶ月のウインターブレイクを経て再開したWEリーグ。浦和は大怪我で2年超もの長きに渡ってリハビリを余儀なくされたCB長船がついにピッチに戻って来た他、第6節神戸戦で負傷して戦線離脱していた柴田がベンチ入りしたのが目を惹きました。左SBが佐々木ではなく水谷に代わったのは、佐々木のコンディションが依然芳しくないゆえなのかも?またベテランが続々復帰してきた反面、西尾・丹野といった前目の若手はチャンスを活かせずにベンチ外に。

・前半は双方縦横とも圧縮された守備ブロックを抜け出せずに密集の中でボールを蹴り合っている時間がやたら長く、2位と最下位という順位の差を悪い意味で感じさせない塩試合模様。

・それだけに浦和は序盤カウンターで得た絶好機を決めておきたかったのですが、6分清家がハーフライン手前でのボール奪取から始まる一連の決定機を菅澤も猶本も決められなかったのが試合を無駄にややこしくした感も。この試合の菅澤はどう見ても身体が重そうでキレがなくて参りましたが、試合後楠瀬監督の会見によると「菅澤も少し離脱していて復帰直後だった」そうで。

・サイドチェンジ一発で新潟のプレス網を突破できればいいのですが、その形で決定機になったのは10分猶本が左サイドに大きく展開して清家が激走した場面くらい。

・このままでは埒が明かないと悟ったのか、浦和は30分くらいからロングボールを織り交ぜて蹴り合いを脱してようやくボールを握り始めましたが、今後はラストパスが合わないだらけ。決定機らしい決定機は40分高い位置でボールを奪取した後、猶本がユルユルのバイタルエリアからミドルシュートを放った場面くらい。ここはGK平尾がなんとか触ってCKに逃れました。

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・楠瀬監督は後半頭から菅澤→安藤、塩越→柴田と2枚替え(島田CF、安藤左SH、柴田CH)。不振の菅澤を早々に諦めたのは納得しましたが、故障明けの柴田を長時間使う決断をしたのは少々びっくり。

・しかしゆずほと違って広範囲にパスを散らせるハナエスタ投入の効果は絶大で新潟のプレッシングがほぼ無効になり、30分くらいから浦和に傾きかけていた流れが加速化して一方的に浦和が新潟を押し込み続ける展開に。前半しおらしかった遠藤なんてチームがボールをしっかり握り始めたのを見てやたら高い位置を取りはじめましたし。

・ただ56分先制点は相手を押し込んでからの華麗な崩しではなく、右サイドタッチ際で猶本が新潟守備陣二人を交わして縦ポン→島田がCBを背負いながらGKの頭上をぶち抜くという形。すでに新潟のプレス網が崩壊していて猶本へのプレスも当然ながら甘くなりがちで「猶本全権委任システム」が猛威を振るった必然の結果とも言えますが。そして今季急成長中の島田もお見事。

・新潟の攻撃は全く体をなしていないのでこの1点で勝負ありと思っていたのですが、70分にまさかの失点。初見では長船のパスミスが起因と思ったのですが、どうも長船のクリアが低すぎて栗島を直撃したみたいで。しかもその跳ね返りが新潟にそのまま渡ってしまう不運。ただアーク付近で水谷が上尾野辺を潰せず、新潟右サイドで浮いている滝川への展開を許したのはいただけません。不運で片付けてはいけない失点でしょう。

・とはいえ、浦和優勢の流れは変わらず、81分猶本FK→石川の豪快なヘッドが炸裂。石川のヘッドは距離&スピードともメンズでもあまり見られないレベルで闘莉王のヘッドを髣髴させるもの。あのヘッドを見たら「石川闘璃音」と言わざるを得ません!! こりゃ何年も浦和におらんやろうなぁ・・・熊谷、南、そして石川と超優秀なCBばかりやたら輩出する浦和・・・

・長船復帰でCB安藤という非常事態がようやく解消し、ハナエスタ復帰で中盤での組み立て能力も劇的に回復した浦和。ボールをしっかり繋いで押し込んで良し、手数をかけずに縦に速い攻撃も良し、ボールを失ったら複数人で寄ってたかって即時奪回。こういうサッカーをスコルジャはやりたいんじゃないのかなぁ・・・(妄想)

・ハナエスタ復帰で俄然立場が苦しくなったのがゆずほ。栗島復帰前はハナエスタと共にCHを組んでいましたが、栗島が復帰した以上スタメンで出るのは難しくなったような・・・ この試合の後半のようにボールをしっかり握れる展開になれば、柴田アンカー+猶本・ゆずほIHの4-1-4-1は机上論としてはアリと思っていますし、実際栗島復帰以前は事実上そんな形になっていたと思うのですが、楠瀬監督はどうするかなぁ・・・

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-----菅澤-----
清家---猶本---島田
---栗島--塩越---
水谷-石川--長船-遠藤
-----福田-----

(得点)
56分 島田
70分 滝川(新潟L)
81分 石川

(交代)
HT 菅澤→安藤
HT 塩越→柴田
84分 水谷→佐々木

※写真は試合とは全く関係ありません

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2023.03.05

トマトカレーうどん@丸亀製麺

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 丸亀製麺川口店で「トマトカレーうどん・大(920円)」を試食。
 
 相変わらずこの店の商品構成は少々変わっていて、公式サイトでは存在が確認できない「トマトカレーうどん」を大々的に売り出しており、公式に期間限定販売中の「焼きたてうどん」は控えめな扱い。
 
 なお「トマトカレーうどん」は全くの新商品ではなく、ほぼ1年前にアリオ川口店で試食済。ただその際より「大」で110円も値上がりしていました。また「冷」バージョンの「トマトクリームカレーうどん」も同時発売。

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 「トマトカレーうどん」は一般的なカレーうどんとは全然味わいが違って、和風だしを効かせた旨味重視&甘目なカレー寄りの一品ではなく、トマトの酸味が強烈に自己主張するイタリアン寄りの味わい。しかもトマトの酸味が全体に卓越するわけではなくベースとなったであろうもともとのカレーだしの旨味とのバランスが実に良く取れています。以前は溶き卵がたっぷり入っていて、それがトマトの尖りを上手く包み込んでいる印象を受けましたが、昨今の玉子急騰を受けて卵の量が激減したのは残念無念。さらに「ガツンと辛い」と幟には書かれていますが、そんな感じは全く受けず・・・値上げした上に質的にも劣化した印象は否めず。
 
 具が少ないので青ネギを大量に投入すると吉。また天かすが意外に合い、コクがマシマシ。

 またこの商品には「ひとくちごはん」が付いてきます。どう見ても「ひとくち」どころではなく「半ライス」と言って然るべきサイズですが、余りに余ったカレーだしにご飯をぶちこんで頂くと、これが正直うどんより圧倒的に美味い。カレーだしはうどんを食べているうちに自然体でどんどんだしが減ってゆくほどの粘度はないので、よく出来たカレーだしを存分に味わうにはご飯のほうが合うのかも。

 アリオ川口店ではそんな感想を受けてか、後日「トマたまカレーライス」を売り出しましたが、今回はどうなるかな?

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【観戦記】23年第3節:浦和 2-1 C大阪 ~ 一つ勝つ、しかもホームで勝つって嬉しいねぇ、ホンマ!!

 塩分高めの試合展開でまたしてもオウンゴールで先制点を許した時には落胆を禁じえませんでしたが、後半劇的に試合内容が好転し、さらに選手交代もハマって一気に逆転勝ち。腐らずに出番をずっと窺っていた安居、ありがとう!!

《スタメン》

・試合前会見でスコルジャ監督はメンバーの入れ替えを示唆しましたが、ふたを開けてみるとスタメン変更はリンセン→興梠の一人だけ。但し、サブに岩波、安居、平野が入ったのが目を引きました(犬飼、柴戸、松崎がベンチ外に)。この辺は直近の練習試合での出来を反映したものと目されます。

・なお酒井は練習ではずっと別メニュー調整なのに試合にはきっちり出てくる=「毎週アジジ」状態の模様。

・C大阪は体調不良で開幕来2試合はベンチ外だったGKキム・ジンヒョンがスタメンに復帰した他、山中、鳥海、鈴木徳もスタメン復帰。鳴り物入りでC大阪に復帰した香川はコンディション不良で、ベンチ入りはしているものの長時間は使えない模様。

・なお清武が故障で長期離脱中。

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《試合展開》

・昨年ルヴァン杯準決勝第2戦でハイプレスが奏功して浦和を埼スタでボコボコにしたC大阪。この試合でもそれを踏襲したように前からガンガンプレスをかけてきましたが、浦和は岩尾が下がって両SBを上げる3バック状態になりながらC大阪のプレスを回避。

・浦和もそれなりに前からプレスをかけに行きましたが、こちらがGKキム・ジンヒョンがプレスに来た相手を浮き球パスですっ飛ばして中盤で浮いている味方につけるのが非常に巧み。

・従ってどちらも良い形でボールが奪えず、なんとかボールを奪ったところで攻めあぐみがちになる大凡戦に。序盤の見せ場は10分レオセアラがとりあえず撃っとけ的なミドルシュートが僅かに岩尾に当たって不規則な軌道を描きながらバーを直撃した場面くらいで、後はいたって静かなまま時間が徒過。

・浦和の攻撃は22分ショルツが久しぶりに「モーゼ攻撃」を敢行し、ショルツクロス→伊藤ヘッドが初めての枠内シュート。しかしシュートは力なくGKの元へ。モーベルグのコンディションは徐々に上がってきたように見受けられましたが、それでも浦和がチャンスになりかかったところでのバスミスが目立って攻撃の終点になりがちなのには参りました。

・ゲームが動いたのは意外な形から。33分西川が蹴りそこなったのか、やや短めのフィードを興梠が引いて受けようとしたところでCBヨニッチがその前でカット。酒井が高く上がった状態でカウンターを食らった浦和は左SH為田に伊藤が対峙。ボックス内では3対2と守備の数が勝っていたにも拘らず、ファーの上門の前にいた岩尾がクロスを処理しきれずにオウンゴール。これは不可抗力とは言い難いような・・・

・さらに39分にはクルークスCKからヨニッチに打点の高い決定的なヘッドを撃たれるも、ここは西川がビッグセーブ!!今の浦和の攻撃の貧弱さを思えば、これが決まっていたら事実上試合終了になっていた可能性が高かっただけに価値あるビッグセーブでした。


・浦和の決定機は42分、小泉とポジションを入れ替えてトップ下に入っていた大久保がボックス内右に突入して折り返すも、モーベルグのシュートは枠に飛ばず・・・

・今日も今日とて塩分高めの試合内容にも関わらず後半頭からの選手交代はなし。ただ前半やや控えめに見受けられた前プレが後半再び活発になり、明らかにギアチェンジしたように見受けられました。またモーベルグと位置が入れ替わるくらい酒井を高く上げて(極端な時は相手の最終ラインと同じ高さにまで!)の攻撃も目立ちました。さらに酒井が珍しく内側に絞った位置に立って縦パスを突き刺す場面も見受けられるように。

・この酒井をキーとする攻撃が奏功したのか、52分には酒井スルーパス→興梠はオフサイドになったものの、59分全く同じ形で裏抜けした興梠がCB鳥海に倒されてPK奪取。62分ショルツがGKの逆を突いて難なくPKを決め、浦和が早い時間帯に同点に。

・ところが65分あっさり浦和右サイドから為田にクロスを入れられ、ボックス内には浦和守備陣がぐちゃぐちゃいるにも関わらずファーのレオセアラがフリーで、レオセアラに押し込まれるマヌケな形で失点!! と思いきや、VARが介入してノーゴールに。現地では何があったのか全く判りませんでしたが、主審の挙動からすればレオセアラがオフサイドだった模様。浦和守備陣は誰もレオセアラのオフサイドを主張していませんでしたが、たまには「VAR様々」ということもあるようです。

・スコルジャはこの失点未遂の前から用意していた関根を67分に投入し、71分には興梠→リンセン、そして大久保が負傷(実は足を攣っただけの模様)したのを契機に77分小泉→安居、大久保→荻原と二枚替え。この選手交代が効いて浦和の前プレは強度マシマシになって大攻勢に。特に荻原&明本=「北関東連合」による左サイドの縦への突破力&プレッシングは強烈でしたし、本職ではないトップ下で起用された安居も前プレ要員としては十二分な働きをしてたと思います。

・4選手交代後最初の決定機は80分、高い位置でボールを奪い返すと北関東連連合が猛威を振るって左サイドを蹂躙。荻原のグラウンダーのクロスをリンセンが受け損なったものの、後方から走り込んだ伊藤のシュートがポストを直撃!!

・そして82分ショルツ縦パス→リンセンのアバウトすぎるフリックを関根が最前線でつま先でなんとかコントロールして収めたのが効いて、後方から走り込んだ安居がズドン!! 安居と明本が被る格好になっていましたが、前にいた明本が相手守備陣を釣って安居のシュートコースを開けたのも地味に効いていました。そしてオーロラビジョンにはなぜか得点者=岩波の表示が(苦笑)。

・一方C大阪も71分に前目の選手を一気に3枚代え(香川トップ下の4-2-3-1にシフト?)、さらに85分に2選手を代えましたが、いずれも失笑レベルで何の効果もなし。

・ただ浦和はいつの間にか足元不如意の選手だらけになってしまって、敵陣深くでのボールキープ(いわゆる「鹿島る」)が実に下手。5分もあるATが非常に長く感じられ、90+4分には明本がサイドチェンジを無理にカットしようとして失敗するピンチもありましたが、ボックス内に突入した途中投入の右SH中原の前に荻原がすかさず身体を入れてファウルをもらって事なきを得ました。兄貴の失態を弟が救う北関東連合の絆!! でもそれ以外はピンチらしいピンチもなく、浦和は今季初勝利を上げて最下位を脱出しました。

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《総評》

・開幕来アウェー続きだったので、今季の浦和を現地で見るのはこの試合が初めて。試合内容は開幕戦が底で、試合を重ねるに連れて徐々に良くなっているのが確認できました。ただ横浜M戦とC大阪戦の結果の違いは単に相手との力関係に過ぎず、この試合はC大阪の出来の悪さに助けられた感も否めず。チーム状態は上向きとはいえその成長速度はあまりにも緩く、まだまだ予断を許さない感じかと。

・前プレなんて前半はほとんどハマりませんでしたし、一つはVARに救われましたがサイドからのクロス攻撃による失点も続いていますし、決定機の数もそれほど多くありませんし。

・横浜M戦、そしてこのC大阪戦で共通しているのは選手交代後に内容が良くなったこと。練習試合で良かった選手をベンチに入れて、その選手が結果を出すってリカ初年度と同じ好循環になってホンマ良かった。

・言い換えればスタメン選考が変だという疑念がぬぐえないこと。関根は試合後「練習でもサブ組は結構コンディションがいい。スタメン組がうまくいっていることが少ない状況だったし」「少しでも自分や今日入った選手がちょっとでも(監督の)頭に入っていければいいのかなと思う」とあからさまに現状に不満を抱いているようですし。この試合の4選手交代後の躍動感を見たら関根の意見は尤もで、実際スタメンとサブ組の実力差はそんなにないように見受けられました。

・スコルジャもまさか変な縛りがあってスタメンを決めているのではないでしょう、実際横浜M戦でチーム状態好転の契機となった興梠をC大阪戦ではいきなりスタメンに引き上げたところを見ると、試合毎にちびちび選手を入れ替えて最適解を探る腹積もりだと思います。モーベルグだけはACL決勝に備えてのコンディション調整のため、出来の悪さに目を瞑って出し続けるかもしれませんが。

・横浜Mとの試合後スコルジャは「0-2で負けた後、同じスタメンでスタートしたのは少し変だと感じた方もいらっしゃるかもしれません。でも、選手たちに自信を持って戦ってもらうために、同じスタメンにしました。シーズンがスタートしているところで、ミスを1回犯したことによって外される、ということを避けたかったのです。」と説明していましたが、この試合を受けて次のリーグ戦=神戸戦でどこまでスタメンを入れ替えるかが楽しみです。

・そしてその前のルヴァン杯湘南戦も控え組の現状を確認する意味で見逃せない試合になりました。

・試合後の監督コメントで面白かったのは小菊監督のほう。C大阪は今年「ボール保持、ビルドアップからの攻撃」に力を入れている反面、ブロックを作ったときのプレスに行くタイミングにズレが生じて、「コンパクトにしながら、いつ左右に誘導していくか、その共有」が出来ていないので失点が続いているようです。クルークスやレオセアラといったJリーグで実績照明済の外国人選手を補強して机上論的には強くなったものの、実際はチーム全体の作り直しとなって却って弱体化したのかもしれません。

・チーム構築途上にある者同士の一戦と考えれば、前半の大凡戦も納得(苦笑)。

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《選手評等》

・決勝ゴールを決めた安居。試合後のインタビューでは涙ぐんでいるのか、あるいは花粉症か何かで苦しんでるのか、妙に咳ごんでるのが気になりましたが、とにかくJリーグ初ゴール、しかもチームを今季初勝利に導く決定的なゴールを決めてくれてありがとうございました。

・安居が起用されたのはなんとトップ下。昨年も開幕戦でコロナ禍で前目の選手が壊滅したためにトップ下に入ったことがありましたが、今回も大久保の負傷を受けてのトップ下起用。現地ではてっきり窮余の一策と思いましたが、試合後の会見によるとどうもそうではなくスコルジャから「前からのプレスやシュートも良いものを持っているので、そういうものをどんどん出せるのはもう一つ高い位置ではないか」とトップ下コンバートの話が出ていたとのこと。

・安居は大卒なのでそんなに残り時間はなく、そんな話があるなら「試合に出られればどこでも良い!」と割り切って精進してほしいと個人的には思います。少なくとも大久保のトップ下起用よりはフィジカル的に適任でしょう。

・逆にこの試合で個人的には大久保の評価がだだ下がりに。とにかくフィジカルが弱くて、好機にDFと正面衝突してボールロストしまくるのはどうかと思ったけどなあ。DFをドリブルのキレで交わせないならスコルジャ流は無理でしょう。関根はドリブルのキレこそ完全に失われているけどフィジカルが強い分、これまた大久保よりマシという印象を受けました。大久保は昨年ブレイクした時と同様、後半投入のほうが活きるような気がします、今の出来なら。

・明本はやっぱりSHに起用して「無限プレス要員」のほうがハマると思いました。その後ろは北関東連合で良いのかどうかは好みの問題で、個人的にはバランスが良い大畑と思いますが、スコルジャは大畑をあまり評価していないみたいで。その理由はルヴァン杯で探りたいところ。

・北関東連合の若頭荻原は常に空回りのリスクが付きまとう難点はあるにせよ、赤者が応援したくなるタイプなのは間違いない。無駄すぎる熱さ!!クールに見える大畑とは好対照。

・PKキッカーはPKをもらった興梠ではなくショルツ。スコルジャは予めPKキッカーをちゃんと決めて置くタイプみたいで。

・72分山中が酒井を後方からおもっきし削ったのにイエローが出ないどころかファウルですらなかったのは謎すぎました。そりゃ日本の審判団がカタールW杯に呼ばれないのは道理でしょう・・・

・浦和駒場スタジアムでのホーム開幕戦はなんと20年ぶり!!埼スタの改修工事のため浦和は今回やむなく駒場を使わざるを得なかった立場でしたが、チケットは瞬殺するどころか完売にはほど遠い状態となり、メインSS席ビジター寄りにはまとまった空席も見受けられました。

・正直あのボロボロの駒場で埼スタ並みのお値段を取るのは無理がありましょう。SS、S、バック指定2F、SAといったお高い席ですら屋根はない。座席は著しく狭い。通信環境は整わず、売店のSuicaも使用不能に陥る始末。構造上スタンドへの入口が狭くて帰りは出るのも一苦労。

・また完売せずといっても18000人強も観客がやってくると、運営側も駒場の客捌きに慣れてないせいかスタジアム入場までに長蛇の列が出来る始末。客も駒場に不慣れで、東に回れば比較的楽に入れることを知らない方も多そうでしたし。

・メインSS西側にごっそり空席があったのはそもそもチケット代が高すぎる上に、シーチケ対象試合ではないのでチケットをわざわざ買ってまで駒場に来ないシーチケ民が相当いたような気がします。ぱっと見で高齢者の来場者が少なかった気が。

・もう駒場はJ1の試合をやるところではないでしょう、残念ながら・・・

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-----興梠-----
大久保--小泉--モーベルグ
---岩尾--伊藤---
明本-ホイブラ--ショルツ-酒井
-----西川-----

(得点)
61分 ショルツ
82分 安居

(交代)
67分 モーベルグ→関根(関根左SH、大久保右SHへ)
71分 興梠→リンセン
77分 小泉→安居
77分 大久保→荻原(荻原左SB、明本左SH、関根右SHへ)

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---上門--レオセアラ---
為田--------クルクス
---鈴木--奥埜---
山中-鳥海--ヨニッチ-毎熊
-----ジンヒョン----

(得点)
33分 OWN GOAL(岩尾)

(交代)
71分 クルークス→中原
71分 レオ セアラ→加藤
71分 上門→香川
85分 為田→進藤
85分 山中→舩木

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2023.03.04

好し郎 野菜増し盛りつけ汁そば@から好し

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 「から好し」はすかいらーくグループの鶏から揚げ専門店。同業の「からやま」ほど新商品開発には熱心ではないせいか、長らく足が向きませんでしたが、2023年1月26日に期間限定で「好し郎 野菜増し盛りつけ汁そば(800円)」というメニューを売り出したことに気づいて半年ぶりに再訪。「から好し」は最寄りだった川口駅東口店が潰れてしまったので赤羽すずらん通り店まで行かないといけないのがチト面倒でしたが。先客1、後客4。
 
 「好し郎 野菜増し盛りつけ汁そば(から揚げ・味玉付き)」も併売していますが、から好しなのにから揚げがデフォルトでは付かないメニューを販売しているのは案外英断なのかも。「かつや」なんてどうしてもカツを付けたがるからなぁ・・・ なお「好し郎」シリーズは「ガスト(から好し取扱店)」では取り扱いがないそうです。

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 「がっつりにんにくと野菜が食欲をそそる!!」というキャプションが付いているところから察せられるように、「ニンニク入れますか?」と聞かれることなく、デフォルトで野菜の上にガーリックチップが散りばめられているので要注意。本商品のビジュアル及び「好し郎」という商品名から察せられる通り、あのラーメンを強く意識した一品です。
 
 ただあの商品と違って「好し郎 野菜増し盛りつけ汁そば」だとチャーシューなど肉類が全く入りません。また結構な盛りに見えますが、所詮蕎麦のせいか見た目ほど量は多い感じはせず、食後も胃もたれ感皆無。つけ汁もデフォルトだとやや物足りないので、別添のラー油を少々垂らして「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか」風にしたほうが美味しくいただけるかと。もやしがしゃきしゃき感をちゃんと保っていたり、標準的なあのラーメンよりキャベツが多い辺りは気に入りました。

 なお蕎麦は「石臼挽きで製粉することで蕎麦本来の味と香りを一層引き立ちます」とのことですが、まぁ立ち食い蕎麦屋で出てくる「もりそば」よりはだいぶマシと言った程度。
 
 から揚げ専門店が蕎麦を出すというだけで意味不明なのに、その蕎麦をあのラーメン風に仕立て上げるとは二重に意味不明なのですが、この店に来る客にニーズあるのかなぁ・・・ がっつり食いたいのならあれ系のラーメン屋に行った方がはるかにコスパが良いのですが・・・ でもコスパの悪さに目を瞑れば、低かった期待値を軽く超えてきた佳作と思いました。 

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2023.03.03

わがまま@西日暮里 ~ 塩ラーメン

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 山手線西日暮里駅の東側、京成本線の高架を越えた先の住宅街の中でポツンと店を構えています。先客1,後客6。札幌・すすきので朝まで大人気の「いそつー」の姉妹店だそうですが、不勉強で「いそつー」という店は初耳。また「尹善栄の店」を冠していること&場所柄から察せられるように、元々は韓国料理屋だったようです。

 券売機はなくメニューを見て、看板メニューとある「塩ラーメン(850円)」を注文。ランチサービスなし。後払い。
 
 メニューは他に味噌ラーメン、辛味噌ラーメンの3本立て。

 店内は店奥に4人卓×2。入口近くにテーブルを壁に寄せた形のカウンター3席。卓上にはホワイトペッパーとおろしニンニク。

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 透明度の高いルックスで登場。表面の脂が多めなのはともかく、塩ダレが強くて好みよりはかなりしょっぱめで、せっかくの動物系出汁の旨味を損なっているような気がしました。よってあまり飲み進む気はおこらず。

 麺は中太縮れ入り。どちらかといえば味噌ラーメンに合いそうな、噛み応えのしっかりしたタイプ。

 チャーシューは淡白な味付けながら意外にも厚みがあって、噛みしめると肉の旨味が広がってきます。細メンマは甘目の味付け。スープが好みではないので麩入りはあまり意味なし。他にほうれん草、笹切りネギ、海苔。

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2023.03.02

侍倶楽部@赤羽 ~ 肉盛味噌らーめん

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 赤羽駅南改札口を西側へ出てすぐ。「さい門」の跡地。先客ゼロ、後客7。 

 店内のタッチパネル式券売機で屋号に冠せられた「肉盛味噌らーめん(900円)」を注文。ニンニクや生姜の要否も券売機で指定できるので、共に「あり」で注文。ランチサービスなし。
 
 メニューは味噌ラーメンのバリエーション以外に「野菜タンメン塩らーめん」「醤油らーめん」「味噌つけめん」「白山味噌まぜそば」など。なおこの店は「ど・みそ」の系譜を汲んでいるようで、単なる「味噌らーめん」だとチャーシューなど肉が入らないので要注意。
 
 店内は前店のほぼ居ぬきのようで、小料理屋っぽい落ち着いた店内はL字型カウンター12席のみ。卓上には一味、山椒、ブラックペッパー、酢。

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 スープはややとろみがかった動物系出汁ベースで濃厚な味わいかつ表面の細かい背脂も目立ちます。ただ「ど・みそ」はもっとしょっぱくて、脂がきつくて、しかもニンニクががっつり効いていた記憶がありますが、その辺は長い年月を経たせいか、あるいは高齢化著しい赤羽の街に合わせたのか、あらゆる意味でマイルドになった気がしました。もちろん個人的には大歓迎の方向。そのせいかトッピングしたニンニクはもはやや違和感を覚えるようになり、生姜だけで良かったと反省するも時すでに遅し。
 
 麺は浅草開化楼製の太目、かつ強めい縮れ入り。噛み応えがしっかりしており濃厚スープに良く合っています。

 茹でもやしはシャキシャキ感が保たれていて、しかも青臭くない状態で出てきて気に入りました。バラ肉チャーシューは甘辛く煮込まれているようですが、スープの味の濃さに負け気味であんまりここに凝る意味は無さげ。他にコーン、刻みニラ、海苔。具は全部後乗せ&厳冬期なのにスープが全然温くならないのには感心しました。
 
 大満足の一杯でした。

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2023.03.01

さわ屋 川口店@川口芝下 ~ 肉汁ごぼう

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 産業道路「芝下」交差点を東へ。パチンコ屋「ミュー」に併設された店で「めじゃー」の跡地ですが、前店はラーメン屋だったのい対し、今回の店は「武蔵野うどん」がウリ。一応蕨駅が最寄りになりますが、かなり距離があって電車でのアクセスは非現実的。先客、後客ともゼロ。

 店内の券売機を見て「おすすめ」とある「肉汁ごぼう」の「中(1000円)」を注文。ランチサービスなし。「つけ」と「かけ」が選べるそうですが、武蔵野うどんなので「つけ」をチョイス。量は小(200g)、並(300g)、中(400g)、大(600g)を用意。
 
 メニューは他に「肉汁しろ」「しいたけ汁ごぼう/しろ」「もりごぼう/しろ」など。また単品で各種天ぷらも用意。
 
 店内は厨房に向かって横長カウンター6席と壁沿いに2席。店は姐さん一人で切り盛りしているのか?と思っていたら後から一人やってきました。

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 麺がなにせ極太なので15分くらいかかってようやく登場。「ごぼう麺」は麺にごぼうを練り込んであるそうですが、標準的な武蔵野うどんより明らかに灰色の色が濃いルックスはともかく、ごぼうらしい土臭さとかサクサク感、繊維感みたいなものは特に感じられず。とはいえ、武蔵野うどん特有のコシの強さを通り越した、ひたすら硬い歯応えは存分に楽しめます。

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 つけ汁は「化学調味料を一切使わず、たまり醤油や黒糖を加えた返しを用い、濃厚でコクがあるのに後味さっぱり」というのが店のウリ文句。具は笹切りねぎ、えのき、豚肉といったところ。豚肉は「とにかく脂身が甘くておいしい豚肉の『香り豚』を使用」とありましたが、如何せん量が少なくて・・・

 最後は茹で湯をもらってフィニッシュ。中=麺量400gとのことでしたが、つけ麺の茹で前400gだと明らかに食い過ぎ感があるのに対して、こちらは全く箸が止まらないどころか腹八分目感で終了。うーん、茹で後表示やろな、これは・・・
 
 クォリティーは悪くはないのですが、イオンモール川口にある「澤村うどん」と比べると明らかにコスパが悪いのがちょっと辛いかなぁ・・・

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