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2023.03.20

【DAZN短感】22-23年第11節:N相模原 1-3 浦和L ~ 中断明けでは最もマシな試合か

・スタメンは右SB遠藤の代わりに栗島が入った他、安藤が左SHとしてスタメンに復帰して島田がベンチスタート。遠藤はベンチにもおらず、前節59分と言う早い時間帯になぜか交代させられたことを考えあわせると小破したのかも。また清家を右SHに戻したのは後ろの栗島はSBとしてはそんなに攻撃に期待できないので、前で清家にスペースを与えて自由にやらせる趣旨なのかも。

・立ち上がりはプレスを激しく掛け合うもの同士が共になかなかプレス網を抜け出せずに延々と中盤で蹴り合うという女子サッカーにありがちな展開でしたが、9分右サイドから最前線の菅澤へ斜めのくさびのパスが入ったのを契機に菅澤ポスト→猶本浮き球パス→ボックス内へ飛び出した安藤に繋がり、見事に相模原最終ラインの裏を取った安藤が冷静にGKの位置を見極めてゴール!!

・さらに25分相手を押し込んだ状態から菅澤が左サイドに開いていた水谷にボールを戻し、水谷はボックスに僅かに入った辺りから豪快にミドルシュートを叩きこんで早々に追加点!!水谷は左SBとしては左足でクロスを上げられず、いったん切り返さざるを得ないというはっきりした難点がある一方、浦和加入当初はセカンドトップなんかもやっていたくらいなのでシュート力はあり、ここではそれが活きました。

・2点リードはしたものの相模原のプレスがきつくて浦和は安定的にボール保持できず、ビルドアップにも苦しんで菅澤へのロングボールに頼る場面も多々。一方相模原はスピードのあるFWやSHを活かして徹底して浦和最終ラインの裏狙いに徹しているのが目を惹きました。

・そして38分にはその狙いがハマって松本がゴール。背後からプレッシャーをかけられた菅澤のバックパスがあまりにもアバウトかつ緩かったのに加え、それに反応した安藤がなぜかスローダウンしてボールを拾い損ねて、背後から急進した松本がそのままゴールという、相模原の狙いがハマったというより浦和のミスが重なった失点と言った方が正鵠に近いかと思います。

・リードはしているものの内容はそんなに良くない状態で後半も時間が徒過する中、59分に楠瀬監督が放った一手はなんと長船を下げて島田を投入し、安藤をCBに下げるというもの。長船のコンディションの問題なのか、戦術的な交代なのかは全く判りませんが、この交代くらいから相模原のプレスが明らかに緩み、浦和が高い位置でボールを奪えるようになってようやく大攻勢に。

・67分右からのクロスがディフレクトしながらも菅澤へ通り、菅澤がヘッドで擦らせたボールを島田が反転シュートするも辛うじてGKがセーブ。72分水谷クロスが清家に通るも清家のシュートはお約束のように枠外。そして79分右サイドからの縦パスが猶本に通り、猶本はそのままドリブルで運んでボックス内で菅澤と共にDFと2対2に。猶本からパスを受けた菅澤は強引にシュートを放つと思いきや、右に開いてフリーの猶本へ出す余裕をかまして猶本が難なくゴール。

・後半の相模原は全く攻めの形が出来ていなかったのでこの3点目で勝負あり。楠瀬監督は久しぶりに若手を起用する余裕すら見せて完勝。

・結果は完勝でしたが、プレスのきつい相手に浦和が思うようにビルドアップ出来なかったことについては監督も選手も課題として感じているようで、試合後監督は「ロングキックで回避することは十分できますし、それもやらなければいけないのですが、前半のうちからしっかりビルドアップしていくために、ポジションや立ち位置を変えるなどしながらそこをかいくぐっていかないといけない、そういう道を見つけようと話しています。」と反省しきり。

・でも「個人能力差で勝ってるだけやん!!」と言われるとそれも違うような・・・少なくとも守備は結構コレクティブで、組織的に良い形でボールを奪って、そのまま攻め切ってしまえるなら、それは個の力だけで勝っているとは言わんでしょうし・・・

・この試合の最大の収穫は菅澤の復調。中断中にコンディションを崩したのが災いして中断明け2試合の出来は悲惨極まりないものでしたが、この試合では最前線でポストプレーで簡単に叩く、あるいはボールキープと言ったお仕事はこなしていましたからだいぶ復調したとみていいかと。

-----菅澤-----
安藤---猶本---清家
---柴田--塩越---
水谷-石川--長船-栗島
-----福田-----

(得点)
9分 安藤
25分 水谷
38分 松本(相模原)
79分 猶本

(交代)
59分 長船→島田(島田が左SH、安藤が右CB、石川が左CBへ)
79分 清家→西尾
85分 塩越→西村(西村が右SB、栗島がCHへ)
85分 水谷→佐々木

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