【DAZN短感】22-23年第10節:浦和L 1-0 EL埼玉 ~ 勝つには勝ったがなぁ・・・
・浦和は前節小破から復帰して後半から投入された柴田がスタメン入り。代わりに塩越がベンチスタート。
・ちふれのフォーメーションは基本3-1-4-2なのかなぁ?でも浦和にボールを回されても両WBが安易に下がって5バックになる場面はほとんどなく、4-4-2で耐えている時間帯が長くて、むしろそれが基本フォーメーションに見えるくらい。
・またちふれは前からは全くプレスをかけて来ないので、浦和はボール保持こそ楽なものの、前半はちふれが形成する守備ブロックを突破出来ずに呻吟して時間が徒過しているような試合内容。何度か裏を突こうとするも全部タイミングが合わず、縦ポンも菅澤が収めきれずと全くのシオシオモード。
・ちふれも守るのが精一杯で、見せ場といえば23分GK福田が前に出ているのを見てFW祐村が強引に放ったミドルシュート。福田は下がりながらなんとかセーブしてバーを直撃した場面くらい。
・後半さすがに楠瀬監督は策を講じて清家を前に出し、猶本を左SHに回して4-4-2に。2トップと言っても菅澤より清家が前になることが多い感じで、要するに清家に徹底的にちふれ最終ライン裏を突かせようとするもの。
・この策は見事にハマって47分左サイド深い位置から菅澤がロングフィード→清家が激走してボックス内突入&GKと一対一になるも、清家のシュートはなんと枠外。58分石川のロングフィードの跳ね返りを島田が拾い、島田→猶本スルーパス→清家の決定機は角度が無くてシュートは僅かに枠外。
・ここまでは良かったのですが、楠瀬監督は59分島田→塩越、63分遠藤→安藤と相次いで選手を代え、安藤右SH、塩越CH、栗島右SBとポジションチェンジ。しかし、この交代は完全に失敗。浦和は75分安藤クロスのこぼれ玉を塩越がアーク付近から強打!そのシュートが清家に当たって角度が変わったものの、GKが辛うじて反応してギャッチしたのが惜しかったくらいで、試合は再び膠着状態に。
・INACとの勝ち点差を詰める上で中下位チーム相手に引き分け止まりというのは負けに等しいので、非常に重苦しい雰囲気になりましたが、89分菅澤が引いた位置でポストプレー→塩越が拾ってがら空きのバイタルエリアを持ち上がってスルーパス→清家が半身でボールを受け、DFをケツで抑え込みながらボールを流し込み、これが決勝点に。DAZNで見ている限り清家はオフサイド臭いのですが・・・
・前節新潟戦は後半頭からの2枚替えが見事にハマって劇的に試合内容が良くなりましたが、この試合は選手交代が全く機能せず。正直不振の菅澤を最後まで引っ張ったのは失敗でしょう。また前半右サイドで再三攻撃に絡んでいた遠藤を早々と下げたのも謎。右SB栗島に「縦への推進力」みたいなものは期待できませんし・・・
・まぁそれ以前に清家が最初の決定機を決めていれば何の問題もなかったのですが、清家は決定機に絡む回数が多い割には得点が少ないという意味で「打率が低い選手」「決定力に乏しい選手」。でも清家が点を取る時は往々にして試合を決定づける点になりがちで、赤者の印象に強く残りやすい。メンズで言えば永井に非常に近い気がする不思議な選手です。
・菅澤は中断期間中にコンディションを崩してしまったようなので、不調はちょっと長引くかも。次節相模原戦を終えると試合がない週を1回挟むので、そこでなんとか立て直して欲しいものです。
-----菅澤-----
清家---猶本---島田
---柴田--栗島---
水谷-石川--長船-遠藤
-----福田-----
(得点)
89分 清家
(交代)
59分 島田→塩越
63分 遠藤→安藤(安藤右SH、塩越CH、栗島右SBへ)
84分 水谷→佐々木
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