【祝】ホセ カンテ選手、完全移籍加入
・昨日(3/13)、ホセ・カンテの完全移籍加入が公表されました。
・ギアクマキス獲得が夢幻と終わったのが1/28(=アトランタが浦和より好条件を提示し、セルティックも容認した日)。その前日にギアクマキスは浦和移籍を前提にメディカルチェックを受けていたくらいなので、獲得話が潰える前から予め二の矢を用意していたとは考えづらく、そうこうしているうちに欧州主要リーグの移籍ウィンドウもクローズしてしまいました。
・従って浦和のCF補強は夏の移籍ウィンドウが開くまで持ち越しになっても特に不思議はなく、当然ながら昨年に続いてCFの選手層が薄いままシーズン開幕を迎えたことについて浦和フットボール本部の大失態は大いに責められたでしょう。
・しかし、浦和フットボール本部のリカバリーショットは意外に早く、2/20には早くも機関紙スポニチやスポーツ報知からホセ・カンテの獲得話が報じられました。しかもスポニチは「メディカルチェックのために来日しており、クラブはコンディション調整のために施設の使用を許可。交渉は細部の詰めを慎重に行っている」とえらく具体的な話付きで。
・その後長らく続報がありませんでしたが、昨日スポニチ&報知から「当確」が出て、その日のうちに正式発表となりました。
・ホセ・カンテの前所属は中国スーパーリーグの滄州雄獅ですが、クラブの公式発表で「滄州雄獅より完全移籍加入」と書いていないのは、滄州雄獅が2ヶ月以上給与未払い状態に陥っているため、ホセ・カンテはFIFAの規定上フリーになったためと推察されます。ホセ・カンテの獲得話が表面化してからしばらく音沙汰がなかったのは、現在フリーになっていることの確認に時間を要したためでしょう。前所属クラブとの契約関係を綿密に調査しておかないと磐田みたいに厳罰を食らいかねませんし。
・ホセ・カンテはスペイン出身ですがギニア代表歴があり、しかもレギア ワルシャワなどポーランドのクラブでの経験が長い(2015~21年にプレー)というややこしいキャリアを積んでいて、直近所属の滄州雄獅ではた昨季14得点・6アシストを記録しているようです。
・クラブの釣り書きでは「足下のテクニックがあり、攻撃の起点にもなれ、自らゴールを決めることも、アシストをして貢献することもできるマルチなストライカー。前線での守備的な貢献にも期待できる、経験豊かで、コンビネーションプレーも抜群の選手。」とあって、逆に「何が苦手なん???」と訝しくなるレベル。
・ただ幻のギアクマキス同様長身FW(184cm)であることを考えると、興梠やリンセンとは全く違うハイタワーCFとして獲得したことは朧気ながら想像できます(尤も長身だが全然ハイボールに強くないFWを見たばかりなので即断は出来ませんが)。いくらクラブ主導で選手を集めるようになったからとはいえ、スコルジャのニーズとは全然違う選手を連れてくることもないでしょうし・・・
・コンディションのほどは全く判りませんが、3/26ルヴァン杯清水戦あたりで顔見世興行が出来たらなぁ・・・
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