【短感】22-23年第13節:浦和L 3-0 新潟L ~ 文句なしの完勝
・遠藤は小破したのか前節に続いてベンチ外で、スタメンは右SBに水谷が入った他、CBには長船でなく長嶋が入り、さらに佐々木が左SBに復帰。要するに最終ラインはCB石川以外総入れ替え。前節相模原戦で長船を59分という早い時間帯に下げて安藤をCBに入れたのは戦術的な交代ではなく、単に長期離脱明けの長船を90分使うのは無理があっただけの模様。
・新潟のスタメンには平尾・北川・柳澤と元浦和が三人もいる一方、達也娘はベンチにもおらず。
・新潟とは1ヶ月前にアウェーで対戦したばかりで、その時と同様前半は中盤でのプレスの掛け合いに終始すると思いきや、15分くらいから浦和が一方的に新潟を自陣深くに押し込む展開に。
・ただ最初の決定機はカウンターからで、22分水谷のパスがどフリーの猶本に繋がったものの、猶本のシュートはGK平尾がセーブ。
・その後は26分猶本縦パス→菅澤ポストプレー→安藤シュート、33分安藤がボックス内左の遠目からシュートと押しに押しまくり、41分左サイドからCB長嶋クロス→清家ヘッドでようやく先制。
・新潟はなんとかボールを奪っても浦和の素早い攻守の切り替え&厳しいプレスを受けて何も出来ず、前半は当然ながらシュートゼロ。
・後半も立ち上がりから一方的な浦和ペースで、47分CKからの波状攻撃でアーク手前から安藤がスーペルゴラッソを放って2点目。58分には好位置での猶本FK→菅澤ヘッドが炸裂して3点目をとって事実上勝負あり。
・その後は控え選手のテストに時間を費やしたのは理解できるものの、残念ながら選手を代える毎に戦況はぐだぐだになり、強烈だったプレス網なんて雲散霧消。新潟の反撃を許す羽目に陥ってしまいましたが、それでもGK福田がヒヤリとする場面は全くなく、文字通りの完勝でした。
-----菅澤-----
安藤---猶本---清家
---柴田--栗島---
佐々木-長嶋-石川-水谷
-----福田-----
(得点)
41分 清家
47分 安藤
58分 菅澤
(交代)
59分 佐々木→塩越(塩越CH、水谷左SB、栗島右SB)
59分 安藤→島田
67分 長嶋→長船
67分 菅澤→西尾
81分 清家→植村(植村左SH、島田右SH)
・水谷はCBと純然たるCF、すなわちタッパがある程度必要なポジション以外は全部やっているんじゃないかな?右利きなので左SBよりやりやすいのは本人も認めており、あまり経験がないポジションにしては上々の出来。栗島との謎過ぎるポジションチェンジには大笑いしたけど、功労賞的な温泉賞かな?
・浦女の今日の最終ラインは石川アレクサンダー闘璃音以外は本職中盤なので、ほとんど守らなくていい試合展開になると最終ラインから超高精度で縦パスが出てくる。先制点に繋がった高精度クロスを出した選手は現地では判らなかったのだが、長嶋だったのは恐れ入ったわ!!
・試合自体は完勝も完勝なんだが、あえてケチをつけるとすれば猶本が三回あった決定機を全く決められなかったこと。「猶本全権委任システム」が猛威を奮って完勝に大いに貢献しているのは間違いないんだが、なでしこ代表で鉄板のスタメンになろうとすればあれらを全外しはないわなぁ・・・目標を高く持とう!
・ひっそりとWEリーグ最高齢スコアラーの記録を着々塗り替えていると思われる安藤老師。今日もとんでもないスーペルゴラッソを披露。GK平尾はブラインドだったか、わずかにディフレクトしたかでほとんど反応できず。あのレンジから強烈なシュートをぶち込めるのは浦女だと猶本とゆずほしかおらんか。
・途中投入の前目の選手で一番マシなのはどう見てもめいめいなんだが、「猶本全権委任システム」が猛威を振るう中では菅澤の相方という最適ポジションはないので割を食っている。でもSHでは安藤や清家には遠く及ばない。誠に不憫。
・58分に3点目が入ったこともあり、その直後から続々と控え選手を投入。FW西尾はまとまった出場時間をもらい、2度決定機があったもののいずれも決められず。FWはようやく巡って来たチャンスを一発で決められるかどうかで往々にして人生変わっちゃうからなぁ。
・でも昨年何回もチャンス貰ったのに全然だめだっためいめいが今年突如ブレイクしてるんだから、西尾も精進してほしいもの。
・大量の選手交代で試合がグダグダになってしまうのはともかく、最後まで元気に走ってるのはどう見ても猶本だというのは何とかせんとなあ。特にゆずほ。「一番巧い奴が一番走っている」という猶本=モドリッチ状態・・・
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