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2023.05.03

【DAZN短感】22-23年第16節:広島R 1-2 浦和L ~ これが地力の差か!!

・故障明けで前節ベンチスタートだった遠藤がスタメンに復帰して、代わりに栗島がベンチスタートに。前節ベンチ外だった佐々木もベンチに復帰。

・前半の浦和は全く良いところなし。広島のプレッシングは極めてタイト、かつファウルでの阻止も辞さないガツガツ来る系で、浦和は全くボールを落ち着かせられないどころか、パスミスも続出。

・また広島は後方からきっちり繋ぐ力は持っているものの、なんだかんだと結局ロングボール一本でFWへ放り込んでくるのが奏功して、浦和の前プレはほぼ空回り。

・延々と中盤での蹴り合いが続き、若干広島ペースで試合が進む中で先制したのは広島。32分近賀のロングフィードはいったん安藤がクリアしたものの、こぼれ玉を瀧澤が拾って中嶋がボックス内右からスーペルゴラッソ!! フィニッシュこそ滅多に決まらんだろうレベルのものですが、15分にも最終ラインからロングボールを蹴って、そのこぼれ玉を拾ってフィニッシュという全く同じ形を作られているので、この先制点は偶然でもなんでもなく、広島の狙い通りなのでしょう。

・全く良いところなく前半を終えた浦和は後半頭から選手を代えずに布陣を変えることで対応。具体的には清家を前に出してはっきりとした4-4-2(猶本が右SHへ)の布陣を敷いたところ、これが見事に奏功して浦和がようやくボールを握れるようになって試合は次第に浦和ペースへ。

・48分広島の守備ブロック周りでボールを繋ぎ、最後は塩越からボックス内右でどフリーになった猶本にボールが繋がるも、シュートは辛うじてGKがセーブし、こぼれ玉もDFがゴールマウス寸前でクリア。

・しかし、64分猶本が距離のあるところからFK→菅澤バッグヘッドが炸裂して同点!!広島のGKは飛び出してボールに触れないという残念さに助けられましたが(苦笑)、しんどい試合、しんどい展開で点を取ってくれる辺りはさすがエースです。

・前半の猛プレスで体力を使い果たしたっぽい広島は、この時間帯から全然プレスがかからなくなってファウルすら出来ない感じに。71分猶本が縦パスで清家を走らせ、清家が右サイド深い位置から折り返し。塩越がボックス内で良い態勢だった島田に繋ぎ、島田がちょっとだけ空いてたシュートコースを冷静に見極めてゴール!!やや距離はあっただけに島田のシュートレンジの広さが光りました。

・楠瀬監督は72分島田のゴール前から用意していたっぽい角田を投入。そしてこの角田が猶本に代わって俄然ゲームのコントローラー然とした輝きを放ち始め、複数人に囲まれても全然ボールを取られないわ、先輩方をこき使わんばかりのパスは出しまくるわと大活躍。1点しかリードしていないのに若手を起用し、しかもその若手が起用に応える。楠瀬監督は勝ちながら世代交代の種を巻くとは!!

・清家は裏抜けに成功しながら毎度毎度の決定力の無さを披露したり、途中投入の西尾が菅澤のお膳立てをぶち壊してしまったりして試合を決定づける3点目は取れませんでしたが、電池切れの広島に反撃の余力はなく、最後はゆずほが相手コーナー付近で無類のキープ力を活かしに活かして鹿島りまくって楽々逃げ切り勝ち。

・「元気のいい前半こそベレーザや神戸相手に善戦して先制点も取れたのに、ガス欠した終盤に逆転される」というちょっと前の浦女っぽい試合内容でした、広島は。

・それにしても選手を代えずに配置を変えて浦和ペースに持って行った楠瀬采配ズバリ!!!と思ったのですが、試合後の監督インタビューであれは監督の指示ではなく、選手達が勝手にやったことだと暴露していたのがこの試合最大の笑いどころでした。

・同日神戸が負けて、ベレーザが引き分けたので、神戸との勝ち点差は6、ベレーザとは9に拡大。しかも得失点差も浦和が上。両者との直接対戦を残していますが、浦和のリーグ優勝がいよいよ現実味を帯びてきました。

Hiroshima2020001_20230503184101
-----菅澤-----
島田---猶本---清家
---柴田--塩越---
水谷-安藤--石川-遠藤
-----福田-----

(得点)
32分 中嶋(広島)
64分 菅澤
71分 島田

(交代)
72分 島田→角田(島田がCH、塩越が左SHへ)
80分 水谷→栗島
80分 清家→西尾
87分 菅澤→植村

※写真は試合とは全く関係ありません。

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