【短感】22-23年第19節:浦和L 3-0 千葉L ~ 圧倒的ではないか、わが軍は!!
前節アウェーで2位神戸を破って、残り4試合で勝ち点差が7に再拡大。WEリーグ優勝がいよいよ現実味を帯びてきた浦和はホーム駒場に千葉を迎えました。
浦和はまだまだ優勝を意識して硬くなる時期ではないのか、序盤から千葉を圧倒。5分にはセンターサークル付近で遠藤がボール奪取→こぼれ玉を拾った猶本スルーパスを受けて遠藤ボックス内突入→折り返しを島田シュートの決定機を作りましたが、残念ながらシュートはGKを直撃。
しかし、10分ショートコーナーからペナ角付近でどフリーだった塩越クロス→清家ヘッドが炸裂して浦和がいきなり先制!!その前後のCKでも浦和はショートコーナーを多用しており、事前に仕込みに仕込んだ様子でした。
その後も浦和は一方的に攻め続け、30分くらいからはハーフコートゲームになりましたが、前半は追加点はならず。
暑さのせいか、後半ゲームは双方グダグダになりかかりましたが、試合が動いたのはまたしてもセットプレー。60分CKからの流れで猶本のグラウンダーのクロスをファーで石川が押し込んだものの、これはオフサイド。しかし続く62分CKからの流れでゴール前で混戦となりながらPKスポット付近にいた清家が人混みを一気にぶち抜いて待望の追加点。
しかし、65分千葉の縦ポン攻撃で裏抜けしかかったFW千葉に安藤が対応したところ、スライディングした足が千葉の足を払った格好になってしまったせいか、えらく簡単にPKを取られてびっくり。でも胡散臭いPKは往々にして決まらないもので、FW千葉が蹴ったPKはバーの上へ。
67分センターライン付近でボールを奪った水谷が前方へ展開→アーク付近でこぼれ玉を拾った島田のシュートはポストを直撃!!水谷はこのプレーで残っていた燃料を使い果たしてしまったようで、楠瀬監督は即座に長嶋と交代。
そして74分センターライン付近から塩越が浮き球で清家へ縦パス→ガラガラの右サイドを清家が激走してクロス→中で猶本が詰めるという浦和が最も得意とする形で3点目を取って事実上試合終了。
その後の交代は暑さもあって主力の消耗を避けた以上の意味合いはないでしょう。さすがに守備強度が落ちて千葉に際どいシュートを撃たれる場面も出てきましたが大過はなく、そのまま試合終了。
攻守の切り替えの早さ、プレー強度、足元のスキル、あらゆるファクターで浦和が千葉を圧倒したような試合内容で、正直よく3点差で済んだなという印象を受けました。昔の千葉は強度マシマシ系で、しかもよく走ることで、スキルフルだがどこかしらひ弱い浦和と互角にやっていたはずですが、今やこれといって特徴がないチームになってしまったみたいで。
この試合の温泉賞は文句なしに2ゴール1アシストの清家。俊足を活かしての決定機は外しまくるのにセットプレーで謎の決定力を発揮するとは(苦笑)。もっとも3点目は「戦術兵器清家」の威力が遺憾なく発揮されたものでしたが。
そして遠藤もコンディションがかなり上がって来たようで、清家とのコンビで千葉左サイドを蹂躙。清家だけでも厄介なのに、清家だけを注視しているとその背後からやたら重心の低いドリブルで疾走する遠藤にぶち抜かれるので相手はたまったものではありません。
残り3試合で2位神戸との勝ち点差は7のままなので、次節長野相手に勝てば他会場の結果とは関係なく浦和の優勝が決まります。
-----菅澤-----
島田---猶本---清家
---柴田--塩越---
水谷-安藤--石川-遠藤
-----福田-----
(得点)
10分 清家
62分 清家
74分 猶本
(交代)
68分 水谷→長嶋
77分 遠藤→佐々木
77分 柴田→栗島
83分 猶本→植村
83分 島田→丹野
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