【DAZN短感】22-23年第17節:浦和L 2-2 東京NB
・中3日での3連戦の最終戦。浦和のスタメンは前節広島戦と全く同じ。なおベレーザはなんと第15節(4/29)がお休みのため中3日での2連戦でしかなく、日程面ではかなり浦和が不利。こういうことはあるから奇数チームでリーグ戦をやるのは嫌なんだよなぁ・・・
・試合序盤は浦和がベレーザを自陣深くに押し込み続ける展開。しかし、3分猶本スルーパス→菅澤の決定機を逃した後は押しているもののベレーザの守備ブロックを崩しきれず、無理やりシュートを放つ場面だらけで押しているようで優勢とは言い難い内容に。概して球際で優勢でボールが持てるのがかえって災いしてか、帰陣が早い相手の守備ブロック、しかもその狭いところへやたら突っ込んでゆくという昨年の悪い時の試合内容に酷似していた感も。
・15分には攻めきれずにカウンターを浴びてヒヤリ。そして30分珍しく守備に回った時間帯で自陣でドタバタしてしまい、木下浮き球での縦パス→植木ヘッドで先制点を取られてしまいました。この場面、石川がちょっと被ってしまったような・・・
・風下に回った後半はボール保持も怪しくなって劣勢に陥りかかりましたが、58分水谷→長嶋、島田→角田の2枚替えで清家を前に出して2トップにしたのがいきなり奏功。61分高い位置で柴田がボールを奪い、清家がアーク付近からスーペルゴラッソ!!とにかく決定力に乏しいのが残念な清家が、よりによって難易度の高いシュートを決めるとは!!
・選手交代&布陣変更が奏功して完全にペースを取り戻した浦和は68分右サイド深い位置から猶本クロス→ボックス内で清家が倒れ込みながらもボールを繋ぎ、その先で菅澤がDFを巻き込みながら潰れたのが効いて、どフリーの塩越が泥臭く詰めてゴール!!
・これで勝ちを確信した訳ではないのでしょうが、楠瀬監督は77分に菅澤→西尾、塩越→栗島と2枚替え。しかし、西尾は相変わらず実力不足が顕著で最前線で浮遊したままなのは諦めも尽きますが、ベテラン栗島が慣れない左SHに回ったのが良くないのか、ほとんどゲームに入れなかったのは大誤算。
・浦和は深い位置でボールを奪っても前にきっちり繋げなくなって波状攻撃を浴びる羽目に。82分には北村が放ったミドルシュートが遠藤に当たり、軌道がループ気味になったのが効いて結果的にゴラッソに。
・浦和も勝ち越しを狙って反撃に転じ、角田が好位置でファウルゲット→85分猶本FKはポストを直撃。試合終了間際でもボックス内から猶本シュートはバーの上。
・最初の選手交代は大当たりだったのに、2回目の選手交代で流れを失ってしまった挙句に同点に追いつかれるという残念な試合でしたが、2回目の選手交代は「中3日での3連戦」で選手のコンディションを考えての交代なんでしょうなぁ。たぶん普段なら1点リードでベレーザ相手にやる交代ではないと思います。この辺、最後の最後で日程面から来るコンディションの差が響いたのかも。
・とはいえ、今季のリーグ優勝だけを考えればベレーザや神戸相手にはもはや負けさえしなければ何の問題もありません。同日神戸が勝ったので再び神戸との勝ち点差は4に縮まりましたが、ベレーザ戦の引き分けはもはや勝ちに等しい引き分け。今季とうとう浦和に一回も勝てなかったベレーザのほうが落胆の度合いは大きかったかと。
-----菅澤-----
島田---猶本---清家
---柴田--塩越---
水谷-安藤--石川-遠藤
-----福田-----
(得点)
29分 植木(東京)
61分 清家
68分 塩越
82分 北村(東京)
(交代)
58分 水谷→長嶋
58分 島田→角田(清家を前に出して4-4-2に。角田CH、塩越左SH、猶本右SH)
77分 菅澤→西尾
77分 塩越→栗島
| 固定リンク