小柴屋@豊科 ~ 信州サーモン丼
2022年11月の「ブラタモリ・安曇野編」で紹介された「信州サーモン」が気になって試食に出かけました。往訪したのはJR大糸線豊科駅のすぐ近くにある「小柴屋」。
店先に「信州サーモン丼」の幟が揺れていますが、寿司屋でも海鮮料理屋でもなく、実態としてはなんでもありの食堂。客はほとんどが地元民みたいで、ラーメン、やきそば、チャーハン、定食等々ごくごく日常的なものを注文していましたが、こちらは初志貫徹で「信州サーモン丼(1430円)」を注文。味噌汁、小鉢、漬物、煎茶付き。
信州サーモンとは安曇野市・明科にある長野県水産試験場で約10年の歳月をかけ開発された信州ブランドの高級魚。ニジマスとブラウントラウトから卵を産まないメスが誕生し、卵を産まない代わりに産卵に要するエネルギーが旨味になるんだとか。
それはそれとして出てきた丼はご飯の量が案外多い反面、サーモンに厚みがないので量的バランスが良くありません。その上サーモン自体はかなり淡白な味わいなので、いきおいわさび醤油の力を借りて食べ進む羽目に。安モンのサーモンにありがちな脂っぽさとか筋っぽさとは無縁で確かに高級感はありますが、私のバカ舌では一般的なサーモン丼と比べてそんなに傑出して美味い印象は受けませんでした。この感じだと「信州サーモン特製づけ丼」が正解かもと思い返すも時既に遅し。
とはいえハズレでもないので、何かの記念として一回食べる分には全然OKです。
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