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2023.07.31

藤むら@王子 ~ 中華そば

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 京浜東北線王子駅北口を出て、権現坂を少し登った辺り。3年ぶりの再訪。先客2、後客8。

 前回は「白湯煮干しそば」を注文したので、今回は基本と思しき「中華そば(850円)」を注文。ランチサービスなし。諸物価高騰の折り、値段据え置きで頑張っていました。

 前回往訪時には昼の部の火・土・日曜日限定だった「塩そば」や夜の部&昼の部の水・木・金曜日限定だった「濃厚つけ麺(数量限定)」がレギュラーメニューになっていた他、往訪時は限定メニューとして「昆布つけ麺」を用意。後客の注文を見ると今や「つけ麺」が人気になっている模様。

 店内はコ字型カウンター13席。卓上にはブラックペッパー、一味、酢。 水セルフ。

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 スープはウンチク書きによると「国産丸鶏、鶏ガラ、もみじ、手羽先をメインに三崎まぐろのアラ、豚、羅臼昆布、椎茸、節、野菜などを使用」したとのこと。丼に鼻を近づけるとわずかにアラから来る魚臭さを感じますが、味わい上は鶏をメインに全体のバランスを上手く取った感じ。アラっぽい旨味は言われないと判らない感じ。無化調にありがちな物足りなさは感じず、優しい味わいに仕上がっています。
 
 かえしは「鮪の魚醤と数種類の醤油と乾物などとと塩としろたまり」を使用したようですが、これも必要以上にでしゃばることなく、むしろ全体として甘目というか尖ったところが全くない出来。

 また昔は「思いのほか脂が多いのか、残したスープに薄い膜が出来ているのに帰り際気づいてびっくり」という感想を抱きましたが、その辺は大幅に改善されてあっさりすっきりした味わいにチューニングされていました。。

 麺は心の味食品のストレート中細タイプ。つるつるした口当たり、かつしなやかな食感ながらも結構噛み応えがあって上々の仕上がり。スープとの相性は抜群。

 吊るし塩豚チャーシューと鶏むねチャーシューは共に超淡白な味わい。太目のメンマはちょっと筋っぽいのが難。他に海苔、刻み青ネギ。

 相変わらず食べ手を選ばない無難な一杯です。

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2023.07.30

金沢カツカレー@ガスト

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 「ガスト」が2023年7月20日から期間限定発売中のゴーゴーカレー監修「金沢カツカレー(900円:実際はクーポン利用で850円)」を試食。ライス大盛(約1.5倍)・特盛(約2倍)同値段なので大盛にしてもらいました。なお他にプレーンな「金沢カレー」から「金沢カレーガスト本気盛り」まで4種類を展開。
 
 ゴーゴーカレーは金沢で7年前に試食して以来。都内どころかアリオ川口にも店があったので「いつでも食える」とタカをくくっていたら、アリオ川口店は長続きしませんでした(つД`)

 「ゴーゴーカレー監修 ゴーゴーガストカレー。濃厚でドロッとした、甘みのある黒いルーが特徴。」というのが「ガスト」のウリ文句。

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 金沢で「ゴーゴーカレー」を試食した際に。「金沢カレー」の特徴として

・ルーは濃厚でドロッとしている。
・付け合わせとしてキャベツの千切りが載っている。
・ステンレスの皿に盛られている。
・フォークまたは先割れスプーンで食べる。
・ルーの上にカツを載せ、その上にはソースがかかっている。
・ルーを全体にかけて白いライスが見えないように盛り付ける。

の6項目が挙げられていましたが、それと照らし合わせると外形がかなり違います。「ステンレスの皿に盛られている」というのはガストで再現するのは難しいでしょうし、その必要もないと思いますが、野菜をキャベツではなくわざわざレタス主体にしたのが謎。またレタスをどけるとその下には白米がばっちり顔を覗かせているので「ルーを全体にかけて白いライスが見えないように盛り付ける」という特徴も外しています。この辺が「ガスト流にアレンジ」の含意なのかも。

 とはいえ、外形はともかくカレールーの完成度というか再現度はかなり高いかと。かなりトロミが強くて黒々としていますが辛さはさしたることはなく、旨みが強いタイプ。カツが薄くて硬いのは「ゴーゴーカレー」自体そんなものなので責めるには値しないでしょう。ボリュームは個人的には「大盛」でちょうど良いくらい。「特盛」だとルーが足らなくなる可能性大。
 
 カレー専門店ではないので、食べ終わった後に福神漬やらっきょうで口直しできないのが些か寂しいものの、トータルでは上々の出来だと思います。

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2023.07.29

あそ路@川口 ~ 熊本らーめん

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 川口駅東口から川口本町大通りを南へ。約4年半ぶりの再訪。先客ゼロ、後客4。熊本郷土料理がウリ物の居酒屋が片手間にラーメンを出しているものという評価から長年放置していましたが、案外長続きしていることに気づいて超久しぶりに再訪。

 店内が居酒屋然としているのは相変わらず。卓上のメニュー先頭の「熊本らーめん(730円)」を「中盛(+100円)」で注文。麺の硬さを聞かれたので「かため」でお願いしました。ライスの無料サービスはなくなったのかと思っていたら、ご飯の炊きあがりが遅れていただけのようで。でもほとんど食べ終わることになって「ライス要りますか?」と言われてもなぁ・・・
 
 メニューは多彩で、他に味噌、塩とんこつ、牛骨わんたん麺、季節限定のカレー麻婆、スタミナなど。

 店内は中央に島式カウンター6席と壁際に4人掛けテーブル2卓、2人掛け1卓。カウンターはコロナ禍を経て大きく席間を開けて運用。店は女性店主とオバハンの二人で切り盛り。卓上にはラー油、醤油、胡椒、一味、酢、ラーメンだれ。

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 かなり深めの丼で登場。マー油をたっぷり垂らして熊本ラーメンらしさを演出。ウンチク書きには「豚頭骨・げんこつ・背油・豚足を毎日15時間以上炊き出し、12時間ねかし熟成させた純とんこつ豚骨スープ」とありますが、見た目と違ってややあっさり目の味わいで、出汁の旨味についつい惹きこまれてしまうような要素が薄いのが残念。無化調を謳っていますが、それが物足りなさに拍車をかけているような気も。

 麺は自家製の中細ストレートタイプ。心持ちざらざらした口当たりで、水気が少なそうな若干ごわついた食感。ただ中盛の割には量が多いような感じはせず。

 チャーシューはトロトロでいて、ぐだぐだに崩れはしない実に良い煮込み加減。他にキクラゲ、刻みネギ、海苔。半熟玉子半個。

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2023.07.28

花千鳥@鹿角花輪 ~ ホルモン定食

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 秋田県の北東部、鹿角市の「ホルモン焼」が美味いと聞いて早速往訪。早速といっても鹿角は新幹線駅から遠い上に車がないと非常に行きづらいエリアで鉄道は「一応走っている」という程度の本数。車がない場合は盛岡~大館間を走る高速バスを利用するほうが鉄道より遥かに便利。
 
 往訪した「花千鳥」は焼肉屋なのに昼営業しているどころか、Web情報によるとなんと10時から開店!! ところが10時半くらいに往訪したところまだ掃除中でした。たまたま常連らしきオッサンがすぐ後にやってきたのでなし崩し的に開店となりましたが、やっぱり実態はそんなに早くからは店は開けていないようです。先客ゼロ、後客2。

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 早速お目当ての「ホルモン定食(1210円)」を注文。程なく鍋が出てきました。縁が深いのでただの鉄鍋に見えますが、実は真ん中がこんもり盛り上がったジンギスカン鍋。こんなに縁が深いジンギスカン鍋って初めて見たかも。

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 他にご飯と味噌汁、さらにキムチ、漬物、サラダと副食が盛り沢山!!
 
 鍋にはいろんな部位のホルモンとキャベツがてんこ盛り。タレと一緒に煮込むスタイルで、途中で「スプーンでタレを掬ってキャベツにかけると速く煮えますよ」とオバハンからアドバイスがありました。

 タレはピリ辛というより甘辛の甘に寄った感じでしょうか。ニンニクもがっつり効いていて、タレの味が濃いのでご飯のおかずというよりビールのアテ向き。ホルモンも様々な部位が入っているのでコリコリ、くにゃくにゃと違った食感が楽しめます。
 
 スープをご飯にかけても旨そうですが、火を止めるのが遅くて煮詰まり気味になったので断念。ホルモン焼本体もさることながら副食が多いので、ご飯が小さめな割にはお腹一杯に!!

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2023.07.27

秋田比内地鶏や@秋田 ~ 比内地鶏の究極親子丼

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 秋田駅ビル「トピコ」3Fにあるレストラン街の一角。ほぼ5年ぶりの再訪。以前はもっとカジュアルな感じの店でしたが、いつの間にか外観・内装とも小奇麗になってしまい、格もちょっと上がった感じに。客も場所柄観光客や出張族が多いかも。

 早速「比内地鶏の究極親子丼・M(1800円)」を注文。5年前は1380円だったので大幅に値上がり。ただ以前は量がデフォルトと小だけだったのに対し、今回はS/M/Lの3種類に。
 
 なお別途「比内地鶏の極上親子丼(1380円)」というのもあり、「究極」は肉・卵とも比内地鶏なのに対し「極上」は肉だけ比内地鶏という違いがあるようです。でもその味わいの違いなんて判るのかなぁ???
 
 リニューアルに伴って親子丼がウリの店から郷土料理屋っぽいメニュー構成になり、実際隣のババ友は「きりたんぽ鍋」を注文していました。また冷酒を頼む客も結構いました。

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 おおっ!! 黄金色に輝く、どんぶり界のまさに王者の風格!! 圧倒的なビジュアルです。そして卵はふわふわ、とろとろ。やや甘目ながらも出汁が良くしみた絶妙のバランス感。比内地鶏は皮とか身とか部位さまざまで食感の違い、味わいの違いを楽しめます。少し焦げが入ってるのも甘い味わいが支配的な中で良いアクセントに。

 以前はちょっと量が少なめと思いましたが、今や夜だとこんなもんかなあ。大幅値上げと共に量をちょっと増やしたのか、あるいは単に当方の食う量が減ったのかは判りませんが(苦笑)

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2023.07.26

冷やし担々麺@バーミヤン

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 バーミヤンが「夏の冷やし麺」と称して売り出したメニューのうち、「冷やし担々麺(879円)」を試食。広告には「大盛可」記されていますが、大盛無料サービスではなく別料金(+165円)でした。
 
 「ゴマ香る特製スープと自社製造の肉味噌が食欲をそそる、夏にぴったりの冷やし麺です。」というのがバーミヤンのウリ文句。

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 予想以上に肉味噌の量が多いのはポジティブサプライズでしたが、それ以外の具は茹でもやしとチンゲン菜のみ。とりあえず天地をひっくり返しながら何度もまぜまぜ。
 
 ウリ文句通りスープはゴマだれが強めに効いている一方、辛さはほとんどないに等しくて少々がっかり。広告に「山椒ラー油入り」と記されていますが、山椒から来ると思しき痺れこそしっかり感じられるのですが・・・やむなく卓上のラー油で辛さを補強してみましたが「冷やし」は水気が多いのでたいした補強にならず。
 
 麺は中細の緩い縮れ入り。冷水でしっかり締まっているせいか麺はコシが案外強く、しかも量も大盛にしなくても十分なレベル。また肉味噌はわずかにナッツ交じりなのか、それが良いアクセントになって飽きずに食べ進められました。ただ水気が多いことを考慮して味が少々濃い目なのが難。。
 
 食後はどうしても肉味噌が余りがちになるので、量的に物足りない場合は大盛ではなく小ライスをつけるほうが良さげ。もっとも夏場は運動量が落ちて太りやすいことを考慮して、今回は自粛しました(^-^;

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 バーミヤンへの期待度と寸分違わぬレベルの一品だったので個人的には十分満足。それよりいきなり配膳ロボットが出てきたことのほうが強く印象に残りました。いつから導入したのかなぁ・・・

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【祝】中島翔哉選手 完全移籍加入

 昨日(7/25)、中島翔哉選手の完全移籍加入が公表されました。
 
 中島はトルコ1部アンタルヤスポルとの契約を解除したばかりだった(契約はあと1年残っていたが、中島は昨季残りの13万ユーロ(約1950万円)と新シーズンの年俸63万ユーロ(約9450万円)の合計76万ユーロ(約1億1400万円)を放棄して両者合意で契約解除)ので当然移籍金はかかりません。浦和がどこからの完全移籍加入かを記していないのは既に無所属だからでしょう。

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 中島の移籍話が浮上したのは7/10日刊&スポニチが最初。珍しく報知が出遅れて、その翌日に追報を出しています。神戸も獲得に乗り出していたらしいのですが、「資金力は浦和が優勢」「今冬にクラブW杯に出場することもプラス材料で、関係者の話を総合すると、獲得レースは浦和優位」という関係者談の話通りの結果になりました。
 
 中島は2017年夏にFC東京からポルトガル1部ポルティモネンセに移籍し10得点をマーク。翌シーズンも結果を残し、森保一監督が就任した2018年には日本代表の10番を背負うなど、大きな期待を寄せられた選手ですが、残念ながらその辺りが活躍のピーク。

 その後はアルドハイル(カタール)、FCポルト(ポルトガル)、アルアイン(UAE)、ポルティモネンセへと移籍を繰り返し、昨夏に保有権を持つFCポルトから完全移籍でアンタルヤスポルに加入。公式戦16試合に出場したものの負傷の影響もあって得点ゼロに終わったようです。
 
 「独特の攻撃センスと高い技術力でチームの攻撃にアクセントを加えられる選手。対戦相手に予想を許さない、ボールを持った際のひらめきとプレーは、世界でもトップレベル。チームの攻撃の質向上と得点力のアップに大きく貢献できる選手。」というのが浦和からのコメント。スポーツ各紙からも「切れ味鋭いドリブルと強烈なミドルシュートが持ち味。」「167センチと小柄ながらドリブルや強烈な右足シュートが武器」という文字が躍っています。
 
 もう中島が活躍した姿を見たのってだいぶ昔の話になってしまい、「一発はあるけどあんまり守備しない選手」というのが個人的な印象。よってスコルジャのニーズに合うのかという疑問が無きにしも非ず。

 また中島の代理人が悪名高いテオ一派だというのも懸念材料。ただこの件については、かつて中村GMがコスパ度外視でテオの言い値を払っていたのが問題なのであって、浦和FB本部がちゃんとコスパを勘案して適正な年俸、適正な契約期間で中島を獲得したのなら大きな問題にはならないと思います。移籍金はゼロですし。むしろちゃんとスコルジャの意見を聞いたうえで獲得したのか??というほうが気になります。
 
 大活躍したのは遠い昔の話。それでもJ1でどこまでやれるか全くの未知数なエカニットや、大怪我明けの安部よりははるかに即戦力として期待されての補強、しょっぱい現有の2列目を尻目にボコボコ点を取ってくれることを期待されての補強でしょう。
 
 獲得の経緯だとか、代理人がどうだとか、直近の様子だとか、懸念材料はてんこ盛りですが、とにかく浦和で活躍してくれればあとはどうでも良いのです!!

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2023.07.25

榑木川 松本駅店@松本 ~ かき掲げそば

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 松本駅1番線ホーム、階段を降りたところにあった立ち食いそば屋「山野草」がいつの間にか「榑木川(くれきがわ)松本駅店」に変わっていたので、試食してみました。
 
 「駅そば 榑木川」は松本市に本店のある「手打ちそば 榑木野」が運営している駅そば店で、松本市内で店舗展開しているだけでなく、長野駅・茅野駅・信濃大町駅でも元々あった駅そば屋をリニューアルする形で店舗展開しています。
 
 なお松本駅には大糸線や松本電鉄が出る6・7番線ホームにも立ち食いそば屋がありましたが、残念ながらそちらは閉店したままのようです。

 店内の券売機ボタンを見ると「山野草」の最大の特徴だった「生麺」と「茹で麺」というオプションはなくなってしまい、「厳選石臼挽きそば粉使用八割そば」に一本化されていました。その代わり「うどん」のボタンが大きくなっていました。

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 無難そうな「かき揚げそば(580円)」を注文しましたが、残念ながらこれはハズレ。かき揚げはすぐにグダグダに崩れてしまうタイプで、一応にんじんやタマネギは視認できるものの、基本的には脂の塊でしかない残念なタイプでした。

 つゆは真っ黒で、見た目通りやや醤油がやや強く出ている割には甘めの味わいで悪くはありません。麺は可もなく不可もなし。

 非常に残念だった「あじさい」がJR主要駅を席巻した頃と比べると首都圏の駅そばのクオリティーがかなり上がっているので、もはや信州の駅そばのありがたみは相当薄れているかなぁ、この感じだと。少なくとも新宿の「箱根そば本陣」にはもはや全然勝てないような気がします。

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犬飼智也選手 柏レイソルへ期限付き移籍

 昨日(7/24)、犬飼智也選手の柏レイソルへの期限付き移籍が公表されました。同日報知から「柏に移籍することが24日、決定的となった」と報じられてから1時間も経たないうちに浦和・柏両チームから公式発表されるという異例の超スピード決着でした。

 犬飼は2022年に鹿島アントラーズからの完全移籍加入。報道によれば犬飼は鹿島と契約を残しており、移籍金を払っての獲得のだったようです。

 犬飼は清水の下部組織育ちらしい今風のCB。具体的に言えば単に飛んできたボールを跳ね返すだけでなく、後方からのビルドアップに長け、自分で持ち運ぶこともでき、DFラインの統率能力も高い感じ。おまけにセットプレーでの得点も期待できる模様でした。

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 リカの期待も高くて2022年リーグ開幕戦ではスタメン出場。その後も岩波とポジションを争っていましたが、犬飼の運命が暗転したのが第6節アウェー札幌戦。左膝蓋骨骨折、膝蓋腱部分断裂で全治約6か月の重傷を負って2022年シーズンは完全に終了。
 
 2023年シーズンに再起を賭けたものの、CBにマリウス ホイブラーテンがやって来て、リーグ戦では岩波共々出番がなくなり、ルヴァン杯3試合、天皇杯1試合の出場に留まりました。またルヴァン杯の出来を見ると「攻守ともに結構怪しくて、試合勘のなさ丸出し」と思えた試合もあり、リーグ戦ではCBの控えとしてとうとう岩波を抜けずにベンチ入りすら出来なかったのも仕方ないかと。
 
 浦和はリーグ戦に加えてACL、天皇杯、ルヴァン杯が残っているので夏場以降は超過密日程。とはいえ、CBはショルツ&マリウスが鉄板で、控えの一番手が岩波、さらに知念まで残っているCBだだ余り状態。しかも犬飼は既に30歳。補強に先だってA契約の枠を開けるという意味合いから残念ながら足下戦力になってない&ベテランの域に差し掛かった選手を放出するのはやむを得ない判断だと思います。出場機会が欲しい犬飼にとってもJ1かつ近場の柏からのオファーは渡りに船でしょうし。

 とにかく犬飼にとってアウェー札幌戦での大怪我が全て。あれで浦和で描いていたであろうキャリアパスが完全に狂ってしまいました。あれさえなければショルツとのコンビで2022年の浦和はもうちょっとマシな成績を残せたかもしれませんし、そうするとリカの3年目があったかもしれません。犬飼本人にもチームにもダメージが大きすぎた、不運の重傷でした。無念としか言いようがありません。

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2023.07.24

【祝】エカニット パンヤ選手、ムアントン ユナイテッドより期限付き移籍加入

 本日(7/24)エカニット パンヤ選手のムアントン ユナイテッドからの期限付き移籍加入が公表されました。浦和でタイ出身選手が在籍するのは初。
 
 エカニット獲得の話が出たのは6/22報知が最初。浦和はムアントン ユナイテッドとパートナーシップ契約を結んでいる関係で、今年5月中旬から約2週間浦和の練習にチームメート2選手と参加し、そこで一定の評価を受けたのが今回の獲得に繋がったようです。ただ期限付き移籍期間は2023年12月31日までと短く、いかにも「お試し期間」っぽい感じ。

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 エカニットは左利きの攻撃的MFで「左ウイングやインサイドハーフなど複数ポジションを任せられる」という話も。浦和からは「成長を期待したい」なんて呑気なコメントが出ていますが、既に23歳と決して若いわけではなく、タイ代表の経歴もあることから即スタメンはともかくコンスタントにベンチ入り出来るくらいの実力を発揮して欲しいものです。単にタイ市場の開拓というビジネス優先の選手獲得と陰口を叩かれる羽目にならなければいいんのですが・・・スコルジャも練習の様子を見ての獲得なので、少なくとも「使い道がない」というアホな結末にはならないと思いますが。

 とはいえ、2列目の競争相手は非常にしょっぱいのでエカニットが予想以上の大活躍という可能性も無きにしも非ず。非常にめんどくさいクラブですが、よろしくお願いします。

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キッチン トモ@川口 ~ 日替わりおすすめランチ:チキンライス・メンチカツ添え

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 川口駅東口から八間通りを東へ。オートレース通りを越えた先にあるので駅からはかなり距離があります。自宅の1Fを改装して作ったみたいなこじんまりとした洋食屋さんで、約1年半ぶりの再訪。先客1、後客4。

 ここは「日替わりおすすめランチ」を含めて7種類ものランチメニュー(いずれも850円)があり、今回は日替わりとして紹介されている「チキンライス・メンチカツ添え」を注文。「日替わり」は毎週日曜日にその後1週間分のメニューがTwitterで公示される模様。店はご夫婦で切り盛りしている様子。なお前回往訪時より50円値上がり。

 店内は狭いスペースに目一杯座席を詰め込んだような格好で1人卓×3、4人卓×2、さらに厨房に向かってカウンター3卓。コロナ禍対応で「使用不可」にしていた座席も元通りに。但し、1人卓も二人掛けにしてぎゅうぎゅう詰めにしていた頃までは戻らず。かなり手狭な店で油煙が微妙に客席まで流れ込んできます。客が少ない割には厨房が忙しそうなところを見ると、出前なり電話注文なりのほうが主力の店なのかも。

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 定食類を頼むと仕出し弁当みたいな箱というかお膳というか、そんな格好で出てくるのがこの店の特徴ですが、チキンライスはさすがにフツーに銀皿でした。さらに味噌汁付き。
 
 メンチカツは作り置きではなく注文を受けてから調理しているようで出来立てが頂ける反面、出てくるまで時間がかかります。でも待っただけの甲斐はあって出来立てで熱々、しかも肉肉しくてジューシーな優れもの。正直チキンライスの添え物には勿体ないレベルで、これをメインに白米で定食にして欲しいくらい。
 
 チキンライスは水気多めでしっとりというかべっちゃりに近い感じで、良く言えば家庭で作った風、悪く言えばあんまりプロの洋食屋っぽくありません。
 
 特に傑出した感じではありませんが外食チェーン店と違って手作り感がある上、割高感もなくて良い店だと思います。ボリュームも無駄に食べすぎない感じですし。

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2023.07.23

上田からあげセンター@上田 ~ 美味だれ唐揚げ定食

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 北陸新幹線上田駅に隣接した「上田からあげセンター」。松本駅ビル内の「松本からあげセンター」などと同じ長野県各地と群馬県高崎市にチェーン展開する店です。
 
 「松本からあげセンター」では「山賊焼定食」を試食済なので、ここでは店イチ推しの「美味(おい)だれ唐揚げ定食(990円+税=1089円)」を注文。
 
 店は小上がり中心の居酒屋仕様ですが、一人客は店左奥の4席しかない小さいカウンターへ案内。卓上にはソース、胡椒、塩、醤油、レモン果汁、酢マスタードと味変アイテムがゴテゴテと。また店内で飲食する客よりテイクアウトのほうが多そうでした。

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 15分くらい待ってようやく登場。キャベツとマカロニサラダとわかめスープが付いた「美味だれ唐揚げ定食」は唐揚げが5個、しかも一個が結構でかくてボリュームたっぷり。ご飯・スープ・キャベツはおかわり無料で、どう見てもご飯おかわりを前提としたボリュームです。唐揚げは「お客様にご注文を頂いてから粉付けをして揚げているのでいつでもアツアツジューシー!揚げたてにこだわっています。」とのことですが、唐揚げ自体は可もなく不可もなし。

 「美味だれ」とは信州・上田地域で60年以上愛され続けている「すりおろしにんにくが入った醤油ベースのご当地タレ」だそうで、さらにこの店ではすりおろしたリンゴを入れたまろやかな味が自慢なんだとか。そして臭いといい、味わいといいニンニクがとにかく強烈!! また酢も結構きつくて、しかもそもそもタレの量が多いので味が濃いのなんの。卓上の味変アイテムの出番は全くありません。
 
 当然ながらご飯進みまくりですが、正直たれは予めかけずに、自分で自分の好みに応じてかけるようにした方がありがたいかと。また箸休めはキャベツでは力不足なので、卓上の「ガリもやし」が大活躍。「ガリもやし」とはその名の通り、寿司に付いてくる「がり」ともやしの和え物で若干酸味強め。

 量の割には全く飽きることなく一気に完食。これはこれで悪くはないのですが、いかにも「からやま」や「かつや」とかで類似品が出てきそうな一品なのも確かで。

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2023.07.22

若武者@新越谷 ~ 塩鶏中華そば

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 東武伊勢崎線新越谷駅西口から武蔵野線の高架に沿って西へ。但し高架下の店ではなく、その向かいに並ぶ飲食店の一角にあるので案外見落としやすいかも。駅近ですが駅裏感漂うちょっと寂しいエリアで、先客ゼロ。後客1。
 
 福島県二本松市の人気店「麺処 若武者」が首都圏に進出したもので、川口のはずれにあった「草加分店」はいつしか浅草に移転。この店は首都圏の2号店という位置づけ。浅草店はほぼ4年前に往訪済。

 店内のタッチパネル式券売機を見て、基本と思しき「塩鶏中華そば(900円)」を注文。平日ランチタイムは大盛or半ライスが無料サービスなので大盛にしてもらいました。

 メニューは他に醤油鶏中華そば、味噌鶏中華そば、濃厚福島鶏白湯、辛味噌らーめん、特濃旨辛福島鶏台湾、福島鶏白湯まぜそばなど。浅草店にあった「会津山塩物語」や「黒煮干中華そば」がなくなり、味噌鶏中華そばと辛味噌らーめんが加わった格好。
 
 店内はラーメン屋らしくない大箱で島式カウンター8+8席と4人卓×6、小上がり1卓。卓上には一味、ホワイトペッパー、ラー油、酢、醤油。メニューや深夜営業をしているところを見ると、夜はちょっとした居酒屋として営業しているのでしょう。

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 スープは丸鶏で取ったスープに帆立・北寄貝・蜆・蛤・あさりと5種の貝出汁を合わせたものだそうですが、貝出汁は判然とせず、能書きが無ければ鶏出汁のみと思っていたでしょう。
 
 塩が妙に尖ることもなく、出汁の旨味をじんわり、じっくりと味わってもらす趣向のようで、スープ自体は悪くないのですが。麺に絡ませるとなると些か弱いかな。よって濃い目に煮込まれた豚バラチャーシューをちびちび齧って旨味を補給。またあっさりしすぎて飽きてきたところで、卓上のホワイトペッパーを投入。

 麺は羽田製麺の中細ストレートタイプ。しなやかな持ち上がりで、コシもまずまず。大盛にしても麺とスープの量的バランスが崩れていないのは良いところ。なお浅草店で試食した「会津山塩物語」の麺は太目の手もみっぽい縮れ入りだったので、「塩鶏中華そば」は「会津山塩物語」のスペックダウン版ではなく、全くの別物のようです。

 具は他に鶏チャーシュー、細メンマ、青菜、ナルト、刻みネギ。
 
 新越谷駅周辺はなんとも微妙なラーメン屋がやたら多いのですが、その中で果たしてどうなることやら?

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2023.07.21

田坂屋@池袋 ~ 味噌ラーメン

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 池袋駅西口、東京芸術劇場から大通りを渡ったところに広がる飲食店街内で、キッチンABCのある通りの先。 かつて「えるびす」があったところ。11時の開店10分前に到着したところ先客5、開店までに後客7。退店時外待ち10人と結構な人気店です。
 
 店内の券売機ボタンを見て基本と思しき「味噌ラーメン(900円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に辛味噌ラーメン、あえめん、IWGP激辛ラーメンなど。「限定」や汁なし味噌ラーメンのボタンもありましたが、往訪時には×が点灯していました。また他客はプレーンな味噌よりも辛味噌や激辛の注文が目立ちました。

 店内は厨房を囲むL字型カウンター9席のみ。卓上には胡椒、一味、刻みニンニク、酢。水セルフ。店内に炒め物の油煙が少々こもりがちなので服装には注意。

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 とろみ強めのスープは白味噌ベースのようですが、味噌の甘さや豚骨出汁などの旨味よりもしょっぱさがはるかに卓越しており、ニンニクが効いていて、さらに背脂も少々混じっているのか胃にずっしり来ます。スープを極力飲まないように注意を払うものの、とろみがかっているので麺をすすっているうちにそれなりにスープはなくなってしまうのが困りもの。

 新宿だるま製麺の麺は中太ほぼストレート中太タイプ。わずかにざらつきを感じる口当たりで、スープに負けないように若干硬めの仕上がり。途中で卓上の一味やおろしニンニクを加えてパワーアップ。

 炒めもやしはシャキシャキというよりやや青臭さが残ったようで仕上がり。チャーシューが意外にも厚みがあって実に良い感じ。他にメンマ。

 塩分高すぎ、脂多すぎでどう考えても身体に悪そうですが、それでもたまに食べたくなる魔性の一杯です。

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2023.07.20

ごろごろ煮込みチキンカレー@松屋

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 松屋が2023年7月18日より80万食限定で発売中の「ごろごろ煮込みチキンカレー(680円)」を試食。松屋カレーの歴史の中でもモンスターメニューとも称される人気のカレー、通称"ごろチキ"は毎年のように再販されているような気がします。まさに「困った時の”ごろチキ”頼み」みたいな。
 
 「スパイスの効いたオリジナルカレーソースに、鉄板でジューシーに焼き上げた鶏肉がごろごろ入った人気のカレー」というのが松屋のウリ文句。「オリジナルカレーソース」を使っているのもセールスポイント。

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 相変わらず「ごろごろ」の形容は誇大表示ではなく、確かにカレーの中に鶏もも肉がごろごろ。何か下味がついているわけではなくいたって淡白な味わい。また「ジューシーに焼き上げた」と形容するものもどうかと思いますが、カレーにはよくあっています。松屋の鶏肉メインの定食って概してハズレと思っていますが、なぜかカレーだけは相性抜群。

 また松屋のカレーは相変わらず美味い。客層に合わせてかかなりスパイスを効かせて辛めの仕上がりで、ややとろみがあってコクもそれなり。この出来ならカレーチェーン店と比べても遜色なし。再販される度に値上がりするのは誠に残念ですが、それでもコスパは圧倒的に上。正直松屋はカレーとハンバーグだけあれば良いと思います。

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ダヴィド モーベルグ選手 アリス・テッサロニキへ期限付き移籍

 昨日(7/19)ダヴィド モーベルグ選手のアリス・テッサロニキ(ギリシャ1部)への期限付き移籍が公表されました。
 
 モーベルグの移籍話は7月上旬あたりからギリシャの現地メディアで盛り上がり始め、クラブから確報が出ないうちにモーベルグ本人がアリス・テッサロニキのマフラーと帽子を手にした姿でインスタのストーリーに登場するという、なんだかなぁな流れに。
 
 またモーベルグと浦和との契約は2023年末まで残っていますが、浦和フロントはアリス・テッサロニキへの売却にも失敗して期限付き移籍というオチになったようです。

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 ダヴィド モーベルグ選手のACスパルタ・プラハ(チェコ1部)から2022年初に完全移籍加入。但し当時はコロナ禍による入国制限があったため、試合に出始めたのは3/19の磐田戦から。しかも後半頭からの出場でしたが、モーベルクがボールを持つたびに、早々と「こいつなんか持ってるぞ!!!」と言わんばかりにスタジアムからどよめきが起こっていました。
 
 そしてモーベルクはその期待を寸分も裏切らず48分いきなり一人で出来た!! 敵陣でのルーズボールの競り合いを制したモーベルクは磐田守備陣3人に囲まれながらも全く苦にする風もなく、コンパクトな足の振り&やや意表を突くタイミングでシュートを放ってGKは一歩も動けず。まさに「名刺代わりの一発」。最初の一発で赤者の心を鷲掴みにした外国人選手ってポンテ以来かも。
 
 典型的なサイドアタッカー、しかもドリブルでの仕掛けが大好きという「浦和保守本流」なプレーヤーですが、アウェー神戸戦での直接FKも強く印象に残っています。「カットインから左足で一発」というストロングポイントが判りやすすぎて、相手に対策を立てられるのも早かったと思いますが、それでも2022年はリーグ戦は20試合出場8得点なので悪くはありません。もちろんACLでも主力扱い。
 
 ただ残念ながらコンディション不良や故障が多い選手で、ACL準決勝を終えた辺りからベンチ外が目立つようになりました。監督が代わった2023年もキャンプ中に故障して出遅れ。それでもACL決勝に間に合うかどうか見極めるようにスコルジャはシーズン序盤はモーベルグを辛抱強くスタメンで使っていましたが、モーベルグの調子はなかなか上がらず。
 
 しかもやっと調子が上がって来たかと思えばまた故障してしまい、とうとうACL決勝には間に合わないと判断されたこともあってか3月末からはほぼベンチ外に。5月下旬になって再び出場機会が巡ってきましたが、そのパフォーマンスは見るも無残なものでした。ACL決勝に出られなかったことで気持ちが切れたのか、スコルジャとの折り合いが良くなかったのか定かでありませんが。
 
 今年の出来からすれば放出されてしまうのはやむを得ないとは思いますが、一番良かった時期の姿があまりにも鮮烈だっただけに「もうちょっとなんとかならんかったのか??」と感じるのも確か。個人的にはモーベルグには全く悪い印象はなく、新天地での活躍を祈るばかりです。

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2023.07.19

【備忘録】天童南駅からNDスタへ

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 次に役立つ日がいつになるのかさっぱり判りませんが(苦笑)、NDソフトスタジアムへのアクセスルートとして奥羽本線天童南駅が結構便利なことが判ったので備忘録を記しておきます。

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 天童南駅の目の前には巨大なイオンがあり、改札口はスタジアムに背を向けた格好。よっていったん地下道で線路をくぐってスタジアムへ向かうことになりますが、要所に案内が出ているので迷うことはないでしょう。  

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 途中にセブンイレブンがあるのは嬉しいところ。吉野家やすき家など外食チェーン店も散在しているので、すっかりしょぼくなったスタ飯はアテにせず、その辺で飯を食うことも可能。もちろん最初にイオンに寄るのも吉。

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 駅とスタジアムの間に大きな工場があり、それを迂回せざるを得ないのが少々鬱。ちょうど吹田スタへ向かう際にEXPOCITYを迂回させられるのと同じ感じ。

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 それでも駅から運動公園入口まで15分くらいで到着。ただ公園に入ってからスタジアムまでが案外遠く、計20分は見て置いたほうがいいでしょう。
 
 なお試合終了後に山形サポがどどどっと向かっているのはスタジアムの南にある駐車場のほう。駅に近い公園出口は北側なので山形サポの波に流されるとえらい目に遭います。

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 列車の本数が少ないのは如何ともしようがありません。特に山形駅行きの列車が早く終わるのは困りものですが、JR東日本が夏場のナイトゲームに合わせて臨時列車を設定したのは高く評価できます。またJR東日本も天童南駅に臨時職員を派遣してきっぷの販売を手助けすると同時に利用客数の把握に努めているようで、やって来た電車は堂々4両編成!!余裕のある状態で駅を出ました。

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航龍@南与野 ~ つけそば

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 埼京線南与野駅から北へ徒歩10分強。小川を挟んで向かいにファミマあり。先客ゼロ、後客8。
 
 店内の券売機を見て「つけそば・並(900円)」を注文。つけそばは並でも240gあるので個人的にはそれで十分。なお中は320g(+70円)、大400g(+140円)とのこと。
 
 メニューは他に担担麺、ラーメン、さらに往訪時は裏メニューとして担々つけそばを出していました。

 店内はL字型カウンター8席と小上がりに4人卓×2。卓上には一味、胡椒、酢、担担麺酢。

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 つけ汁は動物魚介系の甘酸っぱい味わいというよくあるタイプ。ただ類例よりは酸味が強めで、甘目が抑えられているほうかな?つけ汁の中に短冊切りのチャーシューや細いメンマ、刻みネギが入っています。

 麺は自家製の中太ストレートタイプ。つるつる&もっちりという形容がしっくりきます。途中で一味をふりかけてピリ辛にして愉しみました。

 スープ割りを試してみたところ、麺を食べている時にはあまり気にならなかった甘さが際立つのなんの。
 
 とはいえ、食べ手を選ばない非常に無難な一杯です。次は担々麺で。

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2023.07.18

台湾ラーメン@餃子の王将

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 「餃子の王将」が7月限定メニューとして販売中の「台湾ラーメン(750円)」を試食。
 
 「挽き肉の旨味と豆板醤のコクが効いた、醤油ベースのあっさり旨辛スープ!! ニラやキクラゲ、もやしの食感が食欲をそそります」というのが餃子の王将のウリ文句。

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 麺の上には大きなキクラゲが目を惹くほかニラ、玉ねぎ、もやし、ネギ、ひき肉の炒め物がたっぷり。流石に「味仙」の台湾ラーメンのようにホクホクのニンニクがゴロゴロではありませんが、スープにはニンニクをそれなりに効かせている模様。

 そしてそのスープはラー油がかなりきつい上に唐辛子も散りばめられ、おまけに豆板醤も加えたとあってか、ピリ辛のレベルは完全に突き抜けていてかなり辛め。唐辛子で思わず咳ごんでしまう一幕も。辛さに汗腺がされてか、刺激されて食後は汗ダラダラ。
 
 麺はいつもの頼りない中細緩い縮れ入りで、つるつるした口当たり。
 
 なお「餃子の王将」はいつもだと料理を配膳する前に調味料セットを出してくれますが、台湾ラーメンを単品で頼んだせいか、調味料セットは出てきませんでした。
 
 餃子の王将のラーメンは結構ハズレが多いのですが、ぞの中ではかなりマシなほう。

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【観戦記】23年第21節:C大阪 2-0 浦和 ~ もはや神もヘロヘロだよ・・・

 毎度毎度の話ですが、今の浦和には過密日程をこなせるだけの駒が揃ってない(特に前目)以上、こういう負け方は選手や監督を責めても意味がありません。浦和フロントは監督や選手達の奮闘に応えないと。

《スタメン》

 浦和は天皇杯山形戦から彩艶→西川、大畑→酒井、岩波→マリウス、平野→伊藤、髙橋→大久保とスタメン5名入れ替え。直近のリーグ戦FC東京戦からは大畑→荻原と1名入れ替え。
 
 とにかくFC東京戦で故障した酒井のスタメン復帰がビッグサプライズでした。天皇杯前の記者会見で酒井は「骨や靭帯に大きな損傷はありませんでした」と重傷ではない旨は伝えられていましたが、こんなにも早く復帰するとは!!ただ酒井の左腕は包帯でぐるぐる巻きで、まるで故障をおして出場している力士のよう。
 
 ベンチには柴戸が久しぶりに復帰。天皇杯はベンチ外だった小泉や早川もベンチに戻り、左SHで試行を重ねていた髙橋は結果が出なかったせいかベンチ外に。天皇杯で良いところなしだった平野やリンセンもベンチ外に。

 C大阪は天皇杯からカピシャーバ以外スタメン全員入れ替え。直近のリーグ戦鳥栖戦と全く同じ。奥埜・為田・ジンヒョンが故障離脱中。天皇杯で故障から復帰した清武は自重してベンチ外。

 なお浦和もC大阪も天皇杯から中3日ですが、浦和は宿泊を伴う遠距離アウェーゲームの連戦だったのに対し、C大阪は天皇杯がなぜかホーム開催で移動皆無とコンディション面で大きな差がありました。

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《試合展開》

 浦和の試合の入りは最悪。4分CB進藤のサイドチェンジを契機に左SHカピシャーバにあっさりクロスを上げられ、その先ではレオセアラがヘッドで合わせるもわずかに枠外。しかし8分C大阪のスローインでショルツが加藤に裏を取られるまさかの失態。加藤が左サイドから低いクロス→中でレオセアラがどフリーで合わせてC大阪が早々と先制。
 
 さらに15分ショルツが持ち運んで出したパスをカットされてカウンターを食らい、最後は右SB毎熊のボックス内突入を許すも、ここは西川が辛うじてセーブ。しかし飲水タイム明けの25分、興梠がボールを収めきれずにカウンターを食らい、CB鳥海の縦パスを受けた右SHクルークスが右サイドを激走。追いすがる荻原をあっさり交わしてわずかに開いていたシュートコースにきっちりねじ込んで追加点。
 
 36分にはショルツのヘッドでのクリアが小さすぎて対面の相手にプレゼントパスの格好になってしまい、左サイドからカピシャーバが低いクロス→中にクルークスが突っ込む決定機を許しましたが、ここは荻原が背後からなんとかクリア。
 
 もうコンディション面の差がありすぎて浦和は球際で負けまくり、パスミスも続出。荻原や岩尾の出来は見るも無惨。ショルツですら信じがたいミスを連発。前では興梠が全くボールを収められずと、よく2失点で済んでいるとしか言いようがない目も当てられない惨状でした。

 C大阪は早い時間帯に2点も取ったためか、あるいは単に猛暑で前プレを控えているのか、もっぱら自陣に4-4-2でリトリート主体の守備。浦和はその前でぐるぐるボールを動かずだけで攻めの糸口すら掴めず、ATに右サイドから大久保クロス→酒井ヘッドがGK正面に飛んだのが前半唯一のチャンスらしいチャンス。。

 天皇杯で小泉&早川を温存したので、カンテ共々後半3選手を一気に投入して勝負に出ると予想したのですが、後半頭からの選手交代は意外にも岩尾→早川のみ。
 
 後半も最初に決定機を掴んだのはC大阪。48分香川CK→ファーでCB進藤が折り返してCB鳥海が頭で合わせるもシュートはクロスバーの上。
 
 とはいえ、後半になるとさすがにC大阪も動きが悪くなり、致命的なミスも散見されるようになりましたが、興梠も関根もあと一歩が出ずにそのミスをモノに出来ず。惜しかったのは59分関根のシュートがブロックされたこぼれ玉をボックス左で早川が拾った場面。しかしシュートはわずかに枠を捉えきれず。

 スコルジャは64分興梠→カンテ、70分関根→小泉と代えて攻勢を強め、C大阪は70分上門&鈴木を投入して布陣を4-5-1に変更して防戦に務めるも徐々に浦和が手数が勝り始めたところで、76分ボックス内に突入した大久保の足を左SB舩木が払う格好になってPKゲット。しかしそのPKをショルツがまさかの失敗。ショルツのシュートコースはGKKヤン ハンビンに完全に読みきられたみたいで。

 最後に浦和はショルツを最前線に上げてパワープレーに転じたものの、例によってカンテがやたら下がってきたり、クロスに持ち味がない早川&小泉投入が裏目(こういう展開で最も精度が高いクロスを上げられる馬渡がベンチにいない)になったりして、可能性のあるクロスが上がることはなくそのまま試合終了。

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《総評》

 前日横浜Mが川崎相手に敗れたため、この試合に勝てば横浜Mとの勝ち点差を3に縮めた上で中断明け後にホーム埼スタで横浜Mとの一大決戦という興行的にはこれ以上ない展開になるはずでしたが、結果は良いところなく惨敗。コンディション面で相手と差がありすぎて全くお話になりませんでした。
 
 こういう試合は戦術の噛み合わせの良し悪し、監督や選手の駆け引きの巧拙のようなものを語ってもほとんど意味はないでしょう。とにかく浦和の選手達は闘える状態にありませんでした。荻原の裏がぽっかり空く傾向があるとか、ショルツのPKの傾向だとか、C大阪の事前のスカウティングが見事だったのも確かですが。
 
 先に記したように、天皇杯で小泉&早川を温存し、しかもその両名をスタメン起用しなかったことから、後半カンテ共々3選手を一気に投入して勝負に出ると予想したのですが、残念ながら前半で事実上勝負が決してしまいました。1点ビハインドでの折り返しならまだしも、2点ビハインドとなると今の浦和には追いつき、追い越せるだけの得点力はありません。
 
 ただ試合内容が良くなかったのはこの試合に限った話ではなく天皇杯も同じ。でもいくらサイド攻撃を食らおうが、カウンターを浴びようが、山形の選手達はシュートを枠に飛ばせる能力がないのが幸いして浦和は勝ち抜けに成功しました。ところがC大阪のバリバリの主力選手となると決定機にはきっちり枠内にシュートを撃ってくる。それどころかクルークスのようにかなり難易度の高いシュートすら決めてくる。まさに相手のカテゴリーの差、実力の差がそのまんま結果に直結したかのよう。

 さすがにスコルジャはこの敗戦、しかも良いところなしの敗戦はショックだったようで「今日は全くレッズらしくない内容と結果だったが、その要因をどのように見ているか?」との記者の問いに対して、「もちろん、いいゲームとは言えなかった試合です。理由は一つだけではなく、複数あると思います。しかし、今はその点に触れたくはありません」と実に言葉少な。というか、あれこれ言いたいことがあるのをじっと堪えている様が目に浮かびます。審判批判を始め、言いたいこと言いまくりのオリヴェイラ監督とは対照的。
 
 リカが2022年シーズン最終節福岡戦前及び試合終了後の記者会見で、この1年間の振り返りや監督職解除に至った経緯について結構ぶっちゃけた話を披露していて、要するに「このクラブは目標はやたら高いのに補強はしょぼい!!」とフロントを批判したのが強く記憶に残っていますが、その言葉をスコルジャも噛みしめているかもしれません。
 
 ACL決勝まではチームづくり優先でスタメンほぼ固定。ACL決勝が終わって使う選手の幅をいざ広げようとしたら使い物になる選手は実に少なくて過密日程をこなしきれず。夏の補強も今のところ大怪我明けで目先の戦力にはカウントしずらい安部だけ。ACL優勝と平行してリーグ優勝をも狙うと公言している割には戦力が実にしょぼい。特に前目の外国人選手がカンテしか戦力になっていないのはさぞかしスコルジャも頭が痛いことでしょう。
 
 浦和がこのままさしたる補強がないなら、今年のリーグ戦は3位でのACL圏入りor天皇杯優勝が現実的な目標でしょう。となると中断明けで重要なのは横浜M戦でなく名古屋戦となり、中断明けはまずは天皇杯4回戦名古屋戦に全力投入となりましょう。
 
 浦和は中断明け後も天皇杯・ACL・ルヴァン杯が残っており、天皇杯がなくなった横浜MやACLが無関係の神戸&名古屋(神戸はルヴァン杯すらない!)よりも日程がきつい立場。夏の移籍は獲得が決まってもすぐに使い物になるかどうか極めて不透明なのが難ですが、どうするんだろうなぁ、これ???

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《選手評等》

・ショルツはそもそも守備ですら「らしくない」ヤバさてんこ盛りだったので、相当コンディションが悪かったのでしょう。だからPK失敗はあんまり責められません。興梠もベンチに下がっていたので他に安心してPK任せられる選手はいないでしょうし。西川の凡ミス同様、「神もたまには失敗する」としか言いようがありません

・あんな状態の酒井を使わんといかんくらい馬渡に信頼がないなら放出するのがお互いのためと思いますが・・・

・ショルツ大作戦の煽りで安居は一試合中にトップ下→CH→CBとポジションが変わる得がたい経験をしました。明本の試合中の度重なるポジション変更もたいがいですが、センターラインでポジションがコロコロ変わる選手はあんまりおらんでしょうに(笑)

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-----興梠-----
関根---安居--大久保
---岩尾--伊藤---
荻原-マリウス--ショルツ-酒井
-----西川-----

(交代)
HT 岩尾→早川(早川左SH、関根トップ下、安居CHへ)
64分 興梠→カンテ
70分 関根→小泉(小泉左SH、早川トップ下)
84分 荻原→大畑

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---加藤--レオセアラ---
カピシャーバ------クルクス
---香川--喜田---
舩木-鳥海--進藤-毎熊
-----ヤン-----

(得点)
8分  レオ セアラ
25分 クルークス

(交代)
70分 レオ セアラ→上門
70分 加藤→鈴木
79分 舩木→山中
79分 カピシャーバ→北野
81分 クルークス → 中原

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2023.07.17

二日町共同浴場@かみのやま温泉

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 二日町プラザ(旧ショッピングプラザ「カミン」)の裏辺り。ゴミゴミしたエリアの中にあって、駅近の割にはわかりにくいのが難。なんと8年ぶりの再訪で、前回もアウェー山形戦のついででした。
 
 入浴料は200円と激安ですが、洗髪料が別(100円)という昭和の銭湯を彷彿させる料金体系を採用しています。また+500円で2階の休憩室が使えます。

 外観は全然古びていませんし、浴室も小奇麗なままですが、脱衣所はロッカーに鍵がない大昔のタイプでいろんなところでギャップが凄まじいとも特徴でしょうか。

 湯は無色透明のナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉。源泉温度が62.8℃と熱いため水道水で加水している他、循環ろ過&塩素系薬剤使用。

 湯舟は長方形のやや大きめなのと台形のやや小さめなのと。台形のほうには「すこしぬるい」とかすれた字で書いてあるものの、夏期にはどちらもかなり熱いのなんの!! それでも辛うじて湯に浸かれる範囲内でしたが・・・でも湯口には白い湯の華がびっしりこびりついていて温泉らしさを醸し出しています。

 カランはL字型に6つ配置。うち2つはシャワー付きで洗髪専用。

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【温 泉 名】上山温泉
【施 設 名】二日町共同浴場
【入浴料金】200円
【交通手段】かみのやま温泉駅から徒歩10分弱
【泉  質】ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉
【源 泉 名】上山地区1号源泉、上山地区2号源泉、上山地区3号源泉
【泉  温】62.8℃

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アフリカンチキンかつ定食@松のや

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 「松のや」が2023年7月12日より期間限定販売中の「アフリカンチキンかつ定食(730円)」を試食。
 
 香港料理はフツーにあるので、その対岸の「マカオ料理」があっても全然おかしくはないのですが、「アフリカンチキン」は「大航海時代、船乗りたちがアフリカで食べた鶏肉料理に、インドのスパイスや東南アジアのココナッツミルクなどを加えて誕生したというマカオ料理」なんだとか。

 そして「アフリカンチキンかつ定食」は、「ポルトガルとアジアの貿易拠点として発展したマカオ料理を、とんかつ専門店『松のや』が日本食らしく"かつ"にアレンジ、下味をつけたジューシーな鶏もも肉をサクッと揚げた『チキンかつ』に、酸味とコクのあるトマトソースにスパイスを効かせた新作の定食で、チキンとの相性は抜群。暑い夏に食べたいピリッとスパイシーなチキンかつです。」というのが松のやのウリ文句。

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 配膳されると個人的にはやや苦手なエスニック系のスパイスの香りがいきなり鼻腔を襲ってきました。
 
 ポスターの写真を見るとソースをかつにぶっかけて食べることを想定しているようですが、チキンかつに下味が付いていることも考慮してカツをソースの小皿にちょんちょんと浸けて食べ進みました。そしてたぶんそれが大正解。
 
 ウリ文句には一言も書いてありませんが、ソースはスパイスが効きまくっているため、味わいは実質的にほぼカレー。トマトソースの酸味もさることながら、濃厚な甘味も感じられる辺りはココナッツミルクも加わっているのかも。ちょん浸けで食べるとソースの味がチキンかつの味をかき消してしまうこともなく、両者の相性が非常に良いことが判ります。
 
 松のやに魔改造されてしまうとどこにアフリカの要素があるのか全く判らず、マイカリー食堂で試作したエスニックカレーを転用しただけじゃないのか?という疑惑は拭えませんが、逆に言えば期間限定商品らしい変な冒険もしていないので安心していただける夏らしい一品だと思います。

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2023.07.16

魁力屋@川口末広 ~ スタミナ中華そば

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 魁力屋が2023年6月28日から期間限定で発売中の「スタミナ中華そば(830円+税=918円)」を試食。
 
 往訪した川口末広店は今年4月13日に出来たばかり。122沿いで、埼玉高速鉄道川口元郷駅から歩くとリンガーハットの先。立地上当然ながら広めに駐車場を確保。

 最新鋭店舗らしく注文はタッチパネル式。しかも麺の硬さや背脂の量等のオプションもタッチパネルで指定できるので、「麺硬め&背脂多め」で注文。後払い。タッチパネルに加えて紙のメニューも置いてあって、どんなメニューがあるのかぱっと一覧できるのは嬉しい配慮。
 
 店内は横長カウンター8+5席と6人掛けボックス席×5。郊外店らしいゆったりした作りです。卓上には一味、にんにく、ヤンニンジャン、餃子のタレ、胡椒、酢、ラー油、そして魁力屋名物の刻み青ネギとたくあん。

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「こわだりの醤油に特製旨辛ダレをブレンドしたスープに、中華鍋で炒めた豚バラ肉と野菜をドンッと乗せ、最後にスタミナの代名詞ニンニク・ニラをふんだんに盛り付けました。炒めた肉と野菜の旨味が溶け出した旨辛スープに、パツンと歯切れの良い中細ストレート麺がよく絡み、一口食べるとやみつきに!」というのが魁力屋のウリ文句。
 
 ニラはともかくG系みたいに粗目におろされたニンニクが丼に多めに添えられているのには意表を突かれました。しかも背脂多めにしたのでスープは結構ギトギトに。炒めもの野菜はもやしを主体に玉ねぎも少々。豚バラ肉の量も結構あって、「スタミナ」を冠するだけのことはあります。レギュラーメニューだとちょっと寂しいスープもこれだけのサポートを得られれば悪くありません。
 
 麺は細いストレートタイプ。水気の少なそうな心持ちざらざら、ぽきぽきした食感。ぎとぎとスープに合わせるのは硬めでちょうどいい感じ。

 魁力屋は税別料金なのが災いしてか、内容に比べると往々にして少々割高なのが難ですが、「スタミナ中華そば」は値段相応で上々の出来。100円割引券をもらったので、他のメニューを試してみます。

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2023.07.15

庄司屋@山形 ~ 板天

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 山形駅東口から線路沿いに南へ歩いて10分ほど。4ヶ月ぶりの再訪。山形駅周辺の蕎麦屋の中では老舗で、いつもは近在のワイシャツ姿のサラリーマンで賑わう店ですが、往訪時は赤者もちらほら。

 いつもは「板そば(1550円)」を注文していますが、今回は天皇杯勝利を祝して「板天(2200円)」を注文。板天の大盛を頼んだり、板そばに天ぷらの盛り合わせをつけたりする剛の者もいましたが、どう見ても赤者でした(苦笑)。

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 「板そば」だと箱一杯に蕎麦が入っていますが、「板天」だと天ぷらを乗せる区画の分蕎麦が減ってしまうのかな?

 「心持ち太目で若干硬めの田舎蕎麦をカツオ節と昆布を効かせたやや甘目のつゆでひたすら食いまくる!!これぞ、板そばの醍醐味。薬味(大根おろし、刻みネギ、ワサビ)で味わいを変えながらひたすら蕎麦と格闘また格闘」というのが普段の板そばの食風景ですが、板天だと天ぷらで変化を付けられるので格闘感は皆無。少々量は多いけれども苦しくなるほどではなく、実にゆったりとした時間が流れてゆきます。
 
 天ぷらは海老が大きめなのがウリなのかな?また椎茸もかなり肉厚。他は紫蘇の葉、さつまいも、かぼちゃ、なすなど内容はいたって標準的ながらもいずれもからっと軽く揚がっています。
 
 なお蕎麦つゆは量が多くはないので、蕎麦湯を楽しむならペース配分に注意。板天だと天つゆもないのでなおさら。

 食べ終わりを見計らって蕎麦湯が出てきます。相変わらず大満足の一杯でした。

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マルトマ食堂@苫小牧 ~ ホッキカレー

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 苫小牧駅から徒歩30分程度。苫小牧と言えば製紙を中心とする工業都市というイメージが非常に強いのですが、一応漁港もあってマルトマ食堂はもともとは漁港関係者向けの店。ゆえに朝5時から開いている代わりに14時には閉まってしまいます。

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 平日だし、並びもたいしたことはなかろうと軽く考えていたのですが、店に11時頃到着したところなんと既に30人くらいの行列が!!! しかも回転はすこぶる悪く、入店までなんと75分もかかりました。入店するまでに行列はどんどん伸びてゆきましたが、最後尾は並んでいるうちに店が終わってしまいそう・・・

 席を案内されて早速この店の名物「ホッキカレー(1200円)」を注文。ただ「マルトマ丼」という海鮮丼を頼んでいる客も目立ち、ホッキカレーがダントツ人気というわけでもなさそう。後払い。
 
 しかもホッキカレーだけ先にさっと出てくると思ったら、マルトマ丼の注文をまとめてこなしてからホッキカレーの注文に取りかかっていたので、入店してから配膳までさらに35分かかりました。最初にアラ汁が出てきましたが、待てど暮らせどカレーが出てこないので耐えきれずに先にアラ汁を消化。

 壁どころか天井までサイン入り色紙がびっしり貼られた店内は広くもない部屋に客をぎっしり詰め込んだ格好で8人卓×2、4人卓×1、縦長カウンター4席といったところ。席間もやや狭め。水セルフ。

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 カレーはとろみ強めで、ほっておくと表面に膜が張るレベル。かなり甘めで刺激もさしたることなく、ひたすら旨味で押すタイプ。

 「苫小牧で獲れるホッキ貝の特徴は、サイズが大きくて肉厚」とのことですが、食べやすいようにカットしてあるせいか、見た目はそんなにゴロゴロしてるようには見えません。でも量は確かにたっぷり入っていて、コリコリとくにゃくにゃの中間くらいの歯応えが楽しめました。カレーの旨味に加えて、ホッキ貝自体の旨みも楽しめます。それ以外の具はカレーに溶け込んでしまい、わずかに馬鈴薯が確認できる程度。また見た目に反して量は多め。

 美味いことは美味いし、超ユニークな逸品ですが、計2時間近く待ったのに10分で食べ終わるとなるとさすがに虚しさが募りました。投下された時間コストがデカすぎて割りに合わない気が多々。

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2023.07.14

味の大王 生粋@苫小牧 ~ 元祖カレーラーメン

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 苫小牧駅からドン・キホーテのある北口を出て徒歩10分強。先客4、後客8。運動公園が近いせいか、客はその帰りのグループ客だらけでした。
 
 券売機ボタンはやたら賑やかでクラクラしますが、この店の名物「元祖カレーラーメン(980円)」を注文。
 
 メニューはみそ、しお、醤油、辛みそなども用意。
 
 郊外店らしく店はゆったりしていて、横長カウンター7+5席と小上がりに4人卓×4、テーブル席4人卓×3。卓上にはブラックペッパー、辛みスパイス、一味唐辛子、カレースパイス、おろしニンニク、餃子のタレとこれまた賑やか。

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 「120℃以上の温度で圧力をかけて採った濃厚な豚骨ベースのスープと、十数種類の香辛料や果物を練り込んだカレーペーストを混ぜ合わせています。」というのが店のウリ文句でスープはとろみがかなり強め。それでいて出汁がよく効いていて、ドロドロで胃にずっしり来るのに飲みたくなるのが不思議。蕎麦屋のカレー南蛮の出汁と昭和の家庭のカレーの合わせ技みたいな感じでしょうか。

 一方辛さは控えめ。その辺は卓上のスパイス類で好みに応じて各自調整してくれ!ということなのかも。

 麺は中太緩い縮れ入り。黄色くて札幌味噌ラーメンにありがちなタイプで、スープに合わせて硬めの仕上がり。
 
 具に難点があって、生臭いワカメは違和感しかありませんし、チャーシューではなくよりシンプルにバラ肉のほうがカレーには相性良さそう。他にもやし、刻みネギ。

 具に難点があるとはいえ、トータルではかなり美味い部類。「味の大王 室蘭本店」よりはずっと好み。なおカレーラーメンの元祖は苫小牧の「味の大王総本店」で室蘭本店はそののれん分けだそうですが、今や全然別の味になっています。

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【観戦記】23年天皇杯3回戦:浦和 1-0 山形 ~ 毎度毎度の「勝てば良かろう」なのだ・・・

 前半はフツーに力負けしてもなんら不思議ではないくらい壊滅的な出来でしたが、後半頭からの3選手交代が効いてなんとか先制。しかし終盤は再びグダグダになり、山形のシュート精度の低さに助けられた感じの逃げ切り勝ちでした。

《スタメン》

 先週末のリーグ戦FC東京戦から中3日の浦和は西川→彩艶、酒井→荻原、マリウス→岩波、伊藤→平野、大久保→髙橋とスタメン5名入れ替え。西川が完全休養で牲川がベンチ入り。小泉と故障した酒井がベンチ外になり、代わって馬渡とリンセンがベンチ入り。

 山形は先週末のリーグ戦磐田戦からからなんとスタメン全員入れ替え!!山形はリーグ戦から中2日と日程面で浦和より厳しいことを考慮したためでしょう。
 
 また山形は4/4にクラモフスキー監督を更迭し、渡邉監督を招聘して一時チーム立て直しに成功したものの、6月半ば以降は仙台に爆勝しただけで再び負けが混み出してプレーオフ圏入りが怪しくなっているという立場。そういう情勢を鑑みると天皇杯に無駄に力を割く余裕もないでしょう。
 
 ただ天皇杯スタメンの右WGイサカやCH藤田は普段コンスタントにリーグ戦に出ている主力で、この両名を磐田戦はベンチスタートにして天皇杯でスタメン起用したところを見ると、天皇杯を完全に捨てたわけでも無さげ。でも終わってみれば天皇杯どころかリーグ戦も負けてしまうという「二兎を追う者は一兎をも得ず」の典型となり、この選手起用は試合後ボロクソに言われたかも。

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《試合展開》

 試合の入りは圧倒的に山形優勢。試合開始早々ロングボールをショルツが跳ね返したこぼれ玉を拾った右WGイサカがいきなり際どいシュートを放ってきたのに象徴されるように、山形は失うものがないものの強みからプレーが非常に積極的で思い切りよく前からプレスをかけてきました。
 
 10分には安居が前を向こうとしたところで山形のプレス網に掴まって自陣でボールを失ったのを契機に加藤に決定機を許したものの、岩波が辛うじてブロックしてシュートはバーの上へ。
 
 浦和は山形の前プレを交わして縦ポンでの裏狙いで対抗するも良いタイミングでパスが出ずにオフサイドに次ぐオフサイド。それはまだましな方で、時間の経過と共に縦パスを入れれば前で収まらず、なんとか収まっても後続なくて孤立の繰り返し。フィニッシュにまで至らず、危ないカウンターを何度も喰らってしまいました。ボールが収まらない興梠、しょっちゅうボールを失う安居といったところはお疲れなのでしょうが、髙橋が攻守とも何の役にも立っていないのには参りました。
 
 25分にはイサカが右サイドからどフリーでクロスを上げるもわずかに中に合わず。29分にはイサカが大畑との一対一を制してカットインからシュートを放つも彩艶の正面。この試合の大畑はイサカとの一対一で苦戦している上に、やたら前に出てしまって右サイドに大穴を開けてしまう場面が目立ちました。
 
 そして32分にはCKからCB西村がヘディングシュートを放つもわずかに枠外。

 35分には双方ラフプレーの応酬の末、最後にCB喜岡の興梠への後方からのほぼ蟹挟みタックルという悪質なプレーでイエローが出た後に関根が思わずエキサイトしてしまう一幕がありましたが、あれはその前に関根が汚いファウルを受けていた(20分吉田にイエロー)のもさることながら、チームの不出来の顕れと感じました。
 
 前半の終わりに髙橋と関根の左右を入れ替えたものの、たいした効き目はなく前半終了。浦和の反撃らしい反撃は38分岩波→関根→興梠とワンタッチパスを繋いで安居ミドルシュートで終わった場面くらいで、しかも枠外。

 あまりの出来の悪さにブチ切れたのか、そもそも週末のアウェーC大阪戦が中3日であることを考慮しての予定通りの交代だったのかは定かでありませんが、スコルジャは後半頭から興梠→カンテ、平野→伊藤、髙橋→大久保の3枚替え。そしてこの交代の効果はてきめんで、浦和はようやくカテゴリーの差を見せつけるように大攻勢を仕掛けました。
 
 46分にはバイタルエリアからカンテが「名刺代わり」と言わんばかりにミドルシュート。48分には右サイドから荻原クロス→ファーで関根が飛び込むもヘッドを撃ち切れず。55分には彩艶のフィードを右サイドタッチ際で荻原が受けたところから始まる速攻で安居→カンテの決定機を得るもGK長谷川がセーブ。
 
 そして浦和の攻勢がついに実ったのは64分。岩波→大久保→伊藤と右サイドでシンプルかつ素早くボールを運び、伊藤がカットイン。伊藤はCB西村を抜き去ってあっさりボックス内に突入し、強烈なシュートでGKをもぶち抜いてゴーーーーール!! カテゴリーの差、そして日本代表に選ばれただけのことはある個人能力の差を相手に見せつけるような圧巻のゴールシーンでした。

 先制したところで72分おそらく関根を休ませる趣旨でリンセンを投入しましたが、久々に出場機会を得たリンセンは攻守とも行方不明状態で再び試合の雲行きは怪しげに。浦和のチャンスらしいチャンスは77分ショルツ縦パス→右サイドで相手最終ライン裏へ飛び出した大久保が折り返し→中で伊藤がミドルシュートくらい。
 
 一方先制されてから矢継ぎ早に選手を代えた山形は再度攻勢に。84分ショルツがボックス内で後方から倒されたのにファウルを取ってもらえずに途中投入の高橋にシュートを撃たれた場面には肝を冷やしましたが幸いシュートはバーの上。
 
 岩尾がお疲れの上に大畑の守備の怪しさを嫌ってか、86分岩尾に代えてマリウスを入れ、マリウス左SBに据えて念には念を入れての守備固めに転じたものの、リンセンが腹立たしいくらいに守備をしないので一向に守備は締まらず。

 90分には荻原が途中投入の横山に右サイドを深々と抉られる失態があり、伊藤がクロスをクリアし損ねたこぼれ球をこれまた途中投入の小西にシュートを撃たれる大ピンチが生じるもシュートは宇宙開発事業団。
 
 AT+3分には相手のバックパスがアバウトすぎて左SHに転じていた大畑がボックス内で拾う好機がありましたが、大畑はシュートをGKにぶち当て。その横で終始どフリーだったリンセンはボールが回って来ずに実に寂しそうでした。チーム内でのリンセンの立ち位置を象徴する場面のようでもあり。

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《総評》

 最終的に勝つこと以外全く意味がないカップ戦なんで、ウノゼロだろうがなんだろうが勝ちは勝ち。しかも怪我人を出さずに90分で勝ち切ったのだから何の問題もないどころか「悪くはないどころか100点満点じゃないか!!」と割り切ってしまうことも出来ましょう。
 
 おまけに中3日&中3日で続く3連戦で、しかも後ろの2試合は宿泊を伴う長距離移動付きですから、その中で勝利しか意味がない天皇杯を90分で勝ち切ったのには花丸を上げても良いのかもしれません。
 
 そしてアルヒラルとやっても関西大学とやっても1-0にしかならないのが今の浦和の仕様なので、山形とやってもやっぱり1-0になってしまうのはもはや仕方ないのかも。

 とはいえスコルジャが「本日の試合は我々の状況を考えると、スタイルのところではあまり評価したくありません」と語るように内容で満足できるようなものではなかったのは確か。決定機の数は大差がなく、結局のところシュート精度の差が勝敗を分けたといっても過言ではないでしょう。そしてそれがカテゴリーの差なのだと。
 
 スカパーのスタッツだと山形の枠内シュートは5本もあったようですが、彩艶に出番があったのは29分イサカのシュートが彩艶の正面に飛んだのと51分にショートコーナーから新垣が相手の意表を突くタイミングでミドルシュートを放った場面くらいしか記憶にありません。
 
 あとは10分加藤のシュートを岩波がブロックして枠外に逸れたようなものが3本あったのでしょう。終盤の2度の決定機は枠内に撃たれていたらヤバかったでしょうが、浦和の守備陣はなんだかんだと最後に身を挺してシュートコースを塞ぎにくるので見た目以上にチャンスはなかったのかもしれません。
 
 またスコルジャは「この試合は我々の今シーズン30試合目でした」と非常に唐突なコメントを残していますが、おそらくACL決勝の影響で他のチームより試合数が多く、しかも決勝へ向けて急仕上げを余儀なくされたことを言いたいのでしょう。この試合の前半は前目の選手の出来がさっぱりでしたが、前目の選手は過密日程の影響で特に体が重い印象を受けました。
 
 そしてそんな中で再度髙橋の左SHにトライしたり、ビルドアップのやり方自体を少し変えたりとスコルジャらしい「練習時間が足りないので公式試合でテストする」要素を加えた結果、グダグダ模様に陥ったものと目されます。
 
 さらにスコルジャは「ここから本気出す!!」と言わんばかりに後半頭からテストを打ち切り、カンテ・伊藤・大久保を投入して、その目論見通りに先制点を奪って逃げ切り勝ち。いやはやスコルジャ恐るべしですわ・・・さすがのスコルジャもリンセン投入後に再度ぐだぐだに陥ってしまうのは想定外だったと思いますが(苦笑)。
 
 4回戦の相手は今季何かと因縁深い名古屋に決定。しかも「CSアセット港サッカー場」というJリーグでは使えないしょぼい、しょぼすぎるスタジアムで開催という、もう試合開始前からトラブルになる予感しかない、いろんな意味で「難しい試合」「面倒な試合」になりそう。

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《選手評等》

・いつ雨が降り出してもおかしくはない雲行きで、実際18時頃にはポンチョを取り出すレベルの雨が降りました。しかしその雨もすぐに止んで試合中は全く降らず。おまけに強めに風も吹いて予想外に快適な観戦環境でした。試合結果以外だとこれが最大の「良かった探し」。そして試合終了と同時に大雨に。

・最近の浦和のCKは点が入る気がしないどころか、相手のカウンターを誘発してるだけになってるのはホンマ頭が痛い。岩尾はお疲れなんやろうし荻原に蹴らせたらいいのに。
 
・マリウスが投入されて誰もが5バックと思ってたら、マリウスが大畑に「お前は前!」みたいな仕草をしてて、大畑の目がテンになってたのは笑いました。マリウスは投入時に手で5とサインを出してましたが、あれは何だったのか?? マリウスのポジションはやたらタッチ際にいて左SBにしか見えませんでしたが・・・
 
・山形のイエローは三枚とも妥当。平野へのファウルは背後から足裏攻撃なので一発レッドでも不思議はないかと。渡邉監督のチームって仙台でも山形でもなんだかんだと結局ラフプレー三昧になるみたいで。

・山形の今季リーグ戦の平均観客数は8000人弱なので、この試合の観客数6520人は平日にしては大善戦。こういうのを見ると天皇杯は下位のカテゴリーの主催でいいと思います。でもこのルールは徹底されず、今季の3回戦を見ると上位のカテゴリーのチームが主催しているところがいくつもあるのが不思議ですが・・・

・天童南駅がNDスタジアムへのアクセスに結構使えることが判りましたが、この件は稿を改めます。

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-----興梠-----
髙橋---安居---関根
---岩尾--平野---
大畑-ショルツ--岩波-荻原
-----彩艶-----

(得点)
64分 伊藤

(交代)
HT 平野→伊藤
HT 髙橋→大久保
HT 興梠→カンテ
72分 関根→リンセン
86分 岩尾→マリウス

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河合---加藤--イサカ
-----後藤-----
---新堀--藤田---
吉田-喜岡--西村-山田
-----長谷川----

(交代)
69分 後藤→田中
69分 新垣→小西
69分 河合→横山
79分 加藤→高橋
85分 藤田→荒川

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2023.07.13

食撃の琥煌@大山 ~ 淡麗煮干しそば・醤油

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 ハッピーロード大山商店街の中ほど。セブンイレブンの向かい。ラーメン屋があることを示す暖簾や幟の類が店先にないので見落としやすいかも。先客ゼロ、後客8(うち退店時外待ち3)。

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 なおいつも賑やかなハッピーロード大山商店街ですが、なんとそのど真ん中でいつの間にか大規模再開発が!!店の周辺は工事中の障壁だらけでちょっと寂しくなっていました。
 
 店内のタッチパネル式券売機でボタン先頭の「淡麗煮干しそば・醤油(900円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 メニューは他に「淡麗煮干そば・塩」「中華そば(醤油・塩)」「煮干まぜそば(醤油・塩)」「煮干つけそば(醤油・塩)」「中華つけそば(醤油・塩)」「中華かけそば(醤油・塩)」「淡麗かけそば(醤油・塩)」など。往訪時は「濃厚煮干そば」「期間限定そば」はボタンに「売切」と表示されていました。
 
 店内は縦長カウンター8席のみ。席間激狭のため客を無理に詰め込まずに運用。卓上には煮干酢、一味、ミル入りミックスペッパー。店は店主一人で切り盛り。

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 スープは日によって違うのか、往訪時は「高知シマアジ×長崎背黒×九十九里背黒×高知背黒×愛媛白口×平子×乾物」という構成。アニマルオフ仕様とも記されていましたが、たぶん鶏や豚など動物系出汁は使っていないという意味でしょう。魚もアニマルだろうに・・・
 
 「淡麗」を冠していますが、煮干しはほんのりと言う訳ではなく、食べ手を選ばない程度にしっかり効いてます。若干醤油が前に出ている嫌いがありますが、しょっぱく感じるほどではなくバランス良さげ。

 麺は細目の緩い縮れ入り。全粒粉入りのためか、まるで日本蕎麦のようなルックス。それはともかく、細麺の割にはスープの絡みがイマイチなのが不思議。上出来のスープがどうにも麺に巧く乗ってきません。麺量は150gと標準的。大盛はやっておらず、量が物足りない方には和え玉で対応。

 チャーシューは豚&鶏が一枚ずつ。他にバラ海苔、刻み玉ねぎ、刻み青ネギ、白髪ネギ。

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2023.07.12

百人力@西川口 ~ (G系)ラーメン

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 西川口駅東口からすぐ。駅正面やや北側に広がる飲食街の一角に立地。「御成屋」の跡地。外観で察しが付くようにG系の店で、先客ゼロ、後客12。11時半の開店前から並びが出来るほどではないものの、開店と同時に客がどっと来るような感じでした、
 
 店内の券売機で「ラーメン(880円)」を注文。麺量は250g。食券を渡すといきなりオプションを聞かれるので、「ニンニクあり&アブラあり」で注文。なおこの店はデフォルトが「ニンニクなし」はともかく、デフォルトが「背脂なし」なので注意。
 
 「小ラーメン」もありますが、麺量がいきなり125gまで減ってしまうのはさすがになんだかなぁ・・・また「汁なし」にも出来るようですが、なんと100円増し!!
 
 店内は縦長カウンター8+4席と4人掛けボックス席×2。卓上にはブラックペッパー、ホワイトペッパー、酢、かえし。水セルフ。なおこの手の店には珍しく厨房もホール係も全員女性で切り盛りしており、この手の店にありがちな妙な圧迫感、緊張感が漂っていないのは嬉しいところ。

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 野菜はほぼもやしでしたがデフォルトで300gあって、麺との量的バランスを考えれば個人的にはこれで十分。この程度だともやしを先に片付けなくても麺をほじくり出せます。
 
 スープにとろみはほとんどなく、脂っ気もこの手のラーメンにしては控えめ。麺ももやしを合わせて食べ進めればしょっぱさもほとんど感じず、それでいて豚骨の旨味はしっかり感じられてなかなかの出来。
 
 麺は平たい感じの太麺で緩い縮れ入り。しかも硬めの仕上がり。

 チャーシューは厚みがあり、しかもしょっぱくならない程度にしっかり煮込まれていてまずまず。

 終盤はさすがに塩気が強まって「これは飲んだらアカン奴や・・・」と身体が拒絶反応を示し始めましたが(苦笑)、特に箸が止まることもなく一気に完食。苦しくならない程度にお腹一杯になって大満足でしたが、晩飯は要らんなぁ(さらに苦笑)。

 総じてこの手のラーメンとしてはかなり食べやすいほうで、個人的にはかなりしょっぱく感じた近所の「どでん」よりは好み。

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2023.07.11

ほうきぼし@赤羽 ~ 汁なし担々麺

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 赤羽駅東口から南へ。商店街も尽きようとする最南部に位置。ほぼ1年半ぶりの再訪。11時の開店5分前に到着したところ先客1、開店までに後客3。開店後まもなく満席になり、退店時には外待ち2。

 店内の券売機ボタン先頭の「汁なし担々麺(1000円)」と「小ライス(50円)」を注文。来るたびにちょろちょろ値上がりしてとうとう千円の大台に突入。

 メニューは他に担々麺、豆乳担々麺、丸鶏しょうゆらあめん、オクラ納豆まぜ麺。前回往訪時に復活していた「煮干らーめん(数量限定)」は再び姿を消していました。担々麺がウリの店ですが、しょうゆを注文する方もいました。

 店内はくの字型カウンター6席と4人卓×2。卓上にはにんにくチップ、酢、ブラックペッパー、山椒、花椒、かなりシビレる辛粉、ミックススパイス等々。店はいつの間にか外国人店員だけで切り盛りするようになったみたいですが、接客は何の問題もありません。

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 もやしがやたら目立つのに加え、ベビーラーメンみたいなのが大量にちりばめられていますが正体不明。他に肉味噌、ナッツ、青菜。

 タレが底に溜まっているので、天地をひっくり返しながら何度もまぜまぜ。ラー油が多いのか少々脂っこいのが特徴。また辛さはさしたることはなく、辛さ耐性の低い私でも何の問題もありません。スパイス類に凝っている様子はなく、また痺れ感は全くと言っていいほどありません。事前に辛さ等を聞いて来ないことと合わせ、辛さや痺れは卓上の調味料で好みに応じて自分で変えてくれということなのかも。実際途中で山椒やかなりシビレる辛粉を入れて見るとなかなか良い感じに。

 麺はほぼストレートの太麺。もちもちっとした食感が実に心地よい。とにかく麺が秀逸なので、汁ありより汁なしを推しているのは判る気がします。またもっちりした麺の中にナッツやベビーラーメン(?)のゴリゴリ、ボリボリとした食感が混じって、食感に変化が加わるのも面白いもの。もちろんナッツは味わいの上でもアクセントが付きますし。

 混ぜる前はもやしが多いように見えましたが、混ぜて油まみれになってしまうと箸休めにはならず。量的には小ライスがなくても問題ありませんが、飽きずに食べきるには小ライスをつけたほうが良さげ。最後はどうしても肉味噌が底に溜まってしまうので、その消化にも役立ちますし。

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2023.07.10

うまトマハンバーグ定食@松屋 川口栄町店

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 松屋がほぼ1年ぶりになぜか店舗限定で「うまトマハンバーグ定食(830円)」の販売を再開。「うまトマハンバーグ」は期間限定ながらも毎年のように再発売されてもはや準レギュラー的なメニューになっており、それだけ松屋ユーザーの分厚い支持があるということなのでしょう。ただなぜ店舗限定という形で復活させたのかは謎。幸い近所の川口栄町店が対象店だったので試食に出かけました。

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 再発売といっても、昨夏に販売した「たっぷりソースのうまトマハンバーグ定食」から80も円値上げ。しかも「たっぷりソース」という文言がなくなったのでソースを減らしたのかもしれませんが、昨年も「今年は特製トマトソースを増量」とわざわざ謳うほど量が増えたようには感じなかったのである意味実害なし。
 
 また昨年は「新開発したドーナツのように真ん中に穴をあけたハンバーグを採用。穴をあけることで、ハンバーグの中心から特製ソースを染み込ませ、より味わい深く本商品をお楽しみいただけます」とハンバーグの形状を工夫したことをウリにしていましたが、あれもあんまり意味がないから止めたのかな???
 
 とはいえ、うまトマハンバーグの出来には相変わらず大満足。松屋お得意のガーリックを効かせまくったソースと、トマトソースのバランスが絶妙。松屋にありがちなガーリックまみれ味だとしつこくかつ単調になりがちだし、トマトソースがきつすぎるとこれまた酸味が強すぎてご飯に合わない。その難点を両者が巧く打ち消しあっているように思います。半熟玉子も味わいをマイルドに包み込むのに一役。そして松屋のハンバーグ本体の出来の良さはもう何度も確認済み。
 
 正直松屋はハンバーグとカレーだけあれば十分じゃないかという気も(苦笑)。

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2023.07.09

夏の彩り野菜カレー@すき家

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 すき家が2023年6月20日から発売中の「夏の彩り野菜カレー(730円)」を大盛(+30円)で試食。
 
 牛丼チェーン店のカレーと言えば松屋の評価がぶっちぎりに高く、そこからスピンアウトしたカレー専門店「マイカリー食堂」が出来るほどですが、すき家も2021年末に「ほろほろチキンカレー」を出した辺りから本格的に巻き返しに転じたようです。

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 「夏の彩り野菜カレー」は、「爽やかな辛さのチキンベースのカレールーと、かぼちゃやヤングコーン、赤パプリカなどの目にも鮮やかな野菜が、夏にぴったりの商品です。 彩り豊かな野菜は、枝豆や赤いんげんをあわせ、見た目のカラフルさと食べ応えをプラスしています。」というのがすき家のウリ文句。

 やたらでかいトッピングをゴロンと乗せただけの「ほろほろチキンカレー」や「ソーセージカレー」とは対照的に見た目は非常に華やか。
 
 でもヤングコーンだとか枝豆だとか、野菜と言い切ってしまうにはなんともモヤモヤ感がある食材が味わいや食感で結構自己主張してくるのが困ったもの。また広告に「爽やかな、夏限定ルー」とあることからレギュラーメニューのカレーとはわざわざルーを変えたのでしょうが、正直何だか物足りないような・・・端的に言えば「ほろほろチキンカレー」や「ソーセージカレー」みたいに肉系のトッピングを加えないと旨味不足、コク不足な気がしました。全然辛くなくてスパイシー感もないのは仕様通りでしょうが。

 やっぱりカレーの実力ではすき家は松屋に遠く及ばないかと。

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【観戦記】23年第20節:浦和 0-0 FC東京 ~ 今季の名物「スコアレスドロー」再び・・・

 試合開始早々酒井を負傷で失ったダメージがでかすぎた上に、F東京のカウンターでヒヤリとしたせいもあってか、浦和の攻撃は終始おっかなびっくりだった印象。49000人もの大観衆が集まったにも関わらず、双方見所の少ない塩試合だったのは極めて残念でした。

《スタメン》

 浦和は前節からカンテ→興梠、髙橋→関根とスタメン2名入れ替え。ベンチは早川→小泉の入れ替えのみ。

 F東京は出場停止の塚川に代えて東をスタメン起用した他、森重→木本とこちらも前節からスタメン2名入れ替え。

 なおF東京は怪我人が多く、前目は仲川・アダイウトン、中盤は青木、SBは中村とバンクーナガンデが故障中。さらに前節森重が負傷した模様。しかもレアンドロとは6月に喧嘩別れしたので、スタメンもベンチメンバーもえらくしょぼくなっていました。

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《試合展開》

 4分トレヴィザンと酒井がエアバトルを繰り広げた結果酒井が負傷。酒井が担架に乗ったまま即座にゲート外へと直行したので軽い怪我ではないことくらいしか現地では判りませんでしたが、試合後にはどうやら骨折ではなく「左ひじの関節が外れてしまった」という話も。
 
 そこでスコルジャはやむなく6分に酒井に代えて荻原を右SBに投入。
 
 いきなり大駒酒井を欠き、しかもその代役が一応右SBも練習していたに過ぎない荻原となると浦和の選手どころか監督やスタッフに至るまで動揺はハンパなかったと思われますが、それでも最初に決定機を掴んだのは浦和。

 14分関根スルーパス→興梠のシュートがポスト直撃。興梠がシュートを撃つ直前に小泉の足がモロに興梠にかかって興梠がよろめいており、興梠自身も「倒れれば確実にPK」と試合後語っていましたが、狡賢く倒れなかったのがある意味裏目に。

 F東京の布陣は4-2-1-3。戦前予想ほど前プレはきつくなく、高い位置にタイトな守備ブロックを敷いて浦和が無理に縦パスを入れてきたところで前後からガツンと当たってショートカウンター狙い。
 
 20分にはその狙い通りの攻撃で伊藤の中途半端なクリアボールを松木が拾ったところからのショートカウンターが発動。俵積田とのパス交換で松木がボックス内に突入する決定機を作りましたが、松木のシュートを西川がセーブしてポスト直撃。
 
 その後もF東京の球際はかなり厳しくて、浦和は大過には至らないものの危ないボールロストがちらほら。アルマッリ主審はカタールの方らしく、多少の交錯ではファウルを取らない系だったのもF東京に有利に作用しました。

 よって浦和はボールを支配するも無理に攻めないためか、14分以降で前半に作った決定機らしい決定機は45分関根がバイタルエリアから放ったシュートが枠内を襲った場面くらい。一方F東京はボールを渡されると何もできないようで、良い形でボールを奪えないと全く攻撃が成り立たず、試合は徐々に塩分強めに。

 後半立ち上がりに右サイドを崩して荻原がフリーでクロスを入れる形を二度作ったものの、右足でのクロスは精度を欠いて決定機に繋がらず。荻原に対峙した左SB長友も「縦に走られる分には何の問題もない」とばかりに見切られていた風でしたし・・・
 
 逆に57分大畑がタッチ際で渡邊に裏を取られてしまうピンチがありましたが、シュートは角度がなくて西川が難なくセーブ。その直後の松木CK→木本ヘッドはわずかに枠外。
 
 膠着した戦況を打開すべく、スコルジャは66分興梠→カンテ、岩尾→髙橋、77分伊藤→平野、関根→小泉と前目の選手を続々と代えましたが、これまでの定石通りに左SHに高橋を据えたのは大失敗。あれは右サイドからのクロスにファーから髙橋が飛び込んでナンボの策なのでしょうが、酒井を欠いて不慣れな荻原が仕方なく右SBをやっている状況下で右サイドから高精度のクロスが飛んでくる可能性は非常に低いでしょうに。
 
 さすがにスコルジャは左SH高橋が無意味すぎることに気づいて85分くらいにはカンテ&髙橋の純然たる2トップに変え、終盤は浦和がほぼ一方的にF東京を自陣に押し込み続ける展開になりましたが、ドン引きに陥った相手を崩すアイデアがなく、チャンスらしいチャンスは荻原のミドルシュートが2本あったくらい。せっかく2トップにしたのにカンテが往々にしてサイドに流れたり、引いてボールを受けに来たりするのもスコルジャ的には頭が痛かったかと。
 
 F東京の選手交代に至っては傍目には全く意味不明。69分に頼みの綱=オリヴェイラを下げてからはほとんど攻撃がなりたたなくなり、塩に塩を重ねてそのまま試合終了。

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《総評》

 4年ぶりに開催された「GoGoReds!デー」で小中高生約1万人を550円と超お値打ち価格とした(安易に無料招待にはしないのが浦和のプライド!)甲斐があってか、49,108人もの観客が埼スタに詰めかけましたが、残念ながら大観衆が沸き返るような場面がほとんどない塩試合に終始。初めて埼スタに来た方、超久しぶりに埼スタへ来た方も少なくなったでしょうが、興行的には甚だ残念な結果に終わってしまいました。
 
 公式記録ではシュート数7対6。DAZNのスタッツでは11対8で、うち枠内は7対2となっていますが、浦和のシュートはブロックされたものが多くてそんなに枠内に飛んだ気はせず。また決定機は浦和が1回(興梠)、F東京が2回(松木・渡邊)だけで、DAZNのゴール期待値が0,72対0.62と共に低調だったのも珍しく実態に即しているように感じました(苦笑)。
 
 非常に見所に乏しい試合でしたが、強いて言えば「やりたいことを捨て置いて妥協に妥協を重ねた挙句に結果も出なくなった」アルベル監督を更迭してクラモフスキーに代えたばかりのF東京のほうが、少なくも前半は新監督の色が非常に強く出ていてマシだったかと。悪く言えば脳筋系の選手が多いF東京にはポジショニングに留意しながらあれこれ難しいことをやらせるより、ひたすらハードワークにハードワークを重ねさせる系の監督の方が相性が良さそうで。でもボール持たされたらすぐに詰む気もしますが(苦笑)。

 一方浦和はほとんど良いところなしに終わっただけあって、スコルジャの試合後のコメントも「立ち上がりから自分たちのリズムを見つけることができなかった試合でした。立ち上がりはかなりナーバスになっていたと思います」「ビルドアップのスピードが上がらず、相手にとって予測しやすいものになってしまいました」「非常に残念な結果で、ロッカーも静まりかえっていました」とネガティブなものだらけ。
 
 特に前目の選手が非常に低調だった件については「今日は前線の動きが少なかったと思います。選手がポジションをスイッチしながらローテーションを行うとか、そういう動きがあまりありませんでした」「背後に抜けるような動きがなければ、裏にボールを出すこともありません。そのような動きが、今日の試合では欠如していたと思います」とおかんむり。
 
 もっとも突然酒井を欠いて右SBには不慣れな荻原が入ったのが影響してか、荻原どころか大畑もが高い位置を取れなくなったとか、F東京のハイプレスが浦和最終ラインからの高精度&良いタイミングでの縦パスを阻害していたとか、背後へボールを出すほうにも難儀なところがあって前目の選手ばかり責めても仕方ないと感じました。
 
 また前半球際の競り合いで浦和が劣勢だったことについて疑問に思った記者もいたようで、スコルジャも「負荷をかけすぎていたかもしれません。今日の試合では、立ち上がりから球際やハイプレスのところでの力強さがあまり見られなかったので、もしかしたら練習の組み立てが悪かったのかもしれません」と反省。
 
 中2日で長距離移動を伴うアウェーゲームだった鳥栖戦は「ミドルゾーンやローゾーンで構えてカウンターでゴールを取る」試合だったのに対し、この試合は「立ち上がりから終わりまでボールポゼッションが70パーセントくらいでハイプレスをかけながらゲームをコントロールする」というスコルジャの理想に近い試合内容でしたが、残念ながらハイプレスはたいしてかからず、ボールは握っているがゲームはコントロール出来ているとは言い難い試合になってしまいました。
 
 そして結果はまたしても今季の浦和名物「スコアレスドロー」。スコルジャの理想とする姿がほんのり見えてくるのは早くても今週末のC大阪戦後の中断期間明けになりそうです。

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《選手評等》

・今日の良かった探しはチャリで行ってもたいして雨に降られずに済んだことかな?あと小泉は最悪期は脱して動き自体は良くなったことくらいかな。

・前線の奴らが性懲りもなく偶像崇拝を始めたので、後方からモーゼが何度も怒りの声を上げていましたが、すべて徒労に終わりました。そんな光景を何度見たことか!!

・カンテは往々にして引いてボールを受けたがるから、縦パス一本で急所を突きたがる平野との相性はたぶん良くない(´・ω・`)ショボーン

・子供の声は一人でもよく響くから、タイミングが良ければ「意図せざるコールリーダー」になりうる。今日のハーフタイムにメインスタンドの南隅から広がった光景は実に心温まる光景でした。子供の声から自然発生的に応援が広がるってプレミアでもあるんかいな???
 
・酒井の故障は極めて残念でしたが、前半の笛はACLでよくある少々の交錯では吹かない系だったのでそんなに不満はなかったのですが、後半は吹いたり吹かなかったりでもう滅茶苦茶。大畑のイエローは大畑を突き飛ばした選手に報復気味に足を上げていたのを取ったようで妥当と言えば妥当、主審によっては一発レッドでしょうが、それ以前に後方からの突き飛ばしを放置しまくった主審には参りました。そしてF東京のプレーが荒っぽいのは監督が代わってもなんら変わりないみたいで・・・

 

Mixi2307001
-----興梠-----
関根---安居--大久保
---岩尾--伊藤---
大畑-マリウス--ショルツ-酒井
-----西川-----

(交代)
6分  酒井→荻原
66分 興梠→カンテ
66分 岩尾→髙橋(髙橋左SH、関根トップ下、安居CH)
77分 伊藤→平野
77分 関根→小泉

Mixi2307002

俵積田--オリヴェイラ--渡邊
------東-----
---安部--松木---
長友-トレヴィ--木本-小泉
-----スウォビィク----

(交代)

69分 オリヴェイラ→ペロッチ
69分 東→寺山(安部がトップ下、寺山がCHへ)
76分 俵積田→野澤
86分 渡邊→木村

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2023.07.08

【閉店】ジンジャーヘッドバッド@板橋 ~ ジンジャーヘッドバッド

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 埼京線板橋駅西口を出てすぐ。西口周辺は未だ再開発途中で方向感覚を失いがちですが、駅を出た先の飲食店街内。鯛塩そば縁の隣で「板橋パーコーパーコー」の跡地。先客3、後客1。大山でほぼ1年営業しただけで板橋へ移転したものですが、浮き輪が「営業中」の札の代わりなのは「板橋パーコーパーコー」と同じなので、両者は何らかの関係があるのでしょう
 
 今回も基本と思しき「ジンジャーヘッドバッド(900円)」を注文。大山時代から50円値上がり。ランチサービスなし。店では「ジンジャーヘッドバッド」のことを単に「ラーメン」と呼んでいました(苦笑) なお大山時代は「基本醤油ベースですが+50円で塩に変更できる」との表示がありましたが、こちらでは見当たらず。

 メニューは他につけそばボストンクラブ、冷やしジンジャーまぜそば、冷やしジンジャーそばなど。「冷やし」は大山時代は限定メニューという位置づけでしたが、レギュラーに昇格したのかな?また店では相変わらずラーメンに唐揚げとライスが付いた「唐揚げ定食」を推していましたが、どう見ても食いすぎな上にラーメン屋の定食で1350円は高いんじゃないかなぁ・・・
 
 店内はL字型カウンター8席のみ。椅子は硬い木製で腰に良くありません。またカウンターの背後が狭いのも難儀。卓上にはミル入り胡椒と酢。店は若いねーちゃんが一人で切り盛りしていてかなりしんどそう。

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 スープは鶏ベースの清湯醤油味。デフォルトでもかなり生姜が効いていますが、よくかき混ぜると底にたっぷり溜まっていたおろし生姜がどどっと浮かび上がって来てまさしく生姜まみれに!! さすがに「脳天直撃」とまではいかず、背中がスースーするほどでもありませんが、生姜を前面に押し出した店だけのことはあります。また見た目と違って醤油がうるさくない辺りも気に入りました。

 麺は村上朝日製麺所製の平打ち&中太縮れ入り。手もみらしいピロピロ&ツルツルした口当たりですが、大山時代で試食した際よりも明らかに硬めの仕上がりに。また大山時代は「麺量に比べて丼がやや小さいため少々食べづらい嫌いも」という感想を抱きましたが、丼を変えたのか、麺量が減ったのか、今回はそんな感じはせず。

 具としてフライドチキンが2つゴロンと転がっているのが異色。大山時代にあった能書きによると「特製タレで下味を付けた鶏もも肉を揚げたもの」だそうです。具は他に極太メンマ、手毬麩、白髪ネギ、刻み青ネギ、海苔。
 
 相変わらず大満足の一杯でした。

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2023.07.07

厚切り黒豚角煮めし@出水・松栄軒(新大阪駅・新幹線改札内で購入)

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 500系こだま試乗の前に、久しぶりに新大阪駅新幹線改札内で駅弁を物色。東京駅構内の「駅弁屋 祭」では売ってなさそうなものということで松栄軒「厚切り黒豚角煮めし(1280円)」をチョイス。

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 最大のウリ「角煮」はサイコロ状ではなく、板状なので見た目はあんまり角煮っぽくありませんが、わざわざ「厚切り」と冠しているは伊達ではなく、ボリューム的にも十分満足が行きます。肉系の駅弁はすき焼き系とか時雨煮系が多い中で「角煮」がウリなのは少々異色かな?
 
 でも甘めかつ濃い味付けなので飽きやすいのが難。角煮の下にはきんぴら笹ごぼう、そして山菜も少々。茹で卵半個は超薄味で意味がないので、個人的には箸休めとなる野菜類が欲しかったところ。

 ご飯(超薄味のとりめし)が少なめなので、角煮をあえて余らせてビールのアテにするのもよさげ。

 小さな紅大福はデザート代わりでしょうが蛇足感は否めず、これまた口直しに漬物のほうがベターかと。なお蓋を開けたら蓋に紅大福がへばりついていたのには参りました(苦笑)。

 細かい難点はあるものの、トータルでは大満足の一品でした。

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2023.07.06

箱根そば本陣@新宿 ~ 小海老入りかき揚げ天そば

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 超久しぶりに小田急線新宿駅地下1階の「箱根そば本陣」を往訪。大昔はここでよく朝食を食べていて。夏は「豆腐一丁そば」がお気に入りでした。なお小田急百貨店等の建て替え工事が始まってからこのエリアに来たのは初めてでしたが、工事の関係で店前の通路が狭くなっていました。
 
 店外のタッチパネル式券売機で「小海老入りかき揚げ天そば(620円)」を注文。この店は小田急沿線で展開されている「名代箱根そば」と比べて「ワンランク上の店」「旗艦店」と位置付けられていて、立ち食いそば屋にしては昔からちょっと値段が高め。
 
 またしばらく来ないうちに外観も内装も多少リニューアルされたようで、店奥にはいつの間にか椅子席が出来ていました。
 
 往訪したのはちょうど昼飯時で次から次へと客がやってくるので、店もそれに応じるがごとくあっという間に出てきます。

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 「外皮入りの粗挽き粉を配合した蕎麦、出汁感を高めたつゆ」というのが店のウリ文句。つゆは首都圏の蕎麦にしては甘めで全然しょっぱくなく、何より醤油臭くないのがお気に入り。一方麺は今となっては可もなく不可もなしといったところですが、やっぱ昔のよくある立ち食いそば屋の麺よりは蕎麦っぽいのは一目瞭然。

 かき揚げはタマネギ主体で小海老も少々。ころもだらけもなく、脂で胃が重たくもならない、立ち食いそばのかき揚げにしては相変わらずよくできています。他にほうれん草と刻みネギ。

 さすがワンランク上の立ち食いそば屋。お値段だけの価値は十分!!

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2023.07.05

えんや@王子 ~  塩らーめん

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 王子駅の北側改札口から西側へ出てすぐ。線路沿いに並ぶ飲食店街の中にあります。ほぼ半年年ぶりに往訪。先客4、後客1。
 
 前回は冬期恒例となっているらしい「味噌らーめん」を注文したので、今回はこの店のウリである「塩らーめん(850円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に麻辣塩らーめん、柚子塩らーめん、醤油、塩つけ麺、塩まぜそば、黒ゴマ担々麺など。
 
 店内は厨房に沿って縦長カウンター4席と壁沿いにカウンター2席。入り口側に4人掛けのテーブルが1卓。卓上にはホワイトペッパーと七味のみ。

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 底が極端に窄まった円錐状の丼で登場。

 スープは煮干しと鶏を合わせたそうですが、鶏が卓越している感じ。そしてあっさり、すっきりタイプ。出汁はしっかり出ていますし、表面の脂も控えめ。塩ダレも妙な自己主張がありません。これといって際立った特徴はありませんが、非常にバランスが良く、最後まで楽しめました。

 麺は細めのストレート麺。つるつるした食感で啜り心地良く、また細めの割には案外噛み応えもしっかり。スープの絡み、相性は至って良好。

 茎ワカメは共に歯応えが楽しめるタイプ。ちょっとごま油の香りがするのは茎わかめに和えているのかな?小さめのチャーシューは柔らか目ながらも意外に弾力性があって、これまた面白い。昔は細切りメンマが乗っていましたが、いつの間にか岩海苔に変わっていました。

 メニューが多彩なのであれこれ試してみます。

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2023.07.04

長崎ちゃんめん 小郡黄金店@新山口 ~ 長崎ちゃんめん+小チャーハン

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 山口県を中心に広島や岡山でも店舗展開している「長崎ちゃんめん」。田舎のチェーン店なので車がないと行きづらい店が多いのですが、その中で珍しく駅近の小郡黄金店を往訪。山陽新幹線新山口駅新幹線口から東横インのある通りを歩くこと7分くらい。赤いとんがり屋根が目印ってリンガーハットのパチモン臭をプンプンに漂わせていますが、両者は何の関係もないそうです。

 券売機はなく、しかも前払いという結構一見さんには厳しいシステムで、会計前のメニューをじっと睨んで長崎ちゃんめんに小チャーハンが付いた「Bセット(924円)」を注文。「長崎ちゃんめん」単品だと583円。
 
 スープは定番がとんこつ味ですが、濃厚豚骨・味噌味・辛味噌味も選べます(但し追加料金発生)。また長崎ちゃんめん各種専門店ではなく、「麺れすとらん」と称しているだけのことはあって、皿うどんや五目冷麺も用意。

 小郡黄金店は郊外店らしくボックス席主体の大箱店で、カウンターは4席程度。卓上には白ごま、ホワイトペッパー、ソース、醤油、酢、辛味タレ。

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 ビジュアルはもうちゃんぽんそのまんま! 豚骨ベースとされるスープは、濃厚でしょっぱいとすら思えるリンガーハットのスープに慣れるとかなりあっさり目。正直心持ち物足りない気もしますが、これはこれで悪くありません。

 スープはともかく決定的に違うのが麺。黄色味がかった中太ストレートタイプですが、明らかにちゃんぽん麺ではなくかなり中華麺寄りでつるつるした口当たり、若干もっちりした食感が特徴的。

 具はもやし、キャベツ主体にいか、さつま揚げ、かまぼこ、きくらげ、コーン、さやえんどう、わずかに豚肉も。

 「長崎ちゃんめん」自ら「ラーメンとちゃんぽんの合いの子商品」と言っているのもなんとなく納得。でもその中途半端さが仇となってか、個人的な好みとしてはリンガーハットには遠くおよばないかな? でもコスパでリンガーハットを凌駕している辺りは侮れません。

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【祝】安部裕葵選手 FCバルセロナ アトレティックより完全移籍加入

 昨日(7/3)、安部裕葵選手のFCバルセロナ アトレティックからの完全移籍加入が公表されました。土田SDないし西野TDが海外にいる日本人選手の獲得も検討している話をしていましたが、安部の獲得に至ったのが少々意表を突かれました。なお2022-23シーズンにFCバルセロナBからFCバルセロナ アトレティックへ名称が変わったようです。
 
 安部の移籍話が明るみに出たのは6/29の日刊スポーツから。日刊スポーツは機関紙スポニチや報知と違って最近は特段浦和関連のニュースには特に強みを持っていなかっただけに意外でした。

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 安部は瀬戸内高から2017年に鹿島に加入。プロ1年目からリーグ戦13試合、2年目は22試合に出場し、3年目には背番号10を託されるほど期待されたようですが、同年夏にバルセロナへ移籍。4年契約で移籍金は110万ユーロと伝えらえています。
 
 安部は当面バルセロナBで活躍するものと目されましたが、20年2月に右足大腿二頭筋の腱断裂の手術を受けるなど度重なるけがで離脱を繰り返し、2021-22、2022-23シーズンは選手登録もされないまま今夏に契約満了を迎えたので、移籍金は全く発生しません。
 
 要するに鹿島に高卒で2年半在籍して将来を大いに嘱望されたものの本格化する前に海外へ移籍。しかし怪我を繰り返して活躍できないどころか2年間も試合に出ていない選手、ポテンシャルは高いかもしれないが目下実績皆無で長期故障明け(?)の選手を取るというかなりリスキーな選択を浦和はした模様です。まぁ移籍金ゼロなので正直「当たればラッキー」という話なのでしょうが。
 
 海外チームに在籍していて大怪我明けの選手を浦和が取った例としては長澤を思い出しますが、長澤は獲得直後に千葉へレンタルに出すという異例のコースを辿る羽目に。誰がどう見てもリハビリ代わり、試運転代わりのレンタルでしたが、長澤は幸い千葉でそれなりに活躍して浦和に帰還し、「ACL男」として活躍しました。でも安部には同様のレンタル話はないようです。
 
 とはいえ、とにかく点が取れないしょぼい、しょぼすぎる2列目のテコ入れという着眼点は間違っていません。浦和の公式発表では「TOP OF TOPのスキルを備えた攻撃的ミッドフィールダー。ボックス付近でのクオリティーの高いプレーで、得点とアシストに関わり、攻撃の起点になれる選手。」とあり、日刊の話では「2列目のサイドが主戦場で、キレのあるドリブルを武器にして相手守備を切り裂く」とあり、鹿島サポに夢を見させたような活躍ぶりが浦和で再現できるのであれば何も言うことはありません。

 またもともと東京都北区出身で鹿島には2年半しか在籍しておらず、さらにバルサの水で顔を良く洗ったせいか「全く鹿島顔ではない」のも好印象。何かとめんどくさいチームですが、よろしくお願いします。

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2023.07.03

松崎 快選手 ベガルタ仙台へ期限付き移籍

 本日(7/3)、松崎 快選手のベガルタ仙台への期限付き移籍が公表されました。
 
 この移籍話は前日(7/2)にスポニチ・報知の両機関紙から報じられており、本日その話を追認した格好です。
 
 松崎は2021年末水戸ホーリーホックからの完全移籍加入で、今年が浦和2年目。水戸では加入初年に33試合も出場しており、2年目は41試合(うち先発31)と鉄板の主力扱い。左利きのドリブラーですが水戸での主戦場は右SH。今季水戸で8ゴールを挙げており、キレのあるドリブルとカットインを武器に利き足の左でシュートをネットに突き刺すようなプレーが得意で、福岡へ移籍した田中達也の代わりに採ったものと目されました。
 
 実際加入初年の開幕当初はリーグ戦で3試合もスタメンで起用され、リーグ戦初スタメンだったホーム神戸戦ではいきなり点を取っていた(=だがそれがここまで最初で最後の得点に)ので、リカもそれなりに期待していたものと思われます。

Matuzaki
 
 しかしポジションが完全に被るモーベルグの加入と左右両SHが出来る大久保の成長により松崎は一転してベンチ入りも難しい立場になってしまいました。しかもアウェー名古屋戦やホーム福岡戦(リーグ最終戦)といった久しぶりにスタメンで出た場面でも全く良いところがなく、共に前半だけでお役御免。リーグ戦は結局11試合わずか369分の出場に留まりました。
 
 監督がスコルジャに代わった2年目は同ポジションのライバルモーベルグが不振に喘ぐ反面、大久保が一段と成長して完全に右SHのレギュラーを確保したため、リーグ戦での出番は僅少に。
 
 それでもACLではモーベルグが今の出来では外国人枠3名の中に入れない可能性が高く、サイドアタッカーの頭数が足りないことからスコルジャも松崎に一縷の臨むを託していたように伺えましたが、リーグ開幕戦のFC東京戦では途中投入で34分も時間をもらいながら迷走に次ぐ迷走に終始。
 
 そして第7節運命のアウェー名古屋戦、最後の最後で激走する大久保が中へ折り返し、どフリーでボックス内に突入した松崎に繋がったものの、松崎はトラップが流れてシュートに持ち込めず・・・この失態でスコルジャの松崎への期待は完全に断ち切られ、不足するサイドアタッカー要員はなんとユースの早川を抜擢することに。松崎は早川の後塵を拝してベンチ入りの機会すらなくなりました。

 リカとスコルジャ、タイプは違うのにどちらからも評価されなかったとなると、監督による向き不向きの問題ではなく単に「J1のレベルに達していなかった」ということになりましょうか。J2仙台に活躍の場を求めて移籍するのはすこぶる妥当だと思います。

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鰊みがき弁当@函館・みかど(東京駅構内「駅弁屋 祭」にて購入)

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 東京駅「祭」で函館の駅弁「鰊みがき弁当」を購入。北海道ってどうしても観光となると現地での飲み食いが最優先になりがちで、駅弁を食べる機会ってあまりありません。しかも函館となると市内やその周辺で観光が完結してしまい、そこから道央へ足を伸ばすこともほとんどない(もちろん新幹線で本州へ戻ることもない)ので、函館の駅弁を食べる機会はなかなかありません。

 「鰊みがき弁当」は鰊甘露煮と味付け数の子を白米の上にゴロゴロ乗せただけ(ある意味親子丼)の割とシンプルな駅弁。弁当のサイズを小さめに抑えたせいか、値段は1000円と今時の駅弁にしては安め。でも白米は弁当箱一杯にぎっしり詰まっているので、量が少ない感じは受けず、コスパは抜群!!

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 鰊甘露煮はいかにも駅弁向けなかなり濃い味付けで、しかも脂がのっていてちょっと重めの味わい。一方味付け数の子はおせちに出てくるものほど塩気はきつくないので、ご飯のおかずの仕事はもっぱら鰊甘露煮に任せ、数の子や副食の茎わかめ醤油煮や大根味噌漬けはほぼビールのアテに転用。

 なお製造者はJR北海道フレッシュキヨスクとなっていて、その後に「函館みかど」とカッコ書きされているのが気になりましたが、函館で駅弁を扱っていた「みかど」は2012年に廃業し、函館駅駅弁販売店をジェイ・アールはこだて開発(現、北海道フレッシュキヨスク)に営業権を譲渡。よってブランド名だけ生き残っているのかな?

 ニシンやカズノコのボリュームの割には安く、コストパフォーマンスに優れた名品だと思いましたが、スペック表をよく見ると「食塩使用量12.7g」とあって一瞬眩暈が・・・もう見なかったことにします(つД`)

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2023.07.02

3種野菜の鶏むね肉巻かつ定食@松のや

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 「松のや」が2023年6月28日より期間限定販売中の「3種野菜の鶏むね肉巻かつ定食(890円)」を試食。
 
 「3種野菜の鶏むね肉巻きかつ」は1年の月日を経て開発したもので、2021年7月に発売した「ナスパラ」以来の野菜フライで、「おくら・かぼちゃ・トマトの3種の野菜を鶏むね肉で巻き、彩り鮮やかにサクッと揚げました」とのこと。

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 松のやが野菜フライにチャレンジするのは大いに結構で、やたら重たい方向へ走りがちな「かつや」では出来ないというか思いもつかないと思いますが、残念ながら食材のチョイスに無理がありすぎ。
 
 前回の「ナスパラ」はたぶんナスとアスパラだと思いますが、かぼちゃはそれらと同様に天ぷらの食材として頻出する野菜なので肉巻きにしてフライにしても全く違和感なし。おくらもそのネバネバはともかく、味自体は淡白なので肉巻きにしても鶏肉の旨味を上手く引き出しているような気もして、これはこれでアリ。
 
 でもトマトだけはないわーーー。絶対にない。酸味の自己主張が強すぎつ上に、肉巻きにすると鶏肉と喧嘩しているだけかと。なんかビジュアル重視でかぼちゃの「黄」、おくらの「緑」に対して、「赤」のトマトが採用されただけではないか?という疑惑が沸々と・・・こんなのに1年も費やしたのか、本当に???
 
 また期間限定商品なのでスケールメリットが出ない上に肉巻きに手間がかかるせいか、ボリュームの割には高いという難点も。
 
 意欲的な試作品だとは思いますが、個人的には正直失敗作という評価です。その前に店舗限定で出していた「ロースかつ&ラムかつ定食」に続く失敗の連続・・・うーん、どうした、松のや???

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【DAZN観戦記】23年第19節:鳥栖 1-2 浦和 ~ 日程面の不利を的確な選手交代で凌いで逆転勝ち!!

 ただでさえアウェー鳥栖戦は苦手なのに、鳥栖は週央に試合がない反面浦和は中2日と日程面でのハンデが大きい一戦でしたが、的確なローテーション&選手交代で見事に凌ぎきっての逆転勝ちはお見事でした!!

《スタメン》

 浦和は前節湘南戦から中2日なのに対し鳥栖は週央に試合なし。アウェー鳥栖戦ははただでさえ苦手なのにコンディション面での大きな不利を抱えた試合となりました。ちなみに今年はホーム鳥栖戦もACL決勝の直後というあんまりな日程に苦しめられて敗戦。
  
 そんな中で浦和のスタメンは前節湘南戦から関根→髙橋、興梠→カンテと2名入れ替えのみ。大ベテランの興梠は中2日での連闘は難しく、関根は湘南戦でほぼ90分使ったため、この両名を入れ替えたものと目されます。
 
 湘南戦を負傷欠場した荻原がベンチに戻って来た(=金曜日に大原にいることが公開されていたのでサプライズ感ゼロ)ので馬渡がベンチ外に。
 
 鳥栖は右SB原田→福田の入れ替えのみ。原田は前節湘南戦で脳震盪のため60分で退いたそうです。

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《試合展開》

 浦和の試合の入りは悪くはなく、しかも試合開始早々伊藤がいきなりミドルシュートを放って、前節湘南戦に続いて「シュート撃て撃て」指令を忠実に実行したように思われましたが、先制したのは鳥栖。

 6分カンテの横パスをカットされたのを契機にカウンターを食らって浦和右サイドを崩されそうになったピンチこそ折り返しをショルツがカットして事なきを得ましたが、その直後の7分左サイドに人数をかけた鳥栖の攻撃が嵌まり、堀米→手塚ダイレクトクロス→長沼ヘッドでいきなり鳥栖先制。
 
 非常に勝率の悪いアウェー鳥栖戦で早々と先制点を取られたのには正直がっかりしましたが、11分敵陣で相手のスローインを奪ったところから浦和が反撃。岩尾→大久保→伊藤のパス回しで右サイドから伊藤が裏抜けに成功。伊藤がグラウンダーのクロス→ニアに走り込んだカンテがトラップ一発で相手DFを剥がし、角度のないところからGKのニアをぶち抜く妙技を見せてたちまち同点に追いついて、暗雲を振り払ってくれました。あそこから点を取ってくれてこそ前目の外国人FWを補強した甲斐があったといえましょう。
 
 鳥栖はGKパクを使って相手の前プレを交わすのが巧いせいか、浦和は前プレを控えて高めの守備ブロックを敷いて鳥栖の巧妙なパス回しの前に我慢する時間帯が長くはなりましたが、相手の攻勢を耐え凌ぐのはある意味浦和の得意技。鳥栖はただボールを保持しているだけでこれといった決定機は作れず。30分にバイタルエリアからの堀米シュートが枠内を襲ったものの、マリウスが前にいてシュートコースが制限されている上に、撃ってくるのが西川に判ってしまうようなシュートはディフレクトでもしない限り今の西川相手ではまず入りません。
 
 逆に浦和は耐えている時間帯が長いものの19分大久保FK→マリウスが飛び込んでGKと交錯→こぼれ玉を髙橋が詰めるもDFがブロック。32分大久保右サイドからハイクロス→ファーで髙橋ヘッドも枠外。34分伊藤縦パス→右サイドから酒井クロス→逆サイドに大畑が飛び込むも宇宙開発事業団(というか酒井がそもそもオフサイド)と鳥栖よりはゴールに近い形を量産していました。
 
 そして浦和の逆転ゴールは意外な形から。カンテが自陣ハーフライン手前でファウルを受けたところで岩尾が素早くリスタート。しかもGKパクが前に出ていることを確認した上でロングシュートを試みるという誰もが予想しえない格好でリスタートし、パクはバックしながら触るのがボールに精一杯。弾き切れずに岩尾のロングシュートが見事に決まりました。
  
 逆転された鳥栖はその後もボールを握っている時間が長いだけで浦和の最終ラインを崩しきれずにカウンターを食らいがちになり、浦和は45分右サイドから伊藤クロス→バイタルエリアでカンテシュートの決定機(枠外)。

 ゲームの主導権を握った浦和は56分カンテ→興梠、髙橋→関根と中2日の連闘を考慮して早めに2枚替え。しかもこの交代が非常に面白かったのは単に運動量を補充しただけなく、前半控え気味だった前プレを始めだしたこと。
 
 前プレを交わすのが巧い鳥栖の最終ライン&GKもこの浦和の出方の急変に戸惑ったのか、浦和の前プレにハマってしまう場面が続出し、59分鳥栖のスローインを高い位置で酒井がカットしたのを契機に興梠のポストプレー→関根が狙いすましたかのように巻いたシュートを放ったものの。ここはGKパクが好セーブ。
 
 しかし浦和の前プレは思いのほか効き目があって、鳥栖はボールを握ったところで前半とは一転してビルドアップに四苦八苦。もちろん浦和もお疲れで前プレは長続きせず、守備プロックを敷いて待ち構える時間帯も次第に長くなっていきましたが前半ほど押し込まれることはなくなりました。
 
 さらに浦和は70分に岩尾→早川、大畑→荻原とこれまた早めに代えて運動量を補充し、75分伊藤が自陣でのパスカットから独力かつ強引にボックス内突入&角度のないところからシュート、77分大久保→酒井がオーバーラップして折り返しもCB山崎がなんとかブロック、77分早川CK→関根ヘッドもわずかに枠外と追加点こそ取れないものの良い形を量産。
  
 一方鳥栖の選手交代は何の効果もなく、最後に投入された藤田のロングスローに一縷の望みを託すも86分藤田→長沼がニアでフリック→富樫ヘッドが惜しかったくらい。それ以外はハイクロス攻撃も含めて浦和両CB+酒井に淡々と弾き返されてそのまま試合終了。

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《総評》

 繰り返しになりますが、ただでさえ苦手のアウェー鳥栖戦なのに、日程面で大きな不利を抱えての一戦。引き分けでも御の字と言いたいところですが、上位陣がなかなか負けないので中下位チーム相手に取りこぼす訳にはいかないという非常に難しい試合でした。

 梅雨に入って蒸し暑い中で、中3日&中2日で続く3連戦。最初の川崎戦で明本&荻原が負傷するというアクシデントもありながら、スコルジャは現有戦力で「使い物になる」と判断した選手を厳選し、その中でローテーションしながらこの3連戦を2勝1分で乗り切りました。
 
 この試合は先制されたものの、その後鳥栖に決定機らしい決定機はなく、後半の鳥栖はほぼノーチャンス。決勝点こそ意外な形でしたが、試合を通じて決定機の数は浦和のほうが明らかに多く、決定機の数の差をそのまんま反映したようなスコアで浦和の完勝といって差し支えないでしょう。DAZNの記録では鳥栖はシュートを10本も放っていますが、ブロックされたものが多かったようで公式記録ではたった5本。また枠内は2本しかありませんでした。
 
 「浦和の得点が少ないのは決定力不足ではなく、それ以前にロクに決定機すら作れていないこと」と評された時期もありましたが、湘南戦を契機にその難点は解消されつつあるのは明白。スコルジャが試合後「練習では相手の背後に抜けることと、そこにタイミングを合わせることを強調して行ってきました」と語るような練習の形そのまんまな決定機が随分増えてきました。得点に繋がりませんでしたが、77分の酒井の裏抜けがその典型かと。

 また湘南戦から始まったスコルジャの「シュート撃て撃て」指令は単にシュート意識を引き上げただけでなく、ゴールを狙えるかどうか絶えず相手の隙を伺うという意味での「ゴールへの意識」を引き上げたのかもしれません。38分岩尾のロングシュートがその典型でしょう。
 
 もっとも岩尾の弁によれば、これは「GKが積極的にビルドアップに参加するチームで背後の処理も含めて非常に高い位置を取るような場合は、セカンドボールかリスタートのところでシュートを狙え」とのミレッGKコーチのアドバイスを実行したものに過ぎず、川崎戦の関根のゴールも同じとのこと。いやはや、GKだけでなくフィールドプレーヤーまで成長させるとは、ミレッGKコーチ恐るべし!!
 
 またこの試合で面白かったのはスコルジャは選手交代と同時にあからさまにギアチェンジしたこと。試合後の会見では「30分を過ぎたころからはあまり効果的なハイプレスをかけることができなくなってしまい、ミドルゾーンでセットすることが多くなりました。」「後半は体力のことも考え、常にハイプレスをするのではなく、行けるときにハイプレスをかけるように変えました。」と前半のほうがハイプレスをかけていた時間が長かったような話をしていますが、どう見てもハイプレスが効果的だったのは興梠&関根投入の直後だったかと。

 一方鳥栖は先制点の場面のようにサイドに人数をかけでフリーでクロスを上げる選手を作るのは上手いもののただそれだけ。クロスの精度が往々にして残念な上に、そもそもサイドからのクロス攻撃はショルツ&マリウスを擁する浦和相手には通用しづらいという問題があって、結局のところ先制点の場面以外これといった決定機は作れないまま試合を終えたように見受けられました。また自陣でのスローインを奪われて2度決定機を作られた辺りはちょっと根が深い問題かも。
 
 さらに鳥栖の選手のコメントを読むと「もっと横に揺さぶったり、遠めから打っていくことも少しずつ出していかないとブロックを作る相手を動かせない。もう少し工夫が必要かなと思います」という話に集約されるように相手が「ボールを持たせる系」「しっかり守備ブロックを敷いてくる系」というのはあんまり得意じゃないみたいで。「あそこまでブロックを組まれるというのはここ数試合なかった」と語っているところを見ると、まさか浦和がその系とは思わなかったのかもしれませんが、なんせ浦和は中2日だから「守り勝つ」やり方を選択するのは不思議でも何でもないかと・・・というか、今の浦和の強みはそれなんで・・・

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《選手評等》

・「シュート撃て撃て指令」は伊藤にはちょっと効きすぎたかもしれんな(苦笑) でもスコルジャはあえて咎めることもしないでしょう。75分の激走が祟ってか、85分に足を攣って全く動けなくなってやむなく交代。まことにお疲れ様でした。

・鳥栖の先制点で長沼に前に入られてしまった大畑の対応は非常に残念。これではACL決勝ではアウェーの最初のピンチでやらかして以降はアルヒラルの攻撃を見事に封じた明本と比べると大畑は守備に大きな課題を抱えていると言わざるを得ません。湘南戦の活躍を見るとベンチ入りくらいの立場は確保できそうですが、明本が戻って来た際のスタメン確保はちょっと難しそう。

・それでも辛うじてベンチには入っていた結果、明本&荻原の故障を受けてスタメン出場機会を得た大畑はまだマシなほうで、この3連戦でベンチにも入れなかった選手は非常に厳しい立場に立たされました。「夏の移籍ウインドウが開くまでこの3連戦で少なくともベンチ入りした選手だけで回す」というスコルジャの腹積もりは明確で、ウィンドウが開くと当時に選手の入れ替えが始まると目されます。

・西川のゴールキックが直接タッチを割りまくったのは何だったのか?でも肝心の守備はこの試合も実に安定していて信頼感マシマシでした。

・前半「鳥栖のボールはゴールラインを割っていたんじゃねえのか!!!」とショルツを筆頭に主審に猛抗議していましたが、とにかくJリーグの審判団はクソなんだから、プレーは切れてないのに抗議しつづけるのはどうかと???川崎戦でも今村主審のハンド見逃しを巡ってプレーが切れてないのに抗議する場面がありましたが、その隙を突かれて失点なんてしたらそれこそ目も当てられてない話に。

・アウェーで鳥栖に勝ったのは超久しぶり!!と思ったらそんなことはなくて、2020年第21節でマルティノス激走→汰木詰めるで勝ってました。ただコロナ禍のため、生観戦している赤者が非常に少ないだけで。

・DAZNの実況・解説は「鳥栖がボールを握っている時間帯が長い=鳥栖優勢」という非常に素朴な考え方をしているみたいでしたが、浦和のほうが決定機が多いのをどう思っているのなぁぁ??? 鳥栖寄りなのは構わないのですが、論拠が謎過ぎました。

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-----カンテ------
髙橋---安居--大久保
---岩尾--伊藤---
大畑-マリウス--ショルツ-酒井
-----西川-----

(得点)
11分 カンテ
38分 岩尾

(交代)
56分 カンテ→興梠
56分 髙橋→関根
70分 岩尾→早川(早川トップ下、安居がCHへ)
70分 大畑→荻原
85分 伊藤→平野(足を攣ったため)

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-----小野-----
岩崎---堀米---長沼
---手塚--河原---
菊地-山崎--ファン--原田
-----パク-----

(得点)
7分 長沼

(交代)
65分 小野→富樫
73分 岩崎→楢原
73分 福田→樺山
81分 堀米→河田
81分 手塚→藤田

※写真は試合とは全く関係ありません。

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2023.07.01

麺浪漫@千石 ~ (背脂豚骨醤油)らーめん

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 都営地下鉄千石駅を出て、白山通りを北へ。先客2、後客5。全店閉店した「千石自慢ラーメン」の流れを汲む店で、女将さんとの話を聞いていると早い時間帯から来ている客の大半は「千石自慢」以来の古参が多い感じでした。個人的には「千石自慢」に行ったのはほぼ3年前の西巣鴨店が最後。
 
 店内の券売機ボタンを見て基本の「らーめん(880円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 メニューは「らーめん」一本で、あとはトッピングでバリエーションをつけているだけ。
 
 店内はL字型カウンター10席のみ。卓上にはブラックペッパー、酢、醤油たれ、おろしニンニク。辛味は有料(100円)。

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 「千石自慢ラーメン」の流れを汲むとされるだけあって、当然ながらスープは豚骨醤油味。ただ「千石自慢」と決定的に違うのは背脂を平ざるで振りかけるスタイルではなく、お玉で注ぎこむスタイルのためルックスが非常に綺麗。また西巣鴨店で食べた際は残念ながらかなりしょっぱく、ご飯がないと食べづらかったのですが、味の濃さ加減もすっかり大人しくなって豚骨の旨味がしっかり感じられる範囲内。
 
 麺は中太緩い縮れ入りで、デフォルトでもやや硬め。この辺は「千石自慢」と変わらず。

 チャーシューは小さめなのが残念ですが、濃い目に煮込まれていてまずまず。他にメンマ、刻みねぎ。以前は茹でもやしが乗っていたはずですが、別料金になっちゃったみたいで・・・
 
 らーめん自体は概して「千石自慢」時代よりお上品になり、かつ美味くなったと思いました。でも3年間で700円→880円と大きく値上がりした上に、具は明かにしょぼくなり、しかもランチタイムの「麺大盛かご飯一杯無料サービス」もなくなってしまいました。
 
 この手のラーメンって「安くてそこそこ美味くて腹一杯になる」という意味でのコスパが悪くなるとちょっとしんどいんじゃないかと。

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