秋の海鮮フライ定食@かつや
「かつや」が2023年9月15日から60万食限定で発売中の「秋の海鮮フライ定食(979円)」を試食。秋になると外食チェーン店各社で「カキ」をメインに据えた定食類が続々と発売されますが、「かつや」がその先頭を切った感じ。
「秋の海鮮フライ定食」は「秋の海鮮を代表する『広島県産 牡蠣フライ』をはじめ、海老フライとイカフライを一皿に盛り合わせたもの」で、「海鮮フライが纏うパン粉は、サクサクの食感を生み出すために『かつや』専用のパンを焼き、理想の『剣立ち』と最適な食感、色、風味とサクサク感を実現する生パン粉を使用」というのがウリのようです。
かつやは昨年も「秋の海鮮フライ定食」を出していますが、昨年は「牡蠣フライ2個と海老フライ2本の合い盛り」。今回はイカフライが付いた代わりに税込みで200円以上値上がりし、かつやでの昼飯にとしてはやや目に痛い金額に。
かつやの合い盛りといえば、なんか「頭がおかしい」と言われても仕方がない、ひたすらボリューム重視で相性の良さなんてまるで考えてないような組み合わせが少なくないのですが、「秋の海鮮フライ定食」は非常に穏当なというか、滅茶苦茶常識的な組み合わせで全くかつやらしくなく、どちらかといえば「松のや」で出てきそうな組み合わせです。
しかも得体が知れない、味だけがやたら濃いソースをぶっかける訳でもなく、添えてあるのはタルタルソースという、これまた極めて常識的なもの。なんか破天荒というか、もはや人知では計り知れない何かでしかないゴールドシップみたいなキャラから、優等生のダイワスカーレットみたいなキャラへ急変したような感じすらします(意味不明)。
もっともこうなるとハズレようがありません。ぱっと見で判るように海老はかなり大きめ。またカキも外食チェーン店で出てくるものとしては割と大きめ、かつそれなりにジューシーで十分満足できるもの。イカを加えただけあってボリュームも十分すぎるくらい。
あえて難をいえばタルタルソースの量が少ないこと。カキ→海老→カキ→海老の順に食べ進んで、最後に下にゴロンと横たわっているイカを食べる頃にはすっかりタルタルはなくなってしまいました。卓上のソースでイカフライはないなぁと思って、ダメ元で醤油を頼んでみたらなんと店奥から醤油が出てきました!!
イカフライは要らんから値段を抑えてほしかったのが正直なところですが、それでもかつやにしては非常に真っ当な盛り合わせで大満足。
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