【短感】23-24年WEリーグカップGS 第3節:仙台L 0-3 浦和L
・前節相模原戦からGK伊能→福田、CB髙橋→長嶋、左SH佐々木→安藤、右SH島田→清家と4名入れ替え。スタメンには純然たるテスト起用っぽい選手はおらず、同ポジションでの競争を促しながら選手層に厚みを加える監督の意図が色濃くにじみ出ています。今季はAFC Women’s Club Championship 2023への参加が決まった関係で厳しい日程で試合をこなすことが求められている関係もありましょう。
・左足関節内遊離体の手術で北海道キャンプには帯同できなかった塩越が「復帰まで約6週間」と公表されていたにも関わらず予想外に早く戻って来てベンチ入り。丹野が開幕戦以来のベンチ入りとなった一方、GK鈴木、右SB西村、CH角田がベンチ外に。
・先制点は左サイドから水谷が中へ横パス→菅澤スルー→猶本が左へ展開→安藤どフリーでクロス→菅澤がCBの前でちょこんと合わせたもの。もう練習通りとしか言いようがない見事が連携、見事な崩しでした。
・序盤から劣勢を強いられた上にラフプレーを連発していた仙台は37分に隅田が2枚目のイエローというか一発レッドでもおかしくはない悪質なファウルで退場。仙台はまだ2試合しか消化していないのに早くもレギュラーCBがイエロー累積で出場停止を食らっており、ファウルで相手を止めるのが体質になっちゃったようで甚だ残念。
・とはいえ数的優位に立った浦和が仙台をボコボコにし出したのは後半に入ってから。51分遠藤の縦パスを受けた猶本クロス→中で菅澤がCBを引き連れて、ファーでどフリーの安藤が角度がやや厳しいところからきっちり合わせてゴール!
・60分には栗島のロングフィードを受けた清家が単騎右サイドを激走してそのままボックス内に突入するもシュートはGK松本がセーブ。うーん、清家の決定力は未だ安藤に遠く及ばない・・・
・とはいえ、数的優位で2点差となると事実上勝負ありなので、楠瀬監督は61分に遠藤→髙橋、菅澤→島田、栗島→塩越の3枚替えを敢行。塩越は故障明けの試運転の意味合い強めでしょうが、それ以外はやはり純然たるテスト起用っぽい交代ではなく、同ポジションでの競争を促す交代。
・66分にはカウンターが炸裂。伊藤が深い位置から縦パス→最前線で島田が収めて、その横をどフリーで激走する猶本へ。猶本は苦手の一対一を制し、松本の股を抜いて3点目。
・75分になってようやく長嶋→丹野という純然たるテストっぽい交代がなされ、周囲もなんとか丹野に見せ場を作ってやろうとする配慮が見え隠れしましたが、残念ながら丹野はプレーに積極性を欠いて良いところなし。これなら昨季のほうがマシだった気が・・・
・87分にカウンターから島田に決定機がありましたがシュートはGK正面を突き、試合終了間際にはバイタルエリアからミドルシュートを放つもバーを直撃して追加点ならず。
・浦和のピンチは退場者が出る前の時間帯で、自陣でボールを失ってCFパウラに強引なミドルシュートを撃たれた場面くらい。それもGK福田がわずかに触って難を逃れました。
・昨季はぶっちぎりの成績で優勝したのに、さらに高橋の復帰&伊藤の加入で一段と選手層が厚くなっているのが良く判る試合内容だったのは嬉しい反面、清家の出来が好調時から程遠いのが気になりました。
-----菅澤-----
安藤---猶本---清家
---伊藤--栗島---
水谷-長嶋--石川-遠藤
-----福田-----
(得点)
16分 菅澤
51分 安藤
66分 猶本
(交代)
61分 遠藤→髙橋(髙橋が右CB、石川左CB、長嶋右SBへ)
61分 菅澤→島田(島田&清家の2トップに。猶本右SHへ)
61分 栗島→塩越
68分 水谷→佐々木
75分 長嶋→丹野(丹野左SH、安藤右SH、猶本CH、伊藤右SBへ)
※写真は試合とは全く関係ありません
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