川口家@川口 ~ 正油ラーメン
川口駅東口から産業道路を北へ。幸小学校西交差点の先。ほぼ1年ぶりの往訪。先客5、後客ゾロゾロ。入店後ほどなく満席になり、退店時外待ち7。
店内の券売機で「ラーメン(780円)」を麺堅めで注文。前回より60円値上がり。ランチタイムは小ライスのサービス付き。なお前回往訪時まで券売機は店外にありましたが、この辺の治安を考えてとうとう店内に引っ込めたみたいで。
以前は口頭で醤油か塩かを聞いてくるのが特徴でしたが、その辺も券売機ボタンで分けたようで。メニューは他にみそ、つけめん、煮干中華、まぜそばなど。なお入荷不足で「脂多め」のオプションがなくなっていました。
店内は横長カウンター6席と、4人掛けテーブル席が2卓。卓上には刻み生姜、豆板醤、おろしニンニク、ラー油、酢、醤油、コショウ、白ごま。スタッフは作り手と接客係の2人だけでしたが、接客はこの手の店にしては丁寧なほう。配膳も高いカウンター越しではなく、ちゃんと席まで丼を運んできます。
スープは豚骨出汁、かえし共々心持ち弱めのライトな豚骨醤油。脂も適度に抑えられている上、豚骨の臭みとか、獣臭さみたいな家系にありがちな癖が少なく、それを物足りないと感じるか、食べやすいと感じるか意見が分かれるでしょう。「味濃いめ」を注文する客が多いのも頷けますが、個人的にはこれくらいがちょうどいい塩梅。途中でちょっと卓上のニンニクや豆板醤、白ごまを入れると最後まで飽きずに楽しめます。
麺はやや太目のストレートタイプで家系らしい短いもの。硬めを頼んだこともあってかなりの噛み応え。小ライスを付ければ量も十分。
チャーシューは小ぶりな代わりにそこそこ厚みあり。ややちょっと塩気強めの煮込み加減。他にうずら卵、ほうれん草、海苔三枚。
全くそそらない外観の家系ラーメン店で、しかも近くに人気店「武蔵家」があるにも関わらず驚くほど長続きしています。どちらかと言えば「武蔵家」はハードパンチャーな家系なのに対しこちらはマイルド系なので、客層が全然被らないのが長続きしている原因かも。
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