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2023.09.07

【TV観戦記】23年ル杯準々決勝第1戦:G大阪 浦和 ~ゴラッソ頼みの○サッカー(苦笑)

 勝った気は全くしないが、終わってみれば勝っている。典型的な浦和の試合でした。大幅駒落ちの浦和がほぼフルメンバーのG大阪に勝った点も評価できましょう。

《スタメン》

 浦和は直近のリーグ戦から小泉・岩尾・明本・マリウス以外の7名を入れ替え。伊藤がA代表、大畑がU-22代表招集に伴って不在な上に、新潟戦で故障した大久保やショルツはベンチ外。彩艶がいなくなったので早川をU-21枠に充当。テスト色が強いスタメン選考で、スコルジャはACLを睨んで選手層をちょっとでも厚くしておきたいのでしょう。
 
 新潟戦で勝ち点を取りこぼす主因となったシャルクにもう一度チャンスを与える辺りはいかにもスコルジャ流。一方ここでもベンチにすら入れないメンバーは非常に厳しい立場に。新加入のブックの試運転があるかも?と思ったのですが、試合に出られるコンディションではないのかなぁ・・・

 G大阪は直近のリーグ戦からクォン→佐藤、ラヴィ→石毛の2名入れ替えのみ。ラヴィはイスラエル代表招集で不在。さらに中野がU-22代表招集で不在。
 
 なお同じU-22代表招集組でも中野は「2002年1月1日以降生まれ」に当たるのでG大阪はこの試合でU-21出場義務は課されないが、大畑はそれに該当しない(2001年4月27日生まれ)なので浦和はU-21出場義務があるというややこしい関係にあるようです。
 
 また今大会から「アウェーゴール」がなくなったのも要注意事項。2006年ルヴァン杯で初めて適用されたアウェーゴールルールで負けたのは浦和です(つД`)

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《試合展開》

 試合開始早々前目で小泉がロングボールを収めてシャルクに展開し、シャルクがいきなりシュート(高尾がブロック)。5分には岩波ロングフィード→高尾が跳ね返したボールを拾ったシャルクがこれまたいきなりシュート(わずかに枠外)と新潟戦の汚名返上とばかりにやたら張り切るシャルク。
 
 9分には右サイドにいた安居からG大阪守備網の中で見事に浮いている小泉へパスが通り、どフリーで前を向いた小泉→シャルク→フリーでボックス内に荻原が突っ込む決定機を作りましたが、荻原のシュートは枠を大きく逸れていきました。
 
 上々の形で試合に入った浦和。直近のリーグ戦で徹底して前からハメにくる札幌にボロ負けしたG大阪に対して、久しぶりに汗かき役を全く厭わない髙橋をスタメン、しかも1トップに起用したことから浦和も前ハメを基本に守るものと思っていました。ところが、積極的に前ハメにいったのは立ち上がりだけで、15分くらいからはいったん高い位置に4-4-2の守備ブロックを敷いてから前に出る感じに。
 
 よって前半半ばからはG大阪が一方的にボールを支配する展開になりましたが、G大阪も思うように前進できず、浦和の守備ブロックの外側でボールを回しているだけ。
 
 それでもWG&SBのコンビネーションで浦和両SBの裏を盛んに狙っていたのは良く判り、31分についに決定機。右SB高尾がシャルクの裏へ抜け出してどフリーでクロス→ダワンのふんわりとしたヘッドがゴールマウスを襲いましたが、ゴールライン上で荻原がクリア。
 
 前半危なかったのはこの場面だけで、あとは「やられそうでやられない」いつもの浦和の塩試合に。ただ今の浦和が情けないのは守っているだけで全然カウンターを繰り出せないこと。9分の決定機以降の浦和の見せ場は28分安居のボール奪取から明本が右サイドで長い距離を走って独力でシュートに持って行った場面だけ。41分にはシャルクのパスカットで好機になりかかりましたが、浦和の守→攻の切り替えがあまりにも遅くてどうにもならず。
 
 試合が突如動いたのは後半開始早々。岩尾のロングフィードを右サイドで明本が頭で落とし、相手に奪われそうになったところで小泉&高橋がなんとか奪回。小泉のパスをアークやや手前で受けたシャルクの豪快なミドルシュートが決まって、何の脈絡もなく、何の前触れ、何の前兆すらなく浦和が先制。
 
 その後しばらくは浦和がボールを持つ時間帯もそれなりにあり、52分には荻原のクロス→シャルクヘッドの決定機を作りましたが、ここは東口が難なくセーブ。この時間帯のG大阪の反撃は59分左WGアラーノの横パスを受けたダワンがバイタルエリアからミドルシュートを放った場面くらい。それも枠を捉えきれず。
 
 ところが69分岩尾→柴戸、早川→関根、小泉→酒井の3枚替えを敢行した辺りから再びG大阪に一方的にボールを握られる展開に。この試合最大のピンチは途中投入の宇佐美が73分ジェバリへ縦パス→ジェバリの壁バスでボックス内へ突入したダワンがシュートを放った場面でしたが、それもわずかに枠外。
 
 浦和は76分髙橋→カンテ、シャルク→中島と早めに交代枠を使い切って防戦に努めるも、中島の運動量が少なすぎて反撃に出られず、まさに防戦一方。G大阪をシュートブロックしまくって耐えるだけに。反撃らしい反撃は90+1分岩波ロングフィード→最前線でカンテフリック→中島シュートで終わった場面くらい。
 
 試合終了間際にはボックス内でこぼれ玉を拾ったアラーノに決定機を許すもこれまた辛うじて岩波が身を挺してシュートコースを塞いで枠外に逃れて試合終了。

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《総評》

 スーペルゴラッソとかPKとかでなんとか先制して、後は徹底的に守り倒して勝つ。勝った気は全くしないが、終わってみれば勝っているという典型的な浦和の試合でした。エンタメ性に甚だ乏しい塩試合はだいたい浦和ペース。「あれだけでしたね」「やっている感じでは自分たちのペースでやれていました」というのはだいだい浦和の術中に嵌まって負けるチームの典型的な負け惜しみです。
 
 とはいえ、試合後スコルジャが「後半、引いて守る場面がありましたが、それは我々の狙いではありませんでした。しかし、かなり体力を消耗するタイプの試合でした。」と語るように、逃げ切り方はお粗末そのもの。全くと言っていいほどカウンターを繰り出せずに、ただただ守っているだけ。自陣に引き籠って相手のシュートなりクロスなりを弾き返しているだけというジリ貧モード。新潟戦と非常に似たような試合展開で、新潟には運があったけれどもG大阪にはなかった。ただそれだけだったと思います。
 
 途中投入の関根は甚だ挙動不審でサイドに穴を開けまくった挙句、見かねたスコルジャに明本と左右を入れ替えられる羽目に陥っていましたし、中島に至っては小破でもしたのかと思えるくらいに動けずじまい。仕方なく明本が中島の分まで激走していました。よくこれで守りきれたなぁ、というのが正直なところ。
 
 ただ試合後の会見によるとシャルクのゴールは全くの偶然ではなく、大原で練習していた形のバリエーションらしい。よって再現性のない、運頼みの一発という訳ではないのはちょっとした好材料。
 
 またG大阪がほぼフルメンバーだったのに対して、浦和は大幅駒落ち&アウェーで勝ったのは中3日&ホームで第2戦を迎えることを考えると十分評価に値しましょう。アウェーゴールルールがなくなったので、この1点の重みはだいぶ目減りしたかもしれませんが。なお明本はアウェーゴールルールがないことに試合当日に気づいたようです(苦笑)。

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《選手評等》

・汚名返上のチャンスを見事にものにしたシャルク。高い位置に4-4-2の守備ブロックを敷いているのにシャルクが突然飛び出してボールホルダーに突っ込んでゆくのには毎度クラクラさせられますが、今回はゴールで全てを有耶無耶に(苦笑)。「ゾーンディフェンスでの挙動が極めて怪しい点では関根もシャルクも似たようなものなので、一発があるシャルクのほうが関根よりマシかもしれんな」という話になんか説得力が出てきました。

・クロスへの反応など西川との差は否めない感じでしたが、それでも大過はなかった牲川。牲川って西川よりポジションがだいぶ前な気がしました。西川はボックス外に出てビルドアップを助けるのってあんまり見たことがないので。ただ前半ダワンにやられかった場面はポジショニング的にどうだったかな?

・67分カウンターに転じようとしたところで黒川に倒された明本。当然ながら激昂して「なんじゃこりゃ!!」と言わんばかりに黒川を睨みつけていましたが、ここで誰もが心配した「喉輪攻撃」を我慢したのがこの試合明本最大の見せ場。しかも一頻り恫喝を終えると、一転して黒川を包接して笑顔を見せるという硬軟の使い分け。もうそれって完全に北関東のDQNそのものやん・・・明本に恫喝された黒川は関西から出たことない子のようで、北関東の洗礼は怖かったやろうなw

・シャルクのゴールが決まった後になぜか傷んでいる小泉。どうも荻原の手が小泉を直撃したようですが、なんで荻原は小泉に平手打ちみたいなのを食わらせているのか、北関東が考えることはさっぱり判らない・・・小泉・大久保・中島の東京組とはイマイチ合わないのもなんとなく判るような・・・

・終盤必死に明本が激走して陣地を回復したのに、簡単にボールを捨てる安居には参りました。安居もだんだんなんで使われているのか判らんようになってきた気が・・・

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-----髙橋-----
シャルク---小泉---早川
---岩尾--安居---
荻原-マリウス--岩波-明本
-----牲川-----

(得点)
46分 シャルク

(交代)
69分 岩尾→柴戸
69分 早川→関根
69分 小泉→酒井(酒井右SB、明本左SH、シャルクトップ下へ)
76分 シャルク→中島
76分 髙橋→カンテ


アラーノ---ジェバリ--食野
--ダワン----石毛--
-----山本-----
黒川-佐藤--福岡-高尾
-----東口-----

(交代)
65分 石毛→宇佐美(宇佐美左WG、アラーノ左IH、ダワン右IHへ)
78分 食野→山見
90+1分 黒川→藤春
90+1分 ダワン→倉田

※写真は試合とは全く関係ありません。

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