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2023.10.31

まきの@天満 ~ まきの天ぷら定食

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 関西で多店舗展開している天ぷら定食屋「まきの」の天神橋四丁目店を5年半ぶりに再訪。カウンターに置いてある漬物&イカの塩辛食い放題、ご飯お替りし放題、そして揚げたての天ぷらが次々と登場って、どう考えても福岡の「ひらお」のパクリっぽい店ですが、クオリティーは「ひらお」と遜色なく、逆に「ひらお」と違って都心立地なので割と気に入っています。

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 試食したのは定番の「まきの天ぷら定食(1210円)」。最初に海老、いか、舞茸、あとからとり天、焼き芋天、きすが登場。以前は玉子天がついていましたが、いつの間にか別料金になっていました。

 「とり天」は下味がついてるので、そのままで頂けます。ややしょっぱく感じるくらい味が付いているので大分名物の「とり天」とは全くの別物。焼き芋は甘いのでご飯には合わずデザート代わり。ねっとりとした口当たりの今時なさつまいもでした。

 不思議なのは丸亀製麺などを手掛けているトリドールが展開している店にも関わらず、なぜか首都圏には武蔵小山店しかないこと。あのやたら油が重たい「てんや」を首都圏からとっとと駆逐してくれないか???と思うのですが、「まきの」はやたら人手がかかるのがネックなのかも。

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2023.10.30

濃厚つけから定食@からやま

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 「からやま」が2023年10月27日から期間限定発売中の「濃厚つけから定食(869円)」を試食。
 
 「鶏の旨味と魚介のパンチが効いた特製濃厚つけだれと、旨味をとじこめた出汁からあげを海苔と盛りつけました。そのまま食べるのはもちろん、つけだれにつけても、海苔で巻いてつけだれをかけても旨味が口いっぱいに広がり、何度も味の変化を楽しめる一品です。」というのがからやまのウリ文句。

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 からやまではフツーのからあげ定食にもタレが2種類付いてきますが、そのタレをつけ麺でよくある「鶏の旨味と魚介のパンチが効いた特製濃厚つけだれ」に変えて見たという、かなり安直な新商品。もちろんつけ汁ではなくつけだれなので水気はかなり少なくてとろみ強め。しかも魚粉のざらつきも強め。味もかなり濃いので正直浸けすぎ注意です。
 
 「旨味をとじこめた出汁からあげ」もフツーのからあげ定食とは唐揚げが違うのかな?つけだれとの相性は文句なし。

 よってこの新商品は大当たりに近いのですが、どうにも解せないのは海苔の存在。からやまでは「海苔で巻いてつけだれをかけて」食べることを想定しているようですが、その食べ方は味が濃すぎてアウトでしょう。無駄につけ麺を意識してあまり意味がない海苔をつけちゃったとしか思えないのですが・・・

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仁@川口 ~ 汁なし担々麺

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 川口駅東口・樹モール商店街内。約2年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客1。

 やたらメニューが多い店で、いつものは人気No.1の「濃厚担々麺」を注文していましたが、今回はまだ暑い時期ということもあって「汁なし担々麺(880円)」を注文。辛さは3辛or5辛の2段階が選べるので3辛で。なぜいきなり3辛なのか、なぜ4辛がないのかはよく判りません。半ライスサービス付き。券売機はなく、後払い。。

 店内は手前にカウンター6席。奥に4人掛けテーブル席が2卓。卓上には醤油、ラー油、酢、ブラック&ホワイトペッパー、そして鎮江香酢。昔は店内に強烈な豚骨臭が漂っていて難儀でしたが、来るたびにそれが薄れ、今はコロナ禍対策を兼ねてかドアを開け放って営業しているせいか、豚骨臭は全くしなくなりました。その代わりに熱風が微妙に吹き込んできます。冷房の効きがやや弱くて鬱。

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 予めタレと和えているせいか麺が黒々しています。麺の上に肉味噌&黒ゴマ。値上げ幅を抑えている代わりに肉味噌の量が少なくなったかも。全くインスタ映えしない超地味なルックス。タレは少な目で混ぜ混ぜすると底にほとんど残りません。小さめの生卵が付いてきますが、麺にぶっかけて辛さを一段とマイルドにしてもよし、浸けて食べても良しとのこと。これがこの店のユニークなところ。

 生卵効果もあいまって辛さは許容範囲内で痺れはあまり強くありません。黒ゴマのおかげか、若干甘いような気すらします。野菜は細もやしと刻みネギだけで少なめ。

 麺は浅草開化楼製の手もみ風の平打ちっぽいもの。やや硬めの、しっかりした歯応えが気に入りました。このままだと早々と飽きがきそうですが、半ライスの助けを借りて食べ進めば楽々完食。

 クオリティーはまずまずな上に、近隣の「雲林坊」より安いのが何より気に入っています。

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2023.10.29

天理スタミナラーメン@近鉄奈良 ~ スタミナラーメン

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 近鉄奈良駅西口の南側、「小西さくら通り」を南へ入ってすぐ。ほぼ5年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客4。奈良県を中心に近畿圏一円に店舗展開しているチェーンです。

 店内のタッチパネル式券売機は初期画面が「セットもの」でしたが、それには怯まずラーメン単品のタブから基本と思しき「スタミナラーメン(850円)」を注文。
 
 ラーメン類は他に「味噌スタミナ」「味噌」「夜鳴き」「醤油」など。

 店内は縦長カウンター6席と店奥に6人掛けテーブル1卓。2Fへ階段が通じていますが、2Fの様子は不明。卓上にはラー油、餃子のタレ、胡椒、酢。また頼めばニンニクや豆板醤を出してくれるようです。

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 白菜、豚肉、ニラ、ニンジンなどの炒め物が多めに乗って登場。豚骨ベースのスープは見た目通りのピリ辛仕上げで、野菜の旨味、甘みと相まって必要以上に辛すぎないのは気に入りました。ただ見た目と違ってとろみはありません。また背脂を加えているものの、具の大半が白菜のためか、あるいはニンニクをがっつり利かせているわけでもないせいか、「スタミナ」を冠する割にはこってり感は全く感じませんでした。スープの旨味にぐいぐいと引き込まれるような感じもせず。

 麺は細めのほぼストレートタイプ。やや堅めの仕上がりで、水気の少なそうなちょっとチープな食感。スープに合わせるとこんなものかもしれませんが・・・
 
 この感じだとニンニクや豆板醤を入れてナンボかもしれんなぁ、と思っていたら案の定後客(女性も!!)は途中からそれらを注文していました。やはりそれが正解だったか・・・
 
 日高屋が毎年冬季限定で販売する「チゲ味噌」に位置づけが似ているような気がしますが、残念ながら値段といい、クォリティーといい、日高屋チゲ味噌に完敗でしょう。昔話ですが「天スタ」が高田馬場に進出したものの、長持ちしなかったのは道理かと。
 

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【DAZN観戦記】23年第31節:鹿島 0-0 浦和 ~ はいはい、毎度お馴染みのスコアレスドローの巻

 ACL浦項戦の面子を落としてまで必勝を期したアウェー鹿島戦でしたが、結果は毎度お馴染みのスコアレスドロー。守備は堅くて相手にほとんど決定機を許していない一方、攻めても選手層が薄いのが祟ってあと一押しが足りないといういつもの光景が広がる中で、事実上リーグ戦優勝の目は潰えました。

《スタメン》

 ACL浦項戦から中3日の浦和はリンセン→カンテ、柴戸→岩尾、岩波→ショルツ、大畑→酒井とスタメン4名入れ替え。
 
 浦項戦はACLグループステージで最重要試合と目されたにも関わらず岩尾・酒井・ショルツはベンチスタートとして鹿島戦で向けて万全を期したのが丸わかりだったのでこの3名のスタメン復帰は自然ですが、浦項戦でベンチ外だったカンテがここでスタメンに復帰するのはポジティブサプライズでした。
 
 一方浦項戦で続々復帰した故障明け組で引き続きベンチ入りしたのは明本だけ。リンセン、大久保、中島がベンチ外なのが気がかりと思っていたら、試合中に伝えられたDAZNの情報によると大久保は直前にどこかしら傷めたとのこと。
 
 スコルジャは試合後「ACLの試合で大久保を使ってしまったことが、私のミスだったと思います」と語っているのと合わせると、浦項戦の試合後に「本日の試合の後、もしかしたら怪我人が増えるかもしれません。今のところ名前は挙げたくないのですが、このような厳しい状況にいます」と話していた選手はカンテでも酒井でもなく、大久保だったのか!!
 
 リーグ優勝の目は完全に潰えた鹿島は神戸戦から荒木→垣田、藤井→仲間とスタメン2名入れ替え。

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《試合展開》

 浦和の布陣はいつもの4-2-3-1ではなく、カンテ&髙橋の2トップ気味で安居右SH。スコルジャなりに考えての対鹿島仕様だったようですが、ビルドアップは上手く行かず、最初に良い攻撃の形を作ったのは鹿島。
 
 15分FW鈴木が前線でボールを収めて左SB安西クロス→ファーに右SB広瀬が飛び込むもシュートは枠外。これ以降鹿島がボールを握って浦和を自陣に押し込む時間帯が長くなり、25分には左サイドから安西クロス→FW垣田ヘッドの良い形を再び作ったものの、シュートは枠を捉えきれず。
 
 ロングボールを多用して早めに2トップにボールを預けて、サイドからのクロスに再度2トップが突っ込むのは鹿島の得意中の得意パターンですが、両CBが強力すぎる浦和戦に限って言えばそもそもFWが最初にボールを収めるのが容易ではない上に、サイドからのクロスは往々にして簡単に弾き返されてしまうので、鹿島がいくら良さげな形を作ろうとも点が入る気はしませんでした。

 そして鹿島はこの良さげな時間帯でとうとう決定機を作れず、逆に浦和が34分岩尾FK→マリウスヘッドのビッグチャンスを掴みましたが、ここはGK早川が辛うじてセーブ。
 
 やりたいことは判る鹿島に対して、浦和は左SB荻原からのクロスに何かを託したい風でしたが、これがさっぱり形にならず。またコンディションの差なのか、やはり球際では浦和劣勢のまま前半終了。

 後半になってようやくカンテに多少ボールが収まるようになり、56分荻原低いクロス→髙橋シュートがオフサイドポジションにいた小泉を直撃、62分荻原クロス→安居がファーでヘッドと、ようやく荻原からのクロス攻撃も形になり始め、63分小泉→明本と代えて攻勢を強めようとするものの、残念ながら「メディカル的な理由で90分プレーできない」カンテがこの辺で電池切れ。
 
 71~72分に立て続けにCKを与え、CKのこぼれ玉を途中投入の土居が拾ってミドルシュートが枠内を急襲するピンチがありましたが、ここは西川が難なくセーブ。
 
 浦和はこの苦しい時間帯を耐えた後に74分カンテ→興梠、髙橋→エカニット、83分安居→早川とと勝負手を放つもCKくらいしか得点の可能性がないまま時間が徒過。鹿島は安西が故障して両SB共に本職ではない選手を起用せざるをえない状況に陥っているにも関わらず、浦和はサイドアタッカーにタレントを欠いてその穴を咎められないのがなんとも辛い。

 88分には樋口の縦パスに反応して最終ラインの裏に抜け出した佐野を明本が倒してしまってイエロー。89分好位置での樋口FKはクロスバーを叩いて得点ならず。
 
 この試合もはや勝利しか意味がない浦和は終盤前がかりになって攻めに出て、90+2分西川のロングフィード→右サイドで酒井が頭で落として興梠がキープ→エカニットがミドルシュートの良い形を作りましたが、シュートはバーの上に飛んで試合終了。

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《総評》

 共に流れの中からは決定機は作れず、得点の可能性があったのはセットプレーだけだったので、スコアレスドローに終わったのは内容相応でしょう。
 
 またスコルジャは勝たないと意味がない試合でも最初から遮二無二リスクをかけまくって攻めに出ず、攻守のバランスを考えるタイプなので強力2トップがいる相手に両SBを上げてまで攻めには出ず、酒井が終始自重気味。よって荻原クロスしか攻め手がなくていかにも迫力不足。
 
 そしてカンテの電池切れと共に浦和は詰んだも同然となり、興梠&エカニットの投入で作ったチャンスは一度だけ。流れを変えようにも手駒が少なすぎてスコルジャが大久保や関根の不在を嘆くのも無理はありません。

 同日神戸は引き分け、横浜Mは勝ったため、残り3試合で首位神戸との勝ち点差は8のまま。2位横浜Mの勝ち点差は6に広がってしまいました。
 
 もともと優勝の可能性は数字上のものでしかないも同然だったのであまり気になりませんが、横浜Mとは得失点差で大差をつけられているので2位でACLE出場権を獲得する目もかなり薄くなってしまい、浦和はもはや3位でACL2の出場権を確保するくらいしかリーグ戦の目標がなくなってしまいました。
 
 スコルジャはACL浦項戦で面子を落としてまで鹿島戦に全力をぶつけましたが、結果は浦項戦で完敗を喫しただけでなく、鹿島戦も負けに等しい引き分けに終わってしまうという最悪な形に。それでも試合終了後選手や監督&コーチを責める声なんてほとんどなく、カシマスタジアムが静まり返っていたのが非常に印象的でした。
 
 アウェー鹿島戦での引き分け自体は悪い結果ではないのですが、残念ながら今季の浦和は下位相手の引き分け、勝てそうな試合を勝ちきれずに引き分けてしまう試合が多すぎて、リーグ戦終盤になって引き分けが致命傷になる羽目に。今年の浦和はどんな相手とやっても引き分ける能力があり、そこまでの能力しかないとも言えるのが実にもどかしい。横浜Mとやっても引き分け、横浜Cとやっても引き分け。リーグ戦で優勝するには後者の引き分けがとにかく痛すぎました。
 
 それでも現場はめっちゃよくやっているのが皆わかっているので、選手や監督らをスタジアムで詰る方はほとんどいない。特に今の浦和は能力が物足りないのはともかく、闘志が表情に出ない、出にくい選手はいないので「やる気あるんか!!」と理不尽系の野次を浴びることも少ない。
 
 ただリーグ戦はチームの総力が問われるので、現場の頑張りだけじゃ優勝できないんだよあなぁ・・・ろくに補給がないのに「全軍突撃」を命じるのが浦和。

 もはやルヴァン杯決勝&アウェー浦項戦が今シーズンのすべてを決する試合となり、神戸戦は面子的に事実上消化試合になっても仕方ないでしょう。幸い次の神戸戦で浦和の目の前で優勝が決まる可能性はありませんし。
 
 ルヴァン杯だけは絶対獲りましょう!!

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《選手評等》

・浦項戦に出ていたリンセンも中島もベンチ外だったのにはびっくり。中島は浦項戦2失点目に直結したボールロストを見るとスコルジヤが評価しないタイプかもなあ。この試合のエカニットも守備がかなり怪しいと思ったけど。スコルジヤが関根がいない上に大久保不在を嘆くのは納得。得点能力は残念でも守備はちゃんとやるのがスコルジヤ好み。

・イエローが出ない程度のファウルで相手にダメージを与えるのが伝統的に上手い鹿島。垣田は何回ラフプレーをかましても全然イエローが出ないのに、木村主審がショルツ神に簡単にイエローを出したのには唖然としました。それ以外のイエローは妥当ですが。

 

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---カンテ-髙橋---
小泉--------安居
---岩尾--伊藤---
荻原-マリウス--ショルツ-酒井
-----西川-----

(交代)
63分 小泉→明本
74分 カンテ→興梠
74分 髙橋→エカニット(興梠CF、エカニットトップ下へ)
83分 安居→早川


---鈴木--垣田---
仲間--------樋口
---ビトゥカ--佐野---
安西-関川--植田-広瀬
-----早川-----

(交代)
54分 仲間→松村
69分 広瀬→土居(土居右SH、樋口CH、佐野右SBへ)
74分 安西→舩橋(故障による交代)
74分 垣田→師岡


※写真は試合とは全く関係ありません

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2023.10.28

旬香@獨協大学前 ~ 塩らぁめん

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 東武伊勢崎線獨協大学駅東口から北へ。草加郵便局の真向かい。大昔に「鶴おか」があったところ。先客ゼロ、後客3。店前の歩道が狭いせいか「駐輪禁止」の貼り紙が目立ちますが、おそらく過去その件で近隣の方と揉めたのでしょう。
 
 店内の券売機ボタンを見て「塩らぁめん(900円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 メニューは他に醤油らぁめん、まぜそば。さらに往訪時は限定麺として「和牛背脂味噌らぁめん」を出していました。またサイドメニューの丼ものがバリエーション豊かな上に、お酒のおつまみ類にも力を入れている様子。
 
 店内はL字型カウンター9席のみ。卓上に調味料類はなし。

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 店のウンチク書きによるとスープは「はかた地鶏と大山どり鶏の鶏ガラにモミジ、厳選された親鳥の丸鶏、国産豚の背ガラと香味野菜を合わせ丁寧に炊き上げた動物系スープと、その時期旬の魚介類、数種類の煮干しに鰹節、昆布、椎茸を合わせ一晩寝かしてから火にかけ旨味を最大限に抽出した魚介系スープをブレンドしたWスープ」とのこと。
 
 ウンチク書きには鶏が最初に書かれていますが、配膳された時の香りといい、味わいといい、魚介系(白身魚っぽい何か?)のほうがやや前に出ているように感じました。塩ダレが変に自己主張しない、薄味&超あっさり系で出汁の旨味を存分に楽しめる優れもの。これぞまさしく淡麗!!
 
 麺は菅野製麺所製の中細ストレートタイプ。つるつるした口当たりですが、見た目に反して密度の高そうな噛み応えの強さが特徴的。
 
 鶏チャーシューはスープに合わせて淡白な味付けですが、豚チャーシューはちょっと角煮に寄せたような濃い目の煮込み加減で面白いアクセントに。ゴロンと転がっている黒いのは茄子。茄子は「あしらい」の位置づけで旬の野菜が乗るようです。他に笹切りネギ、三つ葉、海苔、粒生胡椒。
 
 これは他のメニューを試す価値大!!

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2023.10.27

亀の湯@蕨

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 京浜東北線蕨駅の北西、蕨陸橋を西へ降りた先の住宅街の中に立地。唐破風が目立ちます。店先の駐輪スペースが広めなのは嬉しいところ。

 ここは下駄箱の鍵を預けてロッかーの鍵をもらう方式。帰りにロッカーの鍵を取り忘れやすいので注意。

 浴室は手前に半円形の湯船。その奥に湯船を四つに仕切って、バイブラ付き寝湯や薬湯などを用意。往訪時の薬湯はコーヒー湯でした。またサウナもあるようです。

 カランは右手に9、中に島式4×2、左に5つと多め。しかも左のカランだけ席間に仕切り板が付いていて非常に今風。その代わりボディーソープなどは全くありません。また立ち上がりやすい高めのサイズの椅子が少なくて、昔ながらのやたら低い奴が不人気で余りまくっているのが残念。

 壁絵は幅広のでかい滝がある公園みたいな、

 脱衣所も特に何もないシンプル極まりない銭湯ですが、フロント前にソファをこの字型に並べた休憩スペースがありました。

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善治@赤羽 ~ 濃厚醤油らぁ麺

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 京浜東北線赤羽駅東口の北側に広がる飲み屋街、赤羽小学校の北辺りにある「赤羽中央街商店街」の中ほど。先客ゼロ、後客1。屋号は祖父の名から来ているそうです。
 
 店内の券売機ボタンを見て「濃厚醤油らぁ麺(900円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に醤油らぁ麺、塩らぁ麺、濃厚塩らぁ麺など。往訪時には「油そば」に×印が点灯していた反面、夏季限定で「冷やし担々麺」を売り出していました。またサイドメニューとして「うなぎ丼」を出しているのがユニーク。
 
 店内はコ字型カウンター10席のみ。卓上にはおろしニンニク、山椒、胡椒、七味。

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 若干とろみががったスープは店の案内によると「国産の鶏ガラ、豚骨、牛骨を低温でじっくりと炊き出し、瀬戸内海産の鰹節と北海道産の昆布を合わせた」とのこと。味わいの上では豚骨がかなり前に出た感じ。ただ残念ながらかえしがきつくて味が濃すぎてご飯が欲しくなるレベル。
 
 麺は細麺ストレートタイプで水気の少ない辺りまでは博多ラーメンにありがちな麺に似ていますが、全粒粉を練り込んでいて口当たりが少々ざらつきを感じるのが特徴的。また細麺の割には噛み応えが強く、濃すぎるスープに全く負けていません。替玉が出来るようですが、量的に替玉前提という訳でもなさげ。
 
 チャーシューは炙りを入れたのが2枚。他に細切りメンマ、江戸菜、九条ネギ、小梅。

 この感じだと「濃厚」ではない醤油らぁ麺や塩らぁ麺のほうが良さげ。

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2023.10.26

藤屋@下関・唐戸市場 ~ 瓦そば

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 下関の唐戸市場で遅めのランチを試みたところ、残念ながら海鮮系の店はどこもブタ混み。やむなくカモンワーフ2Fの端っこにある「藤屋」を往訪。山口名物の「瓦そば」をウリにしているようですが純然たる蕎麦屋ではなく。限りなく居酒屋に近いかなぁ・・・
 
 瓦そば単品(1080円)だと量が足りないと思って、セットものの「藤屋御膳(2500円)」を注文。瓦そば、ふく唐揚げ、ハーフ福来炙りタタキ丼、汁物、香の物という構成。

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 瓦そばは熱々の瓦で出てくるのが最大の特徴。蕎麦は緑色の茶そばで中細タイプですが、残念ながら茶の香りは皆無。口当たりは柔らかめだが、ビヨーンとコシが強いタイプ。熱々の瓦に接している麺はパリパリ。終盤になるとパリパリの量や硬度が増すという食感の変化が面白いものの、それ以上でもそれ以下でもなさげ。

 またつけ汁がもともと甘めな上に牛焼肉が乗っているので、全体に甘めの味わい。量は単品だとやはり少なめで、セットものにしたのは正解でしたが、ふく唐揚げはともかくハーフ福来炙りタタキ丼がかなり残念。まあ観光地で、しかも唯一空いていたというのはそれなりの理由があるということか・・・

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瀬戸内産牡蠣の味くらべ弁当@姫路・まねき食品(「駅弁にぎわい京都店」にて購入)

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 京都駅南北自由通路「駅弁にぎわい京都店」で姫路・まねき食品の「瀬戸内産牡蠣の味くらべ弁当(1480円)」を購入。「新商品!!」とのPOPに釣られて手を出しましたが、よく考えたら牡蠣メインの駅弁なので「今秋の新作」に過ぎず、毎秋似たような駅弁を出しているのかも?

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 この駅弁の非常に面白い点は、弁当箱を3分割して両サイドに炊き込みご飯、真ん中にビールのアテになりそうなものを詰め込んだ点。当然ながらご飯の量はあまり多くはなく、その代わりにお酒のアテになりそうなおかずを増やした、年寄りの酒飲みのニーズに目一杯応えた逸品です!!
 
 炊き込みご飯の上には手前側は牡蠣味噌焼、きんぴらごぼう、わかめ煮、奥の方は牡蠣蒸し焼き、小松菜煮、生姜煮といったラインナップ。真ん中に大根なます、ししとう素揚げ、蓮根煮、にんじん煮、蒸し牡蠣の味付けポン酢煮とといったところ。
 
 大根なます&味付けポン酢煮というやたら酸っぱい系は個人的には酒に合わない(おせちでも酢の物はほとんど手をつけない!)と思っていて、そこだけは少々残念ですが、それ以外は大満足!!

 関西の駅弁屋は神戸の淡路屋がほぼ独占的な地位を築いたと思っていましたが、姫路のまねきも頑張ってるみたいで一安心。

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2023.10.25

マッサマンカレー@松屋

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 松屋が2023年10月24日より期間限定発売中の「マッサマンカレー(830円)」を試食。このカレーは昨年2月に「マイカリー食堂」で試食したばかりですが、よほど評判が良かったのか、今度は松屋で再登板。ただ昨年より100円値上がり。しかもライス大盛サービスもなし。

 「濃厚なココナッツミルクの甘味とコク、スパイスの芳醇な香り引き立つカレーソースに、鉄板でジューシーに焼き上げた鶏もも肉、さらにポテトをプラスしたゴロゴロ感たっぷりのタイカレー」というのが松屋のウリ文句。
 
 昨年のマイカリー食堂のウリ文句「甘く濃厚な香りとしびれるような刺激的な風味が特徴のクローブや、香り高いカルダモン等のスパイスが引き出す上質な甘みと奥深さ。ココナッツミルクの濃厚なコクと芳醇な香り引き立つカレーソース。チキンとポテトをプラスしたごろごろ感たっぷりのタイカレーです。」と比べると、マイカリー食堂はカレー専門店らしくカレーソースの記述がかなり具体的。

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 マッサマンカレーはとろみが弱くてさらっとしたタイプ。最初に松屋で食べた時は「タイ風カレーにありがちな個人的には苦手な香辛料なり薬味なりの個性というか癖はあまり感じられず。濃厚なココナッツミルクが卓越して香辛料の癖を上手く覆い隠しているのかもしれません」という印象を受けたのですが、マイカリー食堂で食べた際はその個性なり癖なりが若干強くなったように感じました。
 
 そしてその癖は今回も解消されず、配膳時に苦手なエスニック臭がちょっとだけですが襲ってきます。なおカレー自体はココナッツミルクが効いてかなり甘目で全然辛くありません。

 マッサンマンカレーは基本的に松屋の十八番と化している「ごろごろチキンカレー」の延長線上で、カレーの中に鶏もも肉がごろごろ。何か下味がついているわけではなくいたって淡白な味わいですが、カレーによくあっています。いつもは実にしょーもない松屋の鶏肉なのにカレーにすると一転して美味く思えるのが実に不思議。ただなんとなく鶏肉が減ってじゃがいもが増えたような気も・・

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【観戦記】ACL2023/24 GS MD3:浦和 0-2 浦項 ~ 神も理不尽もいないとこんなもんなのか?

 スタメン大幅入れ替えを余儀なくされたのが祟ったのか、球際で劣勢に立たされた挙句に守ってはカウンターを浴び続け、攻めては全く良いところなく完敗。

《スタメン》

 浦和は柏戦から興梠→リンセン、関根→髙橋、大久保→安居、岩尾→柴戸、酒井→大畑、ショルツ→岩波とスタメン6名入れ替え。

 スコルジャは試合前「ここはしっかりとマネジメントしなければいけないと思います。例えば明日の試合では柏レイソル戦と全く同じメンバーで闘うことはありません。選手たちの疲労度も分析していますし、そのようなデータも使ってメンバーを選んでいきます」と語っており、柏戦で負傷退場した関根はもちろん、何人かスタメンが入れ替わることは十分予想できましたが、半数以上を入れ替えたのには少々驚きました。

 一方、故障明けの中島、明本、シャルクがベンチ入り。ただ試合前に公開された練習で別メニューだったカンテがサブにも入れないのはネガティブ・サプライズでした。

 一方浦項は、浦和と同様に過密日程ながら直近のリーグ戦から一人入れ替えただけとのこと。ただ浦項は左SHヴァンデルソンとCHオーベルダンが負傷離脱中で、外国人選手は長身CFゼカしかいないという苦しい台所事情のようです。

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《試合展開》

 立ち上がりから浦和がボールを持っているがやや長いものの、高めの位置に4-4-1-1っぽい守備ブロックを作る浦項相手に全く何も起こらず。浦項は浦項でロングボール主体に反撃を試みるも、こちらもたいした有効手にはならず。

 しかし22分浦項が左サイドから左SHキム スンデ(#12)のクロスに右SHチョン ジェヒ(#27)がちょこんと合わせて浦項が先制。
 
 この場面チョン ジェヒに仲良しこよしで付いていたはずの大畑が肝心なところで振り切られて前に入られているのが相当残念でしたが、それ以前に髙橋がGKどころか逆サイドまでプレスをかけに行って空振りに終わっただけでなく、その動きを逆用されてGKからのロングパス一本でどフリーの左SBパク スンウク(#14)に展開されてしまったのが残念極まりないかと。全く連動しない前プレの問題点をしっかり咎められました。
 
 先制した浦項はその後5バック気味になって露骨にカウンター狙い。36分にはCFゼカがハーフラインからボックス内まで独力でドリブルで進んで枠内シュートを放ったもののここは西川セーブ。一方浦和は浦項の守備ブロックを前に完全に攻め倦むどころか、球際で劣勢なのが祟ってカウンターをくらいかかる場面ばかりが目立ちました。

 あんまりな前半の出来を見てスコルジャは後半頭から荻原→酒井、柴戸→中島の二枚替え。

 中島投入はそこそこ効果があり、47分酒井のパスを受けた中島がボックス内に突入してシュートを打つ良い形を作ったものの、中島投入が裏目に出たのが49分。ハーフラインを少し超えたところで小泉の縦パスを受けた中島が二人に囲まれてボールロスト。浦項は途中投入の右SHキム インソン(#7)へ大きく展開。大畑が追いすがるもののスピードで太刀打ち出来ずに簡単に振り切られ、キム インソンのクロスをコ ヨンジュン(#11)がファーで合わせて2点目。浦和守備陣は真ん中にいるゼカに悉く引き付けられてしまい、コ ヨンジュンがどフリーにも程がある状態でした。
 
 これで完全にゲームの主導権を握った浦項は動揺する浦和相手に猛攻。52分右サイドからのハイクロス→ゼカヘッドの必殺技を見せたかと思えば、53分CKからの流れでキム インソンの強烈なミドルシュートが枠内を襲う場面もありましたが、いずれも西川の好守で致命的な3点目は与えず。
 
 浦和は59分リンセン→大久保、69分小泉→明本、76分伊藤→岩尾と五月雨的に選手を代えるも引いて構える浦項を崩しきれずにカウンターをくらいかかる場面が頻出。72分明本シュートのこぼれ玉を拾った中島がボックス内でキープ→大畑シュート、79分には中島がドリブルでボックス内→明本シュートと良い形は作りましたが、とうとう決定機らしい決定機は作れず、枠内シュートゼロで試合終了。

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《総評》

 いやはや参りました。今季の浦和はとにかく負けない、負けにくいチームなので、「全く良いところなくスコアレスドロー」という試合はよくあるものの、全く良いところなく完敗を喫する試合は(コンディション面で大差がない限り)そんなにありません。強いて言えばクソミソに負けたのは天皇杯名古屋戦(味噌相手に試合後にまで味噌が付いた伝説のクソ試合!!)くらいでしょうか。
 
 スコルジャも試合後「普段は、われわれはフィジカル的に相手を上回ることが多いですが、本日はコンタクトプレーやチャレンジのほぼすべての場面で負けてしまいました。」と率直に完敗を認めています。
 
 完敗を喫した原因はアホほど挙げられるでしょうが、この試合でとにかく目立ったのが球際での競り負け。柴戸が再三ラフプレーを受けた末にボコボコにされたのはともかく、Jリーグでは身体張りまくりの泥臭いプレーがウリであるはずの髙橋が球際で負けまくるのには驚きを禁じえませんでした。この辺はACL経験の無さが祟ったのかなぁ???
 
 他に安居といい、大畑といい、見るも無残。小泉はとうとうハードなコンタクトから逃げまくっているようにしか見えませんでしたし・・・ この手合いにはやたら強い明本がいたら多少はマシだったかもしれませんが、負傷明けで出場時間は限定的にならざるを得なかったようで。
 
 試合後のスコルジャが「本日はコンタクトプレーやチャレンジのほぼすべての場面で負けてしまいました。韓国サッカーのそうした部分は少し驚きを感じました。」と話しているのが少々気になりました。かつてのような体力任せ、フィジカル任せ、根性任せのサッカーではなくなっているとはいえ、韓国のクラブの球際の厳しさは昔も今もたいして変わっていません。ACL決勝を経験しているのでうっかり忘れがちですが、スコルジャは実はACLの経験に乏しいのがちょっと垣間見えたような・・・
 
 そして過密日程なのは浦項も同じ。主力に怪我人がいるのも浦項も同じ。完敗を喫したのはコンディションの差とは言いづらいのが実に悩ましい。
 
 また守備面ではハイプレスに行っても全然連動しないとか、攻撃面では前線の動きの連係がなくてギャップを使ったり裏に抜けることができなかったとか、とにかく攻守両面での連携・連動の無さが完敗に直結しました。そして連携・連動の無さを産んだ原因はやはり面子を入れ替え過ぎたからに尽きましょう。
 
 リーグ戦やルヴァン杯決勝を睨んで、疲労著しい主力や怪我明けの選手の出場時間をコントロールしながら選手を起用したのでしょうが、ACLグループステージで最も手強い相手にこの面子で戦うのはいくらなんでも厳しすぎました。
 
 ルヴァン杯決勝はともかく、もはや優勝の可能性は数字上残っているに過ぎないリーグ戦を重視して、グループステージ最強の相手で面子を落とすのは伝統的というか往々にして本末転倒的な浦和の行動様式からすれば異例の判断でしょう。リーグ優勝はともかく、2位でACLE出場権を確保するのが今の浦和の最優先事項なのかもしれません。

 浦項にホームで、しかも2点も取られての敗戦。このため浦項とのアウェーゲームを残しているとはいえ、とにかく得点力がない浦和は直接対決の結果で浦項を上回るのが難しくなってしまいました。残り3試合を全勝して勝ち点13で、他のグループとの比較で2位通過出来れば御の字といったところでしょうか。

 またスコルジャは試合後「本日の試合の後、もしかしたら怪我人が増えるかもしれません。今のところ名前は挙げたくないのですが、このような厳しい状況にいます」と不穏なコメントを残しています。たぶんこれは酒井のことではないかと。最後は無理しまくりな上に、相手と交錯の末にひざ押さえてうずくまっていましたから。

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《選手評等》

・大久保に続いてリンセン・中島・明本と怪我人の試運転が出来て、そのパフォーマンスもそんなに悪くなかったのがこの試合の良かった探しか。だが柴戸&大畑と普段はベンチスタートな選手がなんでその位置づけなのかもよく判った試合で実に切ない。

・大久保は切れ味鋭いドリブルで相手を抜き去ってからのクロスなりパスなりが非常に残念なまま・・・

・JリーグよりACLのほうが審判団の当たり外れがデカいのは確か。Jリーグはもうハズレしかおらんから(苦笑) それにしてもこの試合の主審は基本流し気味ながらもやばすぎるファウルにはちゃんとイエローを出し、揉めそうなところではちゃんと止めに入るなど、見事な御裁きでした。ウズベキスタンはなんで優秀な審判がポコポコ出てくるのかな?

 

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-----リンセン-----
小泉---安居---髙橋
---柴戸--伊藤---
大畑-マリウス--岩波-荻原
-----西川-----

(得点)
22分 チョン ジェヒ(浦項)
49分 コ ヨンジュン(浦項)

選手交代
HT 荻原→酒井
HT 柴戸→中島(中島トップ下、安居CH、リンセン左SH、髙橋CF、小泉右SHへ)
59分 リンセン→大久保(小泉左SH、大久保右SHへ)
69分 小泉→明本
76分 伊藤→岩尾

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2023.10.24

里美食堂@浦和競馬場 ~ カレーライス

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 浦和競馬場に初めて来ました!! だいたいの場所は知ってましたし、競馬場の様子もテレ玉の「BACHプラザ」でなんとなく判ってはいましたが。

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 地方競馬って中央と比べると「昭和の鉄火場」的な色彩が残っていると思っていましたが、客はともかく競馬場自体はかなり小奇麗になっててびっくり。

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 ここに来る契機となったのは浦和競馬場のカレーライスが結構美味いという話を聞いたため。確かに競馬場のポスターもカレーライスをガン推ししています。

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 往訪したのは2号スタンド1Fにある「里美食堂」。もちろんカレー専門店でもなんでもなく、競馬場にありがちな軽食店でうどん・そば・おでん・もつ煮も出しています。でも店のウリである「特製黄色いカレー」と銘打たれた「カレーライス(650円)」を注文。

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 店の回りに立ち食い用スタンド等は見当たりませんでしたが、目の前にある競馬場のスタンドに持ち込んで座って喫食。
 
 確かに学食とか大衆食堂とか出てきそうな「昭和のカレーライス」を想起させる黄色いカレー。でもカレー粉臭いタイプではなく、味わいは蕎麦屋のカレーっぽい出汁が効いたサラサラ系。当然ながら旨味重視で全然辛くありません。具は玉ねぎ主体でニンジンやマッシュルームがわずかに散在。肉は全くないのかな?と思っていたら一片だけ豚肉を発見!!
 
 総じて競馬場の軽食にしては美味い方とは思いましたが、似たようなタイプで比較するなら新潟の「バスカレー」には遠く及ばないかと。

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 浦和競馬場へは南浦和駅からシャトルバスが頻発。白ナンバーなところを見ると、シャトルバスは国際興業バスへ委託せずに自前で運営しているみたいで。南浦和駅から競馬場までは1km程度なので、Jリーグの感覚だと間違いなく歩かされそうですが、浦和競馬恐るべし!!

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2023.10.23

香翠@川口弥平 ~ カレーチャーハン

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 川口朝日から花の枝橋へ向かう途中、「弥平」交差点を西へ入ってすぐ。先客1、後客5。外観・内装とも町中華というより中華レストタンといった感じの店です。
 
 従って卓上のメニューを見ても「ラーメン750円」「チャーハン900円」、各種定食はおしなべて1000円台と川口駅&西川口駅周辺の中華料理屋より高め。ちょっと奇をてらって「カレーチャーハン(950円)」を単品で注文。
 
 店内はテーブル席のみで4人卓×4、2人卓×3。卓上には酢、醤油、ラー油、胡椒。

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 半球状ではなく、円錐状に近い形で出てきてあまり中華らしくありません(苦笑)。というか、このメニューで中華っぽい要素は玉子&わかめ入りの中華スープだけですが(さらに苦笑)。
 
 チャーハンは超パラパラでしっとり感皆無。個人的にはパラパラ系大歓迎ですが、ここまで水気がないのも珍しいかも。従ってレンゲでチャーハンをすくう傍から山が崩れがち。カレー粉の刺激が結構きついことも相まって、しょっちゅう中華スープや水で湿り気を補給しながら食べ進みました。
 
 ベースは超シンプルな玉子チャーハンのようで、具は超小間切れのチャーシューが認められるくらい。野菜類は上にちょこんと乗せられたかいわれだけ。量は単品で十分。「清麺(小)」が付いたセットメニュー(1200円)もありましたが、それだと個人的には明らかに食いすぎ。

 隣のオッサンが食っていた麺類を見ても量的にはやはり単品で十分そう。店の性格やメニュー構成が判ったので、次回は麺類を試してみます。

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2023.10.22

いしま@与野本町 ~ 中華そば

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 埼京線与野本町駅北側すぐの高架下。昔「竜美」があったところかな?先客1、後客2。

 店内の券売機ボタンを見て基本と思しき「中華そば(830円)」を注文。ランチタイムは大盛無料サービスあり。
 
 メニューは基本「ざる中華」との2トップ。中華そばのバリエーションの中に生ニンニク入りの「スタミナ中華」というのがあって、先客がそれを頼んでいたので店内は一時ニンニク臭が充満。
 
 店内は横長カウンター8席のみ。卓上には胡椒と酢。店は店主一人で切り盛り。

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 スープは「厳選された鶏ガラと香味野菜をじっくりと炊いた」ものだそうで、心持ち甘目ながらも旨味は十分。かえしも妙にでしゃばることなくバランスが取れています。コクを増すためか、表面の脂がやや多くて食後は口周りが少々べたつきます。
 
 麺は中太の強い縮れ入り。屋号に「手揉み」を冠している通り、袋から取り出した麺を茹でる前に店主がしっかりと手揉みを加えただけあって噛み応えは強く、しかもスープが絡みまくる文句のつけようがない麺です。また麺大盛にしてもスープとの量的バランスが崩れた感じがしないのも嬉しいところ。
 
 チャーシューは低温調理の薄くてしっとりタイプ。他にメンマ、カイワレ、海苔、刻みネギ。
 
 近所の方が普段使いするには十分すぎる出来だと思います。

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2023.10.21

牛バラ焼きとロースカツの合い盛り定食@かつや

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 「かつや」が2023年10月6日から期間限定で発売中の「牛バラ焼きとロースカツの合い盛り定食 (979円)」を試食。言うまでもなくメインのおかずを2種類盛り付ける、かつやお得意の「合い盛りシリーズ」というか「屋上屋を重ねるシリーズ」の新作です。この手の「ダブル主役系」は丼だとかさばり過ぎて食べにくくて仕方ないので、いつも定食を頼んでいます。
 
 「とんかつ専門店『かつや』のロースカツは、創業からのこだわりとして北米産豚肉のジューシー感を保つため、加工工場から約4週間熟成されたチルド状態で納品され、店舗で1枚ずつ丁寧に衣付けしております。そんなロースカツを、ニンニクのきいたタレで仕上げた牛バラ焼きと合い盛りにした」というのがかつやのウリ文句。

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 レギュラー商品ではない「牛バラ焼き」のほうの説明が薄いのが謎過ぎますが、牛バラ焼きはこの手の合い盛り定食に相方を「ささみタレカツ」とか「チキンカツ」とかに変えながら毎年登場するので、今更紹介不要ということなのかも(苦笑)。昨年試食した「牛バラ焼きとささみタレカツの合い盛り定食」の際は「甘じょっぱいタレで牛バラ肉と幅広で存在感のある玉ねぎを炒めた牛バラ焼き」というウリ文句でした。
 
 そして牛バラ焼きのコメントとしては今年の「ニンニクのきいた」より昨年の「甘じょっぱい」のほうが遥かに的確。とにかく甘い。そしてタレの量が無駄に多くて味が濃すぎ。しかもタレがロースカツのほうまでなだれ込んでくるので、そそくさとロースカツをキャベツ上に緊急退避。当然キャベツにはドレッシング不要。
 
 とはいえ牛バラ焼き単体は特に悪くありません。ただただロースカツの合い盛りは「屋上屋を重ねる」度合いが酷すぎるだけで。なんか全く噛み合わない2トップというか、4番打者しかいない打線というか、かつやの「合い盛り」シリーズで度々やらかしがちな罠にずっぽり。

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【観戦記】23年第30節:浦和 2-0 柏 ~ 極上の5分間と塩漬けの85分間と

 三回しかない決定機を二つも決めて勝った点では浦和らしくない試合でしたが、どんな形であれいったん点を取ってしまうと鬼強い点ではいつもの浦和らしい試合でした。

《スタメン》

 浦和はルヴァンカップ準決勝から中4日。柏は天皇杯準決勝から中11日と、コンディション面で大差がある一戦。
 
 浦和は出場停止のカンテに代えて興梠をスタメン起用した他、早川→大久保、安居→伊藤、髙橋→酒井とスタメン4名入れ替え。
 
 試合前の会見でスコルジャは「私にとっていい状況と言えるのは、怪我人が戻ってきているということです。先日の試合では大久保も出ましたし、次の試合で復帰する選手もいるかもしれません。」と語っていましたが、故障明けでベンチ入り出来たのはリンセンのみ。U-22代表米国遠征明けの大畑がベンチ入りしたのには驚きました。

 柏は天皇杯から細谷→小屋松、サヴィオ→山田雄、片山→土屋とスタメン3名入れ替え。浦和からレンタル中のCB犬飼が契約上出場不可な上にSHサヴィオが出場停止。また柏唯一の得点源FW細谷はU-22代表の米国遠征帰りなのでコンディションが良くないのか、ベンチスタート止まり。

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《試合展開》

 昼間強い南風が吹き荒れていたせいか、浦和はコートチェンジして風上を選択。しかし、キックオフの頃には試合に影響を与えるほどの風は吹いておらず、コートチェンジはほぼ無意味に。
 
 共に可もなく不可もない試合の入りでしたが、4分プレスバックしてきた高嶺と交錯した関根が傷み、しばらくはプレー続行していたもののやはりダメで、8分に髙橋との交代を余儀なくされるアクシデント。

 浦和守備陣はこれで集中が切れたのか、9分西川のロングキックを右SB土屋がヘッドで跳ね返したところから始まる柏の攻撃に対して岩尾が自陣深い位置でこぼれ玉を拾うどころか空振りする大惨事。柏はここぞとばかりに人数をかけて攻めに出て最後は右SH戸嶋がシュートを放ちましたが、ここは西川がセーブ。傍目には大ピンチでしたが、試合後西川は「角度も限られており、うまく誘い込んだ」と話しており、西川目線では何の問題もなかったみたいで。
 
 15分くらいから浦和がボールを握る時間帯が長くなってきたものの、ミドルゾーンに4-4-2の守備ブロックを敷く柏に対して完全にボールを持たされている状態。興梠や酒井に何度か柏最終ライン裏を狙わせているが、全く形にならず。24分にはマリウス→荻原へのパスをカットされてカウンターを浴び、バイタルエリアからどフリーで高嶺にミドルシュートを撃たれましたがわずかにバーを超えて事なきを得ました。
 
 あまりの惨状を見かねたのか、スコルジャは小泉と髙橋のポジションを入れ替えて多少はマシに。36分好位置からの岩尾FKはGK正面。40分荻原クロス→ニアで興梠ヘッドでついに決定機を掴むもシュートは僅かに枠外。

 残留争いから抜け出しきれない柏はこの試合引き分けでも何ら問題はないのに対し、優勝どころから2位でACL出場権を掴むためにもこの試合勝たないと先がない浦和は、後半頭から興梠に代えて安居を投入して、髙橋をCFへ。前線のプレス強度が一気に上がる等この交代はかなり効果があって、浦和の攻撃陣が急に活性化。

 そして53分右サイドから酒井縦パス→大久保がワンタッチでスルーパス→ボックス内に突入した安居のシュートはいったんGK松本にセーブされるも、ゴール前に走り込んだ小泉が詰めて浦和先制!!小泉はこれが今季リーグ戦初ゴール。

 さらに57分伊藤の縦パスを受けた大久保がドリブルで運んでから小泉→荻原とパスを繋いで左へ展開し、フリーでボックス内に突入した荻原が角度の厳しいところからGKのファーをぶち抜いて追加点!!荻原は浦和復帰後初ゴール。小泉は荻原にファーでフリーになっている酒井を使って欲しかったようですが、今の浦和ではそのひと手間が仇となりがちだからなぁ(苦笑)。
 
 2点ビハインドになった柏は61分椎橋→仙頭、小屋松→武藤、戸嶋→川口の三枚替えを手始めに、70分には切り札細谷、78分には長身のドウグラスとやたらFW登録の選手を投入し、時に3トップ気味になって反撃を試みましたが、サヴィオ不在が響いてかビルドアップがままならず自陣に4-4-2で構える浦和守備陣を全く崩せず。選手投入毎に帳尻を合わせるかのようにポジションを変える武藤が哀れ。
 
 とにかく細谷を入れようが、ドウグラスを入れようが、そこまでボールが行かないんだからどうしようもありません。柏の後半のチャンスらしいチャンスは77分左SBジエゴから右へ右へとボールを運んで川口シュートで終わった場面くらい。それも駆け戻ってきた小泉が気になったのかシュートは大きく枠を逸れてしまいました。CKからのヘッドも屈強な浦和守備陣に阻まれて良い態勢で撃てないせいか、全く枠に飛ばず。
 
 浦和は全く無理することなく、エカニットやリンセンの試運転を挟みながらひたすら時間を消費して楽々逃げ切り勝ち。DAZNのスタッツだと柏の枠内シュートは1本だけ、すなわい9分の戸嶋だけだったようで・・・

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《総評》

 負け試合数は首位神戸と同じ5なのに、やたら引き分けが多いのが祟って神戸との勝ち点差は8。特に攻撃面で見るべきものがない浦和は下位チーム相手に往々にして引き分けに終わってしまう試合が多いのが痛手。引き分け狙いでも何ら構わないとばかりに守備的に構える相手を「とにかく大迫頼むで攻撃」でこじ開けてしまう神戸との差がここで開いてしまったようです。
 
 この試合も前半を見る限りではまたしてもその弊に陥ってしまうような気がしてなりませんでしたが、終わってみれば全く危なげない完封勝利。三回しかない決定機を二つも決めて勝った(しかも共に複数人が関与しての流れの中からの得点!!)点では浦和らしくない試合でしたが、どんな形であれいったん点を取ってしまうと鬼強い点ではいつもの浦和らしい試合でした。
 
 浦和は首位神戸や勝ち点差4の2位横浜Mを抜いてACL出場権を得るためにもとにかく残り5試合を勝ちまくって、神戸&横浜Mがコケるのを待つしかない立場。でも、だからといって前半からリスクかけまくりで遮二無二勝ちに行くようなことはしないんだよなぁ。前半はスコアレス上等。後半勝負(さすがに関根の負傷は計算外だったでしょうが)。そして後半放った興梠→安居の勝負手がいきなり効くんだから、そりゃ監督冥利に尽きますわ。今日も今日とてスコルジャの慧眼には恐れ入りました。
 
 日程スカスカの首位神戸はともかく、2位横浜Mは浦和と同じACL組で、しかもCBを中心に最終ラインに怪我人が続出した模様。一方浦和は関根が負傷退場したものの、怪我人が続々と戦線復帰中。横浜Mを抜いて2位に躍り出るシナリオに現実味が出てきましたが果たしてどうなることやら?

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《選手評等》

・試合後スコルジャは髙橋を絶賛。「今、利樹がやっているように、複数のポジションでプレーできる選手は、私は好きです。彼は大きなハートを持っている非常に勇敢な、相手のセンターバックに対して戦いを挑める選手です。そして選手として非常に大きく成長していますので、一緒に仕事ができてうれしく思っています。浦和レッズの将来を担うことができる選手になれると思います」とベタ褒め。

・本職のポジションは競争相手がきついので、それ以外のところで起用して伸びしろを図るという意味では安居と髙橋は同じコースを歩んでおり、安居が先に結果を出し、高橋がリーグ戦終盤になって急激に台頭してきた感じでしょか。U-22帰りの大畑が途中投入されたポジションが左SHだったのもこれまた「本職ではないところでの起用コース」なのかな?実際今の大畑は守備固めで入れるほど守備に信頼は置けませんし。

・だが髙橋の持ち味が出るのはやっぱり本職のCF。最前線で身体張りまくり、チェイシングしまくりで泥臭さマシマシ。シュートは撃ってない気もしますが(苦笑)、この試合は後方の選手が点を取ってくれたので、それで十分。1点目は柏守備陣を引き連れて、小泉が走り込むスペースを開けるという地味な仕事もしていましたし。

・出場停止という意図せざる形で休みをもらった酒井でしたが、状態は依然として芳しくありませんでした。酒井を高く押し出す攻撃は守備に全然戻れない現状を勘案すると収支が合っているようには見えないんだがなぁ。正直コスパがめっちゃ悪い選手になってしまった気が。ただこれでも明本不在中はとにかく代わりがいないので出さざるを得ないのでしょうが・・・

・関根の負傷退場は大誤算。そんなに激しい交錯ではないように見えましたが、関根も明本や大久保同様無理使いが祟って故障コースなのかなぁ・・・

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-----興梠-----
小泉---関根--大久保
---岩尾--伊藤---
荻原-マリウス--ショルツ-酒井
-----西川-----

(得点)
53分 小泉
57分 荻原

(交代)
8分 関根→髙橋
HT 興梠→安居(安居トップ下、髙橋CFへ)
76分 大久保→エカニット(エカニットトップ下、安居右SHへ)
88分 小泉→大畑
88分 髙橋→リンセン

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--小屋松--山田康--
山田雄-------戸嶋
---椎橋--高嶺---
ジエゴ-古賀--立田-土屋
-----松本-----

(交代)
61分 椎橋→仙頭
61分 小屋松→武藤
61分 戸嶋→川口
70分 山田康→細谷
78分 高嶺→ドウグラス

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2023.10.20

Realiser(レアリゼ)@川口元郷 ~ 本日のオムライス

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 埼玉高速鉄道川口元郷駅から国道122号を北へ。最初の交差点の西角に立地。先客2、後客1。
 
 ランチタイムは「ふわとろオムライス」と「粗挽きハンバーグ」がウリの店で、とりあえず「本日のオムライス(950円)」を注文。
 
 オムライスは「特製デミグラスソース」や「さっぱりトマトソース」も選べます。「粗挽きハンバーグ」もかけるソースでバリエーションを出しているだけなのはオムライスと同じ。

 店内は縦長カウンター8席のみ。注文すると早速トマトスープとミニサラダが出てきました。
 
 店は若い兄ちゃん一人で切り盛り。小さいコンロで一品一品丁寧に作っているので、まとまって客がやって来るととにかく時間がかかるのがこの店の最大の難点。二人目の後客は「時間がかかります」と店主に言われ、諦めて帰って行きました。店はガラガラなのに・・・

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 「本日のオムライス」の内容は店先の黒板に書かれていて、往訪時は「明太子クリーム」。オムライスの上に明太子がちょこんと乗っており、オムレツの黄色をベースに明太子の赤、海苔の黒、刻みネギの緑が映えます。そしてオムレツはまさに「ふわとろ」な出来。
 
 チキンライスは一応ケチャップベースのようですが、ケチャップが寄与しているのはほぼ見た目だけで味はかなり薄味。従って濃厚な明太子クリームの味が変に他の味と混じることなくがっつり楽しめます。まるで明太子パスタのように。強いて言えば少々チーズでアクセントをつけている感じでしょうか。
  
 なおいかにも女性受けしそうな店なのに客は全員オッサンでした(苦笑)。

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2023.10.19

牛ハヤシライス@吉野家

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 松屋が2023年10月2日より販売開始の「牛ハヤシライス(税込589円)」を「大盛(+55円)」で試食。吉野家の「牛ハヤシライス」は2021年10月に試食済ですが、どうもそれから秋冬限定販売が定着した模様。ただ一昨年前から税込42円値上がり。

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 「乳製品を隠し味に使ったトマト系の特製ハヤシソースは、酸味とうまみの両方が味わえます。特製ハヤシソースのコクと爽やかさが牛肉とご飯の架け橋となり、吉野家の牛丼の具のうまさを存分に味わうことができます。」というのが吉野家のウリ文句。また今年はマイナーチェンジを試みたようで「今年はトマトとオニオンペーストの配合量を増やして一層コク深い味わいを楽しむことができます。牛丼の具との相性もさらに良くなりました。」とのこと。
 
 レトルトの「カリー屋カレー」のハヤシを近所のスーパーでは見かけなくなったせいか、普段ハヤシライスを食べる機会なんてなかなかありません。以前食べた際は乳製品が隠し味どころか結構癖が強く出ていて、思った以上にチーズ臭く感じましたが、「トマトとオニオンペーストの配合量を増やし」たのが効いたのか、その難点は完全に解消されて満足度アゲアゲ。。

 ハヤシライスなので具は牛肉と玉ねぎしかなくても何の違和感もありません。ただ牛肉は牛丼用にカットされたサイズそのまんまなのか、スプーンだけで食べ進むには牛肉が長すぎて難儀。正直もうちょっと細かく刻んて欲しいもの。でも牛肉のクォリティーはさすが牛丼チェーン店ではぶっちぎりに高いと思います。
 
 なお販売期間は2024年2月末までを予定とのこと。

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2023.10.18

長州屋 厚南店@宇部 ~ 味噌らぁめん

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 「ゆめタウン宇部」の近所にある「長州屋厚南店」を往訪。ちょうど昼飯時で先客15、後客ゾロゾロと大盛況。

 店内の券売機で基本と思しき「味噌らぁめん(780円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 明らかに「味噌」推しの店で、トッピングでメニューにバリエーションを持たせていますが、醤油らぁめん、汁なし担々麺、さらに「ホルモンヌ」という謎メニューも。

 店内は縦長カウンター8席と4人卓×5,2人卓×1。郊外のロードサイド店にしてはやや手狭。卓上にはラー油、酢、酢醤油、七味、ブラックペッパー、塩、辛味。

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 店の案内によるとスープは「北海道の赤味噌と地元山口県でも親しまれている麦味噌をベースにした味噌ダレ」「鶏ガラと豚骨、肉スープをブレンド」とのこと。麦味噌のほうがかなり前に出ているせいか、総じて甘目。またとろみほとんどなく、味噌ラーメンにしては脂っ気も少なめ。やや物足りない感じがしたので早速卓上の辛味を投入。

 麺は自家製の中細縮れ麺。つるつるとした口当たりで、スープによく合っています。味噌らぁめんなのに替え玉があるのが不思議でしたが、この麺なら確かに問題ないんでしょう。

 チャーシューは小さくて薄め。炒め物はタマネギではキャベツなのは珍しいかも。他に刻み青ネギ、もやし。

 プレーンな味噌らぁめんだと値段相応にちょっと寂しい感じなので、何かトッピングを付けたほうが良さげ。

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山賊焼弁当@小淵沢・丸政(東京駅構内「駅弁屋 祭」にて購入)

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 東京駅「祭」で駅弁「山賊焼弁当(1100円)」を購入。パッケージには「信州名物」と大書してありますが、製造・販売しているのは山梨・小淵沢の駅弁業者「丸政」。「山賊焼」は信州全域ではなく塩尻や松本あたりの名物なので、もはや山梨県に留まらず中央東線を代表する駅弁業者になっている「丸政」が手がけているといった感じなのかも?

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 山賊焼と言えばなんといっても豪快さがウリ。その辺は駅弁でもしっかり再現されてて、厚みのある鶏肉がドドーンと横たわっています。そして山賊焼はニンニクがきついのをすっかり失念レストラン(>_<) また山賊焼がかなりパサつき気味なのは仕方ないかなあ。
 
 また山賊焼の下のご飯は案外薄くてトータルのボリュームは見かけに反してたいしたことありませんが、如何せん鶏肉の厚みが凄いのでお腹にはずっしり来ます。総じてどちらかというとビールのアテ向き。

 玉子焼きがやたら甘いのは山梨仕様かも?他にニンジン、山菜、桜漬け。

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2023.10.17

彩@川口芝 ~ ねぎと叉焼の千切りそば

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 産業道路「消防局入口」交差点の北、フォルクス川口店のある交差点を西へ入ってコモディイイダやアオキボウルの裏辺り。先客、後客ともゼロ。最寄り駅は蕨ですが、店の住所は川口市芝になります。
 
 券売機はなく、卓上のメニューを見て「ねぎと叉焼の千切りそば(750円)」を注文。ランチサービスなし。後払い。
 
 爺さん一人で切り盛りしている店ですが、メニューは案外多彩で基本の「しなそば」の他、計8種類の品々。それに加えて看板メニューの「しじみラーメン」を用意。
 
 店内は縦長カウンター6席と入口近くに2人卓×1。カウンターの椅子がくたびれているどころかボロボロなので、人によってはちょっと引いてしまうかも。卓上には醤油、味塩、テーブルコショー、ブラックペッパー。

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 店のインスタによると「鶏がらと豚骨をじっくり煮込んだ透明度高いスープ」がウリ文句。超あっさりでやや甘め、じっくりじんわりと旨味が楽しめます。ただ少々物足りなさも感じたので早々とコショウ投入。
 
 麺は「金糸細麺という卵たっぷり入った細麺」でストレートタイプ。あっさりスープがよく絡んで相性文句なし。

 チャーシューは切れ端をさらに細かく刻んだ感じ。他に白髪ネギとシンプルな構成。

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2023.10.16

嘉宴楼@鳩ヶ谷 ~ 日替わりランチA:豚肉と木耳炒め

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 埼玉高速鉄道鳩ヶ谷駅を東へ出て、さらに昭和橋交差点から東へ。鳩ヶ谷図書館の先。先客ゼロ、後客9。
 
 入り口脇の黒板に書かれていたメニューから「日替わりランチA:豚肉と木耳炒め(748円)」を注文。店員に「ラーメンの種類は?」と聞かれるのには意表を突かれましたが、台湾・豚骨・塩・醤油・味噌・辛味噌から選べるようなので「台湾」を注文。
 
 他に日替わりB(味噌ナス)、週ランチ(アサリ豆腐)があっていずれも日替わりAと同値段。
 
 さらに卓上のメニューを見ると平日ランチタイムにはやはり同値段の「中華ランチ」や「ラーメンセット」がありました。
 
 店内は窓際にカウンター7席、店手前に4人掛けボックス席×6、店奥に小上がり4人卓×3といったところ。郊外店らしくゆったりとしています。

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 台湾ラーメンはなんとほぼフルサイズで登場!!メインディッシュのはずの「豚肉と木耳炒め」より存在感では圧倒的に上。他に練り物の揚げ物が半個、千切りキャベツのミニサラダ、たくあん、そしてライスという組み合わせ。
 
 で、その台湾ラーメン。スープの上にはひき肉、ニラ、輪切りの唐辛子、そして茹でもやしと生ニンニク以外はほぼ台湾ラーメンっぽいルックスですが、極めて残念なことに全く辛くありません!!!そして超あっさり味。これって古典的な醤油ラーメンの具を変えただけじゃないのか疑惑が沸々と・・・台湾料理を掲げる店ですが、台湾料理に台湾ラーメンはないことを実感

 麺派中太縮れ入りで硬めの仕上がり。超あっさりスープには少々強すぎ。

 「豚肉と木耳炒め」はぱっと見キクラゲだらけで真っ黒!!ビジュアルにあまり気を遣わない店のようで・・・でも膨大なキクラゲの下には餡に絡まった豚肉がちゃんと入っていました。他にタマネギ、ニンジン、ピーマンといったところ。割と薄味で、しかも完全に日本人向けにカスタマイズされていて変なエスニック風味が全くない辺りは気に入りました。

 量が多いと聞いていましたが、箸が止まるほどではなく一気に完食。コスパを極端に重視する方にはもってこいの店です。麺類に多くは期待できないようなので、次はラーメンが付かない定食を試してみます。

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【観戦記】23年ル杯準決勝第2戦:浦和 2-0(計2-1) 横浜M ~ 横浜Mとがっぷり四つに組んでねじ伏せる試合がついに来たか!

 ゴラッソかPKじゃないと点は入らない反面、どんな形であれとにかく点が入ってしまうと鬼強いという"This is URAWA"な試合でした。
 
《スタメン》

 第1戦で早川が負傷退場。ルヴァン杯はU-21の選手を起用しなければいけないレギュレーションがあり、彩艶離脱後浦和はU-21に該当する選手は早川と堀内しかいないので、第2戦は当然堀内が起用されるだろうと思ったのですが、浦和のメディカルスタッフがめっちゃ頑張ったのか、なんと早川がスタメン出場。
 
 しかしこの強行出場は相当ギリギリの判断だったようで、試合後に漏れ出た話ではウォーミングアップで最終チェックをしていたんだとか。しかもウォーミングアップでは攻撃陣がシュート練習をする際に早川が練習から外れたのが判ったのでスタンドでは動揺走りまくりでしたが・・・
 
 また出場停止の酒井の代わりは関根を配転。ショルツや柴戸を配転する案もあったでしょうが、試合後の監督会見では「攻撃的にプレーしないといけないということで、最も攻撃的なタカをサイドバックに置くというオプションにしました」との説明。

 それ以外に浦和は第1戦から柴戸→髙橋とスタメ計3名ン入れ替え。ベンチには馬渡と故障明けの大久保が入って平野がベンチ外に。馬渡は右SBが本職なのに監督のチョイスから完全に外れていて気の毒ですが、いくら攻撃的でも守れない選手は使ってもらえないということなのでしょう。

 横浜Mは渡辺→喜田、ナムテヒ→西村、ヤンマテウス→水沼とこちらもスタメン3枚入れ替え。第1戦で負傷退場した渡辺は大過なかったようで、ベンチ入り。

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《試合展開》

 共に立ち上がりから前から厳しくプレスを掛け合う試合展開。スコルジャが試合後「しっかりと寄せて、相手にフリーでプレーさせないことが我々の狙いでした。」と語る通り、浦和はとにかく横浜Mの攻撃を前で潰そうという意図が強く伺われ、この試合を通じてショルツやマリウスが前に出て横浜Mの攻撃陣を潰すプレーが頻繁に見られました。なんかかつての槙野を髣髴させる芸風で。
 
 言い換えれば前後半ともしっかり守備ブロックを作って耐える時間帯はあんまりなかったように見受けられました。

 そんな中横浜Mは序盤サイドチェンジを多用して、左サイドでエウベル対関根の一対一に賭けるわかりやすい仕掛けに出てきましたが、そういう地上戦には関根は案外強くてその形から横浜Mは決定機を作れず。関根が苦手なのはおそらく右サイドからファーへのハイクロスでアンロペと競り合う羽目になること。そこからの折り返しを西村がズドンなんて食らったら即死だったかもしれませんが、そんな攻めを横浜Mがやらなかったのには助けられたかも。

 そして最初に決定機を作ったのは浦和。15分関根のサイドチェンジから左サイドで荻原クロス→ボックス内でカンテが相手を背負いながらボールを収めて、どフリーの早川ゴールが決まったと思いきや、長いVARの末にオフサイドの判定。極めて微妙な判定でしたが、「オフサイドポジションにいた選手がプレーに関与したかどうか」みたいな審判の主観の入るような場面ではないので、この判定は受け入れざるを得ません。

 逆に横浜Mは23分永戸のミドルシュートがバーを直撃。39分には右サイドから水沼が対面の荻原の裏へスルーパス→西村が決定機を掴むもここは西川がセーブ。

 浦和は前半かなり前がかりになって攻めていましたが、早川ゴール取り消し以降はこれといった決定機は作れずじまい。特に髙橋&関根のコンビが急造すぎるせいか、右サイドからの攻撃には全く可能性を感じませんでした。
 
 左サイドからのクロスのターゲットとして右SHに髙橋を置いているでしょうにその形はなかなか作れず、高橋が右サイドタッチ際でボールを持っている時の何も起こらなさ加減にはホトホト参りました。さすがにこれは拙いとスコルジャも思ったのか、後半はカンテ&髙橋2トップ気味にシフト。小泉右SH、早川左SHへ。

 一方横浜Mは前半傷んだCB上島に代えて後半頭から實藤を投入。

 浦和の布陣変更が奏功して、53分関根の横パスを受けたカンテがアーク付近からシュートという良い形(シュートはブロックされる)。
 
 そして61分左サイドで荻原が裏抜けしながらクロス。これはGK一森が弾いたものの、こぼれ玉を拾おうとした早川を背後から永戸が倒してしまい、谷本主審は躊躇なくPKを宣告。63分ショルツが一森の逆を突いてゴール右に決め、2腺合計で同点に。
 
 その直後66分エウベルがカットインから際どいシュートを撃たれるがわずかに枠外。

 70分横浜Mが水沼に代えてマテウスを投入したのを見て、72分浦和は早川→興梠、小泉→大久保の勝負手に。78分大久保が右サイドを深く抉りながらも鋭いクロスが誰にも合わないという「いかにも大久保」なプレーに懐かしさを覚えながらも、この時間帯に浦和が大攻勢。
 
 79分岩尾CK→マリウスが足で合わせるもGK正面。80分岩尾CK→カンテヘッドはブロックされてCKに。81分左サイドから荻原クロス→カンテヘッドが炸裂するもクロスバー!!
 
 流れを変えたい横浜Mは83分エウベル→宮市、ロペス→植中、さらに87分喜田→渡辺と交代。しかし88分荻原のクロスがボックス内で實藤の手を直撃。主審はいったんノーファウルと判定したもののVARが介入してハンド=PKと判定変更。
 
 90+1分ショルツのPKは左ポストに当たりながらもゴールに吸い込まれ、浦和が2戦合計でついに逆転。今度はGK一森も同方向に反応しており、試合後ショルツも「ポストに当たったのはリスクがあったと思う。ただしポストに当たらなければGKが触っていたかもしれない」と語るくらい際どいものでした。

 VARで時間を使ったためか、ATはなんと7分も。90+6分には宮市が際どいミドルシュートを放ったが西川が辛うじて片手でセーブ。これはもう撃つ方も凄ければセーブするほうも凄いというスーパープレーの連続で、試合後西川も「昔の自分だったら、両手で(セーブに)いって、届かないで終わっていたと思う」と語り、ジョアン・ミレッGKコーチと積み重ねた片手セーブの練習が実ったものだったようです。
 
 浦和は90+6分に髙橋に代えて柴戸を投入するまで守備固めらしい交代はなし。このスコルジャのクソ度胸には恐れ入りましたが、実際は関根を代えるに代えられなかったのでしょう。ショルツがめっちゃ効いているので、今更岩波を投入して右SBショルツもないでしょうし。

 終了間際にはマテウスの浮き球に飛び込んだ角田と西川が交錯して共に傷む場面があり、その隙に植中がこぼれ玉を拾ってシュートを放つも枠外。傷んだ西川はなんとか立ち直ったものの角田は担架で退場となり、さらにATが追加されたようですが何事もなく試合終了。

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《総評》

 シュート数12対7、CK12対2というスタッツが示す通り、浦和の方が攻めの手数が多かったのは事実ですが、最後の宮市の一発に象徴されるような「相手GKをびびらせた回数」という意味での決定機の質という意味では横浜Mに分があったようにも感じました。やっぱりここぞというチャンスに枠内にシュートを撃ってこれる攻撃陣のクォリティーでは横浜Mには到底かなわない。
 
 ただ浦和も浦和で両CBを中心とする守備陣の奮戦で相手のシュートコースを限定出来ている上に、最後にキャリアの晩年になって再成長中の西川が控えていて、そう簡単にゴールを割らせない。面白くはないが、これはこれで圧倒的な強み。
 
 そして第1戦で1点ビハインドを負った浦和はリスクをかけて盛んに攻め、シュートも撃った割には決定機らしい決定機は少なかったもののPKが二つも転がり込んで逆転に成功。あとはそのリードを守り切って逃げ切りという、いかにも今季の浦和らしい試合内容、"This is URAWA"な試合で決勝進出を決めました。
 
 得点は2つともPKでしたが、これは攻め続けた結果なので浦和の逆転勝ちは偶然でも運の良さでもないでしょう。岩尾が試合後「PKになるくらい際どいところでプレーできているのはポジティブだと思います」と率直に評価している通りかと。
 
 ただ岩尾も続けて「クロスのクオリティーや人がどこに入っていくのかということはもう少し整理する必要がありますし、相手にとって怖い動きはまだまだ改善できると思います。あそこまで行けているということは評価できると思いますが、PK以外で1点、2点、3点を取ろうと思ったときにそこのクオリティーはどうしても必要になると思います。」と反省しており、ゴラッソかPKじゃないと点が入らない浦和はシーズンも終わろうとする時期なのにまだまだ課題山積(苦笑)。
 
 浦和は2016年来7年ぶりのルヴァンカップ決勝進出。相手はアビスパ福岡に決定。こちらは初めての決勝進出。しかも福岡はリーグ戦では中位に留まっていますが、浦和と福岡との試合はいつもスコアレスドローのイメージ。負けそうな相手でもないが、勝てそうな相手でもないという極めて面倒な存在で、PK戦まで行く覚悟は必要でしょう。決勝なのでどちらのサポでもない第三者が観戦することもあろうかと思いますが、クソつまらない試合になる可能性が極めて高いのでその覚悟で。
 
 そしてルヴァン決勝進出で浦和の試合日程はますます過密に(浦項とのアウェーゲームが中3日になったのが一番きつい!)なってしまいましたが、スコルジャが試合前会見で「10月中に怪我人が全員戻ってくるであろう」が効くんでしょう、きっと。

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《選手評等》

・ACLでアルヒラルと対戦すると、Jリーグにいる外国人選手程度ならビビらずに済むっちゅーのはデカいなあ。関根良かったで、ホンマ

・荻原は試合後のインタビューで感極まって号泣。どうも第1戦自分の失態でビハインドになったのをめっちゃ気にしていたみたいで。でもこの試合は第1戦と違って荻原のクロスがそこそこ攻撃の基点になっていました。PKはいずれも荻原のクロス絡みですし、早川の幻のゴールも荻原のクロスから。

・ショルツのモーゼ攻撃が今や常態化しててしょっちゅう海割れ、ほぼアクアラインになっているのには苦笑せざるを得ません。

・早川は主力として決勝まで行ったんだからニューヒーロー賞になっても全然不思議はないのですが、どうせ浦和には上げないんだろうなぁ・・・

・第1戦の荻原のPKは不運に近い一方、この試合の横浜MのPKはどちらも不用意に近いもの。2つめのPKで横浜Mの攻撃中にVARが介入してプレーを止めたのにはさすがにびっくり。京都戦での謎過ぎる「リンセン不介入事件」が尾を引いたのかな?

・浦和とのアウェーゲームには近年いい思い出しかないせいか、マリサポがわんさかやってきて、メインアッパーのビジター指定席は類例を見ないレベルにまで拡張されて大賑わい。そして帰りの日吉行きにうなだれたマリサポがアホほど乗ってて、東川口過ぎたら赤者より多いのには参りました。なおマリサポはあんなに声出せるならペンライト要らんやろうと思ったけどなぁ(苦笑)

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-----カンテ----
小泉---早川---髙橋
---岩尾--安居---
荻原-マリウス--ショルツ-関根
-----西川-----

(得点)
63分 ショルツ(PK)
90+1分 ショルツ(PK)

(交代)
72分 早川→興梠(興梠&カンテの2トップ、髙橋左SHへ)
72分 小泉→大久保(大久保右SHへ)
90+6分 髙橋→柴戸(安居左SH、柴戸CH)

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エウベル---ロペス---水沼
-----西村-----
---喜田--山根---
永戸-角田--上島-松原
-----一森-----

(交代)
HT 上島→實藤(負傷による交代)
70分 水沼→マテウス
83分 エウベル→宮市
83分 ロペス→植中
87分 喜田→渡辺

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2023.10.15

こころば@早稲田 ~ 濃厚鶏豚醤油

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 地下鉄東西線早稲田駅出て早稲田通りを西へ。馬場下町交差点そば。丸亀製麺の2F。先客3、後客2。

 店内の券売機ボタンを見て「濃厚鶏豚醤油(930円)」を注文。小ライス無料サービスあり。

 メニューは基本「濃厚鶏豚担々麺」との二本立て。

 店内は弓形型カウンター12席と4人卓×4、6人卓×1、2人卓×1。卓上には花椒ブラッベのみ。カウンターは椅子が高い上になぜか段差まであるので、食べ終わって帰る際に転倒する方が続出する気がしてなりません。

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 表面が白く泡立ったスープはとろみも強め。「国産豚骨、鶏ガラをそれぞれ20時間以上煮込み一晩ねかせます。独自の配合で乳化、攪拌させ泡立てることで旨味の強い濃厚でクリーミーな鶏豚白湯スープ」というのが店のウリ文句。味わいの上では豚骨のほうが強く出ている気がしました。またかえしも強くてかなり濃い目の味ですが、辛うじてしょっぱく感じない範囲内に収まっています。
 
 麺は平打ち中太ストレートタイプ。麺職人関根さんと共同開発した、北海道小麦×全粒粉×蒙古王かんすいを使ったものとのこと。心もちざらつきがある口当たりで、濃厚スープに負けない力強い噛み応えが特徴的。

 豚肩ロースチャーシューが2枚、鶏チャーシューが1枚入っていて、これまた能書きには色々書いてありますが、スープの濃い味にチャーシューの旨味がかき消され気味であれこれ凝った意味は全くないかと。野菜もいかにもビジュアル重視のルッコラではなく、メンマだとか刻み玉ねぎだとか箸休めになりそうな食材が欲しかったところ。

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2023.10.14

海冨道@神田 ~ 炭火焼濃厚中華そば・鯖

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 JR神田駅北口を出て中央通りを北へ。メトロ銀座線神田駅4番出口を出てすぐのところに立地。ほぼ2年ぶりの再訪。先客2、後客3。

 「炭火焼濃厚中華そば」がウリの店で、店内の券売機ボタン先頭の「鯖(950円)」を注文。2年前より100円値上がり。ランチサービスなし。

 メニューは他に海老、鰯、鮭、烏賊といったところは変わりなし。他に数量限定で「海冨そば」というボタンもありましたが、往訪時には販売なし。+50円で辛いバージョンもお勧め。ご飯や佃煮などがついた「定食」を頼む客もちらほら。

 店内は縦長カウンター12席のみ。カウンターの背後が非常に狭いのが難儀。卓上に調味料は無し。以前は店内の魚臭さが気になりましたが、換気が良くなったせいか、臭いは全く気にならなくなりました。水セルフ。

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  相変わらず具(バラ肉チャーシュー、焼きネギ、刻み玉ねぎ、海苔)は別皿で登場。中華そばの温度を高温に保つためだそうですが、スープの温度に影響があるほどチャーシューが分厚いわけでもなく、具の量が多いわけでもなく、あんまり意味がない趣向だと思います。また山椒も別添。なおチャーシューは配膳前にバーナーで炙っていました。

 とろみもざらつきも強めのスープは炭火焼を全面に掲げる通り、まるで焼き鯖を食べているような錯覚に陥るくらい味わいが酷似。濃厚なのに辛うじてしょっぱくは感じない程度に収められていて気に入りました。

 麺は三河屋製麺の中細ストレートタイプで、水気の少なそうな若干ざらつきのある口当たり。でも濃厚スープに全く負けることなし。自然体で食べていてもどんどんスープがなくなってゆきます。

 超駅近ですし、他のメニューにもチャレンジしてみます。

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2023.10.13

湯屋敷 孝楽@北浦和

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 京浜東北線北浦和駅東口から元町通りを東へ。駅から徒歩10分弱。温泉を導入していない純然たるスーパー銭湯です。フロント・風呂・食事処等は全て2Fに。

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 内湯は一際大きな「高濃度ナノ炭酸泉」がウリのようで、ぬるい湯にのんびり浸かれます。他に替わり湯、バブル湯&ジェット湯、水風呂、サウナ、湯腰掛。
 
 露天エリアには大きめの岩風呂の他、壺湯、そしてなぜか洞窟風呂風に拵えた「寝ころび湯座敷」。内湯・露天とも多種多様な湯舟を広くはない敷地に効率的に配置した感じです。
 
 食事処はそこそこ広いものの休憩スペースが狭く、寝ころび処がないのが残念。その代わりにコンセント付きのワーキングスペースみたいなのがあるのが日帰り温泉施設にしてはちょっと変わっています。当然Wi-Fiあり。
 
 銭湯も年々値上がりして今や埼玉県で大人480円、東京都内は520円。ところが「孝楽」は平日700円/土・日曜日・祝日800円と施設の充実ぶりを考えると銭湯よりかなり格安で、近所の方の息抜きの場として重宝しそう。

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日月堂 イオンモール川口店 ~ ランチセット

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 イオンモール川口店にいつの間にか「味噌ラーメン専門店 日月堂」が出来ていたので往訪。2Fのフードコート内ではなく、1Fのこじんまりしたレストラン街のほうです。

 「日月堂」は株式会社ジングルが埼玉県南で展開しているラーメン屋の一ブランドで味噌ラーメン専門店という位置づけ。この系列では5年前に蕨店へ行ったきりですが、その後蕨店はあっという間に潰れてしまいました。
 
 SC内店らしく券売機はなく卓上のメニューを見て注文。基本と思しき「味噌ラーメン(880円)」を注文しようとしたところ、味噌ラーメンに白米・ゆで卵・角切りチャーシューが付いた平日ランチタイム限定の「ランチセット(1000円)」が非常にお得な感じがしたので、それを注文。
 
 メニューは非常に限定的でトッピングでバリエーションを付けているだけの、まさに味噌ラーメン専門。蕨店では積極的に売り出していた「つけ麺」はやめてしまったようです。また蕨店では背脂の有無を聞かれましたが、そういうオプションもなくなっていました。
 
 店内はSC内店らしく4人卓主体で、カウンターはL字型10席くらい。卓上にはブラックペッパー、豆板醤、おろしニンニク、酢、醤油、ラー油。

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 ゆで卵半個&角切りチャーシューは別皿で登場。具は他に他にもやし、ひき肉、玉ねぎ、コーンといったところ。昔のっていたニラはなくなってしまいました。
 
 スープは豚骨ベースで、見た目に反して若干甘目。表面の脂が多めでそれなりにこってりとしてはいますが、脂が層をなして食後に胃がもたれてしまうほどではなく、ニンニクや生姜をガツンと効かせたタイプでもありません。まぁこの手のチェーン店にありがちな、食べ手を選ばない良くも悪くも中庸な出来というか、デフォルトでは少々物足りないくらいなので、卓上のニンニクや豆板醤を早速投入。

 麺はやや太めの縮れ入り。つるつるもっちりとした食感で、正直もうちょっと固ゆでのほうが好み。
 
 麺を食べ終わってもひき肉やコーンなどが底のほうにアホほど残ります。そこで大活躍するのが穴あきレンゲ。これが最初から付いてくるのは実にありがたい。具のサルベージ過程で、健康面を考えれば積極的に飲みたいとは全く思わないスープを飲まなくて済むのは非常に助かります。小ライスの良いおかずになって一気にフィニッシュ。
 
 全くマニア受けしない系統ですが、見知らぬ個人店に入るよりは遥かに無難かと。

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2023.10.12

麺屋武蔵 巌虎@秋葉原 ~ (濃厚動物魚介系)らー麺

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 秋葉原電気街口から中央通り・万世橋交差点を西へすぐ。ちょうど3年ぶりの再訪。先客ゼロ、後客6。

 外観は完全につけ麺推しの店ですが、「らー麺(920円)」を注文。並(170g)・中(220g)・大(250g)・特盛(340g)同値段なので「大盛」でお願いしました。さらにニンニクの要否を選べるので「あり」で。
 
 タッチパネル式の難点=メニューの全容が判り辛いのですが、大まかな分類には濃厚つけ麺、つけ麺、七味つけ麺。ニンニクつけ麺、まぜ麺、期間限定麺、そして夏季限定の冷やし濃厚つけ麺とありました。

 店内はL字型カウンター15席。卓上にはライム酢とタバス粉。

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 スープは判りやすい動物魚介系ながら魚介というか節系の旨味がかなり前に出た感じ。ただ魚粉のざらつきは感じず。背脂たっぷりのこってり系なのはともかく、醤油がきつすぎて味が濃すぎてこのままでは全く飲む気が起こりません。

 麺は平たい太麺。しかもデフォルトでもかなり堅めで、まるで二郎系のようにワシワシと食べ進む感じに。ほぼストレートながら強いねじれが入っていますがつけ麺と同じ麺なのかな? スープはさっと絡む程度なので濃すぎるスープも麺をいただく分には全く支障ないどころか、もうちょっと絡んでも良いのではないかと思うくらい。なお大盛でもスープとの量的バランスは保たれている代わりに、250gもあるのかと少々訝しくなるレベル・・・
 
 チャーシューは程よく脂が差して、しかも肉の旨味をちゃんと残した煮込み加減で悪くありません。茹でもやしは量が少なくて箸休めにはちょっと力不足。その代わりにメンマが多め。他に刻みネギ、海苔。

 つけ麺メインだけれども品揃えの一環としてラーメンを出している店の割にはマシなほうと思いましたが、やはりこの店はつけ麺が無難そう。

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【TV観戦記】23年ル杯準決勝第1戦:横浜M 1-0 浦和 ~ 結果は悪くないが怪我人と退場者が痛すぎる

 第1戦アウェーで1点ビハインドでの折り返しはギリギリ許容範囲内ですが、怪我人発生(しかもよりによって貴重なU-21)と酒井の退場が痛すぎました。

《スタメン》

 浦和はACLハノイ戦から髙橋→早川、関根→柴戸とスタメン2名入れ替え。平野が久しぶりにベンチ入りした他、エカニットがハノイ戦での活躍を評価されたのか、いきなりベンチ入り。
 
 なお伊藤がA代表、大畑がU-22代表招集のため不在。明本が依然故障中なのでSBの人材不足が顕著ですが、本職SBの控えはなし。
 
 横浜MはACL山東戦から植中→ロペス、水沼→マテウス、吉尾→渡辺、加藤→永戸とスタメン4名入れ替え。こちらは代表招集で不在の選手はいないのかな???

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《試合展開》

 良い形でゲームに入ったのは浦和。浦和の前プレがハマって3分角田の縦パスをカットしたところからショートカウンターが発動。早川がいきなり決定機を掴むもシュートはGK正面(正直併走するカンテに出したほうがゴールの確率は高かったような・・・)。
 
 10分前後に横浜Mに押し込まれる時間帯が長くなったものの、13分には早川が左サイドでボールを収めて前方にパス→小泉が左サイドからクロス→カンテが胸トラップ&シュートを放つも角田がなんとかブロック。
 
 序盤は浦和が優勢だったものの15分に思わぬアクシデント。浦和CKでの競り合いで早川が着地時に左足を捻ってしまい、そのまま担架に乗って退場。浦和はやむなく18分早川に代えて関根を投入。
 
 しかし、試合の流れは変わらず依然浦和が優勢。途中投入の関根の出来は存外に良くて、19分カンテ&関根の前プレがハマってのショートカウンターからカンテがミドルシュートを放つも枠外。
 
 36分にはカウンターで右サイドを激走する酒井のクロスに対してボックス内に3人突入する良い形を作りながらもクロスを松原にカットされて得点ならず。45分には浦和が珍しく相手を押し込んだ状態から安居の横パスを受けたカンテが得意の反転&ミドルシュートを放つがこれまた枠外。
 
 浦和は前プレが良く効いて横浜Mに簡単にビルドアップを許さず、押し込まれても横浜Mのハイクロス攻撃はもとより、横浜M得意のパスワークでポケットを取られてもそこからの折り返しを中で跳ね返して全く大過なし。横浜Mの前半のチャンスらしいチャンスは終了間際のエウベルのミドルシュートだけ。浦和左サイドはヤンマテウス&松原に攻め立てられてかなり怪しげでしたが、それでも荻原が善戦して辛うじて破綻せずに前半終了。

 後半頭から横浜Mが一段とギアを上げて攻勢をかけてきましたが、それでも最初に決定機を掴んだのは浦和。47分横浜CKからのカウンターでカンテがコントロールショットを放つもまたしても枠外。51分岩尾CK→カンテがヘッドで逸らしてファーでどフリーの柴戸に繋がるも柴戸はバウンドしたボールに上手く合わせきれず。
 
 さらに54分にはロングカウンターが発動。深い位置から関根→カンテへのロングフィードを契機にカンテ→小泉→関根と繋がって関根がミドルを放つも、シュートコースが甘くてGKがセーブ。
 
 しかし、決定機は量産するも横浜Mに押し込まれる時間帯が長くなってきたのが結局仇に。57分右サイドからマテウスがふんわりクロス→ファーでどフリーのエウベルヘッドは西川の正面へ飛んで難を逃れましたが、59分エウベルが左サイドからフリーでクロス→ファーに抜けてバウンドしたボールが荻原の手に当たってハンド=PKの判定。荻原は前に飛び込んだロペスに遮られてボールの軌道が見えづらかったのかもしれませんが、不運と言えば不運、不注意と言えば不注意なハンドでした。
 
 「しっかりとゾーンで構えて堅く守ることはできましたが、押し込められる時間が続き過ぎるとああいう事故が起きる確率は上がってしまいますので、ハンドがどうというよりは、その前に押し込まれ過ぎてボールへのプレッシャーが甘くなっている、遠い位置からのクロスは問題ありませんが、近い位置からクロスを上げられるとこういうことが起きてしまいます。」との小泉の反省の弁が実に的を良く射ています。
 
 61分ロペスは細々とシュートモーションを止めながら西川との駆け引きを制し、西川の逆を突く形でPKを決めてここまで劣勢だった横浜Mが先制。
 
 まさかの失点を喫した浦和がすぐさま小泉に代えて髙橋を投入したところで、今度は横浜Mにアクシデント。63分髙橋と交錯した渡辺が負傷。横浜Mが倒れている渡辺を尻目に攻撃を続行している最中は笛を吹かず、ボールを奪い返した浦和がカウンターに移ったところで池内主審がなぜか笛を吹いて止めるという「Jリーグを象徴するような残念な笛」が飛び出して当然ながら浦和の選手達は激怒!!そして終わってみればこの辺りで潮目が代わってしまったような・・・
 
 67分横浜Mは負傷した渡辺を喜田に代えただけでなく、ナム テヒ→西村、エウベル→水沼と一気に三枚替え。73分にはさらにロペス→植中と前目を相次いで交代。浦和も76分疲労の色が濃いカンテを興梠に代えただけでなく、柴戸に代えてエカニットを投入。
 
 浦和は追加点を取られると第2戦が極めて厳しくなってしまうので、「このままゲームを終わらせる選択もあり」と思ったのですが、意外なくらいリスクをかけて前がかり気味に攻勢。しかし高い位置にいる荻原に何度もボールが渡りながらそこから決定機を作れず(むしろ酒井→興梠に惜しいのが一回あったくらい)、逆に横浜Mのカウンターを両CBの奮戦でなんとか凌ぐ展開に。
 
 何事も起こらずに試合終了かと思いきや、90+5分にまたまたアクシデント。最後に投入された宮市が左サイドで単騎突破を図ろうとしたところで岩尾の対応がいかにも緩慢。その尻ぬぐいに出た酒井がボールとは無関係に宮市の進路を塞ぐ格好になってこの試合二枚目のイエローをもらって退場に。イエローに値するかどうか、なんとも微妙な判定(この試合の池内主審は少々の交錯は流し気味だっただけに、交錯しているかどうかすら怪しいプレーでイエロー???)で後味の悪い幕切れとなってしまいました。

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《総評》

 試合後スコルジャは「今日の試合結果は、内容を反映していないものになってしまったと思っています」と語っている通り、試合は概して浦和が優勢。しかし浦和は1点が遠く、逆にやや不運なPKを取られてウノゼロの敗戦。終始優勢だったのに一点が取れない辺りは今年の埼スタでのリーグ戦とそっくり。スコルジャはあの試合で横浜M戦に自信を持ち、この試合も思惑通りに試合を進められた点では悪くはない試合内容でしたが。またしても一点が遠いという結果まで同じになってしまいました。
 
 浦和の方が決定機が多かったのは事実だと思いますが、浦和の決定機はミドルシュートが非常に多くて、ボックス内からのシュートと言えば13分の胸トラップ&シュートが印象に残ったくらい。相手を崩した場面はほとんどなくて、浦和の決定機は端的に言えば「理不尽頼み」。よってカンテが疲れ果てて興梠に代えた時点で浦和は詰んだと言っても良いでしょう。それだけに最も相手が崩れている場面=3分の最初の決定機で早川がどフリーのカンテに出さずに自分で撃ったのが悔やまれます。

 とはいえ、試合内容は悪くなかった上に「2点以上取って勝てば良い」という非現実的でもなんでもない状況でホームでの第2戦を迎えられたので、試合結果自体は悲観するほどのことはなく、「ギリギリ許容範囲内」と言って良いでしょう。
 
 ただ残念なのは試合結果以外の面で浦和がハンデを二つ背負う羽目になったこと。一つ目は早川の負傷。ルヴァン杯はU-21の選手を起用しなければいけないレギュレーションがあり、彩艶離脱後浦和はU-21に該当する選手は早川と堀内しかいません。従って早川の負傷が重くて第2戦は到底無理となると、堀内を出さざるを得ないことに。
 
 堀内はユース上がりの新人で、今季の出番はルヴァン杯GS川崎戦終盤の4分だけ。それ以外はやたらベンチ入り人数が多いACL以外ではベンチ入りも出来ない立場。本職はCHですが、そこはポジション争いが苛烈なのでSBで練習しているという噂もあり、スコルジャが堀内をどこで起用するのかが非常に気になります。いきなり追加点を取られると厳しくなるのでSBやCHといった「やられたら終わり」なポジションでの起用はリスキーと思いますが・・・
 
 そして二つ目のハンデは酒井の退場。明本が依然負傷離脱中で、大畑がU-22代表で離脱中。またこの試合でもベンチ入りできなかった馬渡や宮本は完全に戦力外なようで、浦和のSBの選手層は極めて薄いところに酒井の退場が重なってしまいました。
 
 今の酒井は故障等をおして出場し続けているせいかコンディションが良くなくて終盤の燃料切れが目立つ他、飛び込んであっさり交わされる、ちょこちょこ系にとにかく弱くていとも簡単に裏を取られる等の失態も目につき、クォリティー的には残念ながら必要不可欠なレベルではないと思います。ただそんな酒井よりもマシなSBがいないので常時出ているだけで。
 
 右SBは関根や柴戸、ショルツの配転など弥縫策はいくつかありますが、スコルジャはどうするのか。「怖いもの見たさ」的な意味合いで楽しみです。
 
 1点ビハインド、かつ小さくはないハンデを二つ背負ってのホームで迎える第2戦。往々にしてかなり頭がアレな(逆説的に褒めてます)赤者が燃え立つ要素はてんこ盛りですが、果たしてどうなることやら? とにかく守りから入るスコルジャ浦和が攻めに出ざるを得なくなる光景もなかなか見られないでしょうし。

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《選手評等》

・荻原のクロスが全然決定機に繋がらないのは参りました。ウタカくらい的が大きくないとダメなのかなぁ???でも小さいリンセンとの相性は良いんだから不思議。

・大久保、リンセン、安部といった辺りは大原にいることはいるようなので、この辺りが第2戦の「隠し玉」になればいいのですが・・・

Yokohama001_20231012085101

-----カンテ----
小泉---早川---安居
---岩尾--柴戸---
荻原-マリウス--ショルツ-酒井
-----西川-----

(交代)
18分 早川→関根(負傷による交代)
62分 小泉→髙橋(髙橋右SH、安居トップ下、関根左SHへ)
76分 カンテ→興梠
76分 柴戸→エカニット(エカニットトップ下、安居CHへ)


エウベル---ロペス---ヤンマテ
-----ナムテヒ-----
---渡辺--山根---
永戸-角田--上島-松原
-----一森-----

(得点)
61分 ロペス

(交代)
67分 渡辺→喜田(負傷による交代)
67分 ナム テヒ→西村
67分 エウベル→水沼(水沼右WG,マテウス左WGへ)
73分 ロペス→植中
82分 マテウス→宮市

※写真は試合とは全く関係ありません

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2023.10.11

水車生そば@天童 ~ 鳥中華

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 天童駅から温泉街へ向かって徒歩20分弱。ほぼ1年ぶりの再訪。
 
 屋号&外観どおりバリバリの蕎麦屋ですが、一番の人気商品は「元祖鳥中華(870円)」。1年前より40円値上がり。昔は地元の方が「鳥中華」を食べていて、観光客は蕎麦を食っている方が多いという感じでしたが、今や観光客にも「鳥中華」のほうが有名になってしまったようで。
 
 でも「鳥中華」は蕎麦メニューの片隅にちょこんと載っているだけで、「鳥中華」はほんらいまかない食であり、口コミで一部の人にだけ提供していた裏メニューだったという出自を表しているような気も。店は依然として蕎麦屋であることに拘っているようで、ほぼ「冷しらーめん」専門店になってしまったあの蕎麦屋とは違う!!と言わんばかり。店のお土産としては鳥中華推しまくりなのと態度が矛盾してますが(苦笑)

Suisyakisoba2307002

 丼から溢れんばかりのたっぷりのスープ。そして表面には揚げ玉がびっしり。中華麺を使っているので「中華」を名乗ってはいるものの、スープは限りなく蕎麦つゆそのまんまの和風仕立てでやや甘め。まるでたぬきそばのように揚げ玉を大量投入したためコクもマシマシに。また全然しょっぱくないのでついついぐいぐいとつゆを飲んでしまいました。
 
 麺は黄色い中太縮れ麺。つるつるした口当たりで、噛み応えもしっかり。でもスープとの相性はいたって良好。大盛を頼んでいる後客もいましたが、デフォルトだと量的に物足りないという訳でもなさげ。

 柔らか目の鶏肉がゴロゴロ。ただ味が超淡白というかなんか旨味が抜けちゃったような感じで、ここはもうひと頑張りして欲しいところ。他に刻み海苔といい、三つ葉といい、これでもかこれでもかと蕎麦っぽいテイストが満載。
 
 付いてきたたくあんはぬか漬けでちょっと苦手。
 
 次は店の本業である蕎麦に久しぶりにトライしてみようかな?ここの蕎麦は硬すぎてちょっと苦手なんですが・・・

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2023.10.10

まるはち屋@米子空港 ~ まるはち式牛骨らぁ麺

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 米子鬼太郎空港ターミナルビル2階。ただ空港内の飲食施設にも関わらずなんと15時に閉店してしまうようで、閉店間際に滑り込み。先客5、後客ゼロ。
 
 境港市内でカニなどの魚介類の販売・加工を手掛ける有限会社丸八水産が運営しているラーメン屋なので「紅ズワイガニらぁ麺」がウリでしたが、鳥取県のソウルフードである牛骨を使用した「まるはち式牛骨らぁ麺(1000円)」を注文。他に数量限定メニューが2種類ありました。

 店内は縦長カウンター6席とL字型カウンター8席、さらに2人卓×5。卓上に調味料類なし。水セルフ。

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 スープは牛骨の味わいがはっきりとわかり、かつ牛骨をウリにするラーメンにありがちな甘ったるさはなく、むしろかえしが前に出た感じで悪くはありません。

 麺は細い幅ストレートタイプ。心持ち水気が少なそうなごわつきを感じるものの、スープとの相性は良好。ただ終盤は少々飽きてブラックペッパーが欲しくなりました。

 チャーシューがわりに煮込まれた薄い牛肉が乗っています。少々スパイス混じりで、これまたスープの味わいを邪魔しない程度の煮込み加減。他に細もやし、糸唐辛子、刻みネギ。

 空港の食事処で出てくるラーメンとしては悪くない一杯でした、

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デミバーグカレー@すき家

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 すき家が2023年10月3日から発売中の「デミバーグカレー(730円)」を試食。
 
 牛丼チェーン店のカレーと言えば松屋の評価がぶっちぎりに高く、そこからスピンアウトしたカレー専門店「マイカリー食堂」が出来るほどですが、すき家も2021年末に「ほろほろチキンカレー」を出した辺りから本格的に巻き返しに転じたようです。

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 「ふっくらジューシーな粗挽きハンバーグは食べ応え抜群。すき家のスパイシーなカレーや、丁寧に炊き上げたすき家こだわりのごはんにも合うよう、やさしい甘さが特長のデミグラスソースで王道のハンバーグに仕上げました。」というのがすき家のウリ文句。
 
 結論から言えば正直期待ハズレ。カレー自体は悪くないどころか上々の出来と思いますが、如何せん松屋が得意中の得意とする「ハンバーグ」で真っ向勝負に出たのが裏目に出て完敗。ハンバーグは「粗挽き」だそうですが粗挽きらしいゴツゴツした食感なんて全然なくて良くも悪くももっちりした食感に終始。
 
 またハンバーグにデミグラスソースをかけたのもあまり意味がないような。所詮カレーの強烈な味にかき消されてしまう程度の存在で、味変アイテムになりうるほどの個性もありませんし。
 
 すき家のカレーは「ほろほろチキンカレー」の衝撃の後はなかなか上手く行かないようです。すき家もデミグラスカレーへはさして期待していないのか。店内外の広告は9月販売開始の「月見すきやき牛丼」が未だに目立つ位置にありました。

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2023.10.09

観光列車「あめつち」試乗記

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 JR西日本が鳥取駅 - 出雲市駅間で運行する臨時快速列車「あめつち」を試乗。もっとも実際に試乗したのは鳥取→米子のみ。列車愛称の「あめつち」は、山陰地方が舞台の神話が多く収録されている『古事記』の書き出し「天地(あめつち)の初発(はじめ)のとき」に由来するそうです。

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 車窓的には後半の米子→出雲市が見せ場のせいか、鳥取→倉吉間はパラパラと乗っている程度。倉吉から乗る客が意外に多くて、それでも半分くらいの乗り。団体さんはおらず、個人客や二人連れだらけ。やたら女性客が目立ちました。それが常態なのか、トイレが女性専用と多目的という構成なのも納得。

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 この手の観光列車ではアテンダントが飲食物やグッズをこまめに売って回ったり、記念写真等のイベントを開催したりしがちですが、「あめつち」は基本ほったらかしのようで、飲食物やグッズは基本2号車のカウンターで販売。弁当等を予約した客のみ座席まで伺う形でした。

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 停車駅は少ないものの所詮無理矢理設定した快速列車ですしし、列車の性格上急ぐものでもないせいか、やたら行き違いや追い抜かされでの運転停車があって鳥取→米子間で特急の倍=2時間かかります。車内で売っている地ビールの酔いが適度に回ってきたところで米子到着。米子から乗る客も結構いました。

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輪@武蔵浦和 ~ 辛麺

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 武蔵浦和駅東口から北へ。武蔵野線の高架をくぐった先の小さな飲み屋街の一角に立地。ウイスキーバー「bar-b-jyo」の間借り営業のようで、店先に「辛麺」の幟が立っています。先客ゼロ、後客2。
 
 券売機はなく、卓上のメニューをみて基本と思しき「辛麺」を「5辛(900円)」で注文。麺はこんにゃく麺、中華麺、ごはんの3種から選べるので「こんにゃく麺」で。小ライスの無料サービスあり。また無料で「ニラのみ増量」or「にんにくのみ増量」できるので、「ニラのみ増量」にしてもらいました。後払い。
 
 辛さは0~5倍までは無料ですが、それ以上は段階的にオプション料が課されます。
 
 メニューは基本「辛麺」と「トマト辛麺」のみ。
 
 店は手前の横長カウンター7席のみを使って営業。卓上には酢とおろしニンニク。着席するとおしぼりサービスあり。

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 配膳されると「麺が底に沈んでいます」とアナウンスされたので、とりあえず天地をひっくり返してまぜまぜ。

 こんにゃく麺は灰褐色かつ半透明の細麺ほぼストレートタイプ。見た目は韓国冷麺に似ていますし、つるつるした口当たりもそっくりですが、韓国冷麺ほどびよーーーんとした弾力性というかコシは強くありません。

 スープにとろみがはほとんどなく、真っ赤っかですが「中本」あたりと比べると「旨辛」の「辛」のほうに寄った感じでしょうか。ちょっと旨味が不足している気がしたので卓上のおろしニンニクで補強。また5辛だと個人的には全然許容範囲内の辛さで、辛い物好きな方には物足りないかも。
 
 かきたまがたっぷり入っている反面、ニラは増量してもさほど多い感じはせず。またコロコロ&ホクホクしたにんにくも少ないなと思ったら底の方に結構沈んでいました。ひき肉は全然入ってないのかな?と思ったらこれまた底に沈殿。どうやら麺を天地返しした際ににんにくやひき肉が麺の代わりに底に沈んでしまったようで・・・旨味がちょっと足りないな?と思ったのはそのせいかと思い返すも時すでに遅し。
 
 かきたまなどをサルベージしてご飯に乗せてフィニッシュ。穴あきレンゲがあると嬉しいのですが。

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2023.10.08

一刻魁堂 ララガーデン川口店@川口 ~ 台湾らーめん

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 川口駅西口からオリンピック通りを西へ進んだ「ララガーデン川口店」内。ほぼ1年半ぶりの再訪。ここのレストラン街はテナントの入れ替えが目立ちますが、この店は長続きしています。先客5~6、後客ゾロゾロ。向かいにラーメン屋「竜葵」がありますが、客入りは明らかにこちらの方が上で、買い物ついでっぽい客がひっきりなしにやってきます。

 「一刻魁堂」は愛知県及び東海各県を中心に店舗展開しているチェーン店で、ご当地らーめんの「台湾らーめん(880円)」を注文。有料ながら辛さ増量できるので「1辛(+20円)」を追加。辛味を予め丼に入れて良いかどうか聞いてきますが、別皿にしてもらうことも可能。
 
 また平日はご飯無料サービスあり。さらにふりかけが3種類(ゆかり・のりたま・かつお)から選べる辺りはユニークなサービス。もっともご飯のおかずには台湾ラーメンの具だけで十分なので、ふりかけは頼まなくても良かったと思うも時すでに遅し。
 
 なお中京圏中心のチェーン店といっても台湾らーめんが売りものというわけではなく、メニューはしょうゆ、みそ、野菜タンメン、台湾まぜそば等々なんでもありで、実にSC内店舗らしい幅広いラインナップです。

 店内はテーブル席のみ、4人掛けボックス席と2人掛けテーブルがずらずらっと並んでいてキャパも大きめ。卓上には餃子のタレ、ブラックペッパー、旨味コク醤、そして食べている最中にラー油が登場。

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 スープは真っ赤でこれぞ台湾らーめん!でもSC内の店のためか、「味仙」みたいに生ニンニクは転がっていません。スープは鶏がら&豚骨などの動物系ベースで脂多めですが、それ以上に醤油臭さが若干気になるところ。1辛でも十分すぎるくらいの辛さで、あえて1辛にしなくて良かったかなと思いましたが、台湾らーめんは食後に身体がポカポカ、汗ダラダラしてナンボなのでまぁ良いでしょう。
 
 スープはともかく麺がしょぼいのが残念。並太のほぼストレートタイプですが、なんか食感がチープでインスタントラーメンっぽいんだよなぁ・・・
 
 またニラがたっぷり、もやしも結構入って具沢山ですが、ひき肉の量が減ったような気が・・・値段を据え置いた関係でしょう、たぶん。底に溜まったニラやもやし。ひき肉を穴あきれんげでサルベージしてご飯を平らげると量的には大満足。
  
 内容的には大したことはありませんが、近所で名古屋名物を食べられることをもって良しとすべきかと。

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2023.10.07

道の駅 果樹公園あしがくぼ@芦ヶ久保 ~ ずりあげうどんかき揚げセット

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 「武蔵野うどん」や「煮ぼうとう」「加須うどん」など地味にうどん文化が根付いている埼玉県。秩父にも「ずりあげうどん」というのがあることを聞いて試食に出かけました。
 
 往訪したのは西武秩父線芦ヶ久保駅に隣接した「道の駅 果樹公園あしがくぼ」内の食堂。但し「ずりあげうどん」を頂けるのは農産物直売所併設の食堂ではなく、その奥にある食堂なので注意。

 店内のタッチパネル式券売機で「ずりあげうどんかき揚げセット(940円)」を注文。ずりあげうどん単品だと660円と安め。但し他客の半分はざるそばを注文していました。また本格的なうどん・そば処ではないのか、メニューは全部でわずか9種類に絞り込まれていました。
 
 道の駅付設の施設らしく店内はバカでかくて、壁沿いにカウンター6席と8人卓×2、12人卓×1、16人卓×1。茹で上がりに結構時間がかかり、食券の番号で呼ばれるまでしばし待機。

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 「ずりあげうどん」はぱっと見「釜揚げうどん」に似ていますが、最大の違いは「つゆ」や「つけダレ」が予め用意されていないこと。カウンターに置いて薬味や調味料を器に入れ、卓上の醤油で味をつけて、うどんの茹で汁で味の濃さを調整しながらつけだれを自作します。

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 カウンターにはおろし生姜、揚げ玉、大根おろし、薬味ネギ、そしてマヨネーズやわさび、七味など。卓上には醤油(辛口、甘口)、すりごま、胡麻油が置いてありました。そしてカツオ節と卵が一緒に配膳されます。
 
 うどんはやや太目。武蔵野うどんほど硬くはありませんが、噛み応えは一般的な釜揚げうどんよりはずっと強くて気に入りました。

 かき揚げはタマネギ主体。サクサク、カラッと上がっていてまずまず。うどんだけだとやはり飽きやすいのでかき揚げを付けたのは正解でした。

 「武蔵野うどん」でもありがちなことですが、「麺はかなり美味いけど出汁にはあまり気を使わない」という意味で実に埼玉のうどんらしい一品でした。これならもう「浸ける」という概念を完全に捨てて「まぜそば」ならぬ「まぜうどん」にしたほうが良さそうな気がしますが・・・

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2023.10.06

一善@川口上青木西@西川口 ~ 一善定食

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 青木町公園の北、「上青木西1丁目」交差点を東へ入ってすぐ。先客ゼロ、後客2。
 
 町中華なのか大衆食堂なのか位置づけが判然としない店で、店内にはメニューがズラズラっと。何がウリなのかさっぱり判らなかったので「一善定食(600円)」というのを頼んでみました。
 
 この店はとにかくとんでもなく安いのが特徴。ラーメンが350円、チャーハン450円、定食類は500~650円といったところ。ただ店は老夫婦で切り盛りしていて、ちょっとしんどくなって来たので今年1月から夜営業を大幅に縮小した旨の貼り紙がありました。オカンが専ら調理に当たっていて、オヤジが配膳&下膳を担当している感じでしたが、いろんな意味でサステナブルなのかどうか心配。
 
 店内はL字型カウンター5席と小さめの4人卓×2。水セルフ。

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 「一善定食」とは要するに「豚肉とキャベツの味噌炒め」。そこにピーマンで彩りを添えた感じ。マカロニサラダ、白菜の浅漬け、味噌汁と共に登場。
 
 大きめのお茶碗というか小さめの丼に目一杯ご飯が盛られているのに対して炒め物の量がやや少ないように見えますが、味付けが濃い目&ピリ辛仕様なのでガンガンご飯が進みます。これくらいだと個人的には食い過ぎにはならずに済んでちょうどいいかな?
 
 後客のオッサンが頼んでいたオムライスもなかなか良さげだったので、今後あれこれ試してみます。

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2023.10.05

西武秩父駅前温泉 祭の湯

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 西武秩父駅に隣接した日帰り温泉施設。地味ながら一応観光地の玄関口にあってアクセスはピカイチ。
 
 ただ温泉を引いているのは露天風呂エリアの最奥にある岩風呂だけ(加水あり・加温あり・循環ろ過・塩素系薬剤使用)。それ以外の露天風呂にある花見湯・つぼ湯・寝ころび湯はいずれも「芝桜の丘をイメージした乳桃色のオリジナル人工温泉」という触れ込みの入浴剤多用のお風呂。内湯にはシルク風呂、炭酸泉、ジェット湯、サウナ、水風呂があって実質的にはほぼスーパー銭湯です。

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 また畳敷きの「寝転び処」は広くありませんが、リクライナー(テレビ・コンセントつき)が数多く設置された「くつろぎ処」が広いので何の問題もありません。もちろんWi-Fiあり。
 
 食事処もあるにはありますが、温泉施設手前にあるフードコートを利用したほうが良さげ。そのような利用を想定して再入館もできるようになっています。
 
 2017年に出来てなお施設は小奇麗なままですし、温泉そのものに拘りさえしなければ、そして空いてさえいれば結構良い日帰り温泉施設でしょう。ただ場所が場所なので混んでいて「くつろぎ処」で休めないと満足度はかなり下がってしまうかと。

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【温 泉 名】-
【施 設 名】西武秩父駅前温泉 祭の湯
【入浴料金】平日1100円/土・日曜日・祝日・特定日1,380円
【交通手段】西武秩父駅に隣接
【泉  質】含よう素-ナトリウム-塩化物冷鉱泉
【源 泉 名】西武秩父駅前温泉
【湧 出 量】6.1L/分(動力揚湯)
【泉  温】22℃

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【観戦記】ACL2023/24 GS MD2:浦和 6-0 ハノイ ~ VARが的確に機能しているACLが眩しすぎる!!

 消化不良に終始した横浜C戦からスタメンをたいして代えなかったのには心底驚きましたが、早々と大量点をとって事実上勝ちを決めて主力を早々に下げるだけでなく新戦力のテストまで出来て、終わってみればスコルジャの目論見通りの試合でした。

《スタメン》

 浦和は横浜C戦から中4日&ホームでの連戦。スタメンは横浜C戦からリンセン→カンテ、伊藤→関根、早川→髙橋と3枚入れ替え。

 横浜C戦は戦力枯渇から来る疲労困憊で痛恨の引き分けに終わっただけに、このグループ最弱と目されるハノイ相手にはかなり面子を入れ替えてくると予想しましたが、スコルジャの判断は意外にもスタメンほぼ固定でした。
 
 これは次のルヴァン杯準決勝第1戦まで1週間あることを考慮したのかもしれませんし(たった1週間でリフレッシュできるとも思えないのですが)、現時点ではACLグループリーグ突破が最優先と考えてのスタメン選考だったのかもしれません。
 
 ACLのサブには12人も入れるので、大久保・明本・中島・リンセン・シャルク・安部といった怪我人以外全員連れてきた感じ(知念もいつの間にか故障から復帰)。ただそんな中で唯一ベンチ外の宮本の立場・・・

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《試合展開》

 ハノイの基本布陣は3-4-2-1。ただ前からプレスをかけてくる過程で2トップ気味に見える時間帯も結構ありました、浦和も前プレで応戦し、立ち上がりはボールが全く落ち着かない展開に。
 
 そんな中9分浦和が最初に得たCKで、岩尾→ファーに流れてどフリーのカンテが決めて浦和先制。いかにも事前に仕込んだ臭いサインプレーが見事に決まりました。なお公式記録はオウンゴールになっていますが、カンテのシュートはきっちり枠を捉えており、それを相手DFがクリアできなかっただけなのでオウンゴール扱いはカンテにとって気の毒だと思います。

 12分にも左サイドから関根→カンテの決定機を作りましたが、ここは得点ならず。

 その後浦和がボールを支配する時間が長くなったところで、16分ボックス内で相手にプレスをかけに行った髙橋が転倒。当然PKだろうと思っていたところなんとびっくりシミュレーションで髙橋にイエロー。相手の足が髙橋に引っかかっているのは明白なので、簡単に倒れすぎ=PKにはならないかもしれませんが、シミュレーションは無かろうに・・・
 
 ところがここでちゃんとVARが介入するのがACLの素晴らしいところで、しかも主審もいたずらに自分の判断に固執せずにVARの進言に耳を傾け、OFRまでやって結果PKに。いやはやどこかの3流リーグと違ってVARの運用が実にこなれています。19分ショルツがPKを決めて浦和2点目。

 その後はハノイがボールを握る時間帯も長くなったものの、4-4-2ないし4-5-1気味に構える浦和守備ブロックの前でボールを回しているだけで手も足も出ず。

 浦和は途中から小泉を右SHに回してカンテ、髙橋の2トップ気味に布陣を変え、37分カンテの敵陣でのボール奪取を契機に、関根→小泉→髙橋と繋ぎ、ボックス内での深い切り返しで対面のDFを交わした髙橋の左足シュートが火を噴いて3点目。

 その後40分ハノイ右サイドからのクロスをタグウ(#95)が酒井に競り勝ってヘッド、43分には左サイドからのクロスをタグウがマリウスを背負いながら反転シュートと決定機を作りましたが、いずれも西川の好守でゴールならず。ただこの形がハノイの本来やりたいことなのでしょう。

 3点リードで折り返しに成功したところで、スコルジャは後半頭から岩尾に替えて柴戸を投入し、布陣も再度小泉トップ下&髙橋右SHに。
 
 前半の最後になってようやくリズムを掴みかかったように見えたハノイでしたが、後半は全くいいところなし。浦和の厳しいプレスに対して球際で競り負ける場面があまりにも多く、なんとかボールを奪って反撃に転じようとしたところでボールを奪い返されて消耗を強いられる場面が目立ちました。62分関根が高い位置でボールを奪ってスルーパス→アーク付近から小泉ミドルシュートはバーの上でしたがこんなパターンが後半頻出しました。
 
 63分には酒井→大畑、小泉→早川とスコルジャの目論見通りに早々と主力を下げるモードに突入。そして65分投入したばかりの早川CK→関根ヘッドで4点目。CKはマリウスに合わせたように見えましたが、マリウスの前で関根がズドン。背は低いのになぜかたまにCK、しかもヘッドで点を取るのが関根。
 
 69分には自陣からのスローインからのカウンターのチャンスで関根がボックス内でシウバ(#77)に露骨に倒されてPKに。70分カンテのPKは一旦GKが防いだものの、こぼれ玉を自ら蹴り込んで5点目。

 73分にはカンテ→興梠、髙橋→エニカットと代え、85分ボックス手前でボールを奪い返した大畑がそのままボックス内に突入してシュート。これはGKに弾かれたものの、こぼれ玉に反応したエニカットが落ち着いて流し込んで6点目。エカニットはこれが浦和加入後初出場&初ゴール。

 後半のハノイは全く良いところなく、90分にミドルシュートがバーを叩いたのが唯一の見せ場でした。

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《総評》

 前半は正直点差ほど浦和がハノイを圧倒していた訳ではないように伺えましたが、後半はまさに点差通りに力の差を存分に相手に見せつけての大勝でした。
 
 ハノイが後半全く良いところなしに終わった一因をスコルジャが試合後のコメントでちょっと触れていて「前半20分を過ぎたあたりから、相手がレッズ陣内でかなりフリーにプレーしてしまった状況がありましたので、それを避けようとしました。つまり、よりアグレッシブなプレスをかけるということでしたが、いい仕事をしてくれたと思います。」とのこと。先の文中でも触れたように、浦和がプレス強度を上げたことでハノイの球際の弱さが浮き彫りになったようです。
 
 またハノイはACL初出場。しかもベトナムリーグは今季から秋春制へ移行したばかりで、国内のリーグ戦は始まっておらず、今季初戦がACLグループステージ第1節浦項戦だったとのこと。新外国人を新たに3人も獲得して計6人(うち一人はアジア枠)の体制でACLに臨んだものの、如何せん加入したばかり。チーム作りはまさに緒に就いたばかりで、経験の無さ&連携不足が時間の経過と共に粗が増える一因になったのかも。
 
 ただ12月のグループリーグ最終節で再戦する際にはその辺の問題はかなり解消されてるでしょうし、タイ同様東南アジアのチームはホームとアウェーで全然別物になりがちなので、今回の試合内容はたいして参考にならないかも。
 
 横浜C戦が甚だ低調な内容&残念過ぎる結果に終わったにも拘らず、スコルジャがこの試合たいしてスタメンを代えなかった理由はかなり謎ですが、蓋を開けてみれば早々と大量得点を上げて事実上試合を終わらせると同時に主力を引っ込める余裕が出来(伊藤にいたっては使わずに済んだ!)、おまけに最後は新戦力=エカニットをテストする余禄まで付いて100点満点の120点くらいの結果に。
 
 これで浦和はアウェーで引き分け、ホームで勝利というACLグループリーグ勝ち抜けの鉄板コースに。とはいえ、ACLは総得失点差はあまり関係がない=このグループで最弱と目されるハノイから何点取ってもそんなに意味はなく、次の浦項との連戦にグループリーグ突破がかかっていると言っても過言ではないでしょう。ここを1勝1分で凌げるかどうかが全てです。

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《選手評等》

・前目の選手はとにかく数字として残る結果を出すのが大切。その点浦和デビュー戦でいきなりゴールのエカニットは言うことなし。外国人選手で浦和デビュー戦でいきなりゴールと言えばポンテとモーベルグを思い出しますが、エカニットも大活躍するとええなぁ。狭い局面でちょこちょこ動き、スピードも結構ある点でいかにもタイ出身らしいMFだと思いました。スコルジャも「ゲームの読みが非常に良いですし、良いラストパスを持っています。そしてそれだけではなく、今日もお見せしたように良いフィニッシュも持っています」とベタ褒め。

・ただエカニット自身が試合後「今はチームの戦術を理解しきれていない部分もまだある」と語っている辺り(=たぶん、CFと連動してのプレスのかけ方が怪しい)がリーグ戦でベンチ入り出来ていない主因なのでしょし、またただ強度マシマシ系の相手と対戦して初めて真価が問われることにもなりましょう。ハノイは如何せん緩すぎました。

・興梠は自分で撃つそぶりは全くなくて最前線での鬼キープに専念。でも短時間だったせいか、横浜C戦の残念さよりは格段に良い出来。今後もこんな使い方になるのかな?まるで前目の鹿取。

・そして試合後興梠は「入る前におまえ決めてこいって言っていた。(ボールが来たら)全部おまえを見るからって。」と露骨にエカニットに点を取らせようとしていたことを吐露。ただ「アシストしたかったですけど、全部あいつを探していたら自分がミスしちゃった」のも事実。でも興梠のミスを大畑がカバーしてシュート。それが結果的にエカニットのゴールに繋がったんだから結果オーライというかなんというか(苦笑)。

・また興梠は昨年札幌でスパチョークと一緒にプレーしていたのが、タイ出身MFにありがちな特徴・特性だとかメンタルだとかが多少参考になっているのかも。

・カンテのPKはショルツ不在時の予行演習なのかな?試合後の弁によればカンテが勝手に蹴った訳ではなく、2個目のPKはカンテの役割とのこと。GKはいったん弾いたのに、そこからカンテの「ゼロ距離射撃」を食らう理不尽さ・・・

・ACLのMDPは各国のサッカー事情やアウェーの様子が満載で読み応え十分。ベトナムは強豪クラブがハノイに集中してて、サッカー熱も北部の方が高いのは意外でした。ベトナム最大の都市=ホーチミン市はどうしたん???

・自分の判定に固執しない。VARの進言に率直に耳を傾ける。これが出来ないJリーグの主審のなんと多いことか!(森田美由紀アナ風)

・この試合の観客数は1万をちょっと超えた程度。ACLが平日の試合なのはいつものことですが、いつものACLグループステージと違ってシーチケ対象外。かつグループ最弱と目される相手で無理して観戦に出かけるだけのモチベーションは上がらず、さらに悪いことに朝から雨模様で当日券が売れる要素もなし。個人的にはシーチケ対象外の平日の試合は国立開催でも良いと思っていますが、あんまりな客入りの悪さを受けて浦和フロントはどうするかなぁ・・・

Hanoi2310020

-----カンテ----
関根---小泉---髙橋
---岩尾--安居---
荻原-マリウス--ショルツ-酒井
-----西川-----

(得点)
10分 OWN GOAL
19分 ショルツ
37分 髙橋
66分 関根
70分 カンテ
85分 エカニット

(交代)
HT 岩尾→柴戸
63分 酒井→大畑(大畑左SB、荻原右SBへ)
63分 小泉→早川
73分 髙橋→エカニット(エカニットトップ下、早川右SHへ)
73分 カンテ→興梠

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2023.10.04

東京海老トマト@新宿 ~ 東京海老トマトサービス盛り

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 新宿駅西口から小滝橋通りを北へ。「すき家」や「なんでんかんでん」のある角を西へ入ってすぐ。向かいに「東京麺通団」あり。先客、後客ともゼロ。
 
 店内の券売機ボタン先頭の「東京海老トマトサービス盛り(980円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 メニューは基本的にトマト好きにお勧めの「東京海老トマト」と海老好きにお勧めの「オマール海老SOBA」の2種類。「サービス盛り」とは大盛ではなく、プレーンタイプに「キャベツ&バケット」を乗せたものとのこと。
 
 店内はコの字型カウンター9席のみ。席の背後がやや狭め。卓上に調味料類は無し。

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 ゴマがたっぷり散りばめられたスープはかなりとろみ強め。卓上に貼られたウンチク書きによるとスープは「数種の海老からとった出汁に動物系スープを合わせ、イタリアの契約農園が作る酸味を抑えた甘味の強い完熟フルーツトマトを丸ごと1個分加え、更に門外不出の特製トマト出汁を合わせた」とのこと。
 
 海老がウリの店にありがちな海老臭さが店内にあまり漂っていませんが、それでもスープは海老の旨さ全開!!一方わざわざ酸味を抑えたトマトを使っているだけあって、トマトベースのパスタやトマトカレーにありがちな酸味はほとんど感じられず、海老臭さを抑えて癖をなくす脇役に徹している気がします。そして味が濃い目なのでキャベツが良い箸休めに。
 
 麺は中細ストレートタイプ。麺にスープが絡みまくるので口当たりはつるつるですが、麺の密度が高そうな噛み応えのしっかりした麺で気に入りました。
 
 チャーシューは低温調理のペラペラ系ですが、肉の旨味はちゃんと保っています。他に僅かに刻み青ネギ。最後にスープを吸いまくったバゲットを齧ってフィニッシュ。自然体で食べているだけでスープはほとんどなくなってしまいます。
 
 次は「オマール海老SOBA」を試してみます。

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2023.10.03

みんみん宿郷店 & 宇都宮ライトレール

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 宇都宮ライトレール「駅東公園前」電停から南へ徒歩5分くらい。斜向かいにある地場スーパー「かましん」の巨大看板が良い目印になります。「みんみん」は9年前に「ホテル アール・メッツ店」に行って以来。先客8、後客9。日も暮れようとする時間帯だったせいかテイクアウト客もちらほら。
 
 早速「焼餃子(330円)」2人前と「揚餃子(330円)」を注文。しばらく来ないうちに結構値上がりしていて、「餃子の王将」や「ぎょうざの満洲」に慣れるとかなり観光地価格っぽく感じます。餃子以外はライスとビールしかない純然たる餃子専門店です。
 
 店は縦長カウンター5席と島式カウンター4席。さらに4人卓×2とこじんまりしていて、小グループでの往訪には不向き。また「みんみん」は餃子専用タレはなく、醤油と酢、ラー油を自分で好みに応じて混ぜるタイプ。

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 焼き上がりまで10分以上かかってようやく登場。焼餃子は野菜多めであっさり目の味わい。しかも結構ジューシーで、餃子にしてはしつこさがない辺りがライスなし、ビールなしで餃子だけ食べても何の問題ない秘訣なのかも。

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 焼餃子だけだとどうしても飽きてしまうので揚げ餃子も頼んだのですが、皮のゴワゴワ、パリパリとした食感が面白いだけで個人的な好みとしては焼餃子に遠く及ばず。これなら焼餃子3人前でも良かったかな(苦笑)。

 まあ正直普段よく食べている「餃子の王将」や「ぎょうざの満洲」と比べて圧倒的に美味いとは個人的には思わないので、並んでまで食うことはないでしょうなぁ。並びなしなら宇都宮に来たついでの記念代わりには格好のネタだと思いますが。

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 宇都宮に来たのは餃子目当てではなく、今年8月26日に開業した「宇都宮ライトレール」の試乗がメイン目的。宇都宮駅東口~芳賀・高根沢工業団地間の15km弱を現在約50分で結んでいます。

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 途中鬼怒川を渡るのが最大の見せ場。ただ鬼怒川を渡った先は巨大な工業団地の中をぐるぐる巡るだけなので車窓はかなり退屈なのが難。

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 新潟トランシス製の車両も福井鉄道で導入済の「FUKURAM」がベースなので既視感たっぷり。でも国内で新たな路面電車が開業するのは75年ぶり。バス運転士不足が大問題になっている中で、そこそこまとまった量がある路線の住民の足を確保するための施策として「宇都宮ライトレール」がモデルケースとなればいいのですが。
 

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2023.10.02

百歩ラーメン 川口店@川口 ~ 百歩ラーメン

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 北浦和に本店がある「百歩ラーメン」の支店。最寄は一応川口駅なんでしょうがかなり距離があります。川口駅西口から戸田方面へ直進。「宮町」交差点角に立地。ほぼ2年ぶりの再訪。先客5、後客5と早い時間帯から賑わってました。

 相変わらず券売機はなく、卓上のメニューを見て基本の「百歩ラーメン(800円)」を麺堅めで注文。後払い。前回往訪時より80円値上がり。ランチタイムの無料サービスに半ライスのみならず小さい冷奴サービスが付くのは相変わらず。

 メニューは他に豚骨醤油、赤百歩、味噌、つけ麺、担々麺など。かつては期間限定メニューをやっていましたが、いつの間にかなくなってしまったようです。

 店内は郊外店らしいゆったりとした造りでテーブル席主体。4人ないし6人掛けのテーブルが4卓と8人ぐらい座れる大テーブルが1卓。カウンターは4席しかありません。卓上には刻みネギが取り放題。さらに辛子高菜、白ごま、一味、胡椒、おろしにんにく等。

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 スープはマイルドなとんこつ。臭みはほとんどなく、脂っぽいとかしょっぱいとか、妙な癖がないので良く言えば万人受け。悪くいえば平板な印象を受けました。高菜やニンニク、白ゴマ等で味を自分好みに整えながら食べることが前提なのかも。

 麺は中細ストレート。麺の太さといい、つるつるとした食感といい、博多風のとんこつラーメンを期待してゆくと肩透かしにあいます。替玉もあるにはありますが、この麺だと麺茹でに時間がかかりそう。もっとも半ライスサービス付きなら替玉の必要はまずないと思いますが。

 具は海苔にメンマ、それにバラ肉チャーシューと寂しげですが、この辺は値段相応。半ライスのおかずには物足りないところを取り放題の刻みネギで補足。もっとも卓上の刻みネギを調子こいで入れすぎるとスープがぬるくなってしまうので注意(苦笑)。

 以前は「安くてお腹一杯になって、そこそこ美味ければなお良いといったニーズには十分応えられる出来」と思っていましたが、やむを得ない事情とはいえ値上げを繰り返しているうちにそんなに安くは無くなってしまい、「これならもはや日高屋でいいんじゃね?」と思える領域に入ってきた気がして残念です。

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最初で最後の「妙見の森ケーブル」試乗記

 兵庫県川西市というか、大阪府との県境に近い山間地を走る「妙見の森ケーブル(黒川駅~ケーブル山上駅の約0.6km)」の廃止が決まったので試乗に出かけました。当初は2024年6月24日廃止予定だったのですが、冬季休業に入る前の今年12月3日限りと営業終了が繰り上がりました。
 
 能勢電鉄が運営する妙見の森ケーブルは老朽化が進み、かつ大規模な更新投資ができるほどの経営状態ではないことから廃止となった模様です。公共交通機関なのに「祝日と行楽期を除く水曜・木曜が定休日」という辺りに経営の苦しさが伺えます。

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 ケーブルの起点黒川駅。能勢電鉄最寄りの妙見口駅から1.5kmほど離れており、しかもその間結構な急坂なのが困りもの。駅から徒歩20分との案内も見かけましたが、少なくとも行きは相当健脚な方じゃないと20分では無理だと思います。 

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 ケーブルは通常20分間隔で発車。車両は1号車が「ほほえみ」、2号車「ときめき」という愛称がついています。

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 1067mm軌間の多い日本のケーブルカーとしては珍しく標準軌(=新幹線と同じ1435mm)を採用しているのがこのケーブルの最大の特徴。

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 妙見の森ケーブルはもともと能勢妙見堂のある妙見山への足として作られたもので、山上へはさらにケーブル山上駅から5分ほど歩いたところにある「妙見の森リフト」に乗り継ぐ必要があります。ケーブルと言い、リフトと言い、乗り継ぎが非常にめんどくさいのが妙見の森の難儀なところ。またケーブルの廃止により、このリフトも当然ながら廃止に。

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 せっかくなので能勢妙見堂にも参詣。これまたリフト降り場から少々離れたところにあります。

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 盛夏期は過ぎたとはいえ微妙に蒸し暑い日で、登り降りでヘロヘロになった後は「箕面ビール」でひとり乾杯。誠においしゅうございました。

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2023.10.01

和風ぼっかけカレー@なか卯

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 「なか卯」で2023年9月27日から期間限定で発売中の「和風ぼっかけカレー(690円)」を試食。なか卯って親子丼などの丼ものやうどんに強みがある反面、カレーを食べた記憶ってほとんどありませんが、一応レギュラーメニューにカレーもあって全くの門外漢というわけではなさそうで。

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 「和風ぼっかけカレー」は、「スパイスと風味豊かなかつおだしをきかせた『和風カレー』の優しい味わいと相性の良い、甘辛く煮込んだ“ぼっかけ”をトッピングした商品です。コリコリ食感の牛すじ、甘辛い味が染みこんだにんじんやこんにゃく、シャキシャキのたけのこは食べ応え抜群。醤油ベースのどこか懐かしい味わいに、やみつきになること間違いなしです。」というのがなか卯のウリ文句。

 「和風カレー」は非常によく出来ていて、ウリ文句通りかつおだしがしっかり効いてます。ただルックス通りとろみもそこそこ、刺激や辛さもそこそこあって、蕎麦屋で出てくるカレーよりも一般的なカレーに寄っている感じ。
 
 一方の「ぼっかけ」。ポスターの写真と比べるとぼっかけの量がえらく少なく見えるのはまぁ仕方ないでしょう。ただかなり濃い目の煮込み加減で、このままご飯のおかずになれるレベル。特に竹の子やニンジンの味が濃すぎて、こんにゃくくらいしか箸休めにならないのには参りました。
 
 よって「ぼっかけ」をビールのアテにするならともかく、カレーのトッピングとしては味を重ね過ぎてしつこく、くどくなってしまい、個人的には好みに合わず。些か企画倒れな印象を受けました。牛すじの出来は良いですが、総じてぼっかけの使い道を間違ったような・・・

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濃厚鶏そば 葵@蕨 ~ 濃厚鶏そば 

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 蕨駅西口から徒歩5分弱。「るーぱん」の隣。近隣に「小半」あり。約2年半ぶりの再訪。先客1、後客1。

 今回は「濃厚鶏そば(900円)」を注文。時節柄値上げを余儀なくされた上に、終日大盛り無料サービスはなくなってしまいました。なお麺量はつけ麺並200g・大盛300g、らーめんが並140g・大盛210gとの表示。

 メニューは他に濃厚つけ麺、淡麗鶏そば(塩)、淡麗鶏そば(醤油)、鶏白担々麺、汁なし担々麺など。また往訪時は季節限定と思しき「冷製鶏そば醤油」を出していました。
 
 店内は厨房を囲むL字型カウンター6+1席、店奥に2人卓×1。卓上には花山椒、コショウ、一味、柚子コショウ、揚げねぎ、果実酢、ラー油。

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 純系名古屋コーチンを使用したスープは箸をつける前から鶏の香りが漂ってきます。そしてその香り通りにスープが鶏の旨みがぎっしり。スープを電動の泡だて器でかき混ぜてから出すのが特徴で、表面の細かい泡が目立ちますが、見た目と違ってかなり粘度強め。ただちょっと塩かえしがきつくて鶏の旨味を思い存分堪能できないのが残念。食べ始めはともかく、終盤はちょっとしょっぱさが気になるレベル。

 麺は自家製の中細麺ストレートで更科蕎麦に似た心持ちざらつきがある食感。大盛りだとスープとの量的バランスがやや悪く、スープの粘度ゆえに麺が泳がないので少々食べづらい印象を受けましたが、並盛だとバランスがぐっと良くなりました。スープが麺に絡みまくって、強いてスープを飲まなくても自然体でどんどんなくなってゆきます。

 チャーシューは豚と鶏が一枚ずつ。共にしっとり&柔らか仕上げですが、味付けが淡白なので濃厚すぎるスープの中でちょっと存在感を失いがち。他にやや大ぶりのメンマ、カラフルなあられ、刻み青ねぎ。

 おいおい他のメニューを試してみます。

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