マイントピア別子
住友のルーツ「別子銅山」跡を活用したテーマパーク「マイントピア別子」を往訪。テーマパークなのに車がないと行きづらく、バスは新居浜駅からあるにはあるという程度。必然的にバスの時刻に行動が制約され、たっぷり半日かけて施設を堪能することに。
マイントピア別子はざっくり最後の採鉱本部が置かれていた端出場(はでば)地区を開発した端出場ゾーンと、最盛期の拠点であった東平(とうなる)地区を開発した東平ゾーンに分かれています。
端出場ゾーンの主な見どころはトロッコ列車で行った先にある「観光坑道」。江戸時代と近代の別子銅山の様子が再現されています。
観光坑道から少し離れたところある旧端出場水力発電所も見どころ。時間はたっぷりあるので各施設にあるビデオをじっくり見ていると住友家と別子銅山及びその関連産業との関係が頭に入ってきます。
東平ゾーンはガイド付きの観光ツアーで回りました。マイントピア別子本館からマイクロバスに揺られて狭隘すぎる山道(運転が下手だと間違いなくすれ違いで行き詰る!!)を30分ほど。重厚な花崗岩造りの貯鉱庫や、関連施設である東平選鉱場や東平と黒石を結ぶ東黒索道などの遺構が見せ場。
マイントピア別子併設のレストランで、この手の施設にありがちな残念なランチを平らげてもなお時間が余ったので、館内にある「天空の湯」でひと風呂。内湯の湯舟一つだけですが、四国では珍しい温泉(ナトリウム・カルシウム一塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉)が愉しめる上に、風呂はマイントピア別子の入場料金が要らないせいか、風呂はどう見ても観光客ではなくお風呂グッズ完備の地元客だらけというテーマパークらしくない珍光景でした。
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