野中家@大塚 ~ (家系)ラーメン
山手線大塚駅から新大塚駅方面へ向かう緩い坂を登る。餃子の王将や福しんなど外食チェーン店が並ぶ一角。屋号通り家系の店です。結構な人気店のようで、11時の開店10分前に到着したところ先客2、開店までに後客8。開店直後に満席になり、退店時外待ち8。客層は見事なまでにオッサンだらけ。
券売機ボタンを見て「ラーメン・並(800円)」を麺硬めで注文。店先の自販機に「ライス食べ放題」と大書してありますが、ここはライス無料サービスはなく、100円で食べ放題(ジャーからセルフ)という方式。よってライスも付けて見ました。着席すると空の茶碗を渡されます。
またメニューはラーメン一本でトッピングでバリエーションを出しているだけ。
店内はL字型カウンター9席と4人卓×1。卓上にはブラックペッパー、おろしニンニク、豆板醤、煮干酢、マヨネーズ、にんにく醤油、極にんにく、極しょうがといったところ。「武蔵家」と違ってキュウリの漬物は見当たらず。
「野中家のスープは濃く作ってますので濃い時はスタッフに言ってください」との貼り紙があったので恐れをなしたのですが、とろみがかったスープは確かに濃いことは濃いものの、心持ちざらつきを覚えるくらい豚骨の旨味がぎっしり詰まっているだけで辛うじてしょっぱくは感じないくらいにまとまっていて気に入りました。デフォルトの完成度が極めて高いので、下手に豆板醤とかおろしニンニクとかいれない方が良さげ。
麺は家系定番のやたら短い酒井製麺製で、やや平たい感じの中太タイプで緩い縮れ入り。
チャーシューは薄くてところどころスモーキーな味が。他にほうれん草、海苔3枚。
チャーシューや海苔でご飯を半分くらい片付けて、残りは極にんにくとマヨネーズというジャンキー丸出し風味でフィニッシュ。
正直家系ラーメンって良くも悪くもそれほど差は付かない(強いて言えば味が濃すぎてしょっぱすぎるハードパンチャーが個人的には苦手)と思っていましたが、ここはちょっと上に突き抜けた印象を受けました。
| 固定リンク