角煮かつ定食@松のや
松のやが2023年10月25日から期間限定発売中の「角煮かつ定食(930円)」を試食。もっとも「角煮かつ定食」の推し期間は非常に短くて、試食に出かけた時の店頭広告は11月1日から発売中の「チーズトマトささみかつ」に変わっていました。
「ほろほろに柔らかく煮込んだ豚角煮を、松のや特製パン粉でふんわり包みカラッと揚げた『角煮かつ』が新登場。味の決め手は『特製豚角煮ダレ』。2022年に松屋で発売した『豚角煮コンボ牛めし』でも使用しファンも多いあのタレが、この度とんかつともマリアージュ。食欲を掻き立て、ごはんが止まりません。」というのが松のやのウリ文句。
せっかく豚角煮を作ったのなら、変にさらに揚げ物にせずにそのまま「豚角煮定食」にすれば良いのにと思うのですが、そこは「松のや」のプライドが許さないのか、あるいは単に煮物の味に自信がないのか(苦笑)。
味の決め手「特製豚角煮ダレ」は別皿で出てきます。往々にしてタレを最初からカツにぶっかけてしまう「かつや」とは対照的で、この辺の配慮が松のやの嬉しいところ。で、まずはタレをつけずに角煮かつ食べてみましたが、うーーーん、確かにこれだけでは味が淡白すぎてご飯のおかずには厳しい。
かといってタレをべっとり浸けてしまうとタレの濃い味が卓越しすぎて何を食っているのか判りにくくなります。角煮の素の味を活かしながらも、その淡白さ加減を補うべくタレをちょんとつける。その加減が少々難しい。
悪くはないのですが、正直改良の余地をかなり残した試作品の域を出ないかと。あっという間に「チーズトマトささみかつ」に押し出されたのも道理。
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