【短感】23-24年第6節:浦和L 3-1 長野L
アウェー広島戦から中3日。日程が厳しく、かつ遠距離移動付きの浦女は広島戦から菅澤→島田、石川→長嶋とスタメン2枚入れ替え。しかも菅澤&石川ともいきなりベンチ外。他にこの2試合ベンチ止まりの栗島もベンチ外となって、はな・西村・丹野がベンチ入り。AWCCでコンディションを崩したのか、リーグ戦ではベンチにすら入れなかったはなが戻ってきたのは好材料。
長野は立ち上がりからガンガン前からプレスをかけてきて、浦女のビルドアップを阻害してはいましたが、ボールを奪ってもそこから鋭利なショートカウンターを繰り出せる訳でもなく、また時間の経過と共に浦女に簡単にプレスを剥がされがちに。
また長野はビルドアップが巧くないようで、7分バックパスを受けようとしたGKに対して猶本が強くプレスをかけてGKのミスを誘発して早々と先制点。16分にも緩いバックパスを島田が拾って猶本とのパス交換から島田に決定機があったものの、ここは決められず。
何も出来ていなかった長野の最初の決定機は20分FKから。ここはGK池田が好守を見せたものの、続く21分CKから宮本ヘッドで同点に。宮本は水谷の前に上手く飛び込んではいましたが、先の新潟戦といい、今季の浦女はセットプレーでのあっさりすぎる失点が目立ちます。
34分には柴田の縦パスを受けた清家がボックス内で巧く相手と入れ替わったところでファウルを受けてPKゲット。清家自らPKを蹴りましたが、GKに完璧にシュートコースを読まれてPK失敗。GKとの一対一がとにかく下手な清家。GKとの駆け引きもへったくれもなく蹴ってしまったような・・・要するに全くPKに向いていないような・・・ そして浦女は前半10本もシュートを放ちながら1点止まりで前半終了。
後半長野はあまり意味がない前プレを控えめにしてリトリート主体の守備に切り替えてきたこともあって、前半ほど敵陣にスペースがなくなった浦女は大苦戦。チャンスらしいチャンスは64分清家が右サイドから放ったループ気味のシュートくらい。
そこで楠瀬監督は68分何の見せ場も作れなかった島田に代えて角田を投入し清家をCFへ。これ自体は多少運動量の補充に留まったくらいで戦況は大きくは変わりませんでしたが、73分塩越CK→猶本ニアでヘッドでついに追加点。小さい猶本がヘッドで決めるのは極めて珍しいような気がしますが、マークが外れているので背の低さはあまり関係ないかも。また塩越のCK精度も徐々に向上しているみたいで。
さらに82分左サイドから水谷クロス→清家ヘッドで3点目を取って事実上勝負あり。清家のヘッドはループ気味になってGKの頭上を抜けた形。得意のスピードを活かしたゴールでもなんでもない形で点を取るとは(苦笑)。
後半の長野の決定機は59分浦女のクリアが不十分だったのを拾った小澤のシュートがバーを直撃した場面だけで、全く危なげなく浦女が逃げ切り勝ち。後半の方がチャンスは少ないのに、後半のほうが点が入って勝ち切ってしまうという不思議な試合でした。長野は攻撃に見るべき点がないので負ける可能性はほとんどありませんでしたが。
昨季優勝がかかった長野とのアウェーゲームでの逆転負けは浦女の選手達の心の傷になっているようでしたが、この試合は浦女のほうがコンディション面で厳しいにも拘らず、特に球際で劣勢に陥ることはなく、運動量で負けている様子もなし。やはりあの試合は当時の長野の田代監督の闘魂注入が効きまくった気迫負けだったのかも。
なお68分に投入された角田は清家に代わって右SHへ。両SHともサイドアタッカータイプではない点で今季のトップチームにありがちは布陣でしたが角田は攻守ともに健闘し、試合後のインタビューでも監督に褒められていました。角田はCH固定ではなく、中盤ならどこでも出来る選手として出場機会を増やしてゆく算段なのかな?
-----島田-----
伊藤---猶本---清家
---柴田--塩越---
水谷-安藤--長嶋-遠藤
-----池田-----
(得点)
7分 猶本
21分 宮本(長野)
73分 猶本
82分 清家
(交代)
68分 島田→角田
83分 伊藤→佐々木
88分 清家→丹野
88分 水谷→西村
| 固定リンク