【短感】23-24年第7節:浦和L 3-1 大宮V
クリスマスイブに開催された第6節から正月休みを挟んで開催された第7節はさいたまダービー。さいたまダービーがメンズでは当面実現しそうにないせいか、レディースのさいたまダービーに社員がワラワラやってきて出島はパンパン(笑)
浦和は菅澤や石川がスタメンに復帰しただけでなく、角田をスタメンに抜擢して伊藤がベンチスタート、塩越がなんといきなりベンチ外といったサプライズも。安藤は久しぶりに前目(左SH)でスタメンに。
正直罰ゲームでしかなかったタイでのAWCCで消耗した上に、代表組は超距離移動を伴う試合がやたら多かったこともあって今季の浦和のコンディションはここまで総じて相当悪いように見受けられました。
しかし、正月にまとまった休みが取れたのが相当効いたのか、浦和の面々のコンディションは劇的に上がっていてプレス強度はマシマシになり、球際での競り合いでもほぼ完勝。大宮は浦和の怒涛のプレスを受けてロクにビルドアップ出来ないどころか、自陣でのボールロストが頻発。このため点差こそあまり付きませんでしたが、内容はほぼ一方的で浦和の完勝といって差し支えないでしょう。
7分の先制は右サイドでの囲い込みによる角田のボール奪取から。相手のクリアし損ねをバイタルエリアで拾った安藤が菅澤とのワン・ツーでボックス内に突入してゴール!!38分には清家が高い位置でパスカット→猶本クロス→ファーで菅澤に決定機が生まれましたが、ここはゴールならず。
大宮は基本4-4-2で、前プレに出る時はSHが上がって4-3-3になるような感じ。でもこの前プレがハマっているとは言い難く、「相手のボールホルダーに圧力がかかっていないのにやたら最終ラインを上げたがる」という問題点を浦和にしっかり咎められ、浦和は後半大宮左SBを狙い撃ちするかのうようにその裏を清家や遠藤が突きまくって決定機の山、また山。しかし猶本のシュートはバーを叩き、清家はまたしてもあんまりな決定力不足ぶりを披露して追加点ならず。
大宮もたまらず鮫島を左SHから左SBに下げて穴を塞ぐ手を放ちましたが、今後は怖くて最終ラインを上げるに上げられなくなったのか中盤がスカスカになる悪循環に。59分高い位置でボールを拾った水谷のスルーパス→清家シュートはGKにセーブされるも安藤がしっかり詰めてようやく追加点。
何をやっても「最年長」がついてしまう安藤老師の最年長ドッペルパック。大久保に老師の爪の垢どころかサウナの垢すり後の垢を全身になすりつけたいくらいのボックス内での落ち着きぶりには恐れ入りました!
大宮の攻撃は全く体をなさず、61分GK池田のビルドアップミスに乗じて放ったロングシュートが惜しかったくらい。楠瀬監督は「今日は勝ったな、風呂でも入るか」と言わんばかりに66分から続々と選手を代える余裕も。
88分大宮CKをキャッチした池田のロングフィードが最前線の清家に通り、途中投入の伊藤へのクロスは小さい伊藤の頭上を通過したものの、鮫島がなんとクリアに失敗。伊藤がそのミスを見逃さずにボールを拾って3点目。伊藤は浦和加入後リーグ戦初ゴール。
あとは無失点で終わることだけが課題で、大宮が何も出来ていないことを考えればそれも容易と思っていたところ、試合終了間際に左サイド深い位置から鮫島クロス→途中投入のCBはながヘッドで難なく弾き返したものの、これがアーク付近でどフリーの田嶋のもとへ飛んでしまい、田嶋の豪快な一発が決まってまさかの失点。詰めが甘い、寄せが甘いと言われればそれまでですが、全く崩されていないのにあれがいきなり決まるかね、フツー・・・・
リーグ戦はここでいったんお休みで、来週からしばらく皇后杯。浦和は先述の通りコンディションが劇的に回復したのが何よりの好材料で、石川に続いてはなが戦線に戻って安藤をCB起用しなくて済むようになったのも上積み材料。
-----菅澤-----
安藤---猶本---清家
---柴田--角田---
水谷-長嶋--石川-遠藤
-----池田-----
(得点)
7分 安藤
59分 安藤
88分 伊藤
90+2分 田嶋(大宮)
(交代)
66分 水谷→はな(はなが右CB、長嶋が左SBへ)
66分 角田→伊藤
80分 安藤→島田
84分 菅澤→佐々木(島田がCF、佐々木が左SHへ)
84分 長嶋→栗島
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