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2024.02.29

豚から丼@なか卯

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 「なか卯」で2024年2月28日から期間限定で発売中の「豚から丼(590円)」を試食。

 「豚から丼」は、「豚バラスライスをカリッと揚げた“豚から”に、なか卯の“こだわり卵”を使用したふわとろの卵とじをのせた商品です。 下味に和風だしを使用した“豚から”は、ブラックペッパーをきかせることでパンチのある味わいに仕上げました。カリッとした食べ応えのある“豚から”にふわとろの卵とじの出汁がじんわりと染み込み、カリッとした食感とジューシーな食感の両方が楽しめます。」というのがなか卯のウリ文句。

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 丼ものチェーン店の中では親子丼や海鮮系の丼ものに強みをもつ「なか卯」が揚げ物を出すのはかなり珍しいような。出汁が効いた卵で閉じているので親子丼の派生形といえなくもないのですが、出てきた一品に「豚から」の姿はなく、どこからどう見てもただの玉子丼。

 でも親子丼で実績十分のなか卯だけにはずれようがなく、個人的には少々味が濃すぎと思えるものの出汁が良く効いたふわとろ玉子が丼一面を覆った玉子丼はそれだけで十分合格点。

 そして肝心の「豚から」はふわとろ玉子の下に隠れていました!!ビジュアル的にはなんか関西の「まむし丼」に着想を得たような気もしますが、豚からのブラックペッパーから来るスパイシー感や唐揚げの脂っ気、そしてカリカリとした食感はふわとろ玉子となんら喧嘩することなく、むしろ面白いアクセントになっていて気に入りました。

 「豚から丼」とのネーミングとは裏腹に豚からは事実上脇役。でも名脇役と思える逸品でした。

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2024.02.28

テンホウ 城南店@上諏訪 ~ タンタンメン+焼き餃子

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 中央本線上諏訪駅の駅裏へ出て、南へ徒歩20分くらい。諏訪市役所のすぐ近くに立地。「テンホウ」は長野県内に幅広く店舗展開しているラーメンチェーンで、往訪した城南店は本店という位置づけ。2019年に建て替えリニューアルしたばかりだそうです。なお隣に「中華そばてんほう 城南店」が建っていて、「テンホウ」とはメニューが違うそうです。なんとも初見殺しなコンセプト・・・
 
 往訪したのはちょうど昼時で先客12、後客ゾロゾロ。退店時には外待ち客も出来ていました。
 
 チェーン店らしくメニューは非常に多彩ですが、今回は「当店人気No.1」の「タンタンメン(620円)」とこれまた人気商品の「焼き餃子(300円)」を注文。0

 店内は横長カウンター7席と4人卓×4、2人卓×1、店奥の小上がりに6人卓×2。卓上には酢、ラー油、醤油、餃子専用の酢、ブラックペッパー、七味、おろしニンニク、豆板醤。

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 この店のタンタンメンの最大の特徴はタンタンメンなのに全く辛くないこと。店では「『お子様でもお召し上がりいただけるように』と辛さをなくしました。」と説明していますが、「よりゴマの風味をお楽しみいただける商品となっております。」というほどゴマ風味も感じられず、いかにも悪い意味でチェーン店らしい物足りなさ全開。やむなく卓上の豆板醤とラー油を投入して食べ進みましたが、辛さはともかく味の物足りなさはどうにもならず 

 麺は中細緩い縮れ入りで、心持ちざらつきのある口当たり。

 肉味噌は挽肉が非常に細かいのでサルベージしづらいのが困りもの。またタンタンメンなのに具にワカメが入るのも珍しいかと。具は他に茹でもやし。

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 一方餃子は「餃子の王将」基準だと野菜多めのあっさり系。ただシナモン、八角、フェンネルなどの香辛料が混ざっている薬膳臭いタイプなので好き嫌いははっきり分かれそう。

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2024.02.27

きむら食堂@高城町(松島) ~ マーボー豆腐焼きそば

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 仙石線高城町駅から西へ徒歩5分ほど。景勝地「松島」のすぐ近くにありますが、やや内陸へ引っ込んだところにあるので周辺は観光皆無。先客2、後客4。
 
 この店は宮城ローカルの情報系番組に頻出するようで、店の壁には色紙類がベタベタ。「ケンミンショー」でも紹介された「マーボー豆腐焼きそば(935円)」を試食。「陳マーボー豆腐焼きそば(1155円)」というメニューもありましたが、違いは明示されず。後払い。

 店は一応町中華の部類に入るのでしょうがメニューはあまり多くはなく、焼きそば以外は定食類が少々。むしろ往訪時は季節柄牡蠣料理を推していました。

 店内は4人卓×6と小上がりに4人卓×2。

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 麺が細麺なのはともかくカタ焼きそばに近い硬めのゴワゴワした焼き上がりなのには完全に意表を突かれました。
 
 そして麺の上にはビジュアル的に麻婆豆腐と言っていいのかどうか何とも微妙な餡がたっぷり。餡は豆腐・ひき肉・キクラゲ・もやし・ニラといったところでしょうか。結構油の臭いがきついせいか、味はマーボー豆腐というよりはかなり焼きそば寄り。ピリ辛のあんかけ焼きそばに豆腐やひき肉が混じっているという感じかなぁ。

 「思てたんとちゃう!!」感がハンパなかったものの、これはこれでアリ。十分美味しくいただけました。

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2024.02.26

海老マヨとチキンカツの合い盛り定食@かつや

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 「かつや」が2024年2月9日から期間限定で発売中の「 海老マヨとチキンカツの合い盛り定食(979円)」を試食。言うまでもなくメインのおかずを2種類盛り付ける、かつやお得意の「合い盛りシリーズ」というか「屋上屋を重ねるシリーズ」の新作で、2024年の「合い盛りシリーズ」はこれが初。この手の「ダブル主役系」は丼だとかさばり過ぎて食べにくくて仕方ないので、いつも定食を頼んでいます。
 
 「海老マヨとチキンカツの合い盛り」は、「エビマヨのために選び抜いた尾付きエビに甘みが特徴のエビマヨソースを絡め、箸が止まらなくなるエビマヨと食べ応え抜群なチキンカツを合い盛りにして、揚げと揚げのボリュームメニューに仕立てました。」というのがかつやのウリ文句。

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 「日頃から『かつや』にボリューム感を求めているお客さまが、『こんな合い盛りを待っていた!』と喜んでくださる姿を願い誕生したメニューです。」とかつやにやってくる顧客層とそのニーズに目一杯応えた力作ですが、やはりダブル主役系というか、4番打者を二人並べたような合い盛りシリーズは重い、重すぎる!!「定食」だと千切りキャベツの量も多いので「ダブル主役」の重さもなんとか緩和できますが、丼だと即死しそう。

 揚げと揚げというだけでも十分重いのに、それに海老にはマヨネーズ、チキンカツにはソースをこれまた必要以上にたっぷりとかけているので重いのなんの。調味料は別皿にして客が自分の好みに応じてかけるようにしたらいいのに、といつも思いますが、そんなことを考える客はお呼びではないのでしょう。

 「合い盛りシリーズ」はもう卒業かなぁ・・・

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2024.02.25

にんにくニラ玉定食@からやま

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 「からやま」が2024年2月22日から期間限定発売中の「にんにくニラ玉定食(869円)」を試食。
 
 「からやま誕生のきっかけである『からあげ縁-YUKARI-』で人気の『にんにくからあげ』を4個と、ご飯のおかずとして愛される中華料理の中でもシンプルに素材を味わう『ニラ玉』を合わせた、スタミナメニューに仕立てました。口いっぱいに広がるニンニクの香りと、ニラの食感とニンニクをきかせた中華餡で白米の奪い合いが始まります。」というのがからやまのウリ文句。

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 「にんにくからあげ」は過去何度か試食済み。特製のにんにくダレに漬け込まれてしっかり下味が付いているのでこれ単体でも十分美味しくいただけますが、そこにさらに「ニンニクをきかせた中華餡」を絡ませたため、配膳時のにんにく臭が強烈!!少々味を重ねすぎな気もしますが、それでも外れようがありません。

 一方のニラ玉。正直これは蛇足。にんにくからあげの味が濃すぎるせいか、シンプルなニラ玉がえらく淡白に感じる上に、作り手の問題なのか、ニラ玉の味にえらく濃淡があるのには参りました。なんか単に前に二人いるだけで全く噛み合わず相乗効果ゼロの2トップの典型じゃないかと。

 これなら無理にニラ玉なんて乗せずにフツーに千切りキャベツを添えたほうが箸休めになって遥かによさげ。

 にんにくからあげだけでご飯が進みまくりので、ご飯並盛だと最後にニラ玉が余りまくりました(苦笑)。

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2024.02.24

【TV観戦記】24年第1節:広島 2-0 浦和 ~ チームの完成度に差がありすぎて完敗

 前目にがっつり選手を補強して、おまけに日程もスカスカで、「今季こそリーグ優勝間違いない!!」と鼻息を荒くして開幕戦を観戦したものの、チームの完成度に差がありすぎて完敗。駒だけ揃っていても意味がないことを改めて実感させられました。

《スタメン》

 ヘグモ監督は早くから選手間の序列をはっきりさせるタイプなので外野からのスタメン予想は容易で、開幕戦のスタメンは事前の大方の予想通り。強いて言えばWGに前田ではなく関根を選んだのがやや意外なくらい。またベンチも安居ではなく中島が入ったのが目を惹きました。

 コンディション不良(?)で大原での全体練習から外れていたソルバッケンは開幕戦に間に合わずにベンチ外。

 広島は今オフに補強した大橋がいきなりスタメン入り。昨年末に手術をしたGK大迫はPSMには出場せずに開幕戦にぶっつけ本番で出場。

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《試合展開》

 序盤はどちらも前プレがきつくてビルドアップに苦労し、6分浦和がショルツの持ち上がりを契機に左サイドから関根→小泉の決定機を作ったのが惜しかったくらい。25分には左サイドにいた松尾クロス→ボックス内に飛び込んだ関根がシュートを放つもここは大迫がセーブ。

 浦和は終始広島のきついプレッシングに苦しんでビルドアップはままならず。仕方なくロングボールを蹴ったところで、サンタナは荒木にがっつりマークされていて(中村主審が荒木の抱え込みに非常に寛容なのにも参りましたが)ボールが全く収まらず。また昨年来西川のキック精度が落ちていてWGへ蹴ってもきっちり繋げられないので、ほぼ八方ふさがり状態。

 時間の経過とともに広島のほうは両サイドから得意のクロス攻撃の形ができ始めたものの、こちらも36分左から東クロス→大橋ヘッドに可能性があったくらい。

 また広島は盛んにミドルシュートを放つものの、これまた西川を脅かすほどのものはなくそのままスコアレスで前半終了の気配濃厚でしたが、45分川村のミドルシュートを西川が処理きれず、こぼれ玉を大橋に詰められて広島にまさかの先制を許してしまいました。

 ボールの弾み方がちょっと西川の予想とは違ったのかもしれませんが、西川なら何とかして欲しかったもの。また西川以上にバイタルエリアががら空きで川村に誰も寄せようとしないIH&アンカーが責められる場面かも。

 さらに45+5分にも右WB中野の際どいミドルを浴びてヒヤリ。でもここは西川が好セーブ。

 後半も最初に決定機を作ったのは浦和。51分右サイドから松尾低いクロス→ボックス内にグスタフソンが飛び込んだものの、ここも大迫がセーブ。

 その直後53分自陣深い位置でビルドアップに詰まった小泉が加藤に絡まれた挙句に大橋をボックス内で倒してしまってPK与。しかしそのPKをなんとソリティウが枠外に外す形で失敗。

 浦和は難を逃れたと思いきや、55分広島左サイドに流れた加藤クロス→大橋がマリウスの前に飛び込んでのヘッドが決まって広島2点目。加藤に対峙しているのがなぜかグスタフソンで、しかもその対応がいかにも軽く、おまけにマリウスは大橋に前に飛び込まれてしまうというまさかやー2連発。昨年の浦和はこんな単純なクロス攻撃に対しては滅法強かったはずですが、この失点には正直結構凹みました。

 この時間帯の浦和の守備は完全に崩壊していて、57分にも素早いリスタートから塩谷縦パスをボックス内で受けた大橋がシュートを撃つ場面もありましたが、ここは西川がなんとかセーブ。

 67分伊藤→岩尾、関根→前田、さらに76分サンタナ→興梠、渡邊→大畑と代えた辺りから広島のプレスも緩んで右WG前田までボールが運べるようになり、ようやく78分前田クロス→興梠ヘッド、81分岩尾クロス→酒井ヘッドとクロス攻撃の形が何度もできるようになりましたが得点が奪えず。

 むしろ68分にCKから絶望的に数的不利なカウンターを食らった場面に象徴されるように、前がかりになったところでカウンターを浴びた場面も目立ち、致命的な3点目を取られなかったのが不思議なくらい。

 82分には松尾に代えて中島を投入して最後の反撃を試み、最後の最後で前田CK→岩尾ヘッドの決定機を作りましたが惜しくもバーを叩いて浦和は1点も取れずに開幕戦黒星スタートとなりました。

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《総評》

 結果・内容とも完敗。浦和はヘグモ新監督を迎え、かつ戦術というか志向をかなり変えた上で、スキッベ就任三年目でチームとして成熟している広島とやるのはかなりきつかったというのが率直かつ端的な試合後の感想です。

 2列目がしょっぱすぎてPKか理不尽以外では全く点が取れなかった昨季を反省して前目を派手に補強したものの、それだけで劇的にチームが強くなるわけではない。お互いが噛み合うまでには相応の時間がかかるという自明の話を改めて確認させられたと言い換えることも出来ましょう。

 試合後の記者会見を読む限り、ヘグモは冷静かつ客観的に試合を振り返り、かつ記者の質問にも率直に答えられるタイプのようで、その辺はスコルジャと似た感じ。少なくとも記者の質問をはぐらかしたり、嘘や強弁を並べまくったり、安易に審判や選手のせいにしてしまうタイプではなさそうなので、試合後の監督の振り返りが実にしっくり来ます。

 前半は広島のほうがやりたいことが出来ていたので若干広島優勢だったと思いますが、それでも失点する気配はほとんどありませんでした。しかし先制点を取られたことで一気に流れが悪くなり、後半の立ち上がりはズタボロに。ヘグモは「後半に入ってからはもっと後ろからつなごうとしましたが、それがうまくいかず」と語っていますが、ここにこの試合の浦和の反省点が集約されているような気がしました。

 小泉がPKを取られた場面。今季はビルドアップ時にIHがあまり降りてこないという話を聞いていましたが、小泉があんな低い位置にまで降りていたのが不思議でなりませんでした。でも試合後会見を読む限りでは前半ビルドアップが上手くいかなかったのを踏まえて監督が小泉に降りるように指示したのがものの見事に裏目に出たようです。

 ビルドアップだけは劇的に上手くなったリカの遺産を残念ながらスコルジャが食いつぶした格好になってしまって、今の浦和は残念ながらビルドアップがあまり上手くありません。おまけにヘグモ式4-1-2-3はポジション固定的なタイプで選手間の距離が遠く、おまけにサイドでWGとSBが完全に縦並びになってパスコースを相手WBに完全に消されているというリカ時代の禁じ手みたいなのが頻出。

 仕方なくロングボールを蹴ったところで孤立気味のサンタナは荒木にがっつり抱え込まれて全くボールを収められず。

 両WGに「やあやあ我こそは!!」とばかりにSBとの一対一を作らせるのがヘグモ流と思っていたのですが、その形が何度も見られだしたのは結局前田&岩尾の投入辺りから。これは岩尾IH起用という奇策が当たったという見方も強い(ヘグモも試合後手応えを口に)ようですが、広島の強烈なプレスも90分はもたずに終盤ダレる傾向があるのはここ2年で実証済み(スキッベも試合後の辺を反省)なので、頭から岩尾IHで上手く行くかどうかは現時点ではなんとも言えません。

 ヘグモは試合後「中盤の3選手は連係を必要としている選手たちです。お互いのことをより良く知っていけば、たとえば相手のプレスがかかっても、スペースを見つけてプレーできるようになっていくと思います。」と語っていますが、ビルドアップにはその辺の熟成を待つしかないのかも。

 いずれにしても今の浦和はフリーのWGまでボールを届ける段階で相当問題を抱えているようです。少なくともサンタナのポストプレーを当てにしてボールを前進させるのは諦めたほうがよさげ。サンタナをゴールゲットに専念させられるようなビルドアップ様式を確立しないと「ペッカー」一直線な気もしました。

 またヘグモ流で点を取るための最大のキー=両WGもイマイチ。特になぜか初期配置は右WGで、その後しょっちゅう関根と左右を入れ替える羽目になった松尾は少々期待外れな結果に。ただ松尾自身も試合後会見を読む限りではなんで右WGで起用されたのかよく判っていないようで・・・

 またWGの攻撃の関与が少ないと守備の脆さにも直結。昨年の大久保みたいにSH/WGが守備に奔走しまくってSBを助けるようなタスクを今年のWGには期待されていないから、こちらが仕掛ける回数が少ないと広島のようにWBがワイドな攻撃を仕掛けてくるチームにはやられやすいようで。

 またヘグモは練習でのファーストチョイスをほぼそのまんまスタメン起用しましたが、残念ながらコンディションが良くない選手が複数いた(伊藤&サンタナ)ようで、いずれも全く良いところがなく途中交代を余儀なくされました。

 一方途中投入の前田・岩尾・興梠・大畑はいずれもそれなりに見せ場があり、なんか「ヘグモ式鉄板スタメンセット」にはそんなに信頼が置けない反面、そこから選手を代えれば代えるほど悪くなくなんてことは全然なく、ヘグモの修正能力はそれなりにあることが判ったのは好材料でしょう。

 戦前の期待値と試合結果&内容の落差がでかすぎて愚痴・ぼやきが多くなってしまいましたが、それでも強敵相手にヘグモがやりたいことがそれなりに伺われましたし、スコルジャ初戦みたいに監督のやりたいことを忠実に再現しようとしてバランスを崩しまくるよりは随分マシ。またPKと理不尽でしか点が取れなかった昨季よりは点を取る形は見えてる分だけ全然マシ。ただその形を作るために失われた守備の堅固さのマイナスの方が大きいのが今の立ち位置かな?

 でももう伸び代しかないわ!!と信じて次節ホーム開幕戦に臨むことにします。

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《選手評等》

・広島は昨夏に加藤陸&マルコスと大駒を二枚も補強(しかも共に浦和絶対殺すマン)して共に大当たりだったからか、今オフはCFベンカリファ→大橋の入れ替えくらいしか目立った補強はなし。しかし昨年湘南で13点も取ったのは伊達ではないようで、大橋の補強も当たりの模様。広島は昨夏に森島を名古屋に高額で売っているから補強にそんなに金もかかってない上、もともとユースからボコボコ選手が育つし、金かけないチーム作りはホンマ上手い。

・街のほぼど真ん中に出来た広島の新スタジアムはアクセスは悪くない上に全周屋根付き、かつ通信環境も良好だったようで、何かと口うるさい赤者からもこれといった悪評は聞こえてこず。おまけに懸念されたトラブルも事件もなかったようで何よりでした。

・DAZNのあの方の解説は案の定不快指数100%だったみたいで(苦笑)。浦和が負けると実に嬉しそうなあの方の解説は赤者にはものすごく嫌われていることをDAZNは学習したと思っていたんだがなぁ(実際、昨季の登場回数は減ったはず)。次はよろしくお願いしますよ、DAZN様。私はあの方の解説がとにかく苦手なのでNHKで観戦しましたが。

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関根---サンタナ---松尾
--小泉----伊藤--
-----グスタフ-----
渡邊-マリウス--ショルツ-酒井
-----西川-----

(交代)
67分 伊藤→岩尾
67分 関根→前田
76分 サンタナ→興梠
76分 渡邊→大畑
82分 松尾→中島

-----ソティリウ-----
--加藤----大橋--
東--川村--満田-中野
-佐々木-荒木--塩谷-
-----大迫-----

(得点)
45分 大橋
55分 大橋

(交代)
73分 ソティリウ→ヴィエイラ
82分 加藤→松本
90+2分 川村→山﨑

※写真は試合とは全く関係ありません

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2024.02.23

高知のいも天@日曜市・大平商店

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 高知城の追手門からはりまや町の電車通りにかけて約1kmにわたる追手筋で毎日曜日に開かれる「日曜市」。延々と続く露店を見た限り、高山などの朝市と違ってどちらかというと地元民向けのように見受けられました。

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 日曜市の名物が「大平商店」で売っている「いも天」。日曜市の中ほど辺りに店を構えていて、揚げたてのいも天を買い求める客が列を成しているのですぐに判ります。一袋400円。いもの大きさはどれも大差ないように見えますが、一袋に4~6個入っているようで「個数指定不可」とのこと(苦笑)。

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 いもは素揚げではなく、ころもをつけて揚げているようですが、このころもが案外厚くてまずはカリッとした食感が楽しめます。そしていもはじゃがいもではなく、さつまいもなのがポイント。ころもとは対照的にねっとりとした食感。そしてほんのりとした甘さがたまりません。また砂糖や塩などを各店秘伝の配合で混ぜ込み、ころも自体にも味をつけているそうですが、中のさつまいも自体の甘さと合わさっても必要以上に甘くはなく、逆に淡白すぎるほどでもない絶妙なバランス!!

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 なおいも天は手軽なおやつ的位置づけなので大平商店でないと買えない訳ではなく、道の駅や産直、サービスエリアの売店などいたる所で販売しているそうで、実際帰りに高知空港でも売っていました。
 

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2024.02.22

シャリアピンソースハンバーグ定食@松屋

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 松屋が2024年2月20日より期間限定発売中の「シャリアピンソースハンバーグ定食(890円)」を試食。

 「ふっくらジューシーなハンバーグと魔法のソース『シャリアピンソース』がフュージョンします。『シャリアピンソース』はあめ色になるまで煮詰めた玉ねぎとにんにくの旨味が決め手のガツンと系。洋食では定番のソースですが、ごはんに合うように"和風仕立て"で、まろやかな味わいも感じられるソースに仕上げています。さらにこの度、フランスの郷土料理であるじゃがいものグラタン『ドフィノワーズ』を松屋流にアレンジし添えており、お肉の旨味もお芋の旨味もたまらない逸品です。」というのが松屋のウリ文句。

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 「シャリアピンソース」って洋食では定番のソースらしいのですが、恥ずかしながら完全に初耳。「あめ色になるまで煮詰めた玉ねぎ」とあるので甘めの味なのかな?と思ったのですが、どこに由来するのか甘いどころか酸味強め。そして「にんにくの旨味が決め手のガツンと系」というフレーズから察せられるように、結局のところいつもの松屋の味という気がしないでもなく。

 ただそれは悪い意味ではなく、安心安定、信頼と実績という意味での「いつもの松屋の味」。ちょっと濃すぎるくらいの味ゆえご飯がやたら進み、並盛だとご飯が足りなくなるのは必定。余ったソースをサラダにかけると良い箸休めになります。

「ドフィノワーズ」は箸休めには重く、単なるかさ増し要因な気がしてなりませんが、単なるポテサラと違ってグラタンらしい少々チーズ臭い面白い味で、これはこれで一興。

 そして松屋のハンバーグは相変わらずファミレスのそれと比べても遜色ないどころか、値段を考えれば上出来と言えるのは過去何度も経験済み。ジューシーというのはやや誇大表示だと思いますが「ふっくら」な仕上がりのは間違いなし。
 
 ソースをあれこれ変えて何度も登場してきますが、松屋のハンバーグ系定食にハズレなし。今年もお世話になります。

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2024.02.21

一歩@川口上青木 ~ スジチゲ定食

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 青木町公園の東、中央道路「青木中央」交差点の北。隣に吉野家あり。最寄り駅は西川口になりますが、駅からはかなり距離があります。焼肉屋のランチ営業で、先客ゼロ、後客2。約2年半ぶりの再訪。

 卓上にはランチメニュー4種と「本日の特別メニュー」7種が置いてあり、どう見ても後者のほうがそそるのは相変わらず。その中から「スジチゲ定食(850円)」を注文。前回より60円値上がり。スジ肉がウリものなのか、スジ&カレーやスジナポリといった焼肉屋らしくないメニューも。

 店内は4人卓×4、6人卓×1、壁に向かってカウンター4席。暇すぎるためか、開店当初はオヤジ一人で切り盛りしていましたが、11時半頃にオバハンが一人やってきました。

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 まっ赤っ赤な鍋がぐつぐつ煮えたぎった状態で登場。唐辛子が大量に投入されてるため辛さは相当なものですが、甘いスジ肉がたっぷり入っているため、スープはストレートに辛いというより甘辛いという形容がぴったり。また豆腐も案外多い他、小さめながら生卵も入っていて辛さの緩和&旨味アップに一役。キムチチゲではないのでキムチは見当たらず、野菜はネギが少々といったところ。

 ご飯はデフォルトでどんぶり飯。サンチュのサラダも付いてバランスも良好。

 焼肉屋のランチ営業にしてはメニュー構成が変わっていますし、値上げしてもなお川口らしい安めの価格設定で嬉しい限り。

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2024.02.20

桂花ラーメン 本店@熊本城・市役所前電停 ~ 太肉麺

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 熊本市役所の南、下通アーケード街から2筋程西側の飲食店街に立地。ほぼ3年ぶりの再訪。

 店内の券売機でウリものの「太肉麺(1100円)」を注文。前回より50円値上がり。往訪時は先客、後客とも地元の方だらけといった感じでしたが、注文の大半は基本メニューの「桂花ラーメン(780円)」ないし、それ関連のセットメニューでした。「太肉麺」は有名ですが、ほぼ観光客向けなのかも。

 店のキャパシティーは非常にでかく、入口の近くにU字型カウンターが15席くらい。店奥に4人卓×5、2人卓×3。卓上にはコショウと一味。

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 スープは豚骨と鶏がらを合わせた白湯ですが、あっさりではなく、かといって極端にこってりでもなく、良い意味で中庸な、食べ手を選ばない味わい。それに若干渋みのあるマー油がアクセントを加えています。ただ終盤はややしょっぱく感じるようになり、飲み進むのはきついかと。また生キャベツなど後乗せの具が多いせいか、厳冬期にはスープが少々ぬるくなってしまうかも。

 麺はやや太目のストレート麺。かつては堅くて生煮えじゃないの?と思わせるくらいだったような記憶がありますが、最近は堅いことは堅いけれども十分許容範囲内に収まっている感じに。

 売り物の太肉(豚バラ肉の角煮)は味付けが濃くて、しかも甘めで。昔はもっと味が濃くて脂も多くて、そこを生キャベツが上手く中和してくれたような記憶がありますが、最近はこれまたこってり度は程よい範囲内に収まっており、その代わりに生キャベツがちょっと浮いた感じに。他に味付玉子半個、メンマ、茎ワカメ、わけぎ。
 
 都内でも食えるのになぜかわざわざ熊本本店で食べたくなる一杯です。

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2024.02.19

味の新宮@仙台・北四番丁 ~ パーコー麺

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 仙台市地下鉄南北線北四番丁から西へ徒歩10分強。飲食店街ではないどころか、東北大学病院が近いせいか薬局がやたら多い静かなエリアに建っています。先客、後客ともゼロ。
 
 券売機はなく、店内を見渡してここの名物「パーコー麺(900円)」を注文。後払い。注文を受けると店主がやおら麺を打ち始め、その音がバンバンと店内に響きわたります。

 店内は縦長カウンター7席と4人卓×3。卓上には一味、ブラックペッパー、醤油、酢、おろしにんにく。店は店主一人で切り盛り。福原愛元卓球選手がよくこの店に来ていたそうで、その写真がいたるところにベタベタと。

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 スープが丼にたっぷり入った状態で出てきました。スープは動物系出汁ベースのあっさり味。かえしも変に自己主張せず、かなり古典的な醤油ラーメンっぽい感じ。

 麺は平たい中太ストレートタイプ。ややざらつきのある口当たりで、もっちりとした食感が特徴的。

 豚のあばら肉に卵と小麦粉の衣をつけて揚げたパーコー本体の美味さはさることながら、妙に脂っこくない、あっさりスープを邪魔せず、スープにコクを加える程度なところが気に入りました。具は他にメンマ、青菜、刻みネギ。
 
 秋葉原の万世麺店のパーコー麺は往々にしてスープに物足りなさを感じますが、その辺はこの店のほうがだいぶ上のようです。ただパーコー本体は肉屋が本業の万世麺店のほうが上かなぁ。

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2024.02.18

和み食堂@戸田 ~ 鴨がら中華そば・醤油

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 戸田市役所の北。最寄り駅は埼京線戸田駅ですがやや距離があります。「三七三」や「味噌道場」の跡地。先客ゼロ、後客2。屋号に「戸田ラーメンデータベース」を冠しているのが謎。
 
 店内の券売機ボタンを見て基本と思しき「鴨がら中華そば(850円)」を注文。食券を渡すと醤油と塩が選べるそうなので、醤油でお願いしました。ランチサービスなし。
 
 メニューは他にいりこそば、鴨がらつけ麺、まぜそば、いりこまぜそば、豚Gまぜそばなど。但し往訪時は最後の2つには×印が点灯していました。

 店内はカウンター7席と小上がりに4人卓×3、3人卓×1卓上には胡椒と一味。水セルフ。

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 表面の脂がテカテカしているスープは「鴨がら」をわざわざ冠するのも納得できるくらい、しっかりした鴨出汁。かえしもその旨味をかき消さない程度に抑えられ、見た目ほどのこってり感もなく、非常にバランスが良く取れています。
 
 菅野製麺所の麺箱が見える麺は並太緩い縮れ入りでつるつるした口当たり。やや噛み応えが強く、スープに対しては少々強すぎる印象ですが、スープの絡み具合は悪くありません。後客が替玉を頼んでいましたが、この麺で替玉を提供するのは少々不思議。
 
 チャーシューは鴨ではなく、豚と鶏。鴨にしなかったのは値段を抑えるためかな?それゆえネギも背負っていません。具は他にメンマ、青菜、海苔。
 
 市役所のすぐ近くという、市役所職員だけでなく市役所の利用者もやってきそうな立地なのに、この場所はラーメン屋ばかりがよく入れ替わっているのが気になりますが、クォリティーは上々。おいおい再訪します。

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2024.02.17

海鮮アボカド丼@なか卯

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 「なか卯」で2024年2月14日から期間限定で発売中の「海鮮アボカド丼(790円)」を試食。廉価版の「海鮮ちらし丼」も併売。

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「海鮮アボカド丼」はなか卯の新作で、「食べやすいサイズの角切りにした“まぐろ”や“サーモン”、歯ごたえのある“いか”、甘みの強い“甘えび”、錦糸卵、さらにみずみずしいオニオンスライスとクリーミーなアボカドを盛り付けています。様々な具材の異なる食感と味わいに、醤油ベースの特製タレがごま油の香ばしい風味を加え、お箸が進むこと間違いなしです。」というのがなか卯のウリ文句。

 丼ものチェーン店の中では海鮮系の丼ものに強みをもつ「なか卯」なので、ベースとなる「海鮮ちらし丼」に外れようがありません。そして新作「海鮮アボカド丼」はそこにオニオンスライスとアボカドを加えて味に変化をつけ、さらに箸休めにもしたつもりなのでしょう。

 その意図自体は悪くないのですが、所詮脇役でしかないオニオンスライスとアボカドの量が多すぎないかなぁ。そしてそれだけではなく、脇役がセンターポジションを占めるってビジュアル的にもどうなのよ?という気が。

 なんか若手芸人がやたらしゃしゃり出てきて盛大に滑っているのとそっくりなような・・・そこはやっぱり大御所=海鮮ちらし丼に見せ場を譲らんといかんでしょうに。そんな気がしてならない一杯でした。

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2024.02.16

やまぶき亭@白石 ~ 天ぷらうーめん

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 白石は18きっぷの旅では必ず乗り換えを余儀なくされる駅ですが、概して接続が良いので駅の外へ出たことがない方も多いかも。
 
 今般往訪した「やまぶき亭」は白石駅から西へ歩いて15分強。「奥州白石温麺協同組合」直営のうーめん料理専門店で、街はほとんど人気がないのに店は繁盛していて往訪時はちょうど満席。ウェイティングリスト6名に接続。その後もゾロゾロ客がやってきて後客20名以上。客は高齢者や女性が多いせいか回転は良くなく、席に案内されるまで30分かかりました。
 
 ようやく座敷に案内されてメニューを見て店一番人気の「天ぷらうーめん(1750円)」を注文。冷たいのと温かいのとが選べ、厳寒期なので「温」にしましたが、うーめんはそうめんの親戚みたいなものなので、冷を頼んでいる客のほうが若干多い感じでした。なお女子高生っぽいバイト嬢に「ぬくいの」が通じなくてキョトンとしてたのが衝撃的でした
 
 店内は畳敷の間に低いテーブル席&全て低い椅子付きで4人卓×8。お茶セルフ。お茶のタンクが座敷中央で妙な存在感を放っていました。

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 茹で時間が短いせいか注文した品が出てくるのはあっという間。漬物、ミックスフルーツ、ゆず味噌付きのミニ豆腐が付いて登場。

 うーめんはルックスや口当たりこそそうめんそっくりですが、麺が極端に短いのが最大の特徴。また製法的には「そうめんは麺と麺がくっつくことや乾燥を防ぐために油を塗っていますが、うーめんは油を使わない製法なのが特徴」だそうですが、味わいの上では製法から来る差は判然とせず。
 
 つゆはダシが良く効いた優れもの。東北地方の味噌汁は往々にしてしょっぱいことを考えれば、ダシで押してくること自体驚きでこれには大満足。とにかくつゆが美味いので、「天ぷらうーめん」みたいなシンプルなメニューが正解で、つゆの中にあれこれ具を入れてしまうメニューはよろしくないかも。つゆの中に黒くごろんとしているのは椎茸の煮物。これは濃いめの煮込み加減でした。

 てんぷらは海老、白身魚、なす、まいたけ、ししとうといったところ。天ぷらつゆではなく、塩で食べさせる辺りこれまたつゆのあっさり味を壊さなくて気に入りました。

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2024.02.15

ヤミーマーゴ@町屋 ~ 鶏ぱいたんラーメン

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 千代田線町屋駅を出て尾竹橋通りを1kmほど北へ。隅田川を渡る橋も近い辺りに立地。先客ゼロ、後客4。

 券売機ボタンを見て「鶏ぱいたんラーメン(900円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に「おさかな醤油ラーメン」「汁あり鶏たんたん」「汁なし鶏たんたん」など。夜はちょい飲み屋にもなるようです。後客も全員「鶏ぱいたん」を注文。
 
 店内は縦長カウンター4席と2人卓×4。卓上には山椒、ブラックペッパー、ホワイトペッパー、酢、七味。

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 若干とろみがかったスープはルックス通り非常にわかりやすい鶏白湯。鶏出汁も良く効いていて濃厚で、重さやくどさはないものの個人的にはややしょっぱいのが難。またこの手のスープの通弊として飽きが来るのが早いので、途中山椒をゴリゴリしてアクセントに。

 麺は中細ストレートタイプ。つるつるした口当たりでやや柔らかめの茹で上がり。

 鶏チャーシューはしっとりタイプ。他に鶏つくね、茹でキャベツ、かいわれ、穂先メンマ、刻み青ネギ、刻み紫タマネギ。
 
 この感じだと「汁なし鶏たんたん」が面白そう。

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2024.02.14

多繋@池袋 ~ 黒豚

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 池袋駅西口から歩いて西池袋公園の先、立教大学の手前。大昔に「ごとう」があった建物内。先客ゼロ、後客6。
 
 店内のタッチパネル式券売機で「黒豚(850円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 メニューは豚ベース+魚介と鶏ベース+魚介の2種類あって、それぞれに醤油と塩があるという構成。「黒豚」は「豚ベース+魚介」&「醤油」という塩梅。ただ往訪時はどういうわけか塩味はお休みでした。
 
 店内はコの字型カウンター9席のみ。卓上にはホワイトペッパーのみ。

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 「黒豚」は「豚ベース+魚介」&「醤油」という構成ですが、丼の縁にうっすらと魚粉が付いていることから察せられるようにやや節系が前に出た感じ。ただスープにざらつきは一切なく、いたってサラサラ。また若干かえしがうるさめですが、しょっぱく感じるほどではないので個人的には許容範囲内。

 自家製多加水を謳う麺は中太の強い縮れ入り。つるつる&もっちりという形容がしっくりくる麺で、噛み応えもかなり強め。店が麺硬めを断っているのも道理。麺量は並でも200gと多め。
 
 チャーシューは炭火吊るし焼きだそうですが、ちょっとスモーキーな味わいが楽しめました。また意外に厚みがあるのも好印象。具は他にメンマ、刻み青ネギ、海苔。
 
 久しぶりに大当たりの逸品でした。

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2024.02.13

シュクメルリ鍋ライスセット@松屋

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 松屋が2024年2月6日より期間限定発売中の。「シュクメルリ鍋定食」の廉価版「シュクメルリ鍋ライスセット(930円)」を試食。「シュクメルリ鍋定食」は2019年12月にテスト販売、2020年1月に全国販売を開始したところ結構売れたようで、2021年1月に期間限定で復活。そして2023年7月に実施した「第3回松屋復刻メニュー総選挙」にて1位を獲得し、この度の復活販売となったようです。

 なお「シュクメルリ鍋ライスセット」はサラダが付かない廉価版という位置づけで、ちゃんと簡易コンロ付きの鍋で出てきます。

 松屋によると「シュクメルリ」は世界一にんにくを美味しく食べるための料理とも称されており、やわらかな鶏肉を食欲そそるガーリックの効いたホワイトソースとチーズで煮込んだジョージア国の郷土料理とのこと。

 そして「松屋の『シュクメルリ鍋定食』は日本のごはんに合うようにソースにこだわり開発。また甘味のあるサツマイモと、レッドチェダーやゴーダ、モッツアレラチーズをブレンドしたとろ~りチーズはジューシーな鶏肉とも相性抜群。ガーリックテイストでありながら、ソースと具の一体感をお楽しみいただけます。」というのが松屋のウリ文句。

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 個人的にはチーズもホワイトソースもご飯のおかずとしては乳臭くてやや苦手ですが、「シュクメルリ」はニンニクをたっぷり利かせたせいか、苦手な乳臭さが抑えられてなかなかいい感じに。また松屋名物の「ごろごろチキンカレー」に匹敵するレベルで鶏肉がごろごろ。

 その一方、この「ニンニクをたっぷり利かせた」というのは松屋の得意技すぎて、いつものというか、何度も食べたことがある松屋の味に落ち着いている気もします。悪く言えばチーズといい、ホワイトソースといい、そして悪い意味で松屋名物と化している淡白すぎる鶏もも肉といい、過去松屋の商品で何度も使いまわされている食材なり調味料なりを上手く再転用して、「ジョージア料理」という極めて目新しいパッケージで包み直し、再構成しただけに過ぎない気も少々。
 
 またホワイトソースにジャガイモではなくサツマイモというのが個人的には結構違和感。ジョージアで南方的な芋=サツマイモなんて食うんか???という疑問が拭えませんが、駐日ジョージア大使が「シュクメルリ鍋定食」をガチ推ししているところを見るとそんな細かいことは気にしていないのかも(苦笑)。

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2024.02.12

とりかご@池袋 ~ 鶏醤油

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 池袋駅西口から立教通りに入ってすぐ。斜向かいにファミマ。先客ゼロ、後客1。

 店内のタッチパネル式券売機を見て「鶏醤油(780円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 メニューは「白湯」との二本立て。他にサイドメニューの牛すじカレーを推していました。

 店内は縦長カウンター6席と4人卓×3。卓上にはブラックペッパーのみ。店は店主一人で切り盛り。

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 麺量と丼のサイズが全く合っていなくて食べづらいのなんの。第一印象は最悪。

 スープは名古屋コーチンから取ったとのこと。ただその出汁よりもかえしのほうがやや前に出ているかなぁ。しょっぱさを覚えるほどではありませんが。また表面の鶏油もやや多めで、店が言うほど「あっさり」した印象は受けませんでした。でもトータルではこれはこれでアリでしょう。
 
 麺は中細ほぼストレートタイプ。つるつるした口当たりで、スープとの相性や絡み具合は文句なし。ただ量は見た目通り少な目で、ランチだと何かご飯ものを付けないと寂しいこと限りなし。

 チャーシュー&鶏チャーシューは笑えるレベルの極小サイズ。細長い草みたいなのはなんだろう?他にみじん切りの赤玉ネギ。
 
 値段を抑えるために質は落とさず量を抑えた結果なのでしょうが、昨今のラーメンのコスパの悪さを象徴するような一杯でした。

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2024.02.11

夏鈴@さいたま新都心 ~ 夏鈴ラーメン・塩

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 さいたま新都心駅東口を出てすぐのエスカレーターを降り、旧中仙道沿いの「日本海庄屋や」の並び。コクーンへ向かう橋を渡らないので、駅近の割には案外わかり辛いかも。先客ゼロ、後客4。
 
 券売機は無く卓上のメニューを見て「夏鈴ラーメン・塩(800円)」を注文。後払い。
 
 メニューは他に夏鈴ラーメン・醤油、豆乳担々麺、夏鈴スーラータンメン、味噌ラーメン、魚介白湯ラーメン、魚介つけ麺、味噌つけ麺、夏鈴まぜそば等と店主一人で切り盛りしている店にしては多彩。

 店内は横長カウンター4席と6人卓×1、2人卓×1、4人卓×3。卓上に調味料類はなし。

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 わずかにとろみがかったスープは店の能書きによると「丸鶏を始め鶏ガラに野菜を煮込んだ鶏白湯スープ」とのこと。ただ若干生姜を加えて鶏臭さを和らげたせいか、「またお前か」的な濃厚鶏白湯とそこそこ差別化出来ている気がしました。また塩だれが変に自己主張せず、味が濃すぎない辺りも気に入りました。
 
 麺は中太ストレートタイプでわずかにざらつきのある口当たり。噛み応えがしっかりしているのは良いのですが、スープが優しい系なのでこの麺だとちょっと強すぎるかも。
 
 チャーシューは配膳直前に炙りを入れたのが悪い方に転んで硬くなったかな。青菜を細かく刻んて出しているのが変わっています。他に笹切り白ネギ、刻み青ネギ、糸唐辛子、わずかに柚子皮。
 
 コクーンや西口のスーパーアリーナへと向かう太い人の流れとは関係ないところに立っているのがちょっと気になります。

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2024.02.10

R+@池袋 ~ 中華そば

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 池袋駅東口、サンシャイン60通りのニトリ(旧東急ハンズ)の向かいのビルの4F。しかも韓国料理店「さえずり」を間借りしている立場のためか、エレベーター前の案内板に小さく店名が掲げられているだけ。先客、後客ともゼロ。
 
 券売機はなく卓上のメニューを見て「中華そば(960円)」を注文。先会計制。

 メニューは他に「ブラックラーメン」と「黒の汁なし」。もともとはつけそばをやっていたようですが、「黒の汁なし」に変わったようです。
 
 もともと韓国料理屋なので店内は広々としていますが、ラーメン屋が使っているのはL字型カウンター8席のみ。卓上にはブラックペッパーのみ。店長一人で切り盛りしており、しかも厨房が壁の裏にあって客から見えないせいか、カウンターに呼び鈴も用意。

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 スープはちょっと放置していると表面に薄く膜が張るくらいこってり加減。出汁は動物系に煮干しを重ねたような塩梅で、やや後者が前に出た印象を受けましたが、残念ながらかえしの自己主張が強くて個人的には味が濃すぎ。かろうじてしょっぱくは感じない程度に収まっているのが救いですが。

 麺は中太ストレートタイプ。わずかにざらつきを感じる口当たりで、もっちりと形容するにはコシがやや甘い気もしますが、スープとの相性や絡み具合は文句なし。

 チャーシューはロースとバラが一枚ずつ。ロースは薄くて特筆事項なし。バラはたまたま端っこに当たったようでやや厚みがあったのは嬉しかったのですが、残念ながら明らかにタレに浸かりすぎてしょっぱいレベルに突入。他に細切りメンマ、刻み青ネギ、海苔。

 正直なんでこんな場所でラーメン屋をやっているのかなぁ・・・

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2024.02.09

まねきのえきそば 在来線上り店@姫路 ~ 甘辛牛すじ煮えきそば

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 姫路駅名物の「えきそば」を久しぶりに賞味。往訪したのは在来線上り店。新快速で神戸や大阪へ向かう方々でいつも賑わっている店ですが、往訪時は正月かつ遅い時間帯だったためか、天ぷら類はことごとく売切れ。残っているメニューの中から変わり種の「甘辛牛すじ煮えきそば(660円)」を注文。

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 「かんすい入りの中華麺に和風だし」という何ともミスマッチなルックスが「えきそば」最大の特徴。でもダシのよく効いた関西らしいつゆはハズレようがありません。そこにすじ煮からくる甘味がほんのり移って+αに。また半熟玉子が乗っているのにも意表を突かれました。単なる月見よりもつゆが汚れませんし、つゆをぬるくする弊害も小さめ。

 またすじ煮のコリコリした食感が楽しく、個人的にはここの天ぷら系より好み。

 「えきそば」は正直特に傑出して美味いとも思わないものの、姫路ならではの一杯なのでたまに食べるのも良いかな?

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2024.02.08

味一@下関 ~ ふく天うどん

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 下関駅改札を出てすぐの高架下。下関駅が2006年に放火で全焼する前からあるうどん屋だそうですが、残念ながら放火前も再建後もここでうどんを食べた記憶はなし。先客1、後客1。
 
 ここのメニューでひと際目を惹く「ふく天うどん(720円)」を注文。

 店は立ち食いカウンターのみと思っていたところ、店奥にはテーブル席も用意(4人卓×4)。なお配膳口に一味と七味が置いてあるのが謎でした。

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 ウリものの「ふく天」。何のふぐだかさっぱりわかりませんが白身魚の身は案外厚みがあり、淡白ながらもしっかりと旨みが伝わってきました。立ち食いそば屋でこの出来なら上々。

 一方つゆは出汁の旨さより塩気が勝って飲み進む気にならず。またうどんは細目で、しかも九州の影響が強いのか、やわやわのコシがないタイプでこれまた好みに合わず。

 でもとにかく「ふく天」だけは希少価値があるので、それなりに満足。

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2024.02.07

大至@御茶ノ水 ~ 味噌ラーメン

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 御茶ノ水駅から聖橋を渡って北へ徒歩5分ほど。蔵前橋通り・清水坂下交差点そば。約1年半ぶりの再訪。先客ゼロ、後客7。

 店内の券売機で今回は冬の定番「味噌ラーメン(950円)」を注文。ランチサービスなし。

 メニューは他に「ラーメン」「背脂ラーメン」「担々麺」「つけ麺」など。

 席は縦長カウンターが2本並んでいて手前に7席、奥に数席。卓上には一味、胡椒、酢。

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 スープは若干とろみがかっていて、味噌の粒々が感じられるタイプ。そして味噌自体はやや甘目。スープのベースは「ラーメン」同様鶏がらベースだと思いますが、味噌味にかき消されてよく判らず。ただ脂っ気が少なく、ニンニクや生姜をがっつり利かせたタイプでもないので、昨今の味噌ラーメンのスープにしてはあっさり目に感じます。

 麺は日清製粉の傾奇者で、中太の緩い縮れ入り。やや硬めの茹で上がりで、スープとの相性&絡みとも申し分なし。

 麺の上には茹でもやし、ひき肉、そしてコーンがどっさり。他にキクラゲやニラが少々。穴あきレンゲがあるとより嬉しいのですが、具をサルベージしながらついついスープを飲み進んでしまいました。味噌ラーメンのスープを飲み進むこと自体個人的には非常に珍しいのですが、よほどベースがしっかりしているのでしょう。

 「ラーメン」同様平凡なようで非凡。足しげく通いたくなるほどの中毒性はないが、いつ食べても飽きは来ない。そんな珠玉の一杯です。早い時間帯であれば行列が出来るほど混まないのも好印象。

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2024.02.06

カレーからあげのカレーうどん定食@からやま

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 「からやま」が2024年1月26日から期間限定発売中の「カレーからあげのカレーうどん定食(869円)」を試食。
 
 「醤油をベースにカレー粉を揉みこむことで、醤油のコクがどこか懐かしく優しい『和風カレーからあげ』を、ほっとする出汁感のカレーうどんにトッピングしました。半熟卵を絡めてご飯にワンバンさせてみたり、スープにご飯を入れてみたり、お好みで楽しみ方が広がります。」というのがからやまのウリ文句。

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 からやまは過去カレー味の唐揚げを提供したことがあり、今回は「和風カレー」とちょっと目先を変えてみたようですが、これははずれようがありません。絶対的な信頼、そして安心感が漂うからやまらしい出来です。

 ところが何をトチ狂ったのか、これにわざわざカレーうどんを添えるとは・・・しかもからやまのウリ文句を素直に読むとカレーうどんがメインで和風カレーからあげはそのトッピングに過ぎないみたいで。でもカレー出汁に浸けることでせっかくの唐揚げのカリッと、カラッと感を失わせるだけに終わっているような。

 しかもカレーうどんの出汁がやたら甘い。さらに和風感マシマシにしようと思ったのか花かつおを加えたがために旨味過多になってしまい、なんだかなぁな感じに。半熟卵や茹で豚肉は唐揚げだけでは飽きがくるのを救うアクセントとしてありがたい存在でしたが。

 なんかうどんを無理やり抱き合わせ販売したような、残念な一品でした。それでもカレーの魔力で悪くはないのですが。

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2024.02.05

速水@新宮 ~ 特製中華そば

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 JR紀勢線新宮駅から南へ徒歩約15分。ロードサイド店が目立つ、いかにも地方都市の郊外っぽいところに立地。先客ゼロ、後客5。和歌山の有名店「井出商店直伝の味」がウリの店です。
 
 券売機はなく、店内のメニューを見て「特製中華そば(850円)」を注文。後払い。
 
 メニューは基本中華そば一本で、夏季に冷し中華を出しているだけ。ただ和歌山ラーメンにありがちな「早すし」は見かけませんでした。

 店内は横長カウンター5席と4人卓×2、小上がりに4人卓×1。卓上には餃子のたれ、ソース、ラー油、コショウ、塩、醤油。

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 スープは見た目と違って意外なくらいさらさら。また店外にまで強烈な豚骨臭を放っているにも関わらず味は良くも悪くも濃厚とは言い難く、かえし共々いたってマイルドな感じ。店の案内では「じっくり時間をかけて炊き出した豚骨、鶏がらスープのしょうゆ味。トロリとしたスープはまったりとした深いコクがあり、麺や具との絡みも抜群」とありましたが、受けた印象は些か異なりました。


 麺は中細ほぼストレート。硬くはないが、食べ始めは若干粉っぽい感じ。でもすぐにスープに馴染んでゆきました。またデフォルトだとやや量少なめのせいか、大盛りを頼む客が目立ちました。

 チャーシューはわざわざ「特製」を冠するほど多くはないなぁ・・・ 他にメンマ、そして刻み青ネギが多めに。
 

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2024.02.04

HUNGRY CURRY@神田 ~ ハングリーカレー

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 神田駅西口商店街内。屋号に「BY100時間カレー」と冠してありますが、両者の関係は不明。100時間カレーの新ブランドなのかも。先客1、後客ゼロ。
 
 店先の券売機ボタンを見て、店お勧めの看板メニュー「ハングリーカレー(790円)」を注文。ご飯大盛無料等のサービスはなし。また以前ララガーデン川口の100時間カレーだとカレールーは「濃厚ビーフカレー/完熟トマトのビーフハヤシ/バターチキン」の3種類から選べ、さらに濃厚ビーフカレーの辛さはマイルド(普通)/ミドルジャワ(中辛)/ジャワ(辛口)の3種類から選べましたが、ここはそういうオプションはありませんでした。
 
 店は狭小で縦長カウンター4卓が壁沿いに2本のみ。卓上には辛みスパイス、フライドガーリック、マヨネーズ、ソース。カウンターにらっきょうなどはなく、配膳口に福神漬が置いてあるだけ。当然ながら店は一人で切り盛り。

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 「ハングリーカレー」とは要するに豚バラ肉のスタミナ炒めっぽいのがトッピングされた一品。半熟に近い卵黄でアクセントをつけた代わりに、炒め物にタマネギなど野菜はなく、わずかに青ネギを散らしただけ。

 カレーは100時間カレーの「濃厚ビーフカレー」そのまんまのとろみの強いタイプ。香味野菜と果物、さらに牛の旨味を溶け合わせた旨味溢れる欧風カレーで全然辛くなく、旨味でひらすら押すタイプ。屋号とは裏腹に特に量は多くはありません。

 実に無難と言えば無難な一品。近所にあれば重宝しそう。

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2024.02.03

パンチ食べくらべ定食@山田うどん食堂

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 「山田うどん」は埼玉県のB級グルメの代表格のように言われることがありますが、基本的にトラック運転手などドライバーが主要顧客なので郊外のバイパス沿い、しかも近くにワークマンがあるような場所に立っている例が非常に多く、車に乗らない者にはほとんど利用機会がありません。今回往訪した川口弥平店は足立区も近い工業団地のど真ん中に立地。しかも隣がワークマン!

 ほぼ3年ぶりンに再訪するきっかけとなったのは山田うどんに「パンチ食べくらべ定食(780円)」というものがあることを知ったため。いうまでもなくプレーンな「パンチ」と「赤パンチ」の盛り合わせで、値段もその中間。
 
 以前パンチ、赤パンチが各200グラム、ライスが300グラム、さらにみそ汁付きというボリューム重視の「特盛パンチ」を売り出したことがありましたが、それをノーマライズしたのが「パンチ食べくらべ定食」なのかも。

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 パンチは「じっくりと煮込んだ柔らかな豚もつにメンマのシャキシャキ感とこんにゃくのプリプリ感」というのが山田うどんのウリ文句ですが、正直最も肝心のもつの弾力感、あるいはこりこり感がもう一つかなぁ。でもカシマスタジアムでいろいろ不愉快な思いをしながらもつ煮食べるよりは、これでもいいかと納得できる範囲内だといつも思っています。

 赤パンチはパンチに数種類のトウガラシとマーラージャンを加えたもの。当然旨辛でめっちゃ濃い味に仕上げられた赤パンチのほうがご飯のおかず向き。白パンチに一味をかけまくってピリ辛いしたところでマーラージャンの旨味は出てきません。ただ白パンチのほうがもつ本来の旨味が楽しめるので、赤白交互に変化を付けながら食べ比べるのも一興。
 
 おまけに付いてくるお浸しも良い箸休めになりますし、ご飯は大きな茶碗というか小さめの丼に一杯だけなので食い過ぎませんし。ただ味噌汁は個人的にはしょっぱすぎました。

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2024.02.02

梅乃屋@湯田温泉(山口市)

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 大型ホテルが林立する山口・湯田温泉。コロナ禍を経て廃業したホテルも少なくないようですが、幸い廃墟と化したホテル群が野ざらしになったままという凄まじい光景には至っていません。日帰りで訪れた梅乃屋はバス通りからちょっと北外れにあって、バス通り沿いの大型ホテルよりは若干小さめ。
 
 ここのウリは高温の「湯田の源泉」と低温の「美の源泉」をミックスして、加温も加水もせずにかけ流し湯を楽しめること。湯田温泉の多くの入浴施設は複数の源泉を混合した「湯田温泉ミックス泉」を使用していて、別途自前の源泉を持っているところは珍しいようです。
 
 案内された大浴場は玄関からほど近い1階にある「艶肌の湯」。内湯は大きなL字型の湯舟と小さな正方形の湯舟だけ。後者は低温の源泉のみを引いていて、事実上サウナの水風呂代わりのようです。

 露天は長方形の湯舟が一つだけ。内湯ですら心持ちぬるめで長湯できるのは非常にありがたい反面、露天は冬季にはぬるすぎてほとんど入らずじまい。でも無色透明で「美肌の湯」と言われるアルカリ性らしいしっとりした柔らかい湯を心行くまで楽しめて大満足。

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 お風呂に入る前に近隣の「長州屋」で瓦そば。瓦そばは熱々の瓦で出てくるのが最大の特徴。蕎麦は緑色の茶そばで中細タイプですが、残念ながら茶の香りは皆無。作り手の問題なのか、出てきた時点で既に固焼き状態になっていて、最後のほうは焦げてバリバリになる始末。まぁもともと焼きそばは圧倒的にやわ麺派なので、もう山口で瓦そばを注文することは金輪際ないかと。

Yuda2311002

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【温 泉 名】湯田温泉
【施 設 名】梅乃屋
【入浴料金】900円
【交通手段】防長バス湯田温泉バス停から徒歩5分弱
【泉  質】①単純温泉 ②アルカリ性単純温泉
【源 泉 名】①緑屋泉 ②ミックス泉
【湧 出 量】①62L/分(動力揚湯)②?
【泉  温】①29.6℃ ②63.1℃

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2024.02.01

日乃屋カレー本店@御茶ノ水 ~ 元祖カミナリそば

Hinoya2311002

 御茶ノ水駅から聖橋を渡って北へ徒歩10分弱。清水坂下交差点から蔵前橋通りを西へ入る。手前に「大至」あり。人気カレーチェーン店「日乃屋カレー」の本店がなぜか麺類も出しているのが面白くて、ほぼ3年半ぶりの再訪。先客ゼロ、後客3。

 前回は期間限定の「カレーつけ麺」を注文したので、今回はレギュラーメニューの中から「元祖カミナリそば(850円)」を注文。ランチサービスなし。
 
 麺類メニューは他に中華そば、つけめん、カミナリつけめん、カレーつけ麺、メンチカツカレーつけ麺など。
 
 店内は縦長L字型カウンター11席と2人卓×2。卓上には一味、胡椒、福神漬、らっきょう。水セルフ。

Hinoya2311001
 
 広口で浅めの丼で登場。「元祖カミナリそば」の正体は大雑把に言ってしまえば「味噌カレーラーメン」となりましょうか。味噌くささはほとんど感じられず、かなりカレー寄り。しかも山椒と思しきスパイスが舌を絶えず刺激してくるので日乃屋の甘目のカレーとも味はだいぶ違い、「カミナリそば」とカレーを想起させないネーミングにしたのも頷けます。
 
 また単に辛さや痺れといった刺激に走った訳ではなく、旨味もしっかりしていてついついぐいぐい飲み進んでしまいました。脂の塊も浮いてて、総じてかなりこってりなんですが(苦笑)。ただ茹でキャベツ、もやし、メンマ。刻みネギ等後乗せの具が多くて、スープがぬるくなっているのが難点でしょうか。

 麺は平打ちっぽい中太緩い縮れ入り。つるつるした口当たりで、濃い目のスープに負けない仕上がり。

 周囲を炙り、かつほぐしたようなチャーシューが少々。煮込み加減、脂の差し加減とも文句なしですが、値段を抑えるたためかチャーシューの量は少な目。でも野菜が多いので総量は多め。

 食後にらっきょうをポリポリと齧るって、ラーメン屋ではありえない形でフィニッシュ(苦笑)。カレー屋が本業なのに、この値段でこのクオリティとは脱帽するしかありません。

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