直ちゃん@延岡 ~ チキン南蛮定食
宮崎県発祥の鶏肉料理「チキン南蛮」。もっともチキン南蛮がポピュラーになりすぎて全国どこでも食べられるようになり、宮崎発祥であること自体あまり知られていないような気もします。
タルタルソースをかけた、現在一般的なタイプのチキン南蛮は宮崎市の「おぐら」が発祥と言われています。ところが、タルタルソースをかけないタイプがチキン南蛮の原型で、その発祥とされる延岡の「直ちゃん」を7年ぶりに再訪。先客ゼロ、後客3。
メニューを見てお目当ての「チキン南蛮定食(1100円)」を注文。メニューは「日向鶏タタキ風定食」「鶏モモ焼き定食」との3本立て。
店内はカウンター7席と4人掛けテーブル4卓、さらに店奥の小上がりに4人卓×2といった構成。
タルタルソースがかかっていないので、ぱっと見はただのチキンカツ定食。実態は油で揚げた鶏のムネ肉をあっさり味の特製甘酢にさっとくぐらせたもので、当然ながら味わいはその甘酢が全面支配。
個人的にはご飯のおかずとして酢が主張するものはちょっと苦手。そこで登場するのが卓上のマスタードと柚子胡椒。これで味に変化を付けながら食べ進むと飽きが来ません。マスタードだとそれこそただのチキンカツっぽくなってしまうので、柚子胡椒のほうが好み。
かつやや松のやの残念な鶏肉に慣れると鶏肉の美味さは段違い!この美味さを活かすにはタルタルソースよりは甘酢の方が良いかも。また腹にもたれずに済みますし(苦笑)。
ざく切りのキャベツが箸休めに大活躍。一方味噌汁がやたら甘いのはいかにも九州。他に漬物と超ミニサイズの冷奴。
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