焼き鳥弁当@博多寿改良軒(「おみやげ街道新山口店」にて購入)
時刻表上では新山口駅から「駅弁マーク」が消えて久しいのですが、これは新山口駅の駅弁屋が廃業したためで、実際は広島の「広島駅弁当」が新山口駅の売店で駅弁を売っています。
久しぶりに新山口駅の駅弁コーナーを覗いたところ、博多の「焼き鳥弁当」が置いてあったので早速試食。同じく博多の「かしわめし」は売り切れていました。
ただ「焼き鳥弁当」や「かしわめし」を調製している博多寿改良軒は広島駅弁当の子会社。博多駅の駅弁業者として営業してきた寿軒が2010年に廃業(博多は九州でぶっちぎりの大駅にも関わらず、折尾の東筑軒と鳥栖の中央軒に挟まれて博多の駅弁業者は立ち行かなかったのかな?)した後、広島駅弁当がレシピを引き継いで2018年に興した新会社だそうで、実質的には新山口駅に置いてある広島駅弁当の品ぞろえが増えたに過ぎないようです。
焼き鳥弁当は醤油飯の上に、メインの焼き鳥=鶏皮たれ漬焼、鶏ももたれ漬焼、たれ付焼つくね、鶏むね塩焼をゴロゴロと並べ、さらにうずらの卵やぎんなん、高菜油炒めを添えたもの。たれと七味が別途付いてくるので、好みに応じて味変可能。
この駅弁の最大の長所はとにかくビールのアテが豊富で「居酒屋のぞみ」に最適なこと!!夕方に食べる駅弁ならご飯はそんなに要らん代わりにとにかくアテになるものが欲しい。そんなニーズに目一杯応えた逸品です。
ただ鶏むね塩焼はもともとの味が淡白なので、どうしても冷えてカチカチになってしまう夕方だと薄味が仇になってイマイチ。それ以外はたれ付きで駅弁らしい濃い味付けなのでビールによく合います。特につくねは軟骨交じりなのか、コリコリした噛み応えも楽しめました。高菜も箸休めというよりはアテの目先を変えるために存在しているみたいで。醤油飯も割と濃いめの味付け。
この内容で千円しないのもありがたいかと。
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