武蔵神山@神田 ~ らー麺
山手線神田駅西口を出て正面の「神田駅西口通り商店街」内。ほぼ1年半ぶりの再訪。先客2、後客11と早い時間帯でも相変わらず人気があるようです。
どう見てもつけ麺推しの店ですが「らー麺(990円)」を注文。並盛(150g)・中盛(200g)・大盛(250g)・特盛(300g)同値段なので大で。
タッチパネル式券売機なのでメニューの全貌が判りにくいのですが、大括りとしては濃厚つけ麺、つけ麺、辛つけ麺、らー麺、味噌らー麺、千住葱らー麺/つけ麺といった構成。他に「期間限定麺」のボタンもありましたが、往訪時はそれが何なのか明示されず。
店内はL字型カウンターが20席近く。2Fへ階段が伸びていますが、そちらは使っていない模様。前回往訪時にあった席間の衝立や除菌用アルコールはなくなり、卓上にミル入りミックスペッパーや辛味調味料が復活。ただ混んでくると席間の狭さは否めず。また大昔は厨房内では幾人もののスタッフが湯切りの度に大声を張り上げながらパフォーマンスに興じていましたが、さすがにコロナ禍を受けて止めたようです。
スープは鶏ガラと豚骨を主体とした「動物系スープ」と、かつお節、煮干しでとる「魚介系スープ」のWスープでやや魚介が強めに出たような感じ、かつ総じてやや甘目。とろみや魚粉のざらつきはほとんど感じず。いかにもつけ麺のつけ汁を伸ばしたような、ちょっとコクなり深みなりを欠いたような感じがなくはないのですが悪くはありません。
麺は太目のごく緩い縮れ入り。もっちりと形容するにはちょっと噛み応えが強いかな?といった食感で気に入りました。また大盛なら食べ応えも十分。丼は小さめですがスープをけちってはおらず、大盛でも麺とスープとの量的バランスがちゃんと保たれています。
分厚い角煮風のチャーシューがこの店のウリ。店の案内によれば「豚バラ肉を、長時間蒸して余分な油を落とし、タレに浸けこみ、サラマンダーという焼き機で、表面をカリッと焼き上げています。 新たな手法で作られたチャーシューは今までにない外はカリッと中はジューシーでトロトロな新食感です。」とのこと。意外に脂分が少なく、わずかに焦げ目のついた部分も香ばしく、ちびちび齧る分には飽きもせず。他にメンマ、刻みネギ。
いかにも武蔵系列らしい食べ手を選ばない無難な一杯ですが、来るたびにちょろちょろ値上がりしていて、プレーンな商品でもちょっと目に痛い金額になってきたのが辛いかなぁ。
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