【短感】23-24年第16節:仙台L 0-3 浦和L
「さいたまダービー」から中2日で迎えるアウェー仙台戦。中3日&中2日の3連戦の3試合目ですが、浦和のスタメンは前節と全く同じ。但し、ベンチに角田に加えて長船が戻ってきたのが目を惹きました。
長嶋の故障を受けて前節からCBの一角に後藤を入れた以外は3連戦全く同じスタメンで闘っているせいか、選手達はおしなべてコンディションは良くなさそうでしたし、仙台のやたらガツガツくる守備にも悩まされましたが、それでも浦和が序盤から決定機を量産。
8分栗島ロングフィードを受けて清家が仙台最終ラインの裏へ抜けて中央へ折り返したところに塩越が突入しましたが、GKとの距離が近すぎてシュートはGKにぶつける格好に。10分にはFKからの流れで塩越浮き球クロス→清家がボックス内で収めて島田のシュートはGK正面。
しかし15分右サイドでのスローインに始まる分厚い攻撃で、ドン引きになった仙台守備陣相手に島田のシュートはクリアされたものの、クリアが短くて不運にも栗島のもとへ。栗島のシュートは微妙にディフレクトしたのか、あるいは味方が目の前に多すぎてブラインドになったのか、GKは反応しきれずにゴール!!栗島はこれがWEリーグでは初ゴール。
22分にも栗島ロングフィード→清家裏抜けの決定機がありましたが、清家のシュートは枠を捉えきれず。前半ATには栗島がGK齊藤にまでプレスをかけたのが効いて、こぼれ玉をボックス内で拾おうとした塩越をCB國武が後方から削ってしまう格好になって当然PK。しかしPKキッカー清家のシュートはまさかの枠外。清家はそもそもお疲れの上にJリーグの記録を抜く「10試合連続ゴール」が大なり小なりプレッシャーになっているのがこの2回の決定機逸に見え隠れ。
しかし後半になっても浦和優位は変わらず、50分高い位置での遠藤ボール奪取から始まる分厚い攻撃で、遠藤クロス→伊藤ヘッドが炸裂して浦和追加点。ちっちゃい伊藤ですが、タイミングよく相手DFの前に入ってしまえば背の低さは関係ありません。見事なゴールでした。
ただその過程で塩越が相手との接触はないのにペナルティースポット付近で足を滑らせるような恰好で転倒。52分に角田との交代を命ぜられるアクシデント。
63分には島田→菅澤と代えたものの、浦和の動きは目に見えて悪くなって前プレがたいして効かなくなったため試合は次第にグダグダ模様に。
「清家のゴールはさすがに無理か・・・」という気配ムンムンでしたが、74分右サイド深い位置でスローイン→栗島縦パスに反応して清家が相手DFと入れ替わって広大なスペースを爆走。前方を走る菅澤がファーへ流れるのを利用しながら清家が放ったシュートはCB國武に当たってゴール!!ディフレクトしなくてもシュートは枠を捉えていたせいか、公式記録もオウンゴールにはならず、見事清家は10試合連続ゴールを達成。
79分に楠瀬監督は一気に3枚替えで、仙台に在籍経験がある佐々木&長船を投入するファンサービス(?)を敢行。特に長船は大けがからいったん復帰したものの、再離脱を余儀なくされて長らく試合に出ていないどころかベンチにも入れなかったのでこの試合の出場には感慨深いものがありました。
試合後インタビューで楠瀬監督が総括したように、選手たちのコンディションが芳しくないこともあって試合内容はそんなに良くはなかったと思います。ただそれでも仙台の決定機らしい決定機は60分浦和右サイドからのクロスを石川がクリアしきれずに、こぼれ玉をMF太田にどフリーでシュートを撃たれた場面だけ。しかも幸いにもシュートは池田の正面。結果も決定機の数の差通りで「実力の差通りに何の紛れもなく勝つ」という意味ではリーグ戦を勝ち抜くチームに相応しい勝ちだったと思います。
負傷退場した塩越は試合終了後チームメイトと一緒にフツーに歩いていたので重傷ではなさそうですが、既に安藤・猶本・高橋はなと前目の主力に長期離脱者が続出しているだけにちょっと気がかり。
-----島田-----
伊藤---塩越---清家
---柴田--栗島---
水谷-石川--後藤-遠藤
-----池田-----
(得点)
15分 栗島
50分 伊藤
74分 清家
(交代)
52分 塩越→角田
63分 島田→菅澤
79分 石川→長船
79分 水谷→佐々木
79分 清家→西尾
※写真は試合とは何の関係もありません
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