志多美屋本店@桐生 ~ 厚切りソースかつ丼
駒ヶ根、会津若松、福井などソースカツ丼がウリのエリアが全国に点在していますが、群馬の桐生もその一つ。往訪したのはJR両毛線桐生駅から東へ1kmのところにある「志多美屋本店」。地方都市にありがちなロードサイド店ではなく、旧市街地の商業エリアでもなく、なぜか住宅地のど真ん中に建っています。
11時の開店時間前から入り口は開いてて、ウェイティングリストに名前を書き込んで暖房の効いた待合室でしばし待機。出足はさほどでもなかったのですが、相当な人気店のようであっという間に店内は満員になり、退店時には待ち客ゾロゾロ。結構お年寄りの客が多いのには驚きました。
店内のメニューを見て、1日15食限定の「厚切りソースかつ丼(1290円)」を注文。「少々時間かかる」と言われましたが、揚げ時間がかかるのか確かにレギュラーメニューのソースカツ丼の注文ににバンバン抜かれました。
またソースかつ丼専門店ではなく、玉子かつ丼や玉子丼、親子丼といったメニューもあるにはあるのですが、それらを注文する方は全く見かけず。
店内は4人卓×4と2人卓×2、さらに店奥の小上がりに4人卓×4。卓上にはサラダドレッシングと醤油のみ。
厚切りソースかつ丼はサラダとミニ冷奴、味噌汁、そして漬物(白菜の浅漬けと苦手のきゅうりの糠漬け)付き。
サラダは千切りキャベツとスライスタマネギといった構成ですが、キャベツの千切りをカツの下に敷く店が多く、逆にキャベツが付かない店もままある中で、別皿で出てくるのには意表を突かれました。
平たいとんかつを切り分けたのではなく、団子状で出てくるのでルックスにあまり厚切り感がありませんが、食べてみると確かに分厚くて、それがなんと6個も!! 肉はヒレカツで、その割にはちょい硬い気もしましたが悪くはありません。
ソースは全然スパイシーではなく、やたら甘くもなく、辛くもない、強いて言えばちょっと醤油寄りの和風テイストでしょうか。これといって癖がなくて良い意味で中庸です。
サラダには何もかけずに箸休めとしてちょいちょいつまみながら一気に完食。完食には全く苦労しませんでしたが、食後は流石に胃にずっしり。大盛りを頼んでいる客も結構いましたが(苦笑)。
これといった地方色はなく、サラダが別皿なのを除くとこれといったユニークな面もありませんが、食べ手を選ばないのが人気の秘訣なのかも。
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