【短感】23-24年第14節:浦和L 2-0 N相模原
代表ウィークを挟んで2週間ぶりに再開されたWEリーグ。浦和は高橋はなが右腓骨筋腱脱臼で3月28日に手術を行って全治6週間との話が中断期間中に公表されたのでいよいよスタメンに選択肢はなり、大乱打戦となった前節長野戦からGKを福田から池田に戻しただけ。
但しサブに西村や西尾どころか、今年ユースから昇格したばかりの竹内が入ったのにはびっくり。代わりに後藤、角田、佐々木がベンチ外に。
試合は立ち上がりから一方的に浦和がボールを支配するも相模原がミドルゾーンに敷く守備ブロックを攻略できずに時間が徒過。特に代表の米国遠征帰りの清家が明らかに精彩を欠いていて、清家がスピードで強引に相手最終ライン裏へ抜ける攻撃パターンが出来ず、浦和の攻撃は左サイドに偏りがち。
序盤の浦和の決定機は8分左サイドから伊藤クロス→ボックス内で清家→島田→清家と繋がりましたが、清家のシュートは角度が厳しくてGKセーブ。
その後も浦和はなかなか良い形は作れませんでしたが、先制点となったのはやはり左サイドから。27分水谷斜めにゴロパス→島田スルー→アーク付近で清家が左へ叩いて塩越がボックス内から中へ折り返すと見せかけてループ気味のシュート!! 塩越のゴールはなぜかやたらゴラッソが多い謎。
42分には珍しく右サイドから決定機。遠藤が高い位置でボールを奪ってのクロスを相手DFがクリアし損ねて、清家→伊藤→清家の決定機が生まれましたが、清家のシュートは置きにいったような形となってGK難なくセーブ。前半ATにも左サイドから水谷クロス→清家ヘッドの決定機がありましたが、これも決められず。
個人的には相模原の運動量が落ちてきた終盤に菅澤投入で試合を決めに行くシナリオを想定していましたが、楠瀬監督はなんと後半頭から菅澤を投入。菅澤のコンディションが上がってきて稼働時間が伸びてきたのは大いに結構ですが、代えられたのはどう見てもお疲れの清家ではなく島田だったのにはびっくり。
そして菅澤投入後も残念ながら一方的に浦和が押しているのに決定機は作れない戦況は全く変わりませんでしたが、60分塩越CK→清家ヘッドが炸裂して浦和に待望の追加点!!本来の持ち味=スピードとは全く関係のないセットプレーから得点するとは、清家の決定力はどこから沸いてきたんや???
ダントツで最下位、今季一勝もしていない相模原はとりあえず今季残り試合は守備の立て直しに専念しているようで攻撃の形は全く作れず。偶発的にFWにボールが渡った際に浦和CBが一対一の対応を誤るとか、相手のファウルで倒されたのに主審がファウルを取ってくれないとか、シュートがディフレクトするとか、そういうアクシデントでもないと浦和は失点しそうにありませんでした。
よって2点差がついたところで楠瀬監督は続々と若手を投入してお試しモード入り。中3日で大宮V戦が控えているので主力を休ませる意味合いもあるでしょう。正直前目に投入された若手は当たり負けが目立ってまだまだ。最も可能性を感じたのは左SBに投入された岡村でしたが、久しぶりに左足でクロスを入れられる左SBだったからという色目もあるかも(苦笑)。
一方的にボールを保持している割にはシュート12本、CK3本止まりとそんなに良い試合には見えませんでしたが、相手のシュートはわずか2本。CKも1本だけ。なんの紛れもなく実力差通りに危なげなく勝つというリーグ優勝を目指すチームらしい試合だったと思います。
-----島田-----
伊藤---塩越---清家
---柴田--栗島---
水谷-長嶋--石川-遠藤
-----池田-----
(得点)
27分 塩越
60分 清家
(交代)
HT 島田→菅澤
72分 塩越→岡村(岡村左SB、水谷左SH、伊藤トップ下)
78分 水谷→西村
78分 長嶋→丹野(西村左SB、岡村左CB、丹野左SH)
83分 清家→竹内(竹内トップ下、伊藤右SH)
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