オニオンサーモン丼@なか卯
「なか卯」で2024年4月24日から期間限定で発売中の「オニオンサーモン丼(790円)」を試食。なおなか卯は2023年6月にも期間限定でオニオンサーモン丼を発売しており、その際同様今回も廉価版の「サーモン丼(690円)」を併売。
「オニオンサーモン丼」は、「上質な脂が特長のアトランティックサーモンに、 みずみずしい国産玉ねぎをのせ、なか卯特製の旨塩だれをかけた、爽やかな味わいの海鮮丼です。 ごま油の豊かな香りと胡椒のピリッとした辛さが際立たつ旨塩だれが、サーモンのやさしい甘みを引き立てます。漬けダレに漬け込んだサーモンのとろけるような食感と、国産玉ねぎのシャキシャキとした食感のコントラストもお楽しみください。」というのがなか卯のウリ文句。
「上質な脂」「やさしい甘み」というのは誇張表現ではなく、サーモンは相変わらず期待以上の出来。安モンのスーパーで出てきそうな妙に筋っぽい奴でもなく、100円回転寿司のサーモンみたいな妙にパサついた奴でもありませんし、これだけで大満足。
ただ残念ながら「なか卯特製の旨塩だれ」は水っぽい玉ねぎを美味しくいただける方向に最適化されすぎたようで、その酸味やスパイシーさが主役であるサーモンの美味さを減殺している気がしました。吉野家の夏の定番「ねぎ塩豚丼」の塩だれに似た感じの「旨塩だれ」でさっぱり感を演出したつもりなのでしょうが、豚丼のような本体の味が濃いものならともかくサーモンにはちょっときつすぎるかと。
なお「お好みで別添えの信州安曇野産本わさびを加える と、味や香りの変化をご堪能いただけます。」とのことですが、正直使いどころがよく判らず。
それでも丼ものチェーン店の中では海鮮系の丼ものに強みをもつ「なか卯」。オニオンサーモン丼は旨塩だれがサーモンの美味さを減殺しているという難点を抱えているとはいえ値段を考えれば安心安定の美味さを維持していると思います。
| 固定リンク