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2024.05.27

【観戦記】24年第16節:浦和 1-2 町田 ~ ソルバッケンがおるばってん!!

 せめて引き分けで終わっていれば「この手駒でよくやったな」と思える試合内容でしたが、負けてしまうと何も残りません。町田が強いというよりただただ「浦和が弱い」という試合でした。

《スタメン》  

 浦和のスタメンはルヴァン杯長崎戦からエカニット→ソルバッケン、興梠→サンタナ、大畑→岩尾、酒井→石原、牲川→西川と5枚入れ替え。

 ルヴァン杯敗戦後に「磐田戦の前から少し問題を抱えていました。日曜日の試合に間に合うことを願っていますが、現時点ではまだなんとも言えません。」とヘグモがこぼしていた中島は案の定間に合わず。

 そこで左WGにいきなりソルバッケンをスタメン起用したのには心底びっくり!!ソルバッケンは90分持つわけがないので、途中で渡邊を左WGに上げる算段なのだろうと誰もが思ったでしょうが、その際の左SBに入るはずの大畑がベンチにすらいないのはこれまたびっくり。

 大畑不在もさることながら、長崎戦で失態を繰り返してコンディションは万全に程遠いと思われた酒井がベンチ入り。試合終了後誰も大畑のことを聞かなかったので真相不明ですが、大畑が故障したとしか考えられない謎のベンチワークでした。

 町田はCH下田以外ルヴァン杯鹿島戦からスタメン全員入れ替え。直近のリーグ戦と比較すると契約上浦和戦に出られない柴戸に代わって下田が入った格好。

 なお町田はルヴァン杯鹿島戦をほぼフルターンオーバーで闘って、しかも鹿島に勝っており、主力中心のスタメンを組んでJ2長崎に負けた浦和とは実に対照的(´・ω・`)ショボーン

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《試合展開》

 ゲームの入りは明らかに町田ペース。いきなり渡邊を狙い撃ちして次々とCKを獲得し、ショートコーナー等仕込みに仕込んだCK芸を相次いで披露。

 町田は守ってはオセフン&藤尾の2トップを先頭に、時に4-2-4気味になりながら浦和最終ラインにプレスかけまくり。特に西川がボールを持った時は西尾が露骨に強めにプレスをかけてきました。ところが西川はなんら怯むことなく浮き玉パスを多用して見事にプレスを回避。

 それでも立ち上がりはビルドアップに苦労して両CBでボールを回すだけというお馴染みの退屈な時間が続きましたが、岩尾が安易に最終ラインに降りずに中盤で頑張っているのが効いて25分くらいからようやく町田を自陣に押し込み始めました。

 そして右サイドから何度か良い形も作れましたが、可能性があったのは結局38分伊藤のミドルシュートがGK谷に弾かれた場面だけ。前田や石原のクロスは誰にも合わず。またソルバッケンはまだ安全運転気味で多くを期待できそうになく、左サイドからの攻撃は全く成り立たず。

 とはいえ試合後ヘグモが語るように「前半の我々の守備はほぼ完璧だったと思います。行けるときはハイプレスをかける、行けないときはしっかりとブロックを組む、そして奪ってからカウンターにいくという流れができていました。」のも事実で、浦和の決定機は僅少ながら町田にも何もさせずに前半終了。

 町田は後半頭から藤本→ナサンホの交代と代えてきましたが、これは当初予定通りの交代なのかどうか?

 その後の戦況はイーブンでしたが、52分前田のボールロストを契機に左サイドからナ・サンホのクロスが斜めに走り込んできてどフリーの右SH平河に通って町田先制。

 この試合の主審はシュテーゲマン氏は割と簡単にファウルを取る系で一貫していましたが、前田に対するファウルを取らずに流したのはそれまでの傾向からびっくり!!そこで前田を含めて浦和は全員足が止まったように見えました。そしてどフリーで平河へクロスみたいな残念さ。この一瞬の隙を見逃さないのが町田の強さなんでしょうなぁ・・・逆に一瞬を隙を与えてしまう浦和の弱さというかなんというか・・・

 とはいえ、もはや1失点は仕様とばかりに浦和が突如猛反撃。54分に右サイドから前田のクロスのこぼれ玉を安居→石原とヘッドで繋いで、最後は裏抜けに成功した伊藤が流し込んであっという間に同点に。

 押せ押せのムードになりかかったところで、ヘグモは64分岩尾→グスタフソン、ソルバッケン→酒井と代えて渡邊を左WG、石原を左SBへ配転。

 ところが町田は後半からナサンホ、デューク、エリキとスタメンで出てきても不思議はない選手が続々と出てくるのに対し、怪我人だらけの浦和は手駒が限られていて、この試合は故障明けでコンディションは万全に程遠い選手しか投入できないのが悲しいところ。しかもどちらも故障明けの選手を故障明けの選手に代えている残念さ。

 グスタフソンは岩尾や安居には出来ない広範囲のボール供給やちょっとした挙動で相手のプレスを簡単に剥がす妙技を見せてくれた一方、足元が覚束なくてカウンターの餌食になりかかる場面もあって本調子にはほど遠いのが現状。しかもいくらグスタフソンがボールを配給したところで渡邊&前田の両WGが疲れ切ってどうにもならず。

 そこでヘグモが遅まきながら78分前田に代えて武田を投入したのは一定の効果があり、90分には後方から丁寧にパスを繋いで、安居→伊藤→どフリーで酒井がボックス内に突入する決定機を作ったものの、酒井はシュートを撃たずに折り返しを選択!!!これが昌子に簡単にクリアされてしまって決定機に至らず。

 逆に94分平河のパスを受けたナサンホをショルツがボックス内で押し倒すような格好になってPKを取られ、90+6分下田がPKを決めて万事休す。

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《総評》

 町田にやられた印象は全くなく、かといって浦和にチャンスが山のようにあった訳でもない。もはや「FC中島」になってしまったヘグモVer2.0が肝心の中島を欠いてエポック社のサッカー盤のようなヘグモVer1.0へと逆戻り。おまけに左WGには故障明けで万全には程遠いソルバッケンを無理使いせざるを得ず、替え駒もロクにいない状況下での勝ち点1に留まったのであれば試合内容に見合ったものであり、「この手駒でよくやったな」とポジティブに評価してもいいくらい。でも負けてしまうと全く何も残りません。ただただ残念な試合でした。

 正直なんで町田がこの試合内容でをJ1の首位にいるのかさっぱり判りませんでしたが、この試合に関して言えば一瞬の隙を逃さないとか、審判の傾向を読んでファウルをもらいに行くとか、そういう細かいところで浦和を上回って勝ち点3をゲットしたというのが個人的な感想です。

 それにしても中島抜きの浦和のしょぼさ。終始前がかり気味で相手を押し込みまくって、守備はショルツとマリウスでなんとかしてくれ!!みたいなサッカーやっているのにロクに決定機を作れないって、全く収支が合ってないんですが!!!自陣で堅固な守備ブロックを作る町田を崩すにあたって、相手を混乱させる「自由すぎる中島」がいないのとにかく痛手でした。

 監督は試合後「ラストサードのところの質は、上げないといけないと思います。押し込むところまではいっていますが、1対1やクロスの精度を上げていかないといけません。」とこぼしており、「クロスを上げる前に相手のバランスを崩しておく」等、クロス攻撃のパフォーマンスを上げる練習も具体的に説明していますが、結局のところ問題は「怪我人だらけでWGが人材難」に尽きるんじゃないかと。

 しかもヘグモの場合、大久保のような試合中の故障みたいな判りやすい怪我って案外なくて、松尾・グスタフソン・関根・小泉・リンセン・中島と何か知らんけどいつの間にか故障離脱しているみたいなのが多くて、半ば自業自得じゃね??疑惑があってあんまり同情できないんだよなぁ・・・

 また町田程度のハイプレスなら簡単に交わせるようになったのは浦和の良いところ。そして4-2-4の最初の「4」を突破された町田は往々にして中盤ががら空きなのに、浦和はそこで一気に攻めきれずに手数をかけている間に町田にロープロックを作られて手も足も出ずの繰り返しなのは切ないのなんの。

 さらにこの試合は90分の酒井に象徴されるようにシュートを撃てそうな場面で全然撃たないのがモヤモヤ感を加速させる主因なのかも。磐田戦ではやたらシュートブロックされる場面が多かったのですが、シュートブロックされて町田得意のカウンターを食らうのを恐れたのかなぁ?でもそういう試合運びって「失点しないこと」に重きを置くスコルジャ流であって、ヘグモがそんな試合をしてどうするん????

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《選手評等》

・武田WG投入は守備に多くを期待できないことを考えるとかなりリスキーですがが、終盤の切り札としてはまだマシなほう。これがこの試合の唯一の収穫かも。少なくともエカニットWGよりは遥かに可能性あり。前田が疲弊してから右サイドはどうにもならんかったかったので、超結果論ですが武田投入が遅かったのがヘグモの失着。

・PKを取られる直前に疲労困憊の渡邊に代わって興梠を投入しましたが、興梠のポジションはどう見ても左WGだったのにはたまげました!!興梠はヘグモをあまり好きではないのが言葉の端々に滲み出ててなぁ・・・

・町田ってでかいCFがいてフィジカルごり押ししてた頃の全北現代みたいな印象を受けました。そして浦和ゴールキック時にボックスすれすれのところにわざわざ立つとか、やたらコロコロ転がるとか、やることがとにかくせこい。一方柴戸がいないせいか、町田のラフプレーはそれほど酷くはなかったかと。やばそうな局面では平然とファウルで切ってくる体質はともかく、ラフプレーだけなら町田より汚いチームはJ1に何チームもあるからなあ。

・先述のようにシュテーゲマン主審は割と簡単にファウルを取る系だったのでPK自体は特に変とは思いませんでしたが、外国人主審の際にVARがダンマリになりがちなのがJリーグの残念さ。最後はハンド疑惑みたいのもありましたが、VARはダンマリ。

・チケットは前日で41,000枚以上売れていて、出来上がりは39,460名なので割とノーショーが少ない試合でした。スタジアムの不便さが祟ってか、初のJ1昇格後もホームの観客数は多くて12000~13000人に過ぎない町田サポが案外多かったのは意外でした。

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ソルバッケン--サンタナ---前田
--安居----伊藤--
-----岩尾-----
渡邊-マリウス--ショルツ-石原
-----西川-----

(得点)
54分 伊藤

(交代)
64分 ソルバッケン→酒井
64分 岩尾→グスタフソン
78分 前田→武田
90+3分 渡邊→興梠

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---オセフン--藤尾---
藤本--------平河
---仙頭--下田---
林--昌子--ミンギュ-鈴木
-----谷------

(得点)
52分 平河
90+6分 下田(PK)

(交代)
HT 藤本→ナ サンホ
58分 オ セフン→デューク
58分 仙頭→宇野
73分 藤尾→エリキ
87分 鈴木→望月

 

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