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2024.05.04

【DAZN観戦記】24年第11節:川崎 3-1 浦和 ~ 負ける時の酷さは一向に変わらず

 浦和が3歩進んで2.9歩下がるを繰り返している間に、相手は1歩進んでいるような試合でした。「こんな浦和でもちょっとずつ前に進んでいる」といっても何の慰めにもならないかと。

《スタメン》

 共に前節から中4日の試合。浦和のスタメンは前節名古屋戦から前田→大久保の入れ替えのみ。次に中2日で横浜M戦を控えているせいか連戦ですっかりキレを失っていた前田はいきなりベンチ外になり、前節ベンチスタートだった腰痛持ちの松尾もベンチ外に。

 代わってキャンプで故障して長らく戦列を離れていたリンセンがベンチ入り。ただWGが怪我人だらけで、ベンチには本職WGが一人もいないという苦しい布陣に。

 川崎のスタメンは前節広島戦からエリソン→ゴミスの入れ替えのみ。

 川崎は車屋が長期離脱中&高井がU23代表で不在な上に丸山・三浦も故障、さらにジェジエウが故障明けなので最終ラインがいかにも薄い格好。またGKチョン・ソンリョンが故障したのか、前節から上福元に変更。

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《試合展開》

 浦和の試合の入りは上々。川崎の前プレは全くハマらず、浦和は川崎のプレスを楽に交わしてボールを運び、3分にはグスタフソンの左サイドへの大きな展開を契機に中島横パス→安居縦パス→ボックス内の渡邊に決定機が生まれましたがシュートはGKのほぼ正面。さらにCKが続いて8分渡邊CK→サンタナヘッドは脇坂がブロック。

 しかし10分くらいから川崎が浦和を自陣に押し込むお馴染みの展開になり、18分右サイド深い位置からのスローインからボックス内でゴミスに楽にボールキープを許したのが契機となってボックス内で家長クロス→遠野→脇坂ときっちりボールを繋がれて川崎が先制。ゴミスがハンド臭かったり、遠野の落としたボールがショルツに当たってたまたま脇坂にこぼれたりと不運な材料はありましたが・・・

 さらに25分石原が敵陣深い位置で傷んだ隙にカウンターを食らって、左サイドを激走するマルシーニョがショルツをも交わしてグラウンドーのクロス→ファーでどフリーになった家長にシュートを撃たれましたが、ここはカバーに入った渡邊がブロック。

 とはいえ、先制点を取られた浦和の出来はその後も悪くはなく、中島やグスタフソンが敵陣で実に生き生きとプレー。32分グスタフソンのスルーパス→伊藤シュートはへなちょこで簡単にセーブされてしまいましたが、35分中島がボックス左手前で脇坂と対峙しながらクロス→ファーで大久保が飛び込んでのヘディングシュートが決まって同点に。

 39分には敵陣でのクイックリスタートからの流れで大久保がシュート。さらに45+2分にはカウンターからサンタナの縦パスを受けた中島がそのままボックス内まで持ち運んでシュートを放つも枠を捉えきれず。

 そして残念ながら終わってみれば浦和が良かったのはここまで。後半は一転して川崎ペースとなり、47分好位置での脇坂FKはバー直撃。そして48分ゴミスのポストプレーを活かすべく、橘田の縦パスを受けて後方から飛び出したCB佐々木に対して浦和守備陣はズルズル下がるだけ。しかもプレスバックした大久保の対応がいかにも軽すぎてそのまま佐々木にぶち込まれる大失態。伊藤はどこ行ったんや・・・

 55分には脇坂→右サイドから家長クロス→ファーでどフリーのマルシーニョに決定機を許してしまいましたが幸いにもシュートは枠外。

 後半の浦和は運動量が落ちた上に、さすがに川崎がグスタフソンに自由を与えないようになったためビルドアップにも詰まりがちに。前半あれだけ生き生きしていた中島が行方不明になったところで、73分に安居→リンセン、中島→エカニットと代えてはみたものの、戦況は全く好転せず。多少なりとも可能性があったのは74分CKからの流れで渡邊のミドルシュートが枠内を襲い、GK上福元が弾ききれずにポストを直撃した場面くらい。

 その後は前がかりになってはみたものの決定機は作れないばかりかカウンターのピンチが増えるだけ。88分にはサンタナ→興梠、伊藤→武田と代えたがこれまた何の効果もなく、やはりカウンターのピンチが増えるだけで、終了間際の90+3分には大久保の縦パスをカットされたところからショートカウンターを食らって、橘田縦パス→途中出場の山田がボックス内左からクロス→ファーでフリーの家長が押し込んで、等々力にワンサカ詰めかけた赤者の怒りを煽るような形で試合終了。

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《総評》

 11試合消化時点で既に5敗目でまたしても負けが先行。しかもうちアウェーで4敗。この試合は浦和以上の成績不振に苦しむ川崎相手に負けてしまったせいか、試合後会見のヘグモ監督もさすがに言葉少な。

 DAZNによれば前半はシュート数川崎5対浦和9、うち枠内5対8、CK3対7と浦和優勢といっても差支えない数値が並んでおり、前半のうち=中島が元気だった時間帯に複数得点が取れていれば十分勝ち目がある試合でした。前半の出来、特に川崎の前プレを交わしてスパスパとビルドアップする様に注視して「浦和は着実に前進している」と前向きに捉える方もいらっしゃるかもしれません。

 しかし前半のうちに複数得点は取れず、後半きっちり川崎に修正された後はなすすべなく敗戦。「浦和もちょっとずつ進歩しつつあるのかもしれないが、大多数の他チームの進歩の方が速くて意味がない」というのを1試合単位でも、シーズン単位でも実感させられる残念な試合でした。降格しそうなチーム=全然修正できないチームとか、手駒がしょぼすぎてそもそもスタートラインがはるか後方にあるチームよりはマシなだけで。

 いったんビハインドに陥ったヘグモ浦和の試合はエンタメとして非常にきついのなんの。選手を代えれば代えるほど悪くなるお決まりのヘグモコース。無駄にあがくこともなく、何の見せ場もなく実に淡々と負ける。

 悪いことにこの日はレディースと同日開催。共にDAZNで観戦していましたが、あんまり良くない試合内容でもなんとか勝ち筋を見出して勝ってしまうレディースと、良い時間帯に点が入らず、劣勢に転じるとなすすべなくあっさり土俵を割ってしまうメンズの落差が凄まじい一日でした。怪我人が多いのはどちらも同じですが、これまでの積み上げが違いすぎるのでしょうなぁ・・・

 でもコロナ禍による経営難もあってロクな補強をしてもらえなかったリカやスコルジャと比べると、それなりの補強をしてもらったヘグモのしょぼさは際立ちます。左SBの薄さだけは同情しますが、戦績不振はそのせいとは思えず。

 試合後の会見で、記者「相手はグスタフソンを消してきたけど、どうするねん?」→監督「SBが1対1で相手を抜くようなプレーがもっと多くてもよかったのではないか」→記者「SBは連戦で疲れとるで」→監督「酒井や大畑に期待したい」というやりとりには軽く絶望感を抱きました。

 浦和が3歩進んで2.9歩下がるを繰り返している間に、相手は1歩進んでいるような試合の連続で、今年シーズンは終わってしまいそう。

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《選手評等》

・川崎は元フランス代表のCFゴミスが今季初スタメン。未だ無得点なのでどう考えてもコスパ悪すぎですが、ポストプレーでショルツが苦戦する様を見るとやっぱりただものではないのでしょう。試合後鬼木監督が絶賛するのも納得。コスパ悪すぎですが(苦笑)。

・今日の試合は悪名高い「あ行主審」の代表格=池内主審の笛が試合結果には何の関係もなく、赤者の理不尽な怒りの吐口すらありませんでした。

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中島---サンタナ--大久保
--安居----伊藤--
-----グスタフ-----
渡邊-マリウス--ショルツ-石原
-----西川-----

(得点)
35分 大久保

(交代)
73分 安居→リンセン
73分 中島→エカニット
88分 サンタナ→興梠
88分 伊藤→武田

マルシ-ニョ--ゴミス---家長
--遠野----脇坂--
-----橘田-----
ファン--佐々木-大南-瀬川
-----上福元----

(得点)
18分 脇坂
49分 佐々木
90+3分 家長

(交代)
69分 遠野→瀬古
75分 ゴミス→山田
75分 マルシーニョ→山内
81分 脇坂→ジェジエウ
81分 ファンウェルメスケルケン→ヒカルド

※写真は試合とは全く関係ありません。

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