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2024.05.07

【観戦記】24年第12節:浦和 2-1 横浜M ~ 舐めプで挑んできた相手に負けられんわなぁ

 いくらACL決勝を目前に控えているとはいえ、カテゴリーが2つくらい下の相手と試合するような面子を組んできた横浜Mに負けるわけにはいかんかったでしょうなぁ・・・

《スタメン》

 GWにありがちな強行日程で、共に前節から中2日。ところが浦和のスタメンは前節から安居→前田の1名入れ替えのみ。前田は名古屋戦で負傷したのか前節川崎戦を回避しましたが、なんとかこの試合に間に合いました。

 腰痛が癒えない松尾やU-23代表帰りの大畑ベンチ入りが見送られたのはともかく、興梠がベンチ外になった一方で佐藤&井上とCBが二枚もベンチ入りしてるのは何とも不可解。また武田と堀内がベンチ外となり、小泉が久しぶりにベンチ入り。

 一方横浜Mはここまでの過密日程に加え、中5日でACL決勝第1戦・アルアイン戦が控えているためか、GK以外スタメン全員を入れ替えただけでなく。サブも主力少なめ。もともとアンデルソン・ロペスは出場停止でしたが、ここまで大胆に面子を落としてくるとは予想外でした。

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《試合展開》

 横浜Mは立ち上がりから勢い任せのようにガンガン前からプレスをかけてきましたが、浦和はそれを難なく交わしてビルドアップ。困った時にはサンタナのポストプレーが猛威を振るって、5分、8分と中島が左サイドからカットイン&シュートと得意の形を連発。さらに9分には天野が故障して11分に山根との交代を余儀なくされるアクシデントも。

 しかし浦和は猛攻を仕掛けるも14分カウンターの好機で渡邊のクロスがわずかに前田に届かなかったのに象徴されるように、肝心なところで精度を欠いたりタイミングが合わなかったりする場面がやたら目立ちました。またCKからの流れでも15分伊藤、30分グスタフソンとこぼれ玉をフリーで撃つ場面がありましたが、いずれもシュートは枠外。

 序盤の猛攻が一段落した後も浦和が球際で優勢なこともあって相手を押し込む時間帯が長くはなりましたが、押し込んでからの崩しに苦労して浦和は次第に手詰まり気味に。

 しかし、42分敵陣左サイド深い位置でのスローインからの流れで、大久保ヒールパス→中島スルーパスをボックス内で受けた伊藤がGKポープの股抜きシュートを決めて浦和がついに先制。さらに前半ATにはボックス内で深い切り返しからの渡邊クロスがファーでポストを直撃する惜しい場面も。

 後半に入ると浦和は運動量が落ちて自陣に押し込まれる時間帯が増え始めましたが、それでも最初に決定機を作ったのは浦和。58分左サイドから大久保クロス→ニアで前田が横浜守備陣を釣ったのが効いてファーでフリーのサンタナに通りましたが、サンタナのシュートはバーの上。サンタナはポストプレーでチームを随分助けてはいますが、肝心なところでシュートが枠に飛ばなかったり、勢いがなかったりと何だかんだとお疲れなのかも。

 キューウェル監督はここを勝負所と見たのか、62分一挙4枚替えを敢行して前目3枚を一気に主力級に変更。しかし、その直後の66分グスタフソンの縦パスを受けた伊藤がズルズル下がるだけの横浜M最終ラインを前にアーク付近から豪快なミドルシュートを放ったのが決まって2点目。伊藤の前を大久保が走ったのが効いてポープは視界を遮られたのかも。バイタルエリアに突進してくる伊藤に対して全員棒立ちの横浜M守備陣はまるで川崎戦での浦和守備陣そっくりで切ないのなんの(苦笑)。

 68分には左サイドからボックス内に突入した大久保の折り返しを受けた中島に決定機が生まれましたが、ここはポープがセーブ。そして残念ながら浦和の攻勢はここまで。浦和は中2日にも関わらずほぼスタメン固定で臨んだのが祟って完全に足が止まってしまった一方、横浜Mは前目総入れ替えが効いて次第に浦和を自陣にくぎ付けに。74分マテウスのミドルシュートが枠内を襲うもここは西川ががっちりセーブ。

 一方、如何せん選手交代には全く定評がないのがヘグモ監督。67分に傷んだ石原に代えて佐藤を投入してショルツを右SBへ代えたのは仕方ありませんが、76分中島→リンセン、前田→エカニットと代えたところで戦況は一向に良くならず。終始空回り気味のリンセンはともかく、エカニットはいるのかいないのか判らないありさまでした。

 そしてドン引きに陥った挙句に86分今の浦和では実現不可能なレベルの見事なパスワークで中央を崩された挙句に左SB加藤聖の一発を浴びて一点差に。浦和守備陣は何人いても結局崩されてしまうのが今年の仕様です。

 埼玉スタジアムには不穏な空気が流れまくりましたが、失点直後に遅まきながら大久保→小泉、グスタフソン→安居と交代。これで浦和はなんとかドン引き状態から解放されたものの、今度はやたらオープンな状態に。

 90+3分には小泉の強引なシュートがブロックされてカウンターを食らいかかったり、90+6分にはポープが飛び出した隙を狙ってサンタナがループシュートを試みたりとドタバタ劇を演じながらもなりふり構わずボールをひたすら前に蹴ってなんとか逃げ切り勝ち。

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《総評》

 致し方ない事情があるとはいえここまで極端に面子を落としてきた相手にホームで負けようものなら、いきなりヘグモ監督のクビが飛ぶとまでは言わないまでも求心力を失ってレームダック化は避けられなかったでしょう。そのため何はともあれ勝てて良かった。この試合はそれに尽きます。

 DAZNのスタッツを見るとシュート数浦和20対横浜M10(うち枠内9対5)、CK8対5、ゴール期待値1.36対0.50と最終スコアをそのままなぞったような数値が並んでいます。またシュート位置を見ると横浜Mはほとんどボックス内に入れていないのも特筆すべきことでしょう。それで数少ないボックス内からのシュートで失点してしまうのが残念ですが。

 相手の面子が面子なのでどこまで評価していいのか正直迷うところですが、川崎戦の前半と言い、この試合の前半と言い、浦和の攻撃が徐々に良くなっているのは確か。共に1点しか入りませんでしたが大量得点まで紙一重のところまで来ているような気がします。その一重がどうしても破れないかもしれませんが・・・

 あれだけ稚拙だったビルドアップも「べったりマークが付いているグスタフソンを無理に使っても何とかなる」「IHの片方が降りてグスタフソンを助けるとなお良し」「困ったらサンタナに放り込むのも吉」とやることにバリエーションが増えて、相手の前プレに困って詰まって最終ラインでダラダラとボールを回すだけの時間帯は随分短くなりました。

 これで前ハメ系の守備主体のチーム相手にはなんとか目途が立ちましたが、課題は自陣で守備ブロックを敷いてくるのが主の相手。このタイプの相手に「惜しい!!」が連発しているところまで行きつつあると前向きに評価していいのかどうか、もうちょっと試合を重ねないとなんとも言えません。伊藤の1点目は相手が守備ブロックをしっかり敷いている状態で取ったものなのでプレイクの予兆とも言えましょうが。

 ただ如何せん怪我人だらけで浦和は替え駒が乏しく、良い時間帯=前半に点が入らないとジリ貧になりがち。またそもそも監督が信頼しうる駒が少ない上に、試合後「選手たちの関係性を深めるという意味では、毎試合メンバーを変えなければいけない状況は、一つのチャレンジになります。」と語っているのを見ると、監督はできればスタメン固定で毎試合やりたい時期だと思っているようで、数少ない手駒をすりつぶして辛うじて勝ち点を拾っているのが現状。

 前目の選手が疲れて前プレが効かなくなり、自陣に押し込まれだすともういけません。ハイクロスしか打つ手がない相手ならともかく、川崎や横浜Mのように地上戦得意の相手には浦和守備陣は何人いてもカラーコーンも同然。これが実に辛い。昨年との落差がでかすぎて。

 無失点で終わる感じは全くしないが、それを上回る得点を取れるようになるにはあと一歩足りない。そんな危うい均衡に立っているからこそここまでの戦績は5勝2分5敗、得失点差ゼロという完全にイーブンな状態に留まっている。非常に判りやすいチーム状態だと思います。

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《選手評等》

・いきなりドッペルパックの伊藤。最近決定機を決められなかったり、失点の契機となる凡ミスや怠慢プレーが目立ったりして、なんでスタメンで起用され続けているのか不可解でなりませんでしたが、ようやく我慢に我慢を重ねて伊藤を起用し続けたヘグモの期待に応えた格好に。

・決定機外しまくりだったとはいえ、それはボックス内に飛び込んでいたからこそ生じた逸機。最初はそもそも飛び込むことすら出来なかったので「最悪期は脱した」と思ってみていましたが、ようやく結果が出ました。

・石原はそもそも腰痛に悩まされていて、注射打ちまくって試合に出ていたとは!!

・興梠謎のベンチ外。ローストチキン屋のバイトが突然休んで、仕方なくシフトに入ったのかなあ・・・

・試合を決定づけるものではありませんでしたが、中村主審の笛は疑問だらけ。サンタナにはなにやってもファウルにならないっちゅーのはJリーグのローカルルールなのかな?またリンセンへのイエローは実に不可解。ハイボールを競り合う過程で#39がリンセンに当たり負けしているだけのように見えますし、ファウルだとしてもイエローが出るほど悪質には全く見えません。またあれがファウルならもっとファウルを取る場面はいくらでもあったでしょうに。とにかくファウルの基準が滅茶苦茶な酷い主審でした。これがJリーグです。

・川崎戦の酷い負けを受けてスタジアムの雰囲気が悪くなるかもしれないと思ったのか、「苦しい時こそスタジアム全体で応援を!!」とばかりにゴール裏がメインやバックを積極的に巻き込みにいったのはめっちゃ良かった。試合前、そしてハーフタイム明けにはスタジアム全体で立ち上がってオーオオー!!

・今日の観客数4万人超えは端的にいってアホほどやってきた鞠サポのおかげ。メインアッパーのビジターエリアを拡張したのかも。4万人にしては北ゴール裏の上のほうは空いていましたから。おかげで帰りのSRは横浜Mサポでブタ混みで、東川口を過ぎても全然空きませんでした!!

・この試合のテレ玉の中継はDAZN垂れ流しではなく独自コンテンツで、実況倉敷&解説岡野。当然ガチガチの浦和寄りの構成。テレ玉が中継するならいつも本来こうあってほしいわ!!

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中島---サンタナ---前田
--大久保---伊藤--
-----グスタフ-----
渡邊-マリウス--ショルツ-石原
-----西川-----

(得点)
42分 伊藤
66分 伊藤


(交代)
67分 石原→佐藤(負傷による交代。佐藤が右CB、ショルツが右SBへ)
76分 中島→リンセン
76分 前田→エカニット(リンセンが右WG、エカニットが左WGへ)
87分 大久保→小泉
87分 グスタフソン→安居

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井上---塩貝---水沼
--渡辺----天野--
-----榊原-----
聖--渡邊--上島--蓮
-----ポープ-----

(得点)
86分 加藤 聖

(交代)
11分 天野→山根(負傷による交代)
62分 水沼→ヤン マテウス
62分 井上→宮市
62分 塩貝→植中
62分 渡辺→山村

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