ヨーロッパ軒総本店@福井 ~ カツ丼セット
福井の味の代表格「ヨーロッパ軒総本店」を約6年半ぶりに再訪。福井鉄道「福井城址大名町駅」の西、小さなホテルが散在するものの夜はかなり寂しそうなエリアに立地。しかも夕方の中途半端な時間に伺いましたが、意外にも先客9、後客5と賑わっていました。これが北陸新幹線延伸効果なのかどうか?早速「カツ丼セット(1,080円)」を注文。
店内はカウンター5席と4人卓×2、2人卓×2で内装はどこにでもある大衆食堂風。特に伝統ある洋食屋として気取った感じはしませんが、壁に色紙がベタベタ貼ってあるのがいやはやなんとも・・・
店の案内によるとここのカツ丼は「薄くスライスした上等のロース・モモ肉を、目の細かな特製パン粉にまぶし、ラードでカラリと揚げたカツを熱々のうちにウスターソースをベースに各種の香辛料を加えた秘伝のタレにつけ、熱いご飯にタレをまぶした上にのせたカツ丼です。」とのこと。
「ソースカツ丼」を売り物にしている地域・店が日本各地にありますが、福井ヨーロッパ軒のソースカツ丼が傑出しているのはウスターソースの美味さ。あっさり目で辛くはなく、むしろやや甘め。そしてソースよりも香辛料がやや正面に出る按配。このスパイシー加減が絶妙で、それゆえに他のソースカツ丼と隔絶しているような気がします。「薄ければ小皿のソースをどうぞ」とのことでしたが、そのままで十分。あんまりソースをつけるとくどくなってしまうかと。
カツがこれまた美味い。薄切りのロース肉に薄いコロモ。肉質しっかり、旨味もしっかり、しかも簡単に噛み切れます。なお蓋が締まり切らない格好で配膳されますが、丼が若干小ぶりなせいか、量は特に多くはありません。
ただカツ丼には千切りキャベツなど野菜を一切敷いていないので、油臭さやくどさこそ感じられないものの、カツ丼単品だと少々単調で飽きやすいかも。よってここは断然「セット」がお勧め。
なお福井駅前の恐竜が増えていました!!翌日は当然恐竜博物館も見学。
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