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2024.06.01

一元堂@神保町 ~ 笠岡ラーメン・醤油

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 建て替え中の三省堂神保町本店から続く靖国通り沿いの古本屋街に立地。先客ゼロ、後客1。岡山県の西部にあるご当地ラーメン「笠岡ラーメン」がウリの店です。個人的には現地の笠岡ラーメンは「いではら」で試食済

 店内の券売機ボタンを見て「笠岡ラーメン・醤油(900円)」を注文。ラーメンの食券をを渡すと、麺の固さをバリカタ・普通・柔らかめから聞かれましたが、デフォルトでもやや硬めと言われたので「普通」でお願いしました。ランチサービスなし。

 メニューは「塩」との二本立て。

 席は壁に向かった縦長カウンターが2本(6席+5席)。卓上には鶏醤油、特製ニラダレ、かつお節。カウンターの引き出しに胡椒、唐辛子、ガーリック、山椒。

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 笠岡ラーメンは一般的に「親鶏のみを使って出汁をとる」そうですが、この店は「コクと旨味の強い国産親鳥を使用し、鶏ガラ、国産椎茸、利尻昆布などで丁寧に出汁を摂り」とのこと。でも鶏の旨味が圧倒的に卓越しています。「厳選濃口醤油を数種類ブレンドした」かえしがやや前に出ていますが、しょっぱく感じるほどではなく辛うじて出汁とのバランスが保たれています。鶏油のてかりが目立ちますが、特に脂っこい感じは受けず。

 麺は笠岡・丸新麺業製の細目ストレートタイプ。水気の少なそうな麺で、確かにデフォルトでもやや硬め。「硬め」で頼むとスープに対して強すぎでしょう。そして食べているうちに急速に麺がスープに馴染んでゆきます。

 豚チャーシューの代わりに「濃口醤油で炊き、薄く刻んだ親鳥のもも肉」を乗せるのが笠岡流。具は他に穂先メンマ、白髪ネギ、笹切り青ネギ、白ごま。

 卓上のニラダレは味変アイテムとして気に入りました。唐辛子も混ぜてスタミナラーメン風にしてフィニッシュ。

 笠岡は岡山県の最西端にあって岡山駅からでもかなり距離があり、かつ何かのついでに行けるようなところでもないので都内で笠岡ラーメンを試食できる店としては非常に貴重。ただ普段使いに向かない店をこの場所に出したのはどうかな?

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