ふれあい温泉ぼんたん湯@阿久根温泉(鹿児島県)
鹿児島県薩摩地方の北部、肥薩おれんじ鉄道阿久根駅から徒歩15分。かつては街の中心部だったと思しきエリアに立地。栄屋旅館の経営する日帰り温泉施設ですがとにかく老朽化著しく、券売機が故障して直す気力も金もないのか番台で現金授受方式に回帰。ロッカーに鍵なんてある訳がありません。
柱に貼られた古そうなパンフレットを読むと阿久根温泉は明治45年に開削された割と新しい温泉で、それでも昔は栄えていたそうですが、最盛期はどうも大正末期だったみたいで・・・
内湯は中央に正方形の湯船(電気風呂付設。但し白湯)と奥に岩風呂風の湯舟。浴室の奥に岩風呂風の露天風呂といった構成。
そしてここの湯の最大の特徴はちょっと鉄臭い強塩泉で、しかもかけ流し。有馬温泉の金泉みたいに湯自体まで赤茶けてはいませんが、湯船も床も赤茶けていています。当然ながら湯上りはポカポカでなかなか汗が引きません。
カランは壁沿いに12個。番台横にちょっとした休憩スペースあり。
もうボロボロの極みで先は長くないような気がしてなりませんが、それでも掃除は行き届いていて湯に浸かるだけなら何の不満もありません。
なお阿久根駅がいつの間にかリニューアルされていたのには驚きました。一見して判る水戸岡デザインで、観光客向けというより登下校の高校生のたまり場として利用してもらうことに重きを置いたつくり。阿久根は肥薩おれんじ鉄道沿線の小都市で唯一新幹線の駅が設けられなかったので、市が資金を出して駅舎をリニューアルして活性化を図ったのかも。
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【温 泉 名】阿久根温泉
【施 設 名】ふれあい温泉ぼんたん湯
【入浴料金】430円
【交通手段】阿久根駅から徒歩15分
【泉 質】ナトリウム-塩化物強塩温泉
【源 泉 名】阿久根17号、18号
【泉 温】源泉44.4℃
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