汁なし担担麺専門 キング軒@神田 ~ 汁なし担々麺
JR神田駅西口を出てガード沿いに北へ歩いてすぐ。「ちえちゃんラーメン」の先にあるガード下の店、3年ぶりの再訪。先客1。開店直後からゾロゾロと後客がやって来て退店時外待ち2と結構な人気店になったようです。広島式汁なし担々麺がウリの店で当然ながら広島が本拠ですが、既に都内にも数店舗展開済。
店外のタッチパネル式券売機を見るとメニューは汁なし担々麺一本に絞っているようなので、「汁なし担々麺(800円)」と半ライス(100円)を注文。辛さが0辛、1辛、2辛、3辛、4辛と選べるので店基本の「2辛」で。
店はL字型カウンター7席のみでやや手狭、卓上には鷹の爪、山椒、担々ライス用のタレ、担々ライス用の酢。水セルフですが入口脇に給水機があるだけなのでチト面倒。
配膳されるといきなり山椒の香りが襲ってきて鼻がムズムズ。
「30回以上混ぜてから食べるように」との仰せに従って一頻りまぜまぜ。麺がタレをどんどん吸ってしまうようで、底にはタレはほとんど残りません。またネギや肉味噌もかなり細かいためか、これらもほとんど麺に絡まって一体化し、具と呼べるものはほとんどなく、食べるときはひたすら麺と格闘する塩梅に。この辺は首都圏で出てくるナッツ類やら干しエビやらゴテゴテと入った汁なし担々麺とはかなり違い、実態はともかくビジュアルや食感がいかにも「カップ焼きそば」みたいなのが難かな?
麺は細目のストレート麺。見た目は甚だ頼りないのですが、思いのほかコシというか弾力性があってびよーんと伸びる感じ。
前述のように汁を麺が吸いまくってほとんど残らないので、麺が少し残っているうちに半ライスを投入。店の案内に従ってタレをひと回し、さら鷹の爪と山椒を少々かけて担々ライスの出来上がり。店では酢も勧めていましたが、ご飯に酸味が加わるとはどうかと思って割愛。それでも十分美味しく食べられました。また半ライス投入が大前提なので量的には麺を大盛りにしなくても十分でした。
3年の間に値上がりが顕著で、ルックスといい麺の食感といい、そして具のしょぼさといい、全体にチープな感じが否めない割には特に安い訳でもなくなってしまったのが残念。でもそこそこ美味いからまぁええか・・・
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